JPS6139892B2 - - Google Patents
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- JPS6139892B2 JPS6139892B2 JP4229679A JP4229679A JPS6139892B2 JP S6139892 B2 JPS6139892 B2 JP S6139892B2 JP 4229679 A JP4229679 A JP 4229679A JP 4229679 A JP4229679 A JP 4229679A JP S6139892 B2 JPS6139892 B2 JP S6139892B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- clearance
- protrusion
- cavity
- fulcrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ゴムまたは合成樹脂、特にはゴム
等の熱硬化性材料の成形金型に関する。
等の熱硬化性材料の成形金型に関する。
従来、例えばゴムのトランスフア成形において
は通常2つ割の分割金型が用いられるのである
が、その割り面に往々にして材料ゴムが回り込
み、成形品にいわゆるバリが付着することが避け
られなかつた。特にゴム等の熱硬化性材料の成形
においては、低温の塑性材料をキヤビテイに圧入
した後金型を加熱して硬化、成形するものである
から、材料の熱膨張により金型の合接面(割り
面)のわずかな隙に材料がはみ出す嫌いがある。
そのため金型の合接面に隙が生じないように合接
面の面精度を高めたり、あるいは成形の型締圧を
大きくしたりしてバリの発生を極力防止すること
が試みられているが、面精度を高めるにしてもあ
るいは型締圧を大きくするにしても、それらには
金属加工上限度があり、また不必要に大きな設備
を要するなど技術上または設備、経済上の難点が
あつた。
は通常2つ割の分割金型が用いられるのである
が、その割り面に往々にして材料ゴムが回り込
み、成形品にいわゆるバリが付着することが避け
られなかつた。特にゴム等の熱硬化性材料の成形
においては、低温の塑性材料をキヤビテイに圧入
した後金型を加熱して硬化、成形するものである
から、材料の熱膨張により金型の合接面(割り
面)のわずかな隙に材料がはみ出す嫌いがある。
そのため金型の合接面に隙が生じないように合接
面の面精度を高めたり、あるいは成形の型締圧を
大きくしたりしてバリの発生を極力防止すること
が試みられているが、面精度を高めるにしてもあ
るいは型締圧を大きくするにしても、それらには
金属加工上限度があり、また不必要に大きな設備
を要するなど技術上または設備、経済上の難点が
あつた。
本発明者は上述した点に鑑みて研究を重ねた結
果、従来この種の金型において「割り面」といわ
れる金型の「面」同志の接合を金型のキヤビテイ
端縁の食い切り部という「線」に代えることによ
つて、型締圧を集中させもつて該食い切り部を密
に緊締させバリを生じさせないようにすることを
見出したのである。すなわちここに開示される3
つの発明は、いずれも分割金型における各割り面
のキヤビテイ端縁である食い切り部に金型に加わ
る圧力の支点を移動させその圧力を集中させたこ
とにその共通な技術的思想の原点を有するもので
あつて、従来のように型締の圧力が「面」によつ
て受けられるのではなく(従つてその圧力は面全
体に分散する)、「線」によつて受けられるもので
あるから、高度な特殊技術によつて面精度をこと
さらに高める必要もなく、また型締圧力の増大の
ために大きな設備を必要とすることもなく、バリ
の発生を未然に防止できるものである。従つてこ
の発明によれば、成形品のバリ取り作業を一挙に
省略できるのみならず、従来一成形毎に行なわれ
ていた金型内に残留したバリの除去作業を不要に
してその成形サイクルを大幅に高めることが可能
になる。
果、従来この種の金型において「割り面」といわ
れる金型の「面」同志の接合を金型のキヤビテイ
端縁の食い切り部という「線」に代えることによ
つて、型締圧を集中させもつて該食い切り部を密
に緊締させバリを生じさせないようにすることを
見出したのである。すなわちここに開示される3
つの発明は、いずれも分割金型における各割り面
のキヤビテイ端縁である食い切り部に金型に加わ
る圧力の支点を移動させその圧力を集中させたこ
とにその共通な技術的思想の原点を有するもので
あつて、従来のように型締の圧力が「面」によつ
て受けられるのではなく(従つてその圧力は面全
体に分散する)、「線」によつて受けられるもので
あるから、高度な特殊技術によつて面精度をこと
さらに高める必要もなく、また型締圧力の増大の
ために大きな設備を必要とすることもなく、バリ
の発生を未然に防止できるものである。従つてこ
の発明によれば、成形品のバリ取り作業を一挙に
省略できるのみならず、従来一成形毎に行なわれ
ていた金型内に残留したバリの除去作業を不要に
してその成形サイクルを大幅に高めることが可能
になる。
以下添付の図面に従つてこの発明の詳細を説明
すると、第1図および第2図は第1発明に関する
実施例、第3図および第4図は第2の発明、第5
図および第6図は第3の発明に関する実施例をそ
れぞれ示すものである。
すると、第1図および第2図は第1発明に関する
実施例、第3図および第4図は第2の発明、第5
図および第6図は第3の発明に関する実施例をそ
れぞれ示すものである。
まず第1の発明について説明すると、第1図は
キヤビテイ12が下型10および上型11によつ
て構成されるトランスフア成形金型の要部の断面
図であつて、図の右側と左側とは割り面位置が異
なつた場合における2つの実施例が各々示されて
いる。図中13はキヤビテイ12に連なるゲート
孔、20はポツト型、21はポツト(図示せず)
に連なるスプルであつて、ポツト内の原料はプラ
ンジヤによつてスプル21およびゲート13を通
じてキヤビテイ12内に圧入されるように構成さ
れている。なお上型11とポツト型20の間には
ゲート取外板が装着されることもある。
キヤビテイ12が下型10および上型11によつ
て構成されるトランスフア成形金型の要部の断面
図であつて、図の右側と左側とは割り面位置が異
なつた場合における2つの実施例が各々示されて
いる。図中13はキヤビテイ12に連なるゲート
孔、20はポツト型、21はポツト(図示せず)
に連なるスプルであつて、ポツト内の原料はプラ
ンジヤによつてスプル21およびゲート13を通
じてキヤビテイ12内に圧入されるように構成さ
れている。なお上型11とポツト型20の間には
ゲート取外板が装着されることもある。
まず第1図の右側の実施例について説明する
と、上型11の割り面のキヤビテイ12周囲には
凸部15が突設されていた、該凸部15の外周に
はキヤビテイ12を取り囲むように第1のクリア
ランス16が形成される。この凸部15の高さ
(肉厚)およびクリアランス16の幅は、以下の
説明における他の凸部またはクリアランスにおい
ては同様であるが、約100分の5mm(0.05mm)程
度のものである。上型11の凸部15が接合する
下型10においては、該凸部15よりも内側(す
なわち型締方向から透視した場合キヤビテイ寄
り)から始まつて外方に向かう第2のクリアラン
ス17が該下型10内に設けられるとともに、前
記第1のクリアランス16と該第2のクリアラン
ス17に囲まれる下型の部分10aが比較的薄型
に構成される。この実施例では下型10の入子型
19を組み合わせて第2のクリアランス17を形
成したが、入子型19を使用せずに構成すること
も可能である(同図の左側の実施例参照)。ただ
しこの場合における第2のクリアランス17は下
型のの外端まで延長されることとなる。第2図は
第1図の要部における作用説明図である。すなわ
ち型締圧がかかつた際まず上型11に加わる圧力
は突部15の面にかかる。そしてその圧力は次い
で下型10に加わるのであるが、下型10には該
凸部15よりも内方から外方に向かう第2のクリ
アランス17が設けられているので、該第2のク
リアランス17と第1のクリアランス16に囲ま
れた下型の部分10aは、上述したように比較的
薄型に構成されていることも相俟つて、図中鎖線
で示したように圧力方向に撓み、上型11と下型
10との圧力の支点Aは突部15のキヤビテイ端
縁、すなわち食い切り部14に移動する。従つて
上型11および下型10の食い切り部14は密に
緊締密着されキヤビテイ12は密閉されてバリの
流出が防止されるのである。
と、上型11の割り面のキヤビテイ12周囲には
凸部15が突設されていた、該凸部15の外周に
はキヤビテイ12を取り囲むように第1のクリア
ランス16が形成される。この凸部15の高さ
(肉厚)およびクリアランス16の幅は、以下の
説明における他の凸部またはクリアランスにおい
ては同様であるが、約100分の5mm(0.05mm)程
度のものである。上型11の凸部15が接合する
下型10においては、該凸部15よりも内側(す
なわち型締方向から透視した場合キヤビテイ寄
り)から始まつて外方に向かう第2のクリアラン
ス17が該下型10内に設けられるとともに、前
記第1のクリアランス16と該第2のクリアラン
ス17に囲まれる下型の部分10aが比較的薄型
に構成される。この実施例では下型10の入子型
19を組み合わせて第2のクリアランス17を形
成したが、入子型19を使用せずに構成すること
も可能である(同図の左側の実施例参照)。ただ
しこの場合における第2のクリアランス17は下
型のの外端まで延長されることとなる。第2図は
第1図の要部における作用説明図である。すなわ
ち型締圧がかかつた際まず上型11に加わる圧力
は突部15の面にかかる。そしてその圧力は次い
で下型10に加わるのであるが、下型10には該
凸部15よりも内方から外方に向かう第2のクリ
アランス17が設けられているので、該第2のク
リアランス17と第1のクリアランス16に囲ま
れた下型の部分10aは、上述したように比較的
薄型に構成されていることも相俟つて、図中鎖線
で示したように圧力方向に撓み、上型11と下型
10との圧力の支点Aは突部15のキヤビテイ端
縁、すなわち食い切り部14に移動する。従つて
上型11および下型10の食い切り部14は密に
緊締密着されキヤビテイ12は密閉されてバリの
流出が防止されるのである。
第1図の左側おける実施例も上記と全く同様で
ある。この場合では凸部15が下型10に設けら
れ、第2のクリアランス17は上型11に形成さ
れる。なおこの実施例では第2のクリアランス1
7を形成するための入子型19は用いられていな
い。
ある。この場合では凸部15が下型10に設けら
れ、第2のクリアランス17は上型11に形成さ
れる。なおこの実施例では第2のクリアランス1
7を形成するための入子型19は用いられていな
い。
なお前記したように、凸部15の高さ(肉厚)
は約0.05mm程度とすることが好ましく、あまりに
大きくすることは金型の変形量が大きくなり、キ
ヤビテイおよび成形品を変形させるおそれがあ
る。また第1のクリアランス16と第2のクリア
ランス17に囲まれた金型の部分10aまたは1
1aは、上述したように型締圧力によつてわずか
に反ることが必要であるので、比較的薄く構成さ
れるが、前記同様極端に薄くすることは金型の永
久変形を惹起することになるので、上記の撓み変
形が弾性の限界内であるようにその厚みを設計す
ることは当然である。従つてこの金型の厚みは成
形品の大きさまたは型締圧等によつて左右される
が、あえて例を挙げるならば、約5〜15mm程度で
あろう。
は約0.05mm程度とすることが好ましく、あまりに
大きくすることは金型の変形量が大きくなり、キ
ヤビテイおよび成形品を変形させるおそれがあ
る。また第1のクリアランス16と第2のクリア
ランス17に囲まれた金型の部分10aまたは1
1aは、上述したように型締圧力によつてわずか
に反ることが必要であるので、比較的薄く構成さ
れるが、前記同様極端に薄くすることは金型の永
久変形を惹起することになるので、上記の撓み変
形が弾性の限界内であるようにその厚みを設計す
ることは当然である。従つてこの金型の厚みは成
形品の大きさまたは型締圧等によつて左右される
が、あえて例を挙げるならば、約5〜15mm程度で
あろう。
また上述したように、この発明に係る金型にあ
つてはキヤビテイが密閉されて材料が金型の合接
面に流出する隙はほとんど閉鎖されるのである
が、原料の圧入によつて追い出されることとなる
空気の流出は、空気が可塑物等に比較して分子の
大きさ、粘度等が無視できるほど小さいものであ
るから、金型の密閉の際においても自由になされ
る。必要ならばキヤビテイを囲む金型の合接面に
該キヤビテイと連通する1000分の1〜2mm程度の
罫書溝を必要数設けて空気の流出溝としてもよ
い。この程度の隙ならばゴム等の材料が該溝内に
圧入するおそれはほとんどない。
つてはキヤビテイが密閉されて材料が金型の合接
面に流出する隙はほとんど閉鎖されるのである
が、原料の圧入によつて追い出されることとなる
空気の流出は、空気が可塑物等に比較して分子の
大きさ、粘度等が無視できるほど小さいものであ
るから、金型の密閉の際においても自由になされ
る。必要ならばキヤビテイを囲む金型の合接面に
該キヤビテイと連通する1000分の1〜2mm程度の
罫書溝を必要数設けて空気の流出溝としてもよ
い。この程度の隙ならばゴム等の材料が該溝内に
圧入するおそれはほとんどない。
上記の凸部および金型の撓みならびに空気の流
出溝に関する事柄は後述する第2、第3の発明に
ついてもあてはまるものである。
出溝に関する事柄は後述する第2、第3の発明に
ついてもあてはまるものである。
次に第3図および第4図について第2の発明を
説明する。第3図は第1図の実施例について説明
したと同様のトランスフア成形金型の要部の断面
図で、ここでも図の右側と左側に割り面位置が異
なつた場合における別々の実施例が示される。第
1図と異なる点は中型25が嵌挿される3つ割以
上の分割金型である点である。そしてこの第2の
発明は、型締め方向より透視して互いに相異なる
食い切り部を有する場合に適用される。
説明する。第3図は第1図の実施例について説明
したと同様のトランスフア成形金型の要部の断面
図で、ここでも図の右側と左側に割り面位置が異
なつた場合における別々の実施例が示される。第
1図と異なる点は中型25が嵌挿される3つ割以
上の分割金型である点である。そしてこの第2の
発明は、型締め方向より透視して互いに相異なる
食い切り部を有する場合に適用される。
すなわち第3図の右側に示されるように、上型
11の割り面のキヤビテイ12周囲には、第1の
発明において示したと同様の凸部15が突設さ
れ、該凸部15の外周に第1のクリアランス16
が形成される。そして中型25は比較的薄型であ
ることが要求される。この薄型であることの説明
については前記第1の発明についてなしたのと全
く同様である。該中型25と接する下型10にお
いては、前記上型11に設けた凸部15よりも内
側(キヤビテイ12寄りであること)から外方に
向かう第2のクリアランス17が形成されるよう
に下型10の割り面のキヤビテイ12端縁を突条
26にして構成される。このように構成された分
割金型は、第4図の作用説明図に示したように、
型締めの際にその圧力はまず上型11の突部15
の面にかけられる。ところが中型25が比較的薄
型に構成されていることならびにその圧力方向に
第2のクリアランス17が設けられていることか
ら、中型25は圧力方向に変形を示す、その支点
Aは凸部15のキヤビテイ端縁である食い切り部
14に移動する。同様に中型25が接する下型1
0においては、第2のクリアランス17が前記凸
部15よりも内方から形成されているので下型1
0の突条26のキヤビテイ端縁の食い切り部1
4′に支点Bを有し、これらの支点A,Bに圧力
が集中されることになり、支点A,Bと合致する
食い切り部14,14′は緊締密着されキヤビテ
イが密閉されてバリの流出が阻止されるのであ
る。
11の割り面のキヤビテイ12周囲には、第1の
発明において示したと同様の凸部15が突設さ
れ、該凸部15の外周に第1のクリアランス16
が形成される。そして中型25は比較的薄型であ
ることが要求される。この薄型であることの説明
については前記第1の発明についてなしたのと全
く同様である。該中型25と接する下型10にお
いては、前記上型11に設けた凸部15よりも内
側(キヤビテイ12寄りであること)から外方に
向かう第2のクリアランス17が形成されるよう
に下型10の割り面のキヤビテイ12端縁を突条
26にして構成される。このように構成された分
割金型は、第4図の作用説明図に示したように、
型締めの際にその圧力はまず上型11の突部15
の面にかけられる。ところが中型25が比較的薄
型に構成されていることならびにその圧力方向に
第2のクリアランス17が設けられていることか
ら、中型25は圧力方向に変形を示す、その支点
Aは凸部15のキヤビテイ端縁である食い切り部
14に移動する。同様に中型25が接する下型1
0においては、第2のクリアランス17が前記凸
部15よりも内方から形成されているので下型1
0の突条26のキヤビテイ端縁の食い切り部1
4′に支点Bを有し、これらの支点A,Bに圧力
が集中されることになり、支点A,Bと合致する
食い切り部14,14′は緊締密着されキヤビテ
イが密閉されてバリの流出が阻止されるのであ
る。
第3図の左側の実施例は下型10に凸部15を
設け上型11に突条26を設けたもので、その作
用効果は上記と全く同様である。
設け上型11に突条26を設けたもので、その作
用効果は上記と全く同様である。
次に第3の発明を第5図および第6図について
説明する。第5図はゴムパツキンのような環状物
のトランスフア成形装置を示し、下型10、中型
25および上型11の構成は前記第2の発明と全
く同様の構成を有している。この第3の発明は、
第2の発明の効率をさらに高めるための上型11
または下型10を比較的薄型とするとともに、該
金型の外面側(すなわちキヤビテイ12側でない
側)に凸部30を介在させ上型11または下型1
0の外面側にも圧力の支点を設けて、型締圧の集
中を行なうようにしたものである。すなわち、第
5図の上部の実施例では上型11の外面側に第1
の凸部30を突設して、その周囲にクリアランス
31が形成されている。この凸部30は上型11
自体に設ける必要は全くなく、ポツト型20ある
いは型締め時に用いられる押え盤等に突設しても
よく、あるいは所定形状の薄板を上型外面側に装
着して凸部30としてもよいものである。なお実
施例の金型は環状のキヤビテイ12を有するもの
であるから該凸部30もほぼ環状に形成される。
そして該上型11の中型25との割り面のキヤビ
テイ周囲には第2の凸部15が突設されその外周
には前述の第1のクリアランス16が形成され
る。中型25は比較的薄型に構成され、下型10
においては前記上型に設けた第2の凸部よりも内
側から外方に向かうクリアランス17が形成され
るように下型10の割り面のキヤビテイ端縁が突
条26にして構成される。
説明する。第5図はゴムパツキンのような環状物
のトランスフア成形装置を示し、下型10、中型
25および上型11の構成は前記第2の発明と全
く同様の構成を有している。この第3の発明は、
第2の発明の効率をさらに高めるための上型11
または下型10を比較的薄型とするとともに、該
金型の外面側(すなわちキヤビテイ12側でない
側)に凸部30を介在させ上型11または下型1
0の外面側にも圧力の支点を設けて、型締圧の集
中を行なうようにしたものである。すなわち、第
5図の上部の実施例では上型11の外面側に第1
の凸部30を突設して、その周囲にクリアランス
31が形成されている。この凸部30は上型11
自体に設ける必要は全くなく、ポツト型20ある
いは型締め時に用いられる押え盤等に突設しても
よく、あるいは所定形状の薄板を上型外面側に装
着して凸部30としてもよいものである。なお実
施例の金型は環状のキヤビテイ12を有するもの
であるから該凸部30もほぼ環状に形成される。
そして該上型11の中型25との割り面のキヤビ
テイ周囲には第2の凸部15が突設されその外周
には前述の第1のクリアランス16が形成され
る。中型25は比較的薄型に構成され、下型10
においては前記上型に設けた第2の凸部よりも内
側から外方に向かうクリアランス17が形成され
るように下型10の割り面のキヤビテイ端縁が突
条26にして構成される。
第6図は上記の構成を有する金型の型締め時に
おける作用説明図である。図において型締圧がか
かつた際まず上型11の外面側に設けた第1の凸
部30の面に圧力が加わる。ところが上型11は
その内面側にキヤビテイ12という空間を有する
ものであるから、該キヤビテイ側に若干撓むよう
な形となつて凸部30の両端の支点C,C′に圧
力が集中して、次いで中型25および下型10へ
と圧力が伝達される。この場合において、上型1
1と下型10の食い切り部14″は圧力の加わる
支点B′が上記上型11の外面側に加わる圧力の支
点Cと相違することにより密に緊締されるととも
に、上型11と中型25の食い切り部14および
中型25と下型10との食い切り部14′におい
ては前述第2の発明の箇所で説明したような支点
A,Bへの圧力の集中が見られ、各食い切り部1
4,14′,14″はそれぞれ密に緊締され、キヤ
ビテイ12を密閉する。なお、上記の実施例にお
いては、第1の凸部30の一方の支点Cが食い切
り部14″すなわち支点B′よりキヤビテイ12側
になるようにし、他方の支点C′が食い切り部1
4すなわち支点A、さらに好ましくは支点A′よ
りも外方に位置するように構成されるのが圧力の
伝達上望ましい。
おける作用説明図である。図において型締圧がか
かつた際まず上型11の外面側に設けた第1の凸
部30の面に圧力が加わる。ところが上型11は
その内面側にキヤビテイ12という空間を有する
ものであるから、該キヤビテイ側に若干撓むよう
な形となつて凸部30の両端の支点C,C′に圧
力が集中して、次いで中型25および下型10へ
と圧力が伝達される。この場合において、上型1
1と下型10の食い切り部14″は圧力の加わる
支点B′が上記上型11の外面側に加わる圧力の支
点Cと相違することにより密に緊締されるととも
に、上型11と中型25の食い切り部14および
中型25と下型10との食い切り部14′におい
ては前述第2の発明の箇所で説明したような支点
A,Bへの圧力の集中が見られ、各食い切り部1
4,14′,14″はそれぞれ密に緊締され、キヤ
ビテイ12を密閉する。なお、上記の実施例にお
いては、第1の凸部30の一方の支点Cが食い切
り部14″すなわち支点B′よりキヤビテイ12側
になるようにし、他方の支点C′が食い切り部1
4すなわち支点A、さらに好ましくは支点A′よ
りも外方に位置するように構成されるのが圧力の
伝達上望ましい。
上記した第1の凸部30は、第5図下方に示し
たように必要に応じて下型10の外面側に介在さ
せることも可能である。なお同図のような環状の
キヤビテイ12を有するときは中央部分の型が分
離して芯型32とされる場合もある。
たように必要に応じて下型10の外面側に介在さ
せることも可能である。なお同図のような環状の
キヤビテイ12を有するときは中央部分の型が分
離して芯型32とされる場合もある。
上記の実施例では主としてトランスフア成形に
ついて述べたが、そのほかに射出成形においても
利用されることは言を俟たない。
ついて述べたが、そのほかに射出成形においても
利用されることは言を俟たない。
上述したように、これらの発明においては、キ
ヤビテイを構成する金型の一部を極くわずか(百
分の数mm)撓ませることにより該金型の合接面に
おける食い切り部を緊締密着させキヤビテイを密
閉させるようにしたものであるから、ゴム等の熱
硬化性材料の成形に際しても該金型合接面に材料
が流出することがなく、バリの発生が防止され
る。従つて成形後の成形品のバリ取り作業を一挙
に省略できるのみならず、成形品の美麗な仕上が
りが期待できる。さらに、従来一成形毎に行なわ
れていた金型内に残留したバリの除去作業を不要
にし、連続成形が可能になるのでその成形サイク
ルは大幅に向上する等、この発明は作業効率上な
らびに経済性等において多大の利点を有するもの
である。
ヤビテイを構成する金型の一部を極くわずか(百
分の数mm)撓ませることにより該金型の合接面に
おける食い切り部を緊締密着させキヤビテイを密
閉させるようにしたものであるから、ゴム等の熱
硬化性材料の成形に際しても該金型合接面に材料
が流出することがなく、バリの発生が防止され
る。従つて成形後の成形品のバリ取り作業を一挙
に省略できるのみならず、成形品の美麗な仕上が
りが期待できる。さらに、従来一成形毎に行なわ
れていた金型内に残留したバリの除去作業を不要
にし、連続成形が可能になるのでその成形サイク
ルは大幅に向上する等、この発明は作業効率上な
らびに経済性等において多大の利点を有するもの
である。
第1図は第1の発明について図の右側と左側に
いて異なつた実施例を示すトランスフア成形金型
の断面図、第2図はその型締め時における要部の
作用説明図、第3図は第2の発明において図の右
側と左側において異なつた実施例を示すトランス
フア成形金型の断面図、第4図はその型締め時に
おける要部の作用説明図、第5図は第3の発明の
実施例を示すトランスフア成形金型の断面図、第
6図はその型締め時における要部の作用説明図で
ある。 10…下型、11…上型、12…キヤビテイ、
14,14′,14″…食い切り部、15…凸部、
16,17…クリアランス、20…ポツト型、2
5…中型、26…突条、30…凸部、31…クリ
アランス、A,B,C…圧力の支点。
いて異なつた実施例を示すトランスフア成形金型
の断面図、第2図はその型締め時における要部の
作用説明図、第3図は第2の発明において図の右
側と左側において異なつた実施例を示すトランス
フア成形金型の断面図、第4図はその型締め時に
おける要部の作用説明図、第5図は第3の発明の
実施例を示すトランスフア成形金型の断面図、第
6図はその型締め時における要部の作用説明図で
ある。 10…下型、11…上型、12…キヤビテイ、
14,14′,14″…食い切り部、15…凸部、
16,17…クリアランス、20…ポツト型、2
5…中型、26…突条、30…凸部、31…クリ
アランス、A,B,C…圧力の支点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2つ割以上の分割金型において、一の金型の
割り面のキヤビテイ周囲に凸を突設してその外周
に第1のクリアランスを形成し、該金型の凸部が
接合する他の金型においては前記凸部よりも内側
から外方に向かう第2のクリアランスを該金型内
に設けるとともに該第2のクリアランスと前記第
1のクリアランスに囲まれる金型部分を比較的薄
型とすることにより、型締めの際に一の金型に加
わる圧力の支点と他の金型に加わる圧力の支点を
相違させ、もつて両金型合接面における食い切り
部が緊締密着されるようにしたことを特徴とする
バリを生じない成形用金型。 2 型締め方向より透視して互いに相異なる食い
切り部を有する3つ割以上の分割金型において、
上型または下型の割り面のキヤビテイ周囲に凸部
を突設してその外周に第1のクリアランスを形成
し、中型は比較的薄型とし、下型または上型にお
いては前記金型に設けた凸部よりも内側から外方
に向かう第2のクリアランスが形成されるように
その割り面のキヤビテイ端縁を突条に構成するこ
とにより、型締めの際に上型から中型に加わる圧
力の支点と中型を介して下型に加わる圧力の支点
とを相違させ、もつてこれらの金型合接面におけ
る食い切り部が緊締密着されるようにしたことを
特徴とするバリを生じない成形用金型。 3 型締め方向より透視して互いに相異なる食い
切り部を有する3つ割以上の分割金型において、
上型または下型を比較的薄型とするとともにその
外面側において第1の凸部を介在させかつ該金型
の割り面のキヤビテイ周囲には第2の凸部を突設
してその外周に第1のクリアランスを形成し、中
型は比較的薄型とし、下型または上型において
は、前記金型に設けた第2の凸部よりも内側から
外方に向かう第2のクリアランスが形成されるよ
うにその割り面のキヤビテイ端縁を突条に構成
し、型締めの際に上型に加わる圧力の支点、中型
に加わる圧力の支点および下型に加わる圧力の支
点を各々相違させ、もつてこれらの金型合接面に
おける食い切り部が緊締密着されるようにしたこ
とを特徴とするバリを生じない成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229679A JPS55133914A (en) | 1979-04-07 | 1979-04-07 | Mold preventing production of burr |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229679A JPS55133914A (en) | 1979-04-07 | 1979-04-07 | Mold preventing production of burr |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55133914A JPS55133914A (en) | 1980-10-18 |
| JPS6139892B2 true JPS6139892B2 (ja) | 1986-09-06 |
Family
ID=12632066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4229679A Granted JPS55133914A (en) | 1979-04-07 | 1979-04-07 | Mold preventing production of burr |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55133914A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62278014A (ja) * | 1986-05-27 | 1987-12-02 | Shigeru Aoki | 射出成形用割り金型 |
| JPH0514818Y2 (ja) * | 1987-07-01 | 1993-04-20 | ||
| GB2216453A (en) * | 1988-03-09 | 1989-10-11 | Acushnet Co | Flashless molded o-ring |
-
1979
- 1979-04-07 JP JP4229679A patent/JPS55133914A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55133914A (en) | 1980-10-18 |
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