JPH07305502A - 型枠用連結具 - Google Patents
型枠用連結具Info
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- JPH07305502A JPH07305502A JP12424894A JP12424894A JPH07305502A JP H07305502 A JPH07305502 A JP H07305502A JP 12424894 A JP12424894 A JP 12424894A JP 12424894 A JP12424894 A JP 12424894A JP H07305502 A JPH07305502 A JP H07305502A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】取り外しの作業性を向上させて型枠の連結強度
を高めることができる型枠用連結具を提供する。 【構成】本発明の型枠用連結具21は、所定の基板22
に一対の側板23を立設する一方、隣接する一方の型枠
の所定部位に係合される爪24を先端に形成した固定連
結部材25を基板22の背面側に突設するとともに、他
方の型枠の所定部位に係合される爪26を先端に形成し
た可動連結部材27を側板23に回動自在に取り付け、
さらに、可動連結部材27を所定の係合位置で固定する
固定手段28を当該可動連結部材27に設けてある。
を高めることができる型枠用連結具を提供する。 【構成】本発明の型枠用連結具21は、所定の基板22
に一対の側板23を立設する一方、隣接する一方の型枠
の所定部位に係合される爪24を先端に形成した固定連
結部材25を基板22の背面側に突設するとともに、他
方の型枠の所定部位に係合される爪26を先端に形成し
た可動連結部材27を側板23に回動自在に取り付け、
さらに、可動連結部材27を所定の係合位置で固定する
固定手段28を当該可動連結部材27に設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートを打設す
る際に用いる型枠を相互に連結する型枠用連結具に関す
る。
る際に用いる型枠を相互に連結する型枠用連結具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート工事に用いられる型枠
は、従来、合板が多用されてきたが、近年、貴重な森林
資源を保護するべくあるいは強度的な要求を満たすべ
く、合板に代えてメタルフォームと呼ばれる金属製の型
枠がさかんに使用されるようになってきた。
は、従来、合板が多用されてきたが、近年、貴重な森林
資源を保護するべくあるいは強度的な要求を満たすべ
く、合板に代えてメタルフォームと呼ばれる金属製の型
枠がさかんに使用されるようになってきた。
【0003】図6(a)は、かかる金属製型枠の一例を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【0004】同図でわかるように、金属製型枠1は、コ
ンクリートと接触する堰板2とこれを背面側で補強する
リブ3とからなっている。
ンクリートと接触する堰板2とこれを背面側で補強する
リブ3とからなっている。
【0005】かかる型枠1は、例えば、図6(b) に示す
連結具11を用いて相互に連結できるようになってい
る。
連結具11を用いて相互に連結できるようになってい
る。
【0006】すなわち、図6(c) に示すように、まず、
2つの型枠1を隣接させてリブ3同士を当接させ、次い
で、回動軸15を型枠1のリブ3に設けた孔16に嵌め
込んで、連結具11を2つのリブ3に跨がせ、矢印の方
向にハンマーで打ち込む。
2つの型枠1を隣接させてリブ3同士を当接させ、次い
で、回動軸15を型枠1のリブ3に設けた孔16に嵌め
込んで、連結具11を2つのリブ3に跨がせ、矢印の方
向にハンマーで打ち込む。
【0007】すると、連結具11は回動軸15を中心と
して回動し、2つのリブ3が連結具11のU字状の隙間
に強制的に挟まれて強く圧着され、2つの型枠1はしっ
かりと連結される。
して回動し、2つのリブ3が連結具11のU字状の隙間
に強制的に挟まれて強く圧着され、2つの型枠1はしっ
かりと連結される。
【0008】このようにして連結された型枠1は、コン
クリート打設後、連結具11をリブ3から取り外すこと
によって解体され、さらに次のコンクリート打設のため
に転用される。
クリート打設後、連結具11をリブ3から取り外すこと
によって解体され、さらに次のコンクリート打設のため
に転用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連結具
11をリブ3に完全に打ち込んでしまうと、解体時の取
外し作業が困難になる、すなわち、リブや堰板が邪魔に
なってハンマーを十分に振ることができず、あるいは誤
ってリブ等を叩いてしまうため、連結具を取り付ける際
に、取外し時の作業性を考慮して、連結具を完全に打ち
込まずにリブから少し浮かせた状態で作業をやめてしま
う場合があった。
11をリブ3に完全に打ち込んでしまうと、解体時の取
外し作業が困難になる、すなわち、リブや堰板が邪魔に
なってハンマーを十分に振ることができず、あるいは誤
ってリブ等を叩いてしまうため、連結具を取り付ける際
に、取外し時の作業性を考慮して、連結具を完全に打ち
込まずにリブから少し浮かせた状態で作業をやめてしま
う場合があった。
【0010】このような事態は、型枠相互の取付け強度
の低下を招き、最悪の場合にはコンクリート打設時に型
枠が崩壊する原因となる。
の低下を招き、最悪の場合にはコンクリート打設時に型
枠が崩壊する原因となる。
【0011】また、リブを誤って叩いてこれを変形させ
てしまい、型枠の転用を十分に行うことができなくなる
という問題もあった。
てしまい、型枠の転用を十分に行うことができなくなる
という問題もあった。
【0012】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、取り外しの作業性を向上させて型枠の連結強
度を高めることができる型枠用連結具を提供することを
目的とする。
たもので、取り外しの作業性を向上させて型枠の連結強
度を高めることができる型枠用連結具を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の型枠用連結具は請求項1に記載したよう
に、隣接する2つの型枠を相互に連結する型枠用連結具
において、所定の基板に一対の側板を立設する一方、前
記一方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に形成し
た固定連結部材を前記基板の背面側に突設するととも
に、前記他方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に
形成した可動連結部材を前記側板に回動自在に取り付
け、さらに、前記可動連結部材を所定の係合位置で固定
する固定手段を当該可動連結部材に設けたものである。
め、本発明の型枠用連結具は請求項1に記載したよう
に、隣接する2つの型枠を相互に連結する型枠用連結具
において、所定の基板に一対の側板を立設する一方、前
記一方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に形成し
た固定連結部材を前記基板の背面側に突設するととも
に、前記他方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に
形成した可動連結部材を前記側板に回動自在に取り付
け、さらに、前記可動連結部材を所定の係合位置で固定
する固定手段を当該可動連結部材に設けたものである。
【0014】また、本発明の型枠用連結具は請求項1の
固定手段を、前記可動連結部材の他端に雌ねじ部を形成
し、当該雌ねじ部に所定の雄ねじ部材を螺合して構成し
たものである。
固定手段を、前記可動連結部材の他端に雌ねじ部を形成
し、当該雌ねじ部に所定の雄ねじ部材を螺合して構成し
たものである。
【0015】また、本発明の型枠用連結具は請求項2の
雄ねじ部材に把持部を設けたものである。
雄ねじ部材に把持部を設けたものである。
【0016】また、本発明の型枠パネルは請求項4に記
載したように、堰板および当該堰板を補強するフレーム
とからなる型枠を互いに隣接させる一方、所定の爪を先
端に形成した固定連結部材を基板の背面側に突設すると
ともに所定の爪を先端に形成した可動連結部材を前記基
板に立設された側板に回動自在に取り付けた型枠用連結
具を前記隣接された型枠に当接し、前記固定連結部材の
爪を前記一方の型枠のフレームに設けた凹部に係合する
とともに、前記可動連結部材の爪を前記他方の型枠のフ
レームに設けた凹部に係合し、さらに、前記可動連結部
材に設けた所定の固定手段で当該可動連結部材を当該係
合位置に固定するように構成したものである。
載したように、堰板および当該堰板を補強するフレーム
とからなる型枠を互いに隣接させる一方、所定の爪を先
端に形成した固定連結部材を基板の背面側に突設すると
ともに所定の爪を先端に形成した可動連結部材を前記基
板に立設された側板に回動自在に取り付けた型枠用連結
具を前記隣接された型枠に当接し、前記固定連結部材の
爪を前記一方の型枠のフレームに設けた凹部に係合する
とともに、前記可動連結部材の爪を前記他方の型枠のフ
レームに設けた凹部に係合し、さらに、前記可動連結部
材に設けた所定の固定手段で当該可動連結部材を当該係
合位置に固定するように構成したものである。
【0017】
【作用】本発明の型枠用連結具を用いて隣接する2つの
型枠を連結するには、まず、2つの型枠を互いに隣接さ
せる。
型枠を連結するには、まず、2つの型枠を互いに隣接さ
せる。
【0018】次に、本発明の型枠用連結具の可動連結部
材を取り外し状態、すなわち、可動連結部材の爪を固定
連結部材の爪から遠ざけた状態に回し、次いで、当該型
枠用連結具の基板を隣接型枠のフレームに当接する。
材を取り外し状態、すなわち、可動連結部材の爪を固定
連結部材の爪から遠ざけた状態に回し、次いで、当該型
枠用連結具の基板を隣接型枠のフレームに当接する。
【0019】次に、可動連結部材を逆方向に回して係合
位置にし、固定連結部材および可動連結部材の爪を隣接
する型枠のフレームに設けた凹部にそれぞれ係合する。
位置にし、固定連結部材および可動連結部材の爪を隣接
する型枠のフレームに設けた凹部にそれぞれ係合する。
【0020】次いで、固定手段を作動させて可動連結部
材をかかる係合位置に固定する。
材をかかる係合位置に固定する。
【0021】固定手段を、可動連結部材の他端に雌ねじ
部を形成し、当該雌ねじ部に所定の雄ねじ部材を螺合し
て構成した場合には、雄ねじ部材の先端が基板に当接す
るように当該雄ねじ部材を基板方向に回転させる。
部を形成し、当該雌ねじ部に所定の雄ねじ部材を螺合し
て構成した場合には、雄ねじ部材の先端が基板に当接す
るように当該雄ねじ部材を基板方向に回転させる。
【0022】すると、雄ねじ部材の先端が基板から受け
る軸線方向の力は、雄ねじ部材に螺合されている雌ねじ
部を基板と反対の方向に移動させる力として作用し、さ
らに、雌ねじ部と反対側の端に形成してある爪をフレー
ムの凹部にしっかりと係合する力として作用する。
る軸線方向の力は、雄ねじ部材に螺合されている雌ねじ
部を基板と反対の方向に移動させる力として作用し、さ
らに、雌ねじ部と反対側の端に形成してある爪をフレー
ムの凹部にしっかりと係合する力として作用する。
【0023】かくして、隣接する型枠のフレームの凹部
に係合された固定連結部材および可動連結部材の爪は、
当該凹部に係止され、型枠同士をしっかりと連結する。
に係合された固定連結部材および可動連結部材の爪は、
当該凹部に係止され、型枠同士をしっかりと連結する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の型枠用連結具の実施例につい
て、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実
質的に同一の部品等については同一の符号を付してその
説明を省略する。
て、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実
質的に同一の部品等については同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0025】図1は、本実施例の型枠用連結具を示した
平面図、断面図および側面図である。
平面図、断面図および側面図である。
【0026】同図でわかるように、本実施例の型枠用連
結具21は、基板22の両縁に一対の側板23、23を
立設してコの字形断面を形成する一方、爪24を先端に
形成した固定連結部材25を基板22の背面側に突設す
るとともに、爪26を先端に形成した可動連結部材27
を側板23に取り付けてある。
結具21は、基板22の両縁に一対の側板23、23を
立設してコの字形断面を形成する一方、爪24を先端に
形成した固定連結部材25を基板22の背面側に突設す
るとともに、爪26を先端に形成した可動連結部材27
を側板23に取り付けてある。
【0027】ここで、可動連結部材27は、基板22に
設けた開口31に挿通されており、その先端の爪26を
爪24と同様に基板22の背面側に突出させている。
設けた開口31に挿通されており、その先端の爪26を
爪24と同様に基板22の背面側に突出させている。
【0028】爪24および26は、隣接する2つの型枠
の所定の係合位置に係合したとき、当該型枠を挟んで支
持できるように対向させてある。
の所定の係合位置に係合したとき、当該型枠を挟んで支
持できるように対向させてある。
【0029】また、可動連結部材27の中央付近の両側
にはスリーブ29を設けてあり、かかるスリーブ29内
に側板23、23に溶接等で固定されたロッド30を嵌
挿することにより、可動連結部材27をロッド30を中
心として回動自在に構成してある。
にはスリーブ29を設けてあり、かかるスリーブ29内
に側板23、23に溶接等で固定されたロッド30を嵌
挿することにより、可動連結部材27をロッド30を中
心として回動自在に構成してある。
【0030】可動連結部材27の他端には、当該可動連
結部材27を所定の係合位置で固定する固定手段28を
設けてある。
結部材27を所定の係合位置で固定する固定手段28を
設けてある。
【0031】ここで、固定手段28は、可動連結部材2
7の他端に雌ねじ部32を形成し、当該雌ねじ部32に
所定の雄ねじ部材33を螺合して構成してあり、雄ねじ
部材33の頭部には把持部34を設けてある。
7の他端に雌ねじ部32を形成し、当該雌ねじ部32に
所定の雄ねじ部材33を螺合して構成してあり、雄ねじ
部材33の頭部には把持部34を設けてある。
【0032】図2は、本実施例の型枠用連結具21を用
いて連結しようとする型枠41を斜視図で示したもので
ある。
いて連結しようとする型枠41を斜視図で示したもので
ある。
【0033】同図でわかるように、型枠41は、堰板2
の背面側に外フレーム42および内フレーム44を取付
け、さらにこれをリブ43で補剛してある。
の背面側に外フレーム42および内フレーム44を取付
け、さらにこれをリブ43で補剛してある。
【0034】また、内フレーム44には、後述するよう
に爪24、26と係合可能な所定の凹部を設けてある。
に爪24、26と係合可能な所定の凹部を設けてある。
【0035】かかる型枠41を互いに連結するには、図
3の矢印に示すように、まず、2つの型枠41、41を
互いに隣接させ、外フレーム42同士を当接させる。
3の矢印に示すように、まず、2つの型枠41、41を
互いに隣接させ、外フレーム42同士を当接させる。
【0036】次に、本実施例の型枠用連結具21の可動
連結部材27を取り外し状態、すなわち、可動連結部材
27の爪26を固定連結部材25の爪24から遠ざけた
状態に回し、次いで、当該型枠用連結具21の基板22
を型枠41の外フレーム42、内フレーム44およびリ
ブ43に当接するとともに、固定連結部材25の爪24
を型枠41の内フレーム44に設けた凹部45に係合す
る。
連結部材27を取り外し状態、すなわち、可動連結部材
27の爪26を固定連結部材25の爪24から遠ざけた
状態に回し、次いで、当該型枠用連結具21の基板22
を型枠41の外フレーム42、内フレーム44およびリ
ブ43に当接するとともに、固定連結部材25の爪24
を型枠41の内フレーム44に設けた凹部45に係合す
る。
【0037】凹部45は、例えば溝形に形成しておくの
がよい。
がよい。
【0038】図4は、型枠41、41を隣接させこれら
の背面側に型枠用連結具21を当接させた様子を示した
ものである。
の背面側に型枠用連結具21を当接させた様子を示した
ものである。
【0039】次に、可動連結部材27を同図の矢印方向
に回して係合位置にし、可動連結部材27の爪26をも
う一方の凹部45に係合する。
に回して係合位置にし、可動連結部材27の爪26をも
う一方の凹部45に係合する。
【0040】次に、把持部34を手で回すことによって
雄ねじ部材33を回転させ、その先端を基板22に当接
させる。
雄ねじ部材33を回転させ、その先端を基板22に当接
させる。
【0041】すると、可動連結部材27は、どちらの方
向にも回動しなくなり、上述の係合位置で固定される。
また、必要に応じて、手で回らなくなった後も把持部3
4をハンマー等で叩いて、雄ねじ部材33をさらにねじ
込む。
向にも回動しなくなり、上述の係合位置で固定される。
また、必要に応じて、手で回らなくなった後も把持部3
4をハンマー等で叩いて、雄ねじ部材33をさらにねじ
込む。
【0042】この状態では、基板22から雄ねじ部材3
3の先端に作用する力が、雄ねじ部材33に螺合されて
いる雌ねじ部32を基板22と反対の方向に押し上げ、
その結果、雌ねじ部32と反対側の端に形成してある爪
26が内フレーム44の凹部45にしっかりと係合され
る。
3の先端に作用する力が、雄ねじ部材33に螺合されて
いる雌ねじ部32を基板22と反対の方向に押し上げ、
その結果、雌ねじ部32と反対側の端に形成してある爪
26が内フレーム44の凹部45にしっかりと係合され
る。
【0043】かくして、図5に示すように、隣接する型
枠41、41のフレーム44の凹部45に係合された固
定連結部材25および可動連結部材27の爪24、26
は、当該凹部45、45に係止され、型枠41、41同
士をしっかりと連結する。
枠41、41のフレーム44の凹部45に係合された固
定連結部材25および可動連結部材27の爪24、26
は、当該凹部45、45に係止され、型枠41、41同
士をしっかりと連結する。
【0044】必要ならば、さらに別の型枠を連結してい
くことにより、所望の大きさの型枠パネルに組み立て
る。
くことにより、所望の大きさの型枠パネルに組み立て
る。
【0045】このように組み立てられた型枠パネルは、
コンクリート打設のために所定の位置に建て込まれる。
コンクリート打設のために所定の位置に建て込まれる。
【0046】なお、打設高さが高いためにコンクリート
側圧が大きくなる場合には、鋼管パイプ等を型枠背面に
通し、所定の面外曲げ強度を確保する。
側圧が大きくなる場合には、鋼管パイプ等を型枠背面に
通し、所定の面外曲げ強度を確保する。
【0047】コンクリート打設後、型枠41、41を解
体する際には、把持部34をハンマー等で逆方向に叩い
て雄ねじ部33を緩めさらにこれを手で回す。
体する際には、把持部34をハンマー等で逆方向に叩い
て雄ねじ部33を緩めさらにこれを手で回す。
【0048】次いで、可動連結部材27を取り外し位置
に回転させて爪24、26を凹部45から外し、型枠用
連結具21を型枠41、41から取り外して解体する。
に回転させて爪24、26を凹部45から外し、型枠用
連結具21を型枠41、41から取り外して解体する。
【0049】以上説明したように、本実施例の型枠用連
結具は、隣接する型枠に所定の凹部を設けておき、かか
る凹部に係合する2つの連結部材を固定連結部材および
可動連結部材とするとともに、可動連結部材を回動自在
にかつ所定の係合位置で固定可能に構成したので、型枠
同士の連結およびその取外しを容易かつ確実に行うこと
ができる。
結具は、隣接する型枠に所定の凹部を設けておき、かか
る凹部に係合する2つの連結部材を固定連結部材および
可動連結部材とするとともに、可動連結部材を回動自在
にかつ所定の係合位置で固定可能に構成したので、型枠
同士の連結およびその取外しを容易かつ確実に行うこと
ができる。
【0050】また、型枠用連結具の基板を型枠のフレー
ムに当接するようにしたので、基板は、型枠の堰板が面
一になるように型枠を連結するためのいわばガイドとし
て作用する。
ムに当接するようにしたので、基板は、型枠の堰板が面
一になるように型枠を連結するためのいわばガイドとし
て作用する。
【0051】したがって、型枠据付精度が向上し、コン
クリートの仕上げ面に凹凸が生じるのを未然に回避する
ことができる。
クリートの仕上げ面に凹凸が生じるのを未然に回避する
ことができる。
【0052】また、本体を基板およびそれに立設される
側板で構成してコの字形断面としたので、型枠からの面
外曲げモーメントに抵抗できる所定の曲げ剛性を確保す
ることが可能となり、従来の連結具よりも高い連結強度
を実現することができる。
側板で構成してコの字形断面としたので、型枠からの面
外曲げモーメントに抵抗できる所定の曲げ剛性を確保す
ることが可能となり、従来の連結具よりも高い連結強度
を実現することができる。
【0053】また、本体を基板およびそれに立設される
側板で構成してコの字形断面としたので、例えばボック
ス形断面とする場合に比べて構造がより簡易となり、製
造コストが低減されるとともに、重量が軽減されて取扱
いが容易になる。
側板で構成してコの字形断面としたので、例えばボック
ス形断面とする場合に比べて構造がより簡易となり、製
造コストが低減されるとともに、重量が軽減されて取扱
いが容易になる。
【0054】本実施例では、雄ねじ部材の頭部に把持部
を設けることにより、手で回しやすくかつハンマーで叩
きやすくしたが、かかる把持部を省略して、雄ねじ部材
の頭部をスパナで回転させるようにしてもよい。
を設けることにより、手で回しやすくかつハンマーで叩
きやすくしたが、かかる把持部を省略して、雄ねじ部材
の頭部をスパナで回転させるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の型枠用連結
具は、隣接する2つの型枠を相互に連結する型枠用連結
具において、所定の基板に一対の側板を立設する一方、
前記一方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に形成
した固定連結部材を前記基板の背面側に突設するととも
に、前記他方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に
形成した可動連結部材を前記側板に回動自在に取り付
け、さらに、前記可動連結部材を所定の係合位置で固定
する固定手段を当該可動連結部材に設けたので、取り外
しの作業性を向上させて型枠の連結強度を高めることが
できる。
具は、隣接する2つの型枠を相互に連結する型枠用連結
具において、所定の基板に一対の側板を立設する一方、
前記一方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に形成
した固定連結部材を前記基板の背面側に突設するととも
に、前記他方の型枠の所定部位に係合される爪を先端に
形成した可動連結部材を前記側板に回動自在に取り付
け、さらに、前記可動連結部材を所定の係合位置で固定
する固定手段を当該可動連結部材に設けたので、取り外
しの作業性を向上させて型枠の連結強度を高めることが
できる。
【0056】また、本発明の型枠パネルは、堰板および
当該堰板を補強するフレームとからなる型枠を互いに隣
接させる一方、所定の爪を先端に形成した固定連結部材
を基板の背面側に突設するとともに所定の爪を先端に形
成した可動連結部材を前記基板に立設された側板に回動
自在に取り付けた型枠用連結具を前記隣接された型枠に
当接し、前記固定連結部材の爪を前記一方の型枠のフレ
ームに設けた凹部に係合するとともに、前記可動連結部
材の爪を前記他方の型枠のフレームに設けた凹部に係合
し、さらに、前記可動連結部材に設けた所定の固定手段
で当該可動連結部材を当該係合位置に固定するように構
成したので、取り外しの作業性を向上させて型枠の連結
強度を高めることができる。
当該堰板を補強するフレームとからなる型枠を互いに隣
接させる一方、所定の爪を先端に形成した固定連結部材
を基板の背面側に突設するとともに所定の爪を先端に形
成した可動連結部材を前記基板に立設された側板に回動
自在に取り付けた型枠用連結具を前記隣接された型枠に
当接し、前記固定連結部材の爪を前記一方の型枠のフレ
ームに設けた凹部に係合するとともに、前記可動連結部
材の爪を前記他方の型枠のフレームに設けた凹部に係合
し、さらに、前記可動連結部材に設けた所定の固定手段
で当該可動連結部材を当該係合位置に固定するように構
成したので、取り外しの作業性を向上させて型枠の連結
強度を高めることができる。
【0057】
【図1】(a)は本実施例に係る型枠用連結具の平面図、
(b)は(a)のA―A線に沿う断面図、(c)は側面図。
(b)は(a)のA―A線に沿う断面図、(c)は側面図。
【図2】本実施例の型枠用連結具で連結される型枠の斜
視図。
視図。
【図3】型枠を隣接させる様子を示した断面図。
【図4】隣接させた型枠に本実施例の型枠用連結具を当
接させた様子を示す断面図。
接させた様子を示す断面図。
【図5】可動連結部材を係合位置に回動させた様子を示
す断面図。
す断面図。
【図6】(a)は従来の型枠の斜視図、(b)は当該型枠を連
結するための連結具の斜視図、(c)はかかる連結具を用
いて(a)の型枠を連結させる様子を示した斜視図。
結するための連結具の斜視図、(c)はかかる連結具を用
いて(a)の型枠を連結させる様子を示した斜視図。
21 型枠用連結具 22 基板 23 側板 24、26 爪 25 固定連結部材 27 可動連結部材 28 固定手段 32 雌ねじ部 33 雄ねじ部材 34 把持部 41 型枠 42 外フレーム 44 内フレーム 45 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 隣接する2つの型枠を相互に連結する型
枠用連結具において、 所定の基板に一対の側板を立設する一方、前記一方の型
枠の所定部位に係合される爪を先端に形成した固定連結
部材を前記基板の背面側に突設するとともに、前記他方
の型枠の所定部位に係合される爪を先端に形成した可動
連結部材を前記側板に回動自在に取り付け、さらに、前
記可動連結部材を所定の係合位置で固定する固定手段を
当該可動連結部材に設けたことを特徴とする型枠用連結
具。 - 【請求項2】 前記固定手段は、前記可動連結部材の他
端に雌ねじ部を形成し、当該雌ねじ部に所定の雄ねじ部
材を螺合して構成した請求項1記載の型枠用連結具。 - 【請求項3】 前記雄ねじ部材に把持部を設けた請求項
2記載の型枠用連結具。 - 【請求項4】 堰板および当該堰板を補強するフレーム
とからなる型枠を互いに隣接させる一方、所定の爪を先
端に形成した固定連結部材を基板の背面側に突設すると
ともに所定の爪を先端に形成した可動連結部材を前記基
板に立設された側板に回動自在に取り付けた型枠用連結
具を前記隣接された型枠に当接し、前記固定連結部材の
爪を前記一方の型枠のフレームに設けた凹部に係合する
とともに、前記可動連結部材の爪を前記他方の型枠のフ
レームに設けた凹部に係合し、さらに、前記可動連結部
材に設けた所定の固定手段で当該可動連結部材を当該係
合位置に固定するように構成したことを特徴とする型枠
パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12424894A JPH07305502A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 型枠用連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12424894A JPH07305502A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 型枠用連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305502A true JPH07305502A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14880641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12424894A Pending JPH07305502A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 型枠用連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305502A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519440B2 (ja) * | 1985-06-12 | 1993-03-16 | Sanyo Electric Co |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP12424894A patent/JPH07305502A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519440B2 (ja) * | 1985-06-12 | 1993-03-16 | Sanyo Electric Co |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970225 |