JPS6140300Y2 - - Google Patents

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JPS6140300Y2
JPS6140300Y2 JP658883U JP658883U JPS6140300Y2 JP S6140300 Y2 JPS6140300 Y2 JP S6140300Y2 JP 658883 U JP658883 U JP 658883U JP 658883 U JP658883 U JP 658883U JP S6140300 Y2 JPS6140300 Y2 JP S6140300Y2
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output shaft
case
shaft
guide hole
mounting hole
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JP658883U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はパルセータを取付けた出力軸を減速装
置によつて減速回転させる洗濯機に関する。
(ロ) 従来技術 一般に洗濯機はパルセータを取付ける翼軸を洗
濯槽の底面に軸支し、この翼軸には適当な減速手
段、例えば大、小プーリとベルトによつてモータ
回転を減速して伝達している。そして、翼軸の芯
出しは軸支部分の構造を利用して行なわれてい
る。また、例えば減速歯車機構を用いた場合は減
速装置がケースで被覆された1個の独立した形状
となるので、この装置を洗濯槽に別途止着するこ
とになる。しかし、前者では洗濯槽の底面に所定
長の軸支金具を強固に固着するので、槽底面の材
厚を厚くしておく必要があり、また後者では出力
軸をケース内で軸支できるものの、ケースの出力
軸と洗濯槽の取付孔とを正確に合せるのが難しく
なり、出力軸の軸芯が正規の位置より捩れること
があつた。その結果、パルセータと洗濯槽内底面
との隙間が全周各位置で不均一になるので、洗濯
中に接触音が出たり、衣類がかみ込んだりした。
(ハ) 考案の目的 本考案は出力軸をケース内で軸支し、このケー
スが洗濯槽に止着されると云う減速装置を用いた
ものに於いて、出力軸の芯出しを精度良く行なう
ことを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案は洗濯槽の内底面に筒状の取付孔を立設
すると共にその外底面には大径筒状のガイド孔を
垂設し、出力軸を軸支した減速装置のケースに、
出力軸を突出させ且つ取付孔内に下方から挿入さ
れる突出部と、ガイド孔内に下方からパツキンを
介して挿入される肩部とを形成し、このケースを
洗濯槽に止着したものであり、上下二重筒状の各
孔にケースの突出部及び肩部を挿着することによ
り、このケースを上下に長く支持して精度よく芯
出しを行なうのである。
(ホ) 実施例 図面に於て、1は内部に各コーナーを湾曲させ
た四角形の洗濯槽2と脱水受部3を配設して成る
二槽式洗濯機の機体で、上部後部の槽上にコント
ロールボツクス4を止着すると共に、下部開口を
基台5に止着している。6はタイマーによつて短
周期で反転駆動する洗濯用モータ、7は脱水用モ
ータで、いずれも基台5に止めてある。8は脱水
受槽3内に配設され、脱水用モータ7によつて高
速回転される遠心脱水かごである。
9は洗濯槽2の外底部にネジ止めされた減速装
置で、翼軸と成る出力軸10を槽内中心から突出
し、その入力軸11を出力軸10とは偏芯した位
置から下方に突出している。そして、入力軸11
の回転をピニオンギアー12とインタナルギアー
13とによつて減速して出力軸10に伝達する。
14は出力軸10に取付けられたパルセータ、
15は入力軸11に取付けられた大プーリ、16
はモータ6の回転軸17に取付けられた小プー
リ、18は小プーリ16と大プーリ15とを連結
するベルトである。ここで、出力軸10、入力軸
11及び回転軸17の軸芯は平面視で一直線上に
位置し、また回転軸17は入力軸11からは遠い
位置にあり、その間に出力軸10が位置するので
ある。この配置関係を第2図で示している。
一方、減速装置9の槽外底部へのネジ止め位置
は、第2図で示すように各軸芯を結ぶ線l上とこ
の線とは直交する線上に在る。ベルト18のテン
シヨンが軸を介して装置9全体に加えられた場
合、装置9は軸芯線方向に撓みやすく、出力軸1
0が芯振れしやすくなるが、上記のネジ止め位置
はこれを抑制するのに最も効果的な位置である。
次に、減速装置9の取付構成とこの装置自体に
ついて第3図に基づいて詳細に説明する。まず、
洗濯槽2の内底面は補強のために中心に向けて膨
出させてあり、この中心には筒状の取付孔19を
立設している。20は外底面の中央に垂設された
大径(取付孔19よりも)の筒状のガイド孔、2
1はガイド孔20の内側と取付孔19との間に形
成された槽外底環状面、22…はガイド孔20の
外周壁も連接して外底面に放射状に突出形成され
た補強リブ、23…はこの補強リブ22…の内の
ネジ止め位置に該当する4個のリブに一体形成さ
れた下向きのボスである。24…は取付孔19の
外周壁を連接して内底面に放射状に突出形成され
た補強リブで、上記補強リブ22…と協働して取
付孔19及びガイド孔20の口経精度と槽外底環
状面21の平面度とを保持する。
減速装置9は樹脂製キヤツプ状の上下ケース2
5,26をその周縁のフランジをお互いに平ネジ
27…によつて止着したものである。そして、上
ケース25は取付孔19内に下方から略密接して
挿入される突出部28とガイド孔20内に下方か
らやはり略密接して挿入されて槽外底環状面21
に対向する肩部29と圧入されたオイルレスメタ
ル30によつて出力軸10の上部を軸支する軸支
部31とから成る。突出部28は出力軸10の周
囲を水封するオイルシール32を止めた内周面を
有し、内外周面間には上方から切込んだ形状の環
状溝33を設けている。また、肩部29と軸支部
31間には下方から空隙34…を所定間隔毎に且
つ全体としては環状に設けている。
この環状溝33及び空隙34…を形成したこと
により、突出部28の内外周面、肩部29及び軸
支部31の各肉厚を均等と成して成型時の歪みを
減少させ、夫々の外径精度を保持するのである。
また、このことにより、環状溝33と空隙34…
との間には連結部35が環状に残る。
一方、下ケース26は出力軸10とは偏芯位置
する下面に下向き突出状の軸支部36を垂設し、
この軸支部36内で圧入されたオイルレスメタル
37,37によつて入力軸11を軸支している。
また、内面中心には出力軸10の下端を軸支する
オイルレスメタル30を圧入している。
この上下ケース25,26の内部、即ち減速装
置9の内部では出力軸10の下部に固着されたイ
ンタナルギアー13に、入力軸11の上部に固着
されたピニオンギアー12が歯合している。ま
た、入力軸11の下端には大プーリ15が固着し
てある。尚、ベルト18の張り方向を第3図中の
矢印で示す。
ここで、下ケース26のオイルレスメタル3
0,37の圧入部分にはメタルを受止める段部3
8…と凹所39…を順に形成してある。これはメ
タル圧入時に生じるケースの削れくずを凹所39
…内に溜るためである。即ち、削れくずによつて
メタル圧入作業が妨げられて正規の位置まで圧入
できなくなることにより、傾いて軸の芯ずれを生
じたり、削れくずによつてメタルの軸受面(内
面)を汚すと云うことが無いようにするためであ
る。
このように入、出力軸10,11を挿着し、そ
のギアー12,13を歯合させた状態で上下ケー
ス25,26は止着されて装置9を完成させてい
る。尚、この装置9は予め別工程で作られてい
る。
取付けについて説明すると、まず肩部29上に
柔軟な材料から成る環状のパツキン40を嵌合
し、突出部28を取付孔19内に、肩部29をガ
イド孔20内に、下方から挿入する。すると、パ
ツキン40は肩部29上面、槽外底環状面21、
突出部28外周面及びガイド孔20内周面によつ
て押圧されて夫々に密着し、水封を行なう。パツ
キン40は上下、内外に圧着するので水封効果が
高いが、更に効果を向上するために肩部29上面
及び槽外底環状面21に環状に突状41,41を
設ける。
この挿入時には突出部28の外周面が環状溝3
3によつて幾分撓みやすいので、取付孔19への
挿入作業がやさしくなつている。又、肩部29上
面にパツキン40を嵌合しているので、肩部29
のガイド孔20への挿入の際に肩部29がずれて
ガイド孔20の下端に当る場合にはパツキン40
がその当りをやわらげ且つガイドのような役目を
する。従つて、肩部29のガイド孔20への挿入
作業も楽になる。
一方、芯出し作業は取付孔19及びガイド孔2
0が上下に二重筒状に設けてあつて、これに突出
部28及び肩部29が上下で別々に挿入されるの
で、精度良く実行される。
この後に、上下ケース25,26のフランジを
ボス23…に当て、タツプネジ42…によつて下
方からネジ止めする。すると、各軸芯は直線l上
に配置されタツプネジ42…の内の2個のネジ4
2,42もその直線l上に位置することになる。
このネジ止めした時に槽底面の補強リブ22…の
下面と上ケース25の上面との間には所定の間隔
tが形成される。従つて、洗濯槽2内に洗濯水を
入れた時槽底面中央がその水圧で間隔tを縮少す
るように下方に押圧される。すると、パツキン4
0は押圧され、水封効果を向上する。即ち、本実
施例ではパツキン40をボルト、ナツトで強く締
付けて水封効果を確保すると云う必要が無く、減
速装置9の各ケース25,26や槽底面の材厚を
ネジの締付応力に耐え得る程度に薄くできるもの
である。
出力軸10にはパルセータ14が取付けられる
が、この軸周囲の水封はオイルシール32と上部
のオイルレスメタル30によつて行なわれる。
洗濯時の作動について説明すると、まずモータ
6はタイマー等によつて1秒前後の短周期で反転
駆動される。大小プーリ15,16及びベルト1
8の接触は軸間距離を確保したことにより良好で
あるから、ほとんどスリツプせず、モータ6の回
転を一次減速して入力軸11に伝達する。減速装
置9は左右いずれの回転も均等にギアー12,1
3に伝達し、出力軸10を二次減速して左右共に
安定的に回転させる。この結果、パルセータ14
は例えば180r.p.m程度の低速で且つ短周期で反
転し、洗濯物をあまりいためずに洗濯する。
洗濯中に洗濯物から出た砂は膨出した中央に残
らずに周囲に溜まるので、オイルシール32等に
悪影響を与えず。また簡単に除去されるものであ
る。
減速装置9内でのギアー12,13の歯合回転
音は潤滑剤等で減少させてあるが、仮に発生して
もその発生音は左右回転共に規則的に生じ、不快
感等を与えない。
減速装置9内の出力軸10に少許の芯ずれが在
つた場合、出力軸10は下端を中心に捩れ回転す
るが、この時にはこの回転力を連結部35が撓む
ことにより吸収し、パツキン40の圧着力に対す
る影響を極力押さえ、水封効果を保持する。
また、本実施例では入、出力軸10,11を装
置9内で軸支しているから、装置9が軸受を兼用
することになる。そして、この装置9は予め別工
程で完成しているから、これを槽2に下方から組
立てる場合は自動化と本工程の合理化が容易とな
る。また、一方では従来のように軸受や補強板を
槽底面に内外からボルト、ナツトで強固に締着す
る必要が無くなり、槽及びその底面の肉厚を従来
程は厚くしなくても良く、価格面での有利さがあ
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案はケースを上下に長く支持して止着した
ので、芯出しを精度良く行なうことができる。従
つて、不快音や衣類のかみ込みの少い実用的な洗
濯機を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による洗濯機の断面図、第2図
は各軸及び減速装置のネジ止め位置を示す底面
図、第3図は減速装置とその取付構成を示す断面
図である。 2……洗濯機、6……洗濯用のモータ、9……
減速装置、10……出力軸、14……パルセー
タ、19……取付孔、20……ガイド孔、25…
…上ケース、26……下ケース、28……突出
部、29……肩部、40……パツキン、42……
タツプネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パルセータを取付ける出力軸にモータ回転を減
    速装置によつて減速して伝達するものに於いて、
    洗濯槽の内底面に筒状の取付孔を立設すると共に
    その外底面には大径筒状のガイド孔を垂設し、上
    記出力軸を減速装置のケース内で軸支し、上記ケ
    ースには上記出力軸を突出し且つ上記取付孔内に
    下方から挿入される突出部と上記ガイド孔内に下
    方から挿入される断面逆L字状の肩部とを夫々上
    下に形成し、上記ケースを洗濯槽に止着したこと
    を特徴とする洗濯機。
JP658883U 1983-01-19 1983-01-19 洗濯機 Granted JPS59111682U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP658883U JPS59111682U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP658883U JPS59111682U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59111682U JPS59111682U (ja) 1984-07-27
JPS6140300Y2 true JPS6140300Y2 (ja) 1986-11-18

Family

ID=30138135

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JP658883U Granted JPS59111682U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 洗濯機

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JP (1) JPS59111682U (ja)

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JPS59111682U (ja) 1984-07-27

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