JPS59146149A - 鉛蓄電池の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は鉛蓄電池の製造方法に係り、ｔｌ：Ｉと電槽蓋
とを超音波溶着を用いて固着密閉する方法に関するもの
である。

（ロ）　　従　　来　　技　　術 一般に、小型密閉鉛蓄電池の製造方法は、陰、陽極板お
よびセパレータからなる電極群を電槽蓋を装着し、超音
波溶着あるいはエポキシ樹脂等の接着剤で、１！槽と電
槽蓋とを接合し、その・後注液孔または安全弁孔を通じ
て、電解液を注液し、その注液孔を熱溶着あるいは接着
剤にて密閉して小型密閉鉛蓄電池を製造している。

さて、ｌＪＸ型密閉鉛蓄電池にあっては、その構造上電
槽内空間体積が小さいこと、並びに、注液孔の大きさに
自ずと制限があること、更に、注液した電解液である硫
酸と活物質である鉛化合物とが反応し、スｊ・−スな電
解液の動きを妨げることになる。したか−）で、従来は
、！横内を真空に保って汁液するいわゆる真空汁液法が
用いられている。

しかしながら、真空注液を行うには、製造工程において
、真空装置なとの複雑な装置を必要とすると共に、作業
性も悪く、また注液後の孔閉本等に多大の工数を必要と
する。

一方、電解液を注液後、電槽と電槽蓋とを接合Ｖる方法
もある。しか１７ながら、超音波溶着により、電槽と電
槽蓋とを溶着接合すると、電解液が超音波振動時に飛散
し、接合面の密封が損われ、密封が不完全になると共に
、特に、電解液が制限された電池にあっては、電解液の
飛散により電池容量が不均一になる懸念がある。また、
接着剤を用いて接合する方法では、前述した電解液の飛
散等は防止できるが、接着剤硬化の為、接合面に加圧す
るなどして一定期間保持する必要があると共に、接着剤
塗布あるいは有機溶剤対策等が必要になるなと作業性が
問題である。

〈ハ）発明の目的 本発明は−に述した問題点を解消すべくなきねたもので
、注液及び密封操作を容易にすると共に、電池容量の不
均一化を防止することを目的とする。

（ニ）発明の構成 本発明は、電槽内に、陰極板、セパレータ、陽極板から
なる電極群を収納し、前記電槽内に電解液を汁液しで前
記電極群に含浸保持せしめると共に、０１前記電極群を
冷却して前記電解液を凝固させた後、前記電槽の開口部
に電槽蓋を密着させて超音波溶着により、前記電槽を密
閉することを特徴とする鉛蓄電池の製造方法である。

〈ホ〉　　実　　施　　例 （実施例１） 第１図は本発明法により得た電池の縦断面図、第２図は
同上電池における電極群の分解斜視図である。

この鉛蓄電池の電極群としては、陽極用集電体３− （１）、陽極活物質層（２〉、セパレータ（３）、陰極
活物質層（４〉および陰極用集電体（５）をふくむ。陽
極用集電体（１）および陰極用集電体（５〉は、ともに
、平板状であり、たとえばカルシウム０．０７％を含む
鉛合金から構成される。陽極活物質層（２）及び陰極活
物質層（４）には、各々樹脂製網状体（６）が埋設され
ている。この網状体（６〉は、たとえば、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステルまたは塩化ビニルで構
成されることができ、フィラメントを織り込んで形成し
た網であっても、網状に成型した成型品であってもよい
。セパレータ（３）は、ガラス繊維製の多重セパレータ
が用いられる。

−Ｆ述した各要素は、第２図に示されるような順序で、
互いに積み重ねられ、第１図に示すように、を槽（７）
内に挿入される。電槽（７）は、たとえばＡＢＳ樹脂に
より構成される。上述した各要素（１）〜（６〉は、電
槽（７）内に挿入きれたとき、適度に加圧されている状
態とされる。

その後、比重１３０の硫酸電解液を、電槽（７）の＝４
− 開口部から所定量注液して、セパレータ（３）、陰、陽
極活物質層（４）＜２＞に含浸保持さゼる。

そして、電解液を含浸保持した電極群を、約−３０°Ｃ
に急速冷却し、電解液を凝固させる。

次いで、前記電槽（７〉にｔ槽蓋（８）を密着させて、
超音波溶着にて、電槽（７）と電槽蓋（８）とを固着密
封する。なお、各集電体（１）（５）には、それぞれ外
部端子（９）（１０）が電気的に接続され、これら外部
端子＜９＞（１０）は電槽蓋（８〉を介して外部に導出
される。

而して、第１図に示す小型密閉鉛電池が得られる。

（実施例２） 第３図は薄板状鉛蓄ｔｉ１ｈの分解斜視図、第４図は同
縦断面図である。なお、実施例１と同じ構成部分には同
一符号を付し説明を省略する。

電槽の一部を構成する樹脂体（１１）および、この樹脂
体（１１〉の開口部と係合する電槽蓋（１２〉には、そ
れぞれ内面に、平板状集電体く１３）が固着される。樹
脂体〈１１）及び電槽蓋（１２）は、Ｐｂ−Ｃａ合金か
らなる平板状集電体（１３）と、外部端子（１４）と、
外部端子（１４〉と平板状集電体（１３）とを接続する
リード線〈１５）とを、Ａ　Ｂ　Ｓ　ｆｆ１ｌ脂にてイ
ンザート成形することにより一体に形成される。

樹脂体（１１〉には、更に、安全弁（１６〉が配設され
る弁室〈１７）と、電槽蓋（１２）の突壁（１８〉と係
合する係合溝〈１９）と、ガスをυ［出するガス孔（２
０）が形成されている。

さて、本発明法では、まず、樹脂体（１１）に陰極活物
質層（４）、セパレータ（３）、および陽極活物質層り
２）からなる電極群を積層収納する。

このとき、陰極活物質層＜４〉または陽極活物質！　（
２）の−側面は、平板状集電体（１３）と接触する。

そして、１３０の硫酸電解液を必要量−４一方より電極
群上に注液する。電解液は、注液される面積が大きいた
め、内部空気あるいは発生ガスが容易に置換され、直ち
に電極群に含浸保持される。

次いで、電解液が含浸保持された電極群を、約−３０°
Ｃに急速冷却して電解液を凝固させる。

その後、樹脂体（１１）と電槽蓋（１２）とを密着さ七
、電極群に適当な構成圧を付加しつつ、超音波溶着によ
り、樹脂体（１１）と電槽！（１２）とを固着密閉させ
る。

而して、第４図に示す如き、薄板状鉛蓄電池が得られる
。

（へ）発明の詳細 な説明したように、本発明法によれは、電槽に注液孔を
別個設ける必要もなくなり、電池構造を簡単にすること
ができると共に、電解液を注液する面積が大きいので、
真空状態で注液するなど特別な処理も必要なく注液でき
、電解液の注液操作が容易になる。更に、電解液の飛散
のおそれもなく、容易に超音波溶着法が使用できるので
、電池密封作業性が向上するとともに、電解液飛散によ
る電池容量の不均一をなくずことができるなど、その工
業的価値は太きい。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明に係り、第１図は本発明法により
得た鉛蓄電池の縦断面図、第２図は同上７− 電池における電極群の分解制視図である。第３図及び第
４図は他の実施例を示すもので、第３図は薄板状鉛蓄電
池の分解斜視図、第４図は同一ヒ電池の縦断面図である
。 １．５．１３・・・平板状集電体、２．４・・活物質層
３・・セパレータ、６・・・樹脂製網状体、７・・電槽
、８，１２・・・電槽蓋、１１・・・樹脂体。 い ８− ”　　　　　　　（ｆ）　　”−”’　　円区 デー− 派 区 へシ ー　　　区

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〈１〉電槽内に、陰極板、セパレータ、陽極板からなる
   電極群を収納し、前記電槽内に電解液を注液して前記電
   極群に含浸保持せしめると共に、前記電極群を冷却して
   前記電解液を凝固させた後、前記電槽の開口部に電槽蓋
   を密着させ工超音波溶着により、前記電槽を密閉するこ
   とを特徴とする鉛蓄電池の製造方法。 （２）陰極板および陽極板を、平板状集電体とこの平板
   状集電体の一側面に圧着きれる活物質層とで構成したこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の鉛蓄電池の
   製造方法。 （３）電槽の一部を構成する樹脂体の内面に、平板状集
   電体が固着されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第２項記載の鉛蓄電池の製造方法。 （４）電槽蓋の内面に、平板状集電体が固着されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の鉛蓄電池
   の製造方法。 く５）陰、陽ｅｉｌ占物質層およびセパレータを、前記
   樹脂体にＶｉ層収納し、＾１１記Ｍ槽蓋にて、ｌｉｔ極
   群を積層方向に圧迫することを特徴とする特許請求の範
   囲第４項記載の鉛蓄電池の製造方法。