JPH0137589Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0137589Y2
JPH0137589Y2 JP1982171315U JP17131582U JPH0137589Y2 JP H0137589 Y2 JPH0137589 Y2 JP H0137589Y2 JP 1982171315 U JP1982171315 U JP 1982171315U JP 17131582 U JP17131582 U JP 17131582U JP H0137589 Y2 JPH0137589 Y2 JP H0137589Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
output shaft
motor
input shaft
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982171315U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5975267U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17131582U priority Critical patent/JPS5975267U/ja
Publication of JPS5975267U publication Critical patent/JPS5975267U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0137589Y2 publication Critical patent/JPH0137589Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はモータによつてパルセータを短周期で
低速反転させる洗濯機に関する。
(ロ) 従来技術 近年、洗濯物の多様化に伴い、薄い洗濯物でも
一般家庭で洗濯したいとの要望が強く、また汚れ
が少い内に洗濯することが多くなり、これらに対
応してパルセータを低速で回転させる洗濯機が出
現している。この低速回転を達成するにはモータ
回転数を相当に減速する必要があるが、ギアーを
用いた減速装置だけでは減速比が十分に採れない
ので、一次減速手段としてプーリとベルトも併用
されている。このプーリとベルトを用いた減速手
段では大小プーリの径を調節して減速比を得る
が、減速比を上げるために大プーリの径を大きく
すると、軸間距離が短い時にはベルトとの接触が
悪くなつてスリツプを発生する。特に、短周期で
反転する場合はこのスリツプがひどくなりパルセ
ータの実質的な回転時間が都度変化するので、効
率の良い洗濯ができなかつた。
また、大プーリを取付けた減速装置の入力軸に
左回転と右回転とで異なる回転力が伝達されるの
で、装置の出力軸に取付けたパルセータが左右回
転では異なる洗浄力を発揮し、非常に不安定な洗
濯を行なうこととなつた。
(ハ) 考案の目的 本考案はスリツプの減少と左右回転力の均等を
図るものである。
(ニ) 考案の構成 本考案はモータの回転軸、減速装置の入、出力
軸の各軸芯を一直線上に配置すると共に、回転軸
を出力軸からは遠い位置に配置したのである。従
つて、回転軸と入力軸との軸間距離を長くでき、
ベルトとプーリの接触が良くなるからスリツプを
減少できる、又、同一直線上に配置したことによ
り、入力軸の回転力が左右均等と成り、出力軸が
左右回転共安定する。
(ホ) 実施例 図面に於て、1は内部に各コーナーを湾曲させ
た四角形の洗濯槽2と脱水受槽3を配設して成る
二槽式洗濯機の機体で、上部後部の槽上にコント
ロールボツクス4を止着すると共に、下部開口を
基台5に止着している。6はタイマーによつて短
周期で反転駆動する洗濯用モータ、7は脱水用モ
ータで、いずれも基台5に止めてある。8は脱水
受槽3内に配設され、脱水用モータ7によつて高
速回転される遠心脱水かごである。
9は洗濯槽2の外底部にネジ止めされた減速装
置で、翼軸と成る出力軸10を槽内中心から突出
し、その入力軸11を出力軸10とは偏芯した位
置から下方に突出している。そして、入力軸11
の回転をピニオンギアー12とインタナルギアー
13とによつて減速して出力軸10に伝達する。
14は出力軸10に取付けられたパルセータ、
15は入力軸11に取付けられた大プーリ、16
はモータ6の回転軸17に取付けられた小プー
リ、18は小プーリ16と大プーリ15とを連結
するベルトである。ここで、出力軸10、入力軸
11及び回転軸17の軸芯は平面視で一直線上に
位置し、また回転軸17は入力軸11からは遠い
位置にあり、その間に出力軸10が位置するので
ある。この配置関係を第2図で示している。
一方、減速装置9の槽外底部へのネジ止め位置
は、第2図で示すように各軸芯を結ぶ線l上とこ
の線とは直交する線上に在る。ベルト18のテン
シヨンが軸を介して装置9全体に加えられた場
合、装置9は軸芯線方向に撓みやすく、出力軸1
0が芯振れしやすくなるが、上記のネジ止め位置
はこれを抑制するのに最も効果的な位置である。
次に、減速装置9の取付構成とこの装置自体に
ついて第3図に基づいて詳細に説明する。また、
洗濯槽2の内底面は補強のために中心に向けて膨
出させてあり、この中心には筒状の取付孔19を
立設している。20は外底面の中央に垂設された
大径(取付孔19よりも)の筒状のガイド孔、2
1はガイド孔20の内側と取付孔19との間に形
成された槽外底環状面、22…はガイド孔20の
外周壁も連接して外底面に放射状に突出形成され
た補強リブ、23…はこの補強リブ22…の内の
ネジ止め位置に該当する4個のリブに一体形成さ
れた下向きのボスである。24…は取付孔19の
外周壁を連接して内底面に放射状に突出形成され
た補強リブで、上記補強リブ22…と協働して取
付孔19及びガイド孔20の口径精度と槽外底環
状面21の平面度とを保持する。
減速装置9は樹脂製キヤツプ状の上下ケース2
5,26をその周縁のフランジをお互いに平ネジ
27…によつて止着したものである。そして、上
ケース25は取付孔19内に下方から挿入される
突出部26とガイド孔20内に下方から挿入され
て槽外底環状面21に対向する肩部29と圧入さ
れたオイルレスメタル30によつて出力軸10の
上部を軸支する軸支部31とから成る。突出部2
8は出力軸10の周囲を水封するオイルシール3
2を止めた内周面を有し、内外周面間には上方か
ら切込んだ形状の環状溝33を設けている。ま
た、肩部29と軸支部31間には下方から空隙3
4…を所定間隔毎に且つ全体としては環状に設け
ている。
この環状溝33及び空隙34…を形成したこと
により、突出部28の内外周面、肩部29及び軸
支部31の各肉厚を均等と成して成型時の歪みを
減少させ、夫々の外径精度を保持するのである。
また、このことにより、環状溝33と空隙34…
との間には連結部35が環状に残る。
一方、下ケース26は出力軸10とは偏芯位置
する下面に下向き突出状の軸支部36を垂設し、
この軸支部36内で圧入されたオイルレスメタル
37,37によつて入力軸11を軸支している。
また、内面中心には出力軸10の下端を軸支する
オイルレスメタル30を圧入している。
この上下ケース25,26の内部、即ち減速装
置9に内部では出力軸10の下部に固着されれた
インタナルギアー13に、入力軸11の上部に固
着されたピニオンギアー12が歯合している。ま
た、入力軸11の下端には大プーリ15が固着し
てある。尚、ベルト18の張り方向を第3図中の
矢印で示す。
ここで、下ケース26のオイルレスメタル3
0,37の圧入部分にはメタルを受止める段部3
8…と凹所39…を順に形成してある。これはメ
タル圧入時に生じるケースの削れくずを凹所39
…内に溜るためである。即ち、削れくずによつて
メタル圧入作業が妨げられて正規の位置まで圧入
できなくなつたり、傾いて軸の芯ずれを生じた
り、メタルの軸受面(内面)を汚すと云うことが
無いようにするためである。
このように入、出力軸10,11を挿着し、そ
のギアー12,13を歯合させた状態で上下ケー
ス25,26は止着されて装置9を完成させてい
る。尚、この装置9は予め別工程で作られてい
る。
取付けについて説明すると、まず肩部29上に
柔軟な材料から成る環状のパツキン40を嵌合
し、突出部28を取付孔19内に、肩部29をガ
イド孔20内に、下方から挿入する。すると、パ
ツキン40は肩部29上面、槽外底環状面21、
突出部28外周面及びガイド孔20内周面によつ
て押圧されて夫々に密着し、水封を行なう。パツ
キン40は上下、内外に圧着するので水封効果が
高いが、更に効果を向上するために肩部29上面
及び槽外底環状面21に環状に突条41,41を
設ける。
この挿入時には突出部28の外周面が環状溝3
3によつて幾分撓みやすいので、取付孔19内へ
の挿入作業がやさしくなつている。又、芯出し作
業も取付孔19及びガイド孔20が上下に二重筒
状に設けてあつて、これに突出部28及び肩部2
9が上下で別々に挿入されるので、精度良く実行
される。
この後に、上下ケース25,26のフランジを
ボス23…に当て、タツプネジ42…によつて下
方からネジ止めする。すると、各軸芯は直線l上
に配置され、タップネジ42…の内の2個のネジ
42,42もその直線l上に位置することにな
る。
出力軸10にはパルセータ14が取付けられる
が、この軸周囲の水封はオイルシール32と上部
のオイルレスメタル37によつて行なわれる。
洗濯時の作動について説明すると、まずモータ
6はタイマー等によつて1秒前後の短周期で反転
駆動される。大小プーリ15,16及びベルト1
8の接触は軸間距離を確保したことにより良好で
あるから、ほとんどスリツプせず、モータ6の回
転を一次減速して入力軸11に伝達する。減速装
置9は左右いずれの回転も均等にギアー12,1
3に伝達し、出力軸10を二次減速して左右共に
安定的に回転させる。この結果、パルセータ14
は例えば180r.p.m程度の低速で且つ短周期で反転
し、洗濯物をあまりいためずに洗濯する。
洗濯中に洗濯物から出た砂は膨出した中央に残
らずに周囲に溜まるので、オイルシール32等に
悪影響を与えず、また簡単に除去されるものであ
る。
減速装置9内でのギアー12,13の歯合回転
音は潤滑剤等で減少させてあるが、仮に発生して
もその発生音は左右回転共に規則的に生じ、不快
感等を与えない。
減速装置9内の出力軸10に少許の芯ずれが在
つた場合、出力軸10は下端を中心に捩れ回転す
るが、この時にはこの回転力を連結部35が撓む
ことにより吸収し、パツキン40の圧着力に対す
る影響を極力押さえ、水封効果を保持する。
また、本実施例では入、出力軸10,11を装
置9内で軸支しているから、装置9が軸受を兼用
することになる。そして、この装置9は予め別工
程で完成しているから、これを槽2に下方から組
立てる場合は自動化と本工程の合理化が容易とな
る。また、一方では従来のように軸受や補強板を
槽底面に内外からボルト、ナツトで強固に締着す
る必要が無くなり、槽及びその底面の肉厚を従来
程は厚くしなくても良く、価格面での有利さがあ
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案は軸間距離を確保したので、モータの回
転を減速して確実に伝達でき、洗濯効果を安定さ
せることができる。また、軸芯を一直線上に配置
したので、左右回転を均等に出力でき、洗濯効果
を安定させると共に、ギアーの歯合回転音が不規
則になつて不快感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による洗濯機の断面図、第2図
は各軸及び減速装置のネジ止め位置を示す底面
図、第3図は減速装置とその取付構成を示す断面
図である。 2……洗濯槽、6……洗濯用のモータ、9……
減速装置、10……出力軸、11……入力軸、1
2,13……ギアー、14……パルセータ、1
5,16……プーリ、17……回転軸、18……
ベルト、42……タツプネジ、l……直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯槽の外下方に、槽内のパルセータを短周期
    で低速反転させるモータを、配設したものに於い
    て、洗濯槽の外底部にギアーによる減速装置を取
    付け、この減速装置の出力軸を槽内に突出すると
    共に、偏芯位置した入力軸を下方に突出し、上記
    モータの回転軸の軸芯を、上記出力軸及び入力軸
    の各軸芯を結ぶ線上で且つ出力軸の軸芯を入力軸
    の軸芯とによつて挾む位置に配置し、この回転軸
    と入力軸をプーリ及びベルトで連結すると共に、
    パルセータを出力軸に取付けたことを特徴とする
    洗濯機。
JP17131582U 1982-11-11 1982-11-11 洗濯機 Granted JPS5975267U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17131582U JPS5975267U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17131582U JPS5975267U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5975267U JPS5975267U (ja) 1984-05-22
JPH0137589Y2 true JPH0137589Y2 (ja) 1989-11-13

Family

ID=30373744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17131582U Granted JPS5975267U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5975267U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0685836B2 (ja) * 1987-12-23 1994-11-02 株式会社日立製作所 全自動洗濯乾燥機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769894A (en) * 1980-10-20 1982-04-28 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as hydroextracting
JPS5772700A (en) * 1980-10-23 1982-05-07 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as dehydration
JPS5772699A (en) * 1980-10-23 1982-05-07 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as dehydration
JPS5778892A (en) * 1980-10-31 1982-05-17 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as hydroextracting
JPS57139398A (en) * 1981-02-20 1982-08-28 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine in combination with dehydration
JPS57139397A (en) * 1981-02-20 1982-08-28 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine
JPS57150996A (en) * 1981-03-14 1982-09-17 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine
JPS57160497A (en) * 1981-03-30 1982-10-02 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121027Y2 (ja) * 1981-02-16 1986-06-24

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769894A (en) * 1980-10-20 1982-04-28 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as hydroextracting
JPS5772700A (en) * 1980-10-23 1982-05-07 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as dehydration
JPS5772699A (en) * 1980-10-23 1982-05-07 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as dehydration
JPS5778892A (en) * 1980-10-31 1982-05-17 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine doubling as hydroextracting
JPS57139398A (en) * 1981-02-20 1982-08-28 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine in combination with dehydration
JPS57139397A (en) * 1981-02-20 1982-08-28 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine
JPS57150996A (en) * 1981-03-14 1982-09-17 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine
JPS57160497A (en) * 1981-03-30 1982-10-02 Tokyo Shibaura Electric Co Washing machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5975267U (ja) 1984-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100395378B1 (ko) 드럼식 세탁기
MY123328A (en) Power transmission apparatus of washing machines
JPH0137589Y2 (ja)
JPS6140300Y2 (ja)
JPS6140301Y2 (ja)
JPS6112066Y2 (ja)
JPS6112068Y2 (ja)
JPS6112067Y2 (ja)
JP3035100B2 (ja) 全自動洗濯機の軸受装置
KR960015481B1 (ko) 전자동 세탁기의 동력전달장치
JPS6117751Y2 (ja)
JPH0314480B2 (ja)
KR100211258B1 (ko) 세탁기
JPH049079B2 (ja)
JPH0144841Y2 (ja)
JPS5822706Y2 (ja) デンキセンタクキ ノ ゲンソククドウソウチ
JPS6115832Y2 (ja)
KR930005469Y1 (ko) 전자동 세탁기의 로울러클러치 설치장치
JPH04266799A (ja) 脱水兼用洗濯機の駆動装置
KR200154572Y1 (ko) 직결세탁기의 구동장치
KR20000032393A (ko) 드럼세탁기용 드럼축의 부싱결합구조
JPH02145Y2 (ja)
JPH036303Y2 (ja)
KR100429622B1 (ko) 세탁기의 클러치 구조
JP2022042849A (ja) 洗濯機および洗濯機の製造方法