JPS6135946A - ワイパ−ブレ−ドゴム - Google Patents

ワイパ−ブレ−ドゴム

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JPS6135946A
JPS6135946A JP16095384A JP16095384A JPS6135946A JP S6135946 A JPS6135946 A JP S6135946A JP 16095384 A JP16095384 A JP 16095384A JP 16095384 A JP16095384 A JP 16095384A JP S6135946 A JPS6135946 A JP S6135946A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は摺動抵抗が小さく、耐候性特に耐オゾンクラ
ック性に優れたワイパーブレードゴムに関するものであ
る。
(従来の技術) 一般にワイパーブレードゴムは第6図に示すように、一
体内に形成された肉厚の基部1と、該基部1とネック部
2を介して連続する断面略三角形状の揺動部3と、該揺
動部3の先端部に設けられた薄い板状のリップ部4とか
ら成る長尺状体として形成され、ワイパーの拭払子しと
して用いられ、自動車のフロントガラス等のガラス面に
沿って摺動し、その摺動によりガラス面上の水滴を取り
除く働きをする。
ワイパーブレードは天然ゴムあるいは天然ゴムにクロロ
プレンゴム、スチレンブタジェンゴム、ブダジエンゴム
等のジエン系ゴムとのブレンド物により形成されている
ために、柔軟性を有篭るという利点がある半面、摺動抵
抗が大きいという欠点がある。又、ジエン系ゴムにより
形成されているため二重結合が空気中のオゾンにより酸
化されオゾンクラックを生じ、特にネック部2の耐久性
に問題がある。
従来、ワイパーブレードゴムの摺動抵抗をさげるために
、例えば、ワイパーブレードゴムの表面を塩化して表面
を硬くする方法、あるいはワイパーブレードゴムの表面
に二硫化モリブデン粉末等の滑性微粉末を含む表面層を
被覆して形成する方法が知られている。塩素化されたジ
エン系ゴム表面はオゾンクラックを生じ難くなるが、ワ
イパーブレードゴム全体の表面を塩素化した場合には表
面が硬くなりガラス面の凹凸に対する追従性が悪くなる
。従って、塩素化処理を行なう場合でも全体を弱く塩素
化するかネック部2等を除いて塩素化処理することが必
要となり、ジエン系ゴムを使用した場合はオゾンクラッ
クの発生を防止することができない。又、二硫化モリブ
デン粉末等の滑性微粉末を含む表面層はオゾンクラック
の発生防止には役立たない。
(発明が解決しようとする問題点〉 この発明は前記従来のワイパーブレードゴムにおける摺
動抵抗が大きい点、及びオゾンクラックの発生による耐
久性の低下等の問題点を解決するものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するための手段としてこの発明にお
いは、少なくともガラス面に沿って摺動する部位を塩素
化処理されたジエン系ゴムで形成し、母材をパーオキサ
イドで加硫されたEPDMを主体としたゴムで形成する
という構成を採用した。
本発明のワイパーブレードゴムはEPDMを主体しとた
ゴム素材と、ジエン系ゴム素材とを未加硫状態で共押出
成形(多色押出成形)して断面一定の長い成形素材を作
り、次に該成形素材を加硫した後、塩素化処理を行うこ
とによりジエン系ゴムの表面に塩素化処理層を形成する
押出成形そのものは、通常のゴムの多色押出成形方法を
そのまま採用することができる。しかし、ワイパーブレ
ードゴムのリップ部の厚さは0.5〜1.011111
1と極めて薄いため、高い押出成形技術を必要とする。
本願発明者の属する技術分野では、厚さ0.1mm程度
の多色ゴム押出を安定して行うことができる。又、EP
DMを主体としたゴム素材とジエン系ゴム素材とは未加
硫状態で共押出成形された後、同時に加硫されるため一
体性が高く、両者が分離するおそれはない。
ジエン系ゴムの塩素化方法としては次亜塩素酸ナトリウ
ムの約3%水溶液中に10分間浸漬する次亜塩素酸処理
、トリクロロイソシアヌル酸0゜4%水溶液に室温で数
10分浸漬する方法、特開昭56−63432号公報(
昭和56年5月30日公開)に記載されているように芳
香族炭化水素類、エーテル類、ケトン類、塩素化炭化水
素類等の溶剤にトリクロロイソシアヌル酸を0.5〜3
%溶解した溶液に2〜3分浸漬する方法等がある。
(作用) 本発明のワイパーブレードゴムは母材、すなわちワイパ
ーブレードのヨークに保持される鋼片が取り付けられる
基部及び該基部と薄肉のネック部を介して連続している
揺動部がE ′P D Mを主体としたゴムで形成され
ているため、柔軟性が高くガラス面の微少な凹凸に対し
ても充分追従でき、しかもオゾンによる酸化を受は難く
オゾンクラックが防止されて耐久性が向上する。EPD
Mを主体としたゴムとはEPDM単独あるいはEPDM
に対して天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジェ
ンゴム等の]Im混合したものである。
EPDMを主体としたゴムは柔軟性が高く、耐オゾン性
にも優れているが、ガラス面に対す゛る摩擦抵抗が大き
い。EPDMは塩素化処理ができないため、塩素化処理
により表面を硬くしてガラス面に対する摩擦抵抗を下げ
るということはできない。本発明のワイパーブレードゴ
ムはEPDMの前記欠点を補うため、ガラス面に沿って
摺動する部位すなわちリップ部の先端両側が塩素化処理
されたジエン系ゴムで形成されているので表面が硬く、
ガラス面に対する摩擦抵抗が小さくなる。
(実施例1) 以下この発明を具体化した第1の実施例を第1〜3図に
従って説明する。ワイパーブレードゴムは断面略多角形
状の基部1と、ネック部2と、断面略三角形状の揺動部
3と、該揺動部3の先端に設けられたリップ部4とで構
成されている。ワイパーブレードゴムの母材、すなわち
基部1の大部分、ネック部2、揺動部3及びリップ部4
の一部分はEPDMゴムAで形成されている。基部1の
うちワイパーブレードの金具と接触する接触部1a、1
bはその外面に塩素化処理層Cが形成されたジエン系ゴ
ムBで形成されている。又、リップ部4の先端両側も外
面に塩素化処理lICが形成されたジエン系ゴムBで形
成されている。ちなみにこのワイパーブレードゴムの高
さは約11.511゜幅は約7+am、リップ部4の厚
さは約0.751L高さは約1.9+++aである。
次に前記のワイパーブレードゴムの製造方法を説明する
。JSREP35 (EPDM、日本合成ゴム(株)製
)100重量部(以下、部は重量部を意味する)、HA
Fカーボンブラック50部、酸化亜鉛5部、ステアリン
酸カルシウム1部、CML’31(1!化カルシウム、
近江化学製)5部、ジクミルパーオキサイド/ S i
 Ot= 40 / 6010部をバンバリーミキサ−
を用いて充分に混合し、EPDMゴム素材を調整した。
5BR1502(日本合成ゴム(株)製)100部、l
5AF力−ボンブラツク50部、ナフテン系プロセスオ
イル10部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸カルシウム1
部、CML31 (酸化カルシウム、近江化学製)5部
、ジクミルパーオキサイド/S!0z=40/60 7
部をバンバリーミキサ−を用いて充分に混合しジエン系
ゴム素材を調整した。次に前記2種類のゴム素材を押出
機を用いて共押出成形し、第2図に示す断面形状の押出
成形素材を得た。この押出成形素材は2個のワイパーブ
レードゴムをリップ部4の先端で結合した形状のもので
、ジエン系ゴムBを中央・両側及び基部1のワイパーブ
レードの金具との接触部1a、1bに配置したものとな
っている。
次にこの押出成形素材を加熱して各ゴム素材内に混合さ
れたジクミルパーオキサイドにより加硫を行った。その
後、加硫された押出成形素材をトリクロロイソシアヌル
酸の0,4%水溶液中に室温で40分間浸漬して塩素化
し、ジエン系ゴムBの表面に塩素化処理層C(第1図に
図示)を形成した。そして最後に鋭い刃物で押出成形素
材の中央に沿って切断し、第1図にその断面を示すワイ
パーブレードゴムを製造した。
この実施例のワイパーブレードゴムはリップ部4の先端
両側部に塩素化処理層Cを有するジエン系ゴムBが設け
られ、リップ部4の先端中央部に摩擦係数の大きなEP
DMゴムAが表出している。
このためにワイパーブレードゴムがワイパーに組込まれ
てガラス面上を往復動する際、その摺動方向が変化する
点で、ワイパーブレードゴムのリップ部4先端とガラス
面とが接触し、この時に摩擦係数の大きいリップ部4の
先端中央部がガラス面と接触して高い摩擦抵抗が得られ
る。従ってワイパーが反転する時に、一時的にリップ部
4の先端面がガラス面に固定された状態となり、ワイパ
ーバブレードゴムの基部1がワイパーに付勢されて逆方
向に反転する。そして、反転した状態で基部1が揺動部
3を引張り、さらに揺動部先端のリップ部4が追従する
ようになる。従って、リップ部4はその進行方向前側側
面と先端面との角部がガラス面と常に摺接して水滴を排
除するため、確実にガラス面上より水滴を除去するとと
もに、片側のみが速く摩耗するという不都合はない。又
、この実施例のワイパーブレードゴムはガラス摺動部位
となるリップ部4の先端両側に1sAFカーボンブラツ
クを混合したSBRという比較的硬いジエン系ゴムBを
設けその表面が塩素化されているため、塩素化処理層C
の耐摩耗性が向上する。
なお、塩素化処理は加硫後の押出成形素材を2個に切り
離した後に行ってもよい。切り離した後に塩素化処理を
行った場合には第3図に示すように、リップ部4の側面
だけでなく先端面部分のジエン系ゴムBの表面にも塩素
化処理層Cが形成されるため、耐久性が向上する。なぜ
ならば、ワイパーブレードゴムがワイパーに組込まれて
ガラス面上を往復運動する場合、ガラス面に対して摺接
するのはリップ部4の中でもその先端面と側面との角部
であるため、側面だけでなく先端面部分にも塩素化処理
層Cが形成されていれば、塩素化処理層Cの厚さが薄く
てもガラス面に対して確実に塩素化処理層Cの表面が摺
接するからである。さらに、この実施例のワイパーブレ
ードゴムは基部1のうちワイパーブレードの金具と接触
する接触部1a、1bが、塩素化処理mcが形成された
ジエン系ゴムBで形成されているため、ワイパーへの組
込みがスムーズに行えるとともに追従性が良くなる。
(実施例2) 次にこの発明の第2実施例を第4,5図に従って説明す
る。この実施例のワイパーブレードゴムは、リップ部4
の先端部全体がジエン系ゴムBで形成されるとともにそ
の両側部に塩素化処理MCが形成されている点と、EP
DMゴムAに代えてEPDMを主体としたゴム(EPD
Mと天然ゴムとの混合物)AIを使用した点とが前記実
施例と異なっている。
このワイパーブレードゴムは、実施例1で用いたジエン
系ゴム素材と、JSREP35 (EPDM1日本合成
ゴム(株)製)70部、天然ゴム30部、)−IAFカ
ーボンブラック50部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸カ
ルシウム1部、CML31(酸化カルシウム、避圧化学
製)5部、ジクミルパーオキサイド/Si (h=40
/60 10部をバンバリーミキサ−を用いて混合して
得たEPDMを主体としたゴム素材とを押出記を用いて
第5図に示す断面形状の押出成彩素材を得、次に第1実
施例と同様に加硫、塩素化処理を行い、最後に鋭い刃物
でその中央部を切断することにより製造した。
この実施例ではワイパーブレードゴムの母材としてEP
DMと天然ゴムとの混合ゴムを使用したが、EPDM単
独の場合と同様ネック部2等におけるオゾンクラックの
発生が防止され、従来品に比較して耐久性が向上した。
なお、この発明は前記両実施例に限定されるものではな
く、例えば、EPDMに対する天然ゴムの混合比率を変
えたり、天然ゴム以外のイソプレンゴム、スチレンブタ
ジェンゴム、クロロプレンゴム等を混合したり、ジエン
系ゴムとしてスチレンブタジェンゴムに代えて天然ゴム
、イソプレンゴム、ブタジェンゴム、クロロプレンゴム
等を使用したり、ジエン系ゴムBの塩素化方法として次
亜塩素酸処理法や、トリクロロイソシアヌル酸を有機溶
剤に溶解した溶液に浸漬する方法を採用したり、ワイパ
ーブレードゴムを1個ずつ押出成形したり、リップ部4
の先端部両側のみを表面が塩素化処理されたジエン系ゴ
ムで形成するなどこの発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて各部の形状、構成等を任意に変更することも可能で
ある。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によればワイパーブレー
ドゴムの母材がEPDMを主体としたゴムで形成されて
いるため、ワイパーブレードゴムに必要とされる柔軟性
を備えるとともに耐オゾン性に優れオゾンクランクの発
生を防止し耐久性を向上することができる。又、ガラス
面に摺接するリップ部の先端両側部に外面に塩素化処理
層が形成されたジエン系ゴムが設けられているため、ガ
ラス面に対する摺動抵抗が小さいという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例のワイパーブレードゴムの断面図
、M2図は第1図のワイパーブレードゴムを製造するた
めに成形された押出成形素材の断面図、第3図はリップ
部のコーナ一部まで塩素化処理された場合の要部断面図
、第4図は第2の実施例のワイパーブレードゴムの断面
図、第5図は第4図のワイパーブレードゴムを製造する
ために成型された押出成形素材の断面図、第6図は従来
のワイパーブレードゴムの断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、少なくともガラス面に沿って摺動する部位を塩素化
    処理されたジエン系ゴムで形成し、母材をパーオキサイ
    ドで加硫されたEPDMを主体としたゴムで形成したこ
    とを特徴とするワイパーブレードゴム。
JP16095384A 1984-07-30 1984-07-30 ワイパ−ブレ−ドゴム Granted JPS6135946A (ja)

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