JPS60240765A - フルオラン化合物及びその製造法 - Google Patents
フルオラン化合物及びその製造法Info
- Publication number
- JPS60240765A JPS60240765A JP9627084A JP9627084A JPS60240765A JP S60240765 A JPS60240765 A JP S60240765A JP 9627084 A JP9627084 A JP 9627084A JP 9627084 A JP9627084 A JP 9627084A JP S60240765 A JPS60240765 A JP S60240765A
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- Japan
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- formula
- compd
- recording paper
- fluoran
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なフルオラン化合物及びその製造法に関す
るものである。
るものである。
更に詳しくは、本発明は一般式(’I)(式中、R1は
n−プロピル基あるいはn−ブチル基を、R2はn−プ
ロピル基を表わす。)で示されるフルオラン化合物及び
その製造法である。
n−プロピル基あるいはn−ブチル基を、R2はn−プ
ロピル基を表わす。)で示されるフルオラン化合物及び
その製造法である。
本発明の一般式(1)で表わされるフルオラン化合物は
いまだ文献に記載のない新規な化合物である。
いまだ文献に記載のない新規な化合物である。
殆んど着色のない電子供与性物質(発色剤、)と殆んど
着色のない電子受容性物質(顕色剤)との接触による発
色反応を応用した感熱記録紙1通電感熱記録紙及び感圧
記録紙は、現今の情報化時代の発展と共に需要が増大し
ている。これらの記録紙に使用される発色剤の中でも、
特に黒色像を得る色素の開発が進められて来ているが、
いまだに単一の黒色発色剤で色相、自己発色性(地肌カ
ブi月、堅牢度、コスト等すべての点に満足できるもの
は見出されていないのが現状である。さらに最近は感熱
記録紙を使用するファクシミリにおいて高速化の要望が
高まりつつあり、高速で鮮明な黒色画像が得られる発色
剤に対する期待は大きい。
着色のない電子受容性物質(顕色剤)との接触による発
色反応を応用した感熱記録紙1通電感熱記録紙及び感圧
記録紙は、現今の情報化時代の発展と共に需要が増大し
ている。これらの記録紙に使用される発色剤の中でも、
特に黒色像を得る色素の開発が進められて来ているが、
いまだに単一の黒色発色剤で色相、自己発色性(地肌カ
ブi月、堅牢度、コスト等すべての点に満足できるもの
は見出されていないのが現状である。さらに最近は感熱
記録紙を使用するファクシミリにおいて高速化の要望が
高まりつつあり、高速で鮮明な黒色画像が得られる発色
剤に対する期待は大きい。
現在、感熱記録紙及び感圧記録紙用の黒色発色剤として
は、例えば、2−アニリノ−3−メチル−6−ジニチル
アミノーフルオラン、2−アニリノ−3−メチルー−(
N−メチル−シクロへキシルアミノ)−フルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トル
イジノ)−フルオランなどが代表的であるが、これらの
発色剤は特に高速ファクシミリへの使用には充分な性能
ではない。
は、例えば、2−アニリノ−3−メチル−6−ジニチル
アミノーフルオラン、2−アニリノ−3−メチルー−(
N−メチル−シクロへキシルアミノ)−フルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トル
イジノ)−フルオランなどが代表的であるが、これらの
発色剤は特に高速ファクシミリへの使用には充分な性能
ではない。
本発明者は、前記一般式(1)で示したフルオラン誘導
体がそれ自体は色のない白色結晶であるが、電子受容性
物質と緊密に接触させると黒色調に発色し、耐光性、耐
水性に極めて優れた発色剤であって、感熱記録紙あるい
は感圧記録紙に応用した場合、自己発色性、堅牢度にお
いて優れたものであり、特に高速ファクシミリに対して
適性をもった有用な色素であることを見出した。
体がそれ自体は色のない白色結晶であるが、電子受容性
物質と緊密に接触させると黒色調に発色し、耐光性、耐
水性に極めて優れた発色剤であって、感熱記録紙あるい
は感圧記録紙に応用した場合、自己発色性、堅牢度にお
いて優れたものであり、特に高速ファクシミリに対して
適性をもった有用な色素であることを見出した。
本発明のフルオラン化合物は、たとえば次のようにして
製造することができる。
製造することができる。
一般式(II)
(式中、R’、R”は前記の意味を有する。)で示され
る化合物と、一般式(III) (式中、Rは水素または炭素数1〜4のアルキル基を表
わす。)で示される化合物とを、縮合剤の存在下に一5
〜90℃位で数時間ないし数十時間反応させる。
る化合物と、一般式(III) (式中、Rは水素または炭素数1〜4のアルキル基を表
わす。)で示される化合物とを、縮合剤の存在下に一5
〜90℃位で数時間ないし数十時間反応させる。
次いで、水中に注入して生成する析出物を濾過し、この
ケーキをアルカリ性水溶液中で加熱処裡をすることによ
って僅かに着色した白色結晶をうる。これを濾別、乾燥
後、再結晶すると、前記一般式(1)で示されるフルオ
ラン化合物が白色の結晶として得られる。
ケーキをアルカリ性水溶液中で加熱処裡をすることによ
って僅かに着色した白色結晶をうる。これを濾別、乾燥
後、再結晶すると、前記一般式(1)で示されるフルオ
ラン化合物が白色の結晶として得られる。
ここで前記一般式(II)で示される化合物と一般式(
m)の化合物とから一般式(1)の化合物を合成する際
に用いられる縮合剤としては、硫酸、燐酸、ポリ燐酸等
が用いられるが、有利には85%〜100%濃度の硫酸
が用いられる。またこの縮合反応の際にハロゲン化脂肪
族炭化水素、ハロゲン化芳香族炭化水素、酢酸、ジオキ
サン等の溶媒を使用することもでき、合成の適当な時機
にこれらの溶媒を除去すればよい。
m)の化合物とから一般式(1)の化合物を合成する際
に用いられる縮合剤としては、硫酸、燐酸、ポリ燐酸等
が用いられるが、有利には85%〜100%濃度の硫酸
が用いられる。またこの縮合反応の際にハロゲン化脂肪
族炭化水素、ハロゲン化芳香族炭化水素、酢酸、ジオキ
サン等の溶媒を使用することもでき、合成の適当な時機
にこれらの溶媒を除去すればよい。
縮合反応後、フルオラン化合物を分離するには上記のよ
うにアルカリ性水溶液から濾過法による他に、水と混合
しない有機溶剤を用いて抽出することもできる。
うにアルカリ性水溶液から濾過法による他に、水と混合
しない有機溶剤を用いて抽出することもできる。
このような方法によってアルカリ処理されたフルオラン
化合物は再結晶によって更に純度を高めることができる
。再結晶の溶媒としては、例えばオルトジクロルベンゼ
ン、アニソール、1,2.4−トリメチルベンゼン、オ
ルトキシレン、イソプロピルベンゼン、ジイソプロピル
ベンゼン、パラサイメン、2−エチルヘキサノール、シ
クロヘキサノール、ベンジルアルコール、フルフリルア
ルコール。
化合物は再結晶によって更に純度を高めることができる
。再結晶の溶媒としては、例えばオルトジクロルベンゼ
ン、アニソール、1,2.4−トリメチルベンゼン、オ
ルトキシレン、イソプロピルベンゼン、ジイソプロピル
ベンゼン、パラサイメン、2−エチルヘキサノール、シ
クロヘキサノール、ベンジルアルコール、フルフリルア
ルコール。
エチレングリコール、2−ブトキシェタノール、デカン
、ジメチルホルムアミド、トルエン、クロルベンゼン、
メチルイソブチルケトン、イソブタノール、イソプロパ
ツール、メタノール、n−ヘキサンなどが用いられる。
、ジメチルホルムアミド、トルエン、クロルベンゼン、
メチルイソブチルケトン、イソブタノール、イソプロパ
ツール、メタノール、n−ヘキサンなどが用いられる。
このようにして得られた発色剤を一種または二種用いて
、または他の発色剤と併用して、感熱または感圧記録紙
を常法により製造することができる。この際一般に使用
される顕色剤としては例えば、ビスフェノールA、シク
ロヘキシリデンビスフェノールなどのビスフェノール類
、フェニルフェノール、アルキルフェノール類、p−オ
キシ安息香酸ベンジルエステルなどのオキシ安息香酸の
エステル類、フェノール・アルキルフェノールのホルマ
リンノボラック樹脂、アルキルフェノールの塩化硫黄縮
合物、サリチル酸及びその誘導体の亜鉛またはカルシウ
ム塩、活性白土類、クレー類、芳香族カルボン酸やスル
ホン酸およびその金属塩などが挙げられる。
、または他の発色剤と併用して、感熱または感圧記録紙
を常法により製造することができる。この際一般に使用
される顕色剤としては例えば、ビスフェノールA、シク
ロヘキシリデンビスフェノールなどのビスフェノール類
、フェニルフェノール、アルキルフェノール類、p−オ
キシ安息香酸ベンジルエステルなどのオキシ安息香酸の
エステル類、フェノール・アルキルフェノールのホルマ
リンノボラック樹脂、アルキルフェノールの塩化硫黄縮
合物、サリチル酸及びその誘導体の亜鉛またはカルシウ
ム塩、活性白土類、クレー類、芳香族カルボン酸やスル
ホン酸およびその金属塩などが挙げられる。
また、記録紙の製造に通常使用されている糊料、光安定
剤や滑剤の他に、感熱紙においては融剤、感圧紙におい
てはカプセル用材料、カプセル用溶剤が使用されること
は一般によく知られていることである。
剤や滑剤の他に、感熱紙においては融剤、感圧紙におい
てはカプセル用材料、カプセル用溶剤が使用されること
は一般によく知られていることである。
次に本発明を実施例によって更に具体的に説明する。
実施例1
チル−4−メトキシ−ジフェニルアミン1 、07gを
溶解し、同温度で24時間攪拌する。氷水80gに注入
した後、析出物を濾別、水洗し、ケーキを水16cc中
に入れ、苛性ソーダ0,8g及びトルエン9gを加え、
80〜85°Cで2時間攪拌する。トルエン層を分液し
、20ccの温湯で2回洗浄分液した後、トルエンを留
去し、イソプロパツール5gを加え加熱後、冷却する。
溶解し、同温度で24時間攪拌する。氷水80gに注入
した後、析出物を濾別、水洗し、ケーキを水16cc中
に入れ、苛性ソーダ0,8g及びトルエン9gを加え、
80〜85°Cで2時間攪拌する。トルエン層を分液し
、20ccの温湯で2回洗浄分液した後、トルエンを留
去し、イソプロパツール5gを加え加熱後、冷却する。
結晶を濾過し、更にイソプロパツール8gから再結晶し
て、融点172〜174℃の上記構造式の2−アニリノ
−3−メチル−6−(N−n−ブチル−n−プロピルア
ミノ)−フルオラン1.80gを白色結晶として得た。
て、融点172〜174℃の上記構造式の2−アニリノ
−3−メチル−6−(N−n−ブチル−n−プロピルア
ミノ)−フルオラン1.80gを白色結晶として得た。
シリカゲル及びビスフェノールAによって黒色に発色す
る。
る。
実施例2
96%硫酸15gに2−(4−N−ジ−n−プロピルア
ミノ−2−1&7 +gg ヒドロキシベンゾイル)安息香酸(融点雨〜捗江)1.
71gを溶解し、次いで10〜15℃で2−メチル−4
−メトキシ−ジフェニルアミン1.07gを溶解し、同
温度ア、4工攪4オ;意。氷水80g1Cい、た後、析
出物を濾別、水洗し、ケーキを水80cc中に入れ、苛
性ソーダでアルカリ性として80℃に加温攪拌後、濾過
し水洗、乾燥する。得られた2、 75gの乾燥品をエ
チレングリコール3gと加熱し、冷却後濾過する。更に
イソプロパツール5gから再結晶して。
ミノ−2−1&7 +gg ヒドロキシベンゾイル)安息香酸(融点雨〜捗江)1.
71gを溶解し、次いで10〜15℃で2−メチル−4
−メトキシ−ジフェニルアミン1.07gを溶解し、同
温度ア、4工攪4オ;意。氷水80g1Cい、た後、析
出物を濾別、水洗し、ケーキを水80cc中に入れ、苛
性ソーダでアルカリ性として80℃に加温攪拌後、濾過
し水洗、乾燥する。得られた2、 75gの乾燥品をエ
チレングリコール3gと加熱し、冷却後濾過する。更に
イソプロパツール5gから再結晶して。
融点191〜192℃の上記構造式の2−アニリノ−3
−メチル−6−(N−ジ−n−プロピルアミノ)−フル
オラン2.15gを得た。シリカゲル及びビスフェノー
ルAによって黒色に発色する。
−メチル−6−(N−ジ−n−プロピルアミノ)−フル
オラン2.15gを得た。シリカゲル及びビスフェノー
ルAによって黒色に発色する。
特許出願人 田岡化学工業株式会社
Claims (2)
- (1)一般式(1) (式中、R1はn−プロピル基あるいはn−ブチル基を
、R2はn−プロピル基を表わす。)で示されるフルオ
ラン化合物。 - (2)一般式(If) (式中、R1はn−プロピル基あるいはn−ブチル基を
、R2はn−プロピル基を表わす。)で示される化合物
を、一般式(m) (式中、Rは水素または炭素数1〜4のアルキル基を表
わす。)で示される化合物と、縮合させることを特徴と
する一般式(1) (式中 R1、R2は前記の意味を有する。)で示され
るフルオラン化合物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9627084A JPS60240765A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | フルオラン化合物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9627084A JPS60240765A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | フルオラン化合物及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60240765A true JPS60240765A (ja) | 1985-11-29 |
Family
ID=14160455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9627084A Pending JPS60240765A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | フルオラン化合物及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60240765A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57167295A (en) * | 1981-04-09 | 1982-10-15 | Ricoh Co Ltd | Heat-sensitive recording material |
JPS5966458A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-14 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | フルオラン誘導体、その製造方法およびその誘導体を用いた記録体 |
-
1984
- 1984-05-14 JP JP9627084A patent/JPS60240765A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57167295A (en) * | 1981-04-09 | 1982-10-15 | Ricoh Co Ltd | Heat-sensitive recording material |
JPS5966458A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-14 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | フルオラン誘導体、その製造方法およびその誘導体を用いた記録体 |
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