JPS61289099A - ポリペプチドおよびその誘導体 - Google Patents

ポリペプチドおよびその誘導体

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JPS61289099A
JPS61289099A JP61124628A JP12462886A JPS61289099A JP S61289099 A JPS61289099 A JP S61289099A JP 61124628 A JP61124628 A JP 61124628A JP 12462886 A JP12462886 A JP 12462886A JP S61289099 A JPS61289099 A JP S61289099A
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p21ras
human
polypeptide
antibody
protein
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JP61124628A
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リチヤード エイ・チゾニテ
アーサー エム・フエリツクス
マーク イー・フアース
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F Hoffmann La Roche AG
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F Hoffmann La Roche AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/82Translation products from oncogenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/32Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against translation products of oncogenes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/574Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
    • G01N33/5748Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer involving oncogenic proteins

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多くの哺乳類動物腫瘍細胞は、DNAを介する遺伝子移
入が行われた場合に、1i歯類線維芽細胞の悪性転換を
誘導できる突然変異腫瘍遺伝子を含有する。この定量法
によってとくに頻繁に検出される一部の活性化腫瘍遺伝
子には、r a s ”、ras  およびrasHの
3種がある[5hilizu。
に に、ほか: Proc、 Natl、 Acad、 S
ci、 USA、 80 。
2112〜2116(1983)]。これらの遭伝子は
それぞれ、約21.000ダルトンに相当する188ま
たは189個のアミノ酸を有する蛋白質をコードし、p
21 rasと呼ばれている。
これらの蛋白質はグアニンヌクレオチドを結合し、ra
sH蛋白質はGTPase活性を有する[ Gibbs
、 J、 B、ほか: Proc、 Natl、 Ac
ad、 Sci。
LISA 、81.57o4〜57oe、(1984)
]。
この3種のras31伝子によって特定されるアミノ酸
配列はきわめて類似している。野生型蛋白質の最初の°
86個のアミノ酸残基は同一であり、ras蛋白質の次
の75個の残基はたがいに約85%の相同性を有する。
しかしながら、これらの蛋白質は、カルボキシ末端付近
に存在する15個のアミノ酸部分(残基171〜185
)で著しく異なっている[Van Beveren、 
C,& Verma、 1. H,:Current 
Topics in Hicrobiology an
drmmunolOgy、 Vol、  123、I)
f)73〜78(1986)の総説参照]。一群のra
sの各メンバーのC末端可変部は鳴歯類とヒトの間で高
度に維持されている。この可変ドメインがp21 ra
s蛋白質の一部の生理的機能における特異性を付与して
いるものと考えられてきた。この可変ドメインに考えら
れる機能的役割は、I)21 rasのカルボキシ末端
が翻訳後プロセッシングの間に蛋白分解的に切断される
ことを示唆する証拠により疑問視されている[ 5hi
iizu、に、ほか: Natt+re、 304.4
97〜500 (1983)]。しかしながら、さらに
最近になって、r a s ”蛋白質のC末端はプロセ
ッシングの間、共有結合的に無傷のままであることが明
らかにされた。さらにほかのデータから、rasに蛋白
質についても同じことが示唆されている。
他の研究グループは、各ras蛋白質の可変ドメインの
すぐ上流にエンドヌクレアーピ標的部位と推定される場
所の存在に注目した。彼らは、蛋白質はこの部位で切断
されるものの、186位の維持されたシスティン残基が
関与するジスルフイド橋でC末端フラグメントは分子の
残部とつながッテいルト考エタ(7)T”dF+ル[W
illumsen、 B、 H,ほか:EMBOJ’+
 3.2581〜2585 (1984)]、このモデ
ルでは、成熟p21 rasの還元により約2.000
ダルトンのペプチドが遊離することを予想させる。さら
に最近のデータは、r a s ”蛋白質からこのよう
なペプチドの放出は検知できないことを示している。し
たがって、p21ras蛋白質のC末端ドメインが共有
結合によって統合性を保持していることを強く支持する
証拠があるといえる。すなわち、一群のras蛋白質で
は可変領域は無傷に残っていることが明らかであるので
、p21 ras群の蛋白質の各メンバー、ras  
、ras  、ras4にAおよびII       
  N ras4に8の間の配列の差を利用して、これらの蛋白
質の間の識別、したがって、対象が腫瘍遺伝子をもって
いるか否かの調査を可能にする選択性試薬を提供するこ
とができるようになる。この方法で、各個体が新生物疾
患の危険性の高いグループに属するかどうかを判定する
こと、またすでにこの疾患を有する患者の新生物疾患が
どの段階にあるかを調べることができるものと考えてよ
い。
さらに、癌の発生段階の評価、治療中の患者のモニター
が可能になろう[Nin+an、 H,1,、:Hyb
ridoma、  4 (1)、 75 (1985)
 ]。
本発明は、p21rasH、p21rasN、p21r
asK4A蛋白質群の各メンバーの可変領域から誘導さ
れるアミノ酸配列を有する新規ポリペプチドのプレバレ
ージョン、このようなポリペプチドが免疫原性担体物質
に共有結合した免疫原性組成物を製造するためのこのよ
うなポリペプチドの使用、このようなポリペプチドによ
って誘発される抗体であってそのポリペプチド配列が誘
導されたras腫瘍遺伝子に特異的な抗 体の製造、およびこのような抗体を用いるp21ras
腫瘍遺伝子に属する各メンバーの存在を測定するための
免疫定量法に関する。
本発明の第一の態様は、ヒトD21ras蛋白質のC末
端部分における可変領域から誘導される一連のポリベプ
チドプレパレーションに関する。
本発明のポリペプチドは、式 で示される特異的配列からなるポリペプチドおよびその
誘導体である。
配列■および■は、それぞれD21rasH(171〜
18つ)およびp2i rasH  (170〜189
)ポリペプチドを示す。配列■はp21rasH  (
170〜186)のポリペブチに4A ドである。配列■はp21ras   (171〜18
6)のポリペプチドである。最後に、配列Vに4B はp21ras   (170〜185)ポリペプチド
である。
上に特定した配列は、本技術分野においてよく知られた
慣用のペプチド合成方法によって合成することができる
。このような方法には、溶液相合成および固相合成が包
含される。R38゜Herrifieldによって開発
された方法論を応用したものである[J、静、 Che
m、 5oc1.1支、2149〜2154 (196
3)]。本発明のペプチドを合成するのに好ましい方法
は、合成すべきペプチドのカルボキシ末端アミノ酸を慣
用の固相合成樹脂に共有結合させ、これへのアミノ酸の
環状付加を用いる固相法である。この目的に適当な樹脂
は市販されていて、たとえば架橋ポリスチレン樹脂があ
る。現在では、所望のカルボキシ末端アミノ酸がすでに
樹脂に共有結合された市販品を入手できる。付加された
アミノ酸は慣用されている側鎖保護基で保iすることが
できる。この目的に適当な側鎖保:f!基には、ベンジ
ル、ベンジルオキシカルボニル、クロロベンジル、p−
クロロベンジルオキシカルボニルおJ:びp −+−ル
エンスルホニルまたはジメヂルベンジルが包含される。
固相合成法の最終工程では、本技術分野においてよく知
られた方法、たとえば例1に記載の方法によって、保護
基を除去し、ペプチドを樹脂から遊離さける。
同様に、液相合成法を用いる場合も、保護基を慣用方法
により、たとえば1louben−Weyl  :“H
ethoden der organischcn C
hemie”、Xv巻、”5ynthese von 
Peptiden”に記載された方法で除去して、ペプ
チドが得られる。
このような方法で、先に定義したポリペプチド■〜Vが
製造でき、これは本発明の好ましいimを構成する。
上述のポリペプチドは、抗体を製造するための免疫原と
して使用できる。
すなわち、本発明は他の態様として、抗体を誘発するた
めの免疫原性組成物およびその製造方法、ならびに上述
のヒトp21rasポリペプチドの免疫定量法を提供す
る。
免疫原性組成物は、上述のポリペプチドそれぞれを慣用
の免疫原担体物質に共有結合させることにより容易に得
られる。「免疫原担体物質」の語は、宿主動物に独立し
て免疫原性応答を誘発する性質を有し、上述のポリペプ
チドの遊離カルボキシル、アミンもしくはヒドロキシル
基と免疫原担体物質の相当する基との間にペプチドもし
くはエステル結合を形成することにより直接または慣用
の二官能性連結基を介して結合することにより、上述の
ポリペプチドと共有結合できる物質を包含する。 本発
明のポリペプチドの免疫原担体物質への共有結合による
カップリングは、本技術分野においてよく知られた方法
で実施できる。たとえば、直接共有結合によりカップリ
ングさせる場合は、カルボジイミド、とくに好ましくは
ジシクロへキシルカルボジイミドまたは1−エチル−3
=(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドをカ
ップリング剤として使用することかできる。
このような直接カップリングにおいては、この工程にわ
ずかに酸性の反応メジウム、たとえば約3から6.5の
範囲のpH1とくに好ましくは約4から6.5の範囲の
E)Hを有するメジウムを使用するのが望ましい。
カップリングを行うのに適当な二官能性連結基としては
、Cジアルカナールたとえばグル2〜1 タールアルデヒドを挙げることができる。この別法の態
様におけるカップリングは、S、^vrameas(I
iIIlunochemistry、  6.43〜5
2 (1969)〕に記載の条件を用いて行うのが便利
である。
本発明のポリペプチドと免疫原担体物質とのカップリン
グに使用されるさらに他の好ましい試薬には、室温下、
水溶性溶媒たとえばN、N−ジメチルホルムアミド(D
MF)中で使用できるm−マレイミドベンゾイルN−ヒ
ドロキシコハク酸イミド(MBS)がある。免疫原担体
物質は適当なリン酸緩衝液中pH7,2で使用するのが
好ましい。
得られた免疫原性組成物は、さらに精製することなく、
または所望により本技術分野においてよく知られた方法
たとえば未反応ペプチドやカップリング試薬を除去する
ための透析、あるいは適当なカラム〔たとえばセファデ
ックス(5ephadexo)G−25グルクロマトグ
ラフィー〕上刃ラムクロマトグラフィーを用いて精製し
たのち、使用される。
本発明の免疫原性組成物の製造に使用できる適当な担体
物質には、蛋白質、天然もしくは合成ポリマー化合物、
たとえばポリリジンもしくはアミノ酸共重合体のような
ポリペプチド;ポリサッカライド等が包含される。とく
に好ましい担体物質は蛋白質およびポリペプチドであり
、とくに蛋白質が好ましい。
本発明の免疫原性組成物の製造に使用される蛋白質は広
範囲の蛋白質から選択できる。適当な蛋白質の例として
は、咄乳類動物血清蛋白質たとえばヒトγ−グロブリン
、ヒト血清アルブミン°、ウシ血清アルブミン、メチル
化ウシ血清アルブミン、ウサギ血清アルブミン、ウシγ
−グロブリン、ウシサイログロブリンおよびウマγ−グ
ロブリン、または非浦乳類動物蛋白質たとえばヘモシア
ニンとくに好ましくは笠形具(keyhole lim
pepのヘモシアニンを挙げることができる。その他の
適当な蛋白質は本技術分野の熟練者には自明であろう。
本発明の免疫原性組成物は、これを宿主動物に、好まし
くはアジュバントを用いて注射することにより、宿主に
それぞれH−raslN−rasおよびに−rasH、
p21rasN、p21rasK4A  p21蛋白質
に特異的な抗体の生成の誘導に使用できる。長期にわた
って反復注射することにより、力価を改良することがで
きる。
この目的に適当な宿主動物には、ウサギ、モルモット、
ウマ、ヤギ、ラット、マウス、ウシ、ヒツジ等のような
哺乳類動物が包含される。生成した抗血清は、それぞれ
の腫瘍遺伝子蛋白質と選択的に複合体を形成する抗体を
含有する。このような血清はそれ自体、腫瘍遺伝子蛋白
質の測定に使用できるし、また所望により、抗体は本技
術分野でよく知られた方法たとえば硫酸アンモニウム沈
殿ついでゲルクロマトグラフィーを用いて濃縮すること
ができる。本発明の別の態様においては、指示されたp
21 ras腫瘍遺伝子蛋白質の検出に有用なモノクロ
ナール抗体を、本技術分野において利用される公知の方
法によって、たとえばC1Hilstein & G、
にohler  (Nature、  256.495
〜497 (1975))の記載に従って得ることがで
きる。この場合、本発明の免疫原性組成物をマウスまた
はラットに注射する。ついで宿主動物を層殺し、その牌
臓から採取した細胞を骨髄腫細胞と融合する。得られた
ハイブリッド細胞(以下ハイブリドーマという)をin
 VitrOで増殖させる。ハイブリドーマの集団をス
クリーニングに付し、それぞれ免疫原性組成物に使用し
た抗原ポリペプチドに対する単−抗体種を分泌する各ク
ローンを単離する。この方法で得られる各抗体種は、免
疫原物質上に認識される特異的抗原部位に応答して生じ
る、免疫処置動物からの単−B細胞の各生成物である。
この場合、p21蛋白質のサブ配列が用いられたので、
抗体はこのサブ配列を含む全D21蛋白質にも特異性を
示すことが考えられる。
別のハイブリドーマ細胞系を次にスクリーニングし、所
望の抗原に対する抗体を生産するものを同定する。別の
ハイブリドーマ細胞系によって産生された抗体を好まし
くはスクリーニングに付し、ハイブリドーマ細胞の産生
に用いた免疫原性物質に対して最高の親和性および結合
活性を有するものを同定する。
本発明に従って製造されたポリクロナールまたはモノク
ロナール抗体は、任意の慣用の免疫定量法により、試験
サンプル中の各p21rasH、p21rasN、p2
1rasK4A蛋白質の存在の検出に使用できる。この
ような方法では、たとえば、測定すべきサンプルの既知
量、本発明の特異的抗体および標識D21rasポリペ
プチドまたは蛋白質をたがいに混合し、放置する。
抗体−抗原複合体を結合しない試薬から本技術分野にお
いて公知の方法により、すなわち硫酸アンモニウム、ポ
リエチレングリコール、過剰のまたは不可性支持体に結
合した第二の抗体で処理して分離する。適当な不要性支
持体には、キナール(にynar■)、デキストラン被
覆炭素粒等のようなポリマーが包含される。標識ras
ポリペプチドまたは蛋白質の濃度を結合相または非結合
相のいずれかで測定し、サンプルの特異性 p21ras蛋白質含量は認められた標識成分のレベル
を標準曲線とそれ自体公知の方法によって比較し、定量
することができる。適当な標準曲線は、既知量のp21
 ras蛋白質を固定足の標識p21 ras蛋白質お
よび本発明のp21ras特異性抗体と混合し、それぞ
れの既知量に対する結合の割合を定量することにより作
成することができる。本発明の抗体はp21 ras蛋
白質の各H,N、に4△およびKJB型を識別できるの
で、これらのras腫1!遺伝子蛋白質の各型が混合し
て存在していても、それぞれを別個に定量できる。
特異的なp21rasH、p21rasN、p21ra
sK4A腫瘍遺伝子蛋白質に対する2種の別個のモノク
ロナール抗体で、たがいにその抗原への結合を妨害しな
い抗体は、2部位免疫定■法操作に使用できる。適当な
均一および不拘−2部位免疫定吊法操作については、米
国特許第4.376.110号に記載されている。
本発明の実施に際して使用できるさらに他の免疫定量法
には、免疫プロット法(いわゆるウェスタン法)を用い
るものがある。この方法では、p21 rasH、p2
1rasN、p21rasK4A蛋白質を含むサンプル
を、SDSザンブル緩衝液(Laemmli、 U、 
K、 : Nature、  227 。
680〜685 (1970))と混合し、スルフヒド
リル還元剤として2−メルカプトエタノールの存在下ま
たは非存在下に煮沸し、ポリアクリルアミドゲル上電気
泳動に付す。蛋白質をトランスプロット(Transb
lot )装置を用い、Towb i nら(Proc
、 Natl、 Acad、 Sci、 USA、  
76.4350〜4354 (1979))によって報
告された操作に従って電気泳動により、ニトロセルロー
スろ紙上に移す。緩衝化ウシ血清アルブミンとブレイン
キュベーションしたのち、ろ液を所望のヒトp21 r
asポリペプチドに対する抗血清と一夜インキユベート
する。ついでろ液を洗浄し、続いてras特異性抗体を
誘発させた動物種のIQGに対する適当な標識抗血清と
インキュベートする。
この第二の抗体は任意の慣用の標識、たとえば放射性同
位元素または好ましくは酵素たとえばパーオキシダーゼ
でラベルできる。ろ液を再び洗浄し、オートラジオグラ
フィーに付すか、あるいは酵素に対する適当な基質たと
えばジアミノベンジジンと蛋白質バンドが認められるま
でインキュベートする。ヒトI)21ras蛋白質に対
する特異的抗体との着色バンドの不存在は試験サンプル
中におけるこのような蛋白質の不存在を示すものである
試験サンプル中にras腫瘍遺伝子生成蛋白質が存在す
るか否かのみを知りたい場合は、特異的抗体の組合せを
使用することができる。一方、特定のp21 ras蛋
白質が存在するかを決定する場合には、各ras蛋白質
に特異的な各抗体のパネルを各試験サンプルについて使
用することになる。
本発明の抗体はまた、不均一な゛サンドウィッチ″型定
量に使用することもできる。このような不均一定量法に
おいては、非標識抗体好ましくはモノクロナール抗体を
サンプルからの試験蛋白質物質の抽出に使用する。この
場合の抗体は免疫定量法に用いられる任意の慣用支持体
上に固定化される。このような支持体には、ろ紙、プラ
スチックビーズ、またはポリエチレン、ポリスチレン、
ポリプロピレンまたは他の適当な材料から製造された試
験チューブが包含される。この目的に有用なものとして
は、また、アガロース、架橋デキストランおよび他のポ
リサッカライドのような粒子状物質を挙げることができ
る。この場合の結合方法は本技術分野の熟練者にはよく
知られている。
たとえば抗体は米国特許第3,645.852号に記載
の方法を用いてポリサッカライドポリマーに結合させる
ことができる。
本発明に用いられる標識された特異的抗体は、本技術分
野において公知の免疫定量法に用いられるのと同じ標識
を付与することができる。たとえば、米国特許第3.9
40.475号に記載されたような蛍光法で検出できる
蛍光原標識、米国特許第3,654.090号に記載さ
れたような酵素マーカーを挙げることができる。また、
たとえば  Iのような放射標識で、たとえばLHoI
t u n t e rおよびF、 C,Greenw
ood  [Nature(London)  、  
 194.  495 〜496   (1962)]
またはG、 S、 DavidおよびR0八、 Rei
sfeld(BiochemistrV、  13. 
1014〜1021 (1974))の方法によってラ
ベルした抗体を用いることもできる。
典型的な不均一サンドウィッチ法においては、不溶性サ
ンドウィッチ複合体は会合した標識抗体の量を、適当な
方法による不溶性担体物質の検査によって決定する。し
かしながら、定量すべき液体サンプル中の試験蛋白質の
存否を、定量中に反応せず溶解型のままの標識抗体遺と
関係づけることも可能である。
本発明のさらに他の態様においては、本発明の抗体をそ
の特異的結合パートナ−である各D21 ras蛋白質
の抗体アフィニティークロマトグラフィー精製に使用す
ることができる。この目的では、抗体をマトリツスク上
にそれ自体公知の方法で、好ましくは適当な抗体アフイ
、ニテイークロマトグラフイーマトリックスたとえば架
橋アガロース(たとえばセファロース(5epharo
se 0)4B、ファルマシア(Pharmac ia
 )から市販されている〕に共有結合させて固定化する
。抗体アフィニティークロマトグラフィーによるヒトp
21 ras蛋白質含有溶液の精製は、公知の任意の方
法に従い、バッチ法によりあるいは好ましくはカラム上
に配置したマトリックス固定化抗体を用いて実施できる
例1 H−rasT−24腫S遺伝 でコードされるノナデカ
ペプチドp21rasH  (171〜189)の合成
) RD−20シエイカーヘツドを付したS−500型シエ
イカ−(にraft Apparatus、 Inc、
Hinneola、 N、 Y、) ニ装着L/ タ直
立容i 内r、マニュアル法を用いて、固相ペプチド合
成を実施した。5er(Bzl)−1%架橋ポリスチレ
ン(200〜400メツシユ)樹脂(3,09,0,2
1ミリモル/g樹脂、0.63ミリモル(8ACHEH
,rorrance、 CAより購入〕を、予め形成し
た対称無水物法(Herrifield、 R,B、、
前出)を用い、p21 rasH (7)186から1
71の配列に従って18サイクルの固相ペプチド合成に
付した。α−アミノ基はt−ブチルオキシガルボニル基
で保護し、一方側鎖の基は、次のように保護した:As
p、Glu、Ser (ベンジル);Cys (3,4
−ジメチルベンジル)二LyS(2−クロロベンジルオ
キシカルボニルされたノナデカペプチド(p21ras
”  (171〜189)−樹脂4.4g(0.63ミ
リモル)が得られた。この保護されたペプチド−樹脂1
、09を無水液体フッ化水素(HF)(10%1、2−
エタンジチオール含有1 0d)によりOoで1時間処
理し、蒸発させた(高真空、CaOトラップ)。粗ペプ
チドと樹脂混合物を酢酸エチル(EtOAc)と磨砕し
、トリフルオロ酸M (TFA)で抽出し、蒸発させ、
残留物をエーテルと磨砕し、乾燥した。粗生成物 (0.515g)を蒸留水10dに溶解し、ろ過し、l
atman Partisil■M.−20  0DS
−3カラム(2X50a11)上に負荷した゛。
カラムを(ハ)水(0.1%TFA含有)および0アセ
トニトリル(0.1%TFA含有)からなる溶媒系の但
)10〜35%直線勾配で180分溶出した。分画を集
め(2nd!/分画)、それぞれ一部をとって分析hp
lc系を用い分析した。分画61〜65に出現した生成
物を合し、蒸発させ、凍結乾燥すると純粋なノナデカペ
プチド p21rasH (171〜189)が得られた。
収率:42ay(15.2%)。この生成物は分析hp
lcにより均一であることが明らさかにされ、期待され
たアミノ酸組成を与えた(6Nj!i酸水溶液中、11
0”、24時間加水分解):ASp。
1、98 :Ser.2.71 ;Glu.1.03 
:Pro、3.15;Gly.2.08:Val。
1、02:Leu,1.93:Lys,1.10。
Met,0.95;Cys,2.74 λユ H−rasT−24腫瘍遺伝 でコー゛されるエイコサ
ベブチ^lras”  (170 〜189)の合成 例1で得られた保護ノナデカペプチド (p21 ras”  (1 7 1 〜1 89))
樹脂2、1 7g(0.310ミリモル)をN −8o
c−N−2−クロロ−ベンジルオキシカルボニル− に付した。生成物1g(0.143ミリモル)をとり、
液体HF(例1と同様にしC)により保護基を除去した
。収ffi:525.6Rg。粗生成物をhplc精製
に付しく例1と同様にして)、エイコサペプチドp21
rasH、p21rasN、p21rasK4AH (
170〜189)24、4#19(収率:8、3%)を
得た。
生成物は分析hplcによ・り均一であって、期待され
たアミノ酸組成を与えた(1%チオグリコール酸(TG
A)含有6N塩酸水溶液中、150°で1時間加水分解
):ASp,1.90:Ser,2.30:GIu,1
.09、Pro。
2、81 ;Gly.2.OO:Val,0.94:L
eu,1.80 :M’et,1.02 : Lys。
1、97:(、VS.2.71 県 86)の合成 CVS (DMB)−1%架橋ポリスチレン樹脂(2,
0g:0.48ミリモル/g樹脂;0.96ミリモル)
をp21 rasNの配列185から170の順に16
サイクルの固相ペプチド合成に付した。得られた保護ペ
プチド樹脂の一部(1g;0.26ミリモル)をとり、
無水液体HFで処理した(例1と同様にして)。収量=
385II!g。粗ペプチドを例1と同様にhrpcy
itaに付した。勾配時間:150分、所望の生成物は
分画50〜51に出現した。これらの分画を合し、蒸発
させ、凍結乾燥した。収a: 20Rg(4,4%)。
得られたヘブタデ力ペブチード p21rasH  (170〜186)は分析h l 
pcで均一であることが明からにされた。アミノ酸組成
(6N塩酸水溶液/1%TGA中、150’で1時間加
水分解):ASp、2.00:Thr、1.08:Se
r、1.65:Glu。
2.06、Pro、1.09:Gly、3.00:Me
t、1.02:Leu、1.99:LVs。
i、oo;cys <エルマン試験)、2.05例4 に−rasT−248811伝子(exon  UVa
 )Cys (DMB)−1%架橋ポリスチレン樹脂(
2,0!7 :0.48ミリモル/g−樹脂;KA 0.96ミリモル)をp2i ra5   の185位
から171位の順に15サイクルの固相ペプチド合成に
付し、TFAで処理し、乾燥して、側鎖保護ペプチド樹
脂6.52g(湿重聞)を得た。
その一部(1g:0.147ミリモル)を1−IFで分
解しく例1と同様に)、後処理すると粗へキサに4八 デカペプチドp21ras   (171〜186)3
74.6frtgが得られた。粗物質をhplcM製に
付した(例1と同様:勾配:5〜30%([3)/18
0分)。分画43〜49に溶出した生成物を集め、蒸発
させ、凍結乾燥した。収量:へキサデカベブに4A ヂドp21ras   (171〜186)101#I
y(38,4%)。この生成物は分析hplcで均一と
判定された。アミノ酸組成(6N塩酸水溶液/4%TG
A、150’、1時間加水分解):丁hr、0.99+
Ser、0.87:Glu。
2.07  :Pro、  1.03  :G  l 
 y、  1.07  :Val、0.97:Ile、
  1.89:Lys。
5.10.CVS (システィン酸として)。
1.72;Cys(エルマン試験、1.96)λ二 CVS (DMB)−1%架橋ポリスチレン樹脂(2,
(1:o、48ミリモル/g〜樹脂;4にB 0.96ミリモル)をp21ras   の184位か
ら170位の順に15サイクルの固相ペプチド合成に付
し、TFAで処理し、乾燥して、側鎖保護ペプチド樹脂
4.717を得た。その1g(0,20ミリモル)をと
り、無水HFで分解しく例2とTE1様にして)、後処
理すると、粗へキサに4B デカペプチドp21ras   (170〜185)3
00.51119が得られた。粗物質をhplc精製〔
例1と同様にして、勾配=5〜20%(へ)/150分
〕に付し、生成物を含む分画く20〜30)を合し、蒸
発させ、凍結乾燥した。収は:へキサデカベプに4B チドp21ras   (170〜185)64Itg
(17,3%)。生成物は分析hplcで均一であるこ
とが明らかにされた。アミノ酸組成(6N塩酸水[i/
1%TGA中、150°、1時11加水分解):Asp
、0.99 : l”hr、1.02 :Ser、1.
83 ;Cys (システィン酸として)、0.88;
Gly、0.99 ;Met。
1.05:Lys、9.33.Cys (エルマン)、
1.04 例6 キーホール・リンペット(keyhole final
)のヘモシアニン(KLH)(161119,50%グ
リセロール溶液中)を、Na28PO4(8IIIH)
KCj! (1,6mM) 、NaCj! (140m
H)およびKH2PO4(1,1n+8)各0.3−で
調製した緩衝溶液(pt17.2 ; 1.2d)に加
え、室温で電磁攪拌器によって攪拌した。m〜マレイミ
ドベンゾイル−N−ヒドロキシコハク酸イミド(MBS
)のDMF (0,6m)溶液を徐々に加え(滴加)、
わずかに白濁した反応混合物を室温で30分間攪拌した
。反応生成物、KLH−MBを、予め0.05Mリン酸
±トリウム緩衝液(p116、O)で平衡化したセファ
デックスG−25カラム(1,2X50CIlンに通し
た。カラムを同じ緩衝液で溶出しく流速=1d/分)、
各分画を集めた。KLH−MB複合体を含有する分画(
20〜44)を合した(20雇:波長λ−280nmに
おいて10.300単位)。KLH−Me生成物の一部
(5−12,060D)をとり、0.05Mリン酸す[
−リウム緩衝液2dに溶解したノナデカペプチドp21
rasH  (17’1〜189)5〜と反応させた。
pHをlNNaOHで7〜7.5に調整し、反応混合物
を室温t−3時間攪拌した。この溶液をリン酸緩衝食塩
溶液(pH7゜2)に対して、頻回に交換しながら40
時間透析し、ついで凍結乾燥した。免疫原付組成物(リ
ン酸緩衝食塩含有)37〜が得られた。
〔 ノナデカペプチドI)21 ras”  (171〜1
ウシ勺イログロプゾロ(6,69q、10ナノモル)を
0.IM  NaH2PO4、pH7,2,10−に溶
解し、ノナデカペプチド p21ras”  (171〜189)9.8m1(5
マイクロモル)を加えた。全ペプチドが溶消したのら、
グルタルアルデヒドの溶液(シグマ(Sigma ) 
、 I級、25%水溶液)0.2dを加え、反応混合物
を25°で2時間継続的に攪拌した。混合物をO,OO
IM  NaHPO4緩衝液(pH7,2)に対して十
分透析し、凍結乾燥した。免疫原付組成物(リン酸塩含
有)の収量は17■であった。
絆1 上述のように固相法で合成したp21ras”、に p21 ras  およびp21rasH、p21ra
sN、p21rasK4ANのカーレボキシル末端に相
当するペプチドを、例7に記載のグルタルアルデヒド法
によってウシサイログロブリンに、または例6に記載し
たMBS法(Liu、 F、 −■、ほか: Bioc
hemistry、±8,690〜697(1979)
)によってキーホルトリンペットのヘモシアニンにカッ
プリングさせた。抱合体を凍結乾燥し、使用前にリン酸
緩!!食塩溶液(20mNリン酸ナトリウム、pH7,
4,0,15MNaGりゴばあたり抱合体3I!tgの
濃度に再懸濁した。
抱合体は1qあたり、550〜606μりのペプチドを
含有した。
Ba1b/CマウスおよびLew i sラットを以下
のスケジュールに従って免疫処置した。
免疫処置プロトコール 800.2q抱合体 (1:1〕ロインド完全アジュバント混合) 腹腔内注射(i、p、) 週82回目の免疫処置(ブースター) 0.2mg抱合体 (1:170インド完全アジュバント混合) i、p注射 週11 採血 D27 3回目の免疫処置(ブースター)0.1巧抱合
体 (1:170インド完全アジュバント混合) 1、p、注射 週30 採血 動物は指示した時点で採血し、血中の抗−p21ras
抗体の力価を測定した。力価および抗血清の特異性は直
接結合ELISAおよび免疫ブロワ[−法(いわゆるウ
ェスタンプロット解析法)によって定量した。結果を第
1表および第2表に示す。
例9 抗ペプチド血清およびY13−259 (陽性コントロ
ールとして用いた広い特異性をもつrasモノクロナー
ル抗体)とras蛋白質との免疫プロッティングを、そ
れぞれ高レベルのras遺伝子を発現する一連の細胞系
から調製した溶解物に対して実施した。標識していない
、対数生育期の細Ill、1 % (v/v ) Tr
itonOX −100,0,5%(W/lデオキシコ
ール酸ナトリウムおよび2mHフェニルメチルスルホニ
ルフルオライライ有TNE−MWJ液(20+11)I
 Tris −HCl 。
100mHNaC1,1n+HEDTA、ph7.4)
中4℃で10分間インキュベートして溶解した。
サンプルを100.oooxgで30分間遠心分離し、
上清を集め、−80℃に操作した。蛋白質の相対濃度を
、BioRad定吊キットにより、標準としてウシ血清
アルブミン(BSA)を用いて比色法で測定した。1m
蛋白質0.054I9を含む溶解物の一部を、スルフヒ
ドリル還元試薬として2−メルカプトエタノールを用い
または用いないで等量の2XSDSサンプル緩衝液と混
合し、3分間煮沸し、12%ポリアクリルアミドゲル上
電気泳動に付した。蛋白質は、H,Towbinら(前
出)の記載にほぼ従いTransblot装置を用いて
ニトロセルロースろ紙(0,22ミクロン孔)に電気泳
動で移した。TNE緩1液中3%BSAと4℃で3時間
ブレインキュベーションしたのち、ろ紙を、モノクロナ
ール抗体Y13−259 (10μg/It!lりとま
たは3%BSへ含有TNE緩衝液で1:10に希釈した
抗ペプチド血清と一部インキユベートした。ろ紙を洗浄
し、続いて1 :2,000に希釈したラットIgGに
対する抗血清、およびヒツジで調製しくベーリンガーー
マンハイム)、1:800に希釈した、ウサギIgGに
対するバーオキダーゼ抱合、アフィニティー精製抗体と
、2時間インキュベートした。ろ紙を洗浄し、褐色の蛋
白質バンドが観察されるまでジアミノベンジジン基質と
インキュベートした。
広い特異性を有するモノクロナール抗体、Y−13−2
59は、試験したすべてのras蛋白質と反応する。ヒ
トD21rasH、p21rasN、p21rasK4
A”に対するラット抗血清はHsMSVのv−ras遺
伝子およびヒトp21rasHによってコードされるp
21と反応するが、KiMSVのv−rasに遺伝子、
に ヒトl)21 ras  またはヒトp2irasNに
よってコードされるD21とは反応しない。
に4B ras   C末端ペプチドに対する@歯頚抗血清との
免疫プロッティングの結果は、きわめて高レベルのra
sK蛋白質を発現する@菌類造血細胞系416Bからの
変性および還元1)21 rasがこの血清と反応する
ことを示している。416B細胞中に発現されるras
H、p21rasN、p21rasK4AK蛋白質は、
4Aおよび4B型の混合物であると思われる。
に4B ras   C末端ペプチドに対するI@i歯類抗血消
はヒトrasK蛋白質と反応するが、KiMSVによっ
てコードされるD21 rasとの反応は検知できない
。この抗血清はrasHおよびrasNによってコード
されるp21蛋白質とは反応しない。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 【アミノ酸配列があります】( I ) 【アミノ酸配列があります】(II) 【アミノ酸配列があります】(III) 【アミノ酸配列があります】(IV) 【アミノ酸配列があります】(V) からなる群から選ばれるポリペプチドおよびその誘導体
  2. (2)側鎖およびN末端は保護された型で、カルボキシ
    末端はポリスチレン固相合成樹脂に共有結合している特
    許請求の範囲第1項記載のポリペプチド誘導体
  3. (3)免疫原性担体物質に共有結合した特許請求の範囲
    第1項記載のポリペプチドからなり、宿主のp21ra
    sポリペプチドまたは蛋白質に特異的な抗体の生成を誘
    発するのに適当な免疫原性組成物
  4. (4)ヒトp21ras^Hポリペプチドに選択性を示
    し、ヒトp21ras^N、p21ras^K^4^A
    およびp21ras^K^4^Bポリペプチドとは交差
    反応性を示さない抗体
  5. (5)式 【アミノ酸配列があります】 で示される配列を有するポリペプチドからなる特許請求
    の範囲第3項記載の免疫原性組成物によつて誘発される
    特許請求の範囲第4項記載の抗体
  6. (6)式 【アミノ酸配列があります】 で示される配列を有するポリペプチドからなる特許請求
    の範囲第3項記載の免疫原性組成物によつて誘発される
    特許請求の範囲第4項記載の抗体
  7. (7)ヒトp21ras^Nポリペプチドに選択性を示
    し、ヒトp21ras^H、p21rasおよびp21
    ras^K^4^Bポリペプチドとは交差反応性を示さ
    ない抗体
  8. (8)式 【アミノ酸配列があります】 で示される配列を有するポリペプチドからなる特許請求
    の範囲第3項記載の免疫原性組成物によつて誘発される
    特許請求の範囲第4項記載の抗体
  9. (9)ヒトp21ras^K^4^Aポリペプチドに選
    択性を示し、ヒトp21ras^H、p21ras^N
    およびp21ras^K^4^Bポリペプチドとは交差
    反応性を示さない抗体
  10. (10)式 【アミノ酸配列があります】 で示される配列を有するポリペプチドからなる特許請求
    の範囲第3項記載の免疫原性組成物によつて誘発される
    特許請求の範囲第4項記載の抗体
  11. (11)ヒトp21ras^K^4^Bポリペプチドに
    選択性を示し、ヒトp21ras^H、p21ras^
    Nおよびp21ras^K^4^Aポリペプチドとは交
    差反応性を示さない抗体
  12. (12)式 【アミノ酸配列があります】 で示される配列を有するポリペプチドからなる特許請求
    の範囲第3項記載の免疫原性組成物によつて誘発される
    特許請求の範囲第4項記載の抗体
  13. (13)モノクロナール抗体である特許請求の範囲第4
    項から第12項までのいずれか一つに記載の抗体
  14. (14)慣用のポリペプチド合成法を使用する特許請求
    の範囲第1項記載のポリペプチドの製造方法
  15. (15)固相合成法を用いる特許請求の範囲第14項記
    載の製造方法
  16. (16)特許請求の範囲第1項記載のポリペプチドを免
    疫原性担体物質と直接共有結合させる特許請求の範囲第
    3項記載の免疫原性組成物の製造方法
  17. (17)特許請求の範囲第1項記載のポリペプチドを免
    疫原性担体物質と、慣用の二官能性連結基を介してカッ
    プリングさせる特許請求の範囲第3項記載の免疫原性組
    成物の製造方法
  18. (18)特許請求の範囲第3項記載の免疫原性組成物を
    、免疫原性組成物のrasポリペプチドに対する免疫応
    答を誘発できる宿主に注射する特許請求の範囲第4項か
    ら第12項までのいずれか一つに記載の抗体の製造方法
  19. (19)定量すべきヒトp21ras蛋白質に選択性を
    示し、他のヒトp21ras蛋白質とは交差反応性を示
    さない抗体を用いることを特徴とする、p21ras^
    H、p21ras^N、p21ras^K^4^Aおよ
    びp21ras^K^4^Bからなる群より選ばれる試
    験サンプル中のヒトp21ras蛋白質の2種またはそ
    れ以上の組合せの免疫定量方法
  20. (20)定量すべきヒトp21ras蛋白質に選択性を
    示し、他のヒトp21ras蛋白質とは交差反応性を示
    さない抗体を用いることを特徴とする、p21ras^
    H、p21ras^N、P21ras^K^4^Aおよ
    びp21ras^K^4^Bからなる群より選ばれる試
    験サンプル中のヒトp21ras蛋白質の免疫定量方法
  21. (21)不均一定量法による特許請求の範囲第20項記
    載の免疫定量方法
  22. (22)定量すべき試験サンプル中のヒトp21ras
    蛋白質と選択性抗体の間に形成される免疫複合体の存在
    を、標識された第二の抗体とこの免疫複合体の接触によ
    つて測定することを特徴とする免疫プロット法を用いる
    特許請求の範囲第21項記載の免疫定量方法
  23. (23)第二の抗体は酵素で標識され、この酵素によつ
    て非着色状態から着色状態に変換されるこの酵素の基質
    を添加する特許請求の範囲第22項記載の免疫定量方法
  24. (24)均一定量法による特許請求の範囲第20項記載
    の免疫定量方法
  25. (25)定量すべきヒトp21ras蛋白質に相当する
    標識ヒトp21ras蛋白質またはそのカルボキシ末端
    フラグメントの既知量を用いる競争阻害法による特許請
    求の範囲第24項記載の免疫定量方法
  26. (26)精製すべきヒトp21ras蛋白質に選択性を
    示し、他のヒトp21ras蛋白質とは交差反応性を示
    さない抗体をアフイニテイークロマトグラフイーマトリ
    ツクスに結合させて使用することを特徴とするP21r
    as^H、p21ras^N、p21ras^K^4^
    Aおよびp21ras^K^4^Bからなる群より選ば
    れる特異的ヒトp21ras蛋白質の精製方法
  27. (27)特許請求の範囲第3項記載の免疫原性組成物の
    、宿主に免疫応答を誘発するための使用
  28. (28)特許請求の範囲第4項から第13項までのいず
    れか一つに記載の抗体の、免疫定量法への使用
  29. (29)特許請求の範囲第4項から第13項までのいず
    れか一つに記載の抗体の、ヒトp21ras蛋白質およ
    び特許請求の範囲第1項記載のアミノ酸配列からなるポ
    リペプチドの精製のための使用
  30. (30)特異的ヒトp21ras蛋白質および特許請求
    の範囲第1項記載のアミノ酸配列からなるポリペプチド
    の、特許請求の範囲第19項から第25項までのいずれ
    か一つに記載の免疫定量法への使用
  31. (31)宿主に免疫応答を誘発するのに適当な特許請求
    の範囲第3項記載の免疫原性組成物
  32. (32)ヒトp21ras蛋白質の免疫定量法に使用す
    るのに適当な特許請求の範囲第4項から第13項までの
    いずれか一つに記載の抗体
  33. (33)以上の特許請求の範囲各項に記載された発明
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