JPS6135662B2 - - Google Patents
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- JPS6135662B2 JPS6135662B2 JP3835878A JP3835878A JPS6135662B2 JP S6135662 B2 JPS6135662 B2 JP S6135662B2 JP 3835878 A JP3835878 A JP 3835878A JP 3835878 A JP3835878 A JP 3835878A JP S6135662 B2 JPS6135662 B2 JP S6135662B2
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蓄電池の製造法の改良に関し、とくに
小形の蓄電池を製造するにあたつて、その外装体
として熱可塑性合成樹脂からなる可撓性を有した
袋状外装体を用いることで、これまでの成形電槽
を使用した蓄電池よりも、より小形、低コストな
蓄電池を得ることを目的とする。
小形の蓄電池を製造するにあたつて、その外装体
として熱可塑性合成樹脂からなる可撓性を有した
袋状外装体を用いることで、これまでの成形電槽
を使用した蓄電池よりも、より小形、低コストな
蓄電池を得ることを目的とする。
従来、小形の蓄電池は鉛蓄電池、アルカリ蓄電
池等の種別を問わず大形の蓄電池を製造する場合
と、製造工程、使用部品点数等において殆んど差
がないものであり、形状が小形になればなる程、
製造時の作業性が却つて煩雑化し、機械設備も複
雑なものになる傾向があつた。
池等の種別を問わず大形の蓄電池を製造する場合
と、製造工程、使用部品点数等において殆んど差
がないものであり、形状が小形になればなる程、
製造時の作業性が却つて煩雑化し、機械設備も複
雑なものになる傾向があつた。
すなわち、小形の蓄電池と云えども、極板、セ
パレータ、電槽、蓋および端子等は必要であり、
総じて蓄電池容量に応じて形状的に小さくなり、
したがつて使用材料の量は少なくなるが、反面製
造時の組立工数、機械設備等の使用は大形蓄電池
のそれと大差ないものであつた。このため蓄電池
のコストに占める加工費は電槽や蓋の成形型等の
消却を含めると大形の蓄電池よりも却つて高いも
のとなり、小形の蓄電池と云えどもその容量に比
例する程安価に製造することはできなかつた。
パレータ、電槽、蓋および端子等は必要であり、
総じて蓄電池容量に応じて形状的に小さくなり、
したがつて使用材料の量は少なくなるが、反面製
造時の組立工数、機械設備等の使用は大形蓄電池
のそれと大差ないものであつた。このため蓄電池
のコストに占める加工費は電槽や蓋の成形型等の
消却を含めると大形の蓄電池よりも却つて高いも
のとなり、小形の蓄電池と云えどもその容量に比
例する程安価に製造することはできなかつた。
本発明は、このようなこれまでの製造時の問題
点をより省材料、省力化の点から種々検討した結
果、電槽、蓋等の外装体に代えて、熱可塑性合成
樹脂からなる袋状の外装体を用いることで、小
形、低コストの蓄電池の製造を可能にしたもので
ある。
点をより省材料、省力化の点から種々検討した結
果、電槽、蓋等の外装体に代えて、熱可塑性合成
樹脂からなる袋状の外装体を用いることで、小
形、低コストの蓄電池の製造を可能にしたもので
ある。
以下、本発明の実施例を鉛蓄電池について説明
する。
する。
第１図は単セルの極板群を構成する部品を示
し、１は陽極板、２はセパレータ、３は陰極板を
示す。陽、陰両極板１，３は充電時のガス発生が
殆んどないように高純度の鉛―銀合金あるいは鉛
―カルシウム合金からなる格子を有している。ま
た、４，５はそれぞれの極板１，３に一体に形成
した端子である。
し、１は陽極板、２はセパレータ、３は陰極板を
示す。陽、陰両極板１，３は充電時のガス発生が
殆んどないように高純度の鉛―銀合金あるいは鉛
―カルシウム合金からなる格子を有している。ま
た、４，５はそれぞれの極板１，３に一体に形成
した端子である。
第２図、第３図はこのような陽、陰両極板１，
３とセパレータ２とで構成された極板群６を、陽
陰両極板の端子がともに開口部側に位置するよ
う、内部に挿入した熱可塑性合成樹脂、例えばシ
ート状のポリエチレン、ポリプロピレン等からな
る可撓性を有した袋状外装体７を示し、又その内
部には極板群６とともに電解液としての希硫酸が
所定量注入される。蓄電池はその活性化状態を保
つために化成充電を施す必要があり、電解液中で
の極板への通電を要し、そのためには陽陰両極板
の端子を外装体の開口部側に位置させ、ここから
通電させることが肝要である。陽陰両極板の端子
を相互に離間した状態で、外装体の開口部側に位
置させることは前述した化成充電を外装体内にお
いて行なう上から有利であり、又完成後の蓄電池
の使用状態を考慮しても同向きに端子を延出させ
ることが好ましい。極板群の充電が完了した後、
袋状外装体７の開口部９を、端子４，５を外部に
臨ませた状態で、熱溶着あるいは超音波溶着等に
より液密に閉塞する。
３とセパレータ２とで構成された極板群６を、陽
陰両極板の端子がともに開口部側に位置するよ
う、内部に挿入した熱可塑性合成樹脂、例えばシ
ート状のポリエチレン、ポリプロピレン等からな
る可撓性を有した袋状外装体７を示し、又その内
部には極板群６とともに電解液としての希硫酸が
所定量注入される。蓄電池はその活性化状態を保
つために化成充電を施す必要があり、電解液中で
の極板への通電を要し、そのためには陽陰両極板
の端子を外装体の開口部側に位置させ、ここから
通電させることが肝要である。陽陰両極板の端子
を相互に離間した状態で、外装体の開口部側に位
置させることは前述した化成充電を外装体内にお
いて行なう上から有利であり、又完成後の蓄電池
の使用状態を考慮しても同向きに端子を延出させ
ることが好ましい。極板群の充電が完了した後、
袋状外装体７の開口部９を、端子４，５を外部に
臨ませた状態で、熱溶着あるいは超音波溶着等に
より液密に閉塞する。
この袋状外装体７を用いれば、これが可撓性を
有していて適度に撓むため、所定の大きさの極板
群以上にこれよりも若干大きめの極板群も内部に
収納でき、電槽としての共用化も可能であり、か
つ従来の成形電槽にように、所定の形状、大きさ
の電槽毎に成形型を必要とすることはないため、
外装体自体が安価にでき、さらに蓋を必要としな
いため、電池組立時の部品点数を減らすことがで
きる。さらにまた従来の電槽のように収納する極
板群に比べて必要以上に電槽が大きいということ
はなく、電池自体を小形化することができる。
有していて適度に撓むため、所定の大きさの極板
群以上にこれよりも若干大きめの極板群も内部に
収納でき、電槽としての共用化も可能であり、か
つ従来の成形電槽にように、所定の形状、大きさ
の電槽毎に成形型を必要とすることはないため、
外装体自体が安価にでき、さらに蓋を必要としな
いため、電池組立時の部品点数を減らすことがで
きる。さらにまた従来の電槽のように収納する極
板群に比べて必要以上に電槽が大きいということ
はなく、電池自体を小形化することができる。
端子部分に接した開口部は液密に閉塞されるこ
とで電解液を外部に漏出することはない。しかし
何らかの原因で端子が腐蝕したりして外装体閉塞
部との間に微小な間隙が生じることもまれにある
ので、このような場合には第４図に示す如く、端
子４，５と外装体の閉塞された開口部８との境界
部分を樹脂接着剤１０、例えば外装体７と接着性
があり、端子にも接着性を示すエポキシ樹脂接着
剤で覆つて補強すれば、より一層良好に液密性を
維持できる。
とで電解液を外部に漏出することはない。しかし
何らかの原因で端子が腐蝕したりして外装体閉塞
部との間に微小な間隙が生じることもまれにある
ので、このような場合には第４図に示す如く、端
子４，５と外装体の閉塞された開口部８との境界
部分を樹脂接着剤１０、例えば外装体７と接着性
があり、端子にも接着性を示すエポキシ樹脂接着
剤で覆つて補強すれば、より一層良好に液密性を
維持できる。
以上のように本発明の蓄電池の製造法によれ
ば、熱可塑性合成樹脂からなる可撓性を有した袋
状外装体を用いてその内部に極板群を挿入し、極
板と一体に形成した端子を外部に延出させて袋状
外装体の開口部を熱溶着あるいは超音波溶着によ
り液密に閉塞するものであるから、小形の鉛蓄電
池を低コストで製造することができる。勿論鉛蓄
電池のみでなく、アルカリ蓄電池においても同様
にこれを製造することができるものである。
ば、熱可塑性合成樹脂からなる可撓性を有した袋
状外装体を用いてその内部に極板群を挿入し、極
板と一体に形成した端子を外部に延出させて袋状
外装体の開口部を熱溶着あるいは超音波溶着によ
り液密に閉塞するものであるから、小形の鉛蓄電
池を低コストで製造することができる。勿論鉛蓄
電池のみでなく、アルカリ蓄電池においても同様
にこれを製造することができるものである。
第１図は本発明の実施例において用いた極板群
の分解斜視図、第２図は同極板群を袋状外装体内
に封入した状態を示す一部断面図、第３図は同側
面図、第４図は極板端子と外装体の閉塞した開口
部との境界部分を接着剤で補強した際の一部断面
図である。 ６……極板群、７……袋状外装体、８……電解
液、９……開口部、１０……接着剤。
の分解斜視図、第２図は同極板群を袋状外装体内
に封入した状態を示す一部断面図、第３図は同側
面図、第４図は極板端子と外装体の閉塞した開口
部との境界部分を接着剤で補強した際の一部断面
図である。 ６……極板群、７……袋状外装体、８……電解
液、９……開口部、１０……接着剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ それぞれ端子を一体に形成した陽、陰両極板
とセパレータとで構成された極板群を、熱可塑性
合成樹脂からなる可撓性を有した袋状外装体内に
前記端子が外装体の開口部側に位置するよう挿入
するとともに、この外装体内に電解液を注入し、
ついで外装体の開口部を、前記陽、陰両極板の端
子を相互に離間した状態で外部に延出させて熱溶
着あるいは超音波溶着により、液密に閉塞するこ
とを特徴とする蓄電池の製造法。 ２ 袋状外装体は少なくとも極板の端子と接する
閉塞された開口部外面が、端子と合成樹脂の双方
に接着性を示す接着剤で被覆されている特許請求
の範囲第１項記載の蓄電池の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3835878A JPS54129433A (en) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | Method of producing storage battery |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3835878A JPS54129433A (en) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | Method of producing storage battery |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54129433A JPS54129433A (en) | 1979-10-06 |
| JPS6135662B2 true JPS6135662B2 (ja) | 1986-08-14 |
Family
ID=12523047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3835878A Granted JPS54129433A (en) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | Method of producing storage battery |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54129433A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS644368U (ja) * | 1987-06-26 | 1989-01-11 | ||
| JPH0617658U (ja) * | 1992-08-10 | 1994-03-08 | 紀代子 栗原 | 清掃用使い捨てスポンジ |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58103787A (ja) * | 1981-12-16 | 1983-06-20 | Yuasa Battery Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池 |
| JPS59111255A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 鉛蓄電池の製造法 |
| JPS60195865A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池 |
| JPS60205958A (ja) * | 1984-03-29 | 1985-10-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形蓄電池 |
| JPS60230354A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池 |
| JPS60230353A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池の製造法 |
| JPS60258848A (ja) * | 1984-06-06 | 1985-12-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池 |
| JPS61171052A (ja) * | 1985-01-24 | 1986-08-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形鉛蓄電池の製造法 |
| KR100686840B1 (ko) | 2005-05-18 | 2007-02-26 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 이차 전지 및 이의 제조 방법 |
-
1978
- 1978-03-31 JP JP3835878A patent/JPS54129433A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS644368U (ja) * | 1987-06-26 | 1989-01-11 | ||
| JPH0617658U (ja) * | 1992-08-10 | 1994-03-08 | 紀代子 栗原 | 清掃用使い捨てスポンジ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54129433A (en) | 1979-10-06 |
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