JP3236703U - 構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】強度を確保しつつ、作業者が足場板上に容易に出入りできる仮設足場等の構造体を提供する。【解決手段】上下方向に立ち上がる複数の支柱4、4と、隣り合う支柱4、4の間を横方向へ結ぶ横材5、6とを備えた構造体1において、複数の支柱4、4のうち、隣り合う第1支柱と第2支柱の間を傾斜方向へ結ぶ補強部材60と、補強部材60の一方の端部を第1支柱に固定する第1固定部40と、他方の端部を第2支柱に固定する第2固定部50とを備え、補強部材60は、第1支柱と第2支柱の間を一方向に傾斜する部材で構成され、第1支柱と第2支柱の間を結ぶ別の補強部材60とは交差していない構造体とした。【選択図】図1
Description
この考案は、仮設足場等の構造体に関するものである。
一般に、住宅やビル、その他各種の建築物や、トンネルや橋梁、その他各種の構造物の工事現場等において、足場や支保工といった各種の仮設の構造体が用いられている。
従来の構造体として、例えば、図17及び図18に示すものがある。この構造体100は構造物を支持する支保工であり、地盤上に上下方向に立ち上がる複数の支柱104と、隣り合う支柱104間を水平方向の横材105,106で連結したものである。支柱104、104間の適宜の高さの位置に足場板105が設けられるとともに、必要に応じて支柱104、104間を結ぶ筋交い110が設けられている。筋交い110は、その中ほどで互いに交差する斜材111,112と水平材113とからなる。また、最上部には受け台103が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
図17及び図18に示す従来の構造体では、足場板105上に作業者が進入する際、又は、作業者が足場板105上から離脱する際に、筋交い110の斜材111,112の間の狭い隙間を通らなければならない。斜材111,112は、左右の支柱104,104と横方向の横材105,106に挟まれた矩形の開口部を、「X」字状に閉塞するように配置されているからである。
作業者が狭い隙間を無理な姿勢で通行することは、作業効率化、作業安全の観点からできる限り避けたいという要請がある。しかしながら、作業者が出入りしやすいように筋交い110を省略すると、構造体の強度が減少するので、安易に筋交い110を省略することはできない。
そこで、この考案の課題は、構造体の強度を確保しつつ、作業者が足場板上に容易に出入りできるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この考案は、上下方向に立ち上がる複数の支柱と、隣り合う前記支柱の間を横方向へ結ぶ横材と、を備えた構造体において、複数の前記支柱のうち、隣り合う第1支柱と第2支柱の間を傾斜方向へ結ぶ補強部材と、前記補強部材の一方の端部を前記第1支柱に固定する第1固定部と、他方の端部を前記第2支柱に固定する第2固定部と、を備え、前記補強部材は、前記第1支柱と前記第2支柱の間を一方向に傾斜する部材で構成され、前記第1支柱と前記第2支柱の間を結ぶ別の前記補強部材とは交差していない構造体を採用した。
ここで、前記補強部材は、前記横材よりも剛性が高い部材で構成されていることが望ましい。
また、前記支柱は、前記横材の端部を係止可能な係止部を上下方向に沿って複数備え、前記第1固定部は、前記係止部に係止可能な被係止部を備えており、前記横材が係止されていない前記係止部に前記被係止部が係止することで、前記補強部材は前記第1支柱に固定されている構成を採用できる。
また、前記第1固定部は、前記被係止部を上下方向に沿って複数備えている構成を採用できる。
これらの各態様において、前記第2固定部は、前記第2支柱に対する仰角又は俯角を調整できる角度調整機能を備えている構成を採用できる。
この考案は、構造体の強度を確保しつつ、作業者が足場板上に容易に出入りできるようになる。
この考案の実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態に係る構造体1は、橋梁の橋桁等の構造物を、地盤上の所定の高さに支持する支保工である。
構造体1は、地盤上に上下方向に立ち上がる複数の支柱4を備え、隣り合う支柱4の間を水平方向の横材5,6で連結されている。支柱4,4間の適宜の高さの位置に足場板2が設けられている。また、構造体1の最上部には、構造物の下面に当接する受け台3が設けられている。
支柱4は、平面視長方形状を成す足場板2の長辺の方向(図3に示す左右方向)に沿って、所定の間隔で複数本が並列して設けられる。この長辺の方向を、以下、長手方向と称する。また、支柱4は、足場板2の短辺の方向(図2に示す左右方向)に沿って、所定の間隔で複数本が並列して設けられる。この短辺の方向を、以下、幅方向と称する。図1~図3では、支柱4を長手方向に2本、幅方向に2本を並列した状態を示しているが、各方向への並列本数は、現場の状況に応じて適宜設定することができる。また、後述の横材5,6、補強部材60、筋交い70等の部材の長さを変更することにより、各方向へ隣り合う支柱4,4間の距離を増減することも可能である。なお、支柱4や横材5,6は、通常は断面円形の管体で構成される。
支柱4の下端は、図示しない受台と高さ調整装置を介して地盤上に載置されている。受台を、例えば、地盤上に載置されるフラットな板状部材と、その板状部材から立ち上がる雄ネジ部材で構成することができる。また、高さ調整装置を、支柱4の下端に設けられるナット部材で構成することができる。雄ネジ部材に対するナット部材のねじ込み量を調整することで、支柱4の地盤に対する高さ調整が可能である。
横材5,6は、隣り合う支柱4,4間に掛け渡される長手状の部材であり、その両端部にそれぞれ横材固定部30を備えている。横材5,6は、横材固定部30によって、支柱4に固定されている。実施形態では、幅方向に沿って横材5が、長手方向に沿って横材6が配置されているので、以下、幅方向横材5、長手方向横材6と分けて記載する。足場板2は、その長手方向両端に設けられたフックが、幅方向横材5に係止されることで、その横材5に支持されている。
横材固定部30として種々の構造を採用してもよいが、この実施形態では、くさび部材を用いる構造を採用している。横材固定部30は、図14~図16に示すように、支柱4に取り付けられる係止部10に対応するものであり、幅方向横材5及び長手方向横材6の両端に固定されたホルダー部材31と、係止部10とホルダー部材31とを連結する結合部材33とを備えている。
係止部10は、支柱4の外周に突出して固定されたフランジ11で構成されている。支柱4は所定長さの管体を適宜連結して構成できるので、フランジ11が溶接された管体を適宜に複数本連結することで、フランジ11を必要な高さに設定できる。また、1本の支柱4の軸方向に沿って複数のフランジ11を所定間隔で配置することも可能である。実施形態では、それぞれの支柱4は、係止部10を上下方向に沿って所定の間隔で複数備えた構成となっている。
フランジ11は、所定の厚みを有する環状の金属板で構成され、この中央に設けられた孔に支柱4が挿通されて、孔の縁と支柱4の外周とが溶接で固定されている。フランジ11には、支柱4の軸心周りに複数の係止孔12が設けられている。この実施形態では、支柱4の軸心周り等分方位に4箇所の係止孔12が設けられており、支柱4に対して軸回り四方(90°毎)に、幅方向横材5又は長手方向横材6が固定できるようになっている。ただし、係止孔12の方位と数は自由に設定できる。例えば、係止孔12を支柱4の軸回り二方(180°毎)や軸回り三方(120°毎)に設けるようにしてもよい。
ホルダー部材31は、図14に示すように、その先端に水平方向に所定深さまで切り込まれた横溝35を備え、また、上下方向に貫通する嵌合孔36を備えている。横溝35は、フランジ11の厚みよりもやや大きい幅で形成され、フランジ11が内部に入り込むことができるようになっている。横溝35の底にフランジ11の外縁が当接した状態で、嵌合孔36の位置と係止孔12の位置とは合致している。ホルダー部材31は、横溝35を挟んで上下両側の端面が、支柱4の外面に当接して支持されている。また、嵌合孔36は、結合部材33の幅よりもやや大きい長さ(横材5,6の長さ方向に沿って前端36bと後端36aとを結ぶ長さ)と、結合部材33の板厚よりもやや大きい幅(横材5,6の長さ方向に直交する方向への幅)となっている。
結合部材33は、嵌合孔36と係止孔12とを上下方向に一致させた状態で、その嵌合孔36と係止孔12に挿入されるようになっている。結合部材33は、図14に示すように、係止孔12内に入り込む楔部33bと、楔部33bの上部に接続され後端側へ伸びる水平部33aと、水平部33aの後端から下方へ伸びてフランジ11の外縁と嵌合孔36の後端との間に入り込む差込部33cとを備えたコ字状の部材である。楔部33bは下方へ向かうにつれて先細りのテーパ状となっており、すなわち、係止孔12の前端(支柱4の外面)に当接する面33eが支柱4の軸方向に平行で、係止孔12の後端に当接する面33gが支柱4の軸方向に対して傾斜した面となっている。このテーパ状の部材の作用により、結合部材33の抜け止めが成されている。また、差込部33cの下端には、結合部材33を引き上げたときの抜け止めとなるピン33fが設けられている。さらに、差し込み部33cの下端の前端部33dが、ホルダー部材31の下端に設けられたストッパ部(図示せず)に当接することによっても、結合部材33の抜け止めが成されている。
補強部材60は、複数の支柱4,4のうち、隣り合う支柱4,4の間を水平方向に対して傾斜した方向へ結んでいる部材(斜材)である。1本の補強部材60の一方の端部に連結されている支柱4を、以下、第1支柱と称し、他方の端部に連結されている支柱4を、以下、第2支柱と称する。
補強部材60は、第1支柱と第2支柱の間を一方向に傾斜する部材(斜材)で構成され、その第1支柱と第2支柱の間を結ぶ別の補強部材60とは交差していない。すなわち、従来の筋交い110(図17及び図18参照)は、一方向へ傾斜する斜材111と他方向へ傾斜する斜材112とが、構造体100の平面視又は側面視において、互いに交差してX字状の部材となっていたのに対し、この考案の補強部材60は、第1支柱と第2支柱の間を一方向に傾斜する1本の斜材のみで構成されている。このため、補強部材60は、従来技術で示されたX字状の筋交い110(図17及び図18参照)とは異なる構成となっている。
また、補強部材60は、幅方向横材5及び長手方向横材6よりも剛性が高い部材で構成されている。ここで、剛性(stiffness)とは、部材の曲げやねじりの力に対する寸法変化(変形)のしづらさの度合いをいう。力に対して変形が小さい場合を剛性が高い、変形が大きい場合を剛性が低いといい、単位変形量を生じるのに必要な力(荷重/変形量)で表すことができる。実施形態では、幅方向横材5及び長手方向横材6がそれぞれ
図14~図16に示すように、断面円形の筒状部材で構成されている。これに対し、補強部材60は、図4及び図5に示すように、断面矩形(断面長方形)の筒状部材で構成されている。例えば、同一の長さの部材による梁材を想定した場合に、単位変形量を生じるのに必要な力(荷重/変形量)は大きくなっている。なお、この実施形態では、補強部材60は、支柱4を構成する断面円形の筒状部材に対しても、相対的に剛性が高い部材で構成されている。補強部材60として剛性が高い部材を採用したので、1本の斜材からなる補強部材60でもって、従来のようなX字状の筋交いと同様の強度及び耐久性を発揮することができる。
図14~図16に示すように、断面円形の筒状部材で構成されている。これに対し、補強部材60は、図4及び図5に示すように、断面矩形(断面長方形)の筒状部材で構成されている。例えば、同一の長さの部材による梁材を想定した場合に、単位変形量を生じるのに必要な力(荷重/変形量)は大きくなっている。なお、この実施形態では、補強部材60は、支柱4を構成する断面円形の筒状部材に対しても、相対的に剛性が高い部材で構成されている。補強部材60として剛性が高い部材を採用したので、1本の斜材からなる補強部材60でもって、従来のようなX字状の筋交いと同様の強度及び耐久性を発揮することができる。
図6~図9に示すように、補強部材60の一方の端部は第1固定部40によって第1支柱に固定され、他方の端部は第2固定部50によって第2支柱に固定されている。
第1固定部40は、図4に示すように、支柱4側の係止部10に係止可能な被係止部42を備えている。被係止部42は、幅方向横材5及び長手方向横材6が係止されていない係止部10に係止されるようになっている。この被係止部42によって、補強部材60は第1支柱に固定されている。
被係止部42は、図10に示すように、補強部材60の下端(一方の端部)に固定された係止ホルダー41と、その係止ホルダー41に形成されたスリットで構成されている。係止ホルダー41は、補強部材60に溶接固定されているが、これをボルト固定等としてもよい。係止ホルダー41は上下方向に向く貫通空間を備え、その貫通空間の上方開口から下方開口に向かってロック部材43を挿入することにより、係止ホルダー41と係止部10とが係合するようになっている。ロック部材43は、上端にストッパ片43dを、下端に抜け止めピン43bを挿通するためのピン孔43cを備えている。なお、被係止部42は、この実施形態のようなスリットに代えて、溝や孔等としてもよい。
また、ロック部材43は、対向する係止部10側に向かって突出するロック片43aを備えている。ロック片43aが備える下向きの挿入片43eが、係止部10の係止孔12に挿入される。このとき、挿入片43eは下方へ向かうにつれて先細りのテーパ状となっており、すなわち、係止孔12の前端(支柱4の外面)に当接する面が支柱4の軸方向に平行で、係止孔12の後端に当接する面43fが支柱4の軸方向に対して傾斜した面となっている。このテーパ状の部材の作用により、ロック部材43の抜け止めが成されている。また、抜け止めピン43bは、ロック部材43を引き上げたときの抜け止めの機能を発揮する。また、ストッパ片43dは、ロック部材43が貫通空間内に過度に入り込むことを規制するとともに、そのロック部材43を抜き差しする際の把持部の機能も発揮している。
図10の実施形態では、第1固定部40は、被係止部42を上下方向に沿って複数備えているので、係止部10に係止する被係止部42を選択することで、補強部材60を支柱4に対して固定する高さを調節することができる。なお、第1固定部40に設けられる被係止部42の数は自由に設定でき、例えば、図11に示すように、第1固定部40に設けられる被係止部42を1つとしてもよい。
第2固定部50は、図12及び図13に示すように、補強部材60の上端(他方の端部)に固定された係止ホルダー51と、その係止ホルダー51に固定されたクランプ部材52等で構成されている。係止ホルダー51は、補強部材60に溶接固定されているが、これをボルト固定等としてもよい。係止ホルダー51は、基部51bとその基部51bの両端から同方向に立ち上がる対向片51a,51cを備えたコ字状部材である。係止ホルダー51は1枚の板状片をプレス等で折り曲げて形成することができる。対の対向片51a,51cには、ボルト挿通用の対の孔51e,51eが設けられている。
クランプ部材52は、係止ホルダー51側に向くベース部52aと、そのベース部52aに対して回動ピン57を介して回動自在の開閉片52bを備えている。回動ピン57は、ベース部52aの一端に、その軸方向が上下方向を向くように設けられている。ベース部52aの中央部には、ボルト挿通用の孔が設けられている。対の対向片51a,51cの孔51e,51e及びそのベース部52aの孔に挿通されたボルト53、さらに、そのボルト53にねじ込まれたナット54によって、クランプ部材52は係止ホルダー51に固定されている。なお、ナット54と対向片51cとの間には、バネワッシャ54a、平ワッシャ54bが介在している。また、対の対向片51a,51cのうち、クランプ部材52側の対向片51aには、上縁及び下縁に沿って補強用のリブ51dが設けられている。ベース部52aは、このリブ51d,51d間に入り込んで係止ホルダー51に対して回り止めされている。
ベース部52a及び開閉片52bの内面には、支柱4の外周円筒面に沿う内周円筒面が設けられている。この外周円筒面と内周円筒面が密着することで、支柱4にクランプ部材52が固定される。ベース部52aと開閉片52bの締め付けは、締め付けボルト55によって行う。締め付けボルト55は、ベース部52aの回動ピン57の反対側の端部にピン55aを介して横方向に回動自在であり、その先端にはナット56がねじ込まれている。締め付けボルト55を回動させ、開閉片52bの可動側の端縁、すなわち、回動ピン57の反対側の端縁に開口して設けられた横方向の凹部52cに締め付けボルト55を進入させ、ナット56を締め付けることにより、ベース部52aと開閉片52bを支柱4の外周に締め付け固定することができる。
なお、第2固定部50は、補強部材60の角度調整機能を備えることもできる。例えば、クランプ部材52側の対向片51aのリブ51dを省略することによって、クランプ部材52と係止ホルダー51とを、ボルト53の軸回りに相対回転自在(首振り自在)とする手法がある。クランプ部材52と係止ホルダー51とが、ボルト53の軸回りに相対回転自在であれば、第2支柱(支柱4)に対する補強部材60の傾斜方向、すなわち、第2支柱に対する補強部材60の仰角又は俯角を調整できるようになる。また、上記の実施形態では、係止ホルダー51と補強部材60とを溶接固定としたが、これを、例えば、係止ホルダー51と補強部材60を横方向に貫通するボルトで固定することで、係止ホルダー51と補強部材60をボルトの軸回りに相対回転自在(首振り自在)とし、補強部材60の角度調整機能とすることができる。
なお、この実施形態では、図1及び図3等に示すように、補強部材60とは別に、支柱4,4間を結ぶ筋交い70もいくつか設定している。筋交い70は、図3に示すように、その中ほどで互いに交差する斜材71,72と、斜材71,72の上端間を横方向に結ぶ水平材73とからなる。筋交い70は、補強部材60の設置状況に応じて適宜設けることができる。ただし、少なくとも、作業者の出入りが予想される箇所には、筋交い70を設置しないことが求められる。すなわち、筋交い70は、作業者が通行しない箇所のみに設けられている。なお、構造体1の強度、耐久性が確保されているならば、筋交い70を全て省略した仕様も可能である。また、補強部材60は、筋交い70を構成する断面円形の筒状部材よりも剛性が高い部材で構成されていることが望ましい。
この実施形態では、第1固定部40を補強部材60の下方側の端部に、第2固定部50を補強部材60の上方側の端部に設けたが、これを逆にして、第1固定部40を補強部材60の上方側の端部に、第2固定部50を補強部材60の下方側の端部に設けてもよい。また、この実施形態において、構造体1に用いられる各部の部材の素材は金属製であるが、所定の強度や耐久性が確保される限りにおいて、その素材は金属には限定されず、樹脂、繊維強化樹脂等の他の素材を採用してもよい。
上記の各実施形態では、建設現場等で用いられる支保工を例にこの考案の構造体を説明したが、この考案の構造体は支保工には限定されず、仮設足場や仮設ステージ、仮設橋梁等、他の用途にも適用できる。
1 構造体
2 足場板
3 受け台
4 支柱
5,6 横材
10 係止部
11 フランジ
12 係止孔
30 横材固定部
40 第1固定部
42 被係止部
50 第2固定部
60 補強部材
70 筋交い
2 足場板
3 受け台
4 支柱
5,6 横材
10 係止部
11 フランジ
12 係止孔
30 横材固定部
40 第1固定部
42 被係止部
50 第2固定部
60 補強部材
70 筋交い
Claims (5)
- 上下方向に立ち上がる複数の支柱(4,4)と、
隣り合う前記支柱(4,4)の間を横方向へ結ぶ横材(5,6)と、
を備えた構造体(1)において、
複数の前記支柱(4,4)のうち、隣り合う第1支柱と第2支柱の間を傾斜方向へ結ぶ補強部材(60)と、
前記補強部材(60)の一方の端部を前記第1支柱に固定する第1固定部(40)と、他方の端部を前記第2支柱に固定する第2固定部(50)と、
を備え、
前記補強部材(60)は、前記第1支柱と前記第2支柱の間を一方向に傾斜する部材で構成され、前記第1支柱と前記第2支柱の間を結ぶ別の前記補強部材(60)とは交差していない構造体。 - 前記補強部材(60)は、前記横材(5,6)よりも剛性が高い部材で構成されている請求項1に記載の構造体。
- 前記支柱(4)は、前記横材(5,6)の端部を係止可能な係止部(10)を上下方向に沿って複数備え、
前記第1固定部(40)は、前記係止部(10)に係止可能な被係止部(42)を備えており、
前記横材(5,6)が係止されていない前記係止部(10)に前記被係止部(42)が係止することで、前記補強部材(60)は前記第1支柱に固定されている請求項1又は2に記載の構造体。 - 前記第1固定部(40)は、前記被係止部(12)を上下方向に沿って複数備えている請求項3に記載の構造体。
- 前記第2固定部(50)は、前記第2支柱に対する仰角又は俯角を調整できる角度調整機能を備えている請求項1から4のいずれか一つに記載の構造体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022000059U JP3236703U (ja) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | 構造体 |
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JP (1) | JP3236703U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115613794A (zh) * | 2022-11-07 | 2023-01-17 | 傅煌干 | 一种圆顶建筑用高度可调的脚手架 |
-
2022
- 2022-01-12 JP JP2022000059U patent/JP3236703U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115613794A (zh) * | 2022-11-07 | 2023-01-17 | 傅煌干 | 一种圆顶建筑用高度可调的脚手架 |
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