JPH02145Y2 - - Google Patents

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JPH02145Y2
JPH02145Y2 JP1983195651U JP19565183U JPH02145Y2 JP H02145 Y2 JPH02145 Y2 JP H02145Y2 JP 1983195651 U JP1983195651 U JP 1983195651U JP 19565183 U JP19565183 U JP 19565183U JP H02145 Y2 JPH02145 Y2 JP H02145Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、槽の底部に変速器を備えた洗濯機に
係り、特にその変速器に改良を加えた洗濯機に関
する。
〔考案の技術的背景〕
近時、洗濯機には、従来から用いられている高
速回転形のパルセータに代えこれよりも径大でし
かも低速度で回転される撹拌体を用い、以て洗濯
物を布傷み等生じさせずに洗濯し得る様にしたも
のが供されている。そしてこのものではモータの
回転動力を槽内の撹拌体に減速して伝達すべく減
速器(変速器)を備えていて、該減速器は例えば
上下二つ割形のケーシングにて減速機構を囲繞し
て構成されている。
〔背景技術の問題点〕
ところで、この種洗濯機では、機種の違い(洗
濯容量の大小)によつて減速機構の厚みも異なる
ものであるが、例えばその厚みが小である場合画
一的な大きさのケーシングでは減速機構がスラス
ト方向に動くことがあり、又、大なる場合にはそ
の減速機構をケーシング内に収め得ず、従つて従
来では、各機種に応じ、そのケーシングの上、下
ともそれ相応の大きさのものを選定する様にして
いる。しかしながら、これでは上、下ケーシング
を多種類用意しておかなければならず、各機種全
体を通しての製作性に劣り、特に上記上、下ケー
シングは通常型成形されるものであるが、この場
合多種類の成形型を必要とし、製作費の高騰を来
たす問題があつた。
〔考案の目的〕
従つて本考案の目的は、変速器の変速機構の厚
みの違いに対処し得ることはもとより、これを製
作性を落さずしかも安価に達成し得る洗濯機を提
供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、槽の底部に、変速機構を有しモータ
からの回転動力を槽内の撹拌体に該変速機構によ
り変速して伝達する変速器を具したものにおい
て、その変速器の前記変速機構用の外殻を、上面
が開口し内部下部に前記変速機構の外周縁部を載
せる座部を形成し該座部から上面開口端までの高
さを前記変速機構の外周縁部の厚みより大きく設
定して該座部に前記変速機構の外周縁部を載置し
た本体ケースと、この本体ケースの上面の開口部
にこれを覆う様に装着され該本体ケースの前記座
部に載置した前記変速機構の外周縁部上面に到達
する長さに設定された垂下突部を形成した蓋ケー
スとから構成し、前記垂下突部と前記座部とで前
記変速機構の外周縁部を上下から挟持固定する様
にしたものであり、前記垂下突部の突出長の異な
る蓋ケースを前記変速機構の外周縁部の厚みに応
じて選定し使用する様にし、以て、本体ケースは
そのまま使用し蓋ケースを選定するのみで、変速
機構を本体ケース及び蓋ケースの内部に収容でき
ることはもとより、該変速機構のスラスト方向へ
の動きもなくすことができる。
〔考案の実施例〕
以下本考案の第一実施例につき第1図及び第2
図を参照して説明する。まず第1図において、1
は例えば二槽式洗濯機の外箱で、その内部には槽
体2が配設されており、この槽体2は槽たる洗濯
槽3及び脱水槽(図示せず)を有して成る。4は
洗濯槽3内に軸受機構5を介して配置した比較的
径大な撹拌体、一方、6は外箱1底部に配設した
モータであり、該モータ6の回転動力をベルト伝
達機構7及び減速器(変速器)8を介して減速し
て撹拌体4に伝達する様になつている。さて、上
記軸受機構5は減速器8の一部を構成するもの
で、該減速器8について詳述するに、第2図にお
いて、9は軸受機構5の軸受ケースで、これは円
筒状をなしていて、その下部寄りの外周には円形
状のフランジ10が形成され、又下端部外周には
雄ねじ部11が形成されている。この軸受ケース
9は、前記洗濯槽3の底部に形成した挿通孔3a
にフランジ10を該洗濯槽3内底面に宛がう様に
挿通することにより洗濯槽3底部に設けられてい
る。12は出力軸で、これは予め軸受ケース9内
に軸受13を介して支承されている。14は固定
部材であり、これは円形状をなしており、その中
心部には雌ねじ部15が形成されており、又、外
周縁部には、環状をなして下方に突出するリブ部
16が形成されている。而してこの固定部材14
は、その雌ねじ部15を軸受ケース9の雄ねじ部
11に螺合することにより、上壁部14aが前記
フランジ10下面とで挿通孔3a周縁部分を挾む
様にして軸受ケース9に連結されていて、以て軸
受ケース9を固定している。この場合、挿通孔3
aの上縁部には予めシール部材17が配置され
て、このシール部材17は挿通孔3aと共に上記
フランジ10下面と固定部材14上面とで挾み込
まれている。一方、18及び19は減速器8の後
述するギア機構24用の外殻を構成する本体ケー
ス及び蓋ケースであり、本体ケース18は上面を
開口した円形状をなしており、その内部下部には
座部たる段部18aが形成され、又、下壁部には
軸受筒部20が形設されている。さらに該本体ケ
ース18の上部外周には取付鍔部21が形設さ
れ、又、上端部に複数(一つのみ図示)の切欠部
22が形成されていると共に、該切欠部22下方
部外面には係合突起23が形成されている。この
本体ケース18は、その段部18aから上面開口
端までの高さを、使用が予想される複数種の変速
機構のうち最も大きい機種における変速機構の外
周縁部の厚みより大きく設定してある。而してこ
の本体ケース18内には変速機構としてのギヤ機
構24が収容されており、25は本体ケース18
の段部18aに回り止め状態に載置された固定ギ
ヤたる外輪ギヤで、減速機構の外周部を構成して
おり、26は外輪ギヤ25中心部に回転自在に存
する内輪ギヤ、27はこれら外輪ギヤ25及び内
輪ギヤ26間に噛合状態に存する複数の遊星ギヤ
(1個のみ図示)であり、28は遊星ギヤ27を
軸支する出力ブラケツトであり、これは遊星ギヤ
27の遊星運動に伴つて回転するようになつてい
る。そして、前記軸受筒部20内には入力軸29
が挿通支承されていて、その上端部を上記内輪ギ
ヤ26に連結している。以上に対し、蓋ケース1
9は略円形板状をなしていて、その外周縁には、
本体ケース18の内周面に合致する環状の垂下突
部30が形成されていると共に、上方に向けて環
状の突壁部31が形成され、さらに、この突壁部
31に連ねて下向きに係合爪32が複数(一個の
み図示)形成されている。前記垂下突部30の突
出長即ち前記蓋ケース19下面から下方への突出
長は、前記本体ケース18の段部18aに載置さ
れた外輪ギヤ25の上面に到達する長さに設定さ
れている。尚、該蓋ケース19の中央部は前記固
定部材14を逃げるべく開口されている。而して
この蓋ケース19は、本体ケース18の上面の開
口部に嵌入されていて、その係合爪32が係合突
起23と係合することにより該開口部にこれを覆
う様に装着されている。この場合、垂下突部30
によつてギヤ機構24の外周縁部たる外輪ギヤ2
5の外周縁部を下方へ押圧しており、これによ
り、該垂下突部30と前記端部18aとで外輪ギ
ヤ25を上下から挟持固定し、以て、ギヤ機構2
4のスラスト方向への動きを阻止している。斯様
に構成された減速器8は、本体ケース18の取付
鍔部21を洗濯槽3の外底部にタツピングねじ3
3によつて取付けることにより、該洗濯槽3外底
部に配設されており、この場合、固定部材14の
リブ部16に対して本体ケース18の開口部が嵌
合されると共に、蓋ケース19が固定部材14の
リブ部16にて押圧され、又、出力ブラケツト2
8は出力軸12の下端部に嵌合連結される。尚、
入力軸29に前記モータ6の回転動力を伝達する
様にし、又、出力軸12に撹拌体4を連結してい
る。
ここで、上記蓋ケース19は、ギヤ機構24の
外周縁部の厚みこの場合外輪ギヤ25の厚みを考
慮して、その厚みに合つた突出長となる垂下突部
30を有するものを選定して使用されており、而
して、外輪ギヤ25の厚みが本実施例の場合より
大なるときには垂下突部30の突出長が小なる蓋
ケース19を選定して使用し、逆に外輪ギヤ25
の厚みが小なるときには、垂下突部30の突出量
が大なる蓋ケース19を選定して使用する。この
結果、ギヤ機構24を本体ケース18及び蓋ケー
ス19内に収容できることはもとより、該ギヤ機
構24をスラスト方向への動きも確実に防止でき
る。
従つて斯様な本実施例によれば、ギヤ機構24
の外周縁部の厚みに対処し得ることはもとより、
減速器8の外殻の主たる部分を占める本体ケース
18はそのまま共通に使用し、この本体ケース1
8の開口部を覆う蓋ケース19のみを適宜選定し
て使用することにより、ギヤ機構24の厚みに対
処できるので、各機種について蓋ケース19の選
定のみで済み、従つて各機種を通しての製作性を
大いに向上させることができると共に、容易に対
処でき、組立性の向上にも寄与でき、しかも本体
ケース18を形成するについての成形型も一種類
で済むと共に、蓋ケース19自体小さいので、そ
の成形型費も安く抑え得る。
特に本実施例構成によれば次の効果も奏する。
蓋ケース19を、これに形成した係合爪32と、
本体ケース18に形成した係合突起23との係合
により本体ケース18に装着する構成としたの
で、ユニツトとして減速器8の取扱いが容易とな
るばかりか、蓋ケース19の取付けをも容易なら
しめ得、減速器8の組立自動化に大いに寄与で
き、よつて生産性の向上も図り得る。又、固定部
材14に本体ケース18の開口部と嵌合するリブ
部16を形成したので、減速器8を洗濯槽3外底
部に取付ける際に、該減速器8の本体ケース18
と軸受機構5との芯合せを自ずとしかも確実に行
なうことができ、しかもこの場合、リブ部16に
て蓋ケース19を押える様にしたので、蓋ケース
19の係合爪32と本体ケース18の係合突起2
3との係合力を小ならしめ得て、蓋ケース19の
取付けを一層容易ならしめ得、又、その係合等の
固定手段も簡素化できる。さらに、軸受ケース9
のフランジ10下面と固定部材14上面とで洗濯
槽3の挿通孔3a周縁部分をシール部材17ごと
挾持する構成としたので、挿通孔3a周縁部分の
変形を確実に防止でき、よつてシール部材17に
よるシール性を確実に持続できる。
第3図は本考案の第二実施例を示しており、こ
の第二実施例においては固定部材34が前記第一
実施例における固定部材14と異なり、即ち該固
定部材34は前記固定部材14のリブ部16なる
ものは有さず単に筒状に形成されている。而して
該第二実施例においても基本的に第一実施例と同
様の効果を得ることができる。
尚上記実施例では本考案を二槽式洗濯機に適用
して説明したが、本考案は脱水兼用洗濯機等にも
適用でき、また変速機構としては、ギヤ機構によ
らずとも例えばトルクコンバータ機構等にあつて
も良いものある。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明した様に、槽の底部に、変速
機構を有しモータからの回転動力を槽内の撹拌体
に該変速機構により変速して伝達する変速器を具
えたものにおいて、その変速器の前記変速機構用
の外殻を、上面が開口し内部下部に前記変速機構
の外周縁部を載せる座部を形成し該座部から上面
開口端までの高さを前記変速機構の外周縁部の厚
みより大きく設定して該座部に前記変速機構の外
周縁部を載置した本体ケースと、この本体ケース
の上面の開口部にこれを覆う様に装着され該本体
ケースの前記座部に載置した前記変速機構の外周
縁部上面に到達する長さに設定された垂下突部を
形成した蓋ケースとから構成し、前記垂下突部と
前記座部とで前記変速機構の外周縁部を上下から
挟持固定する様にしたことを特徴とするものであ
り、これにて、変速機構に厚みの違いがあつて
も、変速機構を本体ケース及び蓋ケース内にスラ
スト方向への動きを阻止した状態に収容でき、し
かも、この場合、蓋ケースの選定のみで済み、本
体ケースは共通化でき、よつて各機種を通しての
製作性を大いに向上させることができると共に組
立性の向上にも寄与でき、しかも製作コストの低
廉化にも寄与し得る等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第一実施例を示
し、第1図は洗濯機の洗濯槽側部分の縦断正面
図、第2図は要部の拡大破断正面図、第3図は本
考案の第二実施例を示す第2図相当図である。 図中、3及び3aは洗濯槽及び挿通孔、4は撹
拌体、5は軸受機構、8は減速器(変速器)、9
は軸受ケース、12は出力軸、14は固定部材、
16はリブ部、18は本体ケース、18aは段部
(座部)、19は蓋ケース、24はギヤ機構、25
は外輪ギヤ、29は入力軸、30は垂下突部、、
34は固定部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 槽の底部に、変速機構を有しモータからの回
    転動力を槽内の撹拌体に該変速機構により変速
    して伝達する変速器を具えたものにおいて、そ
    の変速器の前記変速機構用の外殻を、上面が開
    口し内部下部に前記変速機構の外周縁部を載せ
    る座部を形成し該座部から上面開口端までの高
    さを前記変速機構の外周縁部の厚みより大きく
    設定して該座部に前記変速機構の外周縁部を載
    置した本体ケースと、この本体ケースの上面の
    開口部にこれを覆う様に装着され該本体ケース
    の前記座部に載置した前記変速機構の外周縁部
    上面に到達する長さに設定された垂下突部を形
    成した蓋ケースとから構成し、前記垂下突部と
    前記座部とで前記変速機構の外周縁部を上下か
    ら挟持固定する様にしたことを特徴とする洗濯
    機。 2 変速器は、内部に出力軸を支承した軸受ケー
    ス及び該軸受ケースを槽底部に取付ける固定部
    材を有し、その固定部材は、本体ケースの開口
    部と嵌合し且つ蓋ケースを押圧するリブ部を有
    することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の洗濯機。
JP19565183U 1983-12-19 1983-12-19 洗濯機 Granted JPS60103490U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311466B2 (ja) * 1974-07-31 1978-04-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5311466U (ja) * 1976-07-13 1978-01-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311466B2 (ja) * 1974-07-31 1978-04-21

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