JPS6139548B2 - - Google Patents
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- JPS6139548B2 JPS6139548B2 JP2476781A JP2476781A JPS6139548B2 JP S6139548 B2 JPS6139548 B2 JP S6139548B2 JP 2476781 A JP2476781 A JP 2476781A JP 2476781 A JP2476781 A JP 2476781A JP S6139548 B2 JPS6139548 B2 JP S6139548B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- passage
- gear
- transmission
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0423—Lubricant guiding means mounted or supported on the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes or pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
- F16H57/0494—Gearings with spur or bevel gears with variable gear ratio or for reversing rotary motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0426—Means for guiding lubricant into an axial channel of a shaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/045—Lubricant storage reservoirs, e.g. reservoirs in addition to a gear sump for collecting lubricant in the upper part of a gear case
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はハウジング内に一連の歯車列を収納し
た変速機の内部潤滑を行う際、前記歯車列でかき
上げられた潤滑油を適宜部位に案内するオイルガ
ータに関する。
た変速機の内部潤滑を行う際、前記歯車列でかき
上げられた潤滑油を適宜部位に案内するオイルガ
ータに関する。
一般に、自動車にあつてはエンジンの出力回転
を減速つまりトルクを増大して駆動輪に伝達する
ようにしてある。たとえば、F・R(フロントエ
ンジンリヤドライブ)車のように、エンジンと前
記駆動輪を直接回転するアクスルシヤフトとの間
の距離を長く設定できる場合は、変速機(トラン
スミツシヨン)を前記エンジンに直結し、該変速
機で前記エンジン回転を減速してプロペラシヤフ
トに伝達し、該プロペラシヤフトからデイフアレ
ンシヤルギヤを介して前記アクスルシヤフトを駆
動するようにしてある。一方、かかるF・R車に
対し、F・F(フロントエンジンフロントドライ
ブ)車とか、R・R(リヤエンジンリヤドライ
ブ)車にあつては、エンジンとアクスルシヤフト
との間の距離が短いため、変速機とデイフアレン
シヤルギヤとを1つのハウジング内に組込んだ謂
わゆるトランスアクスルが用いられる。尚、この
トランスアクスルには前記変速機の出力軸と前記
デイフアレンシヤルギヤとの間に、該出力軸に固
着されたピニオンと前記デイフアレンシヤルギヤ
のギヤケースに固着されたリングギヤとで構成さ
れるフアイナルギヤが配設され、該フアイナルギ
ヤによつて所定比に減速した前記出力軸回転を前
記デイフアレンシヤルギヤに伝達するようにして
ある。
を減速つまりトルクを増大して駆動輪に伝達する
ようにしてある。たとえば、F・R(フロントエ
ンジンリヤドライブ)車のように、エンジンと前
記駆動輪を直接回転するアクスルシヤフトとの間
の距離を長く設定できる場合は、変速機(トラン
スミツシヨン)を前記エンジンに直結し、該変速
機で前記エンジン回転を減速してプロペラシヤフ
トに伝達し、該プロペラシヤフトからデイフアレ
ンシヤルギヤを介して前記アクスルシヤフトを駆
動するようにしてある。一方、かかるF・R車に
対し、F・F(フロントエンジンフロントドライ
ブ)車とか、R・R(リヤエンジンリヤドライ
ブ)車にあつては、エンジンとアクスルシヤフト
との間の距離が短いため、変速機とデイフアレン
シヤルギヤとを1つのハウジング内に組込んだ謂
わゆるトランスアクスルが用いられる。尚、この
トランスアクスルには前記変速機の出力軸と前記
デイフアレンシヤルギヤとの間に、該出力軸に固
着されたピニオンと前記デイフアレンシヤルギヤ
のギヤケースに固着されたリングギヤとで構成さ
れるフアイナルギヤが配設され、該フアイナルギ
ヤによつて所定比に減速した前記出力軸回転を前
記デイフアレンシヤルギヤに伝達するようにして
ある。
ところで、前記トランスアクスルを含めた前述
の変速機にあつては、ハウジング内に常時一定量
の潤滑油を溜めておき、この潤滑油を前述の歯車
群でかき上げて、前記変速機内の各摺接部位を潤
滑するようにしてある。しかし、前記歯車群でか
き上げるだけでは潤滑油が前記ハウジング内の
隅々まで行き渡らない。このため、該ハウジング
内側にオイルガータと称される樋を配設し、この
オイルガータを介して前記変速歯車列でかき上げ
られた潤滑油を、目的とする潤滑部位に供給する
ようにしたものがある。たとえば、前記トランス
アクスルにあつては、エンジンのクランクシヤフ
トに連結されるドライブシヤフト(入力軸)と、
このドライブシヤフトと平行に並設し変速歯車列
を介して該ドライブシヤフト回転が伝達されるメ
ーンシヤフト(出力軸)とを有しており、これら
各シヤフトは前記変速歯車列を収納するミツシヨ
ンケースの閉塞端と、該ミツシヨンケースの閉放
端を閉止し前記フアイナルギヤ、前記デイフアレ
ンシヤルギヤを収納するカバーとの間に夫々回転
自在に枢着支持してある。一方、前記ドライブシ
ヤフト、メーンシヤフトには前記変速歯車列の機
能上、各シヤフトに回転自在に枢着した歯車があ
り、これら歯車の枢着部の潤滑が必要となつてく
る。そこで前記各シヤフトの中心部に夫々潤滑油
通路を形成し、かつ、該潤滑油通路と前記枢着部
とを連通する連通孔を夫々形成して、前記潤滑油
通路内に供給される潤滑油を前記連通孔に介して
前記枢着部に送るようにしてある。また、前記
夫々の潤滑油通路には前記フアイナルギヤのリン
グギヤでかき上げられた潤滑油を使用するように
してある。
の変速機にあつては、ハウジング内に常時一定量
の潤滑油を溜めておき、この潤滑油を前述の歯車
群でかき上げて、前記変速機内の各摺接部位を潤
滑するようにしてある。しかし、前記歯車群でか
き上げるだけでは潤滑油が前記ハウジング内の
隅々まで行き渡らない。このため、該ハウジング
内側にオイルガータと称される樋を配設し、この
オイルガータを介して前記変速歯車列でかき上げ
られた潤滑油を、目的とする潤滑部位に供給する
ようにしたものがある。たとえば、前記トランス
アクスルにあつては、エンジンのクランクシヤフ
トに連結されるドライブシヤフト(入力軸)と、
このドライブシヤフトと平行に並設し変速歯車列
を介して該ドライブシヤフト回転が伝達されるメ
ーンシヤフト(出力軸)とを有しており、これら
各シヤフトは前記変速歯車列を収納するミツシヨ
ンケースの閉塞端と、該ミツシヨンケースの閉放
端を閉止し前記フアイナルギヤ、前記デイフアレ
ンシヤルギヤを収納するカバーとの間に夫々回転
自在に枢着支持してある。一方、前記ドライブシ
ヤフト、メーンシヤフトには前記変速歯車列の機
能上、各シヤフトに回転自在に枢着した歯車があ
り、これら歯車の枢着部の潤滑が必要となつてく
る。そこで前記各シヤフトの中心部に夫々潤滑油
通路を形成し、かつ、該潤滑油通路と前記枢着部
とを連通する連通孔を夫々形成して、前記潤滑油
通路内に供給される潤滑油を前記連通孔に介して
前記枢着部に送るようにしてある。また、前記
夫々の潤滑油通路には前記フアイナルギヤのリン
グギヤでかき上げられた潤滑油を使用するように
してある。
ところで、前記各潤滑油通路は前記各ヤフトに
配設される枢着歯車の分布状態によつて形成態様
が異つてくる。たとえば、前記メーンシヤフトに
はその略全長に亘つて数個の枢着歯車が配設され
るのであるが、前記ドライブシヤフトにあつては
前記ミツシヨンケースの閉塞端側のみに枢着歯車
が配設されるようになつたものがある。この場合
前記メーンシヤフトにはその全長に亘つて貫通す
る潤滑油通路を形成して、この潤滑油通路内には
前記リングギヤが配設されているカバー側のメー
ンシヤフト支持部から、該リングギヤでかき上げ
られた潤滑油を供給すればよいのであるが、前記
ドライブシヤフトにあつては該ヤフトの前記閉塞
端側端部のみに潤滑油通路を形成すれば足りる。
従つてこのドライブシヤフトの潤滑油通路には、
該シヤフトの閉塞端側支持部から潤滑油を取入れ
なければならない。そこで、前記リングギヤが設
けられたカバー側から前記ドライブシヤフトの閉
塞端側支持部まで前記ミツシヨンケースの内壁の
長さ方向に沿つて前述したオイルガータを配設
し、該オイルガータを介して前記リングギヤでか
き上げられた潤滑油を前記ドライブシヤフトの潤
滑油通路に供給するようにしたものが考えられ
る。
配設される枢着歯車の分布状態によつて形成態様
が異つてくる。たとえば、前記メーンシヤフトに
はその略全長に亘つて数個の枢着歯車が配設され
るのであるが、前記ドライブシヤフトにあつては
前記ミツシヨンケースの閉塞端側のみに枢着歯車
が配設されるようになつたものがある。この場合
前記メーンシヤフトにはその全長に亘つて貫通す
る潤滑油通路を形成して、この潤滑油通路内には
前記リングギヤが配設されているカバー側のメー
ンシヤフト支持部から、該リングギヤでかき上げ
られた潤滑油を供給すればよいのであるが、前記
ドライブシヤフトにあつては該ヤフトの前記閉塞
端側端部のみに潤滑油通路を形成すれば足りる。
従つてこのドライブシヤフトの潤滑油通路には、
該シヤフトの閉塞端側支持部から潤滑油を取入れ
なければならない。そこで、前記リングギヤが設
けられたカバー側から前記ドライブシヤフトの閉
塞端側支持部まで前記ミツシヨンケースの内壁の
長さ方向に沿つて前述したオイルガータを配設
し、該オイルガータを介して前記リングギヤでか
き上げられた潤滑油を前記ドライブシヤフトの潤
滑油通路に供給するようにしたものが考えられ
る。
しかしながら、従来のオイルガータにあつて
は、1つの潤滑油供給源から目的の部位まで1本
の通路で形成し、前記潤滑油供給源のみの潤滑油
を使用するようにするものであつた。即ち、前述
したトランスアクスルに適用すると前記潤滑油供
給源はリングギヤでかき上げられる潤滑油であ
り、目的の部位はドライブシヤフトの潤滑油通路
となる。ところで、前記リングギヤはエンジンの
運転状態によつてその回転速度が大きく異なり、
かき上げられる潤滑油量にも大きな差異を生じて
しまう。従つて、車両の低速走行時とかアイドリ
ング時には前記リングギヤの回転が遅くなつて潤
滑油のかき上げ量がきわめて少くなつてしまう。
しかも、このリングギヤでかき上げられた潤滑油
は前述したようにメーンシヤフトの潤滑油通路に
も供給されており、このメーンシヤフトの潤滑油
通路が優先されているため前記ドライブシヤフト
の潤滑油通路に供給される潤滑油量が増々少くな
つてしまうといる不具合を生じるものであつた。
は、1つの潤滑油供給源から目的の部位まで1本
の通路で形成し、前記潤滑油供給源のみの潤滑油
を使用するようにするものであつた。即ち、前述
したトランスアクスルに適用すると前記潤滑油供
給源はリングギヤでかき上げられる潤滑油であ
り、目的の部位はドライブシヤフトの潤滑油通路
となる。ところで、前記リングギヤはエンジンの
運転状態によつてその回転速度が大きく異なり、
かき上げられる潤滑油量にも大きな差異を生じて
しまう。従つて、車両の低速走行時とかアイドリ
ング時には前記リングギヤの回転が遅くなつて潤
滑油のかき上げ量がきわめて少くなつてしまう。
しかも、このリングギヤでかき上げられた潤滑油
は前述したようにメーンシヤフトの潤滑油通路に
も供給されており、このメーンシヤフトの潤滑油
通路が優先されているため前記ドライブシヤフト
の潤滑油通路に供給される潤滑油量が増々少くな
つてしまうといる不具合を生じるものであつた。
そこで、本発明はかかる従来の不具合点に鑑
み、変速歯車列でもハウジング内の潤滑油がかき
上げられることに着目し、オイルガータを、ハウ
ジング内最上部に配置されて、リングギヤでかき
上げられた潤滑油を主に案内する第1通路と、ハ
ウジング内の最上部より若干下方に配置されて、
ハウジングに形成された傾斜面と共に前記変速歯
車列でかき上げられた潤滑油を主に捕促して案内
する第2通路と、これら第1、第2通路を伝つて
運ばれる潤滑油を集合して目的部位に供給する合
流通路とで形成し、前記リングギヤでかき上げら
れる潤滑油量が少なくなつた場合でも、前記変速
歯車列でかき上げられる潤滑油が補充されて、前
記目的部位に供給される潤滑油量を増大するよう
にしたものである。
み、変速歯車列でもハウジング内の潤滑油がかき
上げられることに着目し、オイルガータを、ハウ
ジング内最上部に配置されて、リングギヤでかき
上げられた潤滑油を主に案内する第1通路と、ハ
ウジング内の最上部より若干下方に配置されて、
ハウジングに形成された傾斜面と共に前記変速歯
車列でかき上げられた潤滑油を主に捕促して案内
する第2通路と、これら第1、第2通路を伝つて
運ばれる潤滑油を集合して目的部位に供給する合
流通路とで形成し、前記リングギヤでかき上げら
れる潤滑油量が少なくなつた場合でも、前記変速
歯車列でかき上げられる潤滑油が補充されて、前
記目的部位に供給される潤滑油量を増大するよう
にしたものである。
以下、本発明の実施例を図に基づいて、トラン
スアクスル内に配設されるオイルガータに列をと
つて詳述する。
スアクスル内に配設されるオイルガータに列をと
つて詳述する。
第1図はトランスアクスル1の展開断面図を示
し、このトランスアクスル1はミツシヨンケース
2内に収納したトランスミツシヨン3と、前記ミ
ツシヨンケース2の開放端2aを閉塞するカバー
4に収納したデイフアレンシヤルギヤ5と、前記
カバー4外側に配設したクラツチC等から構成さ
れている。前記トランスミツシヨン3は前記クラ
ツチCを介して図外のエンジンのクラツチ軸6に
連結されるドライブシヤフト(入力軸)7と、こ
のドライブシヤフト7に対し平行に並設し、一連
の変速歯車列8を介して連動するメーンシヤフト
(出力軸)9とを備えている。
し、このトランスアクスル1はミツシヨンケース
2内に収納したトランスミツシヨン3と、前記ミ
ツシヨンケース2の開放端2aを閉塞するカバー
4に収納したデイフアレンシヤルギヤ5と、前記
カバー4外側に配設したクラツチC等から構成さ
れている。前記トランスミツシヨン3は前記クラ
ツチCを介して図外のエンジンのクラツチ軸6に
連結されるドライブシヤフト(入力軸)7と、こ
のドライブシヤフト7に対し平行に並設し、一連
の変速歯車列8を介して連動するメーンシヤフト
(出力軸)9とを備えている。
そして、前記変速歯車列8は、前記ドライブシ
ヤフト7に一体に固着した1速、2速、3速、4
速そしてリバース用の各ギヤ10,11,12,
13,14および該ドライブシヤフト7に回転自
在に枢着した5速ギヤ15と、前記メーンシヤフ
ト9に回転自在に枢着し、前記1速、2速、3
速、4速ギヤ10,11,12,13にそれぞれ
が常時噛合する第1、第2、第3、第4カウンタ
ギヤ16,17,18,19および前記5速ギヤ
15に常時噛合し、前記メーンシヤフト9と一体
に回転する第5カウンタ20と、後述するカツプ
リングスリーブ24aに形成したリバース用カウ
ンタギヤ21と、このカウンタギヤ21および前
記リバースギヤ14両者にリバース時噛合し、リ
バースシヤフト22に回転自在かつ摺動自在に枢
着したリバースアイドラギヤ23等から構成され
ている。そして、前記メーンシヤフト9には、更
に、前記第1、第2カウンタギヤ16,17間に
低速用シンクロメツシユ機構24を、第3、第4
カウンタギヤ18,19間に高速用シンクロメツ
シユ機構25を配設し、また、前記ドライブシヤ
フト7には5速ギヤ15に隣接して5速用シンク
ロメツシユ機構26を配設してある。そして、こ
れら各シンクロメツシユ機構24,25,26に
は夫々カツプリングスリーブ24a,25a,2
6aを備えており、これらカツプリングスリーブ
24a,25a,26aのうちいずれかを軸方向
に移動することで、ドライブシヤフト8回転を1
速、2速、3速、4速又は5速のいずれかに変速
してメーンシヤフト9に伝達するようにしてあ
る。一方、リバース時には前記リバースアイドラ
ギヤ23を軸方向に移動して、前記リバースギヤ
14、リバース用カウンタギヤ21両者に噛合す
ることで、前記ドライブシヤフト9回転を逆転し
て前記メーンシヤフト9に伝達するようにしてあ
る。
ヤフト7に一体に固着した1速、2速、3速、4
速そしてリバース用の各ギヤ10,11,12,
13,14および該ドライブシヤフト7に回転自
在に枢着した5速ギヤ15と、前記メーンシヤフ
ト9に回転自在に枢着し、前記1速、2速、3
速、4速ギヤ10,11,12,13にそれぞれ
が常時噛合する第1、第2、第3、第4カウンタ
ギヤ16,17,18,19および前記5速ギヤ
15に常時噛合し、前記メーンシヤフト9と一体
に回転する第5カウンタ20と、後述するカツプ
リングスリーブ24aに形成したリバース用カウ
ンタギヤ21と、このカウンタギヤ21および前
記リバースギヤ14両者にリバース時噛合し、リ
バースシヤフト22に回転自在かつ摺動自在に枢
着したリバースアイドラギヤ23等から構成され
ている。そして、前記メーンシヤフト9には、更
に、前記第1、第2カウンタギヤ16,17間に
低速用シンクロメツシユ機構24を、第3、第4
カウンタギヤ18,19間に高速用シンクロメツ
シユ機構25を配設し、また、前記ドライブシヤ
フト7には5速ギヤ15に隣接して5速用シンク
ロメツシユ機構26を配設してある。そして、こ
れら各シンクロメツシユ機構24,25,26に
は夫々カツプリングスリーブ24a,25a,2
6aを備えており、これらカツプリングスリーブ
24a,25a,26aのうちいずれかを軸方向
に移動することで、ドライブシヤフト8回転を1
速、2速、3速、4速又は5速のいずれかに変速
してメーンシヤフト9に伝達するようにしてあ
る。一方、リバース時には前記リバースアイドラ
ギヤ23を軸方向に移動して、前記リバースギヤ
14、リバース用カウンタギヤ21両者に噛合す
ることで、前記ドライブシヤフト9回転を逆転し
て前記メーンシヤフト9に伝達するようにしてあ
る。
前記デイフアレンシヤルギヤ5は前記カバー4
の内方、つまり、前記ミツシヨンケース2側に収
納され、その両端部を前記カバー4および前記ミ
ツシヨンケース2にベアリング27,27aを介
して回転自在に枢着し、フアイナルギヤ28を介
して前記メーンシヤフト9回転が伝達される。前
記フアイナルギヤ28はメーンシヤフト9に固着
したピニオン29と、このピニオン29に噛合し
前記デイフアレンシヤルギヤ5のギヤケース5a
に固着したリングギヤ30とで構成され、該フア
イナルギヤ28で前記メーンシヤフト9回転を最
終減速し、前記デイフアレンシヤルギヤ5を介し
て図外のアクスルシヤフトを駆動するようにして
ある。ところで、ミツシヨンケース2内には第2
図に示すように各摺接部分の作動を円滑に行うた
め、潤滑油がオイルレベルLまで溜められるよう
になつており、この潤滑油中に前記リングギヤ3
0の略下半分が潜るようになつている。従つて、
前記潤滑油はリングギヤ30の回転に伴つて上方
にかき上げられるようになつており、このように
してかき上げられた潤滑油をドライブシヤフト7
又はメーンシヤフト9の夫々の支持部分に案内し
て有効に利用するようにしてある。即ち、前記ド
ライブシヤフト、メーンシヤフト7,9はそれぞ
れ前記ミツシヨンケース2の閉塞端2bと前記カ
バー4とで支持されており、具体的構造としては
夫々のシヤト7,9端部に装着したベアリング3
1,31a,32,32aを、前記閉塞端2b、
カバー4に形成したボス部33,34,35,3
6に嵌合、固定して、前記各シヤフト7,9を回
転自在に支持してある。ところで、前記メーンシ
ヤフト9には前述したように第1、第2、第3、
第4カウンタギヤ16,17,18,19を回転
自在に枢着してあり、これら各枢着部を潤滑する
必要がある。しかも前記各カウンタギヤ16,1
7,18,19がメーンシヤフト9の略全長に亘
つて配設されているため、該メーンシヤフト9の
全長に亘つて中心部を貫通する第1潤滑油通路3
7を形成し、更に、該第1潤滑油通路37と前記
各枢着部とを連通する連通孔38,39,40,
41を形成して、前記第1潤滑油通路37内の潤
滑油を前記連通孔38,39,40,41から前
記各枢着部に供給するようにしてある。一方、前
記ドライブシヤフト7には前述したように5速ギ
ヤ15が回転自在に枢着されており、この枢着部
分の潤滑も必要になつてくる。しかし、該5速ギ
ヤ15は前記閉塞端2b側に取着されている関係
上、前記ドライブシヤフト7の閉塞端2b側端面
から前記5速ギヤ15近傍まで達する第2潤滑油
通路42を形成し、該第2潤滑油通路42と前記
5速ギヤ15の枢着部分とを連通する連通孔43
を形成してある。そして、前記第2潤滑油通路4
3内に潤滑油を供給することで前記5速ギヤ15
の枢着部分を潤滑するようにしてある。ところ
で、前記第1、第2潤滑油通路37,42に潤滑
油を供給するには、第1潤滑油通路37にあつて
はメーンシヤフト9のカバー4側端と当該部分を
支持する前記ボス部36の底部36aとの間に若
干の間隙δ1を形成しておき、この間隙δ1部分
から前記第1潤滑油通路37内に潤滑油を供給す
るようにしてある。一方、前記第2潤滑油通路4
2にあつては、前述した第1潤滑油通路37の場
合と同様に、ドライブシヤフト7の閉塞端2b側
端と当該部分を支持する前記ボス部33の底部3
3aとの間に間隙δ2を設け、この間隙δ2から
前記第2潤滑油通路42に潤滑油供給を行うよう
にしてある。ここで、前記第1、第2潤滑油通路
37,42に供給する潤滑油として、前述したリ
ングギヤ30でかき上げられた潤滑油を主に使用
するようにしてある。即ち、前記第2図に示すよ
うに前記カバー4の内側に、前記リングギヤ30
上方側部から前記メーンシヤフト9のカバー4側
ボス部36に向つて徐々に下方に傾斜する棚部4
4を形成し、該棚部44の終端部、つまり、前記
ボス部36側端部にじようご45を配設して、前
記リングギヤ30でかき上げられ、前記棚44を
伝つて流下する潤滑油を前記じようご45を介し
てボス部36内の間隙δ1に供給するようにして
ある。即ち、前記じようご45は第3図に示すよ
うに前記棚44から流れ落ちる潤滑油を溜める溜
部45aと、この溜部45aの底部に連通し、前
記ボス部36の内外を貫通する貫通孔46に嵌装
した案内管45bとで形成されている。
の内方、つまり、前記ミツシヨンケース2側に収
納され、その両端部を前記カバー4および前記ミ
ツシヨンケース2にベアリング27,27aを介
して回転自在に枢着し、フアイナルギヤ28を介
して前記メーンシヤフト9回転が伝達される。前
記フアイナルギヤ28はメーンシヤフト9に固着
したピニオン29と、このピニオン29に噛合し
前記デイフアレンシヤルギヤ5のギヤケース5a
に固着したリングギヤ30とで構成され、該フア
イナルギヤ28で前記メーンシヤフト9回転を最
終減速し、前記デイフアレンシヤルギヤ5を介し
て図外のアクスルシヤフトを駆動するようにして
ある。ところで、ミツシヨンケース2内には第2
図に示すように各摺接部分の作動を円滑に行うた
め、潤滑油がオイルレベルLまで溜められるよう
になつており、この潤滑油中に前記リングギヤ3
0の略下半分が潜るようになつている。従つて、
前記潤滑油はリングギヤ30の回転に伴つて上方
にかき上げられるようになつており、このように
してかき上げられた潤滑油をドライブシヤフト7
又はメーンシヤフト9の夫々の支持部分に案内し
て有効に利用するようにしてある。即ち、前記ド
ライブシヤフト、メーンシヤフト7,9はそれぞ
れ前記ミツシヨンケース2の閉塞端2bと前記カ
バー4とで支持されており、具体的構造としては
夫々のシヤト7,9端部に装着したベアリング3
1,31a,32,32aを、前記閉塞端2b、
カバー4に形成したボス部33,34,35,3
6に嵌合、固定して、前記各シヤフト7,9を回
転自在に支持してある。ところで、前記メーンシ
ヤフト9には前述したように第1、第2、第3、
第4カウンタギヤ16,17,18,19を回転
自在に枢着してあり、これら各枢着部を潤滑する
必要がある。しかも前記各カウンタギヤ16,1
7,18,19がメーンシヤフト9の略全長に亘
つて配設されているため、該メーンシヤフト9の
全長に亘つて中心部を貫通する第1潤滑油通路3
7を形成し、更に、該第1潤滑油通路37と前記
各枢着部とを連通する連通孔38,39,40,
41を形成して、前記第1潤滑油通路37内の潤
滑油を前記連通孔38,39,40,41から前
記各枢着部に供給するようにしてある。一方、前
記ドライブシヤフト7には前述したように5速ギ
ヤ15が回転自在に枢着されており、この枢着部
分の潤滑も必要になつてくる。しかし、該5速ギ
ヤ15は前記閉塞端2b側に取着されている関係
上、前記ドライブシヤフト7の閉塞端2b側端面
から前記5速ギヤ15近傍まで達する第2潤滑油
通路42を形成し、該第2潤滑油通路42と前記
5速ギヤ15の枢着部分とを連通する連通孔43
を形成してある。そして、前記第2潤滑油通路4
3内に潤滑油を供給することで前記5速ギヤ15
の枢着部分を潤滑するようにしてある。ところ
で、前記第1、第2潤滑油通路37,42に潤滑
油を供給するには、第1潤滑油通路37にあつて
はメーンシヤフト9のカバー4側端と当該部分を
支持する前記ボス部36の底部36aとの間に若
干の間隙δ1を形成しておき、この間隙δ1部分
から前記第1潤滑油通路37内に潤滑油を供給す
るようにしてある。一方、前記第2潤滑油通路4
2にあつては、前述した第1潤滑油通路37の場
合と同様に、ドライブシヤフト7の閉塞端2b側
端と当該部分を支持する前記ボス部33の底部3
3aとの間に間隙δ2を設け、この間隙δ2から
前記第2潤滑油通路42に潤滑油供給を行うよう
にしてある。ここで、前記第1、第2潤滑油通路
37,42に供給する潤滑油として、前述したリ
ングギヤ30でかき上げられた潤滑油を主に使用
するようにしてある。即ち、前記第2図に示すよ
うに前記カバー4の内側に、前記リングギヤ30
上方側部から前記メーンシヤフト9のカバー4側
ボス部36に向つて徐々に下方に傾斜する棚部4
4を形成し、該棚部44の終端部、つまり、前記
ボス部36側端部にじようご45を配設して、前
記リングギヤ30でかき上げられ、前記棚44を
伝つて流下する潤滑油を前記じようご45を介し
てボス部36内の間隙δ1に供給するようにして
ある。即ち、前記じようご45は第3図に示すよ
うに前記棚44から流れ落ちる潤滑油を溜める溜
部45aと、この溜部45aの底部に連通し、前
記ボス部36の内外を貫通する貫通孔46に嵌装
した案内管45bとで形成されている。
一方、前記ドライブシヤフト7側の間隙δ2に
は、前記じようご45近傍と、ドライブシヤフト
7の閉塞端2b側ボス部33とに跨つて本発明に
係るオイルガータを設け、前記じようご45から
オーバーフローした潤滑油および前記変速歯車列
8でかき上げられた潤滑油を前記間隙δ2に供給
するようにしてある。即ち、前記オイルガータ5
0は第4図、第5図に示すように、ハウジング内
最上部付近に配置され、前記リングギヤ30でか
き上げられた潤滑油を主に案内する第1通路51
と、ハウジング内最上部より若干下方に配置さ
れ、ハウジングの傾斜面と共に前記変速歯車列8
でかき上げられた潤滑油を主に案内する第2通路
52とを有し、これら第1、第2通路51,52
は開口部53によつて2又状に分離されている。
また、前記第1、第2通路51,52の下流側に
はこれら両通路51,52を伝つて運ばれる潤滑
油が合流する合流通路54を設けてある。更に、
前記第1通路51の先端部に前記じようご45か
らオーバーフローした潤滑油を該第1通路51に
案内する案内部55を形成すると共に、前記合流
通路54の終端部に溜部56を形成し、該溜部5
6の底面に潤滑油出口57を形成してある。そし
て、この潤滑油出口57は第6図に示すようにド
ライブシヤフト7を支持する閉塞端2b側ボス部
33の上側に形成し、該ボス部33の内外を貫通
する貫通孔58上方に位置するようになつてい
る。
は、前記じようご45近傍と、ドライブシヤフト
7の閉塞端2b側ボス部33とに跨つて本発明に
係るオイルガータを設け、前記じようご45から
オーバーフローした潤滑油および前記変速歯車列
8でかき上げられた潤滑油を前記間隙δ2に供給
するようにしてある。即ち、前記オイルガータ5
0は第4図、第5図に示すように、ハウジング内
最上部付近に配置され、前記リングギヤ30でか
き上げられた潤滑油を主に案内する第1通路51
と、ハウジング内最上部より若干下方に配置さ
れ、ハウジングの傾斜面と共に前記変速歯車列8
でかき上げられた潤滑油を主に案内する第2通路
52とを有し、これら第1、第2通路51,52
は開口部53によつて2又状に分離されている。
また、前記第1、第2通路51,52の下流側に
はこれら両通路51,52を伝つて運ばれる潤滑
油が合流する合流通路54を設けてある。更に、
前記第1通路51の先端部に前記じようご45か
らオーバーフローした潤滑油を該第1通路51に
案内する案内部55を形成すると共に、前記合流
通路54の終端部に溜部56を形成し、該溜部5
6の底面に潤滑油出口57を形成してある。そし
て、この潤滑油出口57は第6図に示すようにド
ライブシヤフト7を支持する閉塞端2b側ボス部
33の上側に形成し、該ボス部33の内外を貫通
する貫通孔58上方に位置するようになつてい
る。
ところで、前記じようご56は前記第2図に示
すように、溜部45aの外側形状に沿つてカバー
4から突設した隆起部47内に嵌合、載置してあ
り、該隆起部47の前記棚44とは反対方向の上
端を、略水平面47aから略垂直に立ち上がる垂
直面47bで形成して、前記水平面47aを前記
溜部45a上端と略同一高さに形成してある。つ
まり、前記じようご45からオーバーフローした
潤滑油が前記水平面47a方向に流出するように
してある。従つて、前記オイルガータ50の案内
部55は、前記隆起部47の水平面47a、垂直
面47b両者に当接するように略直角に曲折した
薄板状に形成し、該案内部55で受け止めた潤滑
油を前記第1通路51に送るようにしてある。5
9,59aは前記案内部55から薄板状のプレー
ト60,60aを介して突設したフツクで、前記
オイルガータ44をミツシヨンケース2に装着す
る際、第7図に示すように前記フツク59,59
aを、該ミツシヨンケース2の開放端2aに形成
した凹孔61,61aに嵌着すると共に、前記オ
イルガータ50の溜部56を前記第6図に示すよ
うに前記ボス部33上側に形成した嵌合部62に
嵌合して該オイルガータ50の仮止めをし、更
に、前記ミツシヨンケース2にカバー4を装着し
た際、該カバー4の接合端面で前記フツク59,
59aを押圧、挾着してオイルガータ50を確実
に固定するようにしてある。
すように、溜部45aの外側形状に沿つてカバー
4から突設した隆起部47内に嵌合、載置してあ
り、該隆起部47の前記棚44とは反対方向の上
端を、略水平面47aから略垂直に立ち上がる垂
直面47bで形成して、前記水平面47aを前記
溜部45a上端と略同一高さに形成してある。つ
まり、前記じようご45からオーバーフローした
潤滑油が前記水平面47a方向に流出するように
してある。従つて、前記オイルガータ50の案内
部55は、前記隆起部47の水平面47a、垂直
面47b両者に当接するように略直角に曲折した
薄板状に形成し、該案内部55で受け止めた潤滑
油を前記第1通路51に送るようにしてある。5
9,59aは前記案内部55から薄板状のプレー
ト60,60aを介して突設したフツクで、前記
オイルガータ44をミツシヨンケース2に装着す
る際、第7図に示すように前記フツク59,59
aを、該ミツシヨンケース2の開放端2aに形成
した凹孔61,61aに嵌着すると共に、前記オ
イルガータ50の溜部56を前記第6図に示すよ
うに前記ボス部33上側に形成した嵌合部62に
嵌合して該オイルガータ50の仮止めをし、更
に、前記ミツシヨンケース2にカバー4を装着し
た際、該カバー4の接合端面で前記フツク59,
59aを押圧、挾着してオイルガータ50を確実
に固定するようにしてある。
ところで、このようにしてミツシヨンケース2
に取着されたオイルガータ50の断面図を第8図
に示したが、該オイルガータ50の前記開口部5
3は前記ドライブシヤフト8、メーンシヤフト1
0に夫々配設した1速、2速、3速、4速ギヤ1
0,11,12,13と第1、第2、第3、第4
カウンタギヤ16,17,18,19とが噛合す
るその噛合部の接線方向に配置されるようにして
ある。
に取着されたオイルガータ50の断面図を第8図
に示したが、該オイルガータ50の前記開口部5
3は前記ドライブシヤフト8、メーンシヤフト1
0に夫々配設した1速、2速、3速、4速ギヤ1
0,11,12,13と第1、第2、第3、第4
カウンタギヤ16,17,18,19とが噛合す
るその噛合部の接線方向に配置されるようにして
ある。
即ち、該接線方向は前記各ギヤがかき上げた潤
滑油が最も多く飛ばされる方向であり、この接線
方向に飛ばされた潤滑油を前記開口部53からハ
ウジング内壁の傾斜面63で受け止め効果的に取
入れるようにしてある。また、前記オイルガータ
50部分のミツシヨンケース2上壁には、第1通
路51から第2通路52に向つて下方に傾斜する
傾斜面63が形成されており、前記変速歯車列8
でかき上げられ、前記上壁に衝突した潤滑油が前
記傾斜面63に沿つて付着しつつ流下するように
なつている。そこで、前記オイルガータ50の第
1通路51の開口部53側側壁51aおよび第2
通路52の外側側壁52aを前記傾斜面63に略
近接させて、該傾斜面63を流下する前記潤滑油
を前記各側壁51a,52aで受け止めて第1、
第2通路51,52に導くようにしてある。特
に、第2通路52には前述したように前記1速、
2速、3速、4速ギヤ10,11,12,13と
第1、第2、第3、第4カウンタギヤ16,1
7,18,19の噛合部の接線方向に飛ばされる
多量の潤滑油が供給される。
滑油が最も多く飛ばされる方向であり、この接線
方向に飛ばされた潤滑油を前記開口部53からハ
ウジング内壁の傾斜面63で受け止め効果的に取
入れるようにしてある。また、前記オイルガータ
50部分のミツシヨンケース2上壁には、第1通
路51から第2通路52に向つて下方に傾斜する
傾斜面63が形成されており、前記変速歯車列8
でかき上げられ、前記上壁に衝突した潤滑油が前
記傾斜面63に沿つて付着しつつ流下するように
なつている。そこで、前記オイルガータ50の第
1通路51の開口部53側側壁51aおよび第2
通路52の外側側壁52aを前記傾斜面63に略
近接させて、該傾斜面63を流下する前記潤滑油
を前記各側壁51a,52aで受け止めて第1、
第2通路51,52に導くようにしてある。特
に、第2通路52には前述したように前記1速、
2速、3速、4速ギヤ10,11,12,13と
第1、第2、第3、第4カウンタギヤ16,1
7,18,19の噛合部の接線方向に飛ばされる
多量の潤滑油が供給される。
以上の構成により、車両走行時にはリングギヤ
30でかき上げられた潤滑油が棚44を伝つてじ
ようご45に供給され、このじようご45からボ
ス部36内の間隙δ1を通してメーンシヤフト9
内の第1潤滑油通路37内に供給される。ところ
で、前記リングギヤ30でかき上げられる潤滑油
は、中、高速運転時には多量にかき上げられ、前
記じようご45からも多量にオーバーフローす
る。そして、このオーバーフローされた潤滑油は
オイルガータ50の第1通路51に案内される。
また、変速歯車列8の回転により、1速、2速、
3速、4速ギヤ10,11,12,13と第1、
第2、第3、第4カウンタギヤ16,17,1
8,19との噛合部の接線方向に飛ばされた潤滑
油は開口部53を通して傾斜面63に衝突し、第
2通路52に案内される。このように、第1通路
51、第2通路52に案内された潤滑油は、合流
通路54で合流し溜部56に導かれる。そして、
該潤滑油は溜部56の潤滑油出口57よりボス部
33の貫通孔58に案内され、該ボス部33内の
間隙δ2を通つてドライブシヤフト7の第2潤滑
油通路42に供給される。従つて、車両の低速走
行時にリングギヤ30の回転が遅くなり、該リン
グギヤ30でかき上げられる潤滑油量が少くなつ
てオイルガータ50の第1通路51に案内される
潤滑油量が少くなつても、変速歯車列8でかき上
げた潤滑油を第2通路52が取入れて補充する。
従つて、前記第2潤滑油通路42に供給される潤
滑油量を増大し、特に、車両抵速時にその効果を
発揮する。
30でかき上げられた潤滑油が棚44を伝つてじ
ようご45に供給され、このじようご45からボ
ス部36内の間隙δ1を通してメーンシヤフト9
内の第1潤滑油通路37内に供給される。ところ
で、前記リングギヤ30でかき上げられる潤滑油
は、中、高速運転時には多量にかき上げられ、前
記じようご45からも多量にオーバーフローす
る。そして、このオーバーフローされた潤滑油は
オイルガータ50の第1通路51に案内される。
また、変速歯車列8の回転により、1速、2速、
3速、4速ギヤ10,11,12,13と第1、
第2、第3、第4カウンタギヤ16,17,1
8,19との噛合部の接線方向に飛ばされた潤滑
油は開口部53を通して傾斜面63に衝突し、第
2通路52に案内される。このように、第1通路
51、第2通路52に案内された潤滑油は、合流
通路54で合流し溜部56に導かれる。そして、
該潤滑油は溜部56の潤滑油出口57よりボス部
33の貫通孔58に案内され、該ボス部33内の
間隙δ2を通つてドライブシヤフト7の第2潤滑
油通路42に供給される。従つて、車両の低速走
行時にリングギヤ30の回転が遅くなり、該リン
グギヤ30でかき上げられる潤滑油量が少くなつ
てオイルガータ50の第1通路51に案内される
潤滑油量が少くなつても、変速歯車列8でかき上
げた潤滑油を第2通路52が取入れて補充する。
従つて、前記第2潤滑油通路42に供給される潤
滑油量を増大し、特に、車両抵速時にその効果を
発揮する。
尚、前記オイルガータ50はリングギヤ30で
かき上げた潤滑油をドライブシヤフト7の閉塞端
2b側に形成した潤滑油通路42に供給するよう
にしたものを示したが、これに限らず他の摺接部
分に潤滑油供給を行うようにしたものであつても
よく、要するにオイルガータが変速歯車列8を跨
つて配設されるようになつたものに本発明を適用
できる。
かき上げた潤滑油をドライブシヤフト7の閉塞端
2b側に形成した潤滑油通路42に供給するよう
にしたものを示したが、これに限らず他の摺接部
分に潤滑油供給を行うようにしたものであつても
よく、要するにオイルガータが変速歯車列8を跨
つて配設されるようになつたものに本発明を適用
できる。
以上説明したように本発明のオイルガータは、
変速機内の変速歯車列を跨つてリングギヤでかき
上げられた潤滑油を供給するようにした通常の第
1通路に加えて、ハウジング内壁の傾斜面と共に
前記変速歯車列でかき上げられた潤滑油を主に補
促し、それを案内する第2通路を付加し、これら
両通路で案内される潤滑油を合流して目的部位へ
供給するようにしたので、車両の低速走行時に前
記リングギヤでかき上げられる潤滑油量が減少し
た場合でも、前記変速歯車列でかき上げられる潤
滑油を補充して、前記目的部位への潤滑油供給を
増大することができ、前記変速機のより円滑な作
動を可能にすることができる。また、前記第1通
路と前記第2通路とを水平方向にオフセツトし、
かつこれら第1、第2通路間に形成される開口部
を、変速歯車列の歯車が噛合う接線方向に配置し
たことにより、変速歯車列でかき上げられる潤滑
油を効率良く前記開口部から第2通路へと導び
き、潤滑油の捕捉量を大幅に増大することができ
る。そして、このように潤滑油の捕捉量が増大さ
れることにより、オイルガータのコンパクト化を
図ることができ、延いてはオイルガータの取付け
にあたつてハウジング内の余剰スペースを有効に
利用でき、ハウジングの大型化を防止することが
できるという優れた効果を奏する。
変速機内の変速歯車列を跨つてリングギヤでかき
上げられた潤滑油を供給するようにした通常の第
1通路に加えて、ハウジング内壁の傾斜面と共に
前記変速歯車列でかき上げられた潤滑油を主に補
促し、それを案内する第2通路を付加し、これら
両通路で案内される潤滑油を合流して目的部位へ
供給するようにしたので、車両の低速走行時に前
記リングギヤでかき上げられる潤滑油量が減少し
た場合でも、前記変速歯車列でかき上げられる潤
滑油を補充して、前記目的部位への潤滑油供給を
増大することができ、前記変速機のより円滑な作
動を可能にすることができる。また、前記第1通
路と前記第2通路とを水平方向にオフセツトし、
かつこれら第1、第2通路間に形成される開口部
を、変速歯車列の歯車が噛合う接線方向に配置し
たことにより、変速歯車列でかき上げられる潤滑
油を効率良く前記開口部から第2通路へと導び
き、潤滑油の捕捉量を大幅に増大することができ
る。そして、このように潤滑油の捕捉量が増大さ
れることにより、オイルガータのコンパクト化を
図ることができ、延いてはオイルガータの取付け
にあたつてハウジング内の余剰スペースを有効に
利用でき、ハウジングの大型化を防止することが
できるという優れた効果を奏する。
第1図はトランスアクスルの展開断面図、第2
図は第1図中−線からの矢視図、第3図はメ
ーンシヤフトのカバー側支持部の拡大断面図、第
4図は本発明のオイルガータの斜視図、第5図は
第4図中−線から切断した断面図、第6図は
ドライブシヤフトの閉塞端側支持部の拡大断面
図、第7図は第1図中−線からの要部斜視
図、第8図はオイルガータを装着したミツシヨン
ケースの要部断面図である。 1……トランスミツシヨン、2……ミツシヨン
ケース、3……トランスミツシヨン、4……カバ
ー、5……デイフアレンシヤルギヤ、7……ドラ
イブシヤフト、8……変速歯車列、9……メーン
シヤフト、29……フアイナルギヤ、30……リ
ングギヤ、50……オイルガータ、51……第1
通路、52……第2通路、53……開口部、54
……合流通路、55……案内部、56……溜部、
57……潤滑油出口、59,59a……フツク、
63……ハウジングの傾斜面、C……クラツチ、
L……オイルレベル。
図は第1図中−線からの矢視図、第3図はメ
ーンシヤフトのカバー側支持部の拡大断面図、第
4図は本発明のオイルガータの斜視図、第5図は
第4図中−線から切断した断面図、第6図は
ドライブシヤフトの閉塞端側支持部の拡大断面
図、第7図は第1図中−線からの要部斜視
図、第8図はオイルガータを装着したミツシヨン
ケースの要部断面図である。 1……トランスミツシヨン、2……ミツシヨン
ケース、3……トランスミツシヨン、4……カバ
ー、5……デイフアレンシヤルギヤ、7……ドラ
イブシヤフト、8……変速歯車列、9……メーン
シヤフト、29……フアイナルギヤ、30……リ
ングギヤ、50……オイルガータ、51……第1
通路、52……第2通路、53……開口部、54
……合流通路、55……案内部、56……溜部、
57……潤滑油出口、59,59a……フツク、
63……ハウジングの傾斜面、C……クラツチ、
L……オイルレベル。
Claims (1)
- 1 エンジンの回転を適宜変速して出力軸に伝達
する変速歯車列および前記出力軸からフアイナル
ギヤを介して作動するデイフアレンシヤルギヤを
1つのハウジング内に収納した変速機を有し、前
記フアイナルギヤでかき上げられた前記ハウジン
グ内の潤滑油を前記変速歯車列を跨つて前記ハウ
ジング内の適宜部位に供給するようにしたオイル
ガータにおいて、該オイルガータは、ハウジング
内の最上部に配置され、前記フアイナルギヤのリ
ングギヤでかき上げられた潤滑油を主に案内する
第1通路と、該第1通路に対し水平方向へオフセ
ツトし、かつハウジング内の最上部より若干下方
の位置に配置されて、その傾斜面と共に前記変速
歯車列でかき上げられた潤滑油を主に捕捉し、そ
れを案内する第2通路と、これら第1、第2通路
を伝つて運ばれる潤滑油を集合して目的部位に供
給する合流通路とを備え、前記第1通路及び前記
第2通路間に形成される開口部を、前記変速歯車
列の歯車が噛合う接線方向に配置したことを特徴
とするオイルガータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2476781A JPS57140965A (en) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | Oil garter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2476781A JPS57140965A (en) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | Oil garter |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57140965A JPS57140965A (en) | 1982-08-31 |
| JPS6139548B2 true JPS6139548B2 (ja) | 1986-09-04 |
Family
ID=12147305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2476781A Granted JPS57140965A (en) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | Oil garter |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57140965A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS60123456U (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-20 | トヨタ自動車株式会社 | 歯車変速機における潤滑機構 |
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-
1981
- 1981-02-20 JP JP2476781A patent/JPS57140965A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57140965A (en) | 1982-08-31 |
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