JP2018030942A - 熱伝導シートの製造方法 - Google Patents
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Description
さらに、特許文献4に記載の方法では、半硬化シートを半導体とプレス成形で製造する工程に用いるのは困難である。
さらにまた、特許文献5に記載の方法では、特殊な設備を必要とするため、生産性やコスト面で不利である。
<1>
窒化ホウ素粒子と、樹脂と、を含む樹脂組成物を調製する工程と、
前記樹脂組成物をシート化する工程と、
を有し、
前記窒化ホウ素粒子の幅方向の最長径(r)と、前記窒化ホウ素粒子の幅方向に対して垂直となる方向の最長径(R)との関係が、下記式(1)で表される、熱伝導シートの製造方法。
0.3r<R (1)
<2>
前記シート化する工程が、溶融押出法、溶液流涎法、圧延法、延伸法、コーティング法、バーコーター法、ドクターブレード法、プレス成形法、カレンダー加工法及び射出成型法からなる群より選択される少なくとも1つにより行われる、<1>に記載の熱伝導シートの製造方法。
<3>
前記シート化工程の後に行われるプレス成形工程をさらに含む、<1>又は<2>に記載の熱伝導シートの製造方法。
<4>
前記窒化ホウ素粒子が、六方晶窒化ホウ素一次粒子の(0001)面同士が重なってなる窒化ホウ素粒子凝集体を含む、<1>〜<3>のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
<5>
前記窒化ホウ素粒子凝集体が柱状の形状を有する、<4>に記載の熱伝導シートの製造方法。
<6>
熱伝導シートのX線回折の<100>面に対する<002>面のピーク強度比(<002>/<100>)が30以下である、<1>〜<5>のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
<7>
前記プレス成形工程において、真空プレス成形を行う、<3>〜<6>のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
<8>
前記真空プレス成形の圧力が、0.1〜1000MPaである、<7>に記載の熱伝導シートの製造方法。
<9>
前記プレス成形工程におけるプレス温度が、50〜400℃である、<3>〜<8>のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
0.3r<R (1)
上記のように構成されているため、本実施形態に係る熱伝導シートの製造方法によれば、厚さ方向の熱伝導性に優れる熱伝導シートを、高い生産性かつ低コストで製造できる。
本実施形態において、窒化ホウ素粒子の幅方向の最長径(r)と、前記窒化ホウ素粒子の幅方向に対して垂直となる方向の最長径(R)との関係は、上記のとおり式(1)で表される。本実施形態における窒化ホウ素粒子は、式(1)の関係を満たすものであれば特に限定されず、1個の六方晶窒化ホウ素一次粒子から構成されるもの(以下、「窒化ホウ素一次粒子」ともいう。)であってもよいし、2個以上の六方晶窒化ホウ素一次粒子から構成される凝集体(以下、「窒化ホウ素二次粒子」ともいう。)であってもよい。また、窒化ホウ素粒子の形状についても、式(1)を満たすものであれば特に限定されず、柱状、偏平状、顆粒状、塊状、球状、繊維状等の様々な形状をとりうる。
本実施形態における窒化ホウ素粒子が式(1)を満たすことは、走査型電子顕微鏡(SEM)観察により、容易に確認することができる。具体例としては、以下に限定されないが、撮影されたSEM画像において、窒化ホウ素粒子を長方形に近似し、Rに相当する辺の長さ及びrに相当する辺の長さを計測する等が挙げられる。
本実施形態において、略平行とは、平行方向から±10°以内の状態をいうものとし、略垂直とは、垂直方向から±10°以内の状態をいうものとする。
R及びrについて、図1を参照して具体的に説明する。図1(a)に示された六方晶窒化ホウ素一次粒子は、その典型例として、二次元的に長方形として示したものである。図1(a)の「0.3r<Rを満たす例」として示した六方晶窒化ホウ素一次粒子において、長辺側(r)が(0001)面に対応しており、短辺側(R)が端面に対応している。一方、図1(a)の「r<Rを満たす例」として示した六方晶窒化ホウ素一次粒子において、短辺側(r)が(0001)面に対応しており、長辺側(R)が端面に対応している。
また、図1(b)の「0.3r<Rを満たす例」として示した窒化ホウ素粒子凝集体において、長辺側(r)が(0001)面に対応しており、短辺側(R)が端面に対応している。一方、図1(b)の「r<Rを満たす例」として示した窒化ホウ素粒子凝集体において、短辺側(r)が(0001)面に対応しており、長辺側(R)が端面に対応している。
r<R (2)
ここで、六方晶窒化ホウ素一次粒子の平均粒径は、例えば、湿式レーザー回折・散乱法により測定することができる。
本実施形態において好ましく用いられる窒化ホウ素粒子凝集体は、前述した構成が得られる限り特に製法について限定はないが、好ましくは、次の方法により製造される。すなわち、本実施形態において好ましい窒化ホウ素粒子凝集体の製造方法は、六方晶窒化ホウ素一次粒子にカップリング剤を付加する工程(A)と、工程(A)により得られたカップリング剤が付加した窒化ホウ素一次粒子を、溶媒中で分散する工程(B)と、を含むものである。また、工程(B)より得られた分散液から窒化ホウ素粒子凝集体を分離する工程(C)をさらに含むことがより好ましい。
工程(A)及び工程(B)を含む場合、カップリング剤を付加した六方晶窒化ホウ素一次粒子が、分散液中で表面電荷によって(0001)面同士が凝集し、カップリング剤間で結合相を形成する傾向にあり、本実施形態の所望とする構成を有する窒化ホウ素粒子凝集体が得られやすくなるため好ましい。
工程(A)の段階において、カップリング剤付加した六方晶窒化ホウ素一次粒子間で結合し、窒化ホウ素粒子凝集体が作製される場合もある。撹拌温度は特に限定されないが、加熱や冷却などの特別な温度コントロールは必要ない。通常、撹拌により温度が上昇するが、200℃以下であることが好ましい。撹拌速度も特に限定されないが、通常10〜10000rpmで撹拌することが好ましく、より好ましくは100〜3000rpmで撹拌される。撹拌時間は5分〜180分が好ましく、有効な撹拌時間と生産性から10分〜60分がより好ましい。
溶媒の使用量は、工程(C)における分離時の負荷を低減する観点、及び工程(B)において均一に分散させる観点から、六方晶窒化ホウ素一次粒子に対して0.5〜20質量倍とすることが好ましい。
本実施形態に係る熱伝導シートの製造方法においては、まず、窒化ホウ素一次粒子や上記で例示したように得られる窒化ホウ素粒子凝集体をフィラーとして用い、樹脂に添加して樹脂組成物を調製する。なお、本実施形態におけるフィラーは、窒化ホウ素粒子凝集体以外に無機フィラーを含んでいてもよく、そのような無機フィラーの例としては、以下に限定されないが、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムなどの金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属水酸化物などの金属や合金、炭素、グラファイト、ダイヤモンドからなる球状、粉状、繊維状、針状、鱗片状、ウィスカー状などの充填剤が挙げられる。これらは単独で含まれていてもよいし、複数種類を含んでいてもよい。
上述の樹脂としては、以下に限定されないが、例えば、熱可塑性樹脂(ポリオレフィン、塩化ビニル樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ナイロン、フッ素樹脂)、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ケイ素樹脂)、合成ゴム、液状ゲルなどが挙げられる。上記した中でも熱硬化性樹脂であることが好ましい。
本実施形態における樹脂組成物の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、各成分を順次溶剤に配合し、十分に攪拌する方法が挙げられる。この際、各成分を均一に溶解或いは分散させるため、攪拌、混合、混練処理などの公知の処理を行うことができる。具体的には、適切な攪拌能力を有する攪拌機を付設した攪拌槽を用いて攪拌分散処理を行うことで、組成物に対する窒化ホウ素粒子凝集体等のフィラーの分散性を向上させることができる。上記の攪拌、混合、混練処理は、例えば、ボールミル、ビーズミルなどの混合を目的とした装置、又は、公転又は自転型の混合装置などの公知の装置を用いて適宜行うことができる。
また、本実施形態における樹脂組成物の調製時においては、必要に応じて有機溶剤を使用することができる。有機溶剤の種類は、組成物中の樹脂成分の一部又は全部を溶解可能なものであれば、特に限定されないが、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルセルソルブなどのケトン類;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミドなどのアミド類;プロピレングリコールモノメチルエーテル及びそのアセテートなどが挙げられる。溶剤は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
上記のようにして得られる樹脂組成物は、熱伝導シートの厚み方向の熱伝導性を向上させる観点から、当該樹脂組成物の体積を100%として、10〜90vol%の窒化ホウ素粒子を含むことが好ましく、より好ましくは30〜80vol%であり、さらに好ましくは40〜75vol%である。
本実施形態に係る熱伝導シートの製造方法においては、上記のようにして調製された樹脂組成物をシート化する。シート化すると、シートの厚さ方向への流れや厚み方向への加圧により、0.3r<Rの窒化ホウ素粒子の配向性を高めることができる。このようなシート化方法としては、以下に限定されないが、例えば、溶融押出法、溶液流涎法、圧延法、延伸法、コーティング法、バーコーター法、ドクターブレード法、プレス成形法、射出成型法、カレンダー加工法など種々公知のシート化方法が挙げられる。これらのシート化方法は、1種単独を採用することとしてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。なお、上記プレス成型法によりシート化工程を実施する場合、後述するプレス成形工程におけるプレス成形の際の各種条件を好ましく採用することができる。
本実施形態に係る熱伝導シートの製造方法においては、上記のようにして調製された樹脂組成物シートを、さらにプレス成形工程に供することが好ましい。すなわち、本実施形態におけるプレス成型工程は、上述したシート化工程の後に実施する。プレス成形工程に供することにより、配向性がより高まり、また空気層などの隙間のない熱伝導シートが得られる傾向にある。本実施形態におけるプレス成形工程としては、圧力の印加によりシート状に成形できるものであれば特に限定されないが、例えば、真空プレス、加熱プレス、真空加熱プレス等が挙げられ、より配向性を高め、隙間のないシートを作製する観点から、真空プレス、真空加熱プレスが好ましい。また、プレス成形方式も、連続プレスでもよく、多段プレスでもよい。
平均粒径0.5μmの窒化ホウ素一次粒子(昭和電工製「UHP−S2」)に対して、カップリング剤としてフェニルトリメトキシラン(東京化成製)を1.5質量%滴下し、ミキサーで攪拌し、カップリング剤を付加した窒化ホウ素一次粒子を得た。続いて、メチルエチルケトンに上記カップリング剤を付加した窒化ホウ素一次粒子を加え、超音波分散機で十分に分散し、分散液を得た。この分散液を6時間静置し、上精を取り除き、(0001)面が積層した窒化ホウ素粒子を得た。この窒化ホウ素粒子をさらにエタノール中で超音波分散し、アルミホイルに撒き、溶媒が蒸発した後、カーボンテープに押し付け、窒化ホウ素粒子凝集体のSEM像を観測した。その結果を図2に示す。
窒化ホウ素粒子の形態は、2.5μm×1.8μm四方の複数のSEM観察像を電子顕微鏡(FE−SEM−EDX(SU8220):株式会社日立ハイテクノロジー社製)により解析した。上記観察範囲に存在する、窒化ホウ素一次粒子の(0001)面が重なって凝集した窒化ホウ素粒子(窒化ホウ素粒子凝集体)のRとrとを測定した。その際、SEM画像において観察された窒化ホウ素粒子を図1(b)に示すような長方形に近似し、Rに相当する辺の長さ及びrに相当する辺の長さを計測した。なお、図2(b)に示す観察範囲に存在する窒化ホウ素粒子凝集体のR/rを各々求めたところ、いずれも1.0以上であったため、合成例で得られた窒化ホウ素粒子凝集体のR/rの代表値を1.0以上と特定した。
樹脂(基剤樹脂)としては、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製「EPPN−501H」)100質量部と硬化剤(フェノーノボラック系硬化剤、明和化成製「DL−92」)63質量部、硬化触媒(2フェニルイミダゾール、四国化成製)0.1質量部との混合物を用いた。エポキシ樹脂と硬化剤の配合比率は全て、エポキシ樹脂/硬化剤の官能基が当量比で1.0とした。
次に、上記の基剤樹脂70体積%と、合成例にて作製した窒化ホウ素粒子30体積%とを混合し、さらに有機溶剤メチルエチルケトンを加えて常温攪拌により各成分を溶解または分散させ樹脂組成物のワニスを作製した。この樹脂組成物ワニスを、表面が離型処理された厚さ50μmの銅箔上に、乾燥後の樹脂厚さが200〜300μmになるように塗布し、120℃で10分乾燥させることにより各成分が均一分散した樹脂組成物(シート化された樹脂組成物)を得た。さらにこの樹脂組成物を1mm厚のプレス金型に充填し、真空プレス機で、10MPa、200℃30分の硬化をすることにより実施例1の熱伝導シート(試験片)を得た。
基剤樹脂の配合量を40体積%に変更し、合成例にて作製した窒化ホウ素粒子の配合量を60体積%に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の試験片を得た。
基剤樹脂の配合量を70体積%に変更し、シランカップリング剤処理を行っていないUHP−S2を30体積%配合した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の試験片を得た。なお、配合前のUHP−S2に係る窒化ホウ素粒子の形状をSEMで観察したところ、窒化ホウ素粒子は凝集していなかった。また、図3(a)、図3(b)からわかるように、六方晶窒化ホウ素一次粒子の(0001)同士が重なった構造は観測されなかった。これらのSEM画像において観察された窒化ホウ素粒子を図1(a)に示すような長方形に近似し、Rに相当する辺の長さ及びrに相当する辺の長さを計測した。六方晶窒化ホウ素一次粒子の幅方向の最長径r’は0.3〜1.0μmであり、六方晶窒化ホウ素一次粒子の幅方向に対して垂直となる方向の最長径R’は0.01〜0.05μmであった。すなわち、観察された窒化ホウ素粒子は、いずれもR’<0.3r’であった。なお、図3(b)に示す観察範囲に存在する窒化ホウ素粒子のR/rを各々求めたところ、いずれも合成例(すなわち、実施例1〜2)と比較して十分に小さく、0.2以下であったため、比較例1におけるR/rの代表値を0.2以下と特定した。
基剤樹脂の配合量を40体積%に変更し、UHP−S2の配合量を60体積%に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例2の試験片を得た。窒化ホウ素粒子は比較例1と同様であり、r’は0.3〜1.0μmであり、R’は0.01〜0.05μmであり、観察された窒化ホウ素粒子は、いずれもR’<0.3r’であった。比較例2におけるR/rの代表値も0.2以下と特定した。
UHP−S2に代えて、ランダム配向窒化ホウ素粒子凝集体SGPS(平均粒径:12μm、電気化学工業(株)製)60体積%を配合した以外は、実施例2と同様にして、比較例3の試験片を得た。なお、配合前のSGPSをSEMにて観察した結果、図4に示すとおり、六方晶窒化ホウ素一次粒子の(0001)同士が重なった構造は観測されなかった。1層あたりの六方晶窒化ホウ素一次粒子の粒子数は3以上であり、かかるランダム凝集体の形状は球状であった。
前述したプレス成形した熱伝導シートから、試験片(10mm×10mm×厚さ1mm)を切り出した。この試験片に対し、NETZSCH製キセノンフラッシュアナライザーLFA447型熱伝導率計を用いて、レーザフラッシュ法により、シート厚み方向の熱伝導率を測定した。
熱伝導シート中の窒化ホウ素一次粒子の配向性は、X線回折法によるI(002)回析線(2θ=26.5°)の強度とI(100)回析線(2θ=41.5°)の強度との比(I(002)/I(100))により評価した。
なお、六方晶である窒化ホウ素一次粒子の厚み方向は結晶学的なI(002)回析線すなわちc軸方向、面内方向はI(100)回析線すなわちa軸方向にそれぞれ一致している。窒化ホウ素粒子凝集体を構成する窒化ホウ素一次粒子が、完全にランダムな配向(無配向)である場合、(I(002)/I(100))≒6.7になる(「JCPDS[粉末X線回折データベース]」No.34−0421[BN]の結晶密度値[Dx])。(I(002)/I(100))が小さいと、六方晶の窒化ホウ素粒子のa軸方向が熱伝導シートの厚さ方向に配向する、すなわち、配向性が高くなる結果、厚さ方向の熱伝導率が増加する。
上述した測定においては、前述したプレス成形した熱伝導シートから5mm×5mm×厚さ0.2mmの試験片を切り出して測定用サンプルとした。また、「全自動水平型多目的X線回折装置 SmartLab」(リガク社製)を用いて、試験片の5mm×5mmの平面に対して、当該試験片の厚み方向にX線を照射した。測定時は、X線源はCuKα線を用い、管電圧は45kV、管電流は360mAとした。
Claims (9)
- 窒化ホウ素粒子と、樹脂と、を含む樹脂組成物を調製する工程と、
前記樹脂組成物をシート化する工程と、
を有し、
前記窒化ホウ素粒子の幅方向の最長径(r)と、前記窒化ホウ素粒子の幅方向に対して垂直となる方向の最長径(R)との関係が、下記式(1)で表される、熱伝導シートの製造方法。
0.3r<R (1) - 前記シート化する工程が、溶融押出法、溶液流涎法、圧延法、延伸法、コーティング法、バーコーター法、ドクターブレード法、プレス成形法、カレンダー加工法及び射出成型法からなる群より選択される少なくとも1つにより行われる、請求項1に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記シート化工程の後に行われるプレス成形工程をさらに含む、請求項1又は2に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記窒化ホウ素粒子が、六方晶窒化ホウ素一次粒子の(0001)面同士が重なってなる窒化ホウ素粒子凝集体を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記窒化ホウ素粒子凝集体が柱状の形状を有する、請求項4に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 熱伝導シートのX線回折の<100>面に対する<002>面のピーク強度比(<002>/<100>)が30以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記プレス成形工程において、真空プレス成形を行う、請求項3〜6のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記真空プレス成形の圧力が、0.1〜1000MPaである、請求項7に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記プレス成形工程におけるプレス温度が、50〜400℃である、請求項3〜8のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
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