JPS6080493A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、槽の底部に変速器を備えた洗ｒＩＩ機に係り
、特にその変速器の取付構造を改良した洗濯機に関する
。

〔発明の技術的背景〕

近時、洗濯機には、従来から用いられている高速回転形
のパルセータに代えこれよりも径大でしかも低速度で回
転される撹拌体を用い、以て洗濯物を布傷み等生じさせ
ずに洗濯し得る様にしたものが供されている。そしてこ
のものではモータの回転動力を槽内の撹拌体に減速して
伝達１べく減速器（変速器）を備えていて、その取付構
造は次の如くであった。即ち槽の底部に形成した挿通孔
に減速器の本体ケースから上方に突出した出力軸用軸受
ケースを槽外底部側から挿通し、その状態で本体ケース
を槽外底面にねじ止めにより固着する構成としており、
この場合、槽底部の挿通孔周縁と本体ケース上面との間
にシール部材を介在させて挿通孔に対するシールを図っ
ている。

〔背景技術の問題点〕

ところが、上述の減速器は、本来的に重いという事情に
あり、斯様な減速器を中純に槽の外底部に固着した上記
構成では、該槽の底部が僅力）−なが　３ら湾曲変形り
る懸念があ２て、槽の底部、殊に挿通孔周縁部分に変形
が生ずると、該挿通孔に対するシール性が損なわれる虞
れがあった。この対策としてそ外底部に変形防止用の多
数のリゾを設ける構成とり−ることが考えられるが、し
かしこれでは、製造性の低下を来たし、しかも経年的に
変形が生ずる虞が依然として残り、その解決が斯界の問
題となっていた。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされ１ｃものであり、従っ
てその目的は、槽底部に変速器を備えた構成でありなが
ら、該槽底部、特に挿通孔周縁部分の変形を確実に防止
できる洗濯機を提供するにある。

〔発明の概要〕 本発明は、変速器の外殻を上ケース及び下ケースから成
る本体ケースと、外周にフランジを形成した軸受ケース
とから構成し、該軸受ケースを槽の底部に形成した挿通
孔に前記フランジが槽の内底面に宛がわれる様に挿通し
て該槽の底部に設置ノ、前記上ケースをその上面が前記
フランジ下面とで槽底部の前記挿通孔周縁部分をシール
部材ごと挾む様にして前記軸受ケースに連結し、前記下
ケースをその内部に配置した変速機構の外周部が前記上
ケースの下端部にて押えられる様に前記上ケースに嵌合
して前記槽底部に固着し、以て、変速器の本来的に剛性
を有する本体ケース及び軸受ケースによつ−Ｃ槽底部の
変形防止を図る様にしたところに特徴を有Ｊるものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明づる。

まず第１図において、１は例えば二槽式洗濯機の外箱で
、その内部には槽体２が配設されており、この槽体２は
槽たる洗濯Ｍｉ３及び脱水槽（図示ゼず）を有して成る
。４は洗濯槽３内に配置した比較的径大な撹拌体、一方
、５は外箱１底部に配設したモータであり、該モータ５
の回転動力をベルト伝達機構６及び減速器（変速器）７
を介しＣ減速して撹拌体４に伝達Ｊ−る様になっている
。さて上記変速器７について詳述づるに、第２図におい
て、８は上ケース９及び下ケース１ｏがら成る本体ケー
ス、１１は軸受ケースであり、これら本体ケース８及び
軸受ケース１１は減速器７の外殻を構成している。而し
て軸受ケース１１は円筒状をなしていて、その下部寄り
の外周には円形状のフーランジ１２が形成され、又上端
部外周には雄ねじ部１３が形成されている。この軸受ケ
ース１１は、前記洗濯槽３の底部に形成した挿通孔３ａ
にフランジ１２を該洗濯槽３内底面に宛かう様に挿通り
ることにより洗濯槽３底部に設けられている。１４は出
力軸で、これは予め軸受ケース１１内に軸受１５を介し
て支承され−Ｃいる。−プｊ、上ケース９は、下面を開
口した円形状に形成されており、その上壁部９ａの中心
部には雌ねじ部１６が形成されている。而してこの上ケ
ース９は、その１１ねじ部１６を前記軸受ケース１１の
雄ねじ部１３に螺合することにより、土壁部１６ａの上
面が前記フランジ１２下面とで挿通孔３ａ周縁部分を挾
む様にして軸受ケース１１に連結されている。この場合
、挿通孔３ａの上縁部には予めシール部材１７が配置さ
れて、このシール部１ｔＡ１７は挿通孔３ａと共に上記
フランジ１２下面と上ケース９上面とで挾み込まれてい
る。又、下ケース１０は上面を開口した円形状をなし【
おり、その周壁１０ａの内径は−上ケース９の周壁９ｂ
の外径と略同等に設定されてりて、この周壁１０ａの上
端部には取付鍔部１８が形設されている。そしてこ　−
の下ケース１０内には変速機構と駿でのギヤ機構１９が
収容されていて、２ｏは下頻基ス１ｏの段部１０ｂに周
り止め状態に配置された固定ギヤたる外輪ギＶで、変速
１ｌＩ４ＩＩＩの外周部を構成しており、２１は外輪ギ
曳７２０中心部に回転自在に存づる内輪キＡ７．２２は
これら外輪ギヤ２ｏ及び内輪ギヤ２１間に噛合状態に存
する複数のＭ屋ギヤ（１個のみ図示）であり、２３は遊
星ギヤ２２を軸支する軸部２４を有づるブラケットであ
り、これは遊星ギＡ７２２の遊星運動に伴って回転する
ようになっている。さらにこの下ケース１０の下壁部に
は軸受筒部２５か形設されており、この軸受筒部２５内
には人力軸２６が挿通支承されていて、その下端部を上
記内輪ギ（７２１に連結している。而して斯かる下ケー
ス１０は、その内部に配置した外輪ギ１７２０（固定ギ
Ｖ）が前記上ケース９の周壁９１）下端部に押当てられ
る様にして該上ケース９に嵌合された状態で、洗濯槽３
の底部に、取付鍔部１８を通したタッピングねじ２７に
よるねし止めによつＣ固着されている。この場合、ブラ
ケット２４は出力軸１４の下端部に嵌合連結される。

尚、人力軸２６に前記モータ５の回転動力を伝達するよ
うにし、又、出力軸１４に撹拌体４を連結しＣいる。

」−記構成の本実施例において、洗剤洗いやすづき洗い
を行なうべく、モータ５を所定時間の間隔で正逆回転駆
動さけると、その回転動力はベルト伝達機構６を介し減
速されて人力軸２６に伝達され、そして減速器７のギＡ
７機構１９を介し減速されて出力軸コ４から撹拌体４に
伝達され、この結果撹拌体４が低速度で正逆回転駆動さ
れ、これに基づき洗濯槽３内の洗い水と洗濯物とが攪拌
されて洗いが行なわれる。

このような本実施例によれば、次の効果を得ることがで
きる。

（１）変速器たる減速器７の外殻を上ケース９及び下ケ
ース１０から成る本体ケース８と、これとは別の軸受ケ
ース１１とから構成し、さらに軸受ケース１１の外周に
フランジ１２を形成し、そしてフランジ１２の下面と上
ケース９の上面とで洗面槽３の挿通孔３ａ周縁部分をシ
ール部材１７ごと挾持づる様にして該軸受ケース１１と
上ケース９とを連結り゛る構成としたので、洗濯槽３の
底部、特に挿通孔３ａ周縁部分の変形を確実に防止でき
、よってリブ等を多数説（プる様なこともせずにシール
部材１７によるシール性を確実に持続できる。

（■）しかも減速器７は上述の挾持構造及び下ケース１
０の洗濯槽３底部へのねじ止めによる固着の双方ににっ
て取付けられるので、減速器全体を槽外底部へねじ止め
のみによって固着する場合とはＪい、ねじ止め箇所の減
少を図り得、上述のリブ削減効果と相まって構造の簡素
化を図り得る。

（ＩＩＩ）ざらに、上ケース９に下ケース１０を嵌合さ
せて該下ケース１０を洗濯槽３底部に固着するＪ、うに
したのＣ・、下ケース１０の取付時に１ケース９に対す
る干ケース１０の芯出し即ち出力軸１／＋と人力軸２６
との芯合わせも自ずと行なうことができて組付性の向上
を図り得、しかもこの場合、上ケース９の下端部にて下
ケース１０内のび変速機構の外周部たる外輪ギヤ２０を
押える構成としくいるので、外輪ギヤ２０のスラスト方
向への動き止めを別の動き止め部材を用いることなく図
り得、部品数の削減も図り得る。

尚上記実施例では本発明を二槽式洗′８機に適用しＣ説
明したが、本光明はＩ炭水兼用洗濯機等にも適用でき、
また変速機構としては、ギル１機構によらり゛とも例え
ば１−ルクコンバータ機構等ぐあっても良いものである
。

〔ブを明の効果〕

本発明は以−［の記述から明らかな様に、槽の底部に、
内部に変速機構を右しモータからの回転動力を楕内の撹
拌体に該変速機構により変速して伝達する変速器を具え
た洗濯機において、その変速器の外殻を上ケース及び下
ケースから成る本体ケースと、外周にフランジを形成し
た軸受ケースとから構成し、該軸受ケースを前記槽の底
部に形成した挿通孔に前記フランジが槽の内底面に宛が
われる様に挿通して該槽の底部に設け、前記上ケースを
その上面が前Ｒｄフランジ下面とで槽底部の前記挿通孔
周縁部分をシール部材ごと挾む様にして前記軸受ケース
に連結し、前記下ケースをその内部に配置した前記変速
機構の外周部が前記上ケースの下端部にて押えられる様
に前記上ケースに嵌合し−Ｃ前記槽底部に固着したこと
を特徴とり−るものであり、これにて、槽底部、特には
挿通孔周縁部分の変形を確実に防止でき、シールの確実
さを持続できると共に、リブ等も削減し得て構造の簡素
化も図り得、変速器の上ケースに対する下ケースの芯出
しもそれらの取付（プと合わせて容易に行ない得て、変
速器の組付性の向上を図り得、しかも変速機構のスラス
ト方向への動き止めを別部材を何ら用いずに図り得て部
品数の削減も図り得る等の優れた効果を奏′りる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を二槽式洗濯機に適用した一実施例を示し
、第１図は洗濯機の洗濯槽側部分の縦断正面図、第２図
は一部を破断した要部の拡大縦断正面図である。 図中、３及び３ａは洗濯槽及び挿通孔、４は撹拌体、５
はモータ、７は減速器（変速器）、８は本体ケース、９
は上タース、１０は下ケース、１１は軸受ケース、１２
はフランジ、′１４は出力軸、１７はシール部材、１９
はギｔｙｍ構（変速機構）、２０は外輪ギヤ（変速機構
の外周部）、２６は人ノｊ軸部である。 出願人　東京芝浦電気株式会社 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、槽の底部に、内部に変速機構を有しモータからの回
   転動力を槽内の撹拌体に該変速Ｗａ＃１４により変速し
   て伝達り°る変速器を具えたものにおいて、その変速器
   の外殻を上ケース及び下ケースから成る本体ケースと、
   外周にフランジを形成した軸受ケースとから構成し、該
   軸受ケースを前記槽の底部に形成した挿通孔に前記フラ
   ンジが槽の内底面に宛かわれる様に挿通して該槽の底部
   に設け、前記上ケースをその上面が前記フランジ下面と
   で槽底部の前記挿通孔周縁部分をシール部材ごと挾む様
   にして前記軸受ケースに連結し、前記下ケースをその内
   部に配置した前記変速機構の外周部が前記上ケースの下
   端部にて押えられる様に前記上ケースに嵌合して前記槽
   底部に固着したことを特徴とする洗濯機。