JPS6136481A - 車両用スライドドアの自動開閉装置 - Google Patents

車両用スライドドアの自動開閉装置

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JPS6136481A
JPS6136481A JP15410684A JP15410684A JPS6136481A JP S6136481 A JPS6136481 A JP S6136481A JP 15410684 A JP15410684 A JP 15410684A JP 15410684 A JP15410684 A JP 15410684A JP S6136481 A JPS6136481 A JP S6136481A
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sliding door
switch
closing
vehicle
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純 山岸
西川 博光
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等の車両のスライドドアを自動的に開
閉させる装置、特に、その操作装置に関する。
(従来の技術) 従来の車両用スライドドアの自動開閉装置としては、た
とえば、実開昭57−111972号公報に開示されて
いるようなものがある。
本発明は、このような車両用スライドドアの自動開閉装
置の改良に関するものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のような従来の車両用スライドドアの自動開閉装置
においては、スライドドアを開閉作動させるための操作
スイッチは、通常運転席近傍に設けられていた。
しかし、スライドドアは、通常運転席から離れた位置に
あるため1例えば停車後、運転者が車内の荷物を運び出
す場合、運転席で操作スイッチを作動させて、スライド
ドアを自動的に開くことができるので、その点では1便
利であるが、運転者が一旦車外に出た後、開いたスライ
ドドアより再度車内に入り、荷物を車外に持ち出す場合
、手動でスライドドアを閉めるか、又は、一旦運転席ま
で戻って、閉扉用の操作スイッチを作動させて、スライ
ドドアを自動的に閉じるかしなければならず、いずれに
しても不便であるという問題点がある。
このような問題点を解決するため、ドアの外面に、ドア
を自動的に閉じるためのスイッチを設けることが提案さ
れているが(特開昭59−11943号公報参照)、こ
のような装置によると、閉扉用の操作スイッチが常に車
外に露呈しているため、いたずらされたり、雨水が侵入
して漏電する等の別の問題を生じるおそれがある。
本発明は、これらの問題点を解決するとともに。
スライドドアの閉扉作動時に、スライドドアと車体との
間に1人体や荷物が挾まれる等の危険を防止することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明においては、車両内に設けられた操作装置を操作
することにより、車両に設けられた正逆回転可能なモー
タを作動させて、スライドドアを自動的に開閉移動させ
るようにした車両用スライドドアの自動開閉装置におい
て、スライドドアの開扉作動のための開扉スイッチと、
閉扉作動のための閉扉スイッチとを備える主操作装置を
、車両内の適所に設けるとともに、該主操作装置とは別
に、スライドドアの閉扉作動のためのドア側閉扉スイッ
チと、スライドドアの閉扉作動の途中において、スライ
ドドアの移動方向を、閉じる方向から開く方向に即座に
反転させるための閉扉時緊急逆移動スイッチとを備える
副操作装置を、スライドドアの内方における車両の室内
側であって、かつスライドドアの開扉時に車外からも操
作可能な位置に設けたことを特徴としている。
(作用) 本発明においては、運転席等の、主操作装置が設けれら
れた車両内の位置から、主操作装置の開扉スイッチや閉
扉スイッチを作動させることにより、スライドドアを自
動的に開いたり、閉じたり。
することができるとともに、スライドドアから降車しよ
うする者が、車内から、又はスライドドアが開いている
ときには、車外に出てから、ドア側閉扉スイッチを作動
させることにより、スライドドアを自動的に閉じること
ができ、しかも、スライドドアの閉扉作動の途中におい
て、スライドドアと車両との間に人体や荷物が挾まれそ
うになったときには、とっさに、閉扉時緊急逆移動スイ
ッチを作動させることにより、それまで閉じかけていた
スライドドアを、即座に開く方向に移動させ、危険状態
を回避することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
(1)は自動車の車体、(2)はスライドドアである。
車体(1)の側面下部には、前端が車体(1)の内方に
向けて若干湾曲する前後方向をなすチャンネル状のロア
レール(3)が固着され、このロアレール(3)内には
、スライドドア(2)の内面下部に取付けられたロアロ
ーラ装置(4)が摺動可能に嵌合している。
車体(1)の側面後部における中位部には1前後方向を
なすチャンネル状のウェストレール(5)が固着され、
このウェストレール(5)内には、スライドドア(2)
の後端中位部に取付けられたウェストローラ装置(6)
が摺動可能に嵌合している。
また1図示を省略しであるが、車体(1)の側面上部に
は、ロアレール(3)と上下に対をなすようにアッパー
レールが固着され、このアッパーレールには、スライド
ドア(2)の内面上部に取付けられたアッパーローラ族
!(図示略)が摺動可能に嵌合している。
しかして、スライドドア(2)は、ロアローラ装置f(
4)、ウェストローラ装置(6)及びアッパーローラ装
置が、それぞれロアレール(3)、ウェストレール(5
)及びアッパーレールに沿って摺動することにより、第
1図に想像線で示す全開位置(X)から、若干車体(1
)の外側方に出て、そのまま後方に平行移動した、第1
図に想像線で示す全開位置(Y)まで開いたり、その逆
方向に閉じたりし得るようになっている。
この実施例の車両用スライドドアの自動開閉装置は、ド
ア移動装置(A)と、操作装置(B)と、ドアロック解
除装置(C)と、制御装置CD)との4つの主要部から
なっており、以下その各部について詳細に説明する。
旦1漫Jul四紅 このドア移動装置(A)は、スライドドア(2)を、全
閉位置(X)から全開位置(Y)へ、またはその逆方向
へ、直接移動させるためのもので、車体(1)のフロア
の下面に取付けられた正逆回転可能なモータ(7)及び
電磁かみ合い式クラッチ内蔵の減速装置(8)を備えて
いる。
第1図乃至第3図に示すように、減速装置(8)は、ケ
ース(9)内に軸承された上下方向を向く回転軸(10
)にキー(11)結合されたウオームホイール(12)
と、このウオームホイール(12)と噛合するとと、も
に、モータ(7)の回転軸(7a)に連結されたウオー
ム(13)とを備えている。
ウオームホイール(12)における上端より下端近傍に
かけて形成された環状の空隙部(12a)には、ケース
(9)に固定された1次コイル(14)と2次コイル(
15)とが、挿入されている。
ケース(9)の下面より垂下する回転軸(10)の下半
部には、巻取りドラム(16)が相対回転自在に外嵌さ
れており、この巻取りドラム(16)の上端には、スプ
ライン結合により1回転軸(10)の軸線方向に相対移
動可能であるが1巻取りドラム(16)と相対回転不能
なように、アーマチュア(17)が取付けられている。
このアーマチュア(17)の上面とウオームホイール(
12)の下面との対向面には1回転軸(10)と同心円
周上に、互いに噛合可能な歯(17a)(12b)がそ
れぞれ設けられている。
(18)は、アーマチュア(17)をウオームホイール
(12)から引き離すためのレリーズプランジャ。
(19)は、アーマチュア(17)を巻取りドラム(1
6)側に引張っておくための引張りばね、(20)は、
巻取りドラム(16)を覆うカバーである。
かくして、ロータとなるウオームホイール(12)と、
励磁コイルとなる1次コイル(14)及び2次コイル(
15)と、アーマチュア(17)とにより、電磁かみ合
い式のクラッチ(21)が形成され、1次コイル(14
)のみに通電されたときは、比較的弱い力で。
アーマチュア(17)の歯(17a)とウオームホイー
ル(12)の歯(12b)とが互いにかみ合わされて、
モータ(7)の回転力を巻取りドラム(16)に伝達し
、1次コイル(14)と2次コイル(15)との両方に
通電されたときには、さらに強い力で両歯(17a) 
(12b)をかみ合わせ5巻取りドラム(16)への力
の伝達力を増大し得るようになっている。
巻取りドラム(16)には、2本のワイヤ(22) (
23)が止着され、両ワイヤ(22) (23)は1巻
取りドラム(16)の外周を互いに逆向きに巻回した後
1前後方向に引き出されている。
第4図及び第5図に示すように、巻取りドラム(16)
より前方に引き出されたワイヤ(22)は、車体(1)
のフロアの下面に、上下方向の軸(24)をもって枢着
されたガイドプーリ(25)に掛は回された後、後方に
向かい、その端末は、スライドドア(2)に固着された
ブラケット(26)における車体(1)の中心方向を向
く先端部後縁に止着されている。
また1巻取りドラム(16)より後方に引き出されたワ
イヤ(23)は、可撓性のアウターチューブ(27)内
を通った後、ロアレール(3)の後端部に固着された前
後方向を向く硬質の案内管(28)より前方に引き出さ
れ、ロアレール(3)とほぼ平行をなした後、ブラケッ
ト(26)の先端部でワイヤ(22)と交差し、その端
末は、ブラケット(26)の先端部前縁に係止されてい
る。
このワイヤ(23)の端末とブラケット(26)との間
には、ワイヤ(23)の緩みを取るための引張りばね(
29)が張設されている。
(30)は、ロアーレール(3)における直線部(3a
)と前部の湾曲部(3b)との間の屈曲部(3c)にお
いて。
両ワイヤ(22) (23)を常にロアーレール(3)
とほぼ平行となるように滑らかに案内するガイド片で、
中央部が、車体(1)のフロアの下面より垂下するブラ
ケット(31)に止着されされるとともに1曲率の大き
な円孤状の弾性撓曲可能な両側端部をワイヤ(22) 
(23)に側方より圧接させることにより、ロアーレー
ル(3)の湾曲によるワイヤ回送路長の長さの変化に伴
うワイヤ(22) (23)のたるみを取ることができ
るようになっている。
なお、ブラケット(26)は、ロアローラ装置(4)の
一部をなすもので、そのブラケット(26)に、下向き
コ字状断面のロアレール(3)に係合する水平ローラ(
32)と、ロアレール(3)のさらに下方に支持された
底抜(33)上を転動する垂直ローラ(34)とが軸支
されて、ロアローラ装置(4)が形成されている。
かくして、2本のワイヤ(22) (23)は、ガイド
プーリ(25)、アウターチューブ(27) 、案内管
(28)、及びガイド片(30)等により案内されて、
実質的に1本のループ状の無端ワイヤをなし、巻取りド
ラム(16)が、予め定められた一方向に回転すること
により、スライドドア(2)を全閉位1!(X)から全
開位置(Y)まで開いたり、又は巻取りドラム(16)
が逆方向に回転することにより、スライドドア(2)を
全開位置(Y)から全閉位1 (X)まで閉じたりする
ことができる。
なお、以下の説明においては、仮に、スライドドア(2
)を開く際のモータ(7)及び巻取りドラム(16)の
回転方向及びワイヤ(22) (23)の回走方向を正
転といい、それらの逆方向を逆転ということとする。
員詐11工吐 操作装置(B)は、車体(1)の運転席近傍に設けられ
た主操作装置1(Bl)と、車体(1)におけるスライ
ドドア(2)の内側近傍に設けられた副操作装置(B2
)とからなっている。
主操作装置(B1)は、車体(1)に固着された基板(
35)に、軸(36)をもって操作ハンドル(37)を
枢着することにより、この操作ハンドル(37)が、第
1図に示すように、はぼ水平をなす中立位置から、先端
が若干上方を向く開扉操作位置と、先端が若干下方を向
く閉扉操作位置とに移動可能とし、かつこの操作ハンド
ル(3))を常時中立位置に復帰するように適宜のばね
(図示略)をもって付勢し、操作ハンドル(37)を、
開扉操作位置に移動させることにより、ドア移動装置(
A)におけるモータ(7)を正転させるための開扉スイ
ッチ(38)を作動させ、また操作ハンドル(3))を
閉扉操作位置に移動させることにより、モータ(7)を
逆転させるための閉扉スイッチ(39)を作動させるよ
うになっている。
第1図及び第6図に示すように、副操作装置(B2)は
、車体(1)の上述のような位置に固着されたボックス
(40)と、そのボックス(40)に設けられたドア側
閉扉スイッチ(41)と、同じく閉扉時緊急逆移動スイ
ッチ(42)とからなっている。
閉扉時緊急逆移動スイッチ(42)は、スライドドア(
2)が全閉位置に向かって移動している途中において、
危険を感じたとき、このスイッチを押すことにより、そ
の途中の位置からスライドドア(2)を全開位置まで開
かせるようにしたものである。
上述の各スイッチの作用については、制御装置(D)と
ともに後述する。
ドアロック 除  C ドアロック解除装置!(C)は、スライドドア(2)が
全閉位[(X)にある状態で、操作ハンドル(37)を
中立位置から開扉操作位置まで移動する際の、開扉操作
位置に達する以前に、スライドドア(2)に設けられた
公知のドアロック(43)と、車体(1)側に設けられ
たストライカ(図示略)との係合を解除するように、操
作ハンドル(37)とドアロック(43)とを連係する
ためのもので、ロアレール(3)の前端近傍における車
体(1)のフロア下面に、上下方向の軸(44)をもっ
て中間部を枢着された押動レバー(45)と、スライド
ドア(2)が全閉位置(X)まで閉ったとき、押動レバ
ー(45)の先端部上面に突設されたピン(46)に先
端部が当接可能な位置となるように、スライドドア(2
)側におけるブラケット(26)の下面に、上下方向の
軸(47)をもって中間部を枢着された従動レバー(4
8)とを備えている。
押動レバー(45)の基端部と、操作ハンドル(37)
とは、操作ハンドル(37)が中立位置から開扉操作位
置に達する以前に、押動レバー(45)が所要角度回転
させられるように、可撓性のアウターチューブ(49)
内を挿通するワイヤ(50)により、互いに連結されて
いる。
アウターチューブ(49)の両端部は、押動レバー(4
5)及び操作ハンドル(37)に近接した車体(1)の
適所にそれぞれ止着され、ワイヤ(50)を案内してい
る。
従動レバー(48)は、アウターチューブ(51)内を
挿通するワイヤ(52)と、スライドドア(2)内に水
平な軸(53)をもって枢着された中間レバー(54)
と、ロッド(55)とを順次介して、ドアロック(43
)における解除レバー(43a)に連係され、従動レバ
ー(48)が、押動レバー(45)のビン(46)によ
り、所要角度回動させられることにより、解除レバー(
43a)がドアロック(43)とストライカとの係合を
解除するまで移動させられるようになっている。
なお、ワイヤ(52)と中間レバー(54)とは、適宜
の遊びをもって互いに連結されており、中間レバー(5
4)が、ロッド(56)を介して連結された手動操作用
の中央操作機構(57)の作動により回動させられたと
きに、ワイヤ(52)を介して、従動レバー(48)が
従動させられないようにしである。
中央操作機構(57)は1本発明には直接関係しないの
で、その詳細な説明は省略する。
かくして、ドアロック解除装置(C)により、操作ハン
ドル(37)を、中立位置から開扉操作位置まで移動さ
せる途中において、すなわち、開扉スイッチ(38)を
作動させる以前に、ドアロック(43)を解除すること
ができる。
璽111工吐 制御装置(D)は、スライドドア(2)の開閉移動を電
気的に制御するための装置で、その電気回路の一例を第
7図に示す。
この回路図は、TTL又はCMOSのロジック素子を用
いたロジック回路図である。
この中で、主要な素子及び回路について説明すると、 
(5g)はヒユーズ、(59)はメインスイッチ、(6
0)は全開ストップスイッチで、これは1機械的には、
第4図に明示するように、ロアレール(3)の後端部に
設けられ、スライドドア(2)が全開位置(Y)に達し
たときに、スライドドア(2)のブラケット(26)に
当接して作動させられるようにしたリミットスイッチに
より構成されている。
(38)は、操作ハンドル(37)を開扉操作位置とし
たときに作動させられる上述の開扉スイッチ(38)を
電気的に示したものである。
(61)は、運転席近傍、又は整備作業者が調整し得る
制御ボックス(図示略)内等に設けられ、このスイッチ
をオン(ON)とすることにより、開扉スイッチ(38
)を、瞬間的に閉じるだけで、スライドドア(2)が全
開位置(Y)まで連続的に開き、このスイッチをオフ(
OFF)とすることにより、開扉スイッチ(38)が閉
じているときだけ、モータ(7)が正転してスライドド
ア(2)が開き、スライドドア(2)の開扉移動途中に
、操作ハンドル(37)を中立位置に戻して、開扉スイ
ッチ(38)が開くと、即座にモータ(37)が停止し
て、スライドドア(2)がその場で停止するように、[
J!IJilスイッチ(38)の作動態様を切換えるた
めの開扉モード切換スイッチである。
この開扉モード切換スイッチ(61)をオン(ON)に
したとき、開扉スイッチ(38)を、スライドドア(2
)が全開位1(Y)に達するまでの間自己保持するため
に、開扉時自己保持回路(62)が設けられている。
(39)は、操作ハンドル(37)を閉s抛作位置とし
たときに作動させられる上述の閉扉スイッチ(39)を
電気的に示したもので、この閉扉スイッチ(39)を閉
じている間だけ、モータ(7)が逆転し、スライドドア
(2)の閉扉移動途中で、この閉扉スイッチ(39)を
開くと、モータ(37)が停止して、スライドドア(2
)はその場所で停止するようになっている。
(41)は、上述の副操作装置(B2)におけるドア側
閉扉スイッチで、このドア側閉扉スイッチ(41)は、
瞬間的に閉じるだけで、スライドドア(2)が全開位置
(X)に達するまで、閉扉時自己保持回路(63)によ
り自己保持されるようになっている。
したがって、車内の荷物を取り出して自動車から離れる
場合等に、このドア側閉扉スイッチ(41)を降車しな
がら又は車外から瞬間的に押すことにより、荷物を手に
持ったままスライドドア(2)を閉じることができる。
なお、このドア側閉扉スイッチ(41)の作動によリ、
スライドドア(2)を閉じる場合、閉扉スイッチ(39
)の作動による場合と同様に、後述するように、スライ
ドドア(2)は途中で一定時間停止し、その後引き続い
て全開位置(Y)まで閉じる。
(64)は全開ストップスイッチで、これは、機械的に
は、第4図に明示するように、ロアレール(3)の前端
部に設けられ、スライドドア(2)が全閉位置(X)に
達したときに、スライドドア(2)のブラケット(26
)に当接して作動させられるようにしたリミットスイッ
チにより構成されている。
(65)は閉扉時一時停止スイッチで、これは機械的に
は、第1図及び第4図に明示するように、ロアレール(
3)の中間位置に設けられたリミットスイッチにより構
成され、スライドドア(2)の全開位置(Y)から全閉
位置(X)までの移動途中において。
ロアレール(3)の中間位置に上下方向の軸(66)を
もって枢着された作動片(67)に、ブラケット(26
)が当接したときに、この作動片(67)により作動さ
せられ、逆に、スライドドア(2)が全閉位置(X)か
ら全開位置(Y)に向けて移動する際には、ブラケット
(26)に作動片(67)が当接しても作動させられな
い一方向作動スイッチ機構となっている。
この閉扉時一時停止スイッチ(65)が閉じると。
タイマー回路(68)により設定された一定短時間。
例えば1秒程度、モータ(7)のみが一時的に停止する
ようになっている。なお、この場合、クラッチ(21)
は接続状態にあり、減速装置(8)側とスライドドア(
2)とは接続状態が維持され、たとえば登り坂などでこ
の一時停止機構が作動しても、スライドドア(2)は妄
りに後戻りするようなことはない。
(69)はトルクアップスイッチで、これは、第4図に
明示するように、ロアレール(3)の前部に設けられ、
スライドドア(2)が、全開位II (Y)側から全閉
位置(X)に達する直前において、スライドドア(2)
のブラケット(26)に当接して回動させられる作動片 (70)により作動させられ、クラッチ(21)におけ
る1次コイル(14)の他に2次コイル(15)にも通
電させ、クラッチ(21)のトルクを増大させるための
ものである。
(42)は、副操作装置(B2)に設けられた上述の閉
扉時緊急逆移動スイッチで、スライドドア(2)が閉止
方向に移動中に、乗降者が挾まれそうになったような場
合等に、このスイッチを押すことにより、それまで逆転
していたモータ())の回転方向を即座に正転方向に反
転し、スライドドア(2)を閉扉途中から全開位置(Y
)まで逆戻りさせることができるようになっている。
また、副操作装置(B2)に設けられたドア側閉扉スイ
ッチ(41)で、スライドドア(2)を閉止方向に移動
中に、主操作装置(Bl)を作動させた場合には、この
作動によりドア側閉扉スイッチ(41)の作動がリセッ
トされ、主操作装置(Bl)が優先して作動する制御回
路となっており、たとえば、後部乗員が誤ってドア側閉
扉スイッチ(41)を押したことに運転者が気付き、主
操作装置(B1)を操作すれば、その誤操作を回避する
ことができる。
(R1)は、モータ(7)を正転させるためのリレー、
(rl)はその接点、(R2)は、モータ(7)を逆転
させるだめのリレー、(R2)はその接点、 (R3)
は、クラッチ(21)における1次コイル(14)に通
電させるためのリレー、(R3)はその接点、及び(R
4)は、クラッチ(21)における2次コイル(15)
に通電させるためのリレー、 (R4)はその接点であ
る。
(71)は、リレー(旧)への通電をリレー(R3)へ
の通電のタイミングより若干遅延させ、モータ(7)の
正転作動よりクラッチ(21)の作動を先行させるため
の開扉時用の遅延回路、(72)は、リレー(R2)へ
の通電をリレー(R3)への通電のタイミングより若干
遅延させ、モータ(7)の逆転作動よりクラッチ(21
)の作動を先行させるための閉扉時用の遅延回路である
次に、この実施例の装置の全体の作用及び取扱いについ
て説明する。
スライドドア(2)が全閉位置(X)に位置し、かつ操
作ハンドル(37)が中立位置となっているとき、全開
ストップスイッチ(60)とトルクアップスイッチ(6
9)とのみが閉じ、開扉スイッチ(38)、閉扉スイッ
チ(39) 、 ドア側閉扉スイッチ(41)、全開ス
トツブスイッチ(64)、閉扉時一時停止スイッチ(6
5)及び閉扉時緊急逆移動スイッチ(42)はいずれも
開いている。
開扉モード切換スイッチ(61)は、オン(ON)、オ
フ(OFF)いずれかに選択的に切換え可能であるが、
ここでは(OFF)となっていることとする。
このとき、いずれのリレー(R1)(R2) (R3)
 (R4)にも通電されず、したがって、モータ(7)
及びクラッチ(21)にも通電されていない。
この状態では、手動操作により、スライドドア(2)を
、自動開閉装置を設けない自動車の場合とほぼ同様に開
閉することができる。
ただ、この装置の場合、スライドドア(2)の開閉動作
に連動して、ワイヤ(22) (23)が正逆回走し、
かつ巻取りドラム(16)が正逆回転するが、他の装置
はクラッチ(21)により連係が断たれているので、ス
ライドドア(2)は円滑に開閉できる。
この状態から、メインスイッチ(59)を入れて、操作
ハンドル(37)を開扉操作位置まで回動させると、ま
ずドアロック解除装置(C)により、ドアロック(43
)とストライカとの結合が解除された後、開扉スイッチ
(38)が閉じる。
すると、リレー(R3)に通電され、接点(r3)が閉
じ、クラッチ(21)の−次コイル(14)に通電され
た後、わずかの遅延時間後に、リレー(R1)に通電さ
れ、接点(rl)が閉じ、モータ(7)が正転させられ
、スライドドア(2)は全閉位置(X)から全開位置(
Y)まで移動する。
スライドドア(2)が全閉位置(X)かられずかに全開
位[(Y)寄りに移動したとき、全開ストップスイッチ
(64)が閉じ、そこからさらに前閉位ff1(Y)寄
りに若干移動したとき、トルクアップスイッチ(69)
が開くが、これらの作動は、いずれもスライドドア(2
)の動作には影響しない。
スライドドア(2)の全閉位IE(X)から全開位置(
Y)までの中間位置において、ブラケット(26)に作
動片(67)が当接し1作動片(67)が第4図におけ
る反時計方向に回動させられるが、これによって閉扉時
一時停止スイッチ(65)が作動させられることはない
スライドドア(2)の全閉位置(X)から全開位置(Y
)までの移動途中において、操作ハンドル(37)を中
立位置に戻し、開扉スイッチ(38)を開くと、開扉モ
ード切換スイッチ(61)がオフ(OFF)となってい
るので、リレー(R1)(R3)への通電が即座に停止
し、スライドドア(2)は移動途中において、その場で
停止する。
その後、再度操作ハンドル(37)を開扉操作位置トシ
、開扉スイッチ(38)を再度閉じると、スライドドア
(2)は、停止前の状態と同一の状態で、全開位置(Y
)に向けて移動する。
開扉モード切換スイッチ(61)をオン(ON)として
おいた場合には、開扉スイッチ(38)を開いても、閉
扉時自己保持回路(62)により自己保持されて、スラ
イドドア(2)は開扉動作を継続する。
スライドドア(2)が全開位置(Y)に達すると、全開
ストップスイッチ(60)が開き、リレー(R1)(R
3)への通電が停止され、モータ(7)は停止し、かつ
クラッチ(21)は離れ、スライドドア(2)はその位
置で停止する。
なお、この実施例においては、全開ストップスイッチ(
61)の作動はパルス信号として送られ、リレー(R1
) (R3)への通電、不通電の状態を切換えるように
作用し、例えばスライドドア(2)が全開位i! (Y
)に達してストッパ(図示略)等に当接し、その反動で
スライドドア(2)が若干後戻りして、全開ストップス
イッチ(60)が再度閉じても、再度リレー(R1)(
R3)に通電していわゆるチャタリング現像等を生じる
ことはないようになっている。
スライドドア(2)が全開位W (Y)に達した後、操
作ハンドル(37)を中立位置に戻すと、制御回路(D
)は休止状態となり、この状態では前述の場合と同様に
、手動操作により、スライドドア(2)を自由に閉じた
り、再度閉いたりすることができる。
スライドドア(2)が全開位! (Y)にある状態で、
操作ハンドル(37)を閉扉操作位置まで回動させ。
閉扉スイッチ(39)を閉じると、リレー(R3)に通
電され、クラッチ(21)の1次コイル(14)に通電
された後、リレー(R2)に通電され、モータ(7)が
逆転させられて、スライドドア(2)は全開位置<X>
に向けて移動しはじめる。
スライドドア(2)が全閣僚1! (Y)から離れると
、全開ストップスイッチ(60)が閉じるが、スライド
ドア(2)の移動には影響しない。
スライドドア(2)が全開位置(Y)から全閉位置(X
)までの中間位置に達すると、ブラケット(26)に当
接した作動片(67)により、閉扉時一時停止スイッチ
(65)が閉じられ、タイマー回路(68)により設定
された一定短時間だけリレー(R2)への通電が停止さ
せられ、スライドドア(2)はその間だけ途中で停止す
る。
この間に、スライドドア(2)の前方に乗降者の人体や
荷物等がある場合には、それらを除いたり、又は閉扉時
緊急逆移動スイッチ(42)を押したりすることができ
る。
上述の一定短時間が経過すると、リレー(R2)に再度
通電され、スライドドア(2)は再度全閉位置(X)に
向けて移動させられる。
なお、スライドドア(2)の全閉位置(X)方向への移
動途中において、操作ハンドル(37)を中立位置まで
戻し、閉扉スイッチ(39)を開くと、リレー(R2)
 (R3)への通電は停止され、スライドドア(2)は
その場で停止し、再度閉扉スイッチ(39)を閉じると
、リレー(R2)(R3)に通電され、スライドドア(
2)は全閉位置(X)に向けて移動を継続する。
また、スライドドア(2)の全閣僚11ffi(X)方
向への移動途中において、閉扉時緊急逆移動スイッチ(
42)を閉じると、リレー(R2)への通電が停止され
、逆にリレー(R1)に通電されて、モータ(7)は正
転し、スライドドア(2)は、閉扉時緊急逆移動スイッ
チ(42)を押した時点から、全開位置(Y)に向けて
移動させられる。
スライドドア(2)が全閣僚1! (X)に向けて移動
している際に、全閉位置(X)の直前の位置に達すると
、ブラケット(26)が作動片(70)に当接し、この
作動片(70)によりトルクアップスイッチ(69)が
閉じられる。
すると、それまで通電されていたリレー(R2)(R3
)の他に、さらにリレー(R4)にも通電され、クラッ
チ(21)の1次コイル(14)と2次コイル(15)
の両方に通電されて1強力なかみ合い力でモータ(7)
の回転力を巻取りドラム(16)に伝達することができ
、スライドドア(2)を、ドアロック(43)とストラ
イカとのかみ合い時の反力や、ウェザ−ストリップによ
る反力等に抗して、全閉位置(X)まで強力に移動させ
ることができる。
スライドドア(2)が全閣僚1t!(X)に達すると、
ブラケット(26)が全開ストップスイッチ(64)に
当接して、これを開き、リレー(R2) (R3) (
R4)への通電が停止され、モータ(7)は停止し、か
つクラッチ(21)は離れ、スライドドア(2)はその
位置で停止する。
この全開ストップスイッチ(64)の作動は、全開スト
ップスイッチ(60)の作動の場合と同様に、パルス信
号としC送られ、入ライドドア(2)の若干の後戻りに
よるチャタリング現象を生じることはない。
スライドドア(2)が全閣僚1i!(X)に達した後、
操作ハンドル(37)を中立位置に戻すと、制御回路(
D)は休止状態となり、この状態では前述の場合と同様
に5手動操作により、スライドドア(2)を自由に開い
たり、再度閉じたりすることができる。
なお1以上のスライドドア(2)の閉扉作動は。
閉扉スイッチ(39)を閉じた場合のものであるが。
ドア側閉扉スイッチ(41)を閉じた場合には、スライ
ドドア(2)の閉扉移動途中において、このドア側閉扉
スイッチ(41)から手を離しても、閉扉時自己保持回
路(63)により自己保持されるので、スライドドア(
2)が移動途中で停止することなく(閉那時一時停止ス
イッチ(65)の作動による一時停止の場合、及び閉扉
時緊急逆移動スイッチ(42)を作動させた場合を除く
)、連続的に全閉位置(X)に向けて移動し続ける。
(発明の効果) 本発明は、上述のような構成を備え、かつ上述のように
作用するので1次のような効果を奏することができる。
例えば、車両を停止させた後、運転者が車内の荷物を運
び出す場合、運転席で主操作装置の開扉スイッチを作動
させることにより、スライドドアを自動的に開いた後、
運転者が一旦車外に出て、開いたスライドドアより再度
車内に入り、荷物を持って、車外に出ながら、又は一旦
車外に出てから、副操作装置のドア側閉扉スイッチを作
動させることにより、スライドドアを自動的に閉じるこ
とができ、場合によっては、荷物を手に持ったままでも
スライドドアを閉じることができる。
したがって、従来のように、車内から荷物を持ち出す場
合に、荷物を一旦地面に置いて、スライドドアを手動で
閉めたり、運転席まで戻って、閉扉スイッチを作動させ
る等の手間を省くことができ、頗る便利である。
また、本発明においては、副操作装置は、スライドドア
の内側の車両の室内側に設けられているので、スライド
ドアの閉止時には、車外からドア側閉扉スイッチや閉扉
時緊急逆移動スイッチ等がいたずらされるおそれはなく
、かつ雨水による漏電のおそれもないという利点がある
さらに1本発明によると、スライドドアの近傍に、閉扉
時緊急逆移動スイッチが設けられているので、スライド
ドアと車両との間に、人体や荷物等が挾まれそうになっ
た場合に、この閉扉時緊急逆移動スイッチをとっさに作
動させることにより、スライドドアを途中から開かせて
、上述のような挾み込みの事故等を未然に防止でき、安
全であるという利点もある。
また、老人や子供などのように力の弱い者には手動によ
る閉扉が困難であったスライドドアが、乗降口近傍の車
体側に設けられたドア側閉扉スイッチを、乗車後あるい
は降車後に操作するだけで簡単に閉扉することができる
ようになり大変便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の装置を備える自動車の要部の概略斜
視図、 第2図は、第1図の■−■線に沿う縦断面図。 第3図は、第2図の■−■線に沿う横断平面図、第4図
は、ロアレールと平行な水平面で切断したワイヤ回走部
分の横断平面図、。 第5図は、第4図のV−V線矢視図。 第6図は、副操作装置の斜視図、 第7図は、制御装置の電気回路の一例を示すロジック回
路図である。 (^)ドア移動装置      (B)操作装置(Bl
)主操作装置!        (82)副操作装置(
C)ドアロック解除装置i!    (D)制御装置(
X)全閣位1!         (Y)全開位置(1
)車体           (2)スライドドア(3
)ロアレール        (4)ロアローラ装置(
7)モータ         (8)JIJ!速装置(
14)1次コイル       (15) 2次コイル
(16)巻取りドラム      (21)クラッチ(
22) (23)ワイヤ       (26)ブラケ
ット(37)操作ハンドル      (38)開扉ス
イッチ(39)閉扉スイッチ      (41)ドア
側閉扉スイッチ(42)閉扉時緊急逆移動スイッチ (43)ドアロック       (45)押動レバー
(48)従動レバー       (50) (52)
ワイヤ(59)メインスイッチ     (60)全開
ストップスイッチ(61)開閉モード切換スイッチ (
64)全群ストップスイッチ(65)閉扉時一時停止ス
イッチ (69)トルクアップスイッチ第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車両内に設けられた操作装置を操作することにより、車
    両に設けられた正逆回転可能なモータを作動させて、ス
    ライドドアを自動的に開閉移動させるようにした車両用
    スライドドアの自動開閉装置において、スライドドアの
    開扉作動のための開扉スイッチと、閉扉作動のための閉
    扉スイッチとを備える主操作装置を、車両内の適所に設
    けるとともに、該主操作装置とは別に、スライドドアの
    閉扉作動のためのドア側閉扉スイッチと、スライドドア
    の閉扉作動の途中において、スライドドアの移動方向を
    、閉じる方向から開く方向に即座に反転させるための閉
    扉時緊急逆移動スイッチとを備える副操作装置を、スラ
    イドドアの内方における車両の室内側であって、かつス
    ライドドアの開扉時に車外からも操作可能な位置に設け
    たことを特徴とする車両用スライドドアの自動開閉装置
JP15410684A 1984-07-26 1984-07-26 車両用スライドドアの自動開閉装置 Granted JPS6136481A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15410684A JPS6136481A (ja) 1984-07-26 1984-07-26 車両用スライドドアの自動開閉装置

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JPS6136481A true JPS6136481A (ja) 1986-02-21
JPH0423716B2 JPH0423716B2 (ja) 1992-04-23

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ID=15577051

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JP15410684A Granted JPS6136481A (ja) 1984-07-26 1984-07-26 車両用スライドドアの自動開閉装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62156020U (ja) * 1986-03-26 1987-10-03
JP2003106045A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Takada Kogyo Kk 車両用可動体の駆動装置
US8032285B2 (en) 2007-11-30 2011-10-04 Shih-Hsiung Li Device with memory function for controlling closure of vehicle and method thereof
US10337216B2 (en) 2014-01-02 2019-07-02 Strattec Power Access Llc Vehicle door
JP2019108740A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 三井金属アクト株式会社 車両用ドア開閉装置およびその取付方法

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