JPS61291645A - エポキシ樹脂へのセラミツク粉末の均一分散法 - Google Patents

エポキシ樹脂へのセラミツク粉末の均一分散法

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JPS61291645A
JPS61291645A JP13075285A JP13075285A JPS61291645A JP S61291645 A JPS61291645 A JP S61291645A JP 13075285 A JP13075285 A JP 13075285A JP 13075285 A JP13075285 A JP 13075285A JP S61291645 A JPS61291645 A JP S61291645A
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JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
ceramic powder
powder
silicon nitride
poise
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Pending
Application number
JP13075285A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Kamitoku
神徳 泰彦
Fumio Suenaga
末永 文男
Hiroshi Matsuo
博 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多くの用途を有するエポキシ樹脂に、その硬化
前に、セラミック粉末を均一に分散する方法に関する。
[従来の技術及びその問題点] エポキシ樹脂には多くの種類があり、塗料、接着剤、電
気電子工業用等の幅広い用途を有しており、通常硬化剤
を添加して使用される。また、エポキシ樹脂の特性を改
善するために、各種の充填材がしばしば配合される。充
填材の種類及びその配合量はエポキシ樹脂に要求される
特性によって異なるが、一般に使用される充填材は、マ
イカ、タルク、炭酸カルシウム、スレート粉、アスベス
ト、ブライファイト、カーボンファイバー、シリカ、ア
ルミナ等の金属酸化物粉末、及び金属粉末である。これ
らの充填材を配合することによってエポキシ樹脂の熱的
、電気的、機械的及び化学的特性の改善が計られている
が、それでもなお硬度、耐薬品性、耐熱性等の向上が期
待されている。この要望を満たすためにセラミック粉末
をエポキシ樹脂へ充填することが考えられる。
セラミック粉末は硬くて耐薬品性、耐熱性に富んだ物質
であり、近年、耐熱、高温高強度材料の原料として注目
されている。原料としてのセラミック粉末は、微細な一
次粒子からなり、各粒子の硬度、耐熱性、耐薬品性は極
めて優れている。
このセラミック粉末をエポキシ樹脂に均一分散させるこ
とができれば、前記要望が充足されると思われる。セラ
ミック粉末、特に窒化珪素粉末は、一般に0.01〜5
0μ程度の微細な一次粒子からなり、−次粒子が微細で
あるが故に、通常は凝集して2次、3次粒子を形成して
いる。また、密度も高く、通常の有機媒体中では容易に
沈降する。
このような理由からセラミック粉末をエポキシ樹脂に均
一に分散させることは非常に困難であり、有効な手法は
未だ提案されていない。
[問題点を解決するための技術的手段]本発明は硬化前
のエポキシ樹脂にセラミック粉末を効率良く均一に分散
させる方法を提供する。
本発明は、エポキシ樹脂又はその有機媒体溶液であって
、室温における動粘度が0.1〜1000ポイズのもの
と、セラミック粉末とを混合することを特徴とするエポ
キシ樹脂へのセラミック粉末の均一分散法である。
本発明で用いられるセラミック粉末の例としては、窒化
珪素粉末、炭化珪素粉末、炭窒化珪素粉末及びサイアロ
ン粉末が挙げられる。こられの中でも、非晶質窒化珪素
粉末から得られる窒化珪素粉末が、その粒度分布が狭く
かつ一次粒子も粒状が主体であり、均一分散させること
が容易であるので、好ましく使用され得る。特に、非晶
質窒化珪素から得られ、−次粒子の大きさで、直径10
μ以上であるものの割合が10%以下で、平均粒子径が
5μ以下であり、かつα型結晶相の割合が90%以上で
ある窒化珪素粉末が最適に使用され得る。
エポキシ樹脂としては、公知のエポキシ樹脂をすべて使
用することができる。その例としては、ビスフェノール
系エポキシ樹脂、ノボラック系エポキシ樹脂、ポリフェ
ノール系エポキシ樹脂、ポリヒドロキシベンゼン系エポ
キシ樹脂、オキシカルボン酸からのエポキシ樹脂、芳香
族ジカルボン酸からのエポキシ樹脂、ビニルポリマーか
らのエポキシ樹脂、脂環式化合物からのエポキシ樹脂、
及び含窒素エポキシ樹脂が挙げられる。
本発明において必要に応じて使用される有機媒体は、ア
ミン類、酸類、活性水素化合物等に代表される硬化剤と
しての機能を有さないものであればどのようなものでも
良い。一般には、官能基を持たない脂肪族あるいは芳香
族化合物、エーテル化合物又はエステル化合物であって
、0〜100℃の温度で液体であるものが好ましく使用
され得る。
エポキシ樹脂又はその有機媒体溶液の室温りこおける動
粘度(B型粘度計で測定)は、セラミック粉末を均一分
散させかつ分散させたセラミック粉末の早期の沈降を防
止する面から、0.1〜1000ポイズの範囲である必
要がある。特に前記粘度が1〜200ポイズであること
が好ましい。
エポキシ樹脂又はその有機媒体溶液とセラミック粉末と
を混合させる方法については特に制限はないが、ボール
ミル、振動ミル、二本あるいは三本ロール、又はアトリ
ッションミルによる混合分散法、ブラベンダーによる方
法、超音波をかけながら攪拌する方法、さらにはこれら
の組合せが好ましく採用され得る。
エポキシ樹脂又はその有機媒体溶液に均一分散させたセ
ラミック粉末の再凝集を積極的に防止するために、予め
界面活性剤でセラミック粉末を処理したり、混合分散時
に界面活性剤を添加したりすることができる。また、セ
ラミック粉末が分散したエポキシ樹脂の特性を向上させ
る添加剤、例えば可撓性付与剤、シランカップリング剤
等を混合分散時に添加することもできる。
[実施例] 次に実施例を示す。以下において「部」はすべて「重量
部」である。
実施例1 オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ
当量=210〜220)132部をエチルセロソルブア
セテート66部に溶解させた。室温における溶液の動粘
度は20ポイズであった。
これとは別に、窒化珪素粉末を次の手順で界面活性剤で
予備処理した。非イオン系界面活性剤(日本油脂 OT
−221) 0.15部、10部以上の一次粒子を実質
的に含有しない平均粒径0.5μの窒化珪素粉末(α相
:97%)30部、及びエチルセロソルブアセテート1
20部からなる懸濁液を攪拌機付きビーカーに入れ、こ
れを超音波洗浄器中にセントし、1時間処理した。懸濁
液を濾過して窒化珪素粉末のペーストを得た。
窒化珪素粉末のペーストを前記溶液に加え、内容積11
のポリエチレン製容器に入れ、さらに直径10mの窒化
珪素製ボール350gを仕込み、この容器を75〜82
rp111で3時間回転させた。
得られたペースト状スラリーをグラインドゲージ上に塗
布し、スラリー中の凝集物を関べたところ、膜厚5μ以
下の領域でも凝集物に基づく溝は認められなかった。こ
のスラリーを光学顕微鏡で観察したところ、窒化珪素粉
末は均一に分散していた。
実施例2 10部以上の一次粒子を実質的に含有しない平均粒径0
.5μの窒化珪素粉末(α相:97%)30部、エチル
セロソルブアセテート33部、オルソクレゾールノボラ
ック型エポキシ樹脂(エポキシ当量=210〜220)
39部、及び非イオン系界面活性剤(日本油脂層 NS
−210)0゜15部を内容積570 ccの窒化珪素
製容器に入れ、さらに直径11鶴の窒化珪素製ボールミ
ル160個を仕込み、2時間振動ミリングを行った。
得られたペースト状スラリーをグラインドゲージ上に塗
布し、スラリー中の凝集物を調べたところ・、膜厚5μ
以下の領域でも凝集物に基づく溝は認められなかった。
このスラリーの光学顕微鏡による観察でも、窒化珪素粉
末の極めて良好な分散状態が見られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂又はその有機媒体溶液であって、室
    温における動粘度が0.1〜1000ポイズのものと、
    セラミック粉末とを混合することを特徴とするエポキシ
    樹脂へのセラミック粉末の均一分散法。
  2. (2)セラミック粉末が窒化珪素粉末である特許請求の
    範囲第1項に記載のエポキシ樹脂へのセラミック粉末の
    均一分散法。
  3. (3)窒化珪素粉末が、非晶質窒化珪素から得られ、一
    次粒子の大きさで、直径10μ以上であるものの割合が
    10%以下で、平均粒子径が5μ以下であり、かつα型
    結晶相の割合が90%以上である特許請求の範囲第2項
    に記載のエポキシ樹脂へのセラミック粉末の均一分散法
JP13075285A 1985-06-18 1985-06-18 エポキシ樹脂へのセラミツク粉末の均一分散法 Pending JPS61291645A (ja)

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JP13075285A JPS61291645A (ja) 1985-06-18 1985-06-18 エポキシ樹脂へのセラミツク粉末の均一分散法

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JP13075285A Pending JPS61291645A (ja) 1985-06-18 1985-06-18 エポキシ樹脂へのセラミツク粉末の均一分散法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010093036A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイル、超電導マグネット、エポキシ樹脂ワニスおよびその製造方法

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JP2010093036A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイル、超電導マグネット、エポキシ樹脂ワニスおよびその製造方法

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