JPS6246897Y2 - - Google Patents

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JPS6246897Y2
JPS6246897Y2 JP1981091281U JP9128181U JPS6246897Y2 JP S6246897 Y2 JPS6246897 Y2 JP S6246897Y2 JP 1981091281 U JP1981091281 U JP 1981091281U JP 9128181 U JP9128181 U JP 9128181U JP S6246897 Y2 JPS6246897 Y2 JP S6246897Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のステアリング、サスペンシ
ヨン用などに用いるボールジヨイントに関する。
(従来の技術) 従来、ボールジヨイントにおいては、実開昭50
−156660号公報に示されるように、摺動部、とく
にソケツトの内部のボールスタツドの球頭部およ
びベアリングシートに摩耗が生じた場合、そのボ
ールジヨイントの限界摩耗量を外部から観察し、
交換時期を判断できるようにしたものが提案され
ている。
このボールジヨイントは、ソケツト内にボール
スタツドの球頭部を一対のベアリングシートを介
して配設し、この一方のベアリングシートに、プ
ラグの通孔から外方に突出した棒状表示体を一体
に設け、上記プラグの通孔部をOリングでシール
し、かつ、上記一方のベアリングシートとプラグ
との間にコイル状のスプリングを張設し、摺動部
の摩耗量にしたがい棒状表示体を変位させてその
突出量を変え、限界摩耗量を外部から知るように
したものである。
ところで、この形式のボールジヨイントにおい
ては、棒状表示体が突出した部分において、水や
泥水、粉塵などの進入を防止するのに充分な配慮
が必要であり、その良否がボールジヨイントの寿
命を左右する。
そこで、上記公報のものにおいては、棒状表示
体が外部に突出するプラグの通孔部の内側に、シ
ール部材としてOリングを配置し、このOリング
を皿形プレートで覆い、この皿形プレートを内部
のスプリングで押圧保持するようにしている。す
なわち、プラグの底部の内側に、中央部の通孔に
棒状表示体を通した皿形プレートを配設し、上記
プラグの底部、皿形プレートの底部および側壁
部、棒状表示体で囲まれる間隙にOリングを挿入
し、皿形プレートをスプリングで押圧することに
よりOリングを圧縮してシールするものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のシール構造によると、組立時にプラ
グの内側にOリングおよび皿形プレートを配置す
るとともに、これをスプリングにより押圧するよ
うにして組付けなければならず、組立に手数がか
かる。また、Oリングがその圧縮によつて、プラ
グの底部および棒状表示体にそれぞれ接触して2
個所でシールする必要があり、部品の誤差などに
よりシールが十分に行なわれない場合が生ずるこ
とがある。
本考案の目的は、簡単な構造で、組立性がよ
く、長期にわたつて確実なシール性能を保持する
長寿命のボールジヨイントを提供することにあ
る。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、内室2およびこの内室2の両端に開
口部3,4を形成したソケツト1と、このソケツ
ト1の内室2に配設された球頭部6およびこの球
頭部6に連設されソケツト1の一端の開口部3か
ら外方に延出された軸部7を有するボールスタツ
ド5と、上記ソケツト1の内室2の壁面とボール
スタツド5の球頭部6の外表面との間に介在され
た一対のベアリングシート8,9と、この一方の
ベアリングシート9に設けられた上記ソケツト1
の他端の開口部4から延出する棒状表示体12
と、上記ソケツト1の他端の開口部4に取付けら
れ上記棒状表示体12を外方に突出する通孔19
を形成したプラグ15と、このプラグ15の通孔
19部に設けられ上記棒状表示体12を嵌合した
シール部材20と、上記一方のベアリングシート
9とプラグ15との間に介在されたスプリング2
6と、を備えたボールジヨイントにおいて、上記
一方のベアリングシート9の棒状表示体12の基
部外周には径大の肩部13が形成されているとと
もに、この肩部13の端面に凸部14が形成さ
れ、上記シール部材20は、筒状をなして上記プ
ラグ15の通孔19部に固着され、かつ、中心軸
方向に貫通孔22が形成されているとともに、こ
の貫通孔22の内周に複数条の環状の凹溝23が
形成され、上記貫通孔22に上記棒状表示体12
を嵌合して径方向に圧縮されているとともに、棒
状表示体12の肩部13に内端面24が当接して
軸方向に圧縮されているものである。
(作 用) 本考案は、プラグ15に固着したシール部材2
0の貫通孔22に一方のベアリングシート9の棒
状表示体12を嵌合し、シール部材20の貫通孔
22を径方向に圧縮するとともに、棒状表示体1
2の肩部13を凸部14を介してシール部材20
の内端面24に当接して軸方向に圧縮し、棒状表
示体12の外部への突出部をシールするものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図において、1は金属製のソケツトで、こ
のソケツト1は、内部にほぼ円筒状の内室2が形
成されているとともに、この内室2の両端に開口
部3,4が形成されている。
5は金属製のボールスタツドで、このボールス
タツド5は、一端に球頭部6を有するとともに、
この球頭部6から軸部7が一体に連設されてい
る。そして、球頭部6が上記ソケツト1の内室2
内に配設されているとともに、軸部7が上記ソケ
ツト1の一端の開口部3から外方に延出されてい
る。
8,9は上記ソケツト1の内室2の壁面とボー
ルスタツド5の球頭部6の外表面との間に介在さ
れた一対のベアリングシートで、この各ベアリン
グシート8,9は、すぐれた耐摩耗性および摩擦
特性を示すポリアセタール樹脂、ポリエステル樹
脂などで形成され、上記球頭部6と接する球面座
10,11を有している。また、図示下部の一方
のベアリングシート9には、中央部に上記ソケツ
ト1の他端の開口部4から延出する円柱状の棒状
表示体12が一体に突設され、この棒状表示体1
2の基部外周に径大の肩部13が一体に設けら
れ、この肩部13の端面に環状の凸部14が形成
されている。なお、棒状表示体12および肩部1
3は必ずしもベアリングシート9に一体でなくて
もよく、場合によつては分割形成して一体化して
もよい。
15は上記ソケツト1の他端の開口部4に取付
けられた金属製のプラグで、このプラグ15は、
第2図にも示すように、ほぼ円筒状の筒部16の
上端外周部に取付フランジ17が折曲形成されて
いるとともに、筒部16の下端内周部に蓋部18
が折曲形成され、この蓋部18の中央部に上記棒
状表示体12より大径で棒状表示体12を外方に
突出する通孔19が形成されている。そして、プ
ラグ15は取付フランジ17によつて上記ソケツ
ト1の他端の開口部4にかしめなどにより取付け
られ、開口部4を閉塞している。
20は上記プラグ15の蓋部18の通孔19部
に固着されたシール部材で、このシール部材20
は、ニトリルゴムなどの弾性物質からなり、第2
図に示すように、比較的軸方向に長いほぼ円筒状
の胴部21の中心軸方向に上記棒状表示体12よ
り小径で棒状表示体12を嵌合する貫通孔22が
形成され、この貫通孔22の内周に複数条の環状
の凹溝23が形成されている。また、シール部材
20は、プラグ15の通孔19の周辺部に蓋部1
8の表裏にわたつて一体的に成形または加硫接着
によりあらかじめ強固に固着され、組付前の内側
の内端面24は平坦状に形成されている。そし
て、シール部材20の貫通孔22に上記棒状表示
体12が嵌合されて先端が外側に突出されている
とともに、シール部材20の内端面24に棒状表
示体12の肩部13が凸部14を介して圧接され
ている。
また、上記一方のベアリングシート9の図示下
面に環状のスプリングシート25が当着され、こ
のスプリングシート25と上記プラグ15の蓋部
18の内面との間にコイル状のスプリング26が
圧縮状態で張設されている。
そして、組付状態において、一方のベアリング
シート9の棒状表示体12をシール部材20の貫
通孔22に嵌合することによつて、シール部材2
0を径方向に圧縮し、また、棒状表示体12の基
部における肩部13を凸部14を介してシール部
材20の内端面24に当接することによつて変形
させて、シール部材20をプラグ15との間に軸
方向に圧縮した状態に保持し、気密を保持してい
る。
また、スプリングシート25は、スプリング2
6の座金の役目とともにベアリングシート9の強
度の向上を果している。
なお、棒状表示体12の肩部13の凸部14の
形状およびシール部材20の内端面24の形状は
任意に選ぶことができる。
このような構成において、使用時にソケツト1
に対してボールスタツド5の球頭部6が相対的に
回動し、ボールスタツド5の球頭部6またはベア
リングシート8,9に摩耗が生じると、ベアリン
グシート9とプラグ15との間に圧縮状態に介装
したスプリング26の押圧力が作用し、ボールス
タツド5の球頭部6およびベアリングシート8,
9の摩耗による間隙を補償する。この摩耗補償に
よりベアリングシート8,9はスプリング26に
押圧されて図中上昇し、棒状表示体12も上昇
し、その突出度によつて摩耗状態を表示する。し
たがつて、あらかじめ棒状表示体12の突出量
を摩耗限界量として定めておけば、棒状表示体1
2の先端がプラグ15の端面まで移動した時点、
すなわち、突出量が零になつたときが摩耗限界
となり、ボールジヨイントの寿命を容易かつ正確
に確認することができる。
また、組立に際しては、シール部材20をプラ
グ15の通孔19部にあらかじめ固着し、シール
部材20はプラグ15と一体になつているため、
組立部品が少なく、しかも、シール部の組付けに
際しては、シール部材20の貫通孔22に棒状表
示体12を嵌合すればよいので、組立が容易とな
る。また、一方のベアリングシート9をプラグ1
5に固着したシール部材20の貫通孔22に嵌合
することにより、シール部材20を径方向に圧縮
するとともに、この際、シール部材20の貫通孔
22の内周に複数条の環状の凹溝23が形成され
ているので、棒状表示体12に対して各凹溝23
間で接触し、棒状表示体12を多点でシールする
ことができ、これと同時に、棒状表示体12の基
部の径大の肩部13がシール部材20の内端面2
4に当接して軸方向に圧縮され、かつ、棒状表示
体12の肩部13の凸部14がシール部材20の
内端面24に喰い込むようにしてシール部材20
を強く圧縮させ、したがつて、シール部材20を
径方向に圧縮すると同時に肩部13により凸部1
4を介して軸方向にも圧縮し、シールを確実に行
なわせている。
なお、シール部材20の凹溝23にグリースを
入れることにより、シール部材20に対する棒状
表示体12の動きをスムーズにし、摩耗を防止す
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、組立に際しては、シール部材
20をプラグ15の通孔19部にあらかじめ固着
し、シール部材20はプラグ15と一体になつて
いるため、組立部品が少なく、しかも、シール部
の組付けに際しては、シール部材20の貫通孔2
2に棒状表示体12を嵌合すればよいので、組立
が容易である。また、一方のベアリングシート9
をプラグ15に固着したシール部材20の貫通孔
22に嵌合することにより、シール部材20を径
方向に圧縮するとともに、この際、シール部材2
0の貫通孔22の内周に複数条の環状の凹溝23
が形成されているので、棒状表示体12に対して
各凹溝23間で接触し、棒状表示体12を多点で
シールすることができ、これと同時に、棒状表示
体12の基部の径大の肩部13がシール部材20
の内端面24に当接して軸方向に圧縮され、か
つ、棒状表示体12の肩部13の凸部14がシー
ル部材20の内端面24に喰い込むようにしてシ
ール部材20を強く圧縮させ、したがつて、シー
ル部材20を径方向に圧縮すると同時に肩部13
により凸部14を介して軸方向にも圧縮し、シー
ルを確実に行なわせることができ、しかも、シー
ル部材20がプラグ15と一体になつているた
め、シールの必要な場所が棒状表示体12の部分
のみとなり、確実なシールを容易に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボールジヨイントの一実施例
を示す一部を切り欠いた側面図、第2図はそのプ
ラグとシール部材の一部の断面図である。 1……ソケツト、2……内室、3,4……開口
部、5……ボールスタツド、6……球頭部、7…
…軸部、8,9……ベアリングシート、12……
棒状表示体、13……肩部、14……凸部、15
……プラグ、19……通孔、20……シール部
材、22……貫通孔、23……凹溝、24……内
端面、26……スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内室2およびこの内室2の両端に開口部3,4
    を形成したソケツト1と、 このソケツト1の内室2に配設された球頭部6
    およびこの球頭部6に連設されソケツト1の一端
    の開口部3から外方に延出された軸部7を有する
    ボールスタツド5と、 上記ソケツト1の内室2の壁面とボールスタツ
    ド5の球頭部6の外表面との間に介在された一対
    のベアリングシート8,9と、 この一方のベアリングシート9に設けられ上記
    ソケツト1の他端の開口部4から延出する棒状表
    示体12と、 上記ソケツト1の他端の開口部4に取付けられ
    上記棒状表示体12を外方に突出する通孔19を
    形成したプラグ15と、 このプラグ15の通孔19部に設けられ上記棒
    状表示体12を嵌合したシール部材20と、 上記一方のベアリングシート9とプラグ15と
    の間に介在されたスプリング26と、 を備えたボールジヨイントにおいて、 上記一方のベアリングシート9の棒状表示体1
    2の基部外周には径大の肩部13が形成されてい
    るとともに、この肩部13の端面に凸部14が形
    成され、 上記シール部材20は、筒状をなして上記プラ
    グ15の通孔19部に固着され、かつ、中心軸方
    向に貫通孔22が形成されているとともに、この
    貫通孔22の内周に複数条の環状の凹溝23が形
    成され、上記貫通孔22に上記棒状表示体12を
    嵌合して径方向に圧縮されているとともに、棒状
    表示体12の肩部13に内端面24が当接して軸
    方向に圧縮されている ことを特徴とするボールジヨイント。
JP1981091281U 1981-06-19 1981-06-19 Expired JPS6246897Y2 (ja)

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JPS57203134U JPS57203134U (ja) 1982-12-24
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