JPS6140364A - フルオラン化合物及びその製造法 - Google Patents

フルオラン化合物及びその製造法

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JPS6140364A
JPS6140364A JP16273184A JP16273184A JPS6140364A JP S6140364 A JPS6140364 A JP S6140364A JP 16273184 A JP16273184 A JP 16273184A JP 16273184 A JP16273184 A JP 16273184A JP S6140364 A JPS6140364 A JP S6140364A
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JP
Japan
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methyl
compound
trimethylcyclohexyl
color
group
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JP16273184A
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English (en)
Inventor
Takashi Akamatsu
赤松 昂
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Taoka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taoka Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なフルオラン化合物及びその製造法に関す
るものである。
更に詳しくは、本発明は一般式(I) (式、中、R1は3,5.5−トリメチルシクロヘキシ
ル基を、R2は炭素数1〜4のアルキル基を、R3゜R
4は水素、塩素あるいはメチル基を、R’ 4よ、メチ
ル基あるいはエチル基を表わす。)で示されるフルオラ
ン化合物及びその製造法である。
本発明の一般式(1)で表わされるフルオラン化合物は
いまだ文献に記載のない新規な化合物であり、具体的に
は、例えば次の化合物が挙番ずられる。
2−アニリノ−3−メチル−5−(N−3’。
5’、5’−トリメチルシクロヘキシル−N−メチルア
ミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(
N−3’、5 ’、5 ’−トリメチルシクロへキシル
−N−エチルアミノ)フルオラン。
2−アニリノ−3−メチル−6−(’N−3’、5 ’
5′−トリメチルシクロヘキシル−N−ブチルアミノ)
フルオラン、2−(4’−メチルアユ1ツノ)−3−メ
チル−6−(N−3’、5 ’35 ’−1−1ツメチ
ルシクロへキシル−N−メチルアミノ)フルオラン、2
−(3’−メチルアニリノ)−3−メチル−6−(N−
3’、5 ’、5 ’−トリメチルシクロヘキシルー゛
N−メチルアミノ)フルオラン、2−(4’−クロルア
ニリノ−3−メチル−6−(N−3’、5 ’、5 ’
−トリメチルシクロヘキシルーN−メチルアミノ)フル
オラン、2−(3’−クロル−4′−メチルアニリノ−
3−メチル−6−(N−3’、5 ’、5 ’−トリメ
チルシクロヘキシルーN−メチルアミノ)フルオラン、
2−(3’、4’−ジクロルアニリノ)−3−メチル−
6−(N−3’、5’、5’−トリメチルシクロへキシ
ル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3
−エチル−6−(N−3’、5 ’、5′−トリメチル
シクロへキシル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−エチル−6−(N−3’、5 ’、5 
’−)−リスチルシクロヘキシル−N−エチルアミノ)
フルオランなどである。
殆んど着色のない電子供与性物質(発色剤)と殆んど着
色のない電子受容性物質(顕色剤)との接触による発色
反応を応用した感熱記録紙、通電感熱記録紙及び感圧記
録紙は、現今の情報化時代の発展と共に需要が増大して
いる。これらの記録紙に使用される発色剤の中でも、特
に黒色像な得る色素め開発が進められて来ているが、い
まだに単一の黒色発色剤で色相、自己発色性(地肌カブ
リ)、堅牢度、コスト等すべての点に満足できるものは
見出されていないのが現状である。さらに最近は感熱記
録紙を使用するファクシミリにおいて高速化の要望が高
まりつつあり、高速で鮮明な黒色画像かえられる発色剤
に対する期待は大きい。
現在、感熱記録紙及び感圧記録紙の黒色発色剤としては
、例えば2−アニリノ−3−メチル−6−ジニチルアミ
ノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−6−(N−
メチル−シクロヘキシルアミノ)−フルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジ
ノ)−フルオランなどが代表的であるが、これらの発色
剤は特に高速ファクシミリへの使用には充分な性能では
ない。
本発明者は、前記一般式(i)で示したフルオラン誘導
体がそれ自体は色のない白色結晶であるが、電子受容性
物質と緊密に接触させると黒色調に発色し、耐水性に゛
極めて優れた発色剤であって、感熱記録紙あるいは感圧
記録紙に応用した場合、自己発色性、堅牢度において優
れたものであり、特に高速ファクシミリに対して適応を
もった有用な色素であることを見出した。
本発明のフルオラン化合物は、たとえば次のようにして
製造することができる。
一般式(II) (式中、R1、R1=は前記の意味を有する。)で示さ
れる化合物と、一般式(m) (式中、Rは水素または炭素数1〜4のアルキル基を表
し、R” 、R’ 、R’は前記の意味を有する。)で
示iれる化合物とを、縮合剤の存在゛に−5〜90℃位
で、数時間ないし数十時間反応させる。
次いで、水中に注入して生成する析出物をろ過、水洗し
、このケーキをアルカリ性水溶液中で加熱処理をするか
、あるいは有機溶剤中で高温処理することによって僅か
に着色した白色結晶をうる。
これを、ろ別、乾燥後、再結晶すると、前記一般式(I
)で示されるフルオラン化合物が白色の結晶として得ら
れる。
ここで前記一般式(II)で示される化合物と一般式(
DI)の化合物とから一般式(1)の化合物を合成する
際に用いる縮合剤としては、硫酸、燐酸、ポリ燐酸等が
用いられるが、有利には85%〜100%濃度の硫酸が
用いられる。またこの縮合反応の際にハロゲン化脂肪族
炭化水素、ハロゲン化芳香族炭化水素、酢酸、ジオキサ
ン等の溶媒を使用することもでき、合成の適当な時機に
これらの溶媒を除去すればよい。
縮合反応後、フルオラン化合物を分離するには上記のよ
うにアルカリ性水溶液からろ適法による他に、アルカリ
処理時に添加した水と混和しない有機溶剤を用いて抽出
することもできる。
このような方法によってアルカリ処理されたフルオラン
化合物は有機溶媒によって更に純度を高めることができ
る。有機溶媒としては、オルトジクロルベンゼン、アニ
ソール、1,2.4−トリメチルベンゼン、オルトキシ
レン、イソプロピルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン
、パラサイメン、2−エチルヘキサノール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール
、エチレングリコール、2−ブトキシェタノール、デカ
ン、ジメチルホルムアミド、トルエン、クロルベンゼン
、メチルイソブチルケトン、イソブタノール、イソプロ
パツール、メタノール、n−ヘキサンなどが用いられる
このようにして得られた発色剤を一種または二種以上用
いて、または他の発色剤と併用して、感熱または感圧記
録紙を常法により製造することができる。この際一般に
使用される顕色剤としてはビスフェノールA、シクロヘ
キシリデンビスフェノールなどのビスフェノール類、フ
ェニルフェノール、アルキルフェノール類、p−オキシ
安息香酸大ンジルエステルなどのオキシ安息香酸のエス
テル類;フェノール・アルキルフェノールのホルマリン
ノボラック樹脂、アルキルフェノールの塩化硫黄縮合物
、サリチル酸及びその誘導体の亜鉛またはカルシウム塩
、活性白土類、クレー類、芳香族カルボン酸やスルホン
酸およびその金属塩などが挙げられる。
また、記録紙の製造に通常使用されている糊料、光安定
剤や滑剤の他に、感熱紙においては融剤。
感圧紙においてはカプセル用材料、カプセル用溶剤が使
用されることは一般によく知られていることである。
次に本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、
出発原料である一般式(U)で示されるベンゾイル安息
香酸誘導体は、m−アミノフェノールを1.5.5−)
−リスチルシクロヘキセン−3−オンにより接触還元ア
ルキル化してN−(3,5゜5−トリメチルシクロヘキ
シル)−m−アミノフェノール(融点98〜99℃)と
なし、さらにアルキル化剤によってN−アルキル化して
N−アルキル−N−(3,゛5,5トリメチルシクロヘ
キシル)−m−アミノフェノールとした後に、無水フタ
ル酸と縮合して合成した。
実施例1 96%硫酸25gに2− (4−N−3’、5 ’。
5′−トリメチルシクロヘキシル−N−メチルアミノ−
2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸(融点175〜1
76℃)3.95gを溶解し1次いで10〜15℃で2
−メチル−4−メトキシジフェニルアミン2.13gを
溶解し、同温度で24時間撹拌する。氷水80gに注入
した後、析出物をろ過、水洗し、さらに希ソーダ灰水溶
液で洗い、水洗して乾燥した。5.5gの乾燥品をエチ
レングリコール5.5gと165℃に加熱後、メタノー
ル15gで希めて冷却してろ過し、メタノールで洗浄し
た。これをイソプロパツール15gと加熱後冷却し、ろ
過しイソプロパツール、水で洗って乾燥した。融点15
8〜159℃の2−アニリノ−3−メチル−6−(N−
3’、5 ’、5 ’−トリメチルシクロへキシル−N
−メチルアミノ)フルオラン4.5gを白色結晶として
得た。シリカゲル、p−オキシ安息香酸ベンジル及びビ
スフェノールAによって黒色に発色する。
実施例2 96%硫酸25gに2−(4−N−3’、5 ’。
5′−トリメチルシクロヘキシル−N−エチルアミノ−
2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸(融点170〜1
72℃)4.09gを溶解し、次いで10〜15℃で2
−メチル−4−メトキシジフェニルアミン2.13gを
溶解し、同温度で24時間撹拌する。氷水80gに注入
して析出物をろ別。
水洗し、ケーキを水80ccに入れ、苛性ソーダで強ア
ルカリ性とし、さらにトルエン20gを加えて80℃で
3時間撹拌する。トルエン層を分液し、20ccの温湯
で2回洗浄分液した後、トルエンを留去し、メタノール
20gを加え加熱後、冷却する。結晶をろ過してメタノ
ールで洗い、更にメタノール15gと加熱後、冷却して
ろ過、メタノールで洗って乾燥した。融点195〜19
7℃の2−アニリノ−3−メチル−6−(N−3’。
5’、5’−トリメチルシクロヘキシル−N−エチルア
ミノ)フルオラン4gを白色結晶として得た。シリカゲ
ル及びビスフェノールAによって黒色に発色する。
実施例3 96%硫酸15gに2−(4−N−3’、5 ’。
5′−トリメチルシクロへキシル−N−メチルアミノ−
2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸1゜98gを溶解
し、次いで10〜15℃で2,4′−ジメチル−4−ヒ
ドロキシジフェニルアミン1゜07gを溶解し、同温度
で24時間撹拌する。氷水80ccに注入して析出物を
ろ別、水洗し、ケーキを水80ccに入れ、苛性ソーダ
で強アルカリ性とし、さらにトルエン20gを加えて8
5℃で3時間撹拌する。トルエン層を分液し30ccの
温湯で2回洗浄分液した後、トルエンを留去し。
イソプロパツール20gを加え加熱後、冷却する。
結晶をろ過してイソプロパツールで洗い、更にイソプロ
パツール15gと加熱後、冷却してろ過、イソプロパツ
ール、水で洗って乾燥した。融点209〜210℃の2
−(4’−メチルアニリノ)−3−メチル−6−(N−
3’、5 ’、5 ’−トリメチルシクロへキシル−N
−メチルアミノ)フルオラン4gを白色結晶として得た
。シリカゲルにより黒色に、ビスフェノールAによって
緑黒色に発色する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は3,5,5−トリメチルシクロヘキシ
    ル基を、R^2は炭素数1〜4のアルキル基を、R^3
    、R^4は水素、塩素、あるいはメチル基を、R^5は
    メチル基あるいはエチル基を表わす。)で示されるフル
    オラン化合物。 2、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1は3,5,5−トリメチルシクロヘキシ
    ル基を、R^2は炭素数1〜4のアルキル基を表わす。 )で示される化合物を、一般式(III)▲数式、化学式
    、表等があります▼(III) (式中、Rは水素または炭素数1〜4のアルキル基を、
    R^3、R^4は水素、塩素あるいはメチル基を、R^
    5はメチル基あるいはエチル基を表わす。)で示される
    化合物と縮合させることを特徴とする一般式( I ) ( I ) (式中、R^1は、3,5,5−トリメチルシクロヘキ
    シル基を、R^2は炭素数1〜4のアルキル基を、R^
    3、R^4は水素、塩素あるいはメチル基を、R^5は
    メチル基あるいはエチル基を表わす。)で示されるフル
    オラン化合物の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63192777A (ja) * 1987-01-27 1988-08-10 エスコ・カンパニー・リミテッド・パートナーシップ 呈色性フルオラン化合物、その化合物を用いた記録材料およびその記録材料のマーク形成方法

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