JPH082008Y2 - センサ−体型リザーバキャップ - Google Patents

センサ−体型リザーバキャップ

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JPH082008Y2
JPH082008Y2 JP215289U JP215289U JPH082008Y2 JP H082008 Y2 JPH082008 Y2 JP H082008Y2 JP 215289 U JP215289 U JP 215289U JP 215289 U JP215289 U JP 215289U JP H082008 Y2 JPH082008 Y2 JP H082008Y2
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cap
sensor
connecting means
spring
holding member
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正司 塚田
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Kojima Industries Corp
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Kojima Industries Corp
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用リザーバタンクに取付けられるセン
サ一体型リザーバキャップの構造に関する。
〔従来の技術〕
クラッチフルード、ブレーキフルード、ラジエータ
液、パワーステアリングオイル等を収容する車両用リザ
ーバタンクでは、液量や液温の変化を検出するために、
センサが設けられることがある。そして、該センサを、
取扱いの便宜等を確保するために、リザーバタンクのキ
ャップに組み込んだ、センサ一体型リザーバキャップが
知られている。
リザーバタンク内の液面の変動によって上下動するフ
ロートと、このフロートの位置を検知するセンサとを、
キャップと一体化させた技術は、たとえば実開昭61-452
76号公報に開示されている。
従来のセンサ一体型リザーバキャップは、たとえば第
8図に示すように構成されている。図において、1はセ
ンサ一体型リザーバキャップ全体を示しており、2はキ
ャップ本体を示している。キャップ本体2の裏面側に
は、ゴム等からなる弾性体3が接着等により設けられて
おり、キャップ本体2に溶接等により固着されたバッフ
ル4と弾性体3との間にリザーバタンク(図示略)のキ
ャップ取付部が位置するように取付けて、弾性体3の弾
性によるリザーバタンクキャップ取付部との圧接力によ
って外部に対するシールを行っていた。キャップ本体2
には、一体的に形成され下方に向かって延びる円筒部5
が設けられており、この中にリードスイッチ6、感温リ
ードスイッチ7が密閉状態で収納されている。液面の変
化に伴うフロート8の上下方向位置変化がリードスイッ
チ6で検出され、タンク内液面の変化が検出され、タン
ク内液から感温リードスイッチ7に熱が伝わり、液温が
検出される。
また、上記のセンサ一体型リザーバキャップとは別
に、センサをもたない通常のキャップとして、たとえば
第9図に示すような、強力なシール力を発揮できるよう
にしたスプリング付キャップが知られている。このよう
なシール性を高めたリザーバキャップの一例として、実
開昭63-51835号公報が知られている。
第9図に示すリザーバキャップ11では、キャップ本体
12の裏面側に接着された弾性体13に対向させてクランプ
部材14が設けられ、該クランプ部材14がスプリング15に
よって弾性体13方向に付勢されている。スプリング15
は、キャップ本体12から下方に向かって延びる支持部16
に一端側が支持され、他端側がクランプ部材14を上方に
付勢する。クランプ部材14と弾性体13との間にリザーバ
タンクのキャップ取付部が位置され、スプリング15の付
勢力によりクランプ部材14を介してキャップ取付部と弾
性体13との間に大きな押圧力が付与され、シール力(面
圧)が高められるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、第8図に示す従来のセンサ一体型リザ
ーバキャップの構造においては、キャップとリザーバタ
ンクのキャップ取付部との間のシール機能が、弾性体3
の弾性力のみに依存しているため、キャップの密閉度が
低くそのシール力が不足するおそれがあり、タンク内の
液洩れが発生するおそれがあるという問題がある。
また、シール力を強化するために、第9図に示したタ
イプのスプリング付キャップをセンサ一体型リザーバキ
ャップに適用することが考えられるが、単に両キャップ
を組合せるだけでは、構造的に組付不能なものになって
しまう。つまり、第9図に示したスプリング付キャップ
においては、スプリング15は圧入によって組付けられる
が、第8図に示したセンサ一体型リザーバキャップにあ
っては、その下部のセンサ検出部取付部の形状(径)が
第9図のキャップのスプリング15の座を構成している支
持部の径よりもはるかに大きいため、スプリング15の圧
入は不可能となり、単に両キャップ構造を組合せるだけ
では組付けのできない構造となってしまう。
本考案は、センサが組込まれるセンサ保持部材の形状
がスプリングの径よりも大きい場合でも、優れたシール
性能を確保できるセンサ一体型のリザーバキャップを実
現することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的に沿う本考案のセンサ一体型リザーバキャッ
プは、 裏面側の中央に軸方向に延びる筒状部を有し、該筒状
部がリザーバタンク内に臨まされる状態でリザーバタン
クのキャップ取付部に装着されるキャップ本体と、 前記キャップ本体の裏面側に設けられ、リザーバタン
クのキャップ取付部に接触可能な弾性シール部材と、 前記キャップ本体の筒状部側に移動可能に設けられ、
前記リザーバタンクのキャップ取付部の下面と係合可能
な突出部を有するクランプ部材と、 前記キャップ本体の筒状部に形成される第1の連結手
段と、 前記第1の連結手段と連結される第2の連結手段を有
し、液面検出用のセンサが組み込まれるセンサ保持部材
と、 前記センサ保持部材の外周面に形成される座と、 前記第1の連結手段と第2の連結手段の外周に配置さ
れ、一方が前記センサ保持部材の座に当接し他方が前記
クランプ部材に当接するスプリングと、 を備えたものから成る。
〔作用〕
このようなセンサ一体型リザーバキャップにおいて
は、センサ保持部材がキャップ本体とは別体に構成され
るので、スプリングを組み込んだ後、第1の連結手段と
第2の連結手段とにより、センサ保持部材は容易にキャ
ップ本体に連結される。スプリング組付後の連結である
から、たとえセンサ保持部材の形状がスプリングの径よ
りも大きくても、センサ保持部材とキャップ本体との連
結に問題は生じない。
クランプ部材の突出部がリザーバタンクのキャップ取
付部の下面と係合した際には、クランプ部材の下方への
変位によってスプリングが圧縮され、その反力は弾性シ
ール部材に作用し、高いシール面圧が得られる。したが
って、十分なシール力をもつセンサ一体型リザーバキャ
ップが実現される。
〔実施例〕
以下に、本考案の望ましい実施例を、図面を参照して
説明する。
第1図ないし第6図は、本考案の一実施例に係るセン
サ一体型リザーバキャップを示している。図において、
21はセンサ一体型リザーバキャップ全体を示しており、
該リザーバキャップ21は、リザーバタンク22のキャップ
取付部23に装着される(第6図)。24は、キャップ本体
を示しており、キャップ本体は、本実施例では、外側キ
ャップ本体25と内側キャップ本体26とからなっている。
内側キャップ本体26の裏面(下面)側には、リザーバタ
ンク22のキャップ取付部23に圧接されることにより該キ
ャップ取付部23との間をシールする弾性シール部材とし
てのゴム27が接着によって固着されている。
内側キャップ本体26の中央部下面側は、下方に向かっ
て筒状に延びており、該筒状部26aには、ゴム27と実質
的に対向する位置に、ゴム27との間にキャップ取付部23
を挟持可能なクランプ部材28が上下方向に移動自在に遊
嵌されている。筒状部26aの一方には、第1の連結手段
としての雄ねじ26bが形成されている。
クランプ部材28には、第3図に示すように、円周方向
にみて互に反対側に、径方向外側に向けて突出する一対
の突出部28aが形成されており、第6図の右半分に示す
ように、該突出部28a以外の部分がキャップ取付部23に
挿入された後、キャップ全体が回転されることにより、
第6図の左半分に示すようにキャップ取付部23がゴム27
と突出部28aとの間に挟圧されるようになっている。し
たがって、キャップ取付部23側には、突出部28aが最初
に挿通できる大きさの、実質的に突出部28aに沿う形状
の切欠き(図示略)が設けられている。
クランプ部材28の下面側には、クランプ部材28をゴム
27方向に付勢する、テーパコイル状のスプリング29が設
けられている。スプリング29の一端側は、クランプ部材
28の下面に当接されているが、クランプ部材28と反対側
端部は、センサ保持部材30の外周に設けられた座31に当
接されている。この座31に対し、スプリング29はクラン
プ部材28を上方に付勢する力を発揮している。
センサ保持部材30は、本実施例では、上記座31を有す
る上部側のセンサ保持部材32と、該センサ保持部材32の
下部側に連結固定される下部側のセンサ保持部材33とか
らなっている。上部側センサ保持部材32の一方には、第
2の連結手段としての雌ねじ32aが形成されている。雌
ねじ32aは、キャップ本体26の筒状部26aの雄ねじ26bと
螺合されている。雄ねじ26bと雌ねじ32aの螺合は、スプ
リング29の組付後に行われる。
下部側センサ保持部材33の内部上部側には、リード線
34に抵抗35を介して接続されたリードスイッチ36が設け
られており、内部下部側には、感温リードスイッチ37が
設けられている。感温リードスイッチ37周囲には、エポ
キシ樹脂38が充填されており、充填エポキシ樹脂38を介
してタンク内液の温度が効率よく感温リードスイッチ37
に伝達されるとともに、タンク内液に対しセンサ保持部
材30内部がシールされるようになっている。
下部側センサ保持部材33のリードスイッチ36設置部に
対応する部分は、円筒容器状に構成されており、該円筒
容器状部39内には、フロート40が上下移動自在に遊嵌さ
れている。円筒容器状部39内部とリザーバタンク内とは
連通されており、リザーバタンク内液面の変化に伴なっ
てフロート40が上下動できるようになっている。
フロート40の内周面側には、円環状の磁性体41が設け
られており、該磁性体41の動きをセンサとしてのリード
スイッチ36で検出できるようになっている。リードスイ
ッチ36および感温リードスイッチ37からのリード線34
は、キャップ本体中央部を通して外部に取り出され、コ
ネクタ42へと接続されている。本考案では、便宜上、リ
ードスイッチ36、37からコネクタ42までのフロート40を
含めた部分をセンサと呼んでいる。
なお、上記実施例では、センサ保持部材30とキャップ
本体24側との連結構造を、雄ねじ26bと雌ねじ32aによる
結合としたが、たとえば第7図に示すように、スプリン
グ29によるばね力を連結にも利用し、キャップ本体51と
センサ保持部材52のいずれか一方側に第1の連結手段と
してのフック53、他方側にフック53を引掛ける第2の連
結手段としての係合用切欠き54を設けて両者を連結する
ようにしてもよい。
上記のように構成された実施例装置の作用を、第1図
ないし第6図に示した実施例について説明する。
第6図は、センサ一体型リザーバキャップ21をリザー
バタンク22のキャップ取付部23に装着した状態を示して
いる。クランプ部材28の突出部28aがリザーバタンク22
のキャップ取付部23の下面と係合した際には、クランプ
部材28の下方への変位によってスプリング29が圧縮さ
れ、スプリング29のばね力によりキャップ取付部23上面
とゴム27下面との間には大きなシール力が付与される。
とくにセンサ一体型の場合、キャップ下部の体積、重量
が大きくなり、高いシール力(シール性)が要求される
が、本構造ではスプリング29のばね力の設定により容易
に十分なシール力が確保される。
また、キャップ本体24(内側キャップ本体26)と、ス
プリング29の座を有するセンサ保持部材30(上部側セン
サ保持部材32)とを別体構成としているので、スプリン
グ29の組付後に問題なくキャップ本体24とセンサ保持部
材30とが連結され、容易にセンサ一体型リザーバキャッ
プ21が完成される。
〔考案の効果〕
本考案のセンサ一体型リザーバキャップによれば、セ
ンサの検出部が組み込まれスプリングの座を有するセン
サ保持部材と、キャップ本体とを別体構成とし、センサ
保持部材とキャップ本体とを、第1の連結手段および第
2の連結手段により連結する構造としたので、スプリン
グの組付後に、キャップ本体とスプリングよりも大きな
形状となるセンサ保持部材とを連結することが可能とな
る。
したがって、センサ一体型リザーバキャップでありな
がら、スプリングのばね力によって弾性シール部材をリ
ザーバタンクのキャップ取付部に十分に密着させること
ができる。その結果、リザーバタンクのキャップ取付部
におけるシール機能が向上し、液漏れの発生を解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るセンサ一体型リザーバ
キャップの縦断面図で第2図のI-I線に沿う縦断面図、 第2図は第1図のリザーバキャップの側面図、 第3図は第1図のリザーバキャップのキャップ本体部お
よびクランプ部材部の底面図、 第4図は第2図のIV-IV線に沿う横断面図、 第5図は第2図のV-V線に沿う横断面図、 第6図は第1図のリザーバキャップのリザーバタンクへ
の取付状態を示す部分縦断面図で第3図のVI-VI線に沿
ってみた図、 第7図はキャップ本体とセンサ保持部材との別の連結構
造を示すリザーバキャップの部分斜視図、 第8図は従来のセンサ一体型リザーバキャップの縦断面
図、 第9図は従来のスプリング付キャップの縦断面図、 である。 21……センサ一体型リザーバキャップ 22……リザーバタンク 24……キャップ本体 26a……筒状部 26b……第1の連結手段 27……弾性シール部材 28……クランプ部材 28a……突出部 29……スプリング 30……センサ保持部材 31……座 32a……第2の連結手段 36……センサ 53……第1の連結手段 54……第2の連結手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面側の中央に軸方向に延びる筒状部を有
    し、該筒状部がリザーバタンク内に臨まされる状態でリ
    ザーバタンクのキャップ取付部に装着されるキャップ本
    体と、 前記キャップ本体の裏面側に設けられ、リザーバタンク
    のキャップ取付部に接触可能な弾性シール部材と、 前記キャップ本体の筒状部側に移動可能に設けられ、前
    記リザーバタンクのキャップ取付部の下面と係合可能な
    突出部を有するクランプ部材と、 前記キャップ本体の筒状部に形成される第1の連結手段
    と、 前記第1の連結手段と連結される第2の連結手段を有
    し、液面検出用のセンサが組み込まれるセンサ保持部材
    と、 前記センサ保持部材の外周面に形成される座と、 前記第1の連結手段と第2の連結手段の外周に配置さ
    れ、一方が前記センサ保持部材の座に当接し他方が前記
    クランプ部材に当接するスプリングと、 を備えたことを特徴とするセンサ一体型リザーバキャッ
    プ。
JP215289U 1989-01-13 1989-01-13 センサ−体型リザーバキャップ Expired - Lifetime JPH082008Y2 (ja)

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