JPH0440726Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0440726Y2 JPH0440726Y2 JP4537587U JP4537587U JPH0440726Y2 JP H0440726 Y2 JPH0440726 Y2 JP H0440726Y2 JP 4537587 U JP4537587 U JP 4537587U JP 4537587 U JP4537587 U JP 4537587U JP H0440726 Y2 JPH0440726 Y2 JP H0440726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing material
- end plate
- filter element
- air
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 claims description 46
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 14
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はエアクリーナのシール構造に関するも
のである。
のである。
(従来技術)
第4図には従来の一般的なエアクリーナ1が示
されており、同図において符号2は第1のケース
部材21と第2のケース部材22とを相互に嵌合
合体させてなるエレメントケースである。このエ
レメントケース2の側壁、即ち第1のケース部材
21の側壁21aには空気流入管4に連通する空
気入口6が、また上壁、即ち第2のケース部材2
2の底壁22aの中央部には空気流出管5に連通
する空気出口7がそれぞれ形成されている。この
エレメントケース2内には後述するフイルターエ
レメント3が嵌装される。
されており、同図において符号2は第1のケース
部材21と第2のケース部材22とを相互に嵌合
合体させてなるエレメントケースである。このエ
レメントケース2の側壁、即ち第1のケース部材
21の側壁21aには空気流入管4に連通する空
気入口6が、また上壁、即ち第2のケース部材2
2の底壁22aの中央部には空気流出管5に連通
する空気出口7がそれぞれ形成されている。この
エレメントケース2内には後述するフイルターエ
レメント3が嵌装される。
フイルターエレメント3は、多数の通気孔3
5,35・・を有する多孔板よりなる円筒状のイ
ンナーチユーブ32の外側に濾紙31を蛇行状に
巻回配置するとともに、該インナーチユーブ32
の両端に環状の上下一対のエンドプレート、即ち
上側エンドプレート33と下側エンドプレート3
4をそれぞれ取付けて構成されており、略筒体の
外観形状を呈している。
5,35・・を有する多孔板よりなる円筒状のイ
ンナーチユーブ32の外側に濾紙31を蛇行状に
巻回配置するとともに、該インナーチユーブ32
の両端に環状の上下一対のエンドプレート、即ち
上側エンドプレート33と下側エンドプレート3
4をそれぞれ取付けて構成されており、略筒体の
外観形状を呈している。
さらに、このフイルターエレメント3の上記上
側エンドプレート33と下側エンドプレート34
には、ラバー等からなる適度の弾性をもつたシー
ル材11が該各エンドプレート33,34の周方
向に沿つて環状に取付けられている。
側エンドプレート33と下側エンドプレート34
には、ラバー等からなる適度の弾性をもつたシー
ル材11が該各エンドプレート33,34の周方
向に沿つて環状に取付けられている。
このように構成されたフイルターエレメント3
は、第4図及び第5図に示すようにその下側エン
ドプレート34側に設けたシール材11を上記エ
レメントケース2の第1のケース部材21の底壁
21bの内面21cに、またその上側エンドプレ
ート33側に設けたシール材11を上記エレメン
トケース2の第2のケース部材22の底壁22a
の内面22bにそれぞれ当接させた状態でエレメ
ントケース2内に嵌装され且つ固定される。この
エレメントケース2内へのフイルターエレメント
3の嵌装状態においては、エレメントケース2の
内部空間はこのフイルターエレメント3とシール
材11,11とにより径方向に2分割され、該フ
イルターエレメント3より外側に位置する外周空
間15と該フイルターエレメント3より内側に位
置する内周空間16とされる。従つて、エンジン
が運転されると、空気はエンジンの吸引力で引か
れ、空気流入管4からエレメントケース2の外周
空間15内に導入されたのち、フイルターエレメ
ント3の濾紙31を通過して内周空間16側に至
り、さらにこの内周空間16から空気流出管5を
通つてエンジンの作動室側に吸入される。そし
て、空気が第4図において矢印Aで示すようにフ
イルターエレメント3の濾紙31を通過すると
き、該濾紙31により空気中に混入しているダス
トが捕集・除去されるものである。
は、第4図及び第5図に示すようにその下側エン
ドプレート34側に設けたシール材11を上記エ
レメントケース2の第1のケース部材21の底壁
21bの内面21cに、またその上側エンドプレ
ート33側に設けたシール材11を上記エレメン
トケース2の第2のケース部材22の底壁22a
の内面22bにそれぞれ当接させた状態でエレメ
ントケース2内に嵌装され且つ固定される。この
エレメントケース2内へのフイルターエレメント
3の嵌装状態においては、エレメントケース2の
内部空間はこのフイルターエレメント3とシール
材11,11とにより径方向に2分割され、該フ
イルターエレメント3より外側に位置する外周空
間15と該フイルターエレメント3より内側に位
置する内周空間16とされる。従つて、エンジン
が運転されると、空気はエンジンの吸引力で引か
れ、空気流入管4からエレメントケース2の外周
空間15内に導入されたのち、フイルターエレメ
ント3の濾紙31を通過して内周空間16側に至
り、さらにこの内周空間16から空気流出管5を
通つてエンジンの作動室側に吸入される。そし
て、空気が第4図において矢印Aで示すようにフ
イルターエレメント3の濾紙31を通過すると
き、該濾紙31により空気中に混入しているダス
トが捕集・除去されるものである。
尚、この種のエアクリーナの一般構造例として
は、例えば実開昭59−157568号公報あるいは実開
昭61−116164号公報に開示される如きものがあ
る。
は、例えば実開昭59−157568号公報あるいは実開
昭61−116164号公報に開示される如きものがあ
る。
ところで、この長期の使用によりフイルターエ
レメント3の濾紙31にダストが多量に付着する
とエンジンの吸気抵抗が増大しエンジン出力の低
下を招くおそれがあるため、これを定期的に清掃
して該濾紙31に付着しているダストを取り除く
必要がある。この場合、通常はフイルターエレメ
ント3をエレメントケース2から取外し、このフ
イルターエレメント3の濾紙31部分に加圧空気
を吹きつけて該濾紙31の表面からダストを吹き
飛ばすが、例えば開発途上国等の如く自動車の整
備について設備、技術及び作業者の作業意識等が
十分でない地域においては、第7図に示す如くフ
イルターエレメント3を手で持ち、該フイルター
エレメント3の外周縁部を地面等の硬い部分にた
たきつけて濾紙31に付着したダストを取り除く
ということが日常的に行なわれている。
レメント3の濾紙31にダストが多量に付着する
とエンジンの吸気抵抗が増大しエンジン出力の低
下を招くおそれがあるため、これを定期的に清掃
して該濾紙31に付着しているダストを取り除く
必要がある。この場合、通常はフイルターエレメ
ント3をエレメントケース2から取外し、このフ
イルターエレメント3の濾紙31部分に加圧空気
を吹きつけて該濾紙31の表面からダストを吹き
飛ばすが、例えば開発途上国等の如く自動車の整
備について設備、技術及び作業者の作業意識等が
十分でない地域においては、第7図に示す如くフ
イルターエレメント3を手で持ち、該フイルター
エレメント3の外周縁部を地面等の硬い部分にた
たきつけて濾紙31に付着したダストを取り除く
ということが日常的に行なわれている。
ところが、このようにフイルターエレメント3
の外周縁部を地面等に打ちつけてダスト除去を行
なうと、第7図に示す如く上側エンドプレート3
3(あるいは下側エンドプレート34)の外周縁
部が次第にその板厚方向内側に向つて折曲変形す
ることになる。この結果、フイルターエレメント
3をエレメントケース2内に嵌装した時、本来な
らば第5図に示すようにシール材11の上面がエ
レメントケース2の第2のケース部材22の底壁
22aの内面22bに当接して該内面22bとの
間でシール作用をなすべきところ、第6図に示す
ようにシール材11の位置が上側エンドプレート
33の変形につれて下方側に移動するために該シ
ール材11の上面と第2のケース部材22の底壁
内面22bとが離間し、この間におけるシール性
が損なわれ、ダストがエンジンの作動室内に吸入
されるというおそれが生じる。
の外周縁部を地面等に打ちつけてダスト除去を行
なうと、第7図に示す如く上側エンドプレート3
3(あるいは下側エンドプレート34)の外周縁
部が次第にその板厚方向内側に向つて折曲変形す
ることになる。この結果、フイルターエレメント
3をエレメントケース2内に嵌装した時、本来な
らば第5図に示すようにシール材11の上面がエ
レメントケース2の第2のケース部材22の底壁
22aの内面22bに当接して該内面22bとの
間でシール作用をなすべきところ、第6図に示す
ようにシール材11の位置が上側エンドプレート
33の変形につれて下方側に移動するために該シ
ール材11の上面と第2のケース部材22の底壁
内面22bとが離間し、この間におけるシール性
が損なわれ、ダストがエンジンの作動室内に吸入
されるというおそれが生じる。
(考案の目的)
本考案は上記従来技術の項で指摘した問題点を
解決しようとするもので、エレメントケース内に
嵌装されるフイルターエレメントに該エレメント
ケースとの間でシール作用を行なうシール部を設
けたエアクリーナにおいて、フイルターエレメン
トの変形状態においても上記シール部により高水
準のシール性が確保されエンジン側へのダスト侵
入を確実に防止し得るようにしたエアクリーナの
シール構造を提案することを目的とするものであ
る。
解決しようとするもので、エレメントケース内に
嵌装されるフイルターエレメントに該エレメント
ケースとの間でシール作用を行なうシール部を設
けたエアクリーナにおいて、フイルターエレメン
トの変形状態においても上記シール部により高水
準のシール性が確保されエンジン側へのダスト侵
入を確実に防止し得るようにしたエアクリーナの
シール構造を提案することを目的とするものであ
る。
(目的を達成するための手段)
本考案は上記の目的を達成するための具体的手
段として、空気入口と空気出口とを備えたエレメ
ントケース内に、環状に巻回形成された濾紙の軸
方向両端部を上下一対のエンドプレートによつて
覆つてなるフイルターエレメントを嵌装し、上記
空気入口から上記フイルターエレメントの周囲に
導入した空気を該フイルターエレメントをその径
方向に通過させて該フイルターエレメントの中央
部分から上記空気出口側に流出させ得る如くする
とともに、上記フイルターエレメントの上記エン
ドプレート部分に、上記エレメントケースの内面
に圧接させることにより該エレメントケースと上
記エンドプレートの間をシールする環状のシール
部を形成したエアクリーナにおいて、上記シール
部は、上記エレメントケースの内面に圧接される
環状のシール材と、該シール材を支持する環状の
シール材支持部材とを有し、しかも上記シール材
支持部材は、その外径が上記エンドプレートの外
径より小径とされ且つ上記エンドプレートに対し
て離間した状態でこれと略平行に延びるとともに
その外面側に上記シール材が取付けられるシール
材取付部と、該シール材取付部の内周側端部に連
続して屈曲状態に形成され且つ上記エンドプレー
トの内周側端部に対して固定された基端部とを備
えていることを特徴としている。
段として、空気入口と空気出口とを備えたエレメ
ントケース内に、環状に巻回形成された濾紙の軸
方向両端部を上下一対のエンドプレートによつて
覆つてなるフイルターエレメントを嵌装し、上記
空気入口から上記フイルターエレメントの周囲に
導入した空気を該フイルターエレメントをその径
方向に通過させて該フイルターエレメントの中央
部分から上記空気出口側に流出させ得る如くする
とともに、上記フイルターエレメントの上記エン
ドプレート部分に、上記エレメントケースの内面
に圧接させることにより該エレメントケースと上
記エンドプレートの間をシールする環状のシール
部を形成したエアクリーナにおいて、上記シール
部は、上記エレメントケースの内面に圧接される
環状のシール材と、該シール材を支持する環状の
シール材支持部材とを有し、しかも上記シール材
支持部材は、その外径が上記エンドプレートの外
径より小径とされ且つ上記エンドプレートに対し
て離間した状態でこれと略平行に延びるとともに
その外面側に上記シール材が取付けられるシール
材取付部と、該シール材取付部の内周側端部に連
続して屈曲状態に形成され且つ上記エンドプレー
トの内周側端部に対して固定された基端部とを備
えていることを特徴としている。
(作用)
本考案では上記の手段により、前述のような誤
つたダスト除去作業により例えフイルターエレメ
ントの外周縁部がたたかれて変形したとしても、
シール材支持部材のシール材が取り付けられるシ
ール材取付部の外径がフイルターエレメントのエ
ンドプレートの外径よりも小径とされ且つ該エン
ドプレートに対して離間して略平行に延出するよ
うに形成されるとともに、その内周側に位置する
基端部が屈曲状態で上記エンドプレートの内周側
端部に固定されていることから、該シール材のエ
レメントケースに対する相対位置はフイルターエ
レメントの変形前の状態のまま保持され、該フイ
ルターエレメントとエレメントケースとの間のシ
ール性が高水準に維持されることになる。
つたダスト除去作業により例えフイルターエレメ
ントの外周縁部がたたかれて変形したとしても、
シール材支持部材のシール材が取り付けられるシ
ール材取付部の外径がフイルターエレメントのエ
ンドプレートの外径よりも小径とされ且つ該エン
ドプレートに対して離間して略平行に延出するよ
うに形成されるとともに、その内周側に位置する
基端部が屈曲状態で上記エンドプレートの内周側
端部に固定されていることから、該シール材のエ
レメントケースに対する相対位置はフイルターエ
レメントの変形前の状態のまま保持され、該フイ
ルターエレメントとエレメントケースとの間のシ
ール性が高水準に維持されることになる。
(実施例)
以下、第1図ないし第3図を参照して本考案の
好適な実施例を説明する。
好適な実施例を説明する。
第1図には本考案の実施例に係るシール構造を
備えた自動車エンジン用エアクリーナ1が示され
ている。このエアクリーナ1は、その基本構成を
上記従来例のもの(第4図に図示するもの)とほ
ぼ同じくするものであり、第1のケース部材21
と第2のケース部材22とを相互に嵌合合体させ
てなるエレメントケース2内に、略筒状の外形形
状を有するフイルターエレメント3を嵌装して構
成されるものであり、空気流入管4を通して外周
空間15内に導入した空気をフイルターエレメン
ト3の濾紙31部分で濾過したのち内周空間16
から空気流出管5を介してエンジンの作動室へ向
けて流出させるようになつている。また、フイル
ターエレメント3は、その内周側に位置するイン
ナーチユーブ32と、該インナーチユーブ32の
外側に蛇行状に巻回配置された濾紙31と、これ
らの上下両端部に配置された上側エンドプレート
33と下側エンドプレート34とで構成されてい
る。
備えた自動車エンジン用エアクリーナ1が示され
ている。このエアクリーナ1は、その基本構成を
上記従来例のもの(第4図に図示するもの)とほ
ぼ同じくするものであり、第1のケース部材21
と第2のケース部材22とを相互に嵌合合体させ
てなるエレメントケース2内に、略筒状の外形形
状を有するフイルターエレメント3を嵌装して構
成されるものであり、空気流入管4を通して外周
空間15内に導入した空気をフイルターエレメン
ト3の濾紙31部分で濾過したのち内周空間16
から空気流出管5を介してエンジンの作動室へ向
けて流出させるようになつている。また、フイル
ターエレメント3は、その内周側に位置するイン
ナーチユーブ32と、該インナーチユーブ32の
外側に蛇行状に巻回配置された濾紙31と、これ
らの上下両端部に配置された上側エンドプレート
33と下側エンドプレート34とで構成されてい
る。
また、このフイルターエレメント3の上側エン
ドプレート33及び下側エンドプレート34上に
はこれらとエレメントケース2の第1のケース部
材21及び第2のケース部材22との間をシール
するためのシール部10,10がそれぞれ設けら
れている。このシール部10は、本考案の特徴と
するものであり、上記従来例のシール部(シール
材11)とはその構成を異にするものである。以
下、このシール部10の構成並びにその作用を第
1図ないし第3図を参照して詳述する。
ドプレート33及び下側エンドプレート34上に
はこれらとエレメントケース2の第1のケース部
材21及び第2のケース部材22との間をシール
するためのシール部10,10がそれぞれ設けら
れている。このシール部10は、本考案の特徴と
するものであり、上記従来例のシール部(シール
材11)とはその構成を異にするものである。以
下、このシール部10の構成並びにその作用を第
1図ないし第3図を参照して詳述する。
シール部10は、これを上側エンドプレート3
3側に設けたシール部10を例にとつて説明する
と、ラバー等により環状に一体形成されたシール
材11と、これを支持する環状のシール材支持部
材12とから構成されている。このシール材支持
部材12は、上側エンドプレート33のしかも上
記第2のケース部材22の底壁22aに直交する
方向に延びる内周側端部33aに屈曲した状態で
連続し該上側エンドプレート33とともに一体形
成された略L字形断面形状をもつ環状プレート材
で構成されており、その外径はフイルターエレメ
ント3の外径より小径とされている。そして、こ
のシール材支持部材12は、その内周端12a側
に位置し上記上側エンドプレート33の内周側端
部33aに沿つて上下方向(フイルターエレメン
ト3の高さ方向)に延びる基端部13と、その外
周端12b側に位置ししかも上記上側エンドプレ
ート33の中央部33bに対して適宜間隔をもつ
て離間して平行方向に延びるシール材取付部14
とを有している。そして、このシール材支持部材
12のシール材取付部14上に上記シール材11
が取付けられており、フイルターエレメント3の
エレメントケース2内への嵌装状態においては第
2図に示す如く該シール材11は第2のケース部
材22の底壁内面22bに当接される。
3側に設けたシール部10を例にとつて説明する
と、ラバー等により環状に一体形成されたシール
材11と、これを支持する環状のシール材支持部
材12とから構成されている。このシール材支持
部材12は、上側エンドプレート33のしかも上
記第2のケース部材22の底壁22aに直交する
方向に延びる内周側端部33aに屈曲した状態で
連続し該上側エンドプレート33とともに一体形
成された略L字形断面形状をもつ環状プレート材
で構成されており、その外径はフイルターエレメ
ント3の外径より小径とされている。そして、こ
のシール材支持部材12は、その内周端12a側
に位置し上記上側エンドプレート33の内周側端
部33aに沿つて上下方向(フイルターエレメン
ト3の高さ方向)に延びる基端部13と、その外
周端12b側に位置ししかも上記上側エンドプレ
ート33の中央部33bに対して適宜間隔をもつ
て離間して平行方向に延びるシール材取付部14
とを有している。そして、このシール材支持部材
12のシール材取付部14上に上記シール材11
が取付けられており、フイルターエレメント3の
エレメントケース2内への嵌装状態においては第
2図に示す如く該シール材11は第2のケース部
材22の底壁内面22bに当接される。
このような構成をもつフイルターエレメント3
においては、例えば前述の如くフイルターエレメ
ント3の外周縁部をたたいてダスト除去を行なつ
た結果該フイルターエレメント3の上側エンドプ
レート33が変形したとしても、第3図に示すよ
うにシール材支持部材12のシール材取付部14
が上側エンドプレート33と非連結とされ該上側
エンドプレート33の変形に追従するということ
がなく、また基端部13が該上側エンドプレート
33の内周側端部33aに対して屈曲状態で連結
されており該屈曲部で上記上側エンドプレート3
3の変形がシール支持部材12側に伝達されるの
を可及的に吸収し得ることから、該シール材支持
部材12は上側エンドプレート33の変形にもか
かわらずその形状がほぼ当初のまま保持されるこ
ととなる。
においては、例えば前述の如くフイルターエレメ
ント3の外周縁部をたたいてダスト除去を行なつ
た結果該フイルターエレメント3の上側エンドプ
レート33が変形したとしても、第3図に示すよ
うにシール材支持部材12のシール材取付部14
が上側エンドプレート33と非連結とされ該上側
エンドプレート33の変形に追従するということ
がなく、また基端部13が該上側エンドプレート
33の内周側端部33aに対して屈曲状態で連結
されており該屈曲部で上記上側エンドプレート3
3の変形がシール支持部材12側に伝達されるの
を可及的に吸収し得ることから、該シール材支持
部材12は上側エンドプレート33の変形にもか
かわらずその形状がほぼ当初のまま保持されるこ
ととなる。
従つて、シール材支持部材12のシール材取付
部14(即ち、シール材11)とエレメントケー
ス2の第2のケース部材22の底壁内面22bと
の相対位置が当初設計状態のまま維持され、フイ
ルターエレメント3のエレメントケース2内への
嵌装状態においてはシール材11が第2のケース
部材22の底壁内面22bに的確に当接し、該シ
ール材11により該第2のケース部材22の底壁
内面22bとフイルターエレメント3の上側エン
ドプレート33との間のシールが確実に行なわれ
ることになる。
部14(即ち、シール材11)とエレメントケー
ス2の第2のケース部材22の底壁内面22bと
の相対位置が当初設計状態のまま維持され、フイ
ルターエレメント3のエレメントケース2内への
嵌装状態においてはシール材11が第2のケース
部材22の底壁内面22bに的確に当接し、該シ
ール材11により該第2のケース部材22の底壁
内面22bとフイルターエレメント3の上側エン
ドプレート33との間のシールが確実に行なわれ
ることになる。
尚、この実施例においてはシール材支持部材1
2をフイルターエレメント3の上側エンドプレー
ト33あるいは下側エンドプレート34と一体的
に形成しているが、本考案はこれに限定されるも
のではなく、例えばシール材支持部材12を上側
エンドプレート33あるいは下側エンドプレート
34とは別体に形成し、これを該上側エンドプレ
ート33あるいは下側エンドプレート34にそれ
ぞれ装着固定するようにしてもよい。
2をフイルターエレメント3の上側エンドプレー
ト33あるいは下側エンドプレート34と一体的
に形成しているが、本考案はこれに限定されるも
のではなく、例えばシール材支持部材12を上側
エンドプレート33あるいは下側エンドプレート
34とは別体に形成し、これを該上側エンドプレ
ート33あるいは下側エンドプレート34にそれ
ぞれ装着固定するようにしてもよい。
(考案の効果)
本考案のエアクリーナのシール構造は、空気入
口と空気出口とを備えたエレメントケース内に、
環状に巻回形成された濾紙の軸方向両端部を上下
一対のエンドプレートによつて覆つてなるフイル
ターエレメントを嵌装し、上記空気入口から上記
フイルターエレメントの周囲に導入した空気を該
フイルターエレメントをその径方向に通過させて
該フイルターエレメントの中央部分から上記空気
出口側に流出させ得る如くするとともに、上記フ
イルターエレメントの上記エンドプレート部分
に、上記エレメントケースの内面に圧接させるこ
とにより該エレメントケースと上記エンドプレー
トの間をシールする環状のシール部を形成したエ
アクリーナにおいて、上記シール部は、上記エレ
メントケースの内面に圧接される環状のシール材
と該シール材を支持する環状のシール材支持部材
とを有し、しかも上記シール材支持部材は、その
外径が上記エンドプレートの外径より小径とされ
且つ上記エンドプレートに対して離間した状態で
これと略平行に延びるとともにその外面側に上記
シール材が取付けられるシール材取付部と、該シ
ール材取付部の内周側端部に連続して屈曲状態に
形成され且つ上記エンドプレートの内周側端部に
対して固定された基端部とを備えていることを特
徴とするものである。
口と空気出口とを備えたエレメントケース内に、
環状に巻回形成された濾紙の軸方向両端部を上下
一対のエンドプレートによつて覆つてなるフイル
ターエレメントを嵌装し、上記空気入口から上記
フイルターエレメントの周囲に導入した空気を該
フイルターエレメントをその径方向に通過させて
該フイルターエレメントの中央部分から上記空気
出口側に流出させ得る如くするとともに、上記フ
イルターエレメントの上記エンドプレート部分
に、上記エレメントケースの内面に圧接させるこ
とにより該エレメントケースと上記エンドプレー
トの間をシールする環状のシール部を形成したエ
アクリーナにおいて、上記シール部は、上記エレ
メントケースの内面に圧接される環状のシール材
と該シール材を支持する環状のシール材支持部材
とを有し、しかも上記シール材支持部材は、その
外径が上記エンドプレートの外径より小径とされ
且つ上記エンドプレートに対して離間した状態で
これと略平行に延びるとともにその外面側に上記
シール材が取付けられるシール材取付部と、該シ
ール材取付部の内周側端部に連続して屈曲状態に
形成され且つ上記エンドプレートの内周側端部に
対して固定された基端部とを備えていることを特
徴とするものである。
従つて、本考案のエアクリーナのシール構造に
よれば、前述のような誤つたダスト除去作業によ
り、例えフイルターエレメントの両端部に位置す
るエンドプレートの外周縁部がたたかれて変形し
たとしても、シール材を支持するシール材支持部
材はその外径が該エンドプレートの外径より小径
とされているとともにその基端部がフイルターエ
レメントの内周側に屈曲状態で固定され、またシ
ール材取付部が上記エンドプレートと離間せしめ
られているため、該シール材のエレメントケース
に対する相対位置はフイルターエレメントの変形
前の状態のまま保持され、該フイルターエレメン
トとエレメントケースとの間のシール性が高水準
に維持され、その結果、該シール部を通してのダ
スト侵入を未然に防止し得るという実用的効果が
得られる。
よれば、前述のような誤つたダスト除去作業によ
り、例えフイルターエレメントの両端部に位置す
るエンドプレートの外周縁部がたたかれて変形し
たとしても、シール材を支持するシール材支持部
材はその外径が該エンドプレートの外径より小径
とされているとともにその基端部がフイルターエ
レメントの内周側に屈曲状態で固定され、またシ
ール材取付部が上記エンドプレートと離間せしめ
られているため、該シール材のエレメントケース
に対する相対位置はフイルターエレメントの変形
前の状態のまま保持され、該フイルターエレメン
トとエレメントケースとの間のシール性が高水準
に維持され、その結果、該シール部を通してのダ
スト侵入を未然に防止し得るという実用的効果が
得られる。
第1図は本考案の実施例に係るシール構造を備
えたエアクリーナの要部縦断面図、第2図は第1
図の部拡大図、第3図は第2図の状態変化図、
第4図は従来のシール構造をもつエアクリーナの
要部縦断面図、第5図は第4図の部拡大図、第
6図は第5図の状態変化図、第7図はエアクリー
ナのダスト除去作業の作業状態図である。 1……エアクリーナ、2……エレメントケー
ス、3……フイルターエレメント、4……空気流
入管、5……空気流出管、6……空気入口、7…
…空気出口、10……シール部、11……シール
材、12……シール材支持部材、13……基端
部、14……シール材取付部、15……外周空
間、16……内周空間、21,22……ケース部
材、31……濾紙、32……インナーチユーブ、
33……上側エンドプレート、34……下側エン
ドプレート、35……通気孔。
えたエアクリーナの要部縦断面図、第2図は第1
図の部拡大図、第3図は第2図の状態変化図、
第4図は従来のシール構造をもつエアクリーナの
要部縦断面図、第5図は第4図の部拡大図、第
6図は第5図の状態変化図、第7図はエアクリー
ナのダスト除去作業の作業状態図である。 1……エアクリーナ、2……エレメントケー
ス、3……フイルターエレメント、4……空気流
入管、5……空気流出管、6……空気入口、7…
…空気出口、10……シール部、11……シール
材、12……シール材支持部材、13……基端
部、14……シール材取付部、15……外周空
間、16……内周空間、21,22……ケース部
材、31……濾紙、32……インナーチユーブ、
33……上側エンドプレート、34……下側エン
ドプレート、35……通気孔。
Claims (1)
- 空気入口と空気出口とを備えたエレメントケー
ス内に、環状に巻回形成された濾紙の軸方向両端
部を上下一対のエンドプレートによつて覆つてな
るフイルターエレメントを嵌装し、上記空気入口
から上記フイルターエレメントの周囲に導入した
空気を該フイルターエレメントをその径方向に通
過させて該フイルターエレメントの中央部分から
上記空気出口側に流出させ得る如くするととも
に、上記フイルターエレメントの上記エンドプレ
ート部分に、上記エレメントケースの内面に圧接
させることにより該エレメントケースと上記エン
ドプレートの間をシールする環状のシール部を形
成したエアクリーナにおいて、上記シール部は、
上記エレメントケースの内面に圧接される環状の
シール材と、該シール材を支持する環状のシール
材支持部材とを有し、しかも上記シール材支持部
材は、その外径が上記エンドプレートの外径より
小径とされ且つ上記エンドプレートに対して離間
した状態でこれと略平行に延びるとともにその外
面側に上記シール材が取付けられるシール材取付
部と、該シール材取付部の内周側端部に連続して
屈曲状態に形成され且つ上記エンドプレートの内
周側端部に対して固定された基端部とを備えてい
ることを特徴とするエアクリーナのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4537587U JPH0440726Y2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4537587U JPH0440726Y2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63152621U JPS63152621U (ja) | 1988-10-06 |
JPH0440726Y2 true JPH0440726Y2 (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=30864058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4537587U Expired JPH0440726Y2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0440726Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0717372Y2 (ja) * | 1989-03-31 | 1995-04-26 | 株式会社土屋製作所 | プラスチック製エアクリーナ |
DE9011419U1 (de) * | 1990-08-06 | 1990-10-11 | Filterwerk Mann & Hummel Gmbh, 7140 Ludwigsburg | Ansaugluftfilter für die Verbrennungskraftmaschine eines Fahrzeugs |
-
1987
- 1987-03-26 JP JP4537587U patent/JPH0440726Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63152621U (ja) | 1988-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5736040A (en) | Filter assembly including a reinforced radial seal | |
US5071456A (en) | Air filter with radially sealing filter insert | |
EP0377907B1 (en) | Filter and installation means for dry material filter for electric vacuum cleaner | |
US6312491B2 (en) | Cylindrical air filter with radially directed seal and method of manufacturing a housing for same | |
US4498989A (en) | Fluid filter element and support | |
JP4065339B2 (ja) | 換気用バルブ | |
US4491460A (en) | Air cleaner and deflecting intake tube | |
AU730460B2 (en) | Filter arrangement as well as a process for its production | |
WO2001024911A1 (en) | Desiccant cartridge retention device | |
GB2110110A (en) | Air filter | |
CN106377205A (zh) | 一种吸尘器 | |
JPH0440726Y2 (ja) | ||
US5238476A (en) | Filter device, particularly intake air filter device for combustion engines | |
JPH0414863U (ja) | ||
CN106618380A (zh) | 一种吸尘器 | |
JPH031674Y2 (ja) | ||
JPH0828704A (ja) | 自在継手用ブーツ | |
JPH0667850U (ja) | エアクリーナ | |
JPH0332780Y2 (ja) | ||
JP3003815U (ja) | エンジン用エアクリ−ナ | |
JPH043192Y2 (ja) | ||
JP2000283490A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0676645U (ja) | エアクリーナ | |
JPS635807Y2 (ja) | ||
JPH0213065Y2 (ja) |