JPH11321573A - 交通機関用ワイパーブレード - Google Patents

交通機関用ワイパーブレード

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JPH11321573A
JPH11321573A JP10135470A JP13547098A JPH11321573A JP H11321573 A JPH11321573 A JP H11321573A JP 10135470 A JP10135470 A JP 10135470A JP 13547098 A JP13547098 A JP 13547098A JP H11321573 A JPH11321573 A JP H11321573A
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JP
Japan
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wiper blade
window
face
water
rubber composition
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JP10135470A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Hiruma
信幸 昼間
Yoshinari Shizukuda
能成 雫田
Takao Shimizu
隆男 清水
Tsutomu Nagasawa
務 長沢
Masahide Takahashi
昌秀 高橋
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通機関等のウインドウ面上に形成された撥
水被膜を長期間保持し円滑に動作可能なワイパーブレー
ドを提供することを目的とする。 【解決手段】 ワイパーブレードの少なくともウインド
ウ面に接触する先端部分が、摺動性の高い平均粒径1〜
5μmの充填材を体積充填率で10〜30%含有させた
シリコーン系ゴム組成物を成形してなる交通機関用ワイ
パーブレード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車、船舶、
飛行機、電車等の交通機関用ワイパーブレードに関し、
より詳しくは、特に撥水被膜を形成されたフロントウイ
ンドやリアウインド表面に付着した雨水、泥水、雪、み
ぞれ、ほこり等を払拭して取り除き、良好な運転視界を
確保する為に必要不可欠な重要保安部品である交通機関
用ワイパーブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、交通機関の特に自動車(以
下、代表として自動車について説明する)のフロントウ
インドやリアウインドに設置されているワイパーは、ウ
インドウ面、特にはガラス面(以下代表的態様であるガ
ラスをもって説明する)に付着した水滴やほこり等を払
拭するワイパーブレードとこれを支持するワイパーアー
ムとから構成されている。ワイパーブレードには主とし
て天然ゴムが使用されており、その他、クロロプレンゴ
ム、スチレンーブタジエンゴム、EPDM、或いはこれ
らのゴムを適宜ブレンドしたもの(以下これらを含めて
汎用ゴムと称する)が使用されている。
【0003】最近、自動車のフロントウインドガラスや
リアウインドガラス等を撥水処理剤で処理することでウ
インドガラス面上に撥水被膜を形成して雨滴の接触角を
90°以上にし、自動車が停止しているときは雨滴がウ
インドガラス面上から滑り落ち易く、また自動車が走行
しているときは雨滴がウインドガラス面上に沿って生じ
る風力により飛散しやすくなることでワイパーをあまり
作動させずに視界確保をはかる方法が提案され、一般の
運転者に支持されるようになってきた。しかし、ガラス
面上の付着物等を払拭して取り除く必要上からもワイパ
ーを全く作動させる必要がない訳ではなかった。
【0004】ところが、従来の天然ゴム等の汎用ゴムか
らなるワイパーブレードは、上述の撥水処理したウイン
ドガラス上で使用し作動させると、ウインドガラス面上
に形成された撥水被膜を次第に削り取ってしまうため、
撥水被膜の持ちが悪く、このため撥水効果が長続きせ
ず、運転者は頻繁に撥水処理剤をガラス表面に塗る必要
が生じる。また、撥水被膜がとれかかった状態ではワイ
パーがびびったりして、円滑に動作しなくなるという問
題を抱えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現状
に鑑みて、特にガラス表面にシラン化合物又はシリコー
ンオイル等で撥水処理された自動車等のフロントガラ
ス、リアウインドガラス等に使用しても撥水被膜を削り
取るようなことがなく撥水効果を長期間維持可能な交通
機関用ワイパーブレードを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために種々の検討を重ねた結果、充填材含有
のシリコーン系ゴム組成物で形成させたワイパーブレー
ドは汎用ゴム等の従来の素材からなるワイパーブレード
に比べて撥水被膜を削り取る作用が著しく少なく、撥水
効果が長期間維持可能なことを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち、本発明は、ワイパーブレードの
少なくともウインドウ面との接触面を有する先端部分
が、平均粒径1〜5μmの充填材を体積充填率で10〜
30%含有させてなるシリコーン系ゴム組成物を成形し
てなることを特徴とする交通機関用ワイパーブレードに
関するものである。
【0008】上記本発明において、ウインドウ面と接触
する先端面から少なくとも0.5mm以上の垂直方向長
さの先端部分が上記シリコーン系ゴム組成物で形成さ
れ、残りは同質ゴム又は汎用ゴムで形成されていること
が望ましい。また上記本発明のワイパーブレードは、特
にシラン化合物又はシリコーンオイル等で撥水処理され
たフロントウインドガラスやリアウインドガラス用とし
て好ましいものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明のワイパーブレードの一例を示す
概略断面図である。図1において、1はワイパーブレー
ド、2はネック部、3は先端部(図1の例ではリップ部
を含めた斜線部に相当)であり、通常はこれを支持する
ワイパーアーム(図示せず)と組み合わせてワイパーが
構成される。本発明ではワイパーブレード1のリップ部
(先端垂直部)側の先端の少なくともウインドウ面4と
の接触面3aを有する先端部分3が、平均粒径1〜5μ
mの充填材を体積充填率で10〜30%含有させたシリ
コーン系ゴム組成物で形成されている。
【0010】ここで先端部分3としては、少なくともガ
ラス面と接触している先端面3aから垂直方向に少なく
とも0.5mm以上の規定された垂直方向の高さの先端
部分3がシリコーン系ゴム組成物で形成され、その規定
された先端部分3以外は、該規定部分と同質ゴム(充填
材を含む場合又は含まない場合のいずれであってもよ
い)、又はシリコーンゴムや、天然ゴム、クロロプレン
ゴム、EPDM等の汎用ゴムを使用した複数の多色構造
とすることも可能である。
【0011】本発明のウインドウ面4としては、各種の
通常のガラス又は合わせガラス、ハードコート処理され
たガラス等のいずれで形成されていてもよい。またこの
場合のガラスの種類としては、石英ガラス、ホウ珪酸ガ
ラス、アルミノ珪酸塩ガラス、無珪酸ガラス等の無機系
ガラス、或いは物理強化ガラス、化学強化ガラス、積層
強化ガラス等の有機系ガラス等が挙げられる。特に好ま
しくは、無機系ガラスである。
【0012】本発明で、少なくともウインドウ面4との
接触面を有する先端部分3に用いられるシリコーン系ゴ
ム組成物とは、シリコーン系生ゴムに適宜補強性微粉末
シリカを加えたシリコーン系ゴムコンパウンドに摺動性
を確保するための充填材を均一に配合し、縮合又は付加
反応により硬化したものである。ここで使用するシリコ
ーン系生ゴムとしては、ジメチルシリコーン生ゴム、メ
チルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニルビニルシ
リコーン生ゴム、フロロシリコーン生ゴムなどが例示さ
れる。これらは必要特性を満足できる範囲内であれば、
一種だけの単体だけではなく、二種以上を混ぜ合わせて
用いてもよい。
【0013】なおシリコーン系生ゴムの強度を向上させ
るために補強性微粉末シリカを配合することが好ましい
が、この場合の補強性微粉末シリカとしては、平均粒径
0.005〜0.03μmからなり、その配合量として
はシリコーン系生ゴムに約10〜25%配合させること
が望ましい。
【0014】本発明においては、特にシリコーン系ゴム
製ワイパーブレートとしてのガラス面上での摺動性を確
保するために平均粒径1〜5μmの充填材を配合するこ
とに特徴を有する。かかる摺動性を確保するのに好まし
い充填材としては、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等の
アルカリ土類金属炭酸塩、珪酸カルシウム、珪酸マグネ
シウム等のアルカリ土類金属珪酸塩、酸化鉄、シリカ、
アルミナ、酸化銅、酸化コバルト、酸化ニッケル等の金
属酸化物、その他炭酸コバルト、炭酸ニッケル、塩基性
炭酸銅、水酸化アルミニウム、珪藻土等が挙げられる。
本発明ではこれらの一種または二種以上を併用しても良
い。
【0015】これらの摺動性を付与するための充填材
は、補強性微粉末シリカを配合してなるシリコーン系ゴ
ム組成物中において、体積充填率で10〜30%より好
ましくは14〜25%配合されていることが必要であ
る。この充填材の配合量が体積充填率で10%より少な
いとワイパーブレードとしてのガラス面上での摺動性を
満足させることができず、また30%よりも多いとガラ
ス面上での摺動性は満足するが、ガラス面上に付着する
異物等に対して傷つきやすくなり、払拭性能が悪くなる
ので好ましくない。
【0016】なお、上記シリコーン系ゴム組成物には、
圧縮永久歪み向上剤や顔料等の種々の添加剤を加えるこ
とは任意である。また上記充填材のシリコーン系ゴム組
成物への添加方法としては、好ましくはシリコーン系ゴ
ムコンパウンドを硬化させる前段階で、加圧式ニーダ
ー、二本ロール、押出機、バンバリーミキサーなどを用
いて混練するのがよい。なおシリコーン系ゴムコンパウ
ンドを硬化させるには、縮合又は付加反応による硬化の
いずれでも良い。縮合により硬化させる場合の加硫剤と
しては、一般に、有機過酸化物が用いられ、例えばジク
ミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、2,
5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパーオキシ)−ヘ
キサン等が挙げられる。
【0017】次に上記シリコーン系ゴム組成物を使用し
て本発明のワイパーブレードを成形する方法としては、
プレス成形、押出成形、射出成形等の方法から適宜選択
すればよい。また、先端部とその他の複数の構成材料か
ら成る場合は、複合プレス成形、多層押出し成形、複合
射出成形等の方法を用いることができる。成形条件は、
プレス成形、射出成形では、成形性及び生産性の点から
150〜190℃、より好ましくは、160〜180℃
の範囲に設定すればよい。押出成形の場合は、加硫槽内
での滞留時間との兼ね合いもあるが、一般的には加硫槽
内温度を200〜400℃の範囲に設定すればよい。ま
た有機過酸化物を用いた縮合反応による加硫の場合、強
制排気式のオーブンで190〜220℃の範囲で、15
〜120分の二次加硫を行うと、成形品中の未反応物が
除去されて機械的強度等の物性が向上するので好まし
い。
【0018】成形品の取り方は単品(一個)取り、複数
の共取り等、様々な形態で成形することが可能である
が、払拭性の点からウインドガラス面に接触するリップ
部側を一体に合わせた2個の共取りとして成形し、後か
ら鋭利な刃物でリップ部側中央部を切断する方法をとる
ことが好ましい。この共取り成形品を切断する方法に
は、成形品の片側から刃物を当てて切断する方法、成形
品の切断面の上下から刃物を当てて切断する方法、引き
切り、押し切り、回転刃による切断等を用いることがで
きる。このうち、前述したようにウインドガラス面に接
触するリップ部をシャープで直線的なエッジとすること
が重要であるため、刃物の形状にはこだわらないが、成
形品の切断面の上下から刃物を当てて切断することが好
ましい。
【0019】次に、ガラス面上に撥水被膜を形成させる
ための処理剤としては、シラン化合物か又はシリコーン
オイルが好ましい。ここでシラン化合物としては、パー
フロロアルキル官能シラン、例えばCF3CH2CH2
i(0CH33、CF3(CF23CH2CH2Si(0
CH33、CF3(CF27CH2CH2Si(0CH3
3、CF3(CF27CH2CH2Si(CH3)(0C
32等が挙げられ、これらのうちでは、特にCF
3(CF27CH2CH2Si(0CH33が好ましい。
またシリコーンオイルとしては、例えばジメチルシリコ
ーンオイルやメチルハイドロジェンシリコーンオイル等
が挙げられ、好ましくはメチルハイドロジェンシリコー
ンオイルである。
【0020】以上のように本発明においては、ワイパー
ブレードにおいて、ガラス面と接触している先端面か
ら、特に垂直方向に少なくとも0.5mm以上を含めた
リップ部側の先端部分が補強性微粉末シリカを含有し、
且つ、平均粒径が1〜5μmの充填材を10〜30%、
好ましくは14〜25%含有したシリコーン系ゴム組成
物で形成されていることにより、特にシラン化合物又は
シリコーンオイルでガラス表面を処理した撥水ガラス面
上の撥水被膜を、従来の素材からなるワイパーブレード
に比べて削り取っていく作用が著しく少ない。このた
め、撥水被膜が長期間維持されることで良好な運転視界
を確保し、また従来のように頻繁に撥水処理剤をガラス
表面に塗り変える必要性もなくなる。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例、比較例を以下に挙げる
が、本発明はこれらに限られるものではない。
【0022】実施例1 KE1541u(シリコーンゴムコンパウンドの商品
名:信越化学工業(株)製;真比重1.15,平均粒径
12mμの補強性微粉末シリカ含有品)に平均粒径が4
μm、真比重2.2の珪藻土を体積充填率15%となる
量を添加し、加圧ニーダーで均一になるまで混練を行っ
た。この混練物100重量部に対し、加硫剤C−8[商
品名:信越化学工業(株)製の有機過酸化物;2,5−
ジメチル−2,5ビス(2−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン]を2重量部添加して二本ロールで十分混練し、適当
な厚み、長さに分出しした。この材料を用いたワイパー
ブレードとして、2本のワイパーブレードをウインドガ
ラス面に接触するリップ部側を合わせた共取りの状態で
成形し、この成形品を強制排気式のオーブン中で二次加
硫を行った。その後、成形品を切断し2本のワイパーブ
レード(この例では全体が同一材料のシリコーンゴム組
成物で形成されている)を得た。
【0023】試験は、JIS D5710の払拭性能及
び払拭耐久性能を評価する時に用いる試験装置に準拠し
たものを使用し、この試験装置のガラス面を撥水処理剤
のスーパーレインXPLUS(UNERKO CORP社製
商品名;シラン化合物)で処理し、1日放置した。その
後、ワイパーブレードを取り付け、500ml/min
の水をガラス面にほぼ均一に噴霧し、40回/minの
スピードで長時間動作させた。動作回数毎にその時の撥
水被膜の状態を下記評価基準で観察した結果を表1に示
した。 *撥水被膜の耐久試験と総合性能の評価基準 ○:被膜の剥がれなし/総合性能良い △:被膜の剥がれがワイパー動作面積中の20%以下 ×:被膜の剥がれがワイパー動作面積中の20%より大
/総合性能悪い
【0024】実施例2 2本のワイパーブレードをウインドガラス面に接触する
リップ部側を合わせた共取りで成形する金型上のリップ
部分に実施例1の材料を、他の部分にKE571u(シ
リコーンゴムコンパウンドの商品名:信越化学工業
(株)製;真比重1.2,平均粒径0.012μmの補
強性微粉末シリカ含有品)に実施例1の加硫剤C−8を
添加して適当な厚み、長さに分出しした材料を使用して
二色プレス成形を行って、ワイパーブレード成形品を得
た。この成形品を実施例1と同様に二次化硫、切断を行
い、2本のワイパーブレードを得た。試験は実施例1と
同様に行った。その時の撥水被膜の状態を前記評価基準
で観察した結果を表1に示した。
【0025】実施例3 FE281u(シリコーンゴムコンパウンドの商品名:
信越化学工業(株)製;真比重1.15,平均粒径0.
012μmの補強性微粉末シリカ含有品)に平均粒径が
2.6μm、真比重2.65のアモルファスシリカを体
積充填率23%となる量を添加し、加圧ニーダーで均一
になるまで混練を行った。この混練物100重量部に対
し、実施例1の加硫剤C−8を2重量部添加して二本ロ
ールで十分混練し、適当な厚み、長さに分出しした。こ
の材料を用いたワイパーブレードとして、2本のワイパ
ーブレードをウインドガラス面に接触するリップ部側を
合わせた共取りの状態で成形し、この成形品を強制排気
式のオーブン中で二次加硫を行った。その後、成形品を
切断し2本のワイパーブレード(この例では全体が同一
材料のシリコーンゴム組成物で形成されている)を得
た。試験は、実施例1と同様に行った。その時の撥水被
膜の状態を前記評価基準で観察した結果を表1に示し
た。
【0026】比較例1 天然ゴム製の市販ワイパーブレード(日本ワイパーブレ
ード(株)製)で実施例1と同様の試験を行った。その
時の撥水被膜の状態を前記評価基準で観察した結果を表
1に示した。
【0027】比較例2 実施例1において真比重2.2の珪藻土を体積充填率8
%となる量を添加する以外はすべて実施例1と同様に成
形し、同様の試験を行った。その時の撥水被膜の状態を
前記評価基準で観察した結果を表1に示した。
【0028】比較例3 実施例1において真比重2.2の珪藻土を体積充填率3
3%となる量を添加する以外はすべて実施例1と同様に
成形し、同様の試験を行った。その時の撥水被膜の状態
を前記評価基準で観察した結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
ワイパーブレードによれば、自動車等の交通機関用ウイ
ンドウなどのガラス面上に形成された撥水被膜上を長期
間円滑に動作可能であり、これによってガラス面上に形
成された撥水被膜の寿命が大幅に延び、動作、運転視界
についても良好な優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すワイパーブレードの断面概
略図である。
【符号の説明】
1 ワイパーブレード 2 ネック部 3a ウインドウ面との接触面 3 先端部分 4 ウインドウ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沢 務 埼玉県大宮市吉野町1丁目406番地1 信 越ポリマー株式会社東京工場内 (72)発明者 高橋 昌秀 埼玉県大宮市吉野町1丁目406番地1 信 越ポリマー株式会社東京工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパーブレードの少なくともウインド
    ウ面との接触面を有する先端部分が、平均粒径1〜5μ
    mの充填材を体積充填率で10〜30%含有させてなる
    シリコーン系ゴム組成物を成形してなることを特徴とす
    る交通機関用ワイパーブレード。
  2. 【請求項2】 ウインドウ面と接触する先端面から少な
    くとも0.5mm以上の垂直方向長さの先端部分が上記
    シリコーン系ゴム組成物で形成され、残りは同質ゴム又
    は汎用ゴムで形成されている請求項1記載の交通機関用
    ワイパーブレード。
  3. 【請求項3】 シラン化合物又はシリコーンオイル等で
    撥水処理されたフロントウインドガラスやリアウインド
    ガラス用に使用される請求項1又は請求項2に記載の交
    通機関用ワイパーブレード。
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