JPS6139948A - 光学的情報記録媒体 - Google Patents

光学的情報記録媒体

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JPS6139948A
JPS6139948A JP15937584A JP15937584A JPS6139948A JP S6139948 A JPS6139948 A JP S6139948A JP 15937584 A JP15937584 A JP 15937584A JP 15937584 A JP15937584 A JP 15937584A JP S6139948 A JPS6139948 A JP S6139948A
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JP
Japan
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layer
recording
precipitation
recording medium
acid
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Application number
JP15937584A
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English (en)
Inventor
Takuo Sato
佐藤 拓生
Kazuo Arai
和夫 荒井
Shinichi Nishi
真一 西
Nensho Takahashi
高橋 稔招
Noboru Ito
昇 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS6139948A publication Critical patent/JPS6139948A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/251Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising inorganic materials dispersed in an organic matrix

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はレーザー光等の高密度エネルギービームを用い
て情報の記録、再生を行なう光学的情報記録媒体に関す
るものである。
〔従来技術〕
レーザー光等の高密度エネルギービームを利用して情報
の記録、再生が行なわれる記録媒体において、記録直後
に後処理を施すことなくその情報を直接再生することが
できる「DRAW (DirectRead Afte
r Write) j特性を有する記録媒体、または記
録した情報を任意に消去可能な記録媒体等を文書ファイ
ル、画像ファイル等映像情報のメモリ媒体として用いる
ことが最近注目を集めている。
このような光学的情報記録媒体における記録層としては
、従来から種々の組成のものが知られているが、その−
例として、テルル、ビスマス、セレン等の半金属、また
はこれらの酸、化物(山下ら、第28回応用物理関係連
合講演会講演予稿集第141頁(1981))、セレン
ーテルルーヒ素(M、Terace et allP、
Appl、Phys、、50.第6881頁(1979
))、テノシルーヒ素等のカルコゲン系化合物よシ成る
薄膜記録層がある。しかしながらこのような薄膜記録層
は、記録層に含有された化合物の酸化による劣化が原因
となって記録情報の再生時における誤tb率が増大し、
更に用いる化合物の中には有毒なものも多く、安全性に
対する信頼度が低いという欠点を有している。
とれらの欠点を解消したものとしては、特開昭57−1
2425号、同57−24290号及び同57−399
89号の各公報に開示されているように、バインダー中
に平均粒径5Qnm以下の金属微粉末を分散して成る記
録層を有する光学的情報記録媒体がある。しかしながら
、この記録媒体は黒体微粉末を分散して成る記録層を有
しておシ、レーザー光照射による記録層の反射性増大に
よって記録を行なう方式に用いられるものであるため、
記録層の反射性低下によって記録を行なう方式に用いら
れる記録媒体に比して、トラッキング信号が得られにく
いという欠点を有している。
記録層の反射性低下によって記録を行なう方式に用いら
れる記録媒体の具体的−例としては、特開昭56−10
491号公報に開示されたものを挙げることができる。
この記録媒体は、重合体から成・    るバインダー
中に金属またはその酸化物の微粒子を分散させた記録層
を有するものであシ、金属またはその酸化物の微粒子は
20〜150にの粒径を有するものである。しかしなが
ら、この記録媒体は、有毒な有機溶媒を用い、金属カル
ボニルを出発原料として微粒子を形成して製造されるの
で、製造時の作業環境に問題を生じるばかシでなく、微
粒子が不安定であって速やかに酸化され、記録層が厚さ
方向について不均質となる欠点がみられ、また金属iた
はその酸化物の微粒子の分散媒としてのバインダーが、
親油性重合体であるので、いわゆる水系塗布ができず製
造時の作業環境が衛生の面からも好ましくない。更にこ
の記録層はその反射率が30%以下と低いため、反射光
読み出し型光学的情報記録媒体としては好ましくない。
記録層の反射性低下によって記録を行なう方式に用いら
れる記録媒体の他の具体例としては、特開昭55−10
8995号、同56−33995号、同56−4929
6号及び同56−49297号の各公報に開示されたも
のを挙げることができる。この記録媒体は、支持体上に
設けられたハロゲン化銀乳剤層の表面近傍に写真的な化
学現像及び物理現像によ)反射性欽粒子を析出させた記
録層を有するもので必シ、銀に比して熱絶縁性に優れた
ゼラチンを含有する点で、高感度な光学的情報記録媒体
であるということができる。しかしながら、この記録媒
体においては、その記録層は3〜6μmの厚さを有して
いるため、感度に限界がみられるばか)でなく、厚さ方
向において銀濃度に勾配が生じ、その表面近傍のみが高
反射性となるので、支持体を通して記録、再生を行なう
方式には適用することが困難である。
一方、上述の従来技術を開示した各公報において紘、主
として支持体上の記録層表部が反射性となる記録媒体に
ついてのみ記載されておシ、このような記録媒体は、塵
埃から記録層表面のビットを保護するために、酸化シリ
コン或いはポリメチルメタクリレート等の保護層が設け
られるかまたは記録媒体全体がカプセル化されているこ
とが必要であシ、従って保護層を塗設する工程またはカ
プセル化する工程などの工程が必要となる。
このような煩雑さを避けるためにポリメチルメタクリレ
ート或いはガラス等の透明支持体を通して記録する方法
が通常用いられ、この場合記録媒体の両側に透明支持体
を重ねて設けること等が知られている。
本発明者等は、斯かる透明支持体を通して光学的な記録
、再生を行なうのに適切な記録媒体な特願111155
7−43305号明細書によって提案した。この記録媒
体は、透明支持体と記録層との界面近傍の反射性を増大
させ、実用可能な反射性を当該界面近傍に生じさせるよ
うに透明支持体上に薄膜の物理現像核層を設けたもので
ある。この記録媒体は、透明支持体を通して反射光によ
多情報を読み取シ、充分なシグナルコントラストを得る
ために必要な反射性を有している。
本発明者等は上述の提案技術に係る記録媒体について研
究を続けた結果、さらに特願昭58−42202号明細
書によって、主として銅よシ成る微粒子が親水性コロイ
ド中に含有されて成る記録層を有する光学的情報記録媒
体を提案した。この記録媒体は、銀、金、パラジウム、
コノ<ルト、ニッケル等を用いたものに比して極めて安
価であシ、水銀、鉛を用いたものに比して毒性が十分に
少なく作業環境の衛生の点から好ましいものでsb、し
かも高感度で安定性に優れている。
しかしながら、上記の記録媒体において新たな問題点が
判明した。即ち上記記録媒体の記録層は、記録または再
生時において、記録領域及び未記碌領域の何れの領域に
おいても、数MHz〜数十■hの周波数帯域におけるノ
イズのレベルが大きく、しかも実用上記録周波数が上記
と同様の帯域であることから、結局記録情報の再生SN
比が低下する問題点がある。
〔発明の目的〕
本発明は以上の如き事情に基いてなされたものであって
、その目的は、記録再生におけるノイズのレベルを低下
せしめ、優れた再生8N比を得ることができる光学的情
報記録媒体を提供することにある。
〔発明の構成〕
上記1的は、支持体上に反射性記録層を設けてなる光学
的情報記録媒体において、前記反射性記録層の少なくと
も一方の界面における中心線平均粗さが0.025μm
Rg以下であることを特徴とする光学的情報記録媒体に
、よって達成される。
本発明においては、支持体上に反射性記録層を設け、か
つこの反射性記録層の少なくとも一方好ましくけ両方の
界面におけるその中心線平均粗さを0.025ハ几a以
下好ましくは0.005 μmRa 以下にして光学的
情報記録媒体を構成する。
ここで中心線平均粗さは次のように定義されるものであ
る。即ち、反射性記録層の界面の粗さ曲線から、その中
心線の方向に測定長さtの部分を抜き取)、この抜き取
シ部分の中心線をy軸、縦倍率の方向をy軸として、粗
さ曲線をy−+(X)で表わしたとき、次式で与えられ
るRaの値をμm単位で表わしたものを中心線平均粗さ
という。
界面の粗さ曲線の測定状、例えば「タリステップ」(ラ
ンクテーラーホプンン社製)を用い、針先0.IX2.
5μmのスタイラスを2J+vの針圧で測定界面に接触
走査させることによシ行なうことができる。
以下本発明を好ましい実施態様に従って詳細に説明する
本発明の好ましい実施態様においては、反射性記録層と
して、主として銅からなる反射性の微粒子が親水性コロ
イド中に含有されてなる反射性記録層を支持体上に設け
て記録媒体を構成する。この記録層の厚さは例えば0.
01〜0.5μmであシ、銅゛  微粒子の平均粒径は
例えば0.005〜0.2μm″′Cある。
この記録層は析出核層を析出処理することによって得ら
れた層であることが好ましい。更には支持体が高密度工
2ネルギービームに対して実質的に透明であシ、かつ支
持体を通して記録、再生される方式に用いられるもので
あることが好ましい。また銅微粒子の粒子数密度がI 
X 10 〜I X 1018個/副 であることが好
ましい。このように粒子数密度を制御するととによって
、記録層における記録ビームの吸収率がよシ向上し、か
つ支持体側の記録層界面近傍での反射性向上及び反射ム
ラの減少がみられ、感度及び8N比をよシ高くでき、更
に均−性及び安定性に優れた記録媒体とすることができ
る。
このように記録層を、支持体上に塗設された析出核層を
析出処理することによって得られる反射性のものとする
場合には、親水性コロイドを含む析出核層中に含有され
る銅微粒子数を一定に保ちつつ、析出処理によってその
平均粒径を増大せしめることができるため、均一分散性
の良好な記録層を容易に製作することができる。
また以上のように析出処理による記録層を用いるときに
は、析出核層中の析出核密度、析出核層の厚さ及び析出
処理条件を制御することによって、好適表粒子数密度を
有する銅微粒子を分散して成る記録層を得ることができ
る。尚、銅微粒子の粒子数密度は、得られた記録媒体の
記録層の厚さ、記録層中に含有される銅の量及び銅微粒
子の平均粒径を、例えば電子顕微鏡によって測定するこ
とによシ容易に計算することができる。
そして反射性記録層の界面におけるその中心線平均粗さ
を0.025μm Ra以下とするためには、記録層の
前身である析出核層の界面の粗さを、積層処理及び析出
処理の工程を通じて悪化させないこと、また析出核層中
における析出核密度を大きくすることによシ析出核の分
布ム2を少なくシ、析出処理における析出核層の膜厚増
加の不均一を少なくすること、が重要である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施態様を更に具体
的に説明するが、本発明はこれらの構成に限定されるも
のではない。
第1図は、光学的情報記録媒体前駆体(析出処理する前
の媒体を光学的情報記録媒体前駆体と称す。)の構成の
一例を示す断面図である。図において、1は支持体、2
は析出核を含んだ析出核層で、親水性コロイド分散媒中
に析出核を分散せしめた層であシ、3は上記析出核層2
上に積層して設けられた銅化合物含有層である。
以上において、支持体の材質としては、高密度エネルギ
ービームに対して実質的に透明なものであれば任意のも
のを用いることができ、その具体例としては、トリ酢酸
セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチル
メタクリレート、ポリカーボネート、セラミック、ポリ
イミド樹脂、ガラス、金属等を挙げることができる。支
持体は下引処理されていることは必ずしも必要ではない
が、下引処理されているものが好ましい。この場合の下
引処理剤としては、例えばシラ/カップリング剤、ケイ
酸塩及びチタンカップリング剤等を用いることができ、
特に米国特許第3,661,584号明細書に記載され
ているシラ/カップリング剤が好ましい。
また、コロナ放電処理、プラズマ放電処理、イオンボン
バードメントなどの表面処理が接着性改良のために支持
体になされていてもよい。また記録および再生位置の正
確な設定のための案内溝(微細なレリーフ状)を有する
支持体も同様に用いることができる。
前記析出核層の形成に使用される析出核物質としては、
公知の析出核物質の何れのものをも用いることができる
例えば、その一群として重金属のサルファイド類(例え
ば、パラジウム、亜鉛、クロム、カリウム、鉄、カドミ
ウム、コバルト、ニッケル、鉛、アンチモニイ、ビスマ
ス、銀、セリウム、ヒ素、銅及びロジウムのサルファイ
ド)が好ましく、この他室金属のセレナイド(例えば、
パラジウム、鉛、亜鉛、アンチモニイ及びニッケルのセ
レナイド)が挙げられる。
別の一群の有用な析出核物質としては、銀、金、白金、
パラジウム、水銀の如き貴金属が挙げらへこれらは親水
性コロイド中にコロイド粒子として存在せしめられるこ
とが好ましい。また、このような金属の塩、好ましくは
硝酸銀、塩化金及び硝酸金の如き簡単な無機のしかも容
易に還元し得る塩□も析出核物質として有用である。
他の一群の有用な析出核物質としてはチオ化合物、例え
ば銀チオオキザート及びその鉛及びニッケル錯塩、チオ
アセトアミド等を挙げることができる。
析出核は、前記した各種の重金属、貴金属及びこれらの
サルファイド類、セレナイド類等を蒸着法、スパッタリ
ング法、化学的気相成長法等の適宜の方法によって支持
体上に設けることもできる。
このような蒸着法、スパッタリング法、化学的気相成長
法等の方法は当該析出核を含んだ層を非常に薄くでき、
従って記録用ビームのエネルギーを有効に利用すること
ができる点で利益があシ、この場合の膜厚は5〜100
OAであシ、好ましぐは20〜500Aである。好まし
い析出核物質は、重金属サルファイド、例えば亜鉛、カ
ドミウム、銀、鉛等のサルファイド及び銀、金、パラジ
ウム、銅等の金属である。
前記析出核を形成する微粒子の粒径は効果的な析出処理
を行なうためには充分に小さいことが必要であ)、例え
ば5〜2000Aであシ、好ましくは10〜500Aで
おる。
上記の如き析出核層を支持体上に設ける方法は任意であ
る。例えば〔1〕上記析出核物質を親水性コロイド分散
媒中に分散した液を支持体上に塗布することによって析
出核層を得てもよいし、〔2〕支持体上に上記析出核物
質の薄膜を蒸着法又はスパッタリング法によって形成し
た後に、親水性コロイド分散媒をオーバコートすること
によって析出核層を得てもよいし、〔3〕またこれとは
逆に、親水性コロイド分散媒を支持体上に塗布してから
析出核物質の薄膜を蒸着法又はスパッタリング法によっ
て形成しで析出核層を得てもよい。これらのうち好まし
いのは上記〔1〕又は〔2〕の方法である。なお前記蒸
着法、スパッタリング法に代えて化学的気相成長法や液
相形成法等を用いてもよい。
また、このとき用いる塗布法としては、ブレード塗布、
エアーナイフ塗布、バー塗布、ロール塗布、カーテン並
布及びスピンナー塗布などの任意の塗布方式を採用でき
る。このようにして得られる析出核層の膜厚は例えばo
、ooi〜0.5μm程度であシ、好ましくは0.00
1〜0.05μmである。析出核層において、親水性゛
コロイドと析出核との重量比は、約10:1〜1:10
0であル、とのときの析出核の密度は約1017〜10
20個/儒3 である。
前記析出核層を形成するコロイド分散媒としては、析出
核がコロイド粒子として安定に均一に存在し得るような
公知の親水性コロイド分散媒を使用することができ、そ
の具体例としては、例えばゼラチン、アルカリ処理ゼラ
チン、酸処理ゼラチン及びゼラチン銹導体、コロイド状
アルブミン、カゼイン、セルロース誘導体(カルボキシ
メチルセル日−ス、ヒドロキシエチルセルロース等)、
糖誘導体(アルギン酸ナトリウム、澱粉誘導体等入合成
親水性高分子(ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアク
リル酸共重合体)等を挙げることができる。これらは必
要に応じて2種以上を組合せて用いることもできる。こ
れらのコロイド分散媒の中・好ましいものは熱伝導性の
低い親水性コロイドでアシ、モノマーユニットとして少
なくともアクリル酸の塩またはメタクリル酸の塩を含有
する共重合体組成のアクリル酸樹脂、水溶性のセルロー
ス誘導体及びゼラチンが望ましい。これに対し、疎水性
の高分子物質は保護コロイド性が弱くしかも鋼イオンの
拡散を伴う析出処理の進行を妨げるので好ましくない。
また記録層の界面における中心線平均粗さを0.025
μmRa以下とするためには、析出核層における界面の
粗さが十分小さいことが必要であシ、そのためには当該
析出核層は析出処理における膨潤の程度及び析出処理液
に対する溶解の程度が低いことが好ましいが、一方特に
銅の析出処理を施すためには透水性を有していることが
不可欠であシ、このため少なくとも約40℃以下の水に
対しては殆ど溶解しないものであることが好ましい。
このような析出核層とするために、当該析出核層中に硬
膜剤が添加されていてもよいし、或いは析出核層を形成
した後これを熱処理するようにしてもよい。このよう表
硬膜剤としては、エポキシ系、アジリジン系、アクリ四
イル系、ビニルスルホニル系、クロロトリアジン系、イ
ソオキサシリアム系、メタンスルホン酸エステル系、カ
ルボジイミド系、マレイミド系、イソシアネート系、高
分子系、無機系、その他種々の硬膜剤を挙げることがで
きる。
また親水性コロイドとして例えばポリビニルアルコール
を用いる場合に妊その鹸化度が85チ以上のもの、好ま
しくは95%以上のものがよく、熱処理によシ結晶化度
を高めるようにしてもよい。
前記銅化合物含有層、即ち上記析出核層の析出核に析出
処理によって銅原子を供給する層の形成に用いる銅化合
物としては、CuC1,CuBr、 CuI等のハロゲ
ン化第−銅またはこれらの混晶体、CuSCNまたはC
uCl2. CuBr2、CuI2等のハロゲン化第二
銅ま声はこれらの混晶体、Cu804、Cu (NO3
)2等を用いることができる。特に銅原子の析出核への
供給を゛効率良く行なうためには前記銅化合物含有層が
難溶性の塩の分散層であることが好ましく、この場合に
は特にハロゲン化第−銅が好適に用いられる。
前記銅化合物は、析出核層中に含まれていてもよく、析
出核層上に別の含有層として設けられていてもよい。
好ましく用いられるハロゲン化第−銅乳剤は特願昭56
−24669号明細書及びその引用分献に記載されてい
る方法によシ調製することができる。
即ち、親水性高分子化合物を含有する酸性水溶液中にお
いて、二価の銅イオンを還元剤によって還元することに
よフッ10ゲン化第−銅乳剤を得る。
銅化合物含有層を塗布により形成する場合の塗布液には
、0.1〜20重量−の割合で親水性保護コロイドを含
有せしめるのが好ましい。このような親水性保護コロイ
ドとしては、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体、アラビ
アゴム、アルプミ/、寒天、その他の天然高分子化合物
、ポリビニルアルコール、ホリビニルピロリドン、七ル
ロースエーテル、酢酸セルロースの部分的加水分解物、
その他の合成高分子化合物を挙げることができる。また
この銅化合物含有層と析出核層との界面の粗さを小さく
するためには、親水性保護コロイドが、40℃以下のあ
る温度で均一な塗布が可能な低粘度のものであることが
好ましい。例えばゼラチンを用いる場合には、塗布後に
凝固するため、濃度が5重量%の水溶液における凝固点
が25℃以下のゼラチンが好ましい。具体的には温度3
5℃における粘度が例えば100 Cp以下でおる親水
性保獲コロイドが好ましい。またこの親水性保賎コロイ
ドは、析出核層の膨潤及び溶出を防止する観点から保水
性の高い方が好ましい。塗布方法としては、スピンナー
堕布が好ましく、回転数は例えば200〜11000r
pである。
M2図は、前記光学的情報記録媒体前駆体を析出処理し
た後の光学的情報記録媒体の構成の一例を示す断面図で
ある。図において、4は析出処理によシ銅が供給されて
反射性を呈し、自助の析出核を含んだ層が変化したとこ
ろの記録層で、11)、この記録層4の支持体側界面近
傍においても析出が進行しこの記録層4全体に銅微粒子
が存在している。5は析出処理の結果として銅の量が減
少した銅化合物分散層でおる。
前記記録層4の形成のための析出処理は、次のよう々メ
カニズムに従って行なわれる。
q)銅化合物含有層に含まれる銅化合物による第一銅イ
オン又はその錯イオンの生成及びそれらイオン種の析出
核への拡散過程 (2)  析出核上における第一銅イオン種よシ生成し
た金属銅の成長過程 第1の過程α)は、銅化合物含有層の銅化合物が第一銅
化合物である場合には、それが析出処理液に溶解し拡散
する過程でアシ、一方銅化合物が第二銅化合物でおる場
合にはそれが析出処理液に溶解した上、析出処理液中に
含有される適当な還元剤によって第二銅イオンが第一銅
イオンとな夛、これが拡散する過程である。
また第2の過程(21は、下記式による第一銅イオンの
不均化反応の生ずる過程である。
2cu+ロー+ Cu+Cu2@− 斯かる不均化反応を利用することによシ、銅イオ/を還
元することによシ金属鋼を生成せしめる方法に比して極
めて有利に析出処理を達成することができる。即ち、銅
イオンの還元反応における標準水素電極を基準とする標
準単極電位Eは次の通ルである。
Cu++e−<−ラCu   E =0.520(V)
Cu  +2e (−ゴCu    E=0.337 
(V )このように銅の標準単極電位Eの値は決して大
きなものではなく、従って銅イオンを還元反応によって
還元するためには還元力の相当に大きい還元剤を用いる
ことが必要となるが、斯かる還元剤を用いることは実用
上困難な問題を伴う。
上述の不均化反応を促進するためには、第一銅イオンC
uの濃度が高いこと、第二銅イオンCu2+が系外に除
去されればよいが、−・ログン化第で銅化合物は例えば
ノ・ロゲン化銀に比して水に対する溶解度が高く、従っ
て適用された析出処理液における第一銅イオンを高濃度
にi持することが容易である。また第二銅イオンの除去
は、これと錯体を形成するキレート剤を用いて行なうこ
とができる。
以上のように、記録層の形成のための析出処理は、第一
銅イオンの不均化反応によるものでsb、従来の銀を利
用するもののように還元反応によるものではない。即ち
、ノ・ロゲン化銀乳剤による析出処理は、Af十錯合体
の析出核への拡散とそこでの還元反応によって行なわれ
る(例えば、T、H,Janes。
=The Theory of the Photog
raphic Process’第16章(1966ン
及び特開昭56−49296号公報参照)。これは銀イ
オンの標準単極電位が約o、s o o (v)と高く
て容易に還元されるからである。
以上のことから、前記記録層の形成のための析出処理に
は、既述の第1の過程及び第2の過程の進行を促進する
化合物を含有する析出処理液を用いることが必要であシ
、具体的には、第一銅イオンに対しては適当な大きさの
配位能を有し、第二銅イオンに対しては一層大きな配位
能を有する化合物または化合物系を含有する析出処理液
が好ましく用いられる。更に、銅イオンの源が第二銅化
合物であるときには、第一銅イオンに還元するために必
要な、従って適当な大きさの還元性を有する化合物を含
有する析出処理液が用いられる。
析出処理のために好適に用いることができる析出処理液
としては、下記に示す第1群、第2群及び第3群から選
ばれた少なくとも1種類を処理剤として含有するアルカ
リ性水溶液を挙げることができる。
第1群;4−アミノフェノール類及び3−ピラゾリン類 第2群ニアミノ酸誘導体、脂肪族カルボン酸、オキシカ
ルボン酸、ケトカルボン酸、芳香族カルボン酸、アミン
類、キノリン誘導体、アミノカルボン酸及びピリジン誘
導体 第3群:下記一般式で示されるアスコルビン酸誘導体及
びそのアルカリ金属塩 一般式 〔式中、R[水素原子または水酸基を嵌わし、nは1〜
4の正の整数を表わす。但し、n=1のときは几は水酸
基のみを表わす。〕 また必要に応じて前記3種の群から選ばれた少なくとも
2種類以上のものを組み合せて用いてもよい。
前記第1群に含まれる4−アミノフェノール類の中で好
ましく用いられる具体的な化合物としてit、、4− 
N −メfpyア”ミノフェノール・ヘミスルフェート
(通称メト−/I/)、4−N−ベンジルアミノフェノ
ール塩酸塩、4−N、N−ジエチルアミノフェノール塩
酸塩、4−アミノフェノ−/I/硫酸塩、l−オキシメ
チル−4−アミンフェノール塩酸塩、2,4−ジアミノ
フェノール、4−N−カルボキシメチルアミンフェノー
ル・p−オキシフェニルグリシン等を挙げることができ
、3−ピラゾリン類の中で好ま・しく用いられる異体的
な化合物としては、1−フェニル−3−ピラゾリドン、
4.4−ジメチル−1−フェニル−3−ビラソリトン、
4−メチルーフエニ/l/ −3−ビラソリトン等を挙
げることができる。
前記第2群に含まれる化合物の好ましく用いられる具体
例を以下に示す。
マロン酸、クエン酸、オキサル酢酸、サリチル酸、5−
スルホサリチル酸、α−カルボキシ−0−アニス酸、N
、N’−ジ(2−ヒト日キシエチル)エチレンジアミン
、ジ(2−アミノエチル)エーテル、2−アミノメチル
ピリジン、2,2−アミノエチルピリジン、ピリジン−
2−カルボン酸、ピリジン−2,6−カルボン酸、ニコ
チン酸ヒドラジド、イソニコチン酸ヒドラジド、ピリド
キサミン、ピペリジン−2,6−ジカルボン酸、ヒスタ
ミン、3−メチ′ルヒスタミン、イミノジ酢酸、イミノ
ジプロピオン−酸、N−メチルイミノジ酢酸、N−(3
,3−ジメチルブチル)イミノジ酢酸、フェニルイミノ
ジ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、ヒドロキシエ
チルイミノジプロピオン酸、ヒドロキシプロピルイミノ
ジ酢酸、2−ヒトルキシシクロヘキシルイミノジ酢酸、
メトキシエチルイミノジ酢酸、N−(カルバモイルメチ
ル)イミノジ酢酸、2−エトキシカルボニル−アミノエ
チルイミノジ酢酸、ニトリロトリ酢酸、カルボキシエテ
ルイミノジ酢酸、カルボキシメチルイミノジプロピオン
酸、N−n−ブチルエチレンジアミン)IJ酢酸、N−
シクロヘキシルエチレンジアミン)V酢酸、β−アジニ
ン、フェニルアラニン、チロシン、ホスホセリン、メチ
オニ/、アスパラギン酸、グルタミン酸、オルニチン、
リジン、アルギニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
ヒスチジン、トリプトファン、l−アミノシクロペンタ
ンカルボン酸、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸、
1−アミノシクロへブタンカルボン酸、β−アラニルヒ
スチジン、リジンパップレシン、グルタミン酸ナトリウ
ム、アデノシン−5−シリン醗、アデノシン−5−トリ
リン酸、オキシン−5−スルホン酸、キノリン−2−カ
ルボン酸、キノリン−8−カルボン酸、4−ヒドロキシ
−1,5−ナフテリジン、8−ヒドロキシ−1,6−す
7チリジン、8−ヒドロヤシ−1,7−ナフチリジン。
前記第3群に含まれる前記一般式で示されるアスコルビ
ン酸誘導体またはそのアルカリ金属塩の具体的化合物例
としては、L−アスコルビン酸、アラボアスコルビン酸
、1−エリスロアスコルビン酸、α−グルコアスコルビ
ン酸等及びこれらのアルカリ金属塩を挙げることができ
るが、これらのなかでL−アスコルビン酸またはそのア
ルカリ金属塩が特に好ましい。
析出り理液に用いられる好ましい溶媒としては、純水、
アルコール類(例えば、メチルアルコール、エチルアル
コール等)、グリコール類(例えば、エチレーングリコ
ール、ジエチレンクリコール等)等の極性溶媒を挙げる
ことができ、これらの溶媒は単独または2種以上を適宜
組合せて用いられる。
更に上記析出処理液には、処理剤の他に、析出特性(析
出速度、析出処理液の保存性向上など)または適当な反
射率、吸光度、分光特性等の光学的特性を得るために、
種々の添加剤を加えることができる。この添加剤の主な
ものとしては例えば、アルカリ剤(例えば、アルカリ金
バ或いはアンモニアの水酸化物、炭酸塩、リン酸塩) 
% pH調整或いは緩衝剤(例えば、酢酸、ホウ酸のよ
うな弱酸、弱塩基またはそれらの塩)、保恒剤(例えば
、亜硫酸塩、酸性亜硫酸塩、ヒドロキシルアミン塩酸塩
、ホルムアルデヒド亜硫酸水素塩付加物、アルカノール
アミン亜硫酸水素塩付加物等)を挙げることができる。
一ヒ記析出処理液における処理剤の濃度は処理剤の種類
によシ異な)−概に規定はできないが、通常は0.O1
〜2.0モル/L程度とされ、析出処理温度は通常10
〜40℃程度とされる。
また既述の如き析出処理液を用いず、前記銅化合物含有
層中に処理剤の一部若しくは全部の成分を含有せしめて
おき、銅化合物を溶解するアルカリ溶液を上記析出処理
液と同様に作用させることによシ、所期の析出処理を行
なうことも可能である。
更に、光学的情報記録媒体前駆体において銅化合物含有
層を設けず、銅イオンを含有する析出処理用溶液を用い
て溶液中から直接析出核に銅原子を供給してもよい。
本発明光学的情報記録媒体において線、例えば第2図の
銅化合物含有層5を析出処理後剥離して、第3図に示す
ように銅化合物含有層が除去された構成としてもよい。
この析出処理後における銅化合物含有層5を除去する操
作は、例えば剥離または溶解等の方法によって行なうこ
とができる。この剥離操作は、析出処理後の水洗工程に
際して、銅化合物含有層5の親水性コロイド分散媒が溶
解するか、ゾル化する温度にまで水洗時の温度を上昇せ
しめる(以下単に「温水洗浄」という。)ことによシ行
なわれる。この温水洗浄において、記録層4を硬膜剤を
用いて硬化させてPくことが好ましく、こうすることに
よって銅化合物含有層5の剥離を効果的に行なうととが
できる。また他の方法としては、銅化合物含有層5を濃
厚な強電界質水溶液に浸漬して膜収縮を起こさせた後に
温水で洗浄することによっても好適に剥離させることが
できる。この場合に用いられる強電界質としては、例え
ば硫酸ナトリウムの如き強酸と強塩基とによる塩が好ま
しい。また上記強電界質を析出処理液中に含有させて使
用する場合にも同様の効果を得ることができる。上述の
温水洗浄における液温は、例えば銅化合物含有層の分散
媒が親水性コロイドであシこの親水性コロイド分散媒が
ゼラチンである場合には、20〜50℃であシ、好まし
くは40±5℃程度である。。
本発明光学的情報記録媒体における記録層の厚さは0.
01−0.5μmである辷とが好ましく、さらに好まし
くは0.03〜0.2μmである。厚さが0.01μm
未満である場合には塗布むらが顕存化し均−且つ安定な
記録層とすることが困難となシ、また厚さが0.5μm
を越える場合には記録媒体の反射性が低くなって光学的
読み取シが困S七なシ、シグナルコントラストが低下す
る場合がある。
また記録層中に分散された銅微粒子の平均粒径は、0.
005〜0.2μmであることが好ましく、さらに好ま
しくは0.01〜0.1μmである。平均粒径が0.0
05μm 未満である場合には記録エネルギービーム吸
収率及び再生エネルギービーム反射率が低下し、記録再
生は殆ど不可能になることがある。
一方平均粒径が0.2μmを越える場合には銅微粒子の
凝集に起因した吸収率の低下及び反射率のム2が発生し
、記録再生特性は悪化することがある。
尚、ここでいう平均粒径とは銅微粒子の最長幅と最短幅
の平均値をいう。またこのような平均粒径をもつ銅微粒
子の粒径分布としては、粒径が揃っているほど好ましく
、通常銅微粒子の総数の60チ程度が平均粒径の±50
%以内にあればよい。
本発明光学的情報記録媒体は、反射光によυ情報の読み
取シを行なう必要上、支持体を通して10〜80チ、好
ましくは20〜70%の反射率(何れも再生光に対して
の反射率)を有することが必要である。反射率が10チ
未滴である場合にはSN比が低下し、情報の読み取シが
困難となる。
本発明光学的情報記録媒体は、反射率の上昇或いは膜厚
の減少を目的として、必要によシ酸素存在下若しくは非
存在下で加熱処理を行なってもよい。この場合の好まし
い加熱温度範囲は250〜400℃程度である。
第4図はビット情報が記録された本発明光学的情報記録
媒体の一例を示す断面図でアシ、この例においては、支
持体lの方向から高密度エネルギービームを照射して記
録層4の照射部分を溶解若しくは吹き飛ばして(blo
w off )ビット7を形成した構成を有する。6は
高密度エネルギービームの照射を示す矢印である。
この記録媒体においては、上記ビット7の低下した反射
性を利用して、:書き込み用高密度エネルギービームよ
シも弱い挑密反エネルギービームによシ情報の読み出し
、再生を行なうことができる。
本発明の記録媒体においてピット情報を記録するために
用いることができる高密度エネルギービームとしては、
例えばキセノンランプ、水銀ランプ、アーク灯、レーザ
ー光等を用いることができ、このうちレーザー光が高密
度記録ができる点で好ましい。レーザー光としては、連
続波発振のものでもパルス発振のものでも用いることが
できる。
使用できるレーで−は、具体的にはルビーレーザー(波
長6943A)、アルゴンイオンレーザ−(波長488
0A、5145A)、ガラスレーザー(波長1.06μ
m)1.ヘリウム−ネオンレーザ−(波長6a 28 
A ) 、クリプトンイオンレーザ−(波長6471A
)、ヘリウム−カドミウムレーザ半導体レーザー等を挙
げることができる。
本発明の記録媒体に記録するために用いる高密度エネル
ギービーム及び再生するために用いる高密度エネルギー
ビームは、同一種類であっても異なる種類であってもよ
く、透明支持体を通して照射することが好ましいが、透
明支持体とは反対側の記録層表面側に直接照射するよう
にしてもよい。
以上本発明を好ましい実施態様に従って説明したが、本
発明において反射性記録層の具体的構成は特に限定され
ない。例えば記録層に含有せしめる反射性の微粒子とし
ては銅以外の他の金属例えば銀、金、パラジウム、コバ
ルト、ニッケル、水銀、鉛などを用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明光学的情報記録媒体
は、反射性記録層を有し、しかもこの反射性記録層の少
なくとも一方の界面における中心線平均粗さが0.02
5μmRa以下であるため、後述する実施例の説明から
も理解されるように、反射性記録層の界面が平坦性の高
いものでhD、記録情報の読取シ操作において再生ビー
ムの散乱或いは回折による悪影響が生ぜず、この結果数
ME(z〜数十Mlzの周波数帯域におけるノイズレベ
ルが小さく、結局再生8N比が高くて高性能の読取シを
行なうことができる。
これに対して、反射性記録層の界面における中心線平均
粗さが何れの界面においても0.025μmRaを越え
る場合には、記録情報の読取シ操作において、再生ビー
ムの散乱或いは回折による悪影響が大きくな)、このた
めノイズレベルが上昇シ、再生SN比が低下する。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明するが、これによシ本
発明が限定されるものではない。
実施例1 塩化パラジウム■の0.45重量%水溶液′(塩酸酸性
)             147mg純水    
             409−硫化ナトリウムの
0.085重量%水溶液 439−ポリビニルアルコー
ル(鹸化度99.7チ)の1重量%水溶液      
     57!以上の物質を温度30℃で攪拌しなが
ら順次混合し、15分間攪拌を続け、硫化パラジウムQ
l)の濃度が0.05重量%、現水性コロイドの濃度が
o、oos重量%、硫化パラジウムω)微粒子の平均粒
径が3OAの硫化パラジウム01)コロイド溶液を得た
この硫化パラジーウム■コロイド溶液に界面活性剤及び
硬膜剤を加え、これを下引加工が施された表面の中心線
平均粗さが0.001μmRa以下で厚さ1.2−のポ
リメチルメタクリレート板よシ成る支持体に、スピンナ
ー塗布装置にょシ乾燥後の膜厚が0.01μmとなるよ
うに塗布し、乾燥して略無色透明の析出核層を形成した
。下引加工が施された支持体の表面及び析出核層の表面
における中心線平均粗さはともに0.001μmRa以
下であった。また析出核層の析出核密度は10 個/a
m3であった。
一方、次の組成の溶液A及び溶液Be調製した。
溶液A:ゼラチン           18j’臭化
カリウム        22.4f沃化カリウム  
      0.8EIL−アスコルビン酸     
32゜Of純水           1200m1!
溶液B:硝酸第二銅三水塩      42.4を純水
           600m 溶液A溶液度40℃に保ち、攪拌下、温度を40℃とし
た溶液Bt−瞬時に添加し、得られた混合溶液の温度を
40℃に保って3分間攪拌を続け、その後脱塩処理及び
水洗処理を行ない、ゼラ、チン24fを添加し、超音波
分散処理を10分間行ない、以って沃臭化第−銅乳剤(
総量500yd ) t−得た。使用したゼラチンは、
その5重量%水溶液における凝固点が21℃で、35℃
における粘度は60cpであった。この乳剤U、pHが
3.5、含有される銅とゼラチンの重量比が約0.5、
透過型電子顕微鏡写真によシ測定されたハロゲン化第−
銅粒子の平均粒径が0.05μmのものであった。
この沃臭化第−銅乳剤を温度28℃に調整した後上記析
出核層上にスピンナー塗布装置によシ塗布し、乾燥後の
膜厚が2.5μmの銅化合物含有層を形成し、以って光
学的情報記録媒体前駆体を作った。
この前駆体を、グリシン0.2M水溶液よシなシ緩衝液
によりpHを9に調整した析出処理液に、温度25℃で
3分間浸漬して析出処理を行ない、その後温度35℃の
温水で水洗して銅化合物含有層(乳剤層)を剥離除去し
て試料を得た。
この試料を支持体であるポリメチルメタクリレート板を
通して観察すると、金属光沢を有する鏑鏡の形成が認め
られ、波長83011mの光における反射率は40チで
あった。、また記録層の厚さは0.05μm1記録層中
の銅微粒子の平均粒径は0.04μm、粒子数密度は2
X1016個/備3、記録層の界面における中心線平均
粗さは0.005μmRa以下であった。
前記試料をターンテーブル上にセットして回転させ、ビ
ーム径が1.4μmとなるよう集光させた波長83 Q
 nmの半導体レーザー光をIon/secの走査速度
で走査し、1計のパルス信号()くルス幅5 Q Q 
n5ec  )を与えるととによシ記録層にピットを形
成させて書き込み記録を行なった。
前記試料の記録層上におけるレーザー光の強度は、記録
時でlQmW、再生時で2mW であシ、再生SN比の
測定を30KI(zのバンド幅で行なったところ、ノイ
ズレベルが一80dB、 シグナルレベルが一3QdB
でSN比は59dBであった。
比較例1 実施例1において、ポリビニルアルコール溶液て鹸化度
80%のポリビニルアルコ−yv f 用い、ゼラチン
としてその5重量チ水溶液の凝固点が29℃で35℃に
おける粘度が120cpのゼラチンを用い、沃臭化第−
銅乳剤の塗布温度を40℃に代えたはかは、同様にして
試料を得た。
この試料を支持体であるポリメチルメタクリレート板を
通して観察すると、観察部位によって、波長830 n
mの光における反射率は10〜40チ、記録層の厚さは
0.03〜0.06μmと大きな変動があり、記録層表
面における中心線平均粗さはともKO003μmRa以
上と大きなものであった。
前記試料をターンテーブル上にセットして回転させ、ビ
ーム径が1.4μmとなるよう集光させた波長830 
nmの半導体レーザー光を10m/secの走査速度で
走査し、IM(zのパルス信号(パルス幅500 n5
ec)を与えることによシ記録層にビットを形成させて
書き込み記録を行なった。
前記試料の記録層上におけるレーザー光の強度は、記録
時で10=w、再生時で2mWであ〕、再生SN比の測
定を3QIG(z のバンド幅で行なったところ、記録
部位によって、ノイズレベルが一70dB〜−60d戊
シグナルレベルが一50dB〜−40dBでSN比は2
0〜4QdB  と大きな変動があった。
比較例2 実施例1において、硫化パラジウムコロイド溶液をポリ
ビニルアルコール溶液で希釈してなる塗布液を用いたt
テかは同様にして析出核層を形成した。この析出核層の
厚さは0.01μm、析出核層の表面における中心線平
均粗さは0.001μrnRa以下、析出核密度は5X
1016個/ Dn’であった。
次いで実施例1と同様に処理して試料を得た。
この試料を支持体であるポリメチルメタクリレート板を
通して観察すると、波長830 nmの光における反射
率は30%、記録層の厚さは0.03μm。
記録層表面における中心線平均粗さはともに0.03μ
mRa以上と大きなものであった。
前記試料をターンテーブル上にセットして回転させ、ビ
ーム径が1.4μmとなるよう集光させた波長B 30
 nmの半導体レーザー光を10 m / seCの走
査速度で走査し、I M(zのパルス信号(パルス幅5
 Q Q nseりを与えることによル記録層にビット
を形成させて書き込み記録を行なった。
前記試料の記録層上におけるレーザー光の強度□   
  は、記録時でlQmW、再生時で2mW であり、
再生8N比の測定を30KI(zのバンド幅で行なった
と9口、ノイズレベルが−(3QdB、シグナルレベル
が一3QdBでSN比は30dBと低いものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は析出処理前の光を的情報記録媒体前駆体の断面
図、第2図は析出処理後の本発明に係る光学的情報記録
媒体の断面図、第3図は析出処理の後、銅化合物含有層
が除去された後の本発明に係る光学的情報記録媒体の断
面図、第4図は高密度エネルギービーム照射後の本発明
に係る光学的情報記録媒体の断面図である。 1・・・支持体     2・・・析出核層3・・・銅
化合物含有層 4・・・記録層(析出処理後の析出核層)5・・・析出
処理後の銅化合物含有層 6・・・高密度エネルギービーム 7・・・ビット 代理人 弁理士 大 井 正 彦 、、、−、、、、:
、−:)’>。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)支持体上に反射性記録層を設けてなる光学的情報記
    録媒体において、前記反射性記録層の少なくとも一方の
    界面における中心線平均粗さが0.025μmRa以下
    であることを特徴とする光学的情報記録媒体。
JP15937584A 1984-07-31 1984-07-31 光学的情報記録媒体 Pending JPS6139948A (ja)

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JP15937584A JPS6139948A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 光学的情報記録媒体

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