JPH05163275A - 新規なフルオラン化合物 - Google Patents
新規なフルオラン化合物Info
- Publication number
- JPH05163275A JPH05163275A JP3328456A JP32845691A JPH05163275A JP H05163275 A JPH05163275 A JP H05163275A JP 3328456 A JP3328456 A JP 3328456A JP 32845691 A JP32845691 A JP 32845691A JP H05163275 A JPH05163275 A JP H05163275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methyl
- compound
- aminofluorane
- methylphenyl
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Color Printing (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 新規なフルオラン化合物を提供する。
【構成】 一般式(1)で表されるフルオラン化合物。
(1)(式中、R1 およびR2 は炭素数1〜4のアルキ
ル基を表し、R3 およびR4 は炭素数1〜4のアルキル
基を表す。但し、R1 とR2 は同一の基ではない) 【効果】 一般式(1)で表わされるフルオラン化合物
は記録材料用の黒色に発色する発色性化合物として有用
である。
ル基を表し、R3 およびR4 は炭素数1〜4のアルキル
基を表す。但し、R1 とR2 は同一の基ではない) 【効果】 一般式(1)で表わされるフルオラン化合物
は記録材料用の黒色に発色する発色性化合物として有用
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なフルオラン化合
物に関し、さらに詳しくは、記録材料、例えば、感圧ま
たは感熱記録用の発色性化合物として有用なフルオラン
化合物に関する。
物に関し、さらに詳しくは、記録材料、例えば、感圧ま
たは感熱記録用の発色性化合物として有用なフルオラン
化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、3−N,N−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランは黒色
に発色する発色性化合物であり、記録材料用の発色性化
合物として有用であることが知られている(特公昭48
−43296号公報)。また、例えば、3−N,N−ジ
−n−ブチルアミノ−7−(2’−クロロフェニル)ア
ミノフルオランは黒色に発色する発色性化合物であり、
記録材料用の発色性化合物として有用であることが知ら
れている(特公昭60−53069号公報)。
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランは黒色
に発色する発色性化合物であり、記録材料用の発色性化
合物として有用であることが知られている(特公昭48
−43296号公報)。また、例えば、3−N,N−ジ
−n−ブチルアミノ−7−(2’−クロロフェニル)ア
ミノフルオランは黒色に発色する発色性化合物であり、
記録材料用の発色性化合物として有用であることが知ら
れている(特公昭60−53069号公報)。
【0003】しかしながら、これら既存のフルオラン化
合物は発色性能および発色画像の保存安定性に充分な性
能を有しているとは言えず、一層の改良が強く望まれて
いるのが現状である。
合物は発色性能および発色画像の保存安定性に充分な性
能を有しているとは言えず、一層の改良が強く望まれて
いるのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、記録
材料用の黒色に発色する発色性化合物として有用な新規
なフルオラン化合物を提供することである。
材料用の黒色に発色する発色性化合物として有用な新規
なフルオラン化合物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を達成するため、多くの化合物を合成し鋭意検討した
結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、一般式
(1)
題を達成するため、多くの化合物を合成し鋭意検討した
結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、一般式
(1)
【化2】 (式中、R1 およびR2 は炭素数1〜4のアルキル基を
表し、R3 およびR4 は炭素数1〜4のアルキル基を表
す。但し、R1 とR2 は同一の基ではない)で表される
フルオラン化合物である。
表し、R3 およびR4 は炭素数1〜4のアルキル基を表
す。但し、R1 とR2 は同一の基ではない)で表される
フルオラン化合物である。
【0006】本発明の一般式(1)で表される化合物に
おいて、R1 およびR2 は炭素数1〜4のアルキル基を
表し、但し、R1 とR2 は同一の基ではない。R1 およ
びR2 の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基を挙げることができ、但し、R1
とR2 は、これらの基から選ばれ、互に異なる基であ
る。本発明の一般式(1)で表される化合物において、
R3 およびR4 は炭素数1〜4のアルキル基を表し、具
体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、n−ブチル基を挙げることができ、特に好まし
くはメチル基である。
おいて、R1 およびR2 は炭素数1〜4のアルキル基を
表し、但し、R1 とR2 は同一の基ではない。R1 およ
びR2 の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基を挙げることができ、但し、R1
とR2 は、これらの基から選ばれ、互に異なる基であ
る。本発明の一般式(1)で表される化合物において、
R3 およびR4 は炭素数1〜4のアルキル基を表し、具
体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、n−ブチル基を挙げることができ、特に好まし
くはメチル基である。
【0007】本発明の一般式(1)で表される化合物の
具体例としては以下の化合物を例示することができる
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 例示化合物 化合物名 番号 1 3−N−メチル−N−エチルアミノ−6−メチル−7−(3’ −メチルフェニル)アミノフルオラン 2 3−N−メチル−N−エチルアミノ−6−エチル−7−(3’ −メチルフェニル)アミノフルオラン 3 3−N−メチル−N−n−プロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 4 3−N−メチル−N−n−プロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−エチルフェニル)アミノフルオラン 5 3−N−メチル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 6 3−N−メチル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−n−プロピルフェニル)アミノフルオラン 7 3−N−メチル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 8 3−N−メチル−N−n−ブチルアミノ−6−エチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 9 3−N−メチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 10 3−N−メチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル−7 −(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 11 3−N−メチル−N−sec−ブチルアミノ−6−エチル−7 −(3’−n−ブチルフェニル)アミノフルオラン 12 3−N−エチル−N−n−プロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 13 3−N−エチル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 14 3−N−エチル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 15 3−N−エチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 16 3−N−エチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル−7 −(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 17 3−N−n−プロピル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル −7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 18 3−N−n−プロピル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 19 3−N−n−プロピル−N−n−ブチルアミノ−6−n−プロ ピル−7−(3’−エチルフェニル)アミノフルオラン 20 3−N−n−プロピル−N−イソブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 21 3−N−n−プロピル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチ ル−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 22 3−N−イソプロピル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 23 3−N−イソプロピル−N−イソブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 24 3−N−n−ブチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7 −(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 25 3−N−n−ブチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル −7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン
具体例としては以下の化合物を例示することができる
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 例示化合物 化合物名 番号 1 3−N−メチル−N−エチルアミノ−6−メチル−7−(3’ −メチルフェニル)アミノフルオラン 2 3−N−メチル−N−エチルアミノ−6−エチル−7−(3’ −メチルフェニル)アミノフルオラン 3 3−N−メチル−N−n−プロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 4 3−N−メチル−N−n−プロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−エチルフェニル)アミノフルオラン 5 3−N−メチル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 6 3−N−メチル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−n−プロピルフェニル)アミノフルオラン 7 3−N−メチル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 8 3−N−メチル−N−n−ブチルアミノ−6−エチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 9 3−N−メチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 10 3−N−メチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル−7 −(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 11 3−N−メチル−N−sec−ブチルアミノ−6−エチル−7 −(3’−n−ブチルフェニル)アミノフルオラン 12 3−N−エチル−N−n−プロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 13 3−N−エチル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル−7− (3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 14 3−N−エチル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 15 3−N−エチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7−( 3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 16 3−N−エチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル−7 −(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 17 3−N−n−プロピル−N−イソプロピルアミノ−6−メチル −7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 18 3−N−n−プロピル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 19 3−N−n−プロピル−N−n−ブチルアミノ−6−n−プロ ピル−7−(3’−エチルフェニル)アミノフルオラン 20 3−N−n−プロピル−N−イソブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 21 3−N−n−プロピル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチ ル−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 22 3−N−イソプロピル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 23 3−N−イソプロピル−N−イソブチルアミノ−6−メチル− 7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 24 3−N−n−ブチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7 −(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン 25 3−N−n−ブチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル −7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン
【0008】本発明の一般式(1)で表されるフルオラ
ン化合物は、代表的には、下記一般式(2)で表される
安息香酸誘導体と一般式(3)で表されるジフェニルア
ミン誘導体とを、
ン化合物は、代表的には、下記一般式(2)で表される
安息香酸誘導体と一般式(3)で表されるジフェニルア
ミン誘導体とを、
【化3】 〔式中、R1 およびR2 は一般式(1)の場合と同じ意
味である〕
味である〕
【化4】 〔式中、R3 およびR4 は一般式(1)の場合と同じ意
味であり、R5 は炭素数1〜4のアルキル基を表す〕 脱水縮合剤、例えば、濃硫酸、発煙硫酸を添加した濃硫
酸、ポリリン酸、五酸化リン、無水塩化アルミニウム等
の脱水縮合剤の存在下、特に好ましくは、濃硫酸中で反
応させた後、氷水に排出後、得られたケーキをアルカリ
処理することにより、製造することができる。
味であり、R5 は炭素数1〜4のアルキル基を表す〕 脱水縮合剤、例えば、濃硫酸、発煙硫酸を添加した濃硫
酸、ポリリン酸、五酸化リン、無水塩化アルミニウム等
の脱水縮合剤の存在下、特に好ましくは、濃硫酸中で反
応させた後、氷水に排出後、得られたケーキをアルカリ
処理することにより、製造することができる。
【0009】脱水縮合反応は、通常、0〜100℃の温
度範囲で数時間ないし数十時間行う。反応温度は、反応
を濃硫酸中で行う場合、0〜50℃の範囲で行うことが
特に好ましい。反応時間は、反応温度に左右されるの
で、充分な時間を要して行うことが必要である。
度範囲で数時間ないし数十時間行う。反応温度は、反応
を濃硫酸中で行う場合、0〜50℃の範囲で行うことが
特に好ましい。反応時間は、反応温度に左右されるの
で、充分な時間を要して行うことが必要である。
【0010】また、脱水縮合後に行うアルカリ処理は、
水酸化カリウム、水酸化ナトリム水等により、pHを約
9〜13とし、0〜100℃、好ましくは40〜100
℃の温度範囲で行う。反応時間は、反応温度に左右され
るが、通常、数十分から数時間を要する。アルカリ処理
の際、水以外のベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の有機溶媒の共存下にアルカリ処理を行って
も良く、この場合、生成するフルオラン化合物は該有機
溶媒中に抽出することが可能である。このように製造さ
れるフルオラン化合物は、必要に応じて公知の精製方法
(再結晶、カラムクロマトグラフィ−等)により精製
し、純度を高めることができる。
水酸化カリウム、水酸化ナトリム水等により、pHを約
9〜13とし、0〜100℃、好ましくは40〜100
℃の温度範囲で行う。反応時間は、反応温度に左右され
るが、通常、数十分から数時間を要する。アルカリ処理
の際、水以外のベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の有機溶媒の共存下にアルカリ処理を行って
も良く、この場合、生成するフルオラン化合物は該有機
溶媒中に抽出することが可能である。このように製造さ
れるフルオラン化合物は、必要に応じて公知の精製方法
(再結晶、カラムクロマトグラフィ−等)により精製
し、純度を高めることができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0012】実施例1 例示化合物番号5の化合物の
製造 2−(4’−N−メチル−N−イソプロピルアミノ−
2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸62gを300
mlの濃硫酸に10℃で溶解後、(2−メチル−4−メ
トキシフェニル)−(3’−メチルフェニル)アミン
〔一般式(3)において、R3 およびR4 がメチル基、
R5 がメチル基の化合物〕45gを同温度で加え、10
〜25℃で30時間攪拌した。反応混合物を1500m
lの氷水に排出し、析出した固体を集め、水洗後、この
ウエットケ−キを10%NaOH水(600ml)に加
え、さらにトルエン600mlを加えた後、60〜70
℃で3時間攪拌した。トルエン層を分離し、温水で中性
になるまで水洗後、トルエン層を分液して、トルエンを
減圧下で留去した。残渣にメタノ−ル300mlを加
え、室温で放置した後、析出した結晶を濾別した。さら
に該結晶をn−ブタノ−ルより再結晶し、ほとんど無色
の結晶として、目的とする、3−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−6−メチル−7−(3’−メチルフェ
ニル)アミノフルオラン化合物70gを得た。 融点148〜150℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 1.2(d,6H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3H), 2.8
(s, 3H), 4.1 〜4.4(m,1H), 6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
製造 2−(4’−N−メチル−N−イソプロピルアミノ−
2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸62gを300
mlの濃硫酸に10℃で溶解後、(2−メチル−4−メ
トキシフェニル)−(3’−メチルフェニル)アミン
〔一般式(3)において、R3 およびR4 がメチル基、
R5 がメチル基の化合物〕45gを同温度で加え、10
〜25℃で30時間攪拌した。反応混合物を1500m
lの氷水に排出し、析出した固体を集め、水洗後、この
ウエットケ−キを10%NaOH水(600ml)に加
え、さらにトルエン600mlを加えた後、60〜70
℃で3時間攪拌した。トルエン層を分離し、温水で中性
になるまで水洗後、トルエン層を分液して、トルエンを
減圧下で留去した。残渣にメタノ−ル300mlを加
え、室温で放置した後、析出した結晶を濾別した。さら
に該結晶をn−ブタノ−ルより再結晶し、ほとんど無色
の結晶として、目的とする、3−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−6−メチル−7−(3’−メチルフェ
ニル)アミノフルオラン化合物70gを得た。 融点148〜150℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 1.2(d,6H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3H), 2.8
(s, 3H), 4.1 〜4.4(m,1H), 6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
【0013】実施例2 例示化合物番号9の化合物の
製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−メチル−N−イソブチ
ルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸を用
いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−N−メ
チル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7−(3’
−メチルフェニル)アミノフルオラン化合物を製造し
た。 融点171〜173℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜1.8(m,7H), 2.1(s,3H), 2.3(S,3H),
2.8(s,3H), 3.1 〜3.4(m,2H), 6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−メチル−N−イソブチ
ルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸を用
いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−N−メ
チル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7−(3’
−メチルフェニル)アミノフルオラン化合物を製造し
た。 融点171〜173℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜1.8(m,7H), 2.1(s,3H), 2.3(S,3H),
2.8(s,3H), 3.1 〜3.4(m,2H), 6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
【0014】実施例3 例示化合物番号10の化合物
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−メチル−N−sec−
ブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸
を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−N
−メチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル−7
−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合物を
製造した。 融点153〜155℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜1.8(m,8H), 2.1(s,3H), 2.3(S,3H),
2.8(s,3H), 4.0 〜4.4(m,1H), 6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−メチル−N−sec−
ブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸
を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−N
−メチル−N−sec−ブチルアミノ−6−メチル−7
−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合物を
製造した。 融点153〜155℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜1.8(m,8H), 2.1(s,3H), 2.3(S,3H),
2.8(s,3H), 4.0 〜4.4(m,1H), 6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
【0015】実施例4 例示化合物番号17の化合物
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−プロピル−N−イ
ソプロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息
香酸を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3
−N−n−プロピル−N−イソプロピルアミノ−6−メ
チル−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン
化合物を製造した。 融点163〜165℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜1.8(m,11H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.4(m,2H),4.0〜4.4(m,1H), 6.4〜8.1(m,14
H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−プロピル−N−イ
ソプロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息
香酸を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3
−N−n−プロピル−N−イソプロピルアミノ−6−メ
チル−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン
化合物を製造した。 融点163〜165℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜1.8(m,11H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.4(m,2H),4.0〜4.4(m,1H), 6.4〜8.1(m,14
H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
【0016】実施例5 例示化合物番号18の化合物
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−プロピル−N−n
−ブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−
N−n−プロピル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル
−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合
物を製造した。 融点143〜145℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜2.0(m,12H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.6(m,4H),6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−プロピル−N−n
−ブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−
N−n−プロピル−N−n−ブチルアミノ−6−メチル
−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合
物を製造した。 融点143〜145℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜2.0(m,12H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.6(m,4H),6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
【0017】実施例6 例示化合物番号20の化合物
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−プロピル−N−イ
ソブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−
N−n−プロピル−N−イソブチルアミノ−6−メチル
−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合
物を製造した。 融点153〜155℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜2.0(m,12H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.5(m,4H),6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−プロピル−N−イ
ソブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−
N−n−プロピル−N−イソブチルアミノ−6−メチル
−7−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合
物を製造した。 融点153〜155℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜2.0(m,12H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.5(m,4H),6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
【0018】実施例7 例示化合物番号24の化合物
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−ブチル−N−イソ
ブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸
を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−N
−n−ブチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7
−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合物を
製造した。融点145〜147℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜2.0(m,14H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.5(m,4H),6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
の製造 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、2−(4’−N−n−ブチル−N−イソ
ブチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸
を用いた他は、実施例1に記載した方法に従い、3−N
−n−ブチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7
−(3’−メチルフェニル)アミノフルオラン化合物を
製造した。融点145〜147℃ このフルオラン化合物は95%酢酸水溶液中では、45
0nmと595nmに吸収極大を示した。1 NMR: δ(DMSO-d6): 0.9〜2.0(m,14H), 2.1(s,3H), 2.3(s,3
H), 3.1 〜3.5(m,4H),6.4〜8.1(m,14H) このフルオラン化合物のトルエン溶液は無色透明であ
り、シリカゲル上で速やかに黒色に発色した。
【0019】実施例8〜18 実施例1において、2−(4’−N−メチル−N−イソ
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、第1表に示した安息香酸誘導体を用いた
他は、実施例1に記載した方法に従い各フルオラン化合
物を製造した。第1表〔(表1)および(表2)〕には
各フルオラン化合物のシリカゲル上での発色色相も併せ
て示した。
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸の代わりに、第1表に示した安息香酸誘導体を用いた
他は、実施例1に記載した方法に従い各フルオラン化合
物を製造した。第1表〔(表1)および(表2)〕には
各フルオラン化合物のシリカゲル上での発色色相も併せ
て示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/20 105 8305−2H C09B 11/28 F 7375−4H
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は炭素数1〜4のアルキル基を
表し、R3 およびR4 は炭素数1〜4のアルキル基を表
す。但し、R1 とR2 は同一の基ではない)で表される
フルオラン化合物。 - 【請求項2】 一般式(1)において、R3 およびR4
がメチル基である請求項(1)記載のフルオラン化合
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3328456A JPH05163275A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 新規なフルオラン化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3328456A JPH05163275A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 新規なフルオラン化合物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05163275A true JPH05163275A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18210475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3328456A Pending JPH05163275A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 新規なフルオラン化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05163275A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1046391A2 (de) * | 1999-04-20 | 2000-10-25 | Basf Aktiengesellschaft | Verwendung von aminosubstituierten Hydroxybenzophenonen als photostabile UV-Filter in kosmetischen und pharmazeutischen Zubereitungen |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3328456A patent/JPH05163275A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1046391A2 (de) * | 1999-04-20 | 2000-10-25 | Basf Aktiengesellschaft | Verwendung von aminosubstituierten Hydroxybenzophenonen als photostabile UV-Filter in kosmetischen und pharmazeutischen Zubereitungen |
EP1046391A3 (de) * | 1999-04-20 | 2000-11-08 | Basf Aktiengesellschaft | Verwendung von aminosubstituierten Hydroxybenzophenonen als photostabile UV-Filter in kosmetischen und pharmazeutischen Zubereitungen |
US6409995B1 (en) | 1999-04-20 | 2002-06-25 | Basf Aktiengesellschaft | Use of amino-substituted hydroxybenzophenones as photostable UV filters in cosmetic and pharmaceutical preparations |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05163275A (ja) | 新規なフルオラン化合物 | |
JP2806714B2 (ja) | フルオラン化合物及びその製造方法 | |
US4233223A (en) | Preparation of 3,3-bis-(4-dimethylaminophenyl)-6-dimethylaminophthalide | |
JP3188500B2 (ja) | 新規なフルオラン化合物 | |
JP3188501B2 (ja) | 新規なフルオラン化合物 | |
SU880251A3 (ru) | Способ получени производных тиохромана или их солей | |
JP2866108B2 (ja) | 安息香酸誘導体の製造方法 | |
JP2641002B2 (ja) | ジフェニルスルホン化合物 | |
JP2764317B2 (ja) | 安息香酸誘導体およびその製造法 | |
JP3030472B2 (ja) | 新規なフルオラン化合物 | |
JPS6191259A (ja) | フルオラン化合物及びその製造法 | |
JP3137473B2 (ja) | 新規なフルオラン化合物 | |
KR0174333B1 (ko) | 플루오란계 염료의 제조방법 | |
JP2764326B2 (ja) | 安息香酸誘導体及びその製造法 | |
JP3030473B2 (ja) | 新規なフルオラン化合物の製造方法 | |
JPH04323267A (ja) | トリメチン色素の製造方法 | |
JPS63287774A (ja) | ジフェニルエチレン化合物 | |
JPH072865A (ja) | フルオラン化合物 | |
JPS62273264A (ja) | フルオラン化合物の製造法 | |
JPH041160A (ja) | 3‐アミノフェノール誘導体およびその製造法 | |
JPS6140364A (ja) | フルオラン化合物及びその製造法 | |
JPH0641141A (ja) | フルオラン化合物 | |
JPH0543526A (ja) | 安息香酸誘導体 | |
JPH04352752A (ja) | 安息香酸誘導体 | |
JPS5865755A (ja) | 3−置換アミノ−9−(2″−フエニルアニリノ)−ベンゾ〔d〕フルオラン類 |