JPH082009Y2 - 作動液リザーバ - Google Patents

作動液リザーバ

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JPH082009Y2
JPH082009Y2 JP1989036085U JP3608589U JPH082009Y2 JP H082009 Y2 JPH082009 Y2 JP H082009Y2 JP 1989036085 U JP1989036085 U JP 1989036085U JP 3608589 U JP3608589 U JP 3608589U JP H082009 Y2 JPH082009 Y2 JP H082009Y2
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cap
opening
reservoir
hydraulic fluid
seal
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JP1989036085U
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JPH02126968U (ja
Inventor
一郎 石渡
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株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両等に用いて最適な作動液リザーバに関す
る。
〔従来の技術及びその問題点〕
本出願人は先に「合成樹脂製キャップ本体には、平体
状の頭部と、頭部の周囲から下方に向って延びリザーバ
の開口部に係合する脚部と、頭部の下面から下方に向っ
て同心状に垂下する一対の筒状部と、内周側筒状部の下
端部で横方向に延びる通路と、外周側筒状部の上端部で
横方向に延びる通孔とを形成し、ゴム製キャップシール
には、外周側筒状部とリザーバの開口部との間に挟持さ
れる筒部と、一対の筒状部の下端を閉鎖するように延在
する板部と、該板部の両側を内周側筒状部の内周側で連
通する孔と、前記筒部から前記頭部に向って延び前記通
孔を外気に連絡する通路を確保する輪状部とを形成し、
キャップ本体とキャップシールとの組合せにより構成さ
れるキャップ」を実願昭62-153307号で提案した。これ
によれば、確かにキャップの構造は簡略化されるのであ
るが、シール材を介在するキャップとリザーバ本体との
回動抵抗が大きくなり、シール材のねじれによる密封不
良が生ずる。また、キャップの着脱の作業性も低下す
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題に鑑みてなされ、キャップの安定し
た取付構造を備えた作動液リザーバを提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的は、上方が開口し作動液を貯える内部空所
を有するリザーバ本体と、該リザーバ本体の開口の外周
部に形成され周方向に傾斜するテーパ部とこのテーパ部
の下方側に隣設される止め部とを有する係合部と、前記
開口をおおうキャップと、該キャップの下方に形成され
前記開口内周に挿入される筒部と、前記キャップの外周
部に形成され前記テーパ部に案内されて前記止め部に係
合可能な脚部と、前記キャップと前記リザーバ本体との
間に配置され両者間を密封するシール部材とを有する作
動液リザーバにおいて、前記シール部材は、前記筒部と
前記開口内周の間に位置し前記開口の内周と密に係合す
るシール部と、前記リザーバ本体内部側のキャップ下面
全体をおおうシート部とを有するとともに、前記シール
部と前記筒部外周との間に隙間を設けた作動液リザーバ
によって達成される。
〔作用〕
以上の構成のシール部材により、いわば、シール部と
キャップとの間の密封と、該シール部材とリザーバ本体
との間の密封とを個別の場所で行うようにしており、且
つ、シール部と筒部外周との間に隙間を設けている。従
って、シール部材を介在するキャップとリザーバ本体と
の間の回動抵抗を従来より一段と小とすることができ、
キャップの着脱の作業性も大巾に向上させることができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例に係わる作動液リザーバを備え
たタンデムマスタシリンダについて図面を参照して説明
する。
図において、作動液リザーバ(1)はタンデムマスタ
シリンダ(2)に取り付けられている。タンデムマスタ
シリンダ(2)のシリンダ本体(3)内にはプライマリ
ピストン(4)及びセカンダリピストン(5)が摺動自
在に嵌合しており、プライマリピストン(4)とセカン
ダリピストン(5)との間には第1の液圧室()及び
セカンダリピストン(5)とシリンダ本体(3)の端壁
との間には第2の液圧室()が画成されている。
リザーバ(1)は主として合成樹脂で成るリザーバ本
体(8)からなり、この底壁部に形成される一対の液接
続部(9)(10)は上述の液圧室()()に連通す
るようにシリンダ本体(3)に取り付けられている。リ
ザーバ(1)において、リザーバ本体(3)にはシール
部材(13)を介してキャップ(12)が取り付けられてい
る。
まず、リザーバ本体(8)の詳細について説明する。
第2図に示されるようにリザーバ本体(8)の開口部
(14)の外周部には後述する部位を除いてほぼ全域に亘
ってフランジ部(15)が形成されており、これに径方向
に対向してキャップ(12)に対する係合部(16a)(16
b)が形成されている。又、この近傍に切欠き(17a)
(17b)が形成されている。係合部(16a)(16b)は同
一の構成であるので一方の係合部(16a)についてのみ
第3図を参照して説明する。これは垂下突出部(18)、
テーパ突出部(19)、このテーパ突出部(19)の下端部
に形成される突部(20)及びこの突部(20)と垂下突出
部(18)との間の溝(21)から成っている。そしてこれ
ら突出部(18)(19)及び突部(20)により空所(23)
を画成している。又、この係合部(16a)の近傍には切
欠き(17a)が形成されているが、この係合部(16a)と
は反対側にリザーバ本体(8)の周側面に沿って上下に
垂下する形状としてのストッパ部(22)が形成されてい
る。このストッパ部(22)の長さは係合部(16a)の垂
下突出部(18)とほゞ同じ長さである。
次にキャップ(12)の詳細について説明する。まず、
これはその中央部において大部分を占める平面部(24)
からなっており、これは第2図で仮想線で示されるよう
に平行な複数のリブ(25)を一体的に形成しており、こ
れによってこのキャップ(12)を強化している。そして
この径方向に対向して一対の脚部(26a)(26b)が形成
されており(第1図は第2図に対し偏位断面としてい
る)、これらは同一の構成を有するので一方の脚部(26
a)についてのみ説明すると、これは垂下部(27)及び
これからリザーバ本体(8)の径方向に対し内方へと屈
曲したフック部(28)とからなっている。
キャップ(12)とリザーバ本体(8)との間に介在す
るシール部材(13)が本実施例によればダイヤフラムで
あって、これはリザーバ本体(8)の開口部(14)全体
を覆うようにして張設されている。これはシート部(2
9)及びこの外周部から上方に突出して一体的に形成さ
れる断面が逆L字状のシール部(30)からなっている。
このシール部(30)はキャップ(12)の径内方側で下方
に形成される筒部40とリザーバ本体(8)の開口部(1
4)との間に介在しており、外周側面がリザーバ本体
(8)の内周壁面に圧接して(このために凹凸を形成さ
せている)シール作用を行っている。又、この内周側面
はキャップ(12)の筒部(40)との間に僅かな隙間Sを
おいている。又、シール部材(13)の一部には第1図に
おいて左方に示されるように孔(32)が形成されてお
り、これと又、キャップ(12)の筒部(40)の一部に形
成される孔(31)を介してダイヤフラムとしてのシール
部材(13)とキャップ(12)との空間Rと大気とを連通
させている。
更にシール部材(13)の下端部には環状突出部(33)
が形成されており、これがリザーバ本体(8)の開口部
(14)の傾斜段部に当接している。
本考案の実施例による作動液リザーバ(1)は以上の
ように構成されるが、次にこのキャップ(12)のリザー
バ本体(8)への着脱作業について説明する。
第1図はキャップ(12)がリザーバ本体(8)に取り
付けられている状況を示すものであるが、これをリザー
バ本体(8)から取り外すときはキャップ(12)全体を
第2図において反時計方向に回動し、キャップ(12)の
脚部(26a)(26b)すなわちその下端に形成されるフッ
ク部(28)(28)が第3図に示される係合部(16a)(1
6b)の溝(21)(21)から突部(20)(20)を越えて切
欠き(17a)(17b)に至ると、こゝでキャップ(12)を
上方へと引っ張ればキャップ(12)はリザーバ本体
(8)から取り外すことができる。
次にこのキャップ(12)をリザーバ本体(8)に取り
付ける場合には、上方からその脚部(26a)(26b)をリ
ザーバ本体(8)の切欠き(17a)(17b)に整列させて
下方へと押し込み第2図において時計方向に回動させる
ことにより、その脚部(26a)(26b)を係合部(16a)
(16b)のテーパ突出部(19)(19)に沿ってフック部
(28)を摺動させ、この場合空所(23)(23)の為にこ
のテーパ突出部(19)は容易に変形し、突部(20)(2
0)を越えてフック部(28)(28)は溝(21)(21)内
に導かれる。よってキャップ(12)の脚部(26a)(26
b)はリザーバ本体(8)の係合部(16a)(16b)に係
合するのであるが、垂下突出部(18)(18)により抜け
止めされる。更にストッパ部(22)(22)によりキャッ
プ(12)の脚部(26a)(26b)を切欠き(17a)(17b)
に押し込んで回動するときに、もし逆方向に回動すれば
これを阻止し、これと反対方向に回動すれば係合部(16
a)(16b)と正しく係合することを教えるものである。
又、キャップ(12)をリザーバ本体(8)から取り外
しこれを上下逆さまにした場合には、シール部材(13)
の内面には作動液が付着しているのであるが、環状突出
部(33)が形成されている為にこゝで外方へと漏れるこ
とが防止され、よってシール部材(13)の外周面、従っ
てキャップ(12)を取り付けた場合にはシール部材(1
3)とキャップ(12)との当接面及びキャップ(12)の
外面を汚染することがない。
本考案の実施例は以上のような構成及び作用を有する
ものであるが、次にこの効果について説明する。
シール部材(13)はシール部(30)とシート(29)と
を有するのであるが、シート部(29)によりキャップ
(12)との間がシールされ、又、そのシール部(30)に
よりリザーバ本体(8)の内周壁とのシールを行ってい
る。謂わば上述した従来例と異なりキャップ及びリザー
バとのシール部を個別で行っており、且つシール部30
と、筒部40の外周との間に隙間Sを形成したことによ
り、キャップ(12)をリザーバ本体(8)に上述のよう
にして回動しながら取り付けたり外したりするときに、
従来より回動抵抗をより小さくすることができ、従って
シール部材(13)のねじりを少なくしたりこの損傷を防
止し、又、回動抵抗が小さいのでその着脱は従来と比べ
てはるかに簡単である。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本
考案はこれに限定されることなく本考案の技術的思想に
基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例では係合部(16a)(16b)は径方
向に対向して2個所設けたが更に多数設けてもよい。こ
れに応じて切欠き(17a)(17b)に相当する切欠きを設
ければよい。又、場合によってはストッパ部(22)を省
略してもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の作動液リザーバによれば、
キャップのリザーバ本体への着脱作業が容易であり作業
性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による作動液リザーバを備えた
タンデムマスタシリンダの側断面図、第2図は第1図に
おけるリザーバ本体の平面図及び第3図は同リザーバ本
体の開口部の外周部の一部の展開側面図である。 なお図において、 (8)……リザーバ本体 (12)……キャップ (13)……シール部材 (29)……シート部 (30)……シール部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が開口し作動液を貯える内部空所を有
    するリザーバ本体と、該リザーバ本体の開口の外周部に
    形成され周方向に傾斜するテーパ部とこのテーパ部の下
    方側に隣設される止め部とを有する係合部と、前記開口
    をおおうキャップと、該キャップの下方に形成され前記
    開口内周に挿入される筒部と、前記キャップの外周部に
    形成され前記テーパ部に案内されて前記止め部に係合可
    能な脚部と、前記キャップと前記リザーバ本体との間に
    配置され両者間を密封するシール部材とを有する作動液
    リザーバにおいて、前記シール部材は、前記筒部と前記
    開口内周の間に位置し前記開口の内周と密に係合するシ
    ール部と、前記リザーバ本体内部側のキャップ下面全体
    をおおうシート部とを有するとともに、前記シール部と
    前記筒部外周との間に隙間を設けた作動液リザーバ。
JP1989036085U 1989-03-29 1989-03-29 作動液リザーバ Expired - Lifetime JPH082009Y2 (ja)

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