JPS61296096A - 食用油脂の製造方法 - Google Patents
食用油脂の製造方法Info
- Publication number
- JPS61296096A JPS61296096A JP13780285A JP13780285A JPS61296096A JP S61296096 A JPS61296096 A JP S61296096A JP 13780285 A JP13780285 A JP 13780285A JP 13780285 A JP13780285 A JP 13780285A JP S61296096 A JPS61296096 A JP S61296096A
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- JP
- Japan
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- oil
- fats
- oils
- fat
- linolenic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、食用油脂の製造方法、さらに詳しくは性質の
改良された新規な食用油脂の製造方法に関するものであ
る。
改良された新規な食用油脂の製造方法に関するものであ
る。
従来から、パーム油は価格が他の食用油脂、例えば、大
豆油・ナタネ油などと比べ安価なだめ、これらの油脂と
混合して使用さノ]ることか多い。
豆油・ナタネ油などと比べ安価なだめ、これらの油脂と
混合して使用さノ]ることか多い。
しかし、大豆油などのリノレン酸を含有する油脂にパー
ム油を混合使用すると、リノレン酸含有油脂の冷却耐性
が低下するという問題がある。又、リノレン酸含有油脂
は、一般に酸化され易いので、保存した場合の風味の安
定性に欠けるという問題がある。
ム油を混合使用すると、リノレン酸含有油脂の冷却耐性
が低下するという問題がある。又、リノレン酸含有油脂
は、一般に酸化され易いので、保存した場合の風味の安
定性に欠けるという問題がある。
さらに、前記の混合油を使用1.てマヨネーズその他の
水中油型乳化食品を製した場合に冷却耐性等があまりよ
く々いという問題がある。
水中油型乳化食品を製した場合に冷却耐性等があまりよ
く々いという問題がある。
脂を製造する方法を捺供するものである。
すなわち、本発明は、パーム油と、リノレン酸を含有す
る油脂とを触媒の存在下でエステル交換することを特徴
とするものである。
る油脂とを触媒の存在下でエステル交換することを特徴
とするものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明において、パーム油はその千Φ類、精製の段階に
関係なく使用することができる。
関係なく使用することができる。
壕だ、本発明において、リノレン酸を含有する油脂とは
、脂肪酸トリグリセライドから成る油脂のうち、脂肪酸
としてリノレン酸を含む油脂をいう。代表的には、大豆
油・ナタネ油・米油・コーン油・サフラワー油・綿実油
・落花生油があげられるがリノレン酸含量の特に多い大
豆油およびナタネ油において効果が顕著である。これら
のリノレン酸含有油脂もその種類・精製の段階に関係な
く使用することができる。
、脂肪酸トリグリセライドから成る油脂のうち、脂肪酸
としてリノレン酸を含む油脂をいう。代表的には、大豆
油・ナタネ油・米油・コーン油・サフラワー油・綿実油
・落花生油があげられるがリノレン酸含量の特に多い大
豆油およびナタネ油において効果が顕著である。これら
のリノレン酸含有油脂もその種類・精製の段階に関係な
く使用することができる。
本発明においては、前記のパーム油と、リノレン酸を含
有する油脂とを、触媒の存在下でエステル交換する。エ
ステル交換する際の、パーム油と、リノレン酸含有油脂
の配合比は特別な限定はないが、一般的には全型量中前
者が5〜80%となる範囲で使用する。パーム油の割合
があまり少ないと風味の点での保存安定性が生じ難くな
り、他方あ捷り多いと冷却耐性の向−にがはかり難くな
るからである。本発明では、エステル交換は触媒の存在
下で行なう。ここで触媒とは、エステル交換を促進する
物質をいう。
有する油脂とを、触媒の存在下でエステル交換する。エ
ステル交換する際の、パーム油と、リノレン酸含有油脂
の配合比は特別な限定はないが、一般的には全型量中前
者が5〜80%となる範囲で使用する。パーム油の割合
があまり少ないと風味の点での保存安定性が生じ難くな
り、他方あ捷り多いと冷却耐性の向−にがはかり難くな
るからである。本発明では、エステル交換は触媒の存在
下で行なう。ここで触媒とは、エステル交換を促進する
物質をいう。
具体的には、アルカリ金属化合物、例えば、アルカリ金
属塩φセッケン・水酸化アルカリ・アルカリ金属、ある
いはそのアルコラード・アミド、さらにはリパーゼなど
があげられる。しかしこれらの触媒の中でもナトリウム
メチラートの使用が一般的である。
属塩φセッケン・水酸化アルカリ・アルカリ金属、ある
いはそのアルコラード・アミド、さらにはリパーゼなど
があげられる。しかしこれらの触媒の中でもナトリウム
メチラートの使用が一般的である。
エステル交換に際して添加する触媒の量は、触媒の種類
により異なる等の理由から一部には定められないが、一
般的には全油脂量に対して005〜7係ぐらいである。
により異なる等の理由から一部には定められないが、一
般的には全油脂量に対して005〜7係ぐらいである。
この割合があまり少々いとエステル交換に際して、触媒
としての効果が生じ難く、反対にあまり多くても効果を
高めるのに役立たないからである。捷だ、エステル交換
する際の温度と時間もこれまた一部には定め難いが、一
般的に述べると、温度は0〜160°C1時間は数分〜
数十時間である。
としての効果が生じ難く、反対にあまり多くても効果を
高めるのに役立たないからである。捷だ、エステル交換
する際の温度と時間もこれまた一部には定め難いが、一
般的に述べると、温度は0〜160°C1時間は数分〜
数十時間である。
なお、一般にアルカリ金属化合物を触媒として用いる場
合は、油脂の加水分解をできるだけ抑制するため、油脂
は加温減圧処理等の方法により予め乾燥したものを使用
することが望ましい。−1だ、エステル交換が終了した
後は、水オ麺 だは酸を添加して反応を止め、遊冑脂肪酸その他の副生
成物を除去し、必要によりさらに脱色・脱臭等の精製を
する。他方リパーゼを触媒として用いる場合は、若干の
水分が々いとエステル交換が進まないので油脂量に対し
て、水分が反応系中05〜5係、好ましくは10〜40
係となるように水を添加するとよい。エステル交換が終
了した後は、リパーゼその他の不要物は、例えば活性炭
に吸着させた後沢別する等の方法でエステル交換油から
除去する。必要により行なう精製については、触媒とし
てアルカリ金属化合物を用いた場合と同様である。
合は、油脂の加水分解をできるだけ抑制するため、油脂
は加温減圧処理等の方法により予め乾燥したものを使用
することが望ましい。−1だ、エステル交換が終了した
後は、水オ麺 だは酸を添加して反応を止め、遊冑脂肪酸その他の副生
成物を除去し、必要によりさらに脱色・脱臭等の精製を
する。他方リパーゼを触媒として用いる場合は、若干の
水分が々いとエステル交換が進まないので油脂量に対し
て、水分が反応系中05〜5係、好ましくは10〜40
係となるように水を添加するとよい。エステル交換が終
了した後は、リパーゼその他の不要物は、例えば活性炭
に吸着させた後沢別する等の方法でエステル交換油から
除去する。必要により行なう精製については、触媒とし
てアルカリ金属化合物を用いた場合と同様である。
本発明によシ、パーム油とリノレン酸を含有する油脂と
エステル交換すると、両油脂中の脂肪酸が一部入れ替わ
る。
エステル交換すると、両油脂中の脂肪酸が一部入れ替わ
る。
ないが、たんにパーム油と、リノレン酸含有油脂とを混
合1.ただけの油脂に比べ、本発明の方法によると保存
による風味劣化のし難いかつ、耐寒性が油脂そのものに
おいてもさらにその油脂を用いて乳化食品としたものに
おいてもより高いものとなる油脂を製造することができ
る。
合1.ただけの油脂に比べ、本発明の方法によると保存
による風味劣化のし難いかつ、耐寒性が油脂そのものに
おいてもさらにその油脂を用いて乳化食品としたものに
おいてもより高いものとなる油脂を製造することができ
る。
実施例1
パーム油(融点=370°C1ヨウ素価:47、0 )
l 0部を大豆油(融点ニー75°C1ヨウ素価:1
]4.0)90部と混合、この混合油にナトリウムメチ
ラート02部を添加し、60°Cにて窒素雰囲気中で攪
拌しながら60分間エステル交換を行なった。次いで5
係濃度の酢酸水溶液100部を添加して反応を止め、常
法どおり水洗乾燥を行々っだ。
l 0部を大豆油(融点ニー75°C1ヨウ素価:1
]4.0)90部と混合、この混合油にナトリウムメチ
ラート02部を添加し、60°Cにて窒素雰囲気中で攪
拌しながら60分間エステル交換を行なった。次いで5
係濃度の酢酸水溶液100部を添加して反応を止め、常
法どおり水洗乾燥を行々っだ。
このエステル交換油について、エステル交換前の混合油
を比較の対象として、■風味の安定性の官能試験■冷却
試験および■マヨネーズにしたときの冷却試験を各々行
なった。
を比較の対象として、■風味の安定性の官能試験■冷却
試験および■マヨネーズにしたときの冷却試験を各々行
なった。
その結果は下表に示すとおりであった。
註1)風味は、各々の油脂(単なる混合油、エステル交
換油)を三角フラスコに入れ綿栓をし、宰温下で3ケ月
間保存し10人のパネル員で戻り臭(異常臭)を感する
か否かを調べだ。表の数字中、分母はパネル員の数、分
子は戻り臭を感するとした者の数を示す。
換油)を三角フラスコに入れ綿栓をし、宰温下で3ケ月
間保存し10人のパネル員で戻り臭(異常臭)を感する
か否かを調べだ。表の数字中、分母はパネル員の数、分
子は戻り臭を感するとした者の数を示す。
2)冷却試験(1)
油脂の段階での冷却試験を示す。すなわち油脂を、パー
ム油の融点(370°C)よりや\低い温度350℃に
保持して惰油中に白い曇りが生ずるまでの時間を測定し
た。
ム油の融点(370°C)よりや\低い温度350℃に
保持して惰油中に白い曇りが生ずるまでの時間を測定し
た。
経過時間と、曇りの発生の有(+)、無(−)を示す。
3)冷却試験(2)
各々の油脂を使用し、下記の配合にしたがってマヨネー
ズを製造+7.200m1容のガラスビンに密封してか
ら一15°Cの室内に保存し、油の分離が見られる捷で
の時間を測定した。
ズを製造+7.200m1容のガラスビンに密封してか
ら一15°Cの室内に保存し、油の分離が見られる捷で
の時間を測定した。
マヨネーズの配合 係
油 脂 700
卵黄液 150
食 酢(酸度5.0係)1.0.0
食 塩 3.0
グルタミン酸ソーダ 10
辛子粉 10
々お、マヨネーズの製造に際しては、原料をミキサーで
混合した後に乳化機を通した。
混合した後に乳化機を通した。
実施例2
パームオレイン油(融点=230℃、ヨウ素価58.0
) 1.5部をナタネ油(融点ニー70℃、ヨウ素価
1.10.0 ) 85部と混合、この混合油にナトリ
ウムメチラート02部を添加し、62℃にて窒素雰囲気
中で攪拌しながら55分間エステル交換を行なった。次
いで5係濃度の酢酸水溶液100部を添加して反応を止
め、常法どおり水洗乾燥を行ない、エステル交換油を製
造した。
) 1.5部をナタネ油(融点ニー70℃、ヨウ素価
1.10.0 ) 85部と混合、この混合油にナトリ
ウムメチラート02部を添加し、62℃にて窒素雰囲気
中で攪拌しながら55分間エステル交換を行なった。次
いで5係濃度の酢酸水溶液100部を添加して反応を止
め、常法どおり水洗乾燥を行ない、エステル交換油を製
造した。
Claims (4)
- (1)パーム油と、リノレン酸を含有する油脂とを触媒
の存在下でエステル交換することを特徴とする食用油脂
の製造方法 - (2)リノレン酸を含有する油脂が、大豆油・ナタネ油
・米油・コーン油・サフラワー油・綿実油・落花生油の
内の一種以上である特許請求の範囲第1項記載の食用油
脂の製造方法 - (3)触媒が、アルカリ金属化合物又はリパーゼである
特許請求の範囲第1項記載の食用油脂の製造方法 - (4)用途が乳化食品用である特許請求の範囲第1項な
いし第3項のいずれかに記載の食用油脂の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13780285A JPS61296096A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 食用油脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13780285A JPS61296096A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 食用油脂の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61296096A true JPS61296096A (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=15207189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13780285A Pending JPS61296096A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 食用油脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61296096A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02163198A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-22 | Fuji Oil Co Ltd | 油脂の製造法 |
JP2011256245A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Adeka Corp | エステル交換油脂の精製方法 |
GB2490324A (en) * | 2011-04-21 | 2012-10-31 | Desmet Ballestra Engineering S A Nv | Improved enzyme interesterification process |
JP2012246346A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Kaneka Corp | 油脂のエステル交換反応促進用組成物 |
WO2013062111A1 (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | 株式会社カネカ | 酸性水中油型乳化油脂組成物 |
WO2013062112A1 (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | 株式会社カネカ | フラワーペースト |
WO2013062110A1 (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | 株式会社カネカ | ホイップドクリーム用起泡性水中油型乳化油脂組成物 |
-
1985
- 1985-06-26 JP JP13780285A patent/JPS61296096A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02163198A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-22 | Fuji Oil Co Ltd | 油脂の製造法 |
JP2011256245A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Adeka Corp | エステル交換油脂の精製方法 |
GB2490324A (en) * | 2011-04-21 | 2012-10-31 | Desmet Ballestra Engineering S A Nv | Improved enzyme interesterification process |
US8697393B2 (en) | 2011-04-21 | 2014-04-15 | N.V. Desmet Ballestra Engineering S.A. | Enzyme interesterification process |
GB2490324B (en) * | 2011-04-21 | 2014-06-11 | Desmet Ballestra Engineering S A Nv | Improved enzyme interesterification process |
JP2012246346A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Kaneka Corp | 油脂のエステル交換反応促進用組成物 |
WO2013062111A1 (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | 株式会社カネカ | 酸性水中油型乳化油脂組成物 |
WO2013062112A1 (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | 株式会社カネカ | フラワーペースト |
WO2013062110A1 (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | 株式会社カネカ | ホイップドクリーム用起泡性水中油型乳化油脂組成物 |
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