JPS6130882Y2 - - Google Patents

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JPS6130882Y2
JPS6130882Y2 JP12646281U JP12646281U JPS6130882Y2 JP S6130882 Y2 JPS6130882 Y2 JP S6130882Y2 JP 12646281 U JP12646281 U JP 12646281U JP 12646281 U JP12646281 U JP 12646281U JP S6130882 Y2 JPS6130882 Y2 JP S6130882Y2
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JP
Japan
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piston rod
bush
cylinder
shock absorber
opening
Prior art date
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JP12646281U
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JPS5832003U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はストローク感応型シヨツクアブソーバ
に関し、さらに詳しくは車両の懸架装置に用いら
れるシヨツクアブソーバの特性をストロークに感
応するように改良したシヨツクアブソーバに関す
る。
車両に用いられるシヨツクアブソーバに要求さ
れる特性は、(イ)操縦安定性の観点から、低速度大
振幅領域において減衰力が大きいこと又は適度の
摩擦があること、(ロ)乗心地の観点から、適度の減
衰力があること及び摩擦が少ないこと、である。
ところが、乗心地に影響を及ぼす振動のうち、
高速度微小振幅領域の振動に対する減衰力は、前
記低速度大振幅領域の振動を制振するように減衰
力を高めると、却つて悪くなつてしまうというよ
うに、従来用いられているシヨツクアブソーバで
は、操縦安定性と乗心地とは両立しない。
従つて、本考案の目的は操縦安定性と乗心地と
を可及的に両立させ得るシヨツクアブソーバを提
供することにある。
本考案のシヨツクアブソーバはシリンダに固定
されかつ該シリンダの開口を越えてピストンロツ
ドまで伸び、該ピストンロツドに摩擦接触する面
を有する非線形特性のブツシユを含む。該ブツシ
ユは、ピストンロツドに加わる振動の振幅が該ブ
ツシユの弾性変形限界内であれば、前記摩擦接触
により前記ピストンロツドに追従して伸縮する。
以下に、添付の図面を参照して本考案の実施例
について説明する。
本考案のシヨツクアブソーバは第1図に示すよ
うに、シリンダ10とピストンロツド12とを有
する公知のシヨツクアブソーバにおいて、ブツシ
ユ14を含む。
シリンダ10は上端部に開口11を有し、その
下端部で車両の懸架装置に設けられるサスペンシ
ヨンアーム(図示してない)に連結される。
ピストンロツド12は下端部16に前記シリン
ダ10内を滑動するピストン18を有し、その上
端部17は前記シリンダ10の開口11を通つて
外部に伸びている。この上端部17はブツシユ2
0を介して車体22に連結される。前記シリンダ
10とピストンロツド12とにはそれぞればね受
け24,26が取り付けられ、両ばね受けの間に
コイルばね28が配設されている。
ブツシユ14は筒状のゴムからなり、第2図に
示すように、下端部30が前記シリンダ10に、
ベルト32およびボルト・ナツト40により締結
され、固定されている。このブツシユ14の上端
部31はシリンダ10の開口11を越えてピスト
ンロツド12まで伸び、このピストンロツド12
に摩擦接触する。ピストンロツド12の外周面1
3と接触するブツシユ14の接触面33は所望の
摩擦抵抗を与えるように、ピストンロツド12の
軸線方向に伸ばされている。ブツシユ14の中間
部15はシリンダ10の上端に密接され、ブツシ
ユ14の位置決めと共に補強をしている。図示の
例では、ブツシユ14の下端部30と上端部31
とは厚肉に形成され、内部に円周方向の全周にわ
たるビード34,36が配置されている。各ビー
ド34,36間にはピストンロツド12の軸線方
向に伸びる複数のコード38が等間隔に配置され
ている。ビード34,36とコード38とはブツ
シユ14に耐久性と非線形性とを付与するもの
で、金属ワイヤからなる。
前記ブツシユ14は下記のように作用する。
(i) シヨツクアブソーバに加わる振動の振幅が微
小な場合、この場合には、ブツシユ14はその
弾性によつて、ピストンロツド12に追従して
変形する。従つて、ピストンロツド12とブツ
シユ14の接触面33との間に相対移動がない
ので、摩擦力は発生せず、ブツシユ14の弾性
力のみがピストンロツド12に及ぼされる。こ
のとき、ブツシユ14に働く力Fと変位xとは
第5図のP〜O〜P′範囲内の特性を呈すること
となり、路面の細かい凹凸に起因する振動を良
く吸収し、乗心地が良くなる。
(ii) シヨツクアブソーバに加わる振動の振幅が大
きな場合。このような大きな振幅としては、操
縦安定性に影響する例えば、レーンチエンジ時
のロールの揺り返しのようなロール挙動、乗心
地に影響する例えば、ばね上のふわふわ感を与
える共振振動がある。いま伸び側に大きな振幅
が加わるものとすると、ピストンロツド12の
伸びにつれてブツシユ14は弾性変形して、
OPとなる。P点に至ると、ピストンロツド1
2とブツシユ14の接触面33との間に相対移
動が生ずるので、摩擦力が働くこととなる。同
時に、ブツシユ14内のコード38が伸長され
るので、ブツシユ14は非線形特性を呈し、コ
ード38が第4図aに示すように伸びきるま
で、PQなる特性となる。Q点に至ると、摩擦
力は一定となるので、その後の変位xによつて
は力Fは変化せず、QRとなる。伸び側から縮
み側へ振幅が変ると、まずコード38の変形が
元に戻つてR′となり、その後R″まではブツシ
ユ14の弾性変形が起こる。R″点に至ると、
ピストンロツド12とブツシユ14の接触面3
3との間に摩擦力が働き、コード38は第4図
bに示すように、縮小されてS点となる。その
後S−T−Uなるヒシテリシスループを描く。
本考案によれば、小振幅振動はブツシユの弾性
により制振でき、大振幅振動はブツシユの弾性お
よびブツシユとピストンロツドとの間の摩擦によ
り制振できるので、操縦安定性および乗心地の両
立が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は設置状態にあるシヨツクアブソーバの
上半部を示す断面図、第2図は要部の断面図、第
3図は同平面図、第4図a,bはブツシユの作用
の説明図、第5図はブツシユの変位と力との相関
を示す特性図である。 10:シリンダ、12:ピストンロツド、1
4:ブツシユ、18:ピストン、33:接触面、
34,36:ビード、38:コード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端部に開口を有するシリンダと、該シリンダ
    内を滑動するピストンを下端部に備えかつ上端部
    が前記開口を通つて外部へ伸びるピストンロツド
    とを有するシヨツクアブソーバであつて、前記シ
    リンダに固定されたかつ該シリンダの前記開口を
    越えて前記ピストンロツドまで伸びる非線形特性
    のブツシユを含み、該ブツシユは、前記ピストン
    ロツドの軸線方向へ伸びかつ該ピストンロツドに
    摩擦接触する面を有する、ストローク感応型シヨ
    ツクアブソーバ。
JP12646281U 1981-08-28 1981-08-28 ストロ−ク感応型シヨツクアブソ−バ Granted JPS5832003U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12646281U JPS5832003U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ストロ−ク感応型シヨツクアブソ−バ

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JP12646281U JPS5832003U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ストロ−ク感応型シヨツクアブソ−バ

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Publication Number Publication Date
JPS5832003U JPS5832003U (ja) 1983-03-02
JPS6130882Y2 true JPS6130882Y2 (ja) 1986-09-09

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ID=29920248

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JP12646281U Granted JPS5832003U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ストロ−ク感応型シヨツクアブソ−バ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123479U (ja) * 1984-07-19 1986-02-12 株式会社 岩永製作所 ワン型ピストン
JPH041385Y2 (ja) * 1984-09-12 1992-01-17

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JPS5832003U (ja) 1983-03-02

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