JPS6130931Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6130931Y2
JPS6130931Y2 JP1979107719U JP10771979U JPS6130931Y2 JP S6130931 Y2 JPS6130931 Y2 JP S6130931Y2 JP 1979107719 U JP1979107719 U JP 1979107719U JP 10771979 U JP10771979 U JP 10771979U JP S6130931 Y2 JPS6130931 Y2 JP S6130931Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservoir
passage hole
liquid passage
cylinder
filter member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979107719U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5625650U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979107719U priority Critical patent/JPS6130931Y2/ja
Publication of JPS5625650U publication Critical patent/JPS5625650U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6130931Y2 publication Critical patent/JPS6130931Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輪のブレーキマスタシリンダ等のリ
サーバに関し、一層詳細にはマスタシリンダ本体
との通液孔にフイルター部材を、液位警報装置の
スイツチ筒に設けたフランジ部によつて挾圧固定
せしめて、車輌の振動等によつてもフイルター部
材が通液孔から外れないようにしたマスタシリン
ダ用リサーバに関する。
ブレーキフルードに異物が混入し、これがマス
タシリンダのシール部材に付着すると液漏れ等を
生ずるおそれがある。このためリザーバとマスタ
シリンダとを連通する通液孔にフイルター部材を
介装ることが従来から行われている。
従来においては、例えば合成樹脂製のリザーバ
をシリンダ本体に取付ける締付け部材の、リザー
バ内部に突出した部分の上面にフイルター部材を
取付けるための凹部を形成し、この凹部にフイル
ター部材を圧入するようにしていた。しかし長年
使用する間にフイルター部材が収縮し、このため
凹部内壁の締付力が減じ、車輌の振動等によつて
フイルター部材が外れてしまうことがあつた。こ
れを防止するため第1図に示すフイルター部材が
開発されている(実公昭58−20444号)。すなわち
リザーバ10をマスタシリンダ12に取付ける、
通液孔14をも兼ねた締付ネジ16に、円錐形を
したフイルター部材18を下端の環状嵌合部20
によつて取り外し自在に設けたものである。これ
によればフイルター部材18が環状嵌合部20に
よつて強固に固定されるから車輌の振動等によつ
て容易に外れない利点がある。
しかし上記従来例は、フイルター部材18が円
錐状にリザーバ10内に膨出するから、リザーバ
10内空間を挾め、液位に追随して移動するダイ
ヤフラムの動きを妨げる難点がある。またマグネ
ツト付フロートを、リードスイツチを内蔵したス
イツチ筒に摺接した液位警報装置を備えたリザー
バにあつては、液位に追随して上下動するマグネ
ツト付フロートの上下動がフイルター部材18に
妨げられることとなるから、スイツチ筒をフイル
ター部材18と充分離れた位置に立設せねばなら
ず、リザーバが大型化するという難点がある。
本考案は上記の液位警報装置を備えるものにお
いて、フイルター部材を通液孔から外れることな
く通液孔に確実に保持することができ、かつ大型
化しないリザーバタンクを提供することを目的と
し、その特徴とするところは、内壁に開口した通
液孔を介してマスタシリンダ本体に連通されると
ともに、内壁に、液位検出スイツチを内蔵したス
イツチ筒が立設固定され、該スイツチ筒にマグネ
ツト付フロートが摺接された液位警報装置を備え
るマスタシリンダ用リザーバにおいて、前記スイ
ツチ筒基部に、前記通液孔を覆うように延在する
とともにリザーバ内壁面に液密に弾接するフラン
ジ部を設け、該フランジ部に前記通液孔に連通す
る透孔を穿設し、前記通液孔を覆うフイルター部
材をリザーバの通液孔口縁と前記フランジ部の透
孔口縁との間でフランジ部の弾性力によつて挾
圧、固定して成るところにある。
以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。
第2図において、22はリザーバであり、その
内底面端部に設けた通液孔24によつて図示しな
いブレーキマスタシリンダ等のマスタシリンダに
連通している。26はリザーバ22底面のほぼ中
央から下方に延設した固定筒であり、後記するス
イツチ筒を嵌合固定する。固定筒26内壁面には
断面三角形状に突出する2個の突爪28,28が
対向して設けられている。
30はスイツチ筒であり、内部には液面検出ス
イツチ32が接着剤34によつて封止されてい
る。36は液面検出スイツチ30に接続するリー
ド線であり、端部はスイツチ筒30下部に圧入さ
れたゴム状の弾性部材38を挿通して外部に導出
されている。スイツチ筒30下部の前記固定筒2
6への取付基部には前記突爪28,28に対応位
置して、突爪28,28がスイツチ筒30内に突
入しうる大きさの透孔40,40が設けられてい
る。
42はフランジ部であり、スイツチ筒30の取
付基部上縁に周設され、かつその一部が前記通液
孔24方向に伸びて通液孔24を覆う舌片44に
形成されている。舌片44上には通液孔24に連
通する透孔46が設けられている。
舌片44を含むフランジ部42は、リザーバ2
2内底面に対向する面が、浅い円弧状断面をなす
ように凹陥され(図示せず)、弾性を有するよう
に形成されている。
しかしてスイツチ筒30の取付基部を固定筒2
6に上方から挿入すると、取付基部と突爪28,
28は相対的に撓みつつ、取付基部が固定筒26
内に進入し、突爪28,28が透孔40,40内
に突入した位置で固定される。そしてこのとき、
フランジ部42はその凹面が、フランジ部の弾性
力に抗してリザーバ22内底面に密接するごとく
変形される。すなわちスイツチ筒30は、突爪2
8,28下面が透孔40,40下端縁に係止する
とともに、フランジ部42下面がリザーバ22内
底面を弾性することによつてリザーバ22内底面
上にフランジ部42に支持されつつ安定的に起立
することとなる。なおフランジ部24下面は必ず
しも凹面に形成されなくともよく、要は、スイツ
チ筒30の取付基部が固定筒26に固定されるこ
とによつて、フランジ部42下面がリザーバ22
内底面に圧接されるものであればよい。また、こ
のとき、突爪28,28先端が弾性部材38外壁
にくい込み、弾性部材38の抜け防止としての作
用を呈する。
スイツチ筒30上には、図示しないが内周面に
マグネツトを固設したフロートが摺接され、該マ
グネツト付フロートがブレーキフレードの液位に
追随して上下動して、所定液位の場合にマグネツ
トにより液面検出スイツチ32を閉成せしめて、
液面低下を警報するようになつている。
48はフイルター部材であり、通液孔24のリ
ザーバ22への開口部を拡径して形成した拡径部
50内に収容され、この拡径部の底面と舌片44
の透孔46口縁との間で挾圧保持されている。し
かしてフイルター部材48は車輌等の振動による
も通液孔24から外れるおそれは全くない。
第3図は他の実施例を示す。
本実施例においては、固定筒26内壁に周溝5
2を設け、この周溝52内に太いOリング54を
内装し、スイツチ筒30下部外周にも前記周溝5
2に対応する位置に周溝56を設け、Oリング5
4が両周溝52,56内に充満してシール効果を
発揮させるとともに、Oリング54によつてスイ
ツチ筒30の抜け止め防止をしている。
フイルター部材58は、通液孔24端縁をリザ
ーバ22内底面から数mm突出して形成した薄肉パ
イプ状の開口部60に、この開口部60および開
口部60外側面を覆つて被装し、舌片44下面の
透孔46周縁に形成した凹部62内に位置せしめ
る。本実施例においても、フイルター部材58は
開口部60口縁と凹部62上底面との間で挾圧保
持され、通液孔24位置から外れることがない。
本考案においてはスイツチ筒30取付基部のリ
ザーバ22内底面上への固定構造は上記2つの実
施例には限られず、従来から採用されているもの
を適宜用いうる。
なおリザーバとマスタシリンダとの位置関係に
よつて、通液孔24はリザーバ22内底面に開口
されるとは限られず、例えばリザーバ側壁に開口
されるものも存在するが、本考案はこの場合にも
有効に適用しうる。
該実施例を例示すると、第4図および第5図は
二輪車用縦型リアマスタシリンダ64とリザーバ
66を示す。リザーバ66にはその内底面と側壁
とのコーナー部に開口する通液孔68が設けら
れ、ホース70を介してリアマスタシリンダ64
の液圧室72に連通している。リザーバ66内の
通液孔68の開口部端縁は一定幅に互つて凹設さ
れて段差部74が形成され、この段差部74の形
状にならつた形状をしたフイルター部材76が段
差部74内に介装されている。
78は液位警報装置80のスイツチ筒82のリ
ザーバ66内底面への取付基部上縁に、下面がリ
ザーバ66内底面に密接するごとく周設されたフ
ランジ部であり、一部が通液孔68の開口部方向
に延設されて開口部を覆う舌片84に形成されて
いる。該舌片84にはフイルター部材76を介し
て通液孔68に連通する透孔86が設けられてい
る。そしてスイツチ筒82は、その取付基部がリ
ザーバ66内底面に設けた取付孔を挿通して、リ
ザーバ66外方からワツシヤ88によつて締め付
け固定され、フランジ部78底面がリザーバ66
内底面を押圧する。この押圧力は舌片84方向に
も及び、舌片84の透孔86口縁と段差部74底
面との間でフイルター部材76を挾圧固定するも
のである。本実施例において、特に振動の激しい
二輪車であつても、前記同様にフイルター部材7
6が固定されるから、フイルター部材76が通液
孔68から外れることがない。
以上のように本考案に係るマスタシリンダ用リ
ザーバによれば、液位警報装置のスイツチ筒を支
持するとともに、スイツチ筒取付部の液密性を確
保するフランジ部を単に延出して通液孔に被装す
るフイルター部材の押えとしたから、部品数を増
加することなく有効にフイルター部材の通液孔か
らの外れ防止効果を挙げることができ、特に振動
の激しい二輪車に用いて好適であり、また格別リ
ザーバを大型化する必要もないという著効を奏す
る。
またフイルター部材はフランジ部と通液孔口縁
との間に挾み込まれるものであるからシート状の
コンパクトなもので足り、しかもシート状のもの
を用いても前述のごとく通液孔から外れることが
ないのである。
さらには、フイルター部材がリザーバ内に突出
することなく、ダイヤフラムの隣下を妨げること
もない。
以上本考案につき好適な実施例を挙げて種々説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多く
の改変を施し得るのはもちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリザーバの断面図である。第2
図は本考案に係るリザーバの一実施例を示す部分
断面図、第3図は他の実施例を示す部分断面図、
第4図はさらに他の実施例を示す説明図、第5図
はそのリザーバの断面図である。 10……リザーバ、12……マスタシリンダ、
14……通液孔、16……締付ネジ、18……フ
イルター部材、20……環状嵌合部、22……リ
ザーバ、24……通液孔、26……固定筒、28
……突爪、30……スイツチ筒、32……液面検
出スイツチ、34……接着剤、36……リード
線、38……弾性部材、40……透孔、42……
フランジ部、44……舌片、46……透孔、48
……フイルター部材、50……拡径部、52……
周溝、54……Oリング、56……周溝、58…
…フイルター部材、60……開口部、62……凹
部、64……リアマスタシリンダ、66……リザ
ーバ、68……通液孔、70……ホース、72…
…液圧室、74……段差部、76……フイルター
部材、78……フランジ部、80……液位警報装
置、82……スイツチ筒、84……舌片、86…
…透孔、88……ワツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内壁に開口した通液孔を介してマスタシリンダ
    本体に連通されるとともに、内壁に、液位検出ス
    イツチを内蔵したスイツチ筒が立設固定され、該
    スイツチ筒にマグネツト付フロートが摺接された
    液位警報装置を備えるマスタシリンダ用リザーバ
    において、前記スイツチ筒基部に、前記通液孔を
    覆うように延在するとともにリザーバ内壁面に液
    密に弾接するフランジ部を設け、該フランジ部に
    前記通液孔に連通する透孔を穿設し、前記通液孔
    を覆うフイルター部材をリザーバの通液孔口縁と
    前記フランジ部の透孔口縁との間でフランジ部の
    弾性力によつて挾圧、固定して成るマスタシリン
    ダ用リザーバ。
JP1979107719U 1979-08-03 1979-08-03 Expired JPS6130931Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979107719U JPS6130931Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979107719U JPS6130931Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5625650U JPS5625650U (ja) 1981-03-09
JPS6130931Y2 true JPS6130931Y2 (ja) 1986-09-09

Family

ID=29340335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979107719U Expired JPS6130931Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6130931Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837865U (ja) * 1981-09-04 1983-03-11 松下精工株式会社 食器乾燥機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116188B2 (ja) * 1973-02-01 1976-05-22
JPS5348700U (ja) * 1976-09-29 1978-04-25

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5434146Y2 (ja) * 1974-07-24 1979-10-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116188B2 (ja) * 1973-02-01 1976-05-22
JPS5348700U (ja) * 1976-09-29 1978-04-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5625650U (ja) 1981-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS601568B2 (ja) 液面警報装置
JP2002134939A (ja) 車載用電子制御装置
US4305285A (en) Liquid level detecting and warning device
JPS6130931Y2 (ja)
JPH0343094Y2 (ja)
US5750021A (en) Oil supply and return tube structure for oil tanks in cars and ships
JPS643897Y2 (ja)
JPS5845969Y2 (ja) リザ−バ
JPH0110303Y2 (ja)
JP3645929B2 (ja) リザーバのシール構造
JPS6221443Y2 (ja)
JPS6144482Y2 (ja)
JP3733736B2 (ja) 液体封入式防振装置
JPS6335886Y2 (ja)
JPH082008Y2 (ja) センサ−体型リザーバキャップ
JPS621096Y2 (ja)
JP2572399Y2 (ja) 差動式スポット型火災感知器
JPS625966Y2 (ja)
JPH0939774A (ja) 作動液リザーバ
JPS621095Y2 (ja)
JPS6034596Y2 (ja) リザ−バ装置
JP2528021B2 (ja) ドレンホ―スの接続構造
JP2581181Y2 (ja) フューエルタンク
JPS6134205Y2 (ja)
JPH0332780Y2 (ja)