JPS6112066Y2 - - Google Patents

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JPS6112066Y2
JPS6112066Y2 JP536283U JP536283U JPS6112066Y2 JP S6112066 Y2 JPS6112066 Y2 JP S6112066Y2 JP 536283 U JP536283 U JP 536283U JP 536283 U JP536283 U JP 536283U JP S6112066 Y2 JPS6112066 Y2 JP S6112066Y2
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shaft
press
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output shaft
metal
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JP536283U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 考案はパルセータを低速回転させるために減速
装置を具備した洗濯機に関する。
(ロ) 従来技術 パルセータを例えば180r.p.m程度の低速で回
転させるには、ギアを用いた減速装置が必要であ
る。この減速装置はモータ回転を受けた入力軸と
パルセータを取付けた出力軸とを備え、夫々の軸
を樹脂製ケース内で軸支している。この軸支に際
し、まずケースの軸支部にオイルレスメタルを圧
入する。そして、このメタルによつて各軸を軸支
する。
しかし、圧入時にメタルが軸支部と同軸になら
ないことがあつた。これは圧入時にケースの削れ
くずによつて圧入作業が妨げられたりして芯ずれ
を生ずるからである。また、ケースの削れくずに
よつてメタル自体の軸受面(内面)を汚すことも
あつた。
(ハ) 考案の目的 本考案はオイルレスメタルの圧入位置を設定す
ると共に、圧入作業時のケースの削れくずを円滑
に排除し、もつて芯ずれの発生とメタルの汚れと
を抑制することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案はメタルを圧入する樹脂製ケースの軸支
部の内周面に、圧入されたメタルを受止める段部
と、圧入時の削れくずを排除する凹所とを形成し
たものであり、メタルの圧入位置を設定でき、ま
た圧入時に削れくずによる障害を減少させて圧入
位置まで円滑に作業することができる。無論メタ
ルの軸受面の汚れも減る。
(ホ) 実施例 図面に於て、1は内部に各コーナを湾曲させた
四角形の洗濯槽2と脱水受槽3を配設して成る二
槽式洗濯機の機体で、上部後部の槽上にコントロ
ールボツクス4を止着すると共に、下部開口を基
台5に止着している。6はタイマーによつて短周
期で反転駆動する洗濯用モータ、7は脱水用モー
タで、いずれも基台5に止めてある。8は脱水受
槽3内に配設され、脱水用モータ7によつて高速
回転される遠心脱水かごである。
9は洗濯槽2の外底部にネジ止めされた減速装
置で、翼軸と成る出力軸10を槽内中心から突出
し、その入力軸11を出力軸10とは偏芯した位
置から下方に突出している。そして、入力軸11
の回転をピニオンギアー12とインタナルギアー
13とによつて減速して出力軸10に伝達する。
14は出力軸10に取付けられたパルセータ、
15は入力軸11に取付けられた大ブーリ、16
はモータ6の回転軸17に取付けられた小ブー
リ、18は小ブーリ16と大ブーリ15とを連結
するベルトである。ここで、出力軸10、入力軸
11及び回転軸17の軸芯は平面視で一直線上に
位置し、また回転軸17は入力軸11からは遠い
位置にあり、その間に出力軸10が位置するので
ある。この配置関係を第2図で示している。
一方、減速装置9の槽外底部へのネジ止め位置
は、第2図で示すように各軸芯を結ぶ線上とこ
の線とは直交する線上に在る。ベルト18のテン
シヨンが軸を介して装置9全体に加えられた場
合、装置9は軸芯線方向に撓みやすく、出力軸1
0が芯振れしやすくなるが、上記のネジ止め位置
はこれを抑制するのに最も効果的な位置である。
次に、減速装置9の取付構成とこの装置自体に
つて第3図に基づいて詳細に説明する。まず、洗
濯槽2の内底面は補強のために中心に向けて膨出
させてあり、この中心には筒状の取付孔19を立
設している。20は外底面の中央に垂設された大
径(取付孔19よりも)の筒状のガイド孔、21
はガイド孔20の内側と取付孔19との間に形成
された槽外底環状面、22……はガイド孔20の
外周壁も連接して外底面に放射状に突出系形成さ
れた補強リブ、23……はこの補強リブ22……
の内のネジ止め位置に該当する4個のリブに一体
形成された下向きのボスである。24……は取付
孔19の外周壁を連接して内底面に放射状に突出
形成された補強リブで、上記補強リブ22……と
協働て取付孔19及びガイド孔20の口径精度と
槽外底環状面21の平面度とを保持する。
減速装置9は樹脂製キヤツプ状の上下ケース2
5,26をその周縁のフランジをお互いに平ネジ
27……によつて止着したものである。そして、
上ケース25は取付孔19内に下方から挿入され
る突出部28とガイド孔20内に下方から挿入さ
れて槽外底環状面21に対向する肩部29と圧入
されたオイルレスメタル30によつて出力軸10
の上部を軸支する軸支部31とから成る。突出部
28は出力軸10の周囲を水封するオイルシール
32を止めた内周面を有し、内外周面間には上方
から切込んだ形状の環状溝33を設けている。ま
た、肩部29と軸支部31間には下方から空隙3
4……を所定間隙毎に且つ全体としては環状に設
けている。
この環状溝38及び空隙34……を形成したこ
とにより、突出部28の内外周面、肩部29及び
軸支部31の各肉厚を均等と成して成型時の歪み
を減少させ、夫々の外径精度を保持するのであ
る。また、このことにより、環状溝33と空隙3
4……との間には連結部35が環状に残る。
一方、下ケース26は出力軸10とは偏芯位置
する下面に下向き突出状の軸支部36を垂設し、
この軸支部36内で圧入されたオイルレスメタル
37,37によつて入力軸11を軸支している。
また、内面中心の有底筒状の軸支部36には出力
軸10の下端を軸支するオイルレスメタル30を
圧入している。
この上下ケース25,26の内部、即ち減速装
置9の内部では出力軸10の下部に固着されたイ
ンタナルギアー13に、入力軸11の上部に固着
されたピニオンギアー12が歯合している。ま
た、入力軸11の下端には大プーリ15が固着し
てある。尚、ベルト18の張り方向を第3図中の
矢印で示す。
ここで、下ケース26のオイルレスメタル3
0,37を圧入した軸支部36,36は内周面に
メタルを受止める段部38……と凹所39……を
順に形成してある。これはメタル圧入時に生じる
ケースの削れくずを凹所39……内に溜め、或い
は凹所39……から外部に排出するためである。
即ち、削れくずによつてメタル圧入作業が妨げら
れて正規の位置まで圧入できない結果、メタルが
傾いて軸の芯ずれを生じたり、削れくずによつて
メタルの軸受面(内面)を汚すと云うことが無い
ように、削れくずを凹所39……にて排除するの
である。
このように入、出力軸10,11を挿着し、そ
のギアー12,13を歯合させた状態で上下ケー
ス25,26は止着されて装置9を完成させてい
る。尚、この装置9は予め別工程で作られてい
る。
取付けについて説明すると、まず肩部29上に
柔軟な材料から成る環状のパツキン40を嵌合
し、突出部28を取付孔19内に、肩部29をガ
イド孔20内に、下方から挿入する。すると、パ
ツキン40は肩部29上面、槽外底環状面21、
突出部28外周面及びガイド孔20内周面によつ
て押圧されて夫々に密着し、水封を行なう。パツ
キン40は上下、内外に圧着するので水封効果が
高いが、更に効果を向上するために肩部29上面
及び槽外底環状面21に環状に突条41,41を
設ける。
この挿入時には突出部28の外周面が環状溝3
3によつて幾分撓みやすいので、取付孔19への
挿入作業がやさしくなつている。又、芯出し作業
も取付孔19及びガイド孔20が上下に二重筒状
に設けてあつて、これに突出部28及び肩部29
が上下で別々に挿入されるので、精度良く実行さ
れる。
この後に、上下ケース25,26のフランジを
ボス23……に当て、タツプネジ42……によつ
て下方からネジ止めする。フランジがボス23に
当たつた時上ケース25の上面と補強リブ22…
…との間には幾分間隔tが残る。すると、各軸芯
は直線上に配置され、タツプネジ42……の内
の2個のネジ42,42もその直線上に位置す
ることになる。また、間隔(基台5)は洗濯槽2
内に水を入れた時、槽底部中心が下方に撓むのを
許容する。そして、その時にはパツキン40は槽
外底環状面21によつて押圧され、水封効果を上
げる。
出力軸10にはパルセータ14が取付けられる
が、この軸周囲の水封はオイルシール32と上部
のオイルレスメタル30によつて行なわれる。
洗濯時の作動について説明すると、まずモータ
6はタイマー等によつて1秒前後の短周期で反転
駆動される。大小プーリ15,16及びベルト1
8の接触は軸間距離を確保したことにより良好で
あるから、ほとんどスリツプせず、モータ6の回
転を一次減速して入力軸11に伝達する。減速装
置9は左右いずれの回転も均等にギアー12,1
3に伝達し、出力軸10を二次速して左右共に安
定的に回転させる。この結果、パルセータ14は
例えば180r.p.m程度の低速で且つ短周期で反転
し、洗濯物をあまりいためずに洗濯する。
洗濯中に洗濯物から出た砂は膨出した中央に残
らずに周囲に溜まるので、オイルシール32等に
悪影響を与えず、また簡単に除去されるものであ
る。
減速装置9内でのギアー12,13の歯合回転
音は潤滑剤等で減少させてあるが、仮に発生して
もその発生音は左右回転共に規制的に生じ、不快
感等を与えない。
減速装置9内の出力軸10に少許の芯ずれが在
つた場合、出力軸10は下端を中心捩れ回転する
が、この時にはこの回転力を連結部35が撓むこ
とにより吸収し、パツキン40の圧着力に対する
影響を極力押さえ、水封効果を保持する。
また、本実施例では入、出力軸10,11を装
置9内で軸支しているから、装置9が軸受を兼用
することになる。そして、この装置9は予め別工
程で完成しているから、これを槽2に下方から組
立てる場合は自動化と本工程の合理化が容易とな
る。また、一方では従来のように軸受や補強板を
槽底面に内外からボルト、ナツトで強固に締着す
る必要が無くなり、槽及びその底面の肉厚を従来
程は厚くしなくても良く、価格面での有利さがあ
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案はメタルを確実に圧入できるので、入、
出力軸の芯ずれやメタルの汚れを抑制でき、パル
セータによる洗濯効果を保持できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による洗濯機の断面図、第2図
は各軸及び減速装置のネジ止め位置を示す底面
図、第3図は減速位置とその取付構成を示す断面
図、第4図はイ,ロ及び第5図イ,ロは軸支部の
断面図と平面図である。 1……減速装置、10……出力軸、11……入
力軸、14……パルセータ、26……下ケース、
30……オイルレスメタル、36……軸支部、3
7……オイルレスメタル、38……段部、39…
…凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータ回転を受けた入力軸の回転をパルセータ
    を取付けた出力軸に減速して伝達する減速装置を
    具備した洗濯機に於いて、上記減速装置の樹脂製
    のケースに軸支部を形成してこの軸支部内周面に
    オイルレスメタルを圧入すると共に、このオイル
    レスメタルによつて上記入、出力軸を軸支し、上
    記軸支部の内周面には、上記オイルレスメタルを
    受止める段部と、圧入時に於ける削れくずを排除
    す9る凹所とを、形成したことを特徴とする洗濯
    機。
JP536283U 1983-01-17 1983-01-17 洗濯機 Granted JPS59111680U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP536283U JPS59111680U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP536283U JPS59111680U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 洗濯機

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Publication Number Publication Date
JPS59111680U JPS59111680U (ja) 1984-07-27
JPS6112066Y2 true JPS6112066Y2 (ja) 1986-04-15

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ID=30136951

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JP536283U Granted JPS59111680U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 洗濯機

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JP (1) JPS59111680U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6077792A (ja) * 1983-10-03 1985-05-02 松下電器産業株式会社 電気洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59111680U (ja) 1984-07-27

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