JPS6119745A - 分光反射率可変合金及び記録材料 - Google Patents

分光反射率可変合金及び記録材料

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JPS6119745A
JPS6119745A JP59139055A JP13905584A JPS6119745A JP S6119745 A JPS6119745 A JP S6119745A JP 59139055 A JP59139055 A JP 59139055A JP 13905584 A JP13905584 A JP 13905584A JP S6119745 A JPS6119745 A JP S6119745A
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temperature
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crystal structure
recording
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Tetsuo Minemura
哲郎 峯村
Isao Ikuta
生田 勲
Hisashi Ando
寿 安藤
Ryuji Watanabe
隆二 渡辺
Seiki Shimizu
清水 誠喜
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • G11B2007/2431Metals or metalloids group 13 elements (B, Al, Ga, In)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は新規な分光反射率可変合金及び記録材料に係り
、特に光・熱エネルギーが与えられることにより合金の
形晶構造の変化にともなう分光反射率変化を利用した情
報記録、表示、センサ等の媒体に使用可能な合金に関す
る。
〔発明の背景〕
近年、情報記録の高密度化、デジタル化が進むにつれて
種々の情報記録再生方式の開発が進められている。特に
レーザの光エネルギを情報の記録。
消去、再生に利用した光ディスクは工業レアメタルA8
0,1983 (光ディスクと材料)に記載されている
ように磁気ディスクに比べ、高い記録密度が可能であシ
、今後の情報記録の有力な方式である。このうち、レー
ザによる再生装置はコンパクト・ディスク(CD)とし
て実用化されている。
一方、記録可能な方式には追記型と書き換え可能Nの大
きく2つに分けられる。前者は1回の書き込みのみが可
能であり、消去はできない。後者はくり返しの記録、消
去が可能な方式である。追記型の記録方法はレーザ光に
より記録部分の媒体を破壊あるいは成形して凹凸をつけ
、再生にはこの凹凸部分でのレーザ光の干渉による光反
射量の変化を利用する。この記録媒体にはTeやその合
金を利用して、その溶解、昇華による凹凸の成形が一般
的に知られている。この種の媒体では毒性など若干の問
題を含んでいる。書き換え可能型の記録媒体としては光
磁気材料が主流である。この方法は光エネルギを利用し
てキュリ一点あるいけ補償点温度付近で媒体の局部的な
磁気異方性を反転させ記録し、その部分での偏光入射光
の磁気ファラデー効果及び磁気カー効果による偏光面の
回転量にて再生する。この方法は書き換え可能型の最も
有望なものとして数年後の実用化を目指し精力的な研究
開発が進められている。しかし、現在のところ偏光面の
回転量の大きな材質がなく多層膜化などの種々の工夫を
してもS/N、C/Hなどの出力レベルが小さいという
大きな問題がある。
その他の書き換え可能型方式として記録媒体の非品質と
結晶質の可逆的相変化による反射率変化を利用したもの
がある。例えばNational Technical
几eport Vo 129A5 (1983)に記載
TeOxに少量のGeおよびSnを添加した合金がある
しかし、この方式は非晶質相の結晶化源が低く、常温に
おける相の不安定さがディスクの信頼性に結びつく大き
な問題点である。
一方、色調変化を利用した合金として、特開昭57−1
40845がある。この合金はく12〜15)w t%
At−(1〜5 )wt%Ni−残Cuよりなる合金で
マルテンサイト変態温度を境にして、赤から黄金色に可
逆的に変化することを利用したものである。マルテンサ
イト変態は温度を低下にともなって必然的に生ずる変態
のため、マルテンサイト変態温度以上に保持した状態で
得られる色調はマルテンサイト変調温度以下にもってく
ることはできない。また逆にマルテンサイト変態温度以
下で得られる色調のものをマルテンサイト変態温度以上
にすると、変態をおこして別の色調に変化してしまう。
したがって、マルテンサイト変態の上下でおこる2つの
色調は同一温度で同時に得ることはできない。したがっ
てこの原理では記録材料として適用することはできない
〔発明の目的〕    ・ 本発明の目的は、同一温度で部分的に異たった分光反射
率を保持することのできる分光反射率可変合金及び記録
材料を提供するにある。
〔発明の概要〕
(発明の要旨) 本発明は、金(Au)を主成分とし、アルミニウム(A
t)2.5〜4.0重量%を含む合金からなることを特
徴とする分光反射率可変合金にある。
即ち、本発明は、固体状態で室温より高い第1の温度(
高温)及び第1の温度より低い温度(低温)状態で異な
った結晶構造を有する合金において、該合金は前記高温
からの急冷によって前記低温における非急冷による結晶
構造と異なる結晶構造を有することを特徴とする分光反
射率可変合金にある。
本発明合金は固相状態での加熱冷却処理により、同一温
度で少なくとも2種の分光反射率を有し、可逆的に分光
反射率を変えることのできるものである。すなわち、本
発明に係る合金は固相状態で少なくとも2つの温度領域
工結晶構造の異なった相を有し、それらの内、高温相を
急冷した状態と非急冷の標準状態の低温相状態とで分光
反射率が異なり、・高温相温度領域での加熱急冷と低温
相温度領域での加熱冷却により分光反射率が可逆的に変
化するものである。この可逆的な変化を利用して、文字
、信号、図形、記号等の情報を記録、再生、消去が可能
であシ、記録材料としてきわめて有効である。
本発明合金の可逆的反射率の変化についてその原理を第
1図を用いて説明する。図はAu−At二元系合金の状
態図でろシ、図の■組成の合金において、固相状態では
3′)の相状態がある。すなわち、β単相、(β十γ)
相及び(α+γ)相がある。結晶構造はα、β、γ(h
t、hu金属間化合物)のそれぞれの単相状態で異なシ
、従ってこれらの単独では当然であるが、これらの混合
相によってもこれらの光学特性も変化する。結晶構造の
違いによる光学特性の違いとして分光反射率について説
明する。T1は記録されたものが読みとれる温度を意味
し、室温と考えてもさしつかえない。T、での平衡状態
でけγ−rich (α+γ)相であるので合金の分光
反射率はγに近い。これをT4まで加熱し、急冷すると
β相がT1に保持される。T1 におけるβ相の分光反
射率は(α+γ)相とは異なる。したがって両相を区別
することができる。一般的な色調の特徴を述べると、保
持後急冷した場合のT1 でのβ相は黄金色であシ、(
α+γ)相は銀白色である。即ち(α+γ)相状態の合
金に例えば数μm径のレーザ光を照射して局部的にT4
 まて加熱した後、レーザ照射を止める。照射部は急冷
され、T、ではレーザ照射部のみβ相となる。レーザ照
射をしない部分はくα+γ)相のままであるので、’I
’l において、レーザ照射部とそれ以外の部分とで分
光反射率が異なシ両者を区別することができる。この状
態が記録の状態に相当する。一方T4に加熱後急冷して
、T1 に保持されたβ相状態のものをT1より高いT
2に加熱するとβ相が(α+γ)相に変化しT1の温度
に戻しても(α+γ)相のままである。したがって、前
記のようにレーザ照射で局部的にβ相にした部分にレー
ザ光を照射し、T2の温度に加熱すると、β相が(α+
γ)相に変化する。その後T1の温度に戻しても(α+
γ)相の状態が保持される。すなわち、これが消去に相
当する。
なおβ相を(α+γ)相に変化させるにFiT、  よ
りも高い温度に加熱すればよいが、上限温度としては、
高温に保持した状態でβ相が析出しない温度、第1図で
のTe、すなわち、共析温度である。
以上の過程は繰返し行なうことが可能であり、いわゆる
書き換え可能な記録媒体として適用可能である。
他の記録方法として、温度T、でβ相状態の試料を用い
る。これに例えば数μm径のレーザ光を照射して、T2
vC加熱すると、レーザ照射部は(α+γ)相に変化す
る。冷却してT、の温度でもレーザ照射部は(α+γ)
相であり、レーザ未照射部のβ相と分光反射率が異なり
区別ができる。
したがって記録できることになる。消去するには試料全
面をT2に加熱後、冷却することで可能である。このよ
うな処理をすると温度T1で全面が(α+γ)相に変化
するからである。
(合金組成) □ 本発明合金は、高温及び低温状態で異なった結晶構
造を有するもので、高温からの急冷によってその急冷さ
れた結晶構造が形成されるものでなければならない。更
に、この急冷されて形成された相は所定の温度での加熱
によって低温状態での結晶構造に変化するものでなけれ
ばならない。高温からの急冷によって過冷相が形成され
る合金組成として、At2.5〜4.0重量係を含む必
要がある。
()/バルクとその製造法) 本発明合金は反射率の可変性を得るために材料の加熱急
冷によって過冷相を形成できるものが必要である。高速
で情報の製作及び記憶させるには材料の急熱急冷効果の
高い熱容量の小さいノンバルクが望ましい。即ち、所望
の微小面積に対して投入さオtだエネルギーによって実
質的に所望の面イJlt部分/どけが深さ全体にわたっ
て基準となる結晶構造と異なる結晶構造に変り得る容積
を持つノンバルクであることが哨ましい。、従って、所
望の微小面積によって高密度の情報を製作するVcl−
t、熱容量の小さいノンバルクである箔、膜、細線ある
いけ粉末等が、l−7寸しい。記録布間として、20メ
ガビット/α2以上となるような微小面積での情報の製
作には0.01〜0.2μmの膜厚とするのがよい1.
一般に金属間化合物は塑性加工が難しい。
従って、箔、膜、細線あるいは粉末にする手法として拐
料金気相あるいは液相から直接急冷固化させて所定の形
状にすることが有効である。これらの方法にはP V 
D法(蒸着、スパッタリング法等入CV J)法、溶湯
を高速回転する高熱伝導性を有する部(、(からなる。
特に金属ロール円周向上に注湯して角、冷凝固させる溶
湯急冷法、電気メッキ、化学メッキ法等がある。膜ある
いけ粉末状の材料を利用する。14合、基板上に直接形
成するか、塗布して4−・板−にに接着することが効果
的である。塗布する場合、粉末を加熱しても反応などを
起こさないバインダーがよい。また、加熱による材料の
酸化等を防止するため、材料表面、基板上に形成した膜
あるいは塗布層表面をコーティングすることも有効であ
る。
箔又は細線は溶湯急冷法によって形成するのが好ましく
、厚さ又は直径0.1■以下が好ましい。
%に0.1μm以下の結晶粒径の箔又は細線を製造する
には0.05m++以下の厚さ又は直径が好ましい。
粉末は、溶湯を気体又は液体の冷媒とともに噴霧させて
水中に投入させて急冷するガイアトマイズ法によって形
成させることが好ましい。その粒径は0.1 tan以
下が好ましく、特に粒径1μm以下の超微粉が好ましい
膜は前述の如く蒸着、スパッタリング、CVD電気メッ
キ、化学メッキ等によって形成できる。
特に、0.1μm以下の膜厚を形成するにはスパッタリ
ングが好ましい。スパッタリングは目標の合金組成のコ
ントロールが容易にできる。
また、基板に形成された膜は記録単位の程度の犬きさに
エツチングにより区切シ、個々の膜の熱容量を低減する
のがよい。
(組織) 本発明合金は、高温及び低温において異なる結晶構造を
有l〜、高温からの急冷によって高温における結晶構造
を低温で保持される過冷相の組成を有するものでなけれ
ばならない。高温では不規則格子の結晶構造を有するが
、過冷相は一例としてC3−Ct型又は1)03型の規
則格子を有する金属間化合物が好ましい。光学的性質を
大きく変化させることのできるものとして本発明合金は
この金属間化合物を主に形成する合金が好ましく、特に
合金全体が金属間化合物を形成する組成が好ましい。こ
の金属間化合物は電子化合物と呼ばれ、特に3/2電子
化合物(平均外殻電子濃度e/aが3/2)の合金組成
付近のものが良好でおる。
また、本発明合金は同相変態、特に共析変態を有する合
金組成が好ましく、その合金は高温からの急冷と非急冷
によって分光反射率の差の大きいものが得られる。
本発明合金は超微細結晶粒を有する合金が好ましく、%
に結晶粒径は0.1μm以下が好ましい。
即ち、結晶粒は可視光領域の波長の値より小さいのが好
ましいが、半導体レーザ光の波長の値よp小さいもので
もよい。
(%性) 本発明の分光反射率可変合金及び記録材料は、可視光領
域における分光反射率を同一温度で少なくとも2種類形
成させることができる。即ち、高温からの急冷によって
形成された結晶構造(組織)を有するものの分光反射率
が非急冷によって形成された結晶構造(組織)を有する
ものの分光反射率と異なっていることが必要である。
また、急冷と非急冷によって得られるものの分光反射率
の差は5チ以上が好ましく、特に10チ以上有すること
が好ましい。分光反射率の差が大きければ、目視による
色の識別が容易であり、後で記載する各稲用途において
顕著な効果がある。
分光反射させる光源として、電磁波であれば可視光以外
でも使用可能であシ、赤外線、紫外線なども使用可能で
ある。
本発明合金のその他の特性として、電気抵抗率、光の屈
折率、光の偏光率、光の透過率なども分光反射率と同様
に可逆的に変えることができ、各種情報の記録、表示、
センサー等の再生、検出手段として利用することができ
る。
分光反射率は合金の表面あらさ状襲に関係するので、前
述のように少なくとも可視光領域において10係以上有
するように少なくとも目的とする子?[(分において等
向になっているのが好ましい。
(用途) 本発明合金は、加熱急冷によって部分的又は全体に結晶
構造の変化による電磁波の分光反射率、電気抵抗率、屈
折率、偏光率、透過率等の物理的又は電気的特性を変化
させ、これらの特性の変化を411用して記録、表示、
センサー等の素子に使用することができる。
1+? 報等の記録の手段として、電圧及び電流の形で
の電気エネルギー、電磁波(可視光、輻射熱、赤外線、
紫外線、写真用閃光ランプの光、電子ビーム、陽子線ア
ルゴンレーザ、半導体レーザ等のレーザ光線、熱等)を
用いることができ、特にその照射による分光反射率の変
化を利用して光ディスクの記録媒体に利用するのが好ま
しい。光ディスクには、ディジタルオーディオディスク
(DAD又はコンパクトディスク)、ビデオディスク、
メモリーディスクなどかあシ、これらに使用可能である
。本発明合金を光ディスクの記録媒体に使用することに
より再生専用型、追加記録型、書換型ディスク装置にそ
れぞれ使用でき、特に書換型ディスク装置においてきわ
めて有効である。
本発明合金を光ディスクの記録媒体に使用した場合の記
録及び再生の原理の例は次の通りである。
先ず、記録媒体を局部的に加熱し該加熱後の急冷によっ
て高温度領域での結晶構造を低温度領域で保持させて所
定の情報を記録し、又は高温相をペースとして、局部的
に加熱して高温相中に局部的に低温相によって記録し、
記録部分に光を照射して加熱部分と非加熱部分の光学的
特性の差を検出して情報を再生することができる。更に
情報として記録された部分を記録時の加熱温度より低い
温度又は高い温度で加熱し記録された情報を消去するこ
とができる。光はレーザ光線が好ましく、特に短波長レ
ーザが好ましい。本発明の加熱部分と非加熱部分との反
射率が500nm又は800nn付近の波長において大
きいので、このような波長を有するレーザ光を再生に用
いるのが好ましい。
記録、再生には同じレーザ源が用いられ、消去に記録の
ものよりエネルギー密度を小さくした他のレーザ光を照
射するのが好ましい。
また、本発面合金な記録媒体に用いたディスクは情報が
記録されているか否かが目視で判別できる大きなメリッ
トがある。
表示として、特に可視光での分光反射率を部分的に変え
ることができるので塗料を使用せずに文字、図形、記号
等を記録することができ、それらの表示は目視によって
識別することができる。また、これらの情報は消去する
ことができ、記録と消去のくり返し使用のほか、永久保
存も可能である。その応用例として時計の文字盤、アク
セサリ−などがある。
センサーとして、特に可視光での分光反射率の変化を利
用する温度センサーがある。予め高温相に変る温度が分
っている本発明の合金を使用した1   センサーを測
定しようとする温度領域に保持し、その過冷によって過
冷相を保持させることによっておおよその温度検出がで
きる。
(製造法) 本発明は、固体状態で室温より高い第1の温度と該第1
の温度より低い第2の温度とで異なった結晶構造を有す
る前述した化学組成の合金表面の一部に、前記第1の温
度より急冷して前記第2の温度における結晶構造と異な
る結晶構造を有する領域を形成し、前記急冷されて形成
された結晶構造を有する領域と前記第2の温度での結晶
構造を有する領域とで異なった分光反射率を形成させる
ことを特徴とする分光反射率可変合金の製造法にある。
更に、本発明は固体状態で室温より高い第1の温度と該
第1の温度より低い第2の温度で異なった結晶構造を有
する前述した化学組成の合金表面2の全部に、前記第1
の温度から急冷して前記第2の温度における結晶構造と
異なる結晶構造を形成させ、次いで前記合金表面の一部
を前記第2の温度に加熱して前記第2の温度における結
晶構造を有する領域を形成し、前記急冷されて形成され
た結晶構造を有する領域と前記第2の温度における結晶
構造を有する領域とで異なった分光反射率を形成させる
ことを特徴とする分光反射率可変合金の製造法にある。
第1の温間からの冷却速度は102C/抄以上より好ま
しくtI′110jC/秒以上が好ましい。
〔発明の実施例〕
(実施例1) Au〜2.9重量%At合金を溶融状態にして、その溶
湯を高速回転するロール外周上に注湯急する手法、いわ
ゆる液体急冷法によって約40μm厚さのリボン状態を
作製した。このリボンは室温で薄黄金色であった。この
リボンを130C2分加熱後空冷すると銀白色に変化し
た。さらにこのリボンを5302?2分加熱水冷すると
その色調は黄金色に変化した。これら両者の分光反射率
を測定した結果、第2図に示すように個々に特有な反射
率変化を示し、55Onm付近を除いた波長領域で識別
することが可能であった。以後、この2つの加熱急冷を
繰シ返してもこの相異はほとんど変化せず可逆的な変化
の再現性が確認できた。
(実施例2) スパッタ蒸着によりガラス基板上に50nm厚さの実施
例1と同組成の合金薄膜を作製し、その上に保護膜とし
てAt20B もしくはS+02 を50nm厚さスパ
ッタ蒸着により被覆した。作製した膜は薄黄金色を呈し
た。ついで、この膜を130C2分加熱空冷した結果色
調は銀白色に変化した。この分光反射率は第2図に示し
た結果とはぼ同等であった。膜の全面を銀白色化した試
料にスポット径約2μmの半導体レーザを出力30mW
以下で走査させた。室温でレーザ照射部を観察した結果
銀白色の基地に幅約2μmの黄金色の線を描けているこ
とが分った。すなわち、レーザ光による局部加熱によっ
て色を変化させ、レーザ照射を色変化によって記録する
ことができることを確認した。次に、レーザ出力を低く
するか、レーザ光の焦点を膜面かられずかにずらした状
態で変色部にレーザ光を照射すると前記の黄金色に変化
した線部分は基地の銀白色に可逆的に変化した。
すなわち、黄金色に記録したものを消去することができ
ることを確認した。この可逆的変化は以後繰返しても可
能であることも確認された。
以上の結果はArレーザによっても得られることを確認
した。
(実施例3) 実施例2と同一方法で作製した試料、すなわち、室温で
全面が黄金色の試料に半導体レーザ(出力20mW)を
走査させた。レーザ走査部は室温において銀白色に変化
し、基地の色と識別できた。
すなわち、レーザによる記録ができた。その後、全体を
130r:[2m++加熱すると全体は銀白色に変化し
、記録した部分を消去することができた。
以上の結果はArレーザによっても実現できた。
(実施例4) 実施例1と同様に、A u −3,3重量%At合金の
厚さ約40μmの箔を作り、同様に分光反射率を測定し
た。第3図は合金の分光反射率を示す線図である。急冷
された箔は薄黄色であシ、加熱すると銀白色である。
〔発明の効果〕
本発明によれば光等の熱エネルギーにより結晶−結晶量
相変化に基づく分光反射率が可変な合金が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はAu−kt金合金相変態に伴う結晶構造の変化
を示す模式的二元系合金状態図、第2図及び第3図は本
発明のAu −At合金箔の分光及第 1 図 ALA               (A)    
            ”’′X2 図 第3 図 ジ/k   +(ηm2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金を主成分とし、アルミニウム2.5〜4.0重量
    %を含む合金からなることを特徴とする分光反射率可変
    合金。 2、固体状態で室温より高い第1の温度と該第1の温度
    より低い第2の温度で異なつた結晶構造を有する合金表
    面の一部が、前記第1の温度からの急冷によつて前記第
    2の温度における結晶構造と異なつた結晶構造を有し、
    他は前記第2の温度における結晶構造を有し前記急冷さ
    れた結晶構造とは異なつた分光反射率を有する特許請求
    の範囲第1項に記載の分光反射率可変合金。 3、前記合金は、金属間化合物を有する特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の分光反射率可変合金。 4、前記第1の温度は固相変態点より高い温度である特
    許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の分光反
    射率可変合金。 5、前記急冷によつて形成された結晶構造を有するもの
    の分光反射率と非急冷によつて形成された前記低温にお
    ける結晶構造を有するものの分光反射率との差が5%以
    上である特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記
    載の分光反射率可変合金。 6、前記合金の分光反射率は波長400〜1000nm
    で10%以上である特許請求の範囲第1項〜第5項のい
    ずれかに記載の分光反射率可変合金。 7、前記合金はノンバルク材である特許請求の範囲第1
    項〜第6項のいずれかに記載の分光反射率可変合金。 8、前記合金は結晶粒径が0.1μm以下である特許請
    求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の分光反射率
    可変合金。 9、前記合金は薄膜、箔、ストリップ、粉末及び細線の
    いずれかである特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれ
    かに記載の分光反射率可変合金。 10、金を主成分とし、アルミニウム2.5〜4.0重
    量%を含む合金からなり、固体状態で室温より高い第1
    の温度と該第1の温度より低い第2の温度とで異なつた
    結晶構造を有する合金表面の一部に、前記第1の温度よ
    り急冷して前記第2の温度における結晶構造と異なる結
    晶構造を有する領域を形成し、前記急冷されて形成され
    た結晶構造を有する領域と前記第2の温度での結晶構造
    を有する領域とで異なつた分光反射率を形成させること
    を特徴とする分光反射率可変合金の製造法。 11、金を主成分とし、アルミニウム2.5〜4.0重
    量%を含む合金からなり、固体状態で室温より高い第1
    の温度と該第1の温度より低い第2の温度で異なつた結
    晶構造を有する合金表面の全部に、前記第1の温度から
    急冷して前記第2の温度における結晶構造と異なる結晶
    構造を形成させ、次いで前記合金表面の一部を前記第2
    の温度に加熱して前記第2の温度における結晶構造を有
    する領域を形成し、前記急冷されて形成された結晶構造
    を有する領域と前記第2の温度における結晶構造を有す
    る領域とで異なつた分光反射率を形成させることを特徴
    とする分光反射率可変合金の製造法。 12、金を主成分とし、アルミニウム2.5〜4.0重
    量%を含む合金からなることを特徴とする記録材料。 13、固体状態で室温より高い第1の温度と該第1の温
    度より低い第2の温度とで異なつた結晶構造を有する合
    金であつて、該合金表面の少なくとも一部が前記第1の
    温度からの急冷によつて前記第2の温度における結晶構
    造と異なつた結晶構造を形成する合金組成を有する特許
    請求の範囲第12項に記載の記録材料。 14、前記合金の溶湯を回転する高熱伝導性部材からな
    るロール円周面上に注湯してなる箔又は細線である特許
    請求の範囲第12項又は第13項に記載の記録材料。 15、前記合金を蒸着又はスパッタリングによつて堆積
    してなる薄膜である特許請求の範囲第12項又は第13
    項に記載の記録材料。 16、前記合金の溶湯を液体又は気体の冷却媒体を用い
    て噴霧してなる粉末である特許請求の範囲第12項又は
    第13項に記載の記録材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5560998A (en) * 1990-03-27 1996-10-01 Teijin Limited Magneto-optical recording medium
CN102366824A (zh) * 2011-07-14 2012-03-07 中国铝业股份有限公司 利用可调式结晶器生产较小宽厚比铝合金扁锭方法
CN106916991A (zh) * 2017-04-24 2017-07-04 沈阳东创贵金属材料有限公司 一种紫色金靶材及其制备方法
RU2645422C1 (ru) * 2016-12-06 2018-02-21 Юлия Алексеевна Щепочкина Ювелирный сплав

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