JPS6137219B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6137219B2 JPS6137219B2 JP55168384A JP16838480A JPS6137219B2 JP S6137219 B2 JPS6137219 B2 JP S6137219B2 JP 55168384 A JP55168384 A JP 55168384A JP 16838480 A JP16838480 A JP 16838480A JP S6137219 B2 JPS6137219 B2 JP S6137219B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coupling agent
- silane coupling
- organic binder
- strength
- refractory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
本発明は高炉、混銑車、転炉、取鍋、タンデイ
シユ等の内張り耐火材及び連続鋳造におけるスラ
イデイングノズル装置の下部ノズル等に用いられ
る不焼成耐火物の製造法に関するものである。 従来よりこれら耐火物としては1300〜1800℃で
焼成して製造されたものが一般に用いられている
が、かかる焼成には膨大なエネルギーを必要とす
るため省エネルギー上の観点よりして好ましくな
い。そこで耐火骨材を有機バインダーで結合した
不焼成耐火物が脚光をあびつつある。かかる耐火
物は使用時の溶湯による加熱により焼成がなされ
ることになつて製造時には何ら焼成の工程を要し
ないものである。しかしながら、この耐火物にあ
つて、加熱が進行しない間は有機バインダーによ
る化学ボンドで強度が保持されているが、有機バ
インダーは300℃付近から酸化分解または熱分解
を受けて500〜700℃でこのボンドが消失するため
に500〜700℃付近で著しい強度劣化を呈する。ま
た加熱がさらに進行して1300℃以上に達すると今
度はセラミツクボンドにより結合力が高まつて強
度も保持される。従つて500〜1300℃の中間温度
領域での強度劣化を抑えることが重要な課題とな
る。 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、中間温度領域での強度劣化が小さい不焼成耐
火物の製造法を提供することを目的とする。 以下本発明を詳細に説明する。有機バインダー
としてはレゾール型、ノボラツク型のフエノール
樹脂及びフラン樹脂が用いられる。フエノール樹
脂、フラン樹脂は残溜炭素量が多い点及び価格が
安い点よりして最適な有機バインダーである。 シランカツプリング剤は有機官能型シランモノ
マーで、2種の反応性基を有するものである。一
方の反応性基は通常クロロ基、アルコキシ基、ア
セトキシ基であつて、加水分解されてシラノール
(Si(OH)3)となつて耐火骨材であるガラス質や
金属酸化物の表面附着水のOH基と縮合して結合
する。またもう一方の反応性基は通常ビニル基、
メタアクリロキシ基、アミノ基、エポキシ基等
で、有機バインダーと反応して結合する。従つて
シランカツプリング剤は有機バインダーと耐火骨
材とを結び付けることができるものである。シラ
ンカツプリング剤としては、例えばγ―グリシド
キシシプロピルトリメトキシシラン γ―メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン N―β(アミノエチル)γ―アミノプロピルトリ
メトキシシラン(H2N―C2H4―NH―C3H6―Si
(OCH3)3)、N―β(アミノエチル)γ―アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン γ―アミノプロピルトリエトキシシラン(H2N―
C3H6―Si(OC2H5)3)などを用いることができ
る。 耐火骨材としては一般に用いられるものを使用
することができる。例示すれば、ろう石、粘土、
シヤモツト、焼バン土頁岩、合成ムライト、焼結
アルミナ、ジルコン、ジルコニア、マグネシア、
クロム鉱、リン状黒鉛等々である。尚、耐火物の
中間温度領域の強度をさらに向上させるために
は、特開昭53―123417号や特開昭55―65348号で
開示されているように金属アルミニウム、金属ケ
イ素を使用することも効果がある。 しかして、本発明に係る耐火物は有機バインダ
ー、シランカツプリング剤及び耐火骨材を混合し
て加圧成形し、これを50〜500℃にて処理するこ
とにより有機バインダーを硬化させて、得ること
ができるものである。このようにして得られた耐
火物は使用中の溶湯による加熱で500℃程度にま
で温度が上がるまでは、有機バインダーと耐火骨
材との化学ボンドに加えシランカツプリング剤に
よる両者の結合で強度はより向上し、また温度が
500℃を超えてもシランカツプリング剤の結合作
用により500〜1300℃の中間温度領域の耐火物の
強度が大きく低下することを防止できるものであ
る。尚、シランカツプリング剤の添加量は耐火骨
材表面附着水のOH基と当量程度の少量で充分で
あり、これ以下でも十分に効果はある。またシラ
ンカツプリング剤の添加方法としては、1)有機
バインダーに耐火骨材を混合する前に有機バイン
ダーにシランカツプリング剤を添加してシランカ
ツプリング剤を用いる方法。2)耐火骨材に予じ
めシランカツプリング剤を添加混合して耐火骨材
にシラン処理を施してからこの耐火骨材を有機バ
インダーに混合する方法。3)耐火骨材と有機バ
インダーの混合時にシランカツプリング剤を添加
する方法等がある。これら3者の内(1)の方法はシ
ランカツプリング剤が有機バインダー中に分散し
た状態で使用されるので、シランカツプリング剤
は効率よく有機バインダーと耐火骨材との界面に
浸透していくため好ましい。 上述のように本発明は、フエノール樹脂、フラ
ン樹脂のうち少なくとも一種の有機バインダー
と、シランカツプリング剤と、耐火骨材とを含有
して成るものであるから、有機バインダーを硬化
させるだけで耐火物を得ることができて焼成は使
用時の溶湯による加熱で有機バインダーが炭化す
ることにより行なうことができ、1300〜1800℃に
加熱する焼成工程を必要とせずエネルギー上著し
い利点を有するものであり、しかもシランカツプ
リング剤による有機バインダーと耐火骨材との結
合作用で耐火物が500〜1300℃の間の温度領域に
加熱された際の強度の低下を小さく抑えることが
できるものである。尚、シランカツプリング剤を
用いたことにより、かかる効果に加え、シランカ
ツプリング剤で耐火骨材の表面を活性化して濡ら
す効果のために有機バインダーと耐火骨材との親
和性を増すことができ、分散効率を向上すること
ができると共に有機バインダーの使用量も低減で
きるものであり、また有機バインダー硬化物の加
水分解を防止して高湿度下における物理的強度の
低下を抑えることができ、さらには耐火骨材の表
面安定性を向上せしめることができる。またシラ
ンカツプリング剤を配合するにあたつて、有機バ
インダーに予めシランカツプリング剤を添加混合
しておき、これを耐火骨材と混合するようにした
ので、シランカツプリング剤を効率良く有機バイ
ンダーと耐火骨材との界面に浸透させることがで
き、シランカツプリング剤による耐火骨材と有機
バインダーとの結合を高める作用が有効に発揮さ
れ、シランカツプリング剤を用いることによる不
焼成耐火物の中間温度領域での大きな強度低下の
防止を有効におこなうことができるものである。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 有機バインダーの調製 〔〕 フエノール940g、92%パラホルムアルデヒド
424g、水630g、水酸化リチウム7.5gを四つ口
フラスコに取り約90分を要して70℃まで昇温させ
た。そのまま180分間反応を行ない、反応終了
後、除々に減圧にし、減圧度650mmHgで内温が
75℃になるまで、減圧脱水を行なつた。 得られたレゾール型フエノール樹脂は褐色の液
体で水分3%、平均分子量350のものであり、25
℃に於ける粘度は130ポイズであつた。 このようにして得たレゾール型フエノール樹脂
にシランカツプリング剤としてγ―グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランを1重量%添加し、
よく混合した。 有機バインダーの調製 〔〕 フエノール940g、92%パラホルムアルデヒド
228g、水340g、シユウ酸7.5gを四つ口フラス
コに取り、60分を要して還流させ、そのまま150
分間反応を行なつた。反応終了後常圧で脱水を開
始し、内温が150℃になるまで濃縮を行なつた。 得られたノボラツク型フエノール樹脂は粘稠な
液体で含有水分1.0%、平均分子量450のものであ
り25℃に於ける粘度が350ポイズであつた。 作業性を良くする為、この樹脂100重量部に対
しエチレングリコールを15重量部添加し、良く混
合した。得られた樹脂の25℃に於ける粘度は120
ポイズであつた。 さらにこのようにして得たノボラツク型フエノ
ール樹脂にシランカツプリング剤としてN―β
(アミノエチル)γ―アミノプロピルトリメトキ
シシランを1重量%添加し、よく混合した。 有機バインダーの調製 〔〕 フルフリルアルコール980g、92%パラホルム
アルデヒド163gを四つ口フラスコに取り、50%
リン酸水溶液でPHを3.0に調製した。60分を要し
て還流させ、そのまま180分間反応を行なつた
後、650mmHgの減圧下で130mlの脱水を行なつ
た。 得られたフラン樹脂は黒褐色の液体で、含有水
分0.5%、平均分子量290のものであり、25℃に於
ける粘度は13ポイズであつた。 さらにこのようにして得られたフラン樹脂に潜
在性硬化剤として50%塩化亜鉛水溶液3重量%を
添加し、よく混合した。 さらに、シランカツプリング剤としてγ―アミ
ノプロピルメチルジメトキシシランを1重量%添
加し、よく混合した。 <実施例 1> ろう石95重量%と粘土5重量%からなる耐火骨
材に、耐火骨材に対して8重量%の上記〔〕で
得たシランカツプリング剤入りのレゾール型フエ
ノール樹脂をよく混合し、この配合物を65×114
×230mmの大きさに成型し、この成型物を200℃の
条件下24時間加熱して硬化(乾燥)させることに
より不焼成耐火物を得た。 <比較例 1> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前にレゾール型フエノ
ール樹脂を用いた他は、実施例1と同様にして不
焼成耐火物を得た。 実施例1と比較例1で得た不焼成耐火物の物性
及びこの不焼成耐火物を600℃、800℃、1400℃で
15分間加熱焼成したときの強度の変化を第1表に
示す。
シユ等の内張り耐火材及び連続鋳造におけるスラ
イデイングノズル装置の下部ノズル等に用いられ
る不焼成耐火物の製造法に関するものである。 従来よりこれら耐火物としては1300〜1800℃で
焼成して製造されたものが一般に用いられている
が、かかる焼成には膨大なエネルギーを必要とす
るため省エネルギー上の観点よりして好ましくな
い。そこで耐火骨材を有機バインダーで結合した
不焼成耐火物が脚光をあびつつある。かかる耐火
物は使用時の溶湯による加熱により焼成がなされ
ることになつて製造時には何ら焼成の工程を要し
ないものである。しかしながら、この耐火物にあ
つて、加熱が進行しない間は有機バインダーによ
る化学ボンドで強度が保持されているが、有機バ
インダーは300℃付近から酸化分解または熱分解
を受けて500〜700℃でこのボンドが消失するため
に500〜700℃付近で著しい強度劣化を呈する。ま
た加熱がさらに進行して1300℃以上に達すると今
度はセラミツクボンドにより結合力が高まつて強
度も保持される。従つて500〜1300℃の中間温度
領域での強度劣化を抑えることが重要な課題とな
る。 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、中間温度領域での強度劣化が小さい不焼成耐
火物の製造法を提供することを目的とする。 以下本発明を詳細に説明する。有機バインダー
としてはレゾール型、ノボラツク型のフエノール
樹脂及びフラン樹脂が用いられる。フエノール樹
脂、フラン樹脂は残溜炭素量が多い点及び価格が
安い点よりして最適な有機バインダーである。 シランカツプリング剤は有機官能型シランモノ
マーで、2種の反応性基を有するものである。一
方の反応性基は通常クロロ基、アルコキシ基、ア
セトキシ基であつて、加水分解されてシラノール
(Si(OH)3)となつて耐火骨材であるガラス質や
金属酸化物の表面附着水のOH基と縮合して結合
する。またもう一方の反応性基は通常ビニル基、
メタアクリロキシ基、アミノ基、エポキシ基等
で、有機バインダーと反応して結合する。従つて
シランカツプリング剤は有機バインダーと耐火骨
材とを結び付けることができるものである。シラ
ンカツプリング剤としては、例えばγ―グリシド
キシシプロピルトリメトキシシラン γ―メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン N―β(アミノエチル)γ―アミノプロピルトリ
メトキシシラン(H2N―C2H4―NH―C3H6―Si
(OCH3)3)、N―β(アミノエチル)γ―アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン γ―アミノプロピルトリエトキシシラン(H2N―
C3H6―Si(OC2H5)3)などを用いることができ
る。 耐火骨材としては一般に用いられるものを使用
することができる。例示すれば、ろう石、粘土、
シヤモツト、焼バン土頁岩、合成ムライト、焼結
アルミナ、ジルコン、ジルコニア、マグネシア、
クロム鉱、リン状黒鉛等々である。尚、耐火物の
中間温度領域の強度をさらに向上させるために
は、特開昭53―123417号や特開昭55―65348号で
開示されているように金属アルミニウム、金属ケ
イ素を使用することも効果がある。 しかして、本発明に係る耐火物は有機バインダ
ー、シランカツプリング剤及び耐火骨材を混合し
て加圧成形し、これを50〜500℃にて処理するこ
とにより有機バインダーを硬化させて、得ること
ができるものである。このようにして得られた耐
火物は使用中の溶湯による加熱で500℃程度にま
で温度が上がるまでは、有機バインダーと耐火骨
材との化学ボンドに加えシランカツプリング剤に
よる両者の結合で強度はより向上し、また温度が
500℃を超えてもシランカツプリング剤の結合作
用により500〜1300℃の中間温度領域の耐火物の
強度が大きく低下することを防止できるものであ
る。尚、シランカツプリング剤の添加量は耐火骨
材表面附着水のOH基と当量程度の少量で充分で
あり、これ以下でも十分に効果はある。またシラ
ンカツプリング剤の添加方法としては、1)有機
バインダーに耐火骨材を混合する前に有機バイン
ダーにシランカツプリング剤を添加してシランカ
ツプリング剤を用いる方法。2)耐火骨材に予じ
めシランカツプリング剤を添加混合して耐火骨材
にシラン処理を施してからこの耐火骨材を有機バ
インダーに混合する方法。3)耐火骨材と有機バ
インダーの混合時にシランカツプリング剤を添加
する方法等がある。これら3者の内(1)の方法はシ
ランカツプリング剤が有機バインダー中に分散し
た状態で使用されるので、シランカツプリング剤
は効率よく有機バインダーと耐火骨材との界面に
浸透していくため好ましい。 上述のように本発明は、フエノール樹脂、フラ
ン樹脂のうち少なくとも一種の有機バインダー
と、シランカツプリング剤と、耐火骨材とを含有
して成るものであるから、有機バインダーを硬化
させるだけで耐火物を得ることができて焼成は使
用時の溶湯による加熱で有機バインダーが炭化す
ることにより行なうことができ、1300〜1800℃に
加熱する焼成工程を必要とせずエネルギー上著し
い利点を有するものであり、しかもシランカツプ
リング剤による有機バインダーと耐火骨材との結
合作用で耐火物が500〜1300℃の間の温度領域に
加熱された際の強度の低下を小さく抑えることが
できるものである。尚、シランカツプリング剤を
用いたことにより、かかる効果に加え、シランカ
ツプリング剤で耐火骨材の表面を活性化して濡ら
す効果のために有機バインダーと耐火骨材との親
和性を増すことができ、分散効率を向上すること
ができると共に有機バインダーの使用量も低減で
きるものであり、また有機バインダー硬化物の加
水分解を防止して高湿度下における物理的強度の
低下を抑えることができ、さらには耐火骨材の表
面安定性を向上せしめることができる。またシラ
ンカツプリング剤を配合するにあたつて、有機バ
インダーに予めシランカツプリング剤を添加混合
しておき、これを耐火骨材と混合するようにした
ので、シランカツプリング剤を効率良く有機バイ
ンダーと耐火骨材との界面に浸透させることがで
き、シランカツプリング剤による耐火骨材と有機
バインダーとの結合を高める作用が有効に発揮さ
れ、シランカツプリング剤を用いることによる不
焼成耐火物の中間温度領域での大きな強度低下の
防止を有効におこなうことができるものである。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 有機バインダーの調製 〔〕 フエノール940g、92%パラホルムアルデヒド
424g、水630g、水酸化リチウム7.5gを四つ口
フラスコに取り約90分を要して70℃まで昇温させ
た。そのまま180分間反応を行ない、反応終了
後、除々に減圧にし、減圧度650mmHgで内温が
75℃になるまで、減圧脱水を行なつた。 得られたレゾール型フエノール樹脂は褐色の液
体で水分3%、平均分子量350のものであり、25
℃に於ける粘度は130ポイズであつた。 このようにして得たレゾール型フエノール樹脂
にシランカツプリング剤としてγ―グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランを1重量%添加し、
よく混合した。 有機バインダーの調製 〔〕 フエノール940g、92%パラホルムアルデヒド
228g、水340g、シユウ酸7.5gを四つ口フラス
コに取り、60分を要して還流させ、そのまま150
分間反応を行なつた。反応終了後常圧で脱水を開
始し、内温が150℃になるまで濃縮を行なつた。 得られたノボラツク型フエノール樹脂は粘稠な
液体で含有水分1.0%、平均分子量450のものであ
り25℃に於ける粘度が350ポイズであつた。 作業性を良くする為、この樹脂100重量部に対
しエチレングリコールを15重量部添加し、良く混
合した。得られた樹脂の25℃に於ける粘度は120
ポイズであつた。 さらにこのようにして得たノボラツク型フエノ
ール樹脂にシランカツプリング剤としてN―β
(アミノエチル)γ―アミノプロピルトリメトキ
シシランを1重量%添加し、よく混合した。 有機バインダーの調製 〔〕 フルフリルアルコール980g、92%パラホルム
アルデヒド163gを四つ口フラスコに取り、50%
リン酸水溶液でPHを3.0に調製した。60分を要し
て還流させ、そのまま180分間反応を行なつた
後、650mmHgの減圧下で130mlの脱水を行なつ
た。 得られたフラン樹脂は黒褐色の液体で、含有水
分0.5%、平均分子量290のものであり、25℃に於
ける粘度は13ポイズであつた。 さらにこのようにして得られたフラン樹脂に潜
在性硬化剤として50%塩化亜鉛水溶液3重量%を
添加し、よく混合した。 さらに、シランカツプリング剤としてγ―アミ
ノプロピルメチルジメトキシシランを1重量%添
加し、よく混合した。 <実施例 1> ろう石95重量%と粘土5重量%からなる耐火骨
材に、耐火骨材に対して8重量%の上記〔〕で
得たシランカツプリング剤入りのレゾール型フエ
ノール樹脂をよく混合し、この配合物を65×114
×230mmの大きさに成型し、この成型物を200℃の
条件下24時間加熱して硬化(乾燥)させることに
より不焼成耐火物を得た。 <比較例 1> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前にレゾール型フエノ
ール樹脂を用いた他は、実施例1と同様にして不
焼成耐火物を得た。 実施例1と比較例1で得た不焼成耐火物の物性
及びこの不焼成耐火物を600℃、800℃、1400℃で
15分間加熱焼成したときの強度の変化を第1表に
示す。
【表】
前表の結果より実施例1のものは比較例1のも
のより、常温強度が高いと共に中間温度領域にお
ける強度も高く、強度劣化が小さいことが確認さ
れた。 <実施例 2> 合成ムライト10重量%、焼結アルミナ85重量
%、粘土5重量%からなる耐火骨材に、これら全
量に対して金属アルミニウム6重量%、上記
〔〕で得たシランカツプリング剤入りのレゾー
ル型フエノール樹脂8重量%を加えてよく混合
し、以下は実施例1と同様にして不焼成耐火物を
得た。 <比較例 2> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のレゾール型フエノ
ール樹脂を用いた他は、実施例2と同様にして不
焼成耐火物を得た。 実施例2と比較例2との諸物性及び熱間曲げ強
さの比較を第2表に示す。
のより、常温強度が高いと共に中間温度領域にお
ける強度も高く、強度劣化が小さいことが確認さ
れた。 <実施例 2> 合成ムライト10重量%、焼結アルミナ85重量
%、粘土5重量%からなる耐火骨材に、これら全
量に対して金属アルミニウム6重量%、上記
〔〕で得たシランカツプリング剤入りのレゾー
ル型フエノール樹脂8重量%を加えてよく混合
し、以下は実施例1と同様にして不焼成耐火物を
得た。 <比較例 2> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のレゾール型フエノ
ール樹脂を用いた他は、実施例2と同様にして不
焼成耐火物を得た。 実施例2と比較例2との諸物性及び熱間曲げ強
さの比較を第2表に示す。
【表】
第2表の結果より明らかなように実施例2のも
のは比較例2のものより、常温強度が高いと共に
中間温度領域の強度も高いことが確認された。さ
らに金属アルミニウムの添加による効果で実施例
1、比較例1のものより800℃、1400℃における
強度も高いことが判つた。これは特開昭55―
65348号公報に開示された理由によるものであ
る。 また実施例2、比較例2の配合による不焼成耐
火物で、連続鋳造工程におけるスライデイングノ
ズル装置の下部ノズルを作成し、これを実際に取
付けて使用したところ、実施例2のものの溶損率
が1.0mm/チヤージであつたのに対し、比較例2
のものは1.5mm/チヤージであり、両者間で明ら
かに差異が認められた。これは溶鋼摩耗に対する
中間温度領域の強度及び熱間強度の差が影響した
ものと考えられる。 <実施例 3> マグネシア85重量%、鱗状黒鉛15重量%からな
る耐火骨材にこれら全量に対して金属アルミニウ
ム3重量%、ケイ素2重量%及び上記〔〕で得
たシランカツプリング剤入りのノボラツク型フエ
ノール樹脂3.7重量%、ヘキサメチレンテトラミ
ン0.6重量%を加えてよく混合し、以下は実施例
1と同様にして不焼成耐火物を得た。 <比較例 3> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のノボラツク型フエ
ノール樹脂を用いた他は、実施例3と同様にして
不焼成耐火物を得た。 実施例3と比較例3との諸物性および熱間曲げ
強度の比較を第3表に示す。
のは比較例2のものより、常温強度が高いと共に
中間温度領域の強度も高いことが確認された。さ
らに金属アルミニウムの添加による効果で実施例
1、比較例1のものより800℃、1400℃における
強度も高いことが判つた。これは特開昭55―
65348号公報に開示された理由によるものであ
る。 また実施例2、比較例2の配合による不焼成耐
火物で、連続鋳造工程におけるスライデイングノ
ズル装置の下部ノズルを作成し、これを実際に取
付けて使用したところ、実施例2のものの溶損率
が1.0mm/チヤージであつたのに対し、比較例2
のものは1.5mm/チヤージであり、両者間で明ら
かに差異が認められた。これは溶鋼摩耗に対する
中間温度領域の強度及び熱間強度の差が影響した
ものと考えられる。 <実施例 3> マグネシア85重量%、鱗状黒鉛15重量%からな
る耐火骨材にこれら全量に対して金属アルミニウ
ム3重量%、ケイ素2重量%及び上記〔〕で得
たシランカツプリング剤入りのノボラツク型フエ
ノール樹脂3.7重量%、ヘキサメチレンテトラミ
ン0.6重量%を加えてよく混合し、以下は実施例
1と同様にして不焼成耐火物を得た。 <比較例 3> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のノボラツク型フエ
ノール樹脂を用いた他は、実施例3と同様にして
不焼成耐火物を得た。 実施例3と比較例3との諸物性および熱間曲げ
強度の比較を第3表に示す。
【表】
第3表の結果より明らかなように実施例3のも
のは比較例3のものより、常温強度が高いと共に
中間温度領域の強度も高く強度劣化が小さいこと
が確認された。 <実施例 4> マグネシア85重量%、鱗状黒鉛15重量%からな
る耐火骨材に、これら全量に対して金属アルミニ
ウム3重量%、ケイ素2重量%及び上記〔〕で
得たシランカツプリング剤入りのフラン樹脂3.7
重量%を加えてよく混合し、以下は実施例1と同
様にして不焼成耐火物を得た。 <比較例 4> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のフラン樹脂を用い
た他は、実施例4と同様にして不焼成耐火物を得
た。実施例4及び比較例4との諸物性及び熱間曲
げ強度を第4表に示す。
のは比較例3のものより、常温強度が高いと共に
中間温度領域の強度も高く強度劣化が小さいこと
が確認された。 <実施例 4> マグネシア85重量%、鱗状黒鉛15重量%からな
る耐火骨材に、これら全量に対して金属アルミニ
ウム3重量%、ケイ素2重量%及び上記〔〕で
得たシランカツプリング剤入りのフラン樹脂3.7
重量%を加えてよく混合し、以下は実施例1と同
様にして不焼成耐火物を得た。 <比較例 4> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のフラン樹脂を用い
た他は、実施例4と同様にして不焼成耐火物を得
た。実施例4及び比較例4との諸物性及び熱間曲
げ強度を第4表に示す。
【表】
第4表より明らかなように比較例4のものより
常温強度が高いと共に、中間温度領域の強度も高
く、強度低下も小さいことが確認された。 このことによりフラン樹脂においても、フエノ
ール樹脂と同様の結果が得られた。 <比較例 5> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のレゾール型フエノ
ール樹脂を用い、このレゾール型フエノール樹脂
とシランカツプリング剤と耐火骨材とを実施例1
と同じ配合になるように同時に混合し、これを実
施例1と同様にして不焼成耐火物を得た。 <比較例 6> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のレゾール型フエノ
ール樹脂を用い、このレゾール型フエノール樹脂
とシランカツプリング剤、耐火骨材、金属アルミ
ニウムを実施例2と同じ配合になるように同時に
混合し、これを実施例2と同様にして不焼成耐火
物を得た。 <比較例 7> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のノボラツク型フエ
ノール樹脂を用い、このノボラツク型フエノール
樹脂とヘキサメチレンテトラミン、シランカツプ
リング剤、耐火骨材、金属アルミニウム、ケイ素
を実施例3と同じ配合になるように同時に混合
し、これを実施例3と同様にして不焼成耐火物を
得た。 <比較例 8> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のフラン樹脂を用
い、このフラン樹脂とシランカツプリング剤、耐
火骨材、金属アルミニウム、ケイ素を実施例4と
同じ配合になるように同時に混合し、これを実施
例4と同様にして不焼成耐火物を得た。 上記比較例5乃至8によつて得た不焼成耐火物
の諸物性及び熱間曲げ強度を第5表に示す。
常温強度が高いと共に、中間温度領域の強度も高
く、強度低下も小さいことが確認された。 このことによりフラン樹脂においても、フエノ
ール樹脂と同様の結果が得られた。 <比較例 5> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のレゾール型フエノ
ール樹脂を用い、このレゾール型フエノール樹脂
とシランカツプリング剤と耐火骨材とを実施例1
と同じ配合になるように同時に混合し、これを実
施例1と同様にして不焼成耐火物を得た。 <比較例 6> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のレゾール型フエノ
ール樹脂を用い、このレゾール型フエノール樹脂
とシランカツプリング剤、耐火骨材、金属アルミ
ニウムを実施例2と同じ配合になるように同時に
混合し、これを実施例2と同様にして不焼成耐火
物を得た。 <比較例 7> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のノボラツク型フエ
ノール樹脂を用い、このノボラツク型フエノール
樹脂とヘキサメチレンテトラミン、シランカツプ
リング剤、耐火骨材、金属アルミニウム、ケイ素
を実施例3と同じ配合になるように同時に混合
し、これを実施例3と同様にして不焼成耐火物を
得た。 <比較例 8> 有機バインダーとして上記〔〕で得たシラン
カツプリング剤を混合する前のフラン樹脂を用
い、このフラン樹脂とシランカツプリング剤、耐
火骨材、金属アルミニウム、ケイ素を実施例4と
同じ配合になるように同時に混合し、これを実施
例4と同様にして不焼成耐火物を得た。 上記比較例5乃至8によつて得た不焼成耐火物
の諸物性及び熱間曲げ強度を第5表に示す。
【表】
比較例5乃至8はシランカツプリング剤を配合
するようにしたものであるが、シランカツプリン
グ剤をフエノール樹脂やフラン樹脂と耐火骨材と
に同時に混合して用いるようにしたものである。
比較例5は実施例1の、比較例6は実施例2の、
比較例7は実施例3の比較例8は実施例4のそれ
ぞれ比較例に相当する。そして第5表の結果、比
較例5乃至比較例8はシランカツプリング剤を配
合しない比較例1乃至4のものに比べて中間温度
領域の強度が向上してはいるが、実施例1乃至4
のものと比較すると中間温度領域の強度の向上の
効果は十分ではないことが確認される。
するようにしたものであるが、シランカツプリン
グ剤をフエノール樹脂やフラン樹脂と耐火骨材と
に同時に混合して用いるようにしたものである。
比較例5は実施例1の、比較例6は実施例2の、
比較例7は実施例3の比較例8は実施例4のそれ
ぞれ比較例に相当する。そして第5表の結果、比
較例5乃至比較例8はシランカツプリング剤を配
合しない比較例1乃至4のものに比べて中間温度
領域の強度が向上してはいるが、実施例1乃至4
のものと比較すると中間温度領域の強度の向上の
効果は十分ではないことが確認される。
Claims (1)
- 1 フエノール樹脂、フラン樹脂のうち少なくと
も一種の有機バインダーに予めシランカツプリン
グ剤を添加混合しておき、これを耐火骨材と混合
したのちに有機バインダーを硬化させることを特
徴とする不焼成耐火物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55168384A JPS5792570A (en) | 1980-11-28 | 1980-11-28 | Non-baked refractories |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55168384A JPS5792570A (en) | 1980-11-28 | 1980-11-28 | Non-baked refractories |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5792570A JPS5792570A (en) | 1982-06-09 |
| JPS6137219B2 true JPS6137219B2 (ja) | 1986-08-22 |
Family
ID=15867100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55168384A Granted JPS5792570A (en) | 1980-11-28 | 1980-11-28 | Non-baked refractories |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5792570A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5941949B2 (ja) * | 1979-02-27 | 1984-10-11 | 旭硝子株式会社 | セラミックス粉末の成形方法 |
-
1980
- 1980-11-28 JP JP55168384A patent/JPS5792570A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5792570A (en) | 1982-06-09 |
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