JPS61246112A - 新規なメ−クアツプ化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は口紅、アイシャト９つ、アイライナー、油性フ
ァンデーション等の落ちない、または、落ちにくいとい
う特性を有する新規なメークアップ化粧料に関する。

従来の油性メークアップ化粧料は着色顔料と共に鉱物油
のような不揮発性液状油分を比較的多量に含有していた
。そのため、塗布時の滑らかなのびは良好であるが、油
分が揮発せず皮膚上に残存するので、衣類や食器などに
移ったすしやすかつた。また不揮発性油分により、べた
ついた印象や油光りした印象を与え化粧品本来の目的に
多少そぐわないところがあった。

本発明者らは油性メークアップ化粧料の斯かる欠点を克
服するため長年にわたり広範な試作と研究をつづけてき
た。その結果、不揮発性液状油分に代えて、揮発性液状
油分、固型油分と着色顔料とを組合わせて使用すれば、
従来の油性メークアップ化粧料と同等またはこれ以上の
使用感またはメークアップ効果を有する一方で、油性メ
ークアップ化粧料の前記のような欠点を全く有しない新
規なメ−クアップ化粧料が得られることを発見し、本発
明を完成させるに至った。

従って、本発明の目的は不揮発性液状油分を含む従来の
油性メークアップ化粧料と同等またはそれ以上の使用感
ないしはメークアップ効果を有する一方で、該油性メー
クアップ化粧料にともなう落ちやすさ、油つぼさ、べた
つきといった欠点を有しない、新規なメークアップ化粧
料を提供することである。

以下、本発明を更に詳細に説明する。

本発明のメークアップ化粧料で使用できる揮発性液状油
分は例えば、軽質流動イソパラフィン（沸点２６０℃以
下）などの揮発性イソパラフィン系炭化水素、メチルホ
リシロキサン（沸点２６０℃以下）などの揮発性鎖状シ
リコン油、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカ
メチルシクロペンタシロキサンなどの揮発性環状シリコ
°ン油などであるが、これらのみに限定されるわけでは
ない。揮発性液状油分は良好な塗布感をもたらすのに必
要である。この配合量は３０係〜７０幅の範囲内である
。好ましい配合量は３５優〜６０係であり、最も好まし
い配合量は４０〜５０％である。

揮発性液状油分の配合量が３０係未満の場合、併用成分
である固型油分の融点が十分に下げられなくなり、流動
性が悪くなる。その結果、使用感が重くなり、非常に塗
布しに（くなる。一方、揮発性液状油分の配合量が７０
％よりも多いと、伸びがよく塗布しやすい反面で、乾燥
に長時間を要するようになり従来の油性メークアップ化
粧料と似たような欠点が生じる。更に、保形性が悪くな
り、最悪の場合にはスチツク状に形成できなくなること
もある。

本発明の化粧料で使用される固型油分は化粧料の保形性
および塗布後の皮膜形成性を確保するために必要である
。固形油分の配合量は４幅〜３゜チの範囲内であり、好
ましい配合量範囲は５〜２５壬であり、最も好ましい配
合量範囲は６〜２０チである。この配合量が４幅未満の
場合、固着性あるいは密着性が悪くなり、しかも乾燥後
の皮膜か弱すぎることになる。一方、固型油分の配合量
が３０係よりも多いと硬くなりすぎて塗布性が悪（なる
。更に、色がつきにくくなる。本発明で使用できる固型
油分は例えば、カカオ脂、パーム油、木蝋、硬化油、硬
化ヒマシ油等の油脂類；蜜蝋、カルナウバ蝋、鯨蝋等の
蝋類； パラフィン蝋、オシケライト、セレシン、マイクロクリ
スタリンワックス等の炭化水素類：ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸類； ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル乳酸セチ
ル等のエステル類などであるが、これらのみに限定され
るわけではない。

本発明で使用できる着色顔料は例えば、二酸化チタニウ
ム、カオリン、メルク、亜鉛等、雲母等の白色顔料； 黄酸化鉄、弁柄、カーボンブラック群青、法定色素等の
有色顔料； ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸亜鉛等の金属セッケン；および雲母チタ
ン、弁柄処理雲母チタン等のパール剤等であるが、これ
らのみに限定されるわけではない。着色顔料の配合量は
２０係〜５０係である。

好ましい配合量範囲は２２〜４５係であり、最も好まし
い配合量範囲は２５〜４０係である。着色顔料の配合量
が２０％未満の場合、着色力が弱く、色がうすくなる。

また、ツキが悪く、ムラジキすることもある。更に、化
粧料をスチツク状に形成する場合、得られたスナックが
弱（なる。一方、着色顔料の配合量が５０係よりも多い
と粉っぽくなり、流動性を失う。その結果、塗布しにく
くなる。また、スナック状化粧料の場合は、スナックが
脆くなる。

本発明で使用される揮発性液状油分、固型油分および着
色顔料はいずれも化粧料原料として適格であり、本発明
の配合量において人体皮膚に対して無毒かつ無刺激性で
ある。

前記の成分の他に、化粧料の製造に一般的に使用されて
いる酸化防止剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤、増粘剤
、ゲル化剤および感触改良剤などを必要に応じて１種類
以上添加することもできる。

このような薬剤の具体例は当業者に周知である。

本発明の新規なメークアップ化粧料は従来の油性メーク
アップ化粧料と同様に、しっとりとした使用感を有する
。また、配合されている揮発性液状油分は塗布後１分根
度で乾燥するので、油つぼさや、べたつきがな（、衣服
や食器などに触れてもこれらに移ったり、にじんだり、
あるいは汚れたりすることがない。

尚、本願発明の特徴である落ちない落ちにくいという特
徴をそこなわない範囲内に於いて不揮発性液状油分を配
合することができる。その場合の上限は８％である。好
ましい配合量はスチツク状製品では５チ以下、液状製品
では０％である。

本発明の新規な化粧料はセッケンによる洗浄程度では完
全に落すことができない。しかし、油性のクレンジング
クリームやクレンジングオイルを使用すれば容易に除去
することができる。

以下、実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。

実施例１ 下記の配合量の成分を使用し、スチツク状口紅を調製し
た。

マイクロクリスタリンワックス　　　　　５セレシン　
　　　　　　　　　　　５ カルナウバロウ　　　　　　　　　　　ｌＯメチルポリ
シロキサン１．５Ｃ３４０ 着色顔料　　　　　　　　　３９ 香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　１調製法 マイクロクリスタリンワックス、セレクタおよびカルナ
ウバロウを混合し、得られた混合物を８０℃で加熱溶解
し、その中に均一混合した着色顔料を分散させ、更に香
料を添加混合した後、適当な型に流し込み冷却成型した
。

実施例２ 下記の配合量を使用し、液状アイシャト９つを調製した
。

成　　分　　　　　　　　　　配合量（ｗｔ係〕有機変
性モンモリロナイト　　　　　　　　　５オクタメチル
シクロテトラシロキサン　　４６エ夛ノール　　　　　
　　　　　　　　２オシケライト　　　　　　　　　　
　　６着色顔料　　　　　　　　　　　　　４０香　　
料　　　　　　　　　　　　　　　　　１調製法 有機変性モンモリロナイト、オクタメチルシクロテトラ
シロキサンおよびエタノールから常法によりゲルを調製
し、これにオシケライトを加え、得られた混合物を８０
℃で加熱溶解させ、その中に均一混合した着色顔料を分
散させ、更に香料を添加混合し、冷却した。

比較例１ 下記の配合量の成分を使用し、従来の油性スチツクロ紅
を調製した。

マイクロクリスタリンワックス　　　　　５セレシン　
　　　　　　　　　　　５ カルナウバロウ　　　　　　　　　　　１０液状ラノリ
ン　　　　　　　　　　３９ひまし油　　　　　　　　
　　　　３０着色顔料　　　　　　　　　　　１０ 香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　１調製法 マイクロクリスタリンワックス、セレクタ、カルナウバ
ロウおよび液状ラノリンを混合し、８５℃で加熱溶解し
、その中に均一混練した、ひまし油と着色顔料の均−混
線物をその中に分散させ、更に香料を添加混合し、適当
な型に流し込み冷却成型した。

実施例１で調製した本発明のスチツクロ紅および比較例
１で得られたスチツクロ紅を唇に塗布し１分間乾燥させ
た。その後、木綿の白色の布地を塗布面に押しつけた。

本発明のスチツクロ紅の塗布面は布地に移らなかった。

これに対し、比較例１のスチツクロ紅の塗布面は布地に
顕著に移行した。

（外５名〕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくも、化粧料全体の重量を基準にして、（ａ
   ）揮発性液状油分３０〜７０重量％； （ｂ）固型油分４〜３０重量％：および （ｃ）着色顔料２０〜５０重量％； を構成成分として含有することを特徴とするメークアッ
   プ化粧料。