JPS61284300A - 乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分計 本発明は熱交換型ファンを装備した除湿型の衣類乾燥機
に間する。

（ロ）　従来の技術 熱交換型ファンを使用した除湿型の衣類乾燥機は例えば
特開昭５７−１１７８９７号に開示されているがこの従
来例においては循環風路と冷却風路とを分離する仕切板
と、前記熱交換型ファンとの間隙はフェルト等のシール
部材でシールされているので、熱交換型ファンの回転抵
抗が大きく、駆動用モータを大型化しなければならない
と共に、シール部材が擦れて剥れる危惧がある。そこで
、該仕切板と熱交換型ファンとの間を微少な間隔にして
非接触シール構造とした衣類乾燥機が提案された（特開
昭５９−５１８９０号参照）が、この従来例は熱交換型
ファンの周縁部を仕切板の開口縁に対向させる構造のた
め、シール部材でシールするものに比較してシール機能
が低下し、除湿性能が約７０％程度まで低下してしまう
欠点がある。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 本発明は熱交換型ファンと仕切板との間を、シ−ル機能
を大幅に高めた非接触シール構造でシールし、循環風と
冷却風とを完全に仕切るようにしたものである。

（ニ）　　問題点を解決するための手段本発明の衣類乾
燥機は衣類を攪拌する回転ドラムと、加熱きれた循環風
をこのドラムに送風するための循環ファン面及び冷却風
送風用の冷却ファン面を表裏一体に有した熱交換型ファ
ンと、このファンと共に循環風路側と冷却風路側とを仕
切る仕切板とを備え、前記ファンの周縁部周面には循環
風路側にむかって濁リブを立設し、前記仕切板の開口縁
には前記周リブと遊嵌する周溝を形成したことを特徴と
している。

（ホ）　作用 熱交換型のファンの周縁部周面に立設した周リブが仕切
板の開口縁の周溝に遊嵌しており、この濁リブと周溝と
の間の通風抵抗が増大するからこの空間を介して循環風
が冷却風路側に流れることがなくなり、十分なシール機
能を発揮するものである。

（へ）　実施例 （１）は衣類乾燥機の機枠で、後部の開口縁に後面板（
２）を止着してキャビネット（３）を構成している。（
４）は機枠（１）の前面に形成した衣類出入口、（５）
はこの出入口を開閉する扉、（６）は機枠（１）内の前
部に位置決めして止着された金属製の環状のドラム支持
盤、（７）は機枠（１）内の後部に配置された金属製の
後方支持板である。そして、後方支持板（７）は機枠（
１）の両側部に架設きれ且つ固着きれ、中心部から放射
状に複数個の通気孔（８）・・・を穿設している。

（９）は後方支持板（７）の中心部に挿通固定された支
軸で、その後端を前記後面板（２）にボルトによって固
着している。またこの後面板（２）−にはこの固着部分
から放射状に複数個の吸気口（１０）・・・を穿設して
いる。

（１１）は衣類を攪拌して乾燥する回転ドラムで、前面
開口の内周縁をドラム支持盤（６）の外濁縁に回転自在
に嵌合している。また、このドラム（１１）は後面の中
心部に軸受（１２）を固着し、ここを支軸（９）の前端
に回転自在に装着し、ボルトによって抜は止めしている
。更に、このドラム（１１）は後面に循環風出口（１３
）を穿設しており、この循環風出口（１３）は、フィル
ター網（１４）とフィルターカバー（１５）からなるフ
ィルター装置（１６）で覆われている。　（１７）はこ
のドラム（１１）後面に固着されたフェルト製シールで
、後方支持板（７）の前面に摺接する。

（１８）はドラム支持盤（６）の下部に形成きれた循環
風入口（１９）を、後方支持板（７）の通気孔（８）に
連通させる循環風路で、循環風入１：１（１９）に対向
する正特性サーミスタヒータ（２０）を備え且つドラム
支持盤（６）に固着されたＬ字型のダクト（２１）と１
、後方支持板（７）の後面に気密に覆着され且つ止着さ
れた円筒状の循環ケーシング（２２）とから成る。

循環ケーシング（２２）は前記ダクト（２１）に機枠（
１）の内底部で連結、連通し、ダクト（２１）は底部が
機外に突出するドレン孔〈２３）を垂設している。　（
２４）は循環ケーシング（２２）の後面側に連続するよ
うに仕切板（２５）を介して一体成形されたほぼ同形の
冷却ケーシングで、この冷却ケーシング（２４）はその
後部が前記後面板（２）によって覆蓋されており、且つ
前記後面板（２）下方に設けた排気口（２６）に連通し
て冷却風路（２７）を形成している。

（２８）は前記仕切板（２５）の開口（２９）内に位置
するように前記支軸（９）の後方に回転自在に軸支する
ことにより、循環ケーシング（２２）と冷却ケーシング
（２４）との間に跨って配設される合成樹脂製熱交換型
ファンで、回転ボス（３０）から放射状にブレード用溝
部を形成して循環ファン面（３１）と冷却ファーン面（
３２）とを表裏一体に設けてあり、さらに周縁部（３３
）の循環ファン側周面（３３ａ）には、回転ボス（３０
）を中心として同心円状に、且つ循環ケーシング（２２
）側にむかって１．２本の周リブ（３４）（３４）を立
設しである。

（３５）は前記熱交換型ファン（２８）の周縁部（３３
）に循環ケーシング（２２）側から平行状に対向するよ
うに、前記仕切板（２５）の開口（２９）内周縁を循環
ケーシング（２２）側に折り返して形成した開口縁で、
こ−の開口縁（３５）の前記周縁部（３３）側周面には
前記２本の濁リブ（３４）（３４）を僅かな隙間を有し
て遊嵌する２条の周溝（３６）（３６）を、仕切板側周
リブ（３７）・・・によって形成している。従って前記
熱交換型ファン（２８）の周リブ（３４）（３４）は仕
切板（２５）の開講縁（３５）の周溝（３６）（３６）
に櫛歯状に、僅かな空間を有して入り込み、循環風路（
１８）側と冷却風路（２７）側とのシールを行なう。

（３８）は前記仕切板（２５）の周溝（３６）を構成す
る開口（２９）内周溝縁の折り返し部分に穿設された水
抜孔である。

＜３９）は機枠（１）の内底部に配設されたモータで、
第１ベルト（４０〉により前記ドラム（１１）を低速回
転すると共に、第２ベルト（４１）により前記熱交換型
ファン（２８）を高速回転する。

乾燥作業の際にはモータ（３８）及びヒータ（２０）に
給電し、熱交換型ファン（２８）及びドラム（１１）を
回転させる。而して、循環風はヒータ（２０）で加熱さ
れた後、循環風人口（１９〉−ドラム（１１）−フィル
ター装置（１６）−循環風出口（１３）−通気孔（８）
−熱交換型ファン（２８）の循環ファン面（３１）−循
環ケージング（２２）−ダクト（２１）−ヒータ（２０
）の順に循環し、ドラム（１１）内の衣類を乾燥する。

一方、外気は吸気口（１０）−熱交換型ファン（２８）
の冷却ファン面（３２）−冷却ケーシング（２４）−排
気口（２６）の順に流れる。

そして、熱交換型ファン（２８）の循環ファン面（３１
）と冷却ファン面（３２）との間で熱交換が行なわれ、
循環風は衣類から出た湿気を循環ケーシング（２２）及
びダクト（２１）で吐出し、排出水としてドレン孔（２
３）から排出し、自身は湿気を下げられて循環していく
。

この乾燥作業時において、熱交換型ファン（２８）と仕
切板（２５）との間は前記２本の周リブ（３４）（３４
）と２条の周溝（３６）（３６）との僅かな隙間を残し
た遊嵌関係によりシールきれて通風抵抗が大きくなって
いるので循環風路〈１８〉と冷却風路（２７）との間の
仕切効果が大きくなって循環風路が冷却風路側に流れる
ことがなくなる。また熱交換型ファン（２８）の循環フ
ァン面（３１）と冷却ファン面（３２）との間の温度差
によって該ファン（２８）の周縁部（３３）が冷却ケー
シング（２４）側に反っても前記周リブ（３４）（３４
）が周溝（３６）（３６）から抜は出ることがなく、シ
ール機能が低下しない、さらに循環風の一部が周リブ（
３４）（３４）と周溝（３６バ３６）との隙間で冷却風
に接触することによって結露した水分は前記水抜孔（３
８）から循環ケーシング（２２）内に導かれるので、該
水分が前記隙間に貯って前記濁リブ（３４）（３４）と
の摺接により異音を発生したり、冷却ケーシング（２４
）側に漏れて排気口（２６）から排水されたりすること
がない。

（ト）　発明の効果 本発明によれば、熱交換型ファンと仕切板との間は非接
触シール構造で確実にシールされているから循環風と冷
却風を完全に仕切ることができ、従って高い除湿性能で
、良好な乾燥効率を得ることができる。さらに熱交換型
ファンを仕切り板の開口に配設するだけで簡単にシール
構造が形成でき、非接触シール構造であるからモータが
小型化でき、組立作業性を良好にして製造費用を低減す
る。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明衣類乾燥機の実施例に関し、第１図
は要部拡大断面図、第２図は断面側面図である。 （１１）・・・回転ドラム、〈２８〉・・・熱交換型フ
ァン、（２５）・・・仕切板、（３４）（３４）・・・
濁リブ、（３６）（３６）・・・周溝。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）衣類を攪拌する回転ドラムと、加熱された循環風
   をこのドラムに送風するための循環ファン面及び冷却風
   送風用の冷却ファン面を表裏一体に有した熱交換型ファ
   ンと、このファンと共に循環風路側と冷却風路側とを仕
   切る仕切板とを備え、前記ファンの周縁部周面には循環
   風路側にむかって周リブを立設し、前記仕切板の開口縁
   には前記周リブと遊嵌する周溝を形成したことを特徴と
   する衣類乾燥機。
2. （２）前記周リブは前記ファンの周縁部周面に同心円状
   に複数本形成され、前記仕切板の開口縁には前記周リブ
   を夫々遊嵌する複数本の周溝を形成したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の衣類乾燥機。