JPS6130648B2 - - Google Patents

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JPS6130648B2
JPS6130648B2 JP56027474A JP2747481A JPS6130648B2 JP S6130648 B2 JPS6130648 B2 JP S6130648B2 JP 56027474 A JP56027474 A JP 56027474A JP 2747481 A JP2747481 A JP 2747481A JP S6130648 B2 JPS6130648 B2 JP S6130648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manufacturing
carbon atoms
alkyl group
nickel
general formula
Prior art date
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Expired
Application number
JP56027474A
Other languages
English (en)
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JPS57140741A (en
Inventor
Atsuo Akata
Yasuo Shimizu
Shigeru Torii
Hideo Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE813152459T priority patent/DE3152459T1/de
Priority to US06/394,912 priority patent/US4429164A/en
Priority to CH3963/82A priority patent/CH651285A5/de
Priority to GB8218154A priority patent/GB2097399B/en
Priority to EP81902955A priority patent/EP0063608B1/en
Publication of JPS57140741A publication Critical patent/JPS57140741A/ja
Priority to US06/500,949 priority patent/US4475992A/en
Publication of JPS6130648B2 publication Critical patent/JPS6130648B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なシクロヘキサジエノン誘導体及
びその製造法に関する。
本発明の一般式 (R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す)で
表わされるシクロヘキサジエノン誘導体は一般式 (R1は炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表わ
される化合物を炭素数1〜4の脂肪族アルコー
ル、中性支持電解質の存在下に電解することによ
り得られる。上記R1、R2で表わされる炭素数1
〜4のアルキル基としてはメチル、エチル、プロ
ピル、ブチルを挙げることができる。
本発明の化合物は医薬品及び農薬の合成中間体
として有用な化合物であつて、文献未載の新規化
合物である。
2・4・6−トリアルコキシ−4−メチル−
2・5−シクロヘキサジエノンは2・6−ジアル
コキシ−4−メチルフエノールを炭素数1〜4の
脂肪族アルコール中、中性支持電解質を添加して
電解することによつて好収率で得られることを本
発明者等は見い出した。
即ち、置換フエノール化合物を電解酸化する場
合、酸化電位が重要なポイントであることを本発
明者等は見い出し、この電位コントロールを溶媒
と支持電解質との組合せで如何に行うべきかを研
究主眼として取り挙げた結果、中性の支持電解質
と炭素数1〜4の脂肪族アルコールとの組合せに
よつて、副反応である核カツプリング及び側鎖メ
チルの酸化反応を抑制し、目的とするシクロヘキ
サジエノン誘導体のみが選択的に得られることが
判明した。しかも用いる脂肪族アルコールは溶媒
として作用する利点もある。この様にしてシクロ
ヘキサジエノン誘導体を工業的に有利に製造する
ことが可能である。
本発明においては反応を隔膜を用いて行うこと
もできるが、経済的に安価に作成出来る無隔膜方
式をも採用出来、工業的規模で実施することが可
能で、本発明を有利な方向に導くことが出来る。
本発明において出発原料として用いる化合物
()は公知化合物であり、比較的入手容易で、
例えば2・6−ジメトキシ−4−メチルフエノー
ル、2・6−ジエトキシ−4−メチルフエノー
ル、2・6−ジイソプロポキシ−4−メチルフエ
ノール、2・6−ジブトキシ−4−メチルフエノ
ール等を挙げることが出来る。
本発明に用いる炭素数1〜4の脂肪族アルコー
ルとしてはメタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール等が挙げら
れ、その使用量は化合物()1モルに対して
500ml〜15の範囲で用いるのが好ましく、約5
〜10の使用量で用いるのが特に好ましい。過剰
のアルコールは溶媒として作用する。
支持電解質としては例えばp−トルエンスルホ
ン酸テトラメチルアンモニウム塩、p−トルエン
スルホン酸テトラエチルアンモニウム塩、p−ト
ルエンスルホン酸テトラブチルアンモニウム塩、
過塩素酸テトラメチルアンモニウム塩、過塩素酸
テトラブチルアンモニウム塩等の第4級アンモニ
ウム塩、ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等の脂
肪族カルボン酸のアルカリ金属塩、フツ化ナトリ
ウム、フツ化カリウム等のアルカリ金属フツ化物
等が挙げられる。その使用量は化合物()1モ
ルに対して約0.01〜1モルの範囲で用いるのが好
ましく、特に約0.1〜0.5モルの範囲で使用するの
がより好ましい。しかしながら、この支持電解質
の使用量は電圧に影響を及ぼす為に反応の選択性
と経済性を考えて、その量を決定するのがより好
ましい。
本発明において電極材料としては陽極には例え
ばチタン、白金、炭素、二酸化鉛、ニツケル、陰
極には例えば白金、炭素、チタン、ニツケル、ス
テンレス鋼を用いることが好ましい。
電解に最も重要である電流密度は1〜200mA/
cm2の範囲で行われるが、好ましくは5〜100mA/
cm2の範囲である。電流密度が高ければ電流効率の
低下が起こりまた副生成物の生成割合が多くな
り、低ければ製造効率が悪くなることから最適条
件を見い出すことが電解を行う場合の最も大きな
因子となる。次に印加電圧は支持電解質の添加量
によつて大きく影響を受けるが、本発明の電解反
応に於ては約1.5〜15Vの範囲が好ましく、約2
〜5Vの範囲で行うのがより好ましい。
電解温度は−10〜50℃の範囲で良いが、10〜30
℃の範囲で行うのがより好ましい。
本発明の化合物は通常公知の例えば濃縮、抽
出、蒸留、結晶、カラムクロマトグラフイー等に
より精製することができる。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例 1 2・6−ジメトキシ−4−メチルフエノール
168mg、トルエンスルホン酸テトラエチルアンモ
ニウム塩30mgをメタノール10mlに溶解させた液に
3cm2の電極面積をもつ陽極;白金、陰極;白金の
電極を浸し室温下撹拌しながら30mAの定電流で
3F/モル迄電解を行う。このときの端子電圧は
3.5〜3.7Vである。通電後、反応液を減圧下で濃
縮する。残渣をジクロルメタンで抽出し、抽出液
を減圧下で濃縮することにより粗生成物を190mg
回収した。
この粗生成物をアルミナカラム(ベンゼン:酢
酸エチル=10:1)で精製することにより、2・
4・6−トリメトキシ−4−メチル−2・5−シ
クロヘキサジエノンを188mg白色結晶として得
た。この得量は理論収率の95%であつた。この化
合物はNMRによつて確認を行つた。
NMR (CDCl3、δ) 1.53(s、3H、CH3)、3.19(s、3H、
CH3O)、3.74(s、6H、CH3OC=)、5.68
(s、2H、HC=) 実施例 2 2・6−ジイソプロポキシ−4−メチルフエノ
ール216mg、酢酸ナトリウム20mgをエタノール10
mlに溶解させた液に3cm2の電極面積をもつ陽極;
炭素、陰極;白金の電極を浸し室温下撹拌しなが
ら50mAの定電流で3F/モル迄電解を行う。こ
のときの端子電圧は3.5〜3.7Vである。通電後、
反応液を減圧下で濃縮する。残渣をジクロルメタ
ンで抽出し、抽出液を減圧下で濃縮することによ
り粗生成物を250mg回収した。
この粗生成物をアルミナカラム(ベンゼン:酢
酸エチル=10:1)で精製することにより2・6
−ジイソプロポキシ−4−エトキシ−4−メチル
シクロヘキサジエノンを242mg白色結晶として得
た。この得量は理論収率の93%であつた。
この化合物はNMRによつて確認を行つた。
NMR (CDCl3、δ) 1.25(t、3H、CH3)、1.30(d、12H、
CH3)、1.50(s、3H、CH3)、3.39(q、2H、
CH2O)、4.30(m、2H、HCO)、5.65(s、
2H、HC=) 実施例 3 2・6−ジブトキシ−4−メチルフエノール
252mg、酢酸ナトリウム20mgをメタノール10mlに
溶解させた液に3cm2の電極面積をもつ陽極;炭
素、陰極;ステンレス鋼の電極を浸し室温下撹拌
しながら30mAの定電流で3F/モル迄電解を行
う。このときの端子電圧は4.1〜4.2Vである。通
電後、反応液を減圧下で濃縮する。残渣をジクロ
ルメタンで抽出し、抽出液を減圧下で濃縮するこ
とにより、粗生成物を270mg回収した。
この粗生成物をアルミナカラム(ベンゼン:酢
酸エチル=10:1)で精製することにより、2・
6−ジブトキシ−4−メトキシ−4−メチルシク
ロヘキサジエノンを254mg白色結晶として得た。
この化合物はNMRによつて確認を行つた。
NMR (CDCl3、δ) 1.33(s、18H、CH3)、1.51(s、3H、
CH3)、3.17(s、3H、CH3O)、5.65(s、
2H、HC=)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す)で
    表わされるシクロヘキサジエノン誘導体。 2 一般式 (R1は炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表わ
    される化合物を炭素数1〜4の脂肪族アルコー
    ル、中性の支持電解質の存在下に電解することを
    特徴とする一般式 (R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す)で
    表わされるシクロヘキサジエノン誘導体の製造
    法。 3 溶媒が炭素数1〜4の脂肪族アルコールであ
    る特許請求の範囲第2項に記載の製造法。 4 支持電解質として、p−トルエンスルホン酸
    テトラアルキルアンモニウム塩、過塩素酸テトラ
    アルキルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム
    塩、脂肪族カルボン酸のアルカリ金属塩又はアル
    カリ金属フツ化物を用いる特許請求の範囲第2項
    に記載の製造法。 5 電極材料として陽極にはチタン、白金、炭
    素、二酸化鉛、ニツケル、陰極には白金、炭素、
    チタン、ニツケル、ステンレス鋼を用いることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の製造
    法。 6 1〜200mA/cm2の電流密度で電解を行う特許
    請求の範囲第2項に記載の製造法。 7 電解温度が−10〜50℃である特許請求の範囲
    第2項に記載の製造法。 8 電解反応を無隔膜装置で行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の製造法。
JP56027474A 1980-10-29 1981-02-25 Cyclohexadienone derivative and its preparation Granted JPS57140741A (en)

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US06/394,912 US4429164A (en) 1981-02-25 1981-10-28 Cyclohexadiene derivatives and process for preparing the same
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JPS59117589U (ja) * 1983-01-28 1984-08-08 本田技研工業株式会社 自動二輪車の懸架装置
DE102014202274B4 (de) * 2013-03-07 2016-11-10 Evonik Degussa Gmbh Elektrochemisches Verfahren zur Kupplung von Phenol mit Anilin

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