JPH0219648Y2 - - Google Patents

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JPH0219648Y2
JPH0219648Y2 JP1984051319U JP5131984U JPH0219648Y2 JP H0219648 Y2 JPH0219648 Y2 JP H0219648Y2 JP 1984051319 U JP1984051319 U JP 1984051319U JP 5131984 U JP5131984 U JP 5131984U JP H0219648 Y2 JPH0219648 Y2 JP H0219648Y2
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gear
shaft
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fixed
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は原動軸の回転を遊星ギアを用いて変速
して従動軸に伝達する変速装置に関する。
(ロ) 従来技術 例えば脱水洗濯機(一般には全自動洗濯機)の
回転翼を原動軸より減速して回転させるために変
速装置が用いられる。特に、昨今のように回転翼
を低速で回転させて洗濯物を傷めないようにする
洗濯機が要望されていると、斯る変速装置が重要
な構成要件と成る。而してこの種変速装置の一例
は出願人が先に出願した実願昭57−126226号に示
されている。
この変速装置を第2図〜第8図に基づいて説明
すると、1は外槽2に内設された洗濯兼脱水槽
で、その底部には横長の断面〓状の取付台3をネ
ジ4により装着している。この取付台3は外槽2
より突出した両端部に、吊棒5の半球面状の受座
6,6を一体に形成している。また、外槽2は側
壁下部に上記受座6,6を結ぶ線に対し直角方向
に同様の受座(図示せず)を一体成形している。
そして、これら受座と吊棒5の下端間に半球面体
7や圧縮スプリング8を介在させ、外槽2を吊棒
5にて防振的に機枠(図示せず)に吊下してい
る。取付台3の反長手方向の両端部には、フラン
ジ部9,9が折曲成形され、取付台3の中心部に
は、上記脱水槽1の駆動用の筒軸10を軸支する
上側ベアリング11のケース12が一体に成形さ
れている。筒軸10の下側ベアリング13のケー
ス14は上記フランジ部9,9に取付けられてい
る。上記フランジ部9,9にはさらに、モータ1
5や排水弁16や排水弁16を連結杆17を介し
て開閉するソレノイド(図示せず)が夫々取付け
られている。
上記筒軸10の中には原動軸18が挿通支持さ
れ、該軸18の下端にプーリー19が固定され、
このプーリー19とモーター軸20に固定したプ
ーリー21がベルト22により連結されている。
23は原動軸18の回転を筒軸10へ伝えるか否
かを制御するクラツチ装置で、クラツチスプリン
グ等よりなる従来周知のもので、クラツチが入る
と筒軸10を原動軸18と同速で回転させるもの
である。24は水封部材である。
上記筒軸10にはブレーキドラム25が固着さ
れ、このドラム25の外周に、内側ブレーキライ
ニングを取付けたブレーキバンド26がそれ自身
の有する弾性により圧着し、ブレーキバンド26
の一端折曲片にブレーキレバー27が係脱して筒
軸10にブレーキをかけたり外したりする。脱水
槽1の底部には底部基板28がネジ29により固
定され、この基板28が上記筒軸10の上部1
0′に固定される。
脱水槽1の底部中央には回転翼30が配設され
る。この回転翼30は中央に三角柱状の突部があ
つて高さが高くなつており、三角柱の各頂点に羽
根31が突設されている。回転翼30は翼軸32
にネジ33にて固着される。翼軸32と上記原動
軸18は変速装置である減速ギアボツクス34を
介して連結され、原動軸18の回転が減速されて
従動軸つまり翼軸32へ伝達される。
減速ギアボツクス34は、アルミダイカストを
切削加工して成るギアケース35及びその下端面
開放部を塞ぐケースキヤツプ36とからなる。3
7はギアケース35とケースキヤツプ36を結合
するネジである。第4図から明らなように、駆動
軸18の上部は、ケースキヤツプ36は中央に設
けた透孔38よりメタル39を介してギアボツク
ス34内へ挿入し、その上端は太陽ギア40の中
心に設けた波形の透孔41に挿入され、この太陽
ギア40には4ケの遊星ギア42が噛合してい
る。各遊星ギア42の上下端には端板43,44
が嵌合され、この端板43,44の中央に軸45
が挿通され、この軸45の上下端はキヤリア4
6,47の軸受凹所に嵌合されている。各遊星ギ
ア42の外側は、外周リング48の内周面に形成
された固定ギア49に噛合する。この外周リング
48はギアケース35の円筒状内側面50に嵌合
される。外周リング48には周方向に複数の円弧
状凹部51が設けられている。ケースキヤツプ3
6の内側には、該キヤツプ36をギアケース35
に固定した状態で、上記外周リング48の下端面
を受けて外周リング48のスラスト方向の動きを
規制すると共にギアケース35の内側面の下端開
口縁に嵌合する環状突部52が一体に突設され、
更に上記凹部51に嵌まり込んで外周リング48
の回り止めをする突部53が複数突設されてい
る。
このような外周リング48はギアケース35に
ケースキヤツプ36を取付けるだけでギアボツク
ス34内に動かないように固定される。54はオ
ーリングである。
上記上側のキヤリア46の中央に設けた波形の
透孔55には、上記翼軸32の下端が挿入されて
いる。翼軸32はギアケース35より一体に突設
された支持筒56内にメタル57にて軸支されて
いる。58はフエルト、59はオイルシールであ
る。ギアボツクス34は、脱水槽底部基板28よ
り一体に突設されたボス部60上に載置され且つ
ネジ61で固定される。この際ケースキヤツプ3
6の下面に取付けられたパツキン62に筒軸上部
10′の上端が圧接し、上記ギアボツクス34内
へ脱水槽1内の液が侵入しないように水封してい
る。63はオイルシール、64は原動軸18を支
持するメタルである。
かかる構成のものにおいて、洗濯時、クラツチ
23が切れて筒軸10へは動力が伝達されないと
共にブレーキがかけられて筒軸10は停止してお
り、原動軸18のみが回転する。すると、太陽ギ
ア40が回転して遊星ギア42を回転し、遊星ギ
ア42は固定ギア49と噛合しているので、固定
ギア49に沿つて回転する。つまり遊星ギア42
は太陽ギア40の周りを自転しながら低速で公転
し、この公転の回転が、軸45を介して上下のキ
ヤリア46,47に伝わり、翼軸32が減速され
て回転し、回転翼30が低速で回転する。脱水
時、クラツチ23が入つてブレーキが解除される
ので、筒軸10は原動軸18を同一速度で回転
し、ギアボツクス34も原動軸18と同一速度で
回転するので、ギアボツクス34内の各ギア4
0,42,49は噛み合つたまま回転せずに一体
的になり、その結果翼軸32は減速されずに原動
軸18や筒軸10と同速で回転し、回転翼32は
脱水槽1と一体となつて回転される。
ここで、上記ギアボツクス34はメタル、軸、
外周リング等を取付けるために、特にギアケース
35に内側面50に真円度を得る必要であり、非
常に高精度のものである。そこで、従来はギアケ
ース35及びケースキヤツプ36をアルミダイカ
ストを切削加工することにより形成し、強度上精
度上の問題点を解消していたたが、材料費、加工
費が高くついていた。
一方、強度上の問題点を解消できるガラス入り
ポリプロピレン、ジユラコン等の樹脂材料で成形
してコストダウンを図ることが考えられたが、樹
脂成型品は成形型の抜き勾配が必要なので精度が
出なかつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は樹脂製のギアケースの寸法精度を向上
することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案は、円筒状の内側面を有する樹脂製のギ
アケースと該ケースの端面開放部を塞ぐケースキ
ヤツプとでギアボツクスを構成し、該ボツクス内
に、原動軸の先端部に取付けられた太陽ギアと、
上記内側面に嵌合された外周リングの内周面に形
成された固定ギアと、該固定ギアと上記太陽ギア
とに共に噛合する遊星ギアと、該遊星ギアの上記
太陽ギアに対する公転が伝達される従動軸とを設
け、上記内側面に外周リング嵌合方向の複数個の
溝を、全周に亘つて所定間隔毎に一体形成すると
共に、該各溝の成形型の抜き勾配を、各溝内にの
み形成したことを特徴とする変速装置である。
即ち、本考案は樹脂製のギアケースを成形する
に際し、外周リングが嵌合される内側面に溝を形
成し、この溝内に成形型の抜き勾配を設けること
により、外周リングの嵌合面と成る溝間には勾配
を出さなくてよく、寸法精度を確保できる。ま
た、離型に際しては溝内の勾配により容易に実行
できるものである。
(ホ) 実施例 第1図イ,ロに基づいて説明するが、従来例と
同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
而して、第1図イ,ロはギアケース35の断面図
及び底面図であり、同図に於いて、35…は強度
のある樹脂によつて一体成形されたギアケース
で、円筒状内側面51に外周リング48の嵌合方
向(図中上下方向)に細巾の溝65…を一体形成
している。この溝65…は内側面50の全周に亘
つて小さな間隔毎に多数形成してある。この溝6
5…内には図中下向きに拡開するように勾配tが
形成されており、この勾配tは成形型(図示せ
ず)の型抜き勾配である。そして、溝間の嵌合面
66…には勾配を付けていない。即ち、成形型は
勾配tにより容易に離型する。また、この勾配t
は溝65内に位置し、嵌合面66までは出ないの
で、嵌合面66の寸法精度には悪影響を及ぼさな
い。
尚、寸法を調整する際には、成形型の特定の谷
部分を削り、または盛る。また、成形型をこのよ
うに全周に亘る分割面としたことによつて、調整
部分を特定できるので、調整作業をしやすい。
(ヘ) 考案の効果 本考案に依れば、容易に離型できると共に、寸
法精度も確保できる樹脂製ギアケースを形成した
ので、安価な変速装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは本考案による変速装置のギアケ
ースの断面図及び底面図、第2図は脱水洗濯機の
下部の概略縦断面図、第3図は同要部拡大縦断面
図、第4図はギアボツクス内の縦断面図、第5図
は同部品組立半断面図、第6図は第5図A矢視
図、第7図はケースキヤツプの平面図、第8図は
第7図−0−A1−A2−線に基づく断面図
である。 35……ギアケース、36……ケースキヤツ
プ、34……ギアボツクス、18……原動軸、4
0……太陽ギア、49……固定ギア、42…遊星
ギア、32……翼軸(従動軸)、48……外周リ
ング、50……内側面、65……溝、66……嵌
合面、t……勾配。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の内側面を有する樹脂製のギアケースと
    該ケースの端面開放部を塞ぐケースキヤツプとで
    ギアボツクスを構成し、該ボツクス内に、原動軸
    の先端部に取付けられた太陽ギアと、上記内側面
    に嵌合された外周リングの内周面に形成された固
    定ギアと、該固定ギアと上記太陽ギアとに共に噛
    合する遊星ギアと、該遊星ギアの上記太陽ギアに
    対する公転が伝達される従動軸とを設け、上記内
    側面に、外周リング嵌合方向の複数個の溝を、全
    周に亘つて所定間隔毎に一体形成すると共に、該
    各溝の成形型の抜き勾配を、各溝内にのみ形成し
    たことを特徴とする変速装置。
JP1984051319U 1984-04-06 1984-04-06 変速装置 Granted JPS60162757U (ja)

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JP1984051319U JPS60162757U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 変速装置

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JP1984051319U JPS60162757U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 変速装置

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Publication Number Publication Date
JPS60162757U JPS60162757U (ja) 1985-10-29
JPH0219648Y2 true JPH0219648Y2 (ja) 1990-05-30

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ID=30570251

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4674018A (en) * 1985-10-31 1987-06-16 Ryder Internation Corporation Headlamp adjusting mechanism
JPH0659357B2 (ja) * 1986-11-13 1994-08-10 株式会社東芝 洗濯機の減速装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58126129A (ja) * 1982-01-23 1983-07-27 Kiyoshi Yamada 筒状羽根車の射出成形用金型

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JPS58126129A (ja) * 1982-01-23 1983-07-27 Kiyoshi Yamada 筒状羽根車の射出成形用金型

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JPS60162757U (ja) 1985-10-29

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