JPH0858559A - 作動液リザーバの取付構造 - Google Patents

作動液リザーバの取付構造

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JPH0858559A
JPH0858559A JP22405694A JP22405694A JPH0858559A JP H0858559 A JPH0858559 A JP H0858559A JP 22405694 A JP22405694 A JP 22405694A JP 22405694 A JP22405694 A JP 22405694A JP H0858559 A JPH0858559 A JP H0858559A
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JP
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filter
fluid reservoir
hydraulic fluid
mounting structure
recess
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JP22405694A
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Toshiyuki Takahashi
俊幸 高橋
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Nabco Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、作動液リザーバをボス部に取り付
る際に、フィルタを損傷することなく、その組付け及び
取り外しが容易な作動液リザーバの取付構造を提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明は、シリンダ本体2に形成したボス部
4の凹所5に、環状の密封部材20を介して作動液リザ
ーバ10の筒状の液接続部11を嵌入し、ボス部4の凹
所5底部5aと液接続部11の端部11aとの間に液接
続部の開口を横断する薄膜状のフィルタ30を配置する
ようにした作動液リザーバの取付構造において、フィル
タ30に、液接続部11の端面及び凹所5底部5aに当
接可能であり、フィルタ30の厚み方向に突出しフィル
タ30の面に沿ってのびるリブ32〜34を一体に形成
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、車両のブレー
キあるいはクラッチ用に使用されるマスタシリンダに取
り付られる作動液リザーバの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の作動液リザーバの取付構造に
は、実開昭56−150651号公報に記載されたもが
ある。この作動液リザーバの取付構造は、作動液リザー
バをマスタシリンダのボス部に外嵌して、該マスタシリ
ンダに取り付けられており、マスタシリンダのボス部内
にフィルタを配置するとにより、マスタシリンダ内に異
物が混入することを防止する機能を有するものである。
【0003】また、従来技術の作動液リザーバの取付構
造には、実開平3−107261号公報に記載されたも
のがある。この作動液リザーバの取付構造は、マスタシ
リンダのボス部の凹所に、作動液リザーバの筒状の液接
続部を環状の密封部材を介して嵌入して作動液リザーバ
を取り付けている。そして、このような作動液レザーバ
の取付構造において、上記実開昭56−150651号
公報に記載のように、マスタシリンダに異物が混入する
ことを防止するためにフィルタを配置する場合、液接続
部とボス部の凹所の底部とで区画される小さいスペース
に配置することになるので、薄膜状のフィルタを用いる
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の作動液リザーバの取付構造においては、作動液リザ
ーバをマスタシリンダのボス部に嵌入する際に、作動液
リザーバの液接続部がフィルタに接触し、薄膜状のフィ
ルタを損傷してしまうという問題があった。
【0005】また、薄膜状のフィルタをボス部の凹所底
部に配置することは、非常に困難であり、機械による自
動組付けができず、作業効率が悪くなるという問題があ
った。
【0006】更に、フィルタを合成樹脂(例えば、ナイ
ロン)にて形成すると、作動液により膨潤し、取り外し
の際、フィルタを損傷させるおそれがあるので、取り外
しが困難となるという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、作動液リザーバをボス部に取付ける
際に、フィルタを損傷することなく、その組付け及び取
り外しが容易な作動液リザーバの取付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の作動液リザーバの取付構造は、請求項1に
おいては、シリンダ本体に形成した筒状のボス部の凹所
に、環状の密封部材を介して作動液リザーバの筒状の液
接続部を嵌入し、前記ボス部の凹所底部と前記液接続部
の端部との間に前記液接続部の開口を横断する薄膜状の
フィルタを配置するようにした作動液リザーバの取付構
造において、前記フィルタに、前記液接続部の端面およ
び前記凹所底面に当接可能であり、前記フィルタの厚み
方向に突出しフィルタの面に沿ってのびるリブを一体に
形成したものである。
【0009】請求項2においては、前記密封部材に、前
記液接続部の外周に形成したフランジ部と前記ボス部端
面との間に挟持される環状の平板部が形成されるもので
ある。
【0010】請求項3においては、前記リブには、前記
液接続部内に延びる取っ手部が形成されたものである。
【0011】請求項4においては、前記フィルタの外周
には、枠体が一体に設けられたものである。
【0012】請求項5においては、前記リブと前記取っ
手部と前記枠体とが、互いに一体に形成されたものであ
る。
【0013】請求項6においては、前記取っ手部が、前
記フィルタの中心部に形成され、前記リブが前記取っ手
部から放射状に前記枠体に向かって複数形成されたもの
である。
【0014】
【作用】このように本発明の作動液リザーバの取付構造
によれば、請求項1においては、フィルタに、液接続部
の端面及び凹所底面に当接可能であり、フィルタの厚み
方向に突出しフィルタの面に沿ってのびるリブを一体に
形成したので、作動液リザーバのマスタシリンダ本体へ
の取り付けに際しては、液接続部の先端がフィルタに接
触する以前に、リブに当接するようにしたので、フィル
タに接触することを防止することことができる。
【0015】請求項2においては、密封部材に、前記液
接続部の外周に形成したフランジ部と前記ボス部端面と
の間に挟持される環状の平板部材が形成されているの
で、作動液リザーバをシリンダ本体に取り付ける際に、
液接続部を密封部材内に挿入して、このフランジ部が平
板部に当接すると、その後はフランジ部により平板部が
圧縮変形されつつ、この液接続部が密封部材内に挿入さ
れていくことになり、液接続部先端がリブに当接可能と
なるが、この平板部の弾性力により液接続部を密封部材
内に挿入する挿入力が緩和されるので、液接続部の先端
が挿入に必要な最小限の力でリブに当接させることがで
きるとともに、作動液リザーバをシリンダ本体に取り付
けた後には、密封状態を確保しつつ、フランジ部と平板
部との係合によりボス部の凹所の底部と液接触部の端面
との間に、フイルタを配置するスペースを規制できる。
【0016】請求項3においては、リブには、液接続部
内に延びる取っ手部が形成されているので、フィルタが
作動液により膨潤しても、この取っ手を引っ張ることで
容易に取り外すことができる。
【0017】請求項4においては、フィルタの外周に
は、枠体が一体に設けられているので、この枠体を凹所
の内周面に沿わすように挿入することができ、薄膜状の
フィルタを容易にボス部の凹所底部に配置することがで
きる。
【0018】請求項5においては、リブと取っ手部と枠
体とが、互いに一体に形成されているので、フィルタへ
の取り付けが容易であるとともに、リブ、取っ手及び枠
体を金型等により容易、かつ低コストで製造することが
できる。
【0019】請求項6においては、取っ手部が、フィル
タの中心部に形成され、リブが前記取っ手部から放射状
に枠体に向かって複数形成されているので、フィルタを
複数のリブ及び枠体に強固に取り付けることができるの
で、作動液等の圧力を受けても、フィルタが剥がれるこ
とを防止することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例である作動液リザー
バの取付構造について、図面を参照して説明する。
【0021】図1は本実施例における作動液リザーバの
取付構造を示す概略断面図、図2は本実施例における作
動液リザーバの取付構造の詳細を説明するための図1に
おける要部拡大図、図3(a)は本実施例における作動
液リザーバの取付構造に用いられるフィルタの構成を示
す平面図、図3(b)は本実施例における作動液リザー
バの取付構造に用いられるフィルタの構成を示す図3
(a)のA−A断面図である。
【0022】図1において、1はマスタシリンダ、2は
マスタシリンダ1のシリンダ本体であって、このシリン
ダ本体2内には図示しないピストンが摺動自在に嵌合さ
れるシリンダ孔3が軸線方向に延びて形成されている。
【0023】また、シリンダ本体2には、この外周面か
ら半径外方向に突出する筒状のボス部4、4が、互いに
軸線方向に所定間隔を隔てて一体形成されている。この
ボス部4、4には、この端面4aに開口する凹所5がそ
れぞれ形成されており、この各凹所5は縦孔6を介して
シリンダ本体2のシリンダ孔3に連通している。
【0024】10は内部に作動液を貯める空間Aを有す
る作動液リザーバであって、この本体10Aの底壁から
下方に突出する筒状の液接続部11、11が、互いに所
定間隔を隔てて一体形成されている。
【0025】そして、作動液リザーバ10は、その液接
続部11、11を環状の密封部材20介在させて、ボス
部4、4内の凹所5内に嵌入することにより取り付けら
れている。30は液接続部11、11の端部11aとボ
ス部4、4の凹所5の底部5aとの間に、当該液接続部
11、11の開口を横断して配置されたフィルタであ
る。
【0026】次に、本実施例の作動液リザーバの取付構
造の詳細について、図2、図3(a)及び図3(b)に
基づいて説明する。
【0027】図2において、ボス部4の凹所5は、開口
端4aから底部5aに向かって段々に縮径して大径孔部
5A、小径孔部5Bが連続しており、この底部5aにシ
リンダ本体2のシリンダ孔3と連通する縦孔6が開口し
ている。また、ボス部4の端面4aからは、凹所5内に
突出する突起部4Aが一体形成されている。
【0028】そして、ボス部4の小径孔部5B内には、
フィルタ30に取っ手部31、リブ32〜34及び枠体
35とが組合わされた組体50が配置されている。この
フィルタ30は、図3(a)に示すように、例えば、合
成樹脂等の材料により薄膜状、ボス部4の凹所5の小径
孔部5B内径と略同径を有する円形で、かつ細かい網目
状に形成さており、その上面30aにはこの中心からフ
イルタ30の厚み方向に延びる取っ手部31と、この取
っ部31からフィルタ30の面に沿って半径外方向に放
射状に延びるリブ32〜34、及びこのリブ32〜34
端からフィルタ30の外周方向のに延びて、ボス部4の
凹所4の小径孔部5内径と略同径を有する円形の枠体3
5とが一体に形成されている。
【0029】このリブ32〜34は、図3(b)に示す
ように、フィルタ30の厚み方向の両側に所定の厚さを
持って突出して、フィルタ30を挟み込んでいる。ま
た、枠体35は、図3(b)に示すように、フィルタ3
0の厚み方向にリブ32〜34より大きな厚さを持って
突出している。
【0030】このように、フィルタ30と取っ手部3
1、リブ32〜34及び枠体35とが組合わされた組体
50は、取っ手部31が延びる側と反対側からボス部4
の凹所5内の大径孔部5Aに挿入されて、枠体35を小
径孔部5B内にこの内周面に当接させながら嵌合して、
枠体35を凹所5の底部5a上に係合することにより載
置されている。これにより、フィルタ30は凹所5の底
部5aに接触することなく、凹所5の小径孔部5B内に
架設される状態とされている。
【0031】そして、ボス部4の凹所5の大径孔部5A
には、例えば、合成ゴム等で形成された密封部材20が
嵌合されている。密封部材20は、ボス部4の凹所5の
大径孔部5Aに嵌合される頭部21とこの頭部21から
凹所5の半径外方向に延びる平板部22とが一体形成さ
れており、この平板部22がボス部4の端面4a上に係
合載置されている。
【0032】また、平板部22に隣接する頭部21に
は、平板部22に隣接する部分に抜け止溝23が形成さ
れており、この抜け止溝23内に、ボス部4の突起部4
Aが係合されており、密封部材20のボス部4からの抜
け止めを防止している。
【0033】次いで、作動液リザーバ10の液接続部1
1を、密封部材20内に嵌合することにより、シリンダ
本体2に作動液リザーバ10が取り付けられている。こ
の液接続部11は、端部11aに半径外方向に突出する
突出部12、12と作動液リザーバ10の本体10A側
に半径外方向に延びるフランジ部13、13とが一体形
成されている。
【0034】そして、この液接続部11は、この突出部
12、12側から密封部材20の貫通孔24に、この液
接続部11内に組立体50の取っ手部33を収納しつつ
嵌合されて、フランジ部13、13を密封部材20の平
板部22に係合している。
【0035】このとき、密封部材20の貫通孔24に嵌
合された液接続部11の先端は、フランジ部13、13
と密封部材20の平板部22との係合により、組立体5
0のリブ32〜34と所定の間隔を隔てられて、フィル
タ30がこの液接続部11の開口を半径方向に横断して
いる。また、液接続部11の突出部12、12が密封部
材20の凹所5底部5a側に開口する凹部25内に突出
しており、密封部材20との係合により液接続部11が
ボス部4の凹所5から抜け出るのを防止している。
【0036】以上のような構成により、作動液リザーバ
10がシリンダ本体2に取り付けられてるが、例えば、
フィルタ30が劣化して交換が必要となった場合には、
液接続部11を密封部材20とともに、ボス部4の凹所
5から取り外した後、組立体50の取っ手部31を、作
業者または図示しない機械等が摘んで引っ張ることによ
り、フィルタ30をボスぶ4の凹所5内から取り外し、
上記に示した手順で、再び、作動液リザーバ10をシリ
ンダ本体2に取り付ける。
【0037】このように、本実施例の作動液リザーバの
取付構造によれば、フィルタ30に、このフィルタ30
の厚み方向に突出しフィルタ30の面に沿ってのびるリ
ブ32〜34をを一体に形成して、当該フィルタ30を
架設するようにしたので、作動液リザーバ10のシリン
ダ本体2への取り付けに際しては、液接続部10の端面
がフィルタ30に接触する以前に、リブ32〜34に当
接するようにしたので、フィルタ30に接触することを
防止することことができるので、フィルタ30を損傷す
ることがなくなる。
【0038】また、密封部材20に、液接続部11の外
周に形成したフランジ部13、13とボス部4の端面4
aとの間に環状の平板部22が形成されているので、作
動液リザーバ10をシリンダ本体2に取り付ける際に、
液接続部11を密封部材20内に挿入して、このフラン
ジ部13、13が平板部22に当接すると、その後はフ
ランジ部13、13により平板部22が圧縮変形されつ
つ、この液接続部11が密封部材20内に挿入されてい
くことになり、液接続部11先端がリブ32〜34に当
接可能となるが、この平板部22の弾性力により液接続
部11を密封部材20内に挿入する挿入力が緩和される
ので、液接続部11の先端が挿入に必要な最小限の力で
リブ32〜34に当接させることができるとともに、作
動液リザーバ10をシリンダ本体2に取り付けた後に
は、密封状態を確保しつつ、フランジ部13、13と平
板部22との係合によりボス部4の凹所5の底部5aと
液接触部11の端面との間に、フイルタ30を配置する
スペースを規制できる。
【0039】更に、リブ32〜34には、液接続部11
内に延びる取っ手部31が形成されているので、フィル
タ30が作動液により膨潤しても、この取っ手部31を
引っ張ることで容易に取り外すことができる。
【0040】また、フィルタ30の外周には、枠体35
が一体に設けられているので、この枠体35を凹所5の
小径孔部5B内周面に沿わすように挿入することがで
き、薄膜状のフィルタ30を容易にボス部4の凹所5の
底部5aに配置することができる。
【0041】更に、また、リブ32〜34と取っ手部3
1と枠体35とが、互いに一体に形成されているので、
フィルタ30への取り付けが容易であるとともに、リブ
32〜34、取っ手部31及び枠体35を金型等により
容易、かつ低コストで製造することができる。
【0042】また、取っ手部31が、フィルタ31の中
心部に形成され、リブ32〜34が取っ手部31から放
射状に枠体35に向かって複数形成されているので、フ
ィルタ35を複数のリブ32〜34及び枠体35に強固
に取り付けることができるので、作動液等の圧力を受け
ても、フィルタ30が剥がれることを防止することがで
きる。
【0043】尚、本実施例の作動液リザーバの取付構造
において、フィルタ30、取っ手部31、リブ32〜3
4及び枠体35とを一体形成したものを示したが、これ
らを別体に製造して、各々をフィルタ30に取り付ける
ようにしたものであっても、本実施例と同様な効果を得
ることができる。
【0044】また、本実施例において、フィルタ30、
取っ手部31、リブ32〜34及び枠体35とを一体形
成した組立体50を示したが、これに限定されるもので
なく、図4(a)に示すように、リブ32〜34のみを
フィルタ30に取り付けたものや、図4(b)に示すよ
うに、取っ手部31とリブ32〜34とをフィルタ30
に取り付けたもの、及び図4(c)に示すように、リブ
32〜34と枠体35をフィルタ30に取り付けたもの
であっても、本実施例と同様な効果を得ることができ
る。
【0045】更に、本実施例の組立体50のリブ32〜
34は、3本のものを示したが、これに限定されるもの
でなく、1本、2本又はそれ以上であっても、本実施例
と同様な効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】このように本発明の作動液リザーバの取
付構造によれば、フィルタに、液接続部の端面及び凹所
底面に当接可能であり、フィルタの厚み方向に突出しフ
ィルタの面に沿ってのびるリブを一体に形成したので、
作動液リザーバのマスタシリンダ本体への取り付けに際
しては、液接続部がリブによりフィルタに接触すること
を防止することことができるので、フィルタが損傷する
ことがなくなる。
【0047】また、密封部材に、液接続部の外周に形成
したフランジ部とボス部端面との間に挟持される環状の
平板部材が形成されているので、作動液リザーバをシリ
ンダ本体に取り付ける際に、液接続部を密封部材内に挿
入して、このフランジ部が平板部に当接すると、その後
はフランジ部により平板部が圧縮変形されつつ、この液
接続部が密封部材内に挿入されていくことになり、液接
続部先端がリブに当接可能となるが、この平板部の弾性
力により液接続部を密封部材内に挿入する挿入力が緩和
されるので、液接続部の先端が挿入に必要な最小限の力
でリブに当接させることができるので、フィルタの損傷
を防止することができるとともに、作動液リザーバをシ
リンダ本体に取り付けた後には、密封状態を確保しつ
つ、フランジ部と平板部との係合によりボス部の凹所の
底部と液接触部の端面との間に、フイルタを配置するス
ペースを規制できる。
【0048】更に、リブには、液接続部内に延びる取っ
手部が形成されているので、フィルタが作動液により膨
潤しても、この取っ手を引っ張ることで容易に取り外す
ことができるので、作動液リザーバをシリンダ本体に取
り付ける作業が短縮される。
【0049】また、フィルタの外周には、枠体が一体に
設けられているので、この枠体を凹所の内周面に沿わす
ように挿入することができ、薄膜状のフィルタを容易に
ボス部の凹所底部に配置することができるので、機械に
よる自動組付けが可能となり、作動液リザーバをシリン
ダ本体に取り付ける作業が短縮される。
【0050】更に、また、リブと取っ手部と枠体とが、
互いに一体に形成されているので、フィルタへの取り付
けが容易であるとともに、リブ、取っ手及び枠体を金型
等により容易、かつ低コストで製造することができる。
【0051】また、取っ手部が、フィルタの中心部に形
成され、リブが前記取っ手部から放射状に枠体に向かっ
て複数形成されているので、フィルタを複数のリブ及び
枠体に強固に取り付けることができるので、作動液等の
圧力を受けても、フィルタが剥がれることを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における作動液リザーバの取付構造を示
す概略断面図である。
【図2】本実施例における作動液リザーバの取付構造の
詳細を説明するための図1における要部拡大図である。
【図3】本発明における作動液リザーバの取付構造に用
いられるフィルタの構成を示す図であって、(a)はフ
ィルタの平面図、(b)は(a)のA−A断面図であ
る。
【図4】本発明における作動液リザーバの取付構造に用
いられるフィルタの構成の変形例を示す図であって、
(a)はリブのみで構成される平面図、(b)はリブと
取っ手部とで構成される平面図、(c)はリブと枠体と
で構成される平面図である。
【符号の説明】
2 シリンダ本体 4 ボス部 5 凹所 5a 底部 10 作動液リザーバ 13 フランジ部 11 液接続部 20 密封部材 22 平板部 30 フィルタ 31 取っ手部 32〜34 リブ 35 枠体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体に形成した筒状のボス部の
    凹所に、環状の密封部材を介して作動液リザーバの筒状
    の液接続部を嵌入し、前記ボス部の凹所底部と前記液接
    続部の端部との間に前記液接続部の開口を横断する薄膜
    状のフィルタを配置するようにした作動液リザーバの取
    付構造において、前記フィルタに、前記液接続部の端面
    および前記凹所底面に当接可能であり、前記フィルタの
    厚み方向に突出しフィルタの面に沿ってのびるリブを一
    体に形成した作動液リザーバの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記密封部材に、前記液接続部の外周に
    形成したフランジ部と前記ボス部端面との間に挟持され
    る環状の平板部が形成される請求項1記載の作動液リザ
    ーバの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記リブには、前記液接続部内に延びる
    取っ手部が形成される 請求項1または請求項2記載の
    作動液リザーバの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記フィルタの外周には、枠体が一体に
    設けられる請求項1から請求項3それぞれに記載の作動
    液リザーバの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記リブと前記取っ手部と前記枠体と
    が、互いに一体に形成される請求項4記載の作動液リザ
    ーバの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記取っ手部が、前記フィルタの中心部
    に形成され、前記リブが前記取っ手部から放射状に前記
    枠体に向かって複数形成される請求項5記載の作動液リ
    ザーバの取付構造。
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