JPH0332780Y2 - - Google Patents

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JPH0332780Y2
JPH0332780Y2 JP1985187821U JP18782185U JPH0332780Y2 JP H0332780 Y2 JPH0332780 Y2 JP H0332780Y2 JP 1985187821 U JP1985187821 U JP 1985187821U JP 18782185 U JP18782185 U JP 18782185U JP H0332780 Y2 JPH0332780 Y2 JP H0332780Y2
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fuel
pipe
joint
tank
cylindrical
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料パイプの先端部に燃料フイルタ
ーを取付け、該燃料フイルターを燃料タンクの燃
料取出し口からタンク内に挿入するエンジン用燃
料フイルターの支持構造、主として刈払い機用エ
ンジンのようにポンプ付キヤブレターを装備した
エンジンの燃料係統に利用される燃料フイルター
の支持構造に関する。
(従来技術及びその課題) 従来の燃料フイルターは、例えば第4図(実開
昭56−156965)のように、ゴム製の燃料チユーブ
(パイプ)40の下端部に燃料フイルター41を
取付け、チユーブ40の上端部に、ストツパー用
フランジ付きの圧入用膨出部40aをチユーブ4
0と一体に形成し、膨出部40aを燃料タンク4
3の燃料取出し口42に弾性的に圧入している。
ところが上記従来例では、膨出部40aに締め
代をもたせてその弾性力のみで膨出部40aを燃
料取出し口42に嵌着しているので、膨出部40
aの経時的変化(例えば永久歪)により取出し口
42に対する締め代が減少し易く、取出し口42
と膨出部40aの間のシール効果が不安定であ
る。一方シール効果を安定させるために膨出部4
0aの締め代(直径)を大きくすると、燃料チユ
ーブ40の燃料タンクへ43の装着が困難にな
り、ユーザーによる例えばフイルタ掃除等の作業
が困難になる。
また燃料チユーブ40と上記取付け用膨出部4
0aが一体成形されているため、燃料タンク43
のサイズ(深さ)が異なる機種毎にその機種のタ
ンクサイズに合つた長さの燃料チユーブ40を用
意する必要があり、そのために別途金型を製作し
て製作する必要があり、コストがかかる。
(考案の目的) 本考案の目的は、(1)燃料タンク取出し口におけ
る気密性安定度の向上、(2)ユーザーによるフイル
ターの着脱等のメンテナンスの容易化、(3)燃料タ
ンクの大きさの変化に対する製造費の削減であ
る。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、燃料取出
し口にタンク外方へと突出する円筒形突出部をタ
ンクと一体に形成し、上端に底部を有する有底筒
状の耐油性弾性体製ジヨイントを、上記円筒形膨
出部の外周面に密着嵌合し、ジヨイントの外周面
にクランプを嵌着してジヨイントをクランプの弾
性力により円筒形突出部に締付け、ジヨイントの
上端底部にパイプ保持用筒状部を一体に形成し、
燃料パイプをジヨイントとは別体に形成し、ジヨ
イントの燃料パイプ保持用の筒状部の内周面に、
燃料パイプの挿入量が燃料タンクの深さに合わせ
て調節自在となるように燃料パイプを圧入すると
共に、上記筒状部の内周面と燃料パイプとの間
に、少くとも2箇所以上のシール部と一箇所以上
の空気層を有するように燃料パイプ保持用筒状部
を形成している。
(実施例) 第1図はポンプ付キヤブレターを備えた刈払い
機用エンジンに適用した例であり、この第1図に
おいて、樹脂製燃料タンク1の上壁に燃料取出し
口2が形成されており、取出し口2部分に、上方
に突出する円筒状突出部5がタンク1と一体に形
成されている。
燃料パイプ6は耐油性のゴムで出来ており、キ
ヤブレターあるいは燃料ポンプに接続されると共
に、燃料取出し口2からタンク1内に挿入され、
下端部にフイルターホルダー兼ウエイト7及び燃
料フイルター8が取付けられている。ウエイト7
の外周にはフイルター位置決め用の段部10及び
燃料通路用の環状溝11が形成され、中央部には
上方に延びる油路12が形成され、該油路12と
環状溝11は中間油路13を介して連通してい
る。またウエイト7の上端部には上方に突出する
先細りテーパー状の差込み部9が一体に形成さ
れ、差込み部9の先端には抜け止め用の膨脹部9
aが形成されている。差込み部9内には上記油路
12が通過して上端縁で開口している。フイルタ
ー8は羊毛フエルト等で製造されると共に環状に
形成されており、ウエイト7の外周に嵌込まれて
いる。フイルター8の下端は段部10に当接し、
フイルター8の上端は円板状の座金15を介して
燃料パイプ6の下端により抜け出し不能に係止さ
れている。
ウエイト7の差し込み部9には上記のように座
金15が嵌込まれると共に、パイプ6の下端部が
パイプ6の弾性力に抗して被着されている。パイ
プ6の下端縁は座金15に当接している。パイプ
6の外周面には、膨出部9aの下側の位置に弾性
力を有する金属線製クランプリング18が嵌着さ
れ、クランプリング18の弾性力によりパイプ6
を確実に差込み部9に締付けている。
クランプリング18の平面図を示す第3図にお
いて、クランプリング18は各自由端部にそれぞ
れ突起18aを備えており、両突起部18aを挟
むことにより、弾性力に抗して拡開できるよにな
つている。
第1図のタンク上端の円筒状突出部5の外周面
には、上端に底部を有する有底筒状のジヨイント
20が嵌着されており、該ジヨイント20は耐油
性のある弾性材、例えばゴムあるいはプラスチツ
クで出来ている。ジヨイント20は円筒形突出部
5の外周面に対して一定の締め代を有し、ジヨイ
ント20の弾性力に抗して円筒形突出部5に嵌め
込まれている。ジヨイント20の外周面には弾性
力を有するクランプ21が嵌着され、クランプ2
1の弾性力によりジヨイント20を円筒形突出部
5に締付けている。
クランプ21は第2図に示すように、板材を円
筒状に巻いたものであり、切り開き部分の一方の
自由端部には1個の突起部21aが形成され、他
方の自由端部には上下1対の突起部21bが形成
され、両突起部21a,21bは互いに噛合つて
いる。即ちクランプ21は両突起部21a,21
bを挟むことにより弾性力に抗して拡径方向に押
し開くことができる。またクランプ21の上下方
向の中央部には円周方向に延びる孔31が形成さ
れている。
第1図の円筒形突出部5の上端部の外周面には
若干外径が大きくなつた部分5aが上下方向に一
定の幅を有して備えられており、主として上記拡
径部分5aに、ジヨイント20がきつく締付けら
れている。
ジヨイント20の上底部の中央部にはパイプ挿
入孔25を有するパイプ保持用の筒状部30がジ
ヨイント20と一体に形成されており、筒状部3
0は例えばその上半部分が蛇腹状に形成されてい
る。パイプ6は上記筒状部30の挿入孔25に圧
入され、蛇腹部分においては括れた各部分の内周
端面(シール面)30aがパイプ6に圧接してい
る。
(作用) エンジン運転中、タンク1内の燃料はフイルタ
ー8を通つて環状溝11内に吸い込まれ、油路1
3,12及びパイプ6内を通つてキヤブレターへ
と送られる。
フイルター8をタンク1内に装着する手順を説
明すると、まずウエイト7にフイルター8を嵌合
すると共に差込み部9に座金15を嵌合してお
く。一方燃料パイプ6を予めクランプ21、ジヨ
イント20及びクランプリング18に挿通してお
く。この場合クランプ21及びクランプリング1
8に対しては単に挿通するだけであるが、筒状部
30に対しては圧入する。
次にパイプ6の下端部に差込み部9を圧入し、
クランプ18でパイプ下端部を差込み部9に確実
に締付ける。
このようにフイルター8等をパイプ6に取付け
た状態で取出し口2からタンク1内に挿入し、ウ
エイト7の下面をタンク底部に当接させ、ジヨイ
ント20を円筒形突出部5の外周面にジヨイント
自体の弾性力に抗して被着させる。そしてジヨイ
ント20の外周面にクランプ21を嵌め、クラン
プ2の縮径方向の弾性力によりジヨイント20を
突出部5の外周面に確実に締付ける。即ちジヨイ
ント20はジヨイント20自体の弾性力に加え、
クランプ21の弾性力により確実に円筒形突出部
5に締付けられる。
草刈り作業中にタンク1が揺れても、取出し口
2いおいてはジヨイント20と突出部5の間はク
ランプ21の締付け力により確実にシールされ、
またパイプ6とジヨイント20の間はジヨイント
20の弾性力により確実にシールされているの
で、燃料が漏れることはない。
また深さの異なるタンクに挿入する場合には、
ジヨイント20に対するパイプ6の挿入量をタン
クの深さに合せてずらせばよい。
(別の実施例) 第1図のジヨイント20の上端筒状部30にさ
らにクランプを設けるようにすることもできる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、燃料タンク1の
燃料取出し口2にタンク外方へと突出する円筒形
突出部5をタンク1と一体に形成し、上端に底部
を有する有底筒状の耐油性弾性体製ジヨイント2
0を、円筒形突出部5の外周面に密着嵌合し、ジ
ヨイント20の外周面にクランプ21を嵌着して
ジヨイント20をクランプ21の弾性力により円
筒形突出部5に締付け、ジヨイント20の上端底
部にパイプ保持用筒状部30を一体に形成し、燃
料パイプ6をジヨイント20とは別体に形成し、
燃料パイプ保持用筒状部30の内周面に、燃料パ
イプ6の挿入量がタンク1の深さに合わせて無段
階に調節自在となるように燃料パイプ6を圧入す
ると共に、燃料パイプ保持用筒状部30の内周面
と燃料パイプ6との間に、少くとも2箇所以上の
シール部(括れた部分の内周端面30a)と1箇
所以上の空気層を有する形状に燃料パイプ保持用
筒状部30を形成しているので、次のような利点
がある。
(1) 円筒形突出部5に弾性材製ジヨイント20を
密着嵌合し、さらにクランプ21により締付け
ているので、取出し口2における気密性の安定
度が向上する。
即ち時間の経過によつてジヨイント自体に永
久歪が生じて弾性力が低下しても、クランプ2
1の締付け力によつて確実に気密性を維持して
おくことができる。
(2) ジヨイント自体に大きな締め代を取らなくて
もよいので、フイルター掃除時等のパイプ6及
びフイルター8のタンク1からの取出し及び装
着作業が容易になり、ユーザーにとつて極めて
実用的である。
(3) パイプ6はジヨイント20に圧入保持されて
いるので、深さの異なるタンクに装着する場合
でも、ジヨイント20に対する燃料パイプ6の
差込み量及びパイプの長さのみを変更するだけ
でよい。即ちいかなる深さの燃料タンクでもそ
の深さに合わせて装着でき、各種サイズの燃料
タンクに簡単に適用できる。
従つてジヨイント20及びパイプ6等を各種エ
ンジンの共通部品として利用でき、製造費(パイ
プ6及びジヨイント20の金型費)を節約出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したエンジン用フイルタ
ーを備えた燃料タンクの縦断面図、第2図は燃料
取出し口の備えられたクランプの斜視図、第3図
はパイプの先端部に備えられたクランプリングの
平面図、第4図は従来例の縦断面図である。1…
燃料タンク、2…燃料取出し口、5…円筒形突出
部、6…燃料パイプ、8…フイルター、20…ジ
ヨイント、21…クランプ、30…筒状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料パイプの先端部に燃料フイルターを取付
    け、該燃料フイルターを燃料タンクの燃料取出し
    口から燃料タンク内に挿入するエンジン用燃料フ
    イルターの支持構造において、燃料取出し口にタ
    ンク外方へと突出する円筒形突出部をタンクと一
    体に形成し、上端に底部を有する有底筒状の耐油
    性弾性体製ジヨイントを、上記円筒形突出部の外
    周面に密着嵌合し、ジヨイントの外周面にクラン
    プを嵌着してジヨイントをクランプの弾性力によ
    り円筒形突出部に締付け、ジヨイントの上端底部
    にパイプ保持用筒状部を一体に形成し、燃料パイ
    プをジヨイントとは別体に形成し、パイプ保持用
    筒状部の内周面に、燃料パイプの挿入量がタンク
    の深さに合わせて無段階に調節自在となるように
    燃料パイプを圧入すると共に、パイプ保持用筒状
    部の内周面と燃料パイプとの間に少くとも2箇所
    以上のシール部と1箇所以上の空気層を有するよ
    うに燃料パイプ保持用筒状部を形成していること
    を特徴とするエンジン用燃料フイルター支持構
    造。
JP1985187821U 1985-12-04 1985-12-04 Expired JPH0332780Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919462U (ja) * 1972-05-23 1974-02-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422611U (ja) * 1977-07-18 1979-02-14

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JPS4919462U (ja) * 1972-05-23 1974-02-19

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