JP3178983B2 - 洗濯機の脱水槽 - Google Patents
洗濯機の脱水槽Info
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Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板から円筒状に形
成された胴部を備える洗濯機の脱水槽に関するものであ
る。
成された胴部を備える洗濯機の脱水槽に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば脱水兼用洗濯機においては、外槽
の内部に配置される内槽(脱水槽)を、槽の底部を構成
する槽底部と、槽の胴部を構成する胴部と、胴部の上端
に取付けられるバランスリングとの3部材を結合して構
成したものがある。前記胴部は、例えばステンレス製の
薄板から上下両面が開放した円筒状に形成され、また、
前記槽底部は、例えばプラスチックから円形容器状に構
成される。
の内部に配置される内槽(脱水槽)を、槽の底部を構成
する槽底部と、槽の胴部を構成する胴部と、胴部の上端
に取付けられるバランスリングとの3部材を結合して構
成したものがある。前記胴部は、例えばステンレス製の
薄板から上下両面が開放した円筒状に形成され、また、
前記槽底部は、例えばプラスチックから円形容器状に構
成される。
【0003】しかして、前記胴部と槽底部とを結合する
にあたっては、従来では、図6に示すような結合構造が
採用されていた。即ち、胴部1の下部は、槽底部2の複
数個のリブを有して構成される外周壁部の外周面に被さ
るように位置され、その胴部1の下端部が、全周にわた
って外周壁部の下端のかしめ片部3に対して内側にかし
められて結合される(このかしめ部を符号「1a」で示
す)。また、このかしめ加工とほぼ同時に、胴部1のう
ち槽底部2の上端に位置する部位が、内側に絞り成形さ
れて絞り凹部1bが全周にわたって形成される。
にあたっては、従来では、図6に示すような結合構造が
採用されていた。即ち、胴部1の下部は、槽底部2の複
数個のリブを有して構成される外周壁部の外周面に被さ
るように位置され、その胴部1の下端部が、全周にわた
って外周壁部の下端のかしめ片部3に対して内側にかし
められて結合される(このかしめ部を符号「1a」で示
す)。また、このかしめ加工とほぼ同時に、胴部1のう
ち槽底部2の上端に位置する部位が、内側に絞り成形さ
れて絞り凹部1bが全周にわたって形成される。
【0004】そして、槽底部2の外周壁部に複数個(例
えば周方向に等間隔に8個)が形成されたねじ穴4に対
し、胴部1に形成されたねじ挿通穴1cを通して外周側
からねじ5を締付けることにより、胴部1が槽底部2に
複数箇所にてねじ止めされるのである。
えば周方向に等間隔に8個)が形成されたねじ穴4に対
し、胴部1に形成されたねじ挿通穴1cを通して外周側
からねじ5を締付けることにより、胴部1が槽底部2に
複数箇所にてねじ止めされるのである。
【0005】一方、図7に示すように、前記胴部1の上
端部には、外側に丸め込まれたロール部1dが形成され
ており、そのロール部1dが、バランスリング6の外周
壁部に形成された突片部6aに当接した状態で、バラン
スリング6の外周壁部に形成されたねじ穴7に対し、胴
部1に形成されたねじ挿通穴1eを通して外周側からね
じ8を締付けることにより、バランスリング6が胴部1
にねじ止めされるのである。
端部には、外側に丸め込まれたロール部1dが形成され
ており、そのロール部1dが、バランスリング6の外周
壁部に形成された突片部6aに当接した状態で、バラン
スリング6の外周壁部に形成されたねじ穴7に対し、胴
部1に形成されたねじ挿通穴1eを通して外周側からね
じ8を締付けることにより、バランスリング6が胴部1
にねじ止めされるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な脱水槽は、外槽内に配置され、脱水時において高速回
転されるのであるが、このとき、図6,図7に示すよう
に、脱水槽(胴部1)の外面と、外槽の内壁面9との間
に、所定の寸法Gのギャップを確保する必要がある。こ
の場合、図6に示すように、脱水槽の下部においては、
ねじ5の頭部5aと外槽の内壁面9との間に、所定寸法
Gのギャップが確保され、一方、図7に示すように、脱
水槽の上部においては、ねじ8の頭部8a(あるいはロ
ール部1d)と内壁面9との間に、所定寸法Gのギャッ
プが確保されていた。
な脱水槽は、外槽内に配置され、脱水時において高速回
転されるのであるが、このとき、図6,図7に示すよう
に、脱水槽(胴部1)の外面と、外槽の内壁面9との間
に、所定の寸法Gのギャップを確保する必要がある。こ
の場合、図6に示すように、脱水槽の下部においては、
ねじ5の頭部5aと外槽の内壁面9との間に、所定寸法
Gのギャップが確保され、一方、図7に示すように、脱
水槽の上部においては、ねじ8の頭部8a(あるいはロ
ール部1d)と内壁面9との間に、所定寸法Gのギャッ
プが確保されていた。
【0007】ここで、洗濯機にあっては、全体を大形化
することなく、脱水槽に一度に収容できる洗濯物の量
(容量)をできるだけ大きくすることが望まれ、そのた
めには、所定の大きさの外槽に対して、脱水槽の大きさ
(内容積)をできるだけ大きくすることが重要となる。
することなく、脱水槽に一度に収容できる洗濯物の量
(容量)をできるだけ大きくすることが望まれ、そのた
めには、所定の大きさの外槽に対して、脱水槽の大きさ
(内容積)をできるだけ大きくすることが重要となる。
【0008】しかしながら、上記従来の構成では、脱水
槽の大きさ(胴部1の内径)を大きくするための工夫
は、特になされておらず、胴部1の外壁が、外槽の内壁
面9から寸法G+α(αは例えば5mm程度)だけ離れた
位置にくるなど、限られた配置空間内で脱水槽の内容積
をできるだけ大きくするという観点からは、必ずしも効
率的な構成であるとは言えなかった。
槽の大きさ(胴部1の内径)を大きくするための工夫
は、特になされておらず、胴部1の外壁が、外槽の内壁
面9から寸法G+α(αは例えば5mm程度)だけ離れた
位置にくるなど、限られた配置空間内で脱水槽の内容積
をできるだけ大きくするという観点からは、必ずしも効
率的な構成であるとは言えなかった。
【0009】尚、従来の胴部1と槽底部2との結合構造
(図6)では、胴部1の下端部のかしめ加工を行う際
の、槽底部2との間の円周方向の位置決めを、胴部1に
切起こしにより形成された位置決め凸部を、槽底部2に
設けられた位置決め凹部に嵌合させることにより行うよ
うにしていたが、これでは、胴部1の構成が比較的複雑
になるといった事情もあった。
(図6)では、胴部1の下端部のかしめ加工を行う際
の、槽底部2との間の円周方向の位置決めを、胴部1に
切起こしにより形成された位置決め凸部を、槽底部2に
設けられた位置決め凹部に嵌合させることにより行うよ
うにしていたが、これでは、胴部1の構成が比較的複雑
になるといった事情もあった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、外槽との間に所定の寸法のギャップを
確保しつつも、内容積を大きくすることを可能とする洗
濯機の脱水槽を提供するにある。
で、その目的は、外槽との間に所定の寸法のギャップを
確保しつつも、内容積を大きくすることを可能とする洗
濯機の脱水槽を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の洗濯
機の脱水槽は、金属板から円筒状に形成された胴部と、
プラスチックから円形容器状に構成され外周壁部に前記
胴部の下部がラップした状態で結合される槽底部とを具
備し、前記胴部の下端部を前記槽底部の外周壁部の被か
しめ部にかしめ結合すると共に、胴部に内側に凸となる
上部絞り部を形成して槽底部の外周壁部の上端部に当接
させ、更に、ねじを、前記胴部に形成されたねじ挿通孔
を通して前記槽底部の外周壁部のねじ止め部に外周側か
ら締付けることにより、それら胴部と槽底部とをねじ止
めするようにしたものであって、前記胴部のねじ挿通孔
部分に位置して、内周側に凸となり前記ねじの頭部が収
容される絞り部を設けると共に、前記槽底部の外周壁部
のねじ止め部部分に位置して、前記絞り部に対応した凹
部を設けたところに特徴を有する。この場合、胴部の下
端部と絞り部との間に位置して、周方向に長い長穴状を
なす応力吸収用の切欠部を設ければ、より効果的である
(請求項2の発明)。
機の脱水槽は、金属板から円筒状に形成された胴部と、
プラスチックから円形容器状に構成され外周壁部に前記
胴部の下部がラップした状態で結合される槽底部とを具
備し、前記胴部の下端部を前記槽底部の外周壁部の被か
しめ部にかしめ結合すると共に、胴部に内側に凸となる
上部絞り部を形成して槽底部の外周壁部の上端部に当接
させ、更に、ねじを、前記胴部に形成されたねじ挿通孔
を通して前記槽底部の外周壁部のねじ止め部に外周側か
ら締付けることにより、それら胴部と槽底部とをねじ止
めするようにしたものであって、前記胴部のねじ挿通孔
部分に位置して、内周側に凸となり前記ねじの頭部が収
容される絞り部を設けると共に、前記槽底部の外周壁部
のねじ止め部部分に位置して、前記絞り部に対応した凹
部を設けたところに特徴を有する。この場合、胴部の下
端部と絞り部との間に位置して、周方向に長い長穴状を
なす応力吸収用の切欠部を設ければ、より効果的である
(請求項2の発明)。
【0012】
【0013】
【作用】本発明の請求項1の洗濯機の脱水槽によれば、
胴部のねじ挿通孔部分に内周側に凸となる絞り部を設け
るようにしたので、胴部と槽底部とをねじ止めするため
のねじの頭部は、絞り部内に収容されるようになる。こ
のため、ねじの頭部全体が円筒状の胴部の外周面から突
出した形態とはならず、ねじの頭部の全体あるいは少な
くとも一部が、胴部の外周面から内側に没入している形
態とされる。
胴部のねじ挿通孔部分に内周側に凸となる絞り部を設け
るようにしたので、胴部と槽底部とをねじ止めするため
のねじの頭部は、絞り部内に収容されるようになる。こ
のため、ねじの頭部全体が円筒状の胴部の外周面から突
出した形態とはならず、ねじの頭部の全体あるいは少な
くとも一部が、胴部の外周面から内側に没入している形
態とされる。
【0014】従って、脱水槽が収容される外槽とねじ頭
部との間に所定寸法のギャップが確保されているとして
も、その外槽と胴部との間のギャップの寸法を、前記所
定寸法あるいはそれに近い寸法とすることができ、この
結果、ねじの頭部全体が胴部の外周面から突出した形態
となる場合と比べて、胴部の内径を大きくすることがで
きる。
部との間に所定寸法のギャップが確保されているとして
も、その外槽と胴部との間のギャップの寸法を、前記所
定寸法あるいはそれに近い寸法とすることができ、この
結果、ねじの頭部全体が胴部の外周面から突出した形態
となる場合と比べて、胴部の内径を大きくすることがで
きる。
【0015】また、胴部の下端部を槽底部の外周壁部の
被かしめ部にかしめ結合し、胴部に内側に凸となる上部
絞り部を形成して槽底部の外周壁部の上端部に当接させ
ることにより、胴部が槽底部に対する上下方向の位置合
わせ状態にかしめ結合されるようになり、そして、胴部
の絞り部に対応して、槽底部の外周壁部に凹部を形成し
たので、それら絞り部と凹部とを嵌合させることによっ
て、ねじ挿通孔とねじ止め部との位置合わせを容易に行
うことができる。これと共に、絞り部と凹部との嵌合に
より、胴部の下端部のかしめ加工時における、槽底部に
対する周方向の位置決めをも行うことができるようにな
る。
被かしめ部にかしめ結合し、胴部に内側に凸となる上部
絞り部を形成して槽底部の外周壁部の上端部に当接させ
ることにより、胴部が槽底部に対する上下方向の位置合
わせ状態にかしめ結合されるようになり、そして、胴部
の絞り部に対応して、槽底部の外周壁部に凹部を形成し
たので、それら絞り部と凹部とを嵌合させることによっ
て、ねじ挿通孔とねじ止め部との位置合わせを容易に行
うことができる。これと共に、絞り部と凹部との嵌合に
より、胴部の下端部のかしめ加工時における、槽底部に
対する周方向の位置決めをも行うことができるようにな
る。
【0016】この場合、胴部の下端部のかしめ加工によ
って、胴部の下端部近傍部分には歪みが生ずるようにな
り、ねじの締付け時において、かしめ部分とねじ挿通孔
との間の部分に応力集中が起こって変形などが生ずる虞
があるが、胴部の下端部と絞り部との間に位置して周方
向に長い長穴状をなす応力吸収用の切欠部を設けるよう
にすれば(請求項2の洗濯機の脱水槽)、その応力集中
が切欠部によって吸収され、変形や破断等の発生を未然
に防止することができる。
って、胴部の下端部近傍部分には歪みが生ずるようにな
り、ねじの締付け時において、かしめ部分とねじ挿通孔
との間の部分に応力集中が起こって変形などが生ずる虞
があるが、胴部の下端部と絞り部との間に位置して周方
向に長い長穴状をなす応力吸収用の切欠部を設けるよう
にすれば(請求項2の洗濯機の脱水槽)、その応力集中
が切欠部によって吸収され、変形や破断等の発生を未然
に防止することができる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明を脱水兼用洗濯機に適用した一
実施例について、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図5を参照して本実施例に係る洗濯機(脱水兼用
洗濯機)11の全体の概略構成について述べる。ほぼ矩
形箱状をなす外箱12内には、外槽(水受槽)13が吊
持機構14を介して設けられている。そして、前記外槽
13内には、図示しない洗濯物が収容される本実施例に
係る脱水槽15が設けられ、この脱水槽15の内底部に
は撹拌体16が設けられている。前記脱水槽15につい
ては、後に詳述する。
実施例について、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図5を参照して本実施例に係る洗濯機(脱水兼用
洗濯機)11の全体の概略構成について述べる。ほぼ矩
形箱状をなす外箱12内には、外槽(水受槽)13が吊
持機構14を介して設けられている。そして、前記外槽
13内には、図示しない洗濯物が収容される本実施例に
係る脱水槽15が設けられ、この脱水槽15の内底部に
は撹拌体16が設けられている。前記脱水槽15につい
ては、後に詳述する。
【0019】前記外槽13の外底部には、駆動源となる
モータ17が下向きに設けられていると共に、そのモー
タ17の回転力がベルト18等を介して伝達され、前記
脱水槽15及び撹拌体16を回転駆動する機構部19が
設けられている。周知のように、前記モータ17及び機
構部19等により、洗い及びすすぎの行程においては、
前記撹拌体16が正逆回転され、脱水の行程において
は、前記脱水槽15が撹拌体16と共に高速回転される
ようになっている。また、外槽13の底部には、排水ホ
ース20が接続されており、その排水ホース20の途中
部位に排水弁21が設けられている。
モータ17が下向きに設けられていると共に、そのモー
タ17の回転力がベルト18等を介して伝達され、前記
脱水槽15及び撹拌体16を回転駆動する機構部19が
設けられている。周知のように、前記モータ17及び機
構部19等により、洗い及びすすぎの行程においては、
前記撹拌体16が正逆回転され、脱水の行程において
は、前記脱水槽15が撹拌体16と共に高速回転される
ようになっている。また、外槽13の底部には、排水ホ
ース20が接続されており、その排水ホース20の途中
部位に排水弁21が設けられている。
【0020】一方、外箱12の上部部分には、トップカ
バー22が設けられている。図示及び詳しい説明は省略
するが、このトップカバー22には、洗濯物出入口及び
それを開閉するための蓋が設けられていると共に、背面
側に位置して、給水弁などからなる給水機構が設けら
れ、前面側に位置して、各種スイッチや表示装置を備え
る操作パネル、マイコン等からなる制御装置などが設け
られている。
バー22が設けられている。図示及び詳しい説明は省略
するが、このトップカバー22には、洗濯物出入口及び
それを開閉するための蓋が設けられていると共に、背面
側に位置して、給水弁などからなる給水機構が設けら
れ、前面側に位置して、各種スイッチや表示装置を備え
る操作パネル、マイコン等からなる制御装置などが設け
られている。
【0021】さて、前記脱水槽15は、図4などにも示
すように、大きく分けて、胴部23、この胴部23の下
端部に結合される円形容器状の槽底部24、前記胴部2
3の上端部に結合されるリング状のバランスリング25
の3部材を備えて構成されている。このうち、胴部23
は、金属板例えばステンレス板から上下両面が開放した
円筒状に形成され、その周壁面には、図示しない多数個
の脱水孔が形成されている。
すように、大きく分けて、胴部23、この胴部23の下
端部に結合される円形容器状の槽底部24、前記胴部2
3の上端部に結合されるリング状のバランスリング25
の3部材を備えて構成されている。このうち、胴部23
は、金属板例えばステンレス板から上下両面が開放した
円筒状に形成され、その周壁面には、図示しない多数個
の脱水孔が形成されている。
【0022】そして、前記槽底部24は、プラスチック
から円形容器状に構成され、図1にも示すように、その
外周壁部に外周側に水平に延びる複数個のリブを有した
形態とされている。前記胴部23は、その下部が槽底部
24の外周壁部にラップした状態で、後述のようにかし
め及びねじ止めにより結合されるようになっている。ま
た、前記バランスリング25は、周知のように、プラス
チックからなる中空円環状の本体内に液体を収容して構
成されている。前記胴部23は、その上部がバランスリ
ング25の外周壁部にラップした状態で、後述のように
ねじ止め結合されるようになっている。
から円形容器状に構成され、図1にも示すように、その
外周壁部に外周側に水平に延びる複数個のリブを有した
形態とされている。前記胴部23は、その下部が槽底部
24の外周壁部にラップした状態で、後述のようにかし
め及びねじ止めにより結合されるようになっている。ま
た、前記バランスリング25は、周知のように、プラス
チックからなる中空円環状の本体内に液体を収容して構
成されている。前記胴部23は、その上部がバランスリ
ング25の外周壁部にラップした状態で、後述のように
ねじ止め結合されるようになっている。
【0023】ここで、前記胴部23と槽底部24及びバ
ランスリング25との結合構造について、図1ないし図
3も参照して述べる。図1に示すように、前記槽底部2
4の外周壁部のリブのうち最下端に位置するものが、被
かしめ部24aとされ、前記胴部23の下端部全周(か
しめ部26と称する)が、その被かしめ部24aにかし
め結合されるようになっている。さらに、これと共に、
胴部23には、全周にわたって内側に凸となる上部絞り
部27が、前記槽底部24の上端部に乗り上げるように
して形成されるようになっている。
ランスリング25との結合構造について、図1ないし図
3も参照して述べる。図1に示すように、前記槽底部2
4の外周壁部のリブのうち最下端に位置するものが、被
かしめ部24aとされ、前記胴部23の下端部全周(か
しめ部26と称する)が、その被かしめ部24aにかし
め結合されるようになっている。さらに、これと共に、
胴部23には、全周にわたって内側に凸となる上部絞り
部27が、前記槽底部24の上端部に乗り上げるように
して形成されるようになっている。
【0024】また、前記槽底部24の外周壁部には、例
えば円周方向に等間隔に8か所に位置してねじ止め部と
してのねじ穴28が形成されており、前記胴部23に
は、各ねじ穴28に対応して、図2にも示すようなねじ
挿通孔29が設けられている。これにて、ねじ30を、
外周側からねじ挿通孔29を通してねじ穴28に締付け
ることにより、それら胴部23と槽底部24とがねじ止
め固着されるのである。なお、ねじ30の頭部30aと
胴部23との間には、ワッシャ31が設けられている。
えば円周方向に等間隔に8か所に位置してねじ止め部と
してのねじ穴28が形成されており、前記胴部23に
は、各ねじ穴28に対応して、図2にも示すようなねじ
挿通孔29が設けられている。これにて、ねじ30を、
外周側からねじ挿通孔29を通してねじ穴28に締付け
ることにより、それら胴部23と槽底部24とがねじ止
め固着されるのである。なお、ねじ30の頭部30aと
胴部23との間には、ワッシャ31が設けられている。
【0025】そして、このとき、胴部23のねじ挿通孔
29部分には、その周囲部を含めた部分が内周側に凸と
なる絞り部32が円形に形成されている。この場合、絞
り部32の深さは、前記ねじ30の頭部30aがほぼ収
容される程度とされている。これに対し、前記槽底部2
4の外周壁部には、ねじ穴28部分に位置して、前記絞
り部32が嵌り込むような凹部33が形成されている。
この場合、図2に示すように、凹部33は、外周壁部の
上端部から前記被かしめ部24aの上部まで、縦方向に
延びる凹溝状に形成されている。
29部分には、その周囲部を含めた部分が内周側に凸と
なる絞り部32が円形に形成されている。この場合、絞
り部32の深さは、前記ねじ30の頭部30aがほぼ収
容される程度とされている。これに対し、前記槽底部2
4の外周壁部には、ねじ穴28部分に位置して、前記絞
り部32が嵌り込むような凹部33が形成されている。
この場合、図2に示すように、凹部33は、外周壁部の
上端部から前記被かしめ部24aの上部まで、縦方向に
延びる凹溝状に形成されている。
【0026】さらに、本実施例では、図2に示すよう
に、胴部23の前記絞り部32と前記かしめ部26(下
端部)との中間に位置して、応力吸収用の切欠部34
が、周方向に細長い長円状に形成されている。また、こ
こでは、胴部23の絞り部32と上部絞り部27との中
間部にも、やはり周方向に細長い長円状の上部切欠部3
5が形成されている。
に、胴部23の前記絞り部32と前記かしめ部26(下
端部)との中間に位置して、応力吸収用の切欠部34
が、周方向に細長い長円状に形成されている。また、こ
こでは、胴部23の絞り部32と上部絞り部27との中
間部にも、やはり周方向に細長い長円状の上部切欠部3
5が形成されている。
【0027】尚、前記胴部23の下部における径寸法
は、図1に示すように、前記絞り部32や上部絞り部2
7を除いて、その外周面と前記外槽13の内壁面との間
に所定寸法Gのギャップを確保した最大の寸法とされて
いる。また、槽底部24の外周壁部の外径は、前記凹部
33部分を除いて、胴部23の内周面にほぼ密着する寸
法とされている。
は、図1に示すように、前記絞り部32や上部絞り部2
7を除いて、その外周面と前記外槽13の内壁面との間
に所定寸法Gのギャップを確保した最大の寸法とされて
いる。また、槽底部24の外周壁部の外径は、前記凹部
33部分を除いて、胴部23の内周面にほぼ密着する寸
法とされている。
【0028】一方、図3に示すように、前記胴部23の
上端部には、強度確保等のためのロール部36が、内側
に丸め込まれた形態に形成されている。そして、前記バ
ランスリング25の外周壁部には、前記ロール部36が
当接する突片部25aが全周にわたって形成されてい
る。
上端部には、強度確保等のためのロール部36が、内側
に丸め込まれた形態に形成されている。そして、前記バ
ランスリング25の外周壁部には、前記ロール部36が
当接する突片部25aが全周にわたって形成されてい
る。
【0029】また、前記バランスリング25の外周壁部
には、前記突片部25aのやや下方の例えば円周方向に
等間隔の8か所に位置して、ねじ止め部としてのねじ穴
37が形成されており、前記胴部23には、各ねじ穴3
7に対応して、ねじ挿通孔38が設けられている。この
とき、前記バランスリング25の外周壁面つまりねじ穴
37の開口端部は、胴部23の内周面に対して隙間をも
って内側に位置しているのであるが、胴部23のねじ挿
通孔38部分には、その周囲部を含めた部分が内周側に
凸となりバランスリング25の外周壁面に接する絞り部
39が円形に形成されている。
には、前記突片部25aのやや下方の例えば円周方向に
等間隔の8か所に位置して、ねじ止め部としてのねじ穴
37が形成されており、前記胴部23には、各ねじ穴3
7に対応して、ねじ挿通孔38が設けられている。この
とき、前記バランスリング25の外周壁面つまりねじ穴
37の開口端部は、胴部23の内周面に対して隙間をも
って内側に位置しているのであるが、胴部23のねじ挿
通孔38部分には、その周囲部を含めた部分が内周側に
凸となりバランスリング25の外周壁面に接する絞り部
39が円形に形成されている。
【0030】これにて、ねじ40を、外周側からねじ挿
通孔38を通してねじ穴37に締付けることにより、そ
れら胴部23とバランスリング25とがねじ止めされる
のである。ねじ40の頭部40aと胴部23との間に
は、ワッシャ41が設けられている。そして、このと
き、胴部23の上部の外周面と前記外槽13の内壁面と
の間、及び、前記ねじ40の頭部40aと外槽13の内
壁面との間には、所定寸法Gのギャップが形成されるよ
うになっている。
通孔38を通してねじ穴37に締付けることにより、そ
れら胴部23とバランスリング25とがねじ止めされる
のである。ねじ40の頭部40aと胴部23との間に
は、ワッシャ41が設けられている。そして、このと
き、胴部23の上部の外周面と前記外槽13の内壁面と
の間、及び、前記ねじ40の頭部40aと外槽13の内
壁面との間には、所定寸法Gのギャップが形成されるよ
うになっている。
【0031】次に、上記構成の作用について述べる。脱
水槽15の組立作業は、次のようにして行われる。即
ち、まず、胴部23は、前記かしめ部26及び上部絞り
部27が形成されていない状態で、その下部が、槽底部
24の外周壁部に嵌め込まれる。このとき、内周側に凸
となる各絞り部32を、槽底部24の外周壁部の凹部3
3に位置合せした状態で嵌合させることにより、槽底部
24に対する胴部23の円周方向の位置決めが行われる
のである。そして、これと共に、各ねじ挿通孔29が各
ねじ穴28にラップし、位置合せ状態とされるようにな
り、もって、かしめ加工の周方向の位置決めとねじ止め
の位置合せとが同時になされるのである。
水槽15の組立作業は、次のようにして行われる。即
ち、まず、胴部23は、前記かしめ部26及び上部絞り
部27が形成されていない状態で、その下部が、槽底部
24の外周壁部に嵌め込まれる。このとき、内周側に凸
となる各絞り部32を、槽底部24の外周壁部の凹部3
3に位置合せした状態で嵌合させることにより、槽底部
24に対する胴部23の円周方向の位置決めが行われる
のである。そして、これと共に、各ねじ挿通孔29が各
ねじ穴28にラップし、位置合せ状態とされるようにな
り、もって、かしめ加工の周方向の位置決めとねじ止め
の位置合せとが同時になされるのである。
【0032】このような位置決め状態で、胴部23の下
端部を槽底部24の被かしめ部24aにかしめる作業が
行われ、この作業とほぼ同時に、胴部23のうち槽底部
24の上端部に位置する部分の絞り作業が行われる。こ
れにて、図1に示すように、かしめ部26及び上部絞り
部27が形成され、胴部23と槽底部24とがかしめ結
合される。この後、ねじ30により、胴部23と槽底部
24とがねじ止めされるのである。
端部を槽底部24の被かしめ部24aにかしめる作業が
行われ、この作業とほぼ同時に、胴部23のうち槽底部
24の上端部に位置する部分の絞り作業が行われる。こ
れにて、図1に示すように、かしめ部26及び上部絞り
部27が形成され、胴部23と槽底部24とがかしめ結
合される。この後、ねじ30により、胴部23と槽底部
24とがねじ止めされるのである。
【0033】しかして、胴部23の下端部のかしめ加工
によって、かしめ部26の近傍部分には歪みが生ずるよ
うになり、ねじ30の締付け時において、胴部23のか
しめ部26とねじ挿通孔29(絞り部32)との間の部
分に応力集中が起こって変形などが生ずることが考えら
れる。また、上部絞り部27の絞り加工時においても同
様の歪みが生じ、ねじ30の締付け時において、上部絞
り部27とねじ挿通孔29との間の部分に応力集中が起
こる事情がある。ところが、本実施例では、切欠部34
及び上部切欠部35を設けるようにしたので、その応力
集中が切欠部34及び上部切欠部35によって吸収さ
れ、変形や破断等の発生が未然に防止されるのである。
によって、かしめ部26の近傍部分には歪みが生ずるよ
うになり、ねじ30の締付け時において、胴部23のか
しめ部26とねじ挿通孔29(絞り部32)との間の部
分に応力集中が起こって変形などが生ずることが考えら
れる。また、上部絞り部27の絞り加工時においても同
様の歪みが生じ、ねじ30の締付け時において、上部絞
り部27とねじ挿通孔29との間の部分に応力集中が起
こる事情がある。ところが、本実施例では、切欠部34
及び上部切欠部35を設けるようにしたので、その応力
集中が切欠部34及び上部切欠部35によって吸収さ
れ、変形や破断等の発生が未然に防止されるのである。
【0034】このように胴部23と槽底部24とがかし
め結合及びねじ止めされると、次に、胴部23の上部に
バランスリング25が結合される。この作業は、バラン
スリング25の下部を、突片部25aがロール部36の
上端に当接するまで胴部23に嵌挿するようにし、その
後、ねじ穴37とねじ挿通孔38との位置合せ状態で、
ねじ40を締付けることにより行われる。これにて、胴
部23、槽底部24及びバランスリング25が結合され
た脱水槽15が得られるのである。
め結合及びねじ止めされると、次に、胴部23の上部に
バランスリング25が結合される。この作業は、バラン
スリング25の下部を、突片部25aがロール部36の
上端に当接するまで胴部23に嵌挿するようにし、その
後、ねじ穴37とねじ挿通孔38との位置合せ状態で、
ねじ40を締付けることにより行われる。これにて、胴
部23、槽底部24及びバランスリング25が結合され
た脱水槽15が得られるのである。
【0035】ところで、本実施例では、図1に示すよう
に、胴部23の下部において、ねじ挿通孔29部分に内
周側に凸となる絞り部32を設け、ねじ30の頭部30
aを絞り部32内に収容するようにしているので、外槽
13とねじ頭部30aとの間に所定寸法Gのギャップが
確保されているとしても、外槽13と胴部23との間の
ギャップの寸法をも所定寸法Gとすることができ、図6
に示した従来のようなねじ5の頭部5a全体が胴部1の
外周面から突出した形態となる場合と比べて、胴部23
の内径をその分大きくすることができたのである。
に、胴部23の下部において、ねじ挿通孔29部分に内
周側に凸となる絞り部32を設け、ねじ30の頭部30
aを絞り部32内に収容するようにしているので、外槽
13とねじ頭部30aとの間に所定寸法Gのギャップが
確保されているとしても、外槽13と胴部23との間の
ギャップの寸法をも所定寸法Gとすることができ、図6
に示した従来のようなねじ5の頭部5a全体が胴部1の
外周面から突出した形態となる場合と比べて、胴部23
の内径をその分大きくすることができたのである。
【0036】一方、図3に示すように、胴部23の上部
においても、胴部23の上端部に形成されるロール部3
6を内側に丸め込まれる形態としたので、ロール部36
が胴部23の外周壁部から外周側に突出することなく済
ませることができ、これと共に、ねじ40の頭部40a
を、絞り部39内に収容されるようになるので、図7に
示した従来のものと比べて、所定寸法Gのギャップを確
保した状態で、胴部23の内径を大きくすることができ
たのである。
においても、胴部23の上端部に形成されるロール部3
6を内側に丸め込まれる形態としたので、ロール部36
が胴部23の外周壁部から外周側に突出することなく済
ませることができ、これと共に、ねじ40の頭部40a
を、絞り部39内に収容されるようになるので、図7に
示した従来のものと比べて、所定寸法Gのギャップを確
保した状態で、胴部23の内径を大きくすることができ
たのである。
【0037】このように本実施例によれば、外槽13と
の間に所定寸法Gのギャップを確保しつつも、従来のも
のと比べて胴部23の径ひいては脱水槽15の大きさ
(内容積)を大きくすることができ、限られた配置空間
内で脱水槽15の内容積をできるだけ大きくするという
要望に十分に応えることができるものである。
の間に所定寸法Gのギャップを確保しつつも、従来のも
のと比べて胴部23の径ひいては脱水槽15の大きさ
(内容積)を大きくすることができ、限られた配置空間
内で脱水槽15の内容積をできるだけ大きくするという
要望に十分に応えることができるものである。
【0038】そして、本実施例では、胴部23の絞り部
32に対応して、槽底部24の外周壁部に凹部33を形
成したので、それら絞り部32と凹部33との嵌合によ
り、かしめ加工時における槽底部24に対する周方向の
位置決め及び、ねじ挿通孔38とねじ穴37との位置合
わせを同時に行うことができ、そのための構成を簡単化
することができるといった利点も得ることができるので
ある。
32に対応して、槽底部24の外周壁部に凹部33を形
成したので、それら絞り部32と凹部33との嵌合によ
り、かしめ加工時における槽底部24に対する周方向の
位置決め及び、ねじ挿通孔38とねじ穴37との位置合
わせを同時に行うことができ、そのための構成を簡単化
することができるといった利点も得ることができるので
ある。
【0039】また、特に本実施例では、胴部23の絞り
部32の下部に位置して応力吸収用の切欠部34を形成
し、さらに、絞り部32の上部にも上部切欠部35を形
成するようにしたので、ねじ30の締付け時における応
力集中を吸収することができ、変形や破断等の発生を未
然に防止することができるものである。
部32の下部に位置して応力吸収用の切欠部34を形成
し、さらに、絞り部32の上部にも上部切欠部35を形
成するようにしたので、ねじ30の締付け時における応
力集中を吸収することができ、変形や破断等の発生を未
然に防止することができるものである。
【0040】尚、上記実施例では、胴部23に、切欠部
34及び上部切欠部35を形成するようにしたが、いず
れか一方のみに切欠部を設けるようにしても良く、ま
た、特に変形等を問題としない場合には、切欠部34,
35を必ずしも設ける必要はない。さらに、上記実施例
では、絞り部32及び絞り部39により、胴部23の上
部及び下部の双方において胴部23の径寸法を大きくす
るようにしたが、いずれか一方のみにおいて絞り部を設
ける構成であっても、その部分における胴部23の径寸
法の大形化を図ることができ、所期の目的を達成するこ
とができるものである。その他、本発明は、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
34及び上部切欠部35を形成するようにしたが、いず
れか一方のみに切欠部を設けるようにしても良く、ま
た、特に変形等を問題としない場合には、切欠部34,
35を必ずしも設ける必要はない。さらに、上記実施例
では、絞り部32及び絞り部39により、胴部23の上
部及び下部の双方において胴部23の径寸法を大きくす
るようにしたが、いずれか一方のみにおいて絞り部を設
ける構成であっても、その部分における胴部23の径寸
法の大形化を図ることができ、所期の目的を達成するこ
とができるものである。その他、本発明は、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0041】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏するものである。
即ち、請求項1の洗濯機の脱水槽によれば、胴部の下部
に槽底部をかしめ及びねじ止めにより結合するものにお
いて、胴部のねじ挿通孔部分に位置して内周側に凸とな
りねじの頭部が収容される絞り部を設けると共に、槽底
部の外周壁部のねじ止め部部分に位置して絞り部に対応
した凹部を設けたので、外槽との間に所定の寸法のギャ
ップを確保しつつも、内容積を大きくすることが可能と
なり、しかも、かしめ加工時における槽底部に対する胴
部の周方向の位置決め及び、ねじ挿通孔とねじ穴との位
置合わせを同時に行うことができるものである。
によれば、次のような優れた効果を奏するものである。
即ち、請求項1の洗濯機の脱水槽によれば、胴部の下部
に槽底部をかしめ及びねじ止めにより結合するものにお
いて、胴部のねじ挿通孔部分に位置して内周側に凸とな
りねじの頭部が収容される絞り部を設けると共に、槽底
部の外周壁部のねじ止め部部分に位置して絞り部に対応
した凹部を設けたので、外槽との間に所定の寸法のギャ
ップを確保しつつも、内容積を大きくすることが可能と
なり、しかも、かしめ加工時における槽底部に対する胴
部の周方向の位置決め及び、ねじ挿通孔とねじ穴との位
置合わせを同時に行うことができるものである。
【0042】この場合、胴部の下端部と絞り部との間に
位置して、周方向に長い長穴状をなす応力吸収用の切欠
部を設ければ(請求項2の洗濯機の脱水槽)、ねじの締
付け時における応力集中を吸収することができ、変形や
破断等の発生を未然に防止することができる。
位置して、周方向に長い長穴状をなす応力吸収用の切欠
部を設ければ(請求項2の洗濯機の脱水槽)、ねじの締
付け時における応力集中を吸収することができ、変形や
破断等の発生を未然に防止することができる。
【0043】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、胴部と槽底部
との結合構造を示す拡大縦断側面図
との結合構造を示す拡大縦断側面図
【図2】絞り部の周囲部分を示す拡大正面図
【図3】胴部とバランスリングとの結合構造を示す拡大
縦断側面図
縦断側面図
【図4】脱水槽の縦断側面図
【図5】洗濯機の縦断側面図
【図6】従来例を示す図1相当図
【図7】従来例を示す図3相当図
図面中、11は洗濯機、13は外槽、15は脱水槽、2
3は胴部、24は槽底部、24aは被かしめ部、25は
バランスリング、25aは突片部、26はかしめ部、2
7は上部しぼり部、28はねじ穴(ねじ止め部)、29
はねじ挿通孔、30はねじ、30aは頭部、32は絞り
部、33は凹部、34は切欠部、35は上部切欠部、3
6はロール部、37はねじ穴(ねじ止め部)、38はね
じ挿通孔、39は絞り部、40はねじ、40aは頭部を
示す。
3は胴部、24は槽底部、24aは被かしめ部、25は
バランスリング、25aは突片部、26はかしめ部、2
7は上部しぼり部、28はねじ穴(ねじ止め部)、29
はねじ挿通孔、30はねじ、30aは頭部、32は絞り
部、33は凹部、34は切欠部、35は上部切欠部、3
6はロール部、37はねじ穴(ねじ止め部)、38はね
じ挿通孔、39は絞り部、40はねじ、40aは頭部を
示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−197291(JP,A) 特開 平7−47190(JP,A) 実開 昭50−141472(JP,U) 実開 昭52−63972(JP,U) 実開 昭50−123166(JP,U) 実開 昭55−159079(JP,U) 実公 昭41−14853(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/12 D06F 39/00
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板から円筒状に形成された胴部と、
プラスチックから円形容器状に構成され外周壁部に前記
胴部の下部がラップした状態で結合される槽底部とを具
備し、 前記胴部の下端部を前記槽底部の外周壁部の被かしめ部
にかしめ結合すると共に、前記胴部に内側に凸となる上
部絞り部を形成して前記槽底部の外周壁部の上端部に当
接させ、更に、ねじを、前記胴部に形成されたねじ挿通
孔を通して前記槽底部の外周壁部のねじ止め部に外周側
から締付けることにより、それら胴部と槽底部とをねじ
止めするようにしたものであって、 前記胴部のねじ挿通孔部分に位置して、内周側に凸とな
り前記ねじの頭部が収容される絞り部を設けると共に、 前記槽底部の外周壁部のねじ止め部部分に位置して、前
記絞り部に対応した凹部を設けたことを特徴とする洗濯
機の脱水槽。 - 【請求項2】 胴部の下端部と絞り部との間に位置し
て、周方向に長い長穴状をなす応力吸収用の切欠部を設
けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機の脱水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03352895A JP3178983B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 洗濯機の脱水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03352895A JP3178983B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 洗濯機の脱水槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08224397A JPH08224397A (ja) | 1996-09-03 |
JP3178983B2 true JP3178983B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=12389054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03352895A Expired - Fee Related JP3178983B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 洗濯機の脱水槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178983B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
JP2016054833A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 株式会社東芝 | 洗濯機および洗濯機の製造方法 |
JP6461711B2 (ja) * | 2015-05-27 | 2019-01-30 | シャープ株式会社 | 洗濯兼脱水槽および洗濯機 |
WO2016189910A1 (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-01 | シャープ株式会社 | 洗濯兼脱水槽および洗濯機 |
JP6470145B2 (ja) * | 2015-08-25 | 2019-02-13 | シャープ株式会社 | 洗濯兼脱水槽および洗濯機 |
CN110709554B (zh) * | 2017-05-30 | 2021-11-09 | 夏普株式会社 | 洗涤兼脱水筒及洗衣机 |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP03352895A patent/JP3178983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08224397A (ja) | 1996-09-03 |
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Legal Events
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