JPS6139283B2 - - Google Patents

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JPS6139283B2
JPS6139283B2 JP51031445A JP3144576A JPS6139283B2 JP S6139283 B2 JPS6139283 B2 JP S6139283B2 JP 51031445 A JP51031445 A JP 51031445A JP 3144576 A JP3144576 A JP 3144576A JP S6139283 B2 JPS6139283 B2 JP S6139283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
machine oil
present
agricultural
edc
Prior art date
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Expired
Application number
JP51031445A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52117428A (en
Inventor
Takao Natsume
Kametaro Takeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hokko Chemical Industry Co Ltd filed Critical Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3144576A priority Critical patent/JPS52117428A/ja
Publication of JPS52117428A publication Critical patent/JPS52117428A/ja
Publication of JPS6139283B2 publication Critical patent/JPS6139283B2/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、スルホン化価10以下の高精製マシン
油とエチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛
(以下EDCと略称)とを配合してなることを特徴
とする農園芸用殺菌組成物に関する。 従来からマシン油は、ミカン、リンゴ、カキな
どのハダニ類、カイガラムシ類の防除剤として広
く使用されている。また、農園芸用病害防除剤と
しても使用されているが、ブドウの晩腐病防除の
ように、冬期散布剤としての使用のみに限られて
いる。しかも、マシン油の病害防除活性は、通常
の既知園芸用殺菌剤のそれよりかなり劣る。した
がつて、使用に際しては他の薬剤の使用濃度(10
〜200ppm程度)より高くする必要があり、通常
4000〜9700ppmという高濃度で散布しなければ
ならない。そのために作物の生育時期に散布する
と薬害が発生し易い欠点があつた。 近年農薬公害が論議され、農薬の安全利用が強
く要望されている折りから、従来のマシン油剤の
特長を生かし、欠点をカバーする新薬剤の開発が
強く望まれていた。 これらの事情に鑑み、マシン油と既知の農園芸
用殺菌剤との混合剤について鋭意検討した結果、
前記したとおり、主に殺虫殺ダニ剤として使用さ
れている高精製のマシン油に、既に殺菌剤として
使用されているEDCを混合することにより、キ
ユウリうどんこ病、キユウリべと病、トマト葉か
び病などの各種病害に対して極めて優れた防除活
性を発揮することを見出し、本発明を完成した。 本発明に係る農園芸用殺菌組成物の効果は、単
に各々の単剤の有する防除効果の相加的効果では
なく、各々の薬剤の本来有する効果からは推考し
難い極めて卓越した効果であり、明らかに相乗的
効果を発揮することが確認された。 本発明に係る農園芸用殺菌組成物の有効成分の
一成分として使用される高精製マシン油は、従来
のマシン油に比べてスルホン化価が低く、使用量
も少なくてすむために、ミカン、リンゴなどのハ
ダニ類やカイガラムシなどに対する殺虫殺ダニ剤
として使用するときは、薬害の心配がより少な
く、安心して使用することができる。しかし、殺
菌活性がほとんどなく、またキユウリなどの蔬菜
には薬害を与えるので、単独で後記試験例のよう
なキユウリべと病などの病除剤としては利用でき
ない。ところが、既知の殺菌剤であるEDCと混
合することによつて、作物の薬害を与えることな
く、実用上十分な病害防除活性を発揮するように
なり、極めて有用な農園芸用殺菌剤となりうる。 本発明を実施するに当り、マシン油とEDCと
の混合比率は、使用場面の諸条件および防除対象
などによつて適宜の値とすることが好ましいが、
本発明者らの試験によれば、高精製マシン油100
重量部に対し、EDC2〜50重量部の比率で配合す
ることが実用上好ましい。 本発明の農園芸用殺菌組成物の剤型は使用場面
に応じて適宜選択できるが、通常懸濁液として用
いるのが好ましい。また、懸濁液中に使用される
活性剤としては、ソルビタンモノラウレート、ラ
ウリルサルフエート、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエートおよびホワイトカーボンなど
であるが、必ずしもこれらに限定されるものでは
ない。 また本発明の農園芸用殺菌組成物に他の殺菌
剤、殺虫剤などを併用することにより、広範な病
害虫を同時に防除することもできる。 次に本発明の農園芸用殺菌組成物の効果を試験
例をもつて具体的に説明する。 試験例1(キユウリべと病防除効果) キユウリ(品種:王金促成)のマルチ栽培苗
(2.5葉期)をビニールハウス圃場(施肥:基肥と
してCDU化成70Kg、堆肥600Kg、油粕100Kg/10
アール、追肥は住友液肥の300倍液を2回用い
た)に株間50cmの2条植とした。各試験区は1区
10株の2連制とした。 薬剤散布は、キユウリべと病の初発時から7日
おきに3回にわたつて、実施例1に基づいて調整
した懸濁剤の所定濃度希釈液を、1回の散布につ
き10アール当り200宛小型肩掛噴霧機で散布し
た。 なお、供試散布液にはすべてハイテンA(ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルを30%含有する
展着剤の商品名で、ハイテンは北興化学工業株式
会社の登録商標)を0.01%量加用した。 発病調査は、最終散布の8日後に、各区全株を
対象に上位第6節から第12節のキユウリ葉の病斑
面積歩合(%)を調査し、次記の調査基準と式に
より発病度を算出し、無散布区における発病度と
対比して防除価(%)を求めた。 発病度の調査基準 発病指数 5:キユウリと葉でのべと病病斑面積歩合
80%以上 4:キユウリ葉でのべと病病斑面積歩合
60〜80%未満 3:キユウリ葉でのべと病病斑面積歩合
40〜60%未満 2:キユウリ葉でのべと病病斑面積歩合
20〜40%未満 1:キユウリ葉でのべと病病斑面積歩合
1〜20%未満 0:発病を認めない 発病度=Σ(程度別発病葉数×程度別指数)/5×調
査葉数 ×100 また本発明において、2種薬剤を混合すること
により相乗性があるかどうかを、次式で表される
コルビー(Colby)式により混合剤の期待値
(PE)を求め、実測値(PC)との関係から相乗
効果の有無を判定した。 PE(%)=Pa+Pb(100−Pa)/100 Pa:高精製マシン油散布による実測防除価 Pb:EDC散布による実測防除価 効果の判定基準は次のとおりである。 PC>PE:相乗的効果 PC=PE:相加的効果 PC<PE:拮抗的効果 結果は第1表のとおりである。
【表】 以下に実施例によつて更に本発明を説明する。 実施例 1 高精製マシン油60部(以下すべて重量部を示
す)、ソルビタンモノラウレート3部、微粉砕ラ
ウリルサルフエート2部を加え、さらにジエツト
ミルで5u以下に微粉砕したEDC原体30部および
ホワイトカーボン5部を加えて撹拌機で混合した
後、ホヨジナイザー、コロイドミルまたはホモミ
キサーを用いて十分撹拌すると、粘性のある本発
明懸濁液を得る。 実際の病害防除に当つては、本懸濁液を十分振
つてから水で400〜600倍に希釈して、適当な散布
器具を用いて、植物体上に80〜350/10アール
の割合で散布する。 実施例 2 高精製マシン油55部、ソルビタンモノオレエー
ト3部、ポリオキシエチレンノニルフエニルエー
テル1部およびポリオキシエチレンソルビンモノ
オレエート1部を混合し、次いでジエツトミルで
5u以下に微粉砕したEDC原体35部およびホワイ
トカーボン5部を加える。以下実施例1と同様に
処理すると、粘性のある本発明懸濁液を得る。使
用方法は実施例1に準ずる。 実施例 3 高精製マシン油60部、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノラウレート2部およびソルビタンモノ
ラウレート3部を混合し、次いでジエツトミルで
5u以下に微粉砕したEDC原体30部およびホワイ
トカーボン5部を加えて実施例1と同様に処理す
ると、粘性のある本発明懸濁液を得る。使用方法
は実施例1に準ずる。 実施例 4 高精製マシン油80部、ポリプロピレングリコー
ル7部、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウ
レート3部およびソルビタンモノラウレート3部
を混合し、次いでジエツトミルで5u以下に微粉
砕したEDC原体2部およびホワイトカーボン5
部を加え、以下実施例1と同様に処理すると、粘
性のある本発明懸濁液を得る。使用に当つては、
本懸濁液を十分に振つてから水で600〜1000倍に
希釈して、適当な散布器具を用いて植物体上に80
〜350ml/10アールの割合で散布する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スルホン化価10以下の高精製マシン油とエチ
    レンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛とを配合し
    てなることを特徴とする農園芸用殺菌組成物。
JP3144576A 1976-03-24 1976-03-24 Agricultural and horticultural microbicidal composition Granted JPS52117428A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144576A JPS52117428A (en) 1976-03-24 1976-03-24 Agricultural and horticultural microbicidal composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144576A JPS52117428A (en) 1976-03-24 1976-03-24 Agricultural and horticultural microbicidal composition

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59075107A Division JPS59210007A (ja) 1984-04-16 1984-04-16 そ菜用殺菌剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52117428A JPS52117428A (en) 1977-10-01
JPS6139283B2 true JPS6139283B2 (ja) 1986-09-03

Family

ID=12331439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3144576A Granted JPS52117428A (en) 1976-03-24 1976-03-24 Agricultural and horticultural microbicidal composition

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JP (1) JPS52117428A (ja)

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Publication number Publication date
JPS52117428A (en) 1977-10-01

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