JPS61289186A - 染色性向上剤 - Google Patents

染色性向上剤

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Publication number
JPS61289186A
JPS61289186A JP60125538A JP12553885A JPS61289186A JP S61289186 A JPS61289186 A JP S61289186A JP 60125538 A JP60125538 A JP 60125538A JP 12553885 A JP12553885 A JP 12553885A JP S61289186 A JPS61289186 A JP S61289186A
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JP
Japan
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dyeing
dye
dyes
fibers
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP60125538A
Other languages
English (en)
Inventor
森脇 嘉数
植田 恒久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
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Publication of JPS61289186A publication Critical patent/JPS61289186A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は繊維の染色性向上剤に関し、さらに詳しくは、
繊維の染色工程において、硬度の高い水を使用して染色
する場合、染料と共存させて染色すること釦より従来の
染色方法釦比較して優れた染色性を得ることができる染
色性向上剤に関する。
(従来の技術) 従来、繊維の染色は、直接染料、硫化染料、スレン染料
、ナフトール染料、反応性染料、塩基性染料、識化染料
などの染料を用いて行なわれるのが一般的である。なか
でも、直接染料、スレン染料、反応性染料などが主要な
染料となっている。
直接染料にはさまざまなものがあるが、金属含有アゾタ
イプ染料の占める割合は大きく、またこのような金属含
有染料は、酸性染料や反応性染料などにおりても数多く
使用されている。金属含有染料は、鉄、クロム、コバル
ト、鋼、アルミニウムなどの金属原子と色素分子とが配
位結合したものである。従来この糧の染料による染色で
は、浸染方式で染色する際に、染色時に使用される水の
硬度が高−場合には、水の硬度成分が染料の可溶化性や
分散性を阻害するため、均一な染色が得られないという
欠点がありた。この問題点を改善するために、エチレン
ジアミン四酢酸、ニトリロ三酢散などのキレート剤を併
用する場合もあるが、この場合にはキレート剤が水の硬
度成分を若干は捕集して均一な染色にはやや効果がある
ものの、その効果は小さい。また、キレート剤が染料中
の発色基としての金属と錯塩を形成する効果が強く発揮
されるなめ、染料−金属の配位結合のバランスがくずれ
て、染上り時の色相が用−た染料から得られるはずの色
相とずれてしまうという致命的な問題点を有していた。
一方、スレン染料による染色の際に、染色時に使用され
る水の硬度が高い場合には、水の硬度成分が染料と結合
して染料2量体を形成し、これが水に不溶性であり繊維
との親和力もない九め、用いた染料濃度から得られるは
ずの色濃度が得られないという欠点があった。この問題
点を改善する場合にも、エチレンジアミン四酢酸やニト
リロ三酢酸といったキレート剤を併用する方法も知られ
ているが、その効果は必ずしも充分ではない。
さらに1以上のような問題点をポリアクリル醗塩を併用
して改善しようとする方法(!!#開昭59−2116
88号)やマレイン酸と(メタ)アクリル酸の共重合体
の塩を併用して改善しようとする方法(%開昭59−2
16987号)が知られて−るが、抜本的な解決にまで
到っていないのが現状である。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らは、繊維の染色に関する前述の種々の
問題点を解決するために鋭意研究した結果、オレフィン
とエチレン性不飽和ジカルゲン酸無水物との共重合体塩
からなる染色性向上剤を、染料と併用して染色浴中に共
存させることが有効なことを見い出し、本発明を完成す
るに到った。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、オレフィンとエチレン性不飽
和ジカルゲン酸無水物との共重合体の水溶性塩からなる
繊維の染色性向上剤が提供される。
本発明の染色性向上剤は、オレフィンとエチレン性不飽
和ジカルゲン酸無水物の混合物をラジカル共重合して得
た共重合体を水酸化す) IJウム、水酸化カリウム、
アンモニアの如き塩基の存在下に加水分解するととくよ
り製造することができる。
主原料の1つであるオレフィンとしては、炭素数4〜1
0のものが挙げられ、その具体例として、ブテン−1、
イソブチレン、ブタジェン、4ンテン−1、インテン−
2,2−メチルブテン−1,2−メチルブテン−2、ヘ
キセン−1、オクテン−1、ジイソブチレン、デセン−
1、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジ
ェン、イソグレンなどが例示され、なかでも炭素数4〜
6のモノオレフィン、特に炭素数5のモノオレフィンが
賞用される。これらのオレフィンは必要に応じて221
以上以上上て用いることができる。
また他の主原料であるエチレン性不飽和ジカル?ン酸無
水物としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水
シトラコン酸等を挙げることができるが、特に無水マレ
イン酸が工業的く有利である。
エチレン性不飽和ジカル♂ン酸無水物とオレフィンの仕
込み比は所望の共重合体組成に応じて適宜選択すること
が可能である。共重合体の組成は。
原料の仕込み比、オレフィンの種類、重合温度などの反
応条件により変化するが、通常はゾカル?ン酸無水物ニ
オレフインがモル比で95:5〜30ニア0、好ましく
は、80:20〜40:60のものである。
重合開始剤としては、通常のラジカル重合触媒を使用す
ることができ、例えばベンゾイル・母−オキサイド、キ
ュメンバイドロバニオキサイドなどの有機過酸化物や、
α、α′−アゾビスインブチロニトリル′のようなアゾ
ビス化合物などが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
重合はラジカル重合を禁止しない溶媒中、5〜170℃
程度の温度下で行われ、通常、アセトン、メチルエチル
ケトン、ベンゼン、トルエン、酢酸エチル、クロロホル
ムなどの溶媒が用いられる。
所望により”(は塊状重合によって行うことも可能であ
る。
共重合体の分子量は、実際に使用される反応条件等によ
って適宜決定され得るが、本発明におりてはデル/4−
ミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)による
数平均分子量で通常300〜50.000.好ましくは
1,000〜io、ooo。
ものが賞用される。
この共重合体は塩基の存在下に容易に加水分解されて塩
を形成する。この共重合体塩の種類としては、アルカリ
金属塩やアンモニウム塩、更にはジェタノールアミン、
トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン塩など
が挙げられる。また性能を阻害しない程度に共重合体中
に未中和部分を残しておいても差支えない。
本発明の染色性向上剤は天然繊維、合成繊維の如何を問
わず使用可能であるが、なかでもセルロース系繊維に対
して使用することが好ましい。セルロース繊維の具体例
としては、木綿、麻などのセルロース系天然繊維の他に
、これらのセルロース天然繊維とナイロン、ポリエステ
ル、アクリルなどの合成繊維との混合繊維、更にはアセ
テートなどの半合成繊維との混合繊維、レーヨン、キュ
ポラなどの再生繊維との混合繊維などが例示される。混
合繊維の場合には、染色はセルロース系繊維とそれ以外
の繊維に対して二段染色もあり得る。
染色する時の形態もとくに制限されるものではなく、繊
維、糸、チーズ、織物、編物、不繊布、更には衣服、寝
装商品などの最終繊維製品などのいずれの形態であって
もさしつかえない。
本発明による染色性向上剤は、上述してき九内容の他に
水の硬度に起因する染色上の他の問題に対しても、適用
できることはいうまでもない。
(発明の効果) かくシ【本発明によれば、従来の染色方法に比較して、
硬度の高い水を使用した場合でも、優れ九染色性を付与
した繊維を得ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例及び合成例の部及び憾はとくに断りのな
いかぎり重量基準である。なお、本発明は必ずしも以下
の実施例にのみ限定される訳ではない。
合成例1 重合開始剤としてジターシャリ−ジチル・−一オキサイ
ドを用い、130℃、2時間の重合条件でペンテン−1
と無水マレイン酸の共重合体を合成し、水酸化ナトリウ
ムにより中和を行い、表1の試料を得た。
表  1 (*) GPC測定による。
合成例2 アクリル酸を水散化ナトリウム水溶液で中和して得たア
クリル酸ナトリウム水溶液を用い、過酸化水素、過硫醸
アンモニウムの存在下に100℃、4時間の重合条件で
一リアクリル酸ソーダを合成した。なお、分子量はGP
Cの測定によると5000であった。(試料■) 合成例3 アクリル酸と無水マレイン駿をそれぞれ水酸化ナトリウ
ム水溶液で中和して得たアクリル酸ナトリウムとマレイ
ン酸ナトリウム水溶液から、過硫醗アンモニウムの存在
のもとに100℃、6時間の重合条件で等モル、共重合
体のす) IJウム塩を合成した。なお、分子量はGP
Cの測定によると6000であった。(試料V〕 実施例1 木綿ツイル縫物を染色し、その色相と均染性および染液
の染料分散性を調べた。結果を表2に示すO (染色条件) 使用水の硬度  0および20”DH 染料  ICayarua 5pra Blue 4 
BLcone、 1 %owf (日本化薬(株)製金
属含有タイプ直接染料) 芒硝  10係6vf 染色性向上剤  表2を参照 浴比  1対30 染色温度    90℃ 染色時間    30分 備 考     染色後、常法によりソーピング (評価) 染色した布をスガ試験機(株)製SMカラーコンビ、−
ター5M−4型により測色し、Hu・値(マンセル色相
環上の値)を求めることにより色相の尺度とした。また
、部分的な色むらを肉眼で判定することにより、均染性
の尺度とした。更に、水、染料(0,1憾)、併用薬剤
(0,1慢)の混液(染色液)を300Ii作成し、2
4時間放置後に東洋濾紙(株)製5AF紙を用いてテ遇
し、濾過残渣の状態を肉眼で判定して染料分散性の尺度
とした。
表2中、Hu・値(PB)は、青紫の色相を表わしてお
り、その値が小さい程B (Blu・、青〕K近い青紫
、その値が大きい程P (Purpl・、紫)K近い青
紫であることを意味する。
表2から明らかなように、染色性向上剤を使用しない場
合、水の硬度が高くなると、Hu台値のずれ(使用した
染料から得られるべき色相からのずれ)はないが、均染
性と染料分散性に問題がある。
(試験番号7.17) 併用薬剤がエチレンジアミン四酢酸の場合(試験番号6
,16)、Hu・値のずれがあり、かつ均染性、染料分
散性も若干劣って−る。特K、水の硬度が低い場合は、
I(ue値のずれが非常に大きく、使用した染料から得
られるはずの色相からまりたく異なりたものとなる(試
験番号6,7)。
またポリアクリル散ンーダやアクリル酸−マレイン酸共
重合体す) IJウム塩では、Hao値のずれは小さい
が、均染性と染料分散性とに問題があり、染色性向上剤
としては不十分である(試験番号4゜5.14,15)
これに対して、本発明による染色性向上剤を併用したも
のは、水の硬度が高い場合にお−ても、Hue値のずれ
がなく、しかも均染性、染料分散性も良好であることが
わかる。(試験番号11゜12.13)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、オレフィンとエチレン性不飽和ジカルボン酸無水物
    との共重合体の水溶性塩を有効成分とする繊維の染色性
    向上剤。
JP60125538A 1985-06-10 1985-06-10 染色性向上剤 Pending JPS61289186A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104562777A (zh) * 2015-01-16 2015-04-29 苏州经贸职业技术学院 一种具有抑菌功能的双面数码印花浆料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104562777A (zh) * 2015-01-16 2015-04-29 苏州经贸职业技术学院 一种具有抑菌功能的双面数码印花浆料

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