JPH11139259A - シリコーン系ゴム製ワイパーブレード - Google Patents

シリコーン系ゴム製ワイパーブレード

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JPH11139259A
JPH11139259A JP9302423A JP30242397A JPH11139259A JP H11139259 A JPH11139259 A JP H11139259A JP 9302423 A JP9302423 A JP 9302423A JP 30242397 A JP30242397 A JP 30242397A JP H11139259 A JPH11139259 A JP H11139259A
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JP
Japan
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silicone rubber
wiper blade
glass surface
silicone
weight
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JP9302423A
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Masahide Takahashi
昌秀 高橋
Yoshinari Shizukuda
能成 雫田
Takao Shimizu
隆男 清水
Nobuyuki Hiruma
信幸 昼間
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ガラス面上におけるシロキサン皮膜の形成を
防止し、ガラス面に付着した汚れ等を除去するシリコー
ン系ゴム製ワイパーブレードを提供する。 【解決手段】 ガラス面と接触する端縁部分の少なくと
も0.5mm以上の範囲が、シリコーン系生ゴム及び充
填剤からなるシリコーン系ゴム組成物100重量部に対
して、界面活性剤を0.5〜20重量部配合した混合物
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロント
ガラスやリアウインドーガラスの表面に付着した雨水、
泥水、雪、みぞれ、ほこり等を払拭して取り除き、良好
な運転視界を確保するために必要不可欠な重要保安部品
であるワイパーに使用されるシリコーン系ゴム製ワイパ
ーブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラスやリアウインド
ーガラスに設置されているワイパーは、ガラス表面に付
着した水滴やほこり等を払拭するワイパーブレード(図
1参照)とこれを支持するワイパーアーム(図示せず)
とから構成されている。ワイパーブレードには、主とし
て天然ゴムが使用されており、その他、クロロプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、EPDM、あるいはこれ
らのゴムを適宜ブレンドしたものが使用されている。ま
た、これらのゴムからなるワイパーブレードは、ガラス
面上を円滑に作動させるために塩素化処理という、環境
に悪影響を及ぼす化学処理が必要となり、しかも、耐候
性がよくないことから、近年では、こうした欠点のない
シリコーン系ゴム製ワイパーブレードも使用され始めて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシリコーン系ゴ
ム製ワイパーブレードは、ガラス面上を往復作動するに
つれて、ガラス面上にシロキサン成分が移行していき、
次第にシロキサン皮膜が形成されていく。このシロキサ
ン成分は、近年、市販されているガラスの撥水処理剤の
成分と類似しているため、シロキサン皮膜の形成によっ
て撥水効果が生ずると予想される。しかし、実際は、シ
ロキサン皮膜が形成されたガラス面上における水の接触
角は60°〜70°であり、市販の撥水処理剤で処理し
た場合の水の接触角95°〜115°には及ばなかっ
た。すなわち、シロキサン皮膜が形成されたガラス面
は、中途半端な撥水状態であった。また、自動車のガラ
ス面は複雑な曲面を形成しているため、ガラス面とワイ
パーブレードとの接触状態は均一とはならず、その結
果、ガラス面上にシロキサン皮膜が均一に形成されなか
った。こうした理由から、従来のシリコーン系ゴム製ワ
イパーブレードでは、運転視界が悪くなり、特に夜間走
行時には、ネオンや対向車のフロントライトといった前
方からの逆光線が原因となってギラツキが生じるため大
変危険であった。その他、従来のシリコーン系ゴム製ワ
イパーブレードは、ガラス面上に付着した水滴や汚れを
単に払拭、除去するにとどまり、それらのガラス面への
付着を防止する効果はなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、十分な撥
水性能がなく視認性低下の原因となるシロキサン皮膜の
形成を防止し、ワイパーブレードを作動させるだけでガ
ラス面上に付着した水滴や汚れを除去するためには、ワ
イパーブレードの原料となるシリコーン系ゴムの中に界
面活性剤を配合すればよいことに着眼し、その種類及び
配合量について種々の検討を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、シリコーン系ゴム
製ワイパーブレードにおいて、ガラス面と接触する端縁
部分の少なくとも0.5mm以上の範囲が、シリコーン
系生ゴム及び充填剤からなるシリコーン系ゴム組成物1
00重量部に対して、界面活性剤を0.5〜20重量部
配合した混合物からなることを特徴とするシリコーン系
ゴム製ワイパーブレードである。
【0005】上記界面活性剤は、後述する理由により、
シリコーン系もしくはフッ素系界面活性剤であるのが好
ましい。
【0006】また、上記シリコーン系ゴム製ワイパーブ
レードの中でも、水の接触角が30°以下となるガラス
面を有するJIS D 5710に記載される払拭試験
用試験機の該ガラス面の全面に対し、500ml/分の
水を均一に散水した状態で、ワイパーブレードを35〜
70回/分(ワイパーブレードが最初にあった位置から
移動して元の位置に戻るまでを1回と数える。)の速さ
で、5〜20万回作動させた後、散水を止めた時、ワイ
パーブレードによる該ガラス面上の全払拭面積に対し、
水の接触角が50°以上となっている面積の割合が、2
0%以下となるものが、後述する理由により好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のシリコーン系ゴム製ワイ
パーブレードは、ガラス面と接触する端縁部分Aの先端
1(図1参照)から、少なくとも0.5mmまでの範囲
の部分は、シリコーン系ゴム組成物に界面活性剤を配合
した混合物により構成される。なお、図1中2はネック
部である。端縁部分の先端1から少なくとも0.5mm
までの範囲の部分としたのは、これよりも少ない範囲の
部分だけでは、成形が困難かつ効果の持続性が得られな
いからである。
【0008】シリコーン系ゴム組成物は、シリコーン系
生ゴム及び充填剤からなる。本発明に用いられるシリコ
ーン生ゴムとしては、ジメチルシリコーン生ゴム、メチ
ルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニルビニルシリ
コーン生ゴム、フロロシリコーン生ゴムが例示される。
これらは必要特性を満足できる範囲内であれば、単体で
はなく、混ぜ合わせてもよい。また、シリコーン系生ゴ
ムが主成分である限り、天然ゴム、クロロプレンゴム、
EPDM等のゴムをブレンドしたものであってもよい
が、ゴム成分中のシリコーン系生ゴムが50%以上、好
ましくは80%以上とするのがよい。充填剤としては、
シリカ微粉末が一般的であり、必要に応じて、石英粉、
珪藻土を併用してもよい。併用することによってワイパ
ーブレードのすべり性を向上することができる。この充
填剤は、シリコーン生ゴム100重量部に対し、30〜
200重量部を添加する。30重量部未満であると滑り
性能が得られず、200重量部を超えるとシリコーン系
ゴム組成物の物性が低下し、ワイパーブレードとして必
要な払拭性能が得られない。なお、上記シリコーン系ゴ
ム組成物に、圧縮永久ひずみ向上剤や顔料等の種々の添
加剤を加えることは任意である。
【0009】さらには、端縁部分Aのみをシリコーン系
ゴム組成物からなるものとし、残余の部分(ワイパーア
ーム側)を非シリコーン系ゴム組成物としたものであっ
てもよいが、耐久性の観点からは全体がシリコーン系ゴ
ム組成物からなるものとするのがよい。上記シリコーン
系ゴム組成物を硬化させるには、縮合または付加反応に
よる硬化のいずれでもよい。縮合により硬化させる場
合、加硫剤としては、一般に有機過酸化物が用いられ、
例えば、ジクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサンが挙げられる。
【0010】本発明に用いられる界面活性剤は、分子の
一端に親水基を、他端に疎水基を有するものであればよ
い。このような界面活性剤は、その疎水基の種類に基づ
き、例えば、炭化水素系、シリコーン系、フッ素系に分
けられる。こうした界面活性剤を上記シリコーン系ゴム
組成物に所定量配合することにより、シロキサン皮膜の
形成を防止することができると共に、ガラス面上への汚
れの付着を防止することができる。
【0011】炭化水素系の界面活性剤としては、アルキ
ル硫酸エステル、アルキル燐酸エステル、アルキル第4
級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルが例示される。シリコーン系の界面活性剤としては、
分子設計が容易である、下記(1)〜(4)
【化1】 に示すような構造を有しているものがよい。Xは親水基
であり、その種類として、ポリエーテル、ポリグリセリ
ン、ピロリドン、ベタイン、硫酸塩、リン酸塩、第4級
塩等が挙げられる。式中、m、nは正の整数である。フ
ッ素系の界面活性剤としては、パーフルオロアルキルス
ルホン酸塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パー
フルオロアルキル第4級アンモニウム塩、パーフルオロ
アルキルポリオキシエチレンエタノール、パーフルオロ
アルコキシレート、フッ素化アルキルエステルが例示さ
れる。これらの界面活性剤の中でも、シリコーン系及び
フッ素系界面活性剤が、表面張力を著しく低下させ、ガ
ラス面と水の接触角を小さくすることから好適である。
【0012】界面活性剤の配合量は、シリコーン系生ゴ
ム及び充填剤からなるシリコーン系ゴム組成物100重
量部に対して0.5〜20重量部、特には2〜5重量部
が好ましい。界面活性剤の配合量が0.5重量部未満で
あるとシロキサン皮膜の形成防止効果及び汚れ付着防止
効果が得られなくなり、視界を向上させることが困難と
なる。一方、20重量部を超えるとシリコーン系ゴム組
成物の物性が著しく低下し、ワイパーブレードとして必
要な払拭性能が低下するため、十分な視界確保ができな
くなる。
【0013】シリコーン系ゴム組成物に界面活性剤を配
合した混合物を得るには、二本ロール、ニーダー、バン
バリーミキサーなどにより混練りをすればよい。得られ
た混合物をワイパーブレードに成形する方法としては、
プレス成形、押出成形、射出成形等の方法の中から適宜
選択すればよい。ワイパーブレードが複数の種類のゴム
組成物からなる場合は、多層押出、複合射出成形等の方
法を用いることもできるが、少なくとも端縁部分Aの
0.5mmまでの外表面は深さ0.5mm以上の範囲で
シリコーン系ゴムである必要がある。成形温度は、プレ
ス成形、射出成形では、成形性及び生産性の点から15
0〜190℃、好ましくは、160〜180℃の範囲に
設定すればよい。押出成形の場合は、加硫槽内における
滞留時間との兼ね合いもあるが、一般には加硫槽内温度
を200〜400℃の範囲に設定すればよい。有機過酸
化物を用いて縮合により加硫する場合は、強制排気式オ
ーブンにより、190〜220℃の範囲で、15〜12
0分の二次加硫を行うことが好ましい。
【0014】ワイパーブレードは、単独、共取り等、様
々な形態で成形することが可能であるが、単独で成形す
る場合は、ガラス面に接触する端縁部をシャープで直線
的なエッジとなるように金型設計あるいはダイス設計を
行う必要がある。また、二本のワイパーブレードを一体
で成形する場合は、ガラス面に接触する端縁部側を合わ
せた共取り(二本取り)として成形し、後から鋭利な刃
物で切断する方法をとることが好ましい。共取り成形品
を切断するには、成形品の片側から刃物を当てて切断す
る方法、成形品の切断面の上下から刃物を当てて切断す
る方法、引き切り、押し切り、回転刃による切断等の方
法を用いることができる。
【0015】上記方法により得られる本発明のワイパー
ブレードの中でも、水の接触角が30°以下となるガラ
ス面を有するJIS D 5710に記載される払拭試
験用試験機の該ガラス面の全面に対し、500ml/分
の水を均一に散水した状態で、ワイパーブレードを35
〜70回/分(ワイパーブレードが最初にあった位置か
ら移動して元の位置に戻るまでを1回と数える。)の速
さで、5〜20万回作動させた後、散水を止めた時、ワ
イパーブレードによる該ガラス面上の全払拭面積に対
し、水の接触角が50°以上となっている面積の割合が
20%以下となるワイパーブレードが、特に良好な視界
を得ることができるので好ましい。接触角が50°以上
となっている面積の割合が20%よりも多くなると視認
性が低下し見づらくなる。なお、上記ワイパーブレード
の作動速度は、実際に上記散水量があった場合において
設定すべき速度である。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例、比較例を挙げるが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】(実施例1)シリコーン系ゴムコンパウン
ドKE971−U(信越化学工業社製、商品名)100
重量部に対し、界面活性剤としてポリ(オキシエチレン
・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体で
あるKF−6016(信越化学工業社製、商品名)を3
重量部及び加硫剤としてC−8(信越化学工業社製、商
品名)を2重量部添加し、二本ロールで混練を行い、適
当な厚さの分出しシートを得た。分出しシートから成形
に必要な量をとり、170℃、3分間のプレス加硫及
び、200℃、2時間の後処理を行い、試験片を得た。
【0018】(実施例2)シリコーン系ゴムコンパウン
ドFE281−U(信越化学工業社製、商品名)100
重量部に対し、界面活性剤としてポリオキシエチレン・
メチルポリシロキサン共重合体であるKF−6004
(信越化学工業社製、商品名)を3重量部及び加硫剤と
してC−8A(信越化学工業社製、商品名)を0.8重
量部添加し、二本ロールで混練を行い、適当な厚さの分
出しシートを得た。分出しシートから成形に必要な量を
とり、170℃、3分間のプレス加硫及び、200℃、
2時間の後処理を行い、試験片を得た。
【0019】(実施例3)シリコーン系ゴムコンパウン
ドKE571−U(信越化学工業社製、商品名)100
重量部に対し、界面活性剤としてパーフルオロアルキル
第4級アンモニウムヨウ化塩であるFC−135(住友
スリーエム社製、商品名)を2重量部及び加硫剤として
C−8(信越化学工業社製、商品名)を2重量部添加
し、二本ロールで混練を行い、適当な厚さの分出しシー
トを得た。分出しシートから成形に必要な量をとり、1
70℃、3分間のプレス加硫及び、200℃、2時間の
後処理を行い、試験片を得た。
【0020】(実施例4)シリコーン系ゴムコンパウン
ドKE9710−U(信越化学工業社製、商品名)10
0重量部に対し、界面活性剤としてパーフルオロアルキ
ルスルホン酸アンモニウム塩であるFC−93(住友ス
リーエム社製、商品名)を2重量部及び加硫剤としてC
−8(信越化学工業社製、商品名)を4重量部添加し、
二本ロールで混練を行い、適当な厚さの分出しシートを
得た。分出しシートから成形に必要な量をとり、170
℃、3分間のプレス加硫及び、200℃、2時間の後処
理を行い、試験片を得た。
【0021】(比較例1)実施例1において界面活性剤
を添加せずに混練を行い、実施例1と同様にプレス加硫
及び後処理を行って試験片を得た。
【0022】(比較例2)実施例1において界面活性剤
を0.4重量部添加して混練を行い、実施例1と同様に
プレス加硫及び後処理を行って試験片を得た。
【0023】(比較例3)実施例1において界面活性剤
を25重量部添加して混練を行い、実施例1と同様にプ
レス加硫及び後処理を行って試験片を得た。
【0024】(比較例4)実施例3において界面活性剤
を0.2重量部添加して混練を行い、実施例3と同様に
プレス加硫及び後処理を行って試験片を得た。
【0025】(比較例5)実施例3において界面活性剤
を21重量部添加して混練を行い、実施例3と同様にプ
レス加硫及び後処理を行って試験片を得た。
【0026】試験方法(試験1)JIS D 5710
に記載される払拭試験用試験機のガラス面上における水
の接触角が30°以下となるように、ガラス表面の汚れ
を落としておいたガラス面に対し、500ml/分の水
をガラス面に散水した状態で、実施例1〜4及び比較例
1〜5に係るワイパーブレードを40回/分の速度で2
0万回まで作動させた。その後、散水を止め、ガラス面
上の水の接触角が50°以上となっているガラス面積の
割合を算出した。また、視認性について目視で判断し、
視界良好な状態と不良な状態をそれぞれ○、×で評価し
た。その結果を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】(試験2)JIS D 5710に記載さ
れる払拭試験用試験機のガラス面に、予めガラス面上の
水の接触角が50°以上となるシロキサン皮膜を全ガラ
ス面積の50%に形成させた。そして、500ml/分
の水をガラス面に散水した状態で、実施例1〜4及び比
較例1〜5に係るワイパーブレードを40回/分の速度
で20万回まで作動させた。その後、散水を止め、ガラ
ス面上の水の接触角が50°以上となっているガラス面
積の割合を算出した。また、視認性については、試験1
と同様に目視で判断し、視界良好な状態と不良な状態を
それぞれ○、×で評価した。その結果を表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス面上におけるシ
ロキサン皮膜の形成を防止するだけでなく、ワイパーブ
レードを作動させるだけでガラス面に付着した汚れ等を
除去することができるので、良好な運転視界を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパーブレードの一例を示した断面概略図で
ある。
【符号の説明】
1 端縁部分の先端 2 ネック部 A 端縁部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(実施例2)シリコーン系ゴムコンパウン
ドFE281−U(信越化学工業社製、商品名)100
重量部に対し、界面活性剤としてポリオキシエチレン・
メチルポリシロキサン共重合体であるKF−6004
(信越化学工業社製、商品名)を10重量部及び加硫剤
としてC−8A(信越化学工業社製、商品名)を0.8
重量部添加し、二本ロールで混練を行い、適当な厚さの
分出しシートを得た。分出しシートから成形に必要な量
をとり、170℃、3分間のプレス加硫及び、200
℃、2時間の後処理を行い、試験片を得た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08L 83/12 C08L 83/12 (72)発明者 昼間 信幸 埼玉県大宮市吉野町1丁目406番地1 信 越ポリマー株式会社工学技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーン系ゴム製ワイパーブレードに
    おいて、ガラス面と接触する端縁部分の少なくとも0.
    5mm以上の範囲が、シリコーン系生ゴム及び充填剤か
    らなるシリコーン系ゴム組成物100重量部に対して、
    界面活性剤を0.5〜20重量部配合した混合物からな
    ることを特徴とするシリコーン系ゴム製ワイパーブレー
    ド。
  2. 【請求項2】 界面活性剤が、シリコーン系もしくはフ
    ッ素系界面活性剤である請求項1記載のシリコーン系ゴ
    ム製ワイパーブレード。
  3. 【請求項3】 水の接触角が30°以下となるガラス面
    を有するJIS D5710に記載される払拭試験用試
    験機の該ガラス面の全面に対し、500ml/分の水を
    均一に散水した状態で、ワイパーブレードを35〜70
    回/分の速さで、5〜20万回作動させた後、散水を止
    めた時、ワイパーブレードによる該ガラス面上の全払拭
    面積に対し、水の接触角が50°以上となっている面積
    の割合が、20%以下である請求項1記載のシリコーン
    系ゴム製ワイパーブレード。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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