JP6401850B1 - デッキ受け治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストが安く、操作性に優れるとともに、使用済みデッキプレートのコンクリートスラブからの分離が容易であって、しかも繰り返し使用することが可能なデッキ受け治具を提供する。
【解決手段】本発明のデッキ受け治具1aは、角材59が載置される平坦部2aと、平坦部2aに直交するように、その一端から延設される直立部2bと、平坦部2aと鋭角をなすように、その他端から延設される取付部2cからなり、断面が略Z字をなしてH型鋼58のウェブ58aに取付用ボルト3aとナット3bを用いて固定されるアングル材2と、平面視三角形状をなし、平坦部2aと取付部2cを接続する補強板4と、取付部2cの幅方向の中心となる箇所に設けられたボルト穴6aに螺入された傾き調整用ボルト5と、取付部2cに設けられた一対の長穴6b,6bにそれぞれ挿通された取付用ボルト3a,3aを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、H型鋼を構造材料とする建築物において、床や天井等を構成するコンクリートスラブの型枠の一部をなすデッキプレートや合板を支持するための治具に係り、特に、使用済みのデッキプレートや合板のコンクリートスラブからの分離が容易であって、しかも繰り返し使用することが可能なデッキ受け治具に関する。
鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートを構造材料とする建築物では、鋼製の板材を加工したデッキプレートがコンクリートスラブを形成するための型枠の一部として用いられることがある。このデッキプレートは、従来、梁の上面に溶接されたり、ボルト締め等によって固定されたりしていたが、この場合、コンクリートの固化によって形成されたスラブの中にデッキプレートが埋設されてしまうため、コンクリートスラブから使用済みのデッキプレートを分離することは極めて困難である。
ここで、デッキプレートの構造について図10を用いて説明する。図10(a)はデッキプレートの正面図であり、図10(b)及び図10(c)は図10(a)に示したデッキプレートを構成する2種類の型枠部材の平面図である。
なお、図10(b)及び図10(c)は図10(a)において矢印Yで示す方向に見たデッキプレートを2つの型枠部材に分解した状態を示す図に相当する。
図10(a)乃至図10(c)に示すように、デッキプレート51は、コンクリートを打設する際に上面54a,55aが成型面となる平板54,55と、この平板54,55の下面54b,55bに溶接や接着あるいはリベットやビスによって固定される角パイプ56,57によって構成される厚さ0.8mm程度の鋼板製の型枠部材52,53からなる。
角パイプ56,57はいずれも一端が扁平状に押圧変形されており、この端部(以下、扁平端56b,57bという。)を閉塞するように鋼板製の長尺部材(図示せず)がその内部に挿設されている。そして、角パイプ56の外径は角パイプ57の内径よりも小さく、開口端56aは開口端57aに対して挿通可能に形成されている。
角パイプ56の上面は平板54に対し、長手方向の中央付近と扁平端56bの近傍の2か所がスポット溶接されており、角パイプ57の上面は平板55に対し、長手方向の中央付近と両端近傍の3か所がスポット溶接されている。これにより、型枠部材52は、型枠部材53の角パイプ57の内部に角パイプ56を挿通するようにして、平板54の下面54bと角パイプ56の上面の間に、平板55を所定の長さだけ挿入可能となっている。
なお、平板54,55は厚さが0.8mm程度と薄いため、平板54の下面54bと角パイプ56の上面の間に平板55を挿入して平板54,55の一部を重ね合わせた後、上面54a,55aにコンクリートを打設した場合でも、平板54の下面54bと平板55の上面55aの間にコンクリートが入り込むおそれはない。
このように、デッキプレート51は、角パイプ56の開口端56aを角パイプ57の開口端57aの内部に挿入するようにして型枠部材52を型枠部材53に連結し、図10(a)に矢印Xで示すように型枠部材52,53を互いにスライドさせることで、全長が容易に変化する構造となっている。したがって、デッキプレート51は、コンクリートスラブから回収した後の利用範囲が広く、再利用に適している。
しかしながら、前述したように、デッキプレート51は梁の上面に溶接やボルト締め等によって固定されてしまうと、コンクリートスラブからの分離が困難になるため、回収して再利用することができないという課題があった。
このような課題に対処するべく、近年では、コンクリートスラブの施工時にデッキプレートを回収可能な状態に設置する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、「型枠支持具およびこれを用いたスラブ施工方法」という名称で、コンクリートスラブを施工する際に用いられる型枠を支持するのに適した型枠支持具と、その型枠支持具を用いてコンクリートスラブを施工する方法に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された「型枠支持具」は、鉄骨鉄筋コンクリート構造の建築物のスラブを形成する際に型枠が上面に載置される角材を支持するために、H型鋼の上下のフランジの間に設置された状態で使用されるものであり、可動体と、ネジ機構と、ナットからなり、上下方向に伸縮自在な支承体と、この支承体の上方において角材を受けるトッププレートを備えたことを特徴とする。
このような構造により、型枠を安定した状態で確実に支持することが可能となっている。
また、特許文献2には、「仮設型枠支持装置」という名称で、コンクリートスラブを施工する際に使用される型枠を支持するための装置に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明は、仮設型枠を下方から支持する仮設支持部と、梁の上下のフランジの内面をそれぞれ圧接可能に仮設支持部の両端部位に配置される固定機構を備えた構造となっている。
この場合、仮設支持部が固定機構によって梁に固定されるため、階下の床面まで延びる支柱を利用して仮設支持部を支持する必要がない。
特開2015−105552号公報 特開2002−303041号公報
特許文献1に開示された発明においては、型枠支持具がH型鋼の梁の上側のフランジとトッププレートの間に角材を挟むようにして固定される構造であるため、角材をH型鋼の上側フランジの下面に当接させた状態を維持しつつ、型枠支持具のナットを操作して可動体を上昇させなければならない。
また、この時点では型枠支持具がH型鋼に固定されておらず、不安定な状態にあるため、上記操作は、支柱ボルトの部分を手で保持するなどして、型枠支持具をしっかりと固定した状態で行う必要がある。
さらに、型枠支持具をH型鋼から取り外す場合にも角材が落ちないように支持しなければならない。しかも、角材は長尺の重量物であるため、その上面を水平な状態に保って、H型鋼の上側フランジの下面に当接させた状態を維持することは困難である。また、製造コストも高いものと推察される。
特許文献2に開示された発明では、ボルトやナットなどからなり、梁のフランジの内面を圧接可能に設置される固定機構がその中心軸周りの回動を拘束される構造となっておらず、ボルトを回動させる際に、他の部分が連れ回りしないように手で押さえなければならないため、操作性が良くないものと考えられる。さらに、構造が複雑であるため、安価に製造することは困難である。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、製造コストが安く、操作性に優れるとともに、使用済みデッキプレートのコンクリートスラブからの分離が容易であって、しかも繰り返し使用することが可能なデッキ受け治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、フランジが水平になるように設置されたH型鋼に対し、貫通穴を有するウェブに取り付けられた状態で角材を介してデッキプレートを支持するデッキ受け治具であって、角材が上面に載置される平坦部と、この平坦部に直交し、かつ、その一端から延設される直立部と、長穴と内周面に雌ネジが形成されたボルト穴を有し平坦部に対して鋭角をなすように、その他端から延設される取付部と、からなり、断面が略Z字をなす鋼製のアングル材と、取付部の長穴と貫通穴に連通された状態でナットを用いてウェブに固定される取付用ボルトと、ウェブに先端部を当接可能に取付部のボルト穴に螺入される傾き調整用ボルトと、を備え、長穴は、平坦部の長手方向と平行に細長く形成され、ボルト穴は、取付部の端部と長穴の間に設けられていることを特徴とするものである。
上記構造のデッキ受け治具において、取付用ボルトをアングル材の取付部に設けられた長穴とウェブの貫通穴に連通させた状態でナットを締め付けると、アングル材がH形鋼に対して、所定の角度範囲内において回動可能に固定される。すなわち、第1の発明は、取付用ボルトを用いてアングル材がウェブに固定される構造であるため、H型鋼に対する取り付けや取り外しが容易である。
また、このようにして、取付用ボルトによって本発明のデッキ受け治具がH型鋼のウェブに固定されている場合、アングル材には、その自重により、平坦部の基端側(取付部に接続されている側)を略中心として、平坦部の先端側(直立部に接続されている側)を下方へ移動させようとする回転モーメントが発生する。このとき、傾き調整用ボルトの先端部がボルト穴から突出してウェブに当接していれば、アングル材は、回転することなく、平坦部の長手方向が水平方向と所定の角度をなした状態のまま、その姿勢が維持される。そして、傾き調整用ボルトを操作して、ボルト穴から先端部が突出する長さを変えると、上述の角度が変化する。
すなわち、本発明のデッキ受け治具においては、傾き調整用ボルトを操作して、その先端部がボルト穴から突出する長さを調節することで、平坦部の長手方向が水平方向と所定の角度をなした状態にアングル材の姿勢が保たれるという作用を有する。
また、第2の発明は、第1の発明において、ボルト穴と長穴には、取付用ボルト及び傾き調整用ボルトの頭部に対する当接面がアングル材の平坦部と直交するように、台座部がそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
このような構造のデッキ受け治具においては、第1の発明の作用に加え、アングル材の平坦部が水平になるように取付用ボルトや傾き調整用ボルトを用いてH型鋼のウェブに取り付けられた状態において、取付用ボルトや傾き調整用ボルトの頭部と台座部との接触面積が広いため、ナットで取付用ボルトを締め付ける際や、傾き調整用ボルトをボルト穴に螺入する際に、ガタつきが発生し難いという作用を有する。
また、取付部の板厚に比べ、長穴やボルト穴が深く形成されるため、取付用ボルトの挿通状態や傾き調整用ボルトの螺入状態が安定することに加え、長穴やボルト穴が破損し難いという作用を有する。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、補強板が、平坦部と取付部にそれぞれ直交し、かつ、それらを互いに接続するようにアングル材の幅方向の中央に設けられていることを特徴とするものである。
上記構造のデッキ受け治具においては、第1の発明又は第2の発明の作用に加えて、補強板によってアングル材の曲げ剛性が高められるという作用を有する。
第4の発明は、第3の発明において、長穴は、補強板を間に挟んで対をなすように、その両側にそれぞれ設けられ、この一対の長穴に対してそれぞれ挿通される2本の取付用ボルトを備えていることを特徴とするものである。
上記構造のデッキ受け治具においては、取付用ボルトとナットを締結する作業が煩雑なものではなく、また、H型鋼のウェブに取り付ける際にアングル材が長穴を中心として回転するおそれもない。
第5の発明は、第3の発明又は第4の発明において、ボルト穴は、取付部の端部と補強板の間であって、取付部の幅方向の中心となる箇所に設けられていることを特徴とするものである。
上記構造のデッキ受け治具では、ボルト穴が2個以上設けられている場合に比べて、アングル材の角度調整時における傾き調整用ボルトの操作回数が少ないという作用を有する。
第6の発明は、第1の発明乃至第5の発明のいずれかにおいて、長穴は、平坦部の長手方向と平行に設けられていることを特徴とするものである。
このような構造のデッキ受け治具を用いて角材とデッキプレートを支持する場合、アングル材の平坦部は水平な状態になっている。このとき、長穴の深さ方向も水平となるため、長穴の内周面は取付用ボルトに対し、その軸方向に沿って一様に接触する。この場合、アングル材を介して取付用ボルトに加わる角材やデッキプレートなどの荷重は軸方向に沿って均一になる。
すなわち、第6の発明では、角材を介してデッキプレートを支持している状態において、取付用ボルトに加わる荷重が軸方向に均一となることから、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの作用に加えて、アングル材が取付用ボルトによって安定した状態で保持されるという作用を有する。
以上説明したように、第1の発明によれば、取付用ボルトを用いてH型鋼のウェブに取り付けた後、傾き調整用ボルトを回転させることで、水平方向に対するアングル材の平坦部の傾きを調整することができる。
例えば、コンクリートスラブが形成された段階で、傾き調整用ボルトを操作して、その先端部をボルト穴から突出させないようにすると、平坦部が角材から離れる方向へアングル材が回転するため、角材の撤去が可能になる。そして、角材を撤去すれば、使用済みデッキプレートをコンクリートスラブから容易に分離することができる。
すなわち、本発明によれば、コンクリートスラブの形成後に角材を撤去する際に、わざわざアングル材をH型鋼から取り外さなくとも、傾き調整用ボルトを回転させるだけで、角材の撤去と使用済みデッキプレートのコンクリートスラブからの分離を容易に行うことができるため、本発明は操作性に優れている。
また、本発明は、H型鋼への取り付けや取り外しが容易であり、しかも構造が簡単であるため、壊れ難い。したがって、本発明は繰り返し使用することができ、また、安価に製造することも可能である。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加え、アングル材を固定するという取付用ボルトの機能と、平坦部が水平方向に対して所定の角度をなすようにアングル材の姿勢を維持するという傾き調整用ボルトの機能が確実に発揮されるという効果を奏する。
第3の発明によれば、第1の発明又は第2の発明の効果に加え、アングル材の曲げ剛性が高いため、耐荷重が大きく、繰り返し使用しても破損し難いという効果を奏する。
第4の発明によれば、第3の発明の効果に加え、H型鋼に取り付けたり、H型鋼から取り外したりする際の作業性が良いという効果を奏する。
第5の発明では、第3の発明又は第4の発明の効果に加え、アングル材の角度を調整する際の作業性が良いという効果を奏する。
第6の発明によれば、アングル材が取付用ボルトによってH型鋼に確実に固定されることから、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの効果を奏することに加えて、角材を介してデッキプレートを安全に支持できるという効果を奏する。
(a)は本発明の実施の形態に係るデッキ受け治具の実施例1によってデッキプレートが支持された状態を示す図であり、(b)は同図(a)においてH型鋼の上部を拡大して示した縦断面図であり、(c)は同図(a)におけるH型鋼の上部のA方向矢視図である。 (a)は図1(a)においてデッキ受け治具を拡大して示した図であり、(b)は同図(a)に示したデッキ受け治具の正面図であり、(c)及び(d)は同図(b)におけるB−B線矢視断面図及びC−C線矢視断面図である。 (a)は図2(a)におけるD方向矢視図であり、(b)及び(c)は同図(a)におけるE−E線矢視断面図及びF−F線矢視断面図である。 (a)及び(b)は図3(b)の部分拡大図である。 (a)は図4(a)において長穴が設けられた箇所を拡大して示した図であり、(b)は長穴を模式的に示した図である。 実施例1のデッキ受け治具を用いてコンクリートスラブを施工する際の作業手順を示したフローチャートである。 (a)及び(b)は実施例1のデッキ受け治具がH型鋼に取り付けられた状態を示す側面図である。 (a)及び(b)は実施例1のデッキ受け治具がH型鋼に取り付けられた状態を示す側面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係るデッキ受け治具の実施例2によってデッキプレートが支持された状態を示す図であり、(b)及び(c)はそれぞれ同図(a)に示したデッキプレート及びデッキ受け治具の正面図であり、(d)は同図(c)におけるH−H線矢視断面図及びG−G線矢視断面図である。 (a)はデッキプレートの正面図であり、(b)及び(c)はそれぞれ同図(a)に示したデッキプレートを構成する2種類の型枠部材の平面図である。
本発明のデッキ受け治具について、図1乃至図9を参照しながら具体的に説明する。なお、本発明のデッキ受け治具は、上下のフランジが水平になるように設置されたH型鋼に対し、上下のフランジを繋ぐ部分(ウェブ)にボルトを用いて固定された状態で使用されるものである。したがって、以下の説明では、デッキ受け治具が実際に使用される際に設置された状態を想定して、「上面」や「下面」という表現を使用している。
図1(a)は本発明のデッキ受け治具の使用方法を説明するための図であり、デッキ受け治具によってデッキプレートが支持された状態を示している。また、図1(b)は図1(a)においてH型鋼の上部を拡大して示した縦断面図であり、図1(c)は図1(a)におけるH型鋼の上部のA方向矢視図である。
そして、図2(a)は図1(a)においてデッキ受け治具を拡大して示した図であり、図2(b)は図2(a)に示したデッキ受け治具の正面図であり、図2(c)及び図2(d)は図2(b)におけるB−B線矢視断面図及びC−C線矢視断面図である。すなわち、図2(a)には、図2(b)におけるデッキ受け治具の側面図が示されている。
また、図3(a)は図2(a)におけるD方向矢視図であり、図3(b)及び図3(c)は図3(a)におけるE−E線矢視断面図及びF−F線矢視断面図である。さらに、図4(a)及び図4(b)はいずれも図3(b)の一部を拡大した図であり、図4(b)は図4(a)においてアングル材2を回転させた状態を示している。
なお、図10に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図1及び図2に示すように、本発明のデッキ受け治具1aは、断面が略Z字をなす形鋼であって、H型鋼58のウェブ58aに対して取付用ボルト3aとナット3bからなる締結具を用いて固定されるアングル材2を備えており、角材59を介してデッキプレート51を支持する目的で用いられるものである。
アングル材2は、角材59が載置される平坦部2aと、平坦部2aに直交するように、その一端から延設される直立部2bと、平坦部2aと鋭角をなすように、その他端から延設される取付部2cからなる。そして、アングル材2の幅方向の中央に、平面視台形をなす補強板4が、平坦部2aと取付部2cに対してそれぞれ直交し、かつ、それらを互いに接続するように設けられている。
取付部2cには、その幅方向の中心となる箇所に、傾き調整用ボルト5と螺合する雌ネジが内周面に形成されたボルト穴6aが平坦部2aの長手方向と平行に設けられている。すなわち、補強板4は、このボルト穴6aと取付部2cの基端との間に設けられている。
また、取付部2cには、その基端から等距離の箇所において、補強板4を間に挟むようにして、その両側に一対の長穴6b,6bが平坦部2aの長手方向と平行に設けられている。ただし、長穴6bの円弧の部分の曲率半径が取付用ボルト3aの半径よりも大きくなるように形成されている。なお、長穴6b,6bは、取付部2cの長手方向と平行に細長く、かつ、取付用ボルト3aをそれぞれ挿通可能に形成されている。
ボルト穴6aと長穴6b,6bには、取付用ボルト3a及び傾き調整用ボルト5の頭部に対する当接面が平坦部2aと直交するように、台座部7a,7bがそれぞれ設けられている。すなわち、取付用ボルト3a及び傾き調整用ボルト5の頭部に対する台座部7a,7bの当接面は、ボルト穴6aと長穴6b,6bの深さ方向に対して直交した状態となっている。
また、図1(b)及び図1(c)に示すように、H型鋼58のウェブ58aには、デッキ受け治具1aが取り付けられる箇所に対し、一対の長穴6b,6bに対してそれぞれ挿通された一対の取付用ボルト3a,3aを同時に挿通可能に、一対の貫通穴58c,58cがフランジ58bから等距離の箇所にそれぞれ設けられている。
デッキ受け冶具1aにおいて、図3(a)に示すように、傾き調整用ボルト5をボルト穴6aに螺入するとともに、一対の長穴6b,6bにそれぞれ挿通された2本の取付用ボルト3aをウェブ58aの貫通穴58c,58cに連通し、その状態でナット3b,3bをそれぞれ締め付けると、アングル材2がH形鋼58に対して、所定の角度範囲内において回動可能に固定される。
そして、ボルト穴6aから突出した傾き調整用ボルト5の先端部がウェブ58aに当接していると、その突出長さに応じてアングル材2の回動可能範囲が変化する。
このように、取付用ボルト3a,3aによってデッキ受け冶具1aがウェブ58aに固定されている場合、アングル材2には、その自重によって、平坦部2aの基端側(取付部2cに接続されている側)を略中心として、平坦部2aの先端側(直立部2bに接続されている側)を下方へ移動させようとする回転モーメントが発生する。このとき、先端部がウェブ58aに当接した状態にある傾き調整用ボルト5は、アングル材2の回転を阻止して、平坦部2aの長手方向と水平方向とのなす角度を維持するという機能を有する。
したがって、デッキ受け冶具1aによれば、傾き調整用ボルト5を操作して、ボルト穴6aから先端部が突出する長さを調整することで、例えば、図3(b)又は図3(c)に示すように、アングル材2の平坦部2aを水平な状態に保つことが可能である。
アングル材2の平坦部2aが水平な状態にあるとき、図4(a)に示すように、長穴6bの深さ方向も水平となる。このとき、長穴6bの内周面が取付用ボルト3aに対し、その軸方向に沿って一様に接触する結果、角材59やデッキプレート51などの荷重はアングル材2を介して取付用ボルト3aへ均一に加わることになる。したがって、アングル材2は取付用ボルト3aによって安定した状態で保持される。すなわち、デッキ受け冶具1aでは、アングル材2が取付用ボルト3aによってH型鋼58に確実に固定されるため、角材59を介してデッキプレート51を安全に支持することが可能となっている。
一方、図4(a)に示した状態において、傾き調整用ボルト5を操作して、その先端部がボルト穴6aから突出しない状態にするか、あるいは、傾き調整用ボルト5そのものをボルト穴6aから抜出した場合、図4(b)に示すように、アングル材2が自重によって回転する。
上記構造のデッキ受け治具1aでは、取付用ボルト3aを用いてアングル材2がウェブ58aに固定される構造であるため、H型鋼58に対する取り付けや取り外しが容易である。しかも、構造が簡単であり、壊れ難いため、繰り返し使用することができる。そして、安価に製造することが可能である。
また、補強板4がアングル材2の曲げ剛性を高めるように作用するため、デッキ受け治具1aは耐荷重が大きい。これにより、繰り返し使用しても破損し難いという効果がより一層発揮される。
前述したように、デッキ受け冶具1aでは、取付用ボルト3a及び傾き調整用ボルト5の頭部に対する台座部7a,7bの当接面がボルト穴6aと長穴6b,6bの深さ方向に対して直交するように形成されている。そのため、デッキ受け治具1aでは、アングル材2の平坦部2aが水平になるように取付用ボルト3aや傾き調整用ボルト5を用いてH型鋼58のウェブ58aに取り付けられた状態において、取付用ボルト3aや傾き調整用ボルト5の頭部と台座部7a,7bとの接触面積が広くなる。したがって、デッキ受け治具1aでは、ナット3bで取付用ボルト3aを締め付ける際や、傾き調整用ボルト5をボルト穴6aに螺入する際に、ガタつきが発生し難い。
また、デッキ受け治具1aは、取付部2cの板厚に比べ、長穴6bやボルト穴6aが深く形成されるため、取付用ボルト3aの挿通状態や傾き調整用ボルト5の螺入状態が安定することに加え、長穴6bやボルト穴6aが破損し難いという作用を有している。
これにより、デッキ受け治具1aでは、アングル材2を固定するという取付用ボルト3aの機能と、平坦部2aが水平方向に対して所定の角度をなすようにアングル材2の姿勢を維持するという傾き調整用ボルト5の機能が確実に発揮される。
ここで、長穴6bの大きさについて、図5を用いて説明する。なお、図5(a)は図4(a)において長穴6bが設けられた箇所を拡大して示した図であり、図5(b)は長穴6bを模式的に示した図である。
ただし、長穴6bにおいて、台座7b側の周縁部で平坦部2aに最も近い点と平坦部2aから最も遠い点をそれぞれP及びQとし、台座7bと反対側の周縁部で平坦部2aから最も遠い点をPとする。また、点Pを通る取付部2cの垂線Lに対して点Pから下した垂線の足をQとし、線分Pと線分Pの交点をRとする。
図5(a)及び図5(b)において、平坦部2aと取付部2cのなす角(図示せず)をα(<90°)とすると、∠PRQと∠PRQがαとなる。すなわち、直角三角形PRQと直角三角形PRQは相似であることから、式(1)が成り立つ。
図5(b)に示すように、長穴6bの最大寸法(すなわち、線分Pの長さ)をd、点Pから線分Lまでの距離(すなわち、線分Pの長さ)をd、長穴6bの最小深さ(すなわち、線分Pの長さ)をdとすると、式(1)は式(2)のように表されることから、dについて式(3)が成り立つ。
Figure 0006401850
Figure 0006401850
Figure 0006401850
式(3)におけるdの値(図5(a)又は図5(b)における線分Pの長さ)は、図4(b)に示したように、アングル材2の取付部2cがH型鋼58のウェブ58aと平行な状態にある場合に、この取付部2cに対して直交するように長穴6bに挿通することのできる取付用ボルト3aの直径の最大値を表している。
そして、デッキ受け治具1aでは、このdが取付用ボルト3aの直径よりも大きくなるように長穴6bが形成されている。そのため、図4(a)において、傾き調整用ボルト5をボルト穴6aから抜出すると、アングル材2は自重により、取付部2cがウェブ58aに接した状態(図4(b)参照)になるまで回転する。
このように、デッキ受け治具1aでは、アングル材2の回転可能範囲が広いため、コンクリートスラブ60の形成後にH形鋼58から容易に取り外すことが可能となっている。
デッキ受け治具1aを用いたコンクリートスラブの施工方法について、図7及び図8を適宜参照しながら図6を用いて説明する。
図6はデッキ受け治具1aを用いてコンクリートスラブを施工する際の作業手順の一例を示したフローチャートである。また、図7及び図8は、その作業手順を説明するために、H型鋼58に対するデッキ受け治具1aの取り付け状態を拡大して示した図である。
なお、図7(a)と図7(b)や図8(a)における52(53)の表記はデッキ受け治具1aによって支持された角材59の上面に型枠部材52,53のいずれもが同様の状態で載置され得ることを示している。また、図1乃至図4及び図10に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
まず、ステップS1では、一対の長穴6b,6bにそれぞれ挿通された2本の取付用ボルト3aをH型鋼58のウェブ58aに設けられた一対の貫通穴58c,58c(図1(c)参照)に連通し、その状態でナット3b,3bをそれぞれ締め付けるとともに、傾き調整用ボルト5をボルト穴6aに螺入する(図3(a)参照)。これにより、アングル材2がH形鋼58に対して、所定の角度範囲内において回動可能に固定される。
次に、ステップS2では、傾き調整用ボルト5を操作して、ボルト穴6aから先端部が突出する長さを調整することにより、アングル材2の平坦部2aを水平な状態に保つ(図3(b)又は図3(c)参照)。そして、ステップS3において、側面を直立部2bに当接させるようにして角材59を平坦部2aの上面に設置する。
ステップS4では、型枠部材52,53をスライドさせてデッキプレート51の全長を調節した後、角材59の上面にデッキプレート51の扁平端56b,57bを載置する(図1(a)参照)。
ステップS5では、予め練り混ぜたコンクリートをH型鋼58のフランジ58bとデッキプレート51の上面に流し込む。これにより、コンクリートの打設作業が完了し、そのコンクリートが固化することで、コンクリートスラブ60(図7(a)参照)が形成される。
図7(a)に示した状態では、デッキプレート51や角材59の荷重がアングル材2の平坦部2aに加わっているため、取付用ボルト3aとナット3bを緩めることは困難である。したがって、このままでは、アングル材2をH型鋼58のウェブ58aから取り外すことができない。しかしながら、デッキ受け治具1aでは、次のようにすることで、アングル材2をウェブ58aから簡単に取り外すことができる。
まず、ステップS6において、傾き調整用ボルト5を回して、ボルト穴6aから抜出すると、取付部2cがウェブ58aに接するまでアングル材2が回転し、図7(b)に示したように、平坦部2aが角材59から離れる。その結果、アングル材2は上述の荷重から解放され、取付用ボルト3aとナット3bを緩める作業が容易になる。そこで、ステップS7において、ナット3b,3bを外して取付用ボルト3a,3aを長穴6b,6bから抜出し、デッキ受け治具1aをウェブ58aから取り外すと、角材59は下方へ完全に移動可能な状態となる(図8(a)参照)。
なお、角材59はデッキプレート51の端部に釘止めされており、デッキプレート51自体は落下防止フック等を介してコンクリートスラブ60に吊り下げられた状態となっているため、図7(b)や図8(a)に示したように、デッキ受け治具1aをH型鋼58から取り外したとしても、その途端に角材59やデッキプレート51が落下してしまうというようなことはない。
そして、ステップS8において、角材59を下方へ引っ張るようにして釘を抜きながら、デッキプレート51から角材59を撤去すると、デッキプレート51は下方への移動に対する拘束が解除されるため、コンクリートスラブ60から容易に分離可能となる。最後に、ステップS9において、デッキプレート51から落下防止フック等を取り外した後、デッキプレート51をコンクリートスラブ60から撤去する。これにより、デッキ受け治具1aを用いたコンクリートスラブの施工作業が完了する。
図9(a)は実施例1とは別の構造を備えた本発明のデッキ受け治具の一例を示す正面図であり、図9(b)及び図9(c)はそれぞれ図9(a)に示したデッキプレート及びデッキ受け治具の正面図であり、図9(d)は図9(c)におけるH−H線矢視断面図及びG−G線矢視断面図である。なお、図1及び図2に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9(a)乃至図9(d)に示すように、デッキ受け治具1bは、実施例1のデッキ受け治具1aにおいて、台座部7a,7bを省略した構造となっている。また、デッキプレート61は、コンクリートを打設する際に上面が成型面となる平板62と、この平板62の下面に溶接や接着あるいはリベットやビスによって固定される角パイプ63によって構成されている。ただし、デッキプレート61は、実施例1のデッキプレート51とは異なり、全長を可変な構造とはなっていない。
このような構造のデッキ受け治具1bにおいては、デッキ受け治具1aとは異なり、台座部7a,7bを備えていないことから、アングル材2の取付部2cが単純な形状となっている。そのため、デッキ受け治具1aに比べて製造コストが安いというメリットがある。
本発明のデッキ受け治具は、実施例1や実施例2に示した構造に限定されるものではない。例えば、長穴6bの個数は、2個に限らず、3個以上あるいは1個であっても良い。ただし、長穴6bが1個の場合には、ウェブ58aにアングル材2を取り付ける際に、長穴6bを中心として回転するおそれがあるため、注意が必要である。また、長穴6bが3個以上の場合には、取付用ボルト3aとナット3bを締結する回数が増えるため、作業効率が悪くなるおそれがある。
これに対し、実施例1や実施例2に示したように、長穴6bが補強板4を間に挟んで対をなすように、その両側にそれぞれ設けられた構造であれば、ウェブ58aに取り付ける際にアングル材2が長穴6bを中心として回転するおそれがなく、また、取付用ボルト3aとナット3bを締結する回数も多くない。したがって、H型鋼58に取り付けたり、H型鋼58から取り外したりする際の作業性が良い。
また、ボルト穴6aの個数も1個に限らず、2個以上設けることもできる。ただし、ボルト穴6aの数が多いと、それに螺入される取付用ボルト3aの本数も多くなるため、アングル材2の角度を調整する際に傾き調整用ボルト5を操作する回数が増えることになる。
これに対し、取付部2cの端部と補強板4の間であって、取付部2cの幅方向の中心となる箇所に1個のボルト穴6aが設けられている構造であれば、アングル材2の角度調整時における傾き調整用ボルト5の操作が1回で済むため、アングル材2の角度を調整する際の作業性が良い。
なお、実施例1では、全長が容易に変化するデッキプレート51に対してデッキ受け治具1aを用いる場合について説明し、実施例2では、全長が変化しないデッキプレート61に対してデッキ受け治具1bを用いる場合について説明しているが、デッキ受け治具1aをデッキプレート61に用いても良いし、デッキ受け治具1bをデッキプレート51に用いても良いことは言うまでもない。また、本発明のデッキ受け治具は、デッキプレートの代わりに、従来、使用されていたコンパネと呼ばれる合板を支持する場合にも利用可能である。そして、デッキプレート51やデッキプレート61あるいはコンパネのいずれを支持する場合でも実施例1や実施例2において説明した本発明の作用及び効果は同様に発揮される。
請求項1乃至請求項に記載された発明は、H型鋼を構造材料とする多層建築物の床や天井等にコンクリートスラブを施工する場合に適用可能である。
1a,1b…デッキ受け治具 2…アングル材 2a…平坦部 2b…直立部 2c…取付部 3a…取付用ボルト 3b…ナット 4…補強板 5…傾き調整用ボルト 6a…ボルト穴 6b…長穴 7a,7b…台座部 51…デッキプレート 52,53…型枠部材 54,55…平板 54a,55a…上面 54b,55b…下面 56,57…角パイプ 56a,57a…開口端 56b,57b…扁平端 58…H型鋼 58a…ウェブ 58b…フランジ 58c…貫通穴 59…角材 60…コンクリートスラブ 61…デッキプレート 62…平板 63…角パイプ

Claims (5)

  1. フランジが水平になるように設置されたH型鋼に対し、貫通穴を有するウェブに取り付けられた状態で角材を介してデッキプレートを支持するデッキ受け治具であって、
    前記角材が上面に載置される平坦部と、この平坦部に直交し、かつ、その一端から延設される直立部と、長穴と内周面に雌ネジが形成されたボルト穴を有し前記平坦部に対して鋭角をなすように、その他端から延設される取付部と、からなり、前記平坦部と前記直立部と前記取付部のいずれにも直交する平面による切断面の形状が略Z字をなす鋼製のアングル材と、
    前記取付部の前記長穴と前記貫通穴に連通された状態でナットを用いて前記ウェブに固定される取付用ボルトと、
    前記ウェブに先端部を当接可能に前記取付部の前記ボルト穴に螺入される傾き調整用ボルトと、を備え、
    前記長穴は、その深さ方向が前記直立部に垂直であって、かつ、前記平坦部に対して直交する方向へ細長く形成され、
    前記ボルト穴は、前記取付部の端部と前記長穴の間に設けられていることを特徴とするデッキ受け治具。
  2. 前記ボルト穴と前記長穴には、前記取付用ボルト及び前記傾き調整用ボルトの頭部に対する当接面が前記アングル材の前記平坦部と直交するように、台座部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のデッキ受け治具。
  3. 補強板が、前記平坦部と前記取付部にそれぞれ直交し、かつ、それらを互いに接続するように前記アングル材の幅方向の中央に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデッキ受け治具。
  4. 前記長穴は、前記補強板を間に挟んで対をなすように、その両側にそれぞれ設けられ、
    この一対の前記長穴に対してそれぞれ挿通される2本の前記取付用ボルトを備えていることを特徴とする請求項3に記載のデッキ受け治具。
  5. 前記ボルト穴は、前記取付部の端部と前記補強板の間であって、前記取付部の幅方向の中心となる箇所に設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のデッキ受け治具。
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