JP6401883B1 - デッキプレートとそれに用いられるデッキプレート固定金具 - Google Patents

デッキプレートとそれに用いられるデッキプレート固定金具 Download PDF

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Abstract

【課題】コンクリートスラブを施工する際に安定した状態で設置することができるとともに、固化したコンクリートスラブから容易に取り出して再利用することが可能なデッキプレートとそれに用いられるデッキプレート固定金具を提供する。【解決手段】本発明のデッキプレート固定金具6aは、平面視矩形状をなすとともに一端が下方へ直角に折り曲げられるようにして直立部7aが形成された金属製の長尺部材7と、この長尺部材7の下面7bに設けられる補強部材8aからなる。本発明のデッキプレート1aは、デッキプレート固定金具6a,6aが両端に挿設される角パイプ3と、この複数の角パイプ3が下面2bに固定された平板2を備えており、角パイプ3の下面3aに形成されたボルト孔には、ボルト4が螺入されている。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の床や天井等にコンクリートスラブを形成する際に用いられるデッキプレートとそれに用いられるデッキプレート固定金具に係り、特に、両端が開放された角パイプを有するデッキプレートとそれに用いられるデッキプレート固定金具に関する。
鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートを構造材料とする建築物では、床や天井等にコンクリートスラブを形成する際に、その型枠の一部として、金属製の板材を加工したデッキプレートが用いられる場合が多い。
従来のデッキプレートは、梁の上面に溶接されたり、ボルト締め等によって梁などに固定されたりしていたため、固化したコンクリートスラブから分離して回収することが困難であった。しかしながら、デッキプレートは、コンクリートが固化してスラブが形成された時点で、その役割を終えるため、コンクリートスラブの施工後には、デッキプレートを回収して、再利用することが望ましい。
例えば、特許文献1には、全体の長さの調節を効率良く行うことができるとともに、コンクリートスラブを施工した後に回収して複数回繰り返して利用できるデッキプレートとその製造方法に関する発明が記載されている。
ここで、特許文献1に記載されたデッキプレートについて、図8及び図9を用いて説明する。ただし、図8(a)は特許文献1に開示された従来技術に係るデッキプレートの正面図であり、図8(b)及び図8(c)は図8(a)に示したデッキプレートを構成する2種類の型枠部材の平面図である。また、図9(a)及び図9(c)は型枠部材の外観斜視図であり、図9(b)及び図9(d)はそれぞれ図9(a)におけるD−D線矢視断面図及び図9(c)におけるE−E線矢視断面図である。
なお、図8(b)及び図8(c)は図8(a)において矢印Yで示す方向に見たデッキプレートを2つの型枠部材に分解した状態を示す図にそれぞれ相当する。
図8及び図9に示すように、デッキプレート51は、上面54a,55aがコンクリートを打設する際に成型面となる平板54,55と、この平板54,55の下面54b,55bに溶接や接着あるいはリベットやビスによって固定される角パイプ56,57によって構成される厚さ0.8mm程度の金属製の型枠部材52,53からなる。
角パイプ56,57はいずれも一端が扁平状に押圧変形されており、この端部(以下、扁平端56b,57bという。)を閉塞するように金属製の長尺部材58(図9(b)及び図9(d)参照)がその内部に挿設されている。そして、角パイプ56の外寸は角パイプ57の内寸よりも小さく、開口端56aは開口端57aに対して挿通可能に形成されている。
角パイプ56の上面56cは平板54に対し、長手方向の中央付近と扁平端56bの近傍の2か所がスポット溶接されており、角パイプ57の上面57cは平板55に対し、長手方向の中央付近と両端近傍の3か所がスポット溶接されている。これにより、型枠部材52は、型枠部材53の角パイプ57の内部に角パイプ56を挿通するようにして、平板54の下面54bと角パイプ56の上面56cの間に、平板55を所定の長さだけ挿入可能となっている。
なお、平板54,55は厚さが0.8mm程度と薄いため、平板54の下面54bと角パイプ56の上面56cの間に平板55を挿入して平板54,55の一部を重ね合わせた後、上面54a,55aにコンクリートを打設した場合でも、平板54の下面54bと平板55の上面55aの間にコンクリートが入り込むおそれはない。
このように、デッキプレート51は、角パイプ56の開口端56aを角パイプ57の開口端57aの内部に挿入するようにして型枠部材52を型枠部材53に連結し、図8(a)に矢印Xで示すように型枠部材52,53を互いにスライドさせることにより、全長を容易に調節可能な構造となっている。そのため、デッキプレート51は、コンクリートスラブからの分離が容易であり、回収した後の利用範囲も広いため、再利用に適している。
国際公開第2015/029197号パンフレット
このデッキプレート51を用いたコンクリートスラブの施工方法について図10乃至図12を用いて説明する。なお、図10(a)及び図10(b)は図8に示したデッキプレートを用いてコンクリートスラブが形成される様子を模式的に示した図である。また、図11(a)は図8に示したデッキプレートが2つのH型鋼の間に架け渡された状態を示した図であり、図11(b)は図11(a)に示したデッキ受け治具の正面図である。さらに、図12(a)は両端が潰されていない角パイプを備えた従来技術に係るデッキプレートが2つのH型鋼の間に架け渡された状態を示した図であり、図12(b)及び図12(c)はそれぞれ図12(a)に示したデッキプレートの側面図及び平面図である。
図10(a)に示すように、まず、既に形成されている下階のスラブ59等の上に支保工60を組み上げ、この支保工60の上に梁型枠61を設置する。
次に、型枠部材52,53をスライドさせて全体を適切な長さに調節した後、対向する2つの梁型枠61,61の側部に固定された角材62,62の上面に両端をそれぞれ載置するようにしてデッキプレート51を設置する。
さらに、梁型枠61,61の間に設置された支保工60の上に枕木63を載置してデッキプレート51の中央部を支持した後、複数のデッキプレート51の平板54,55の上面54a,55a(図8(a)参照)に鉄筋からなるスラブ型枠(図示せず)を形成し、このスラブ型枠内にコンクリートを打設する。
コンクリートが固化して梁64とスラブ65が形成された段階で上記スラブ型枠や支保工60、あるいは梁型枠61やデッキプレート51などを撤去することになるが、その際、全ての支保工60を一度に撤去してしまうと、支えを失ったデッキプレート51が不用意に落下してしまうおそれがある。そのため、通常、所定のデッキプレート51に対し、枕木63で支持していた箇所とは別の箇所を支持する目的で新たな支保工60が設置される(図10(b)参照)。
そして、全てのデッキプレート51を撤去した後、上記スラブ型枠と支保工60及び梁型枠61を撤去する。
上下のフランジが水平になるように設置された2つのH型鋼の間にデッキプレート51を架け渡す場合には、例えば、図11(a)及び図11(b)に示すようなデッキ受け治具67が用いられる。
デッキ受け治具67は、断面が略Z字をなす形鋼であって、H型鋼66のウェブ66aに対して取付用ボルト69aとナット69bからなる締結具を用いて固定されるアングル材68を備えており、角材62を介してデッキプレート51を支持する目的で用いられるものである。
アングル材68は、角材62が載置される平坦部68aと、平坦部68aに直交するように、その一端から延設される直立部68bと、平坦部68aと鋭角をなすように、その他端から延設される取付部68cからなる。そして、アングル材68の幅方向の中央に、平面視台形をなす補強板70が、平坦部68aと取付部68cに対してそれぞれ直交し、かつ、それらを互いに接続するように設けられている。
取付部68cには、その幅方向の中心となる箇所に、傾き調整用ボルト71と螺合する雌ネジが内周面に形成されたボルト穴72aが平坦部68aの長手方向と平行に設けられている。すなわち、補強板70は、このボルト穴72aと取付部68cの基端との間に設けられている。
また、取付部68cには、その基端から等距離の箇所において、補強板70を間に挟むようにして、その両側に一対の長穴72b,72bが取付部68cと平行に細長く、かつ、その深さ方向が取付部70と直交するように設けられている。ただし、長穴72bの円弧の部分の曲率半径が取付用ボルト69aの半径よりも大きくなるように形成されている。なお、長穴72b,72bは、取付用ボルト69aをそれぞれ挿通可能に形成されている。
そして、H型鋼66のウェブ66aには、デッキ受け治具67が取り付けられる箇所に対し、一対の長穴72b,72bに対してそれぞれ挿通された一対の取付用ボルト69a,69aを同時に挿通可能に、一対の貫通穴(図示せず)がフランジ66bから等距離の箇所にそれぞれ設けられている。
このように、特許文献1に開示されたデッキプレートは、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートを構造材料とする建築物において、床や天井等にコンクリートスラブを形成する際に有用である。ただし、肉厚が1.6mm以上の角パイプを用いる場合には、その端部を圧し潰して扁平状に加工することが困難なため、特許文献1に開示されたデッキプレート(図8(a)に示したデッキプレート51)を用いることができない。
デッキプレート51を用いることができない場合には、例えば、図12(a)乃至図12(c)に示すように、所定の間隔をあけて平行に配置された複数本の角パイプ74を互いに連結するように、その上面74aに、平面視矩形状をなす平板75が溶接や接着あるいはリベットやビスによって固定された構造のデッキプレート73が、従来、用いられていた。
しかしながら、デッキプレート73は、全体の長さを変更できる構造ではないため、コンクリートスラブが形成された後に、その中から取り出すことが容易でなく、また、回収した後の利用範囲が限られるため、再利用に適さないという課題があった。また、角パイプ74の断面が、高さ方向(平板75に直交する方向)の長さよりも幅方向(平板75に平行な方向)の長さが短いような縦長の形状をなしている場合、角材62の上面に載置された角パイプ74の端部が、角パイプ74の長手方向に直交する鉛直平面内で揺動し易い。すなわち、デッキプレート73においては、このような場合に、安定した状態で設置できないという課題があった。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、コンクリートスラブを施工する際に安定した状態で設置することができるとともに、固化したコンクリートスラブから容易に取り出して再利用することが可能なデッキプレートとそれに用いられるデッキプレート固定金具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、コンクリートを打設する際に上面が成型面となる平板と、この平板の下面に固定される複数の角パイプと、を備え、建築物の床や天井等にコンクリートスラブを形成する際に型枠の一部を構成するデッキプレートに用いられるデッキプレート固定金具であって、平面視矩形状をなす金属製の長尺部材と、この長尺部材の長手方向の一端から所望の間隔をあけて、第1の面に設けられる補強部材と、を備え、この補強部材は、長尺部材の長手方向の他端側から角パイプの内部へ少なくとも一部が長尺部材とともに挿設可能に形成されていることを特徴とするものである。
上記構造のデッキプレート固定金具においては、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートを構造材料とする構築物にコンクリートスラブを形成する際に型枠の一部として用いられるデッキプレートが角パイプを備えている場合に、この角パイプに長尺部材と補強部材の一部を挿設するとともに、角パイプから突出した長尺部材の一端を梁型枠やH型鋼に設置された角材の上面に固定することで、梁型枠やH型鋼に対してデッキプレートが固定されるという作用を有する。
また、この場合、角パイプの断面が高さ方向の長さよりも幅方向の長さが短いような縦長の形状であったとしても、角材の上面に角パイプが直に載置される場合とは異なり、角材の上面に載置された角パイプの端部がその長手方向に直交する鉛直平面内で揺動するという事態が起こらないため、デッキプレートの設置状態が安定するという作用を有する。
さらに、上述のようにデッキプレートにデッキプレート固定金具を取り付けた状態でデッキプレート固定金具を角パイプの長手方向へスライドさせると、固定金具のうち角パイプから突出した部分をデッキプレートに加えた全体の長さが変化するという作用を有する。
また、第2の発明は、第1の発明において、長尺部材は、第1の面側へ一端が直角に折り曲げられるようにして直立部が形成されていることを特徴とするものである。
このような構造のデッキプレート固定金具においては、第1の発明の作用に加え、デッキプレートの角パイプに長尺部材と補強部材の一部が内挿されるとともに、角パイプから突出している長尺部材の一端が角材の上面に載置された状態で、デッキプレート固定金具に対して角材から引き離すような水平方向の力が加わった場合に、長尺部材の直立部が角材の側面に係止して、上記方向へのデッキプレート固定金具の移動を制限するという作用を有する。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、長尺部材は、補強部材が設けられていない部分が所望の角度だけ第1の面側へ折り曲げられていることを特徴とするものである。
上記構造のデッキプレート固定金具の一部がデッキプレートの角パイプの両端にそれぞれ挿設されている場合、このデッキプレートを2つの梁型枠やH型鋼の間に架け渡すように載置すると、デッキプレートが両端の長尺部材によって持ち上げられた状態となり、キャンバー(むくり)が形成されるという作用を有する。
第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明において、補強部材は、長尺部材の長手方向の一端に近い側の端部において第1の面に直交する方向へ長尺部材から最も離れている箇所と、補強部材が設けられていない部分の第1の面とを連結する連結板を備えていることを特徴とするものである。
第4の発明においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の作用に加え、連結板が長尺部材において補強部材が設けられていない部分の曲げ強度を高めるという作用を有する。
第5の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明において、補強部材は、プラスチック製又は木製の角柱体からなることを特徴とするものである。
上記構造のデッキプレート固定金具においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の作用に加え、補強部材を構成する部材の材料コストが安く、かつ、その部材の点数も少ないという作用を有する。
第6の発明に係るデッキプレートは、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの発明に係るデッキプレート固定金具が両端にそれぞれ挿設される角パイプと、この角パイプが下面に固定される平板と、を備え、角パイプの下面に形成されたボルト孔と、角パイプの内部へ先端部を突出可能にボルト孔に螺入されるボルトと、を備えていることを特徴とするものである。
第6の発明においては、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの発明と同様の作用を有する。
第7の発明は、第6の発明において、角パイプと平板は、長手方向の中央部分が平板の側へ凸となるように、湾曲した状態に形成されていることを特徴とするものである。
上記構造のデッキプレートにおいては、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの発明に係るデッキプレート固定金具が角パイプの両端にそれぞれ挿設された状態で、2つの梁型枠やH型鋼の間に架け渡すように載置された場合、長手方向の中央部にキャンバー(むくり)が形成されるという作用を有する。
第1の発明が取り付けられるデッキプレートは、角パイプの端部が扁平状に加工されたものである必要がないため、第1の発明を用いることによれば、デッキプレートの製造コストの削減を図ることができる。また、そのようなデッキプレートにおいて、角パイプの断面が高さ方向の長さよりも幅方向の長さが短いような縦長の形状をなしている場合でも、第1の発明を用いた場合には、梁型枠やH型鋼に対するデッキプレートの設置状態が安定するため、作業者はデッキプレートの設置作業を安全に行うことができる。さらに、第1の発明を用いてデッキプレートを設置した場合には、コンクリートスラブの形成後に、デッキプレートに第1の発明を加えた全体の長さを短くすることで、上述のコンクリートスラブの中からのデッキプレートの取り出しが容易となる。そして、このような構造であれば、全体の長さが調節可能であるため、回収後の利用範囲が広い。すなわち、第1の発明を用いることによれば、デッキプレートを容易に回収して再利用することができる。
第2の発明によれば、第1の発明の効果を奏することに加え、デッキプレートの角パイプに長尺部材と補強部材の一部が内挿されるとともに、角パイプから突出している長尺部材の一端が角材の上面に載置された状態で、デッキプレート固定金具に対して角材から引き離すような水平方向の力が加わった場合でも、その方向へデッキプレート固定金具が移動して長尺部材の一端が角材の上面から外れてしまうことがないため、作業者は梁型枠やH型鋼に対してデッキプレートを設置する作業を安全に行うことができる。
コンクリートスラブを形成する際に、第3の発明を用いてデッキプレートを2つの梁型枠やH型鋼の間に架け渡すように載置すると、デッキプレートにキャンバーが形成されるため、支保工が不要となる。したがって、第3の発明によれば、第1の発明及び第2の発明の効果に加え、コンクリートスラブの施工に要するコストが削減されるという効果を奏する。
第4の発明によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の効果に加え、長尺部材において補強部材が設けられていない部分の曲げ強度が連結板によって高められるため、当該部分が破損し難いという効果を奏する。
第5の発明によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明と同様の効果に加え、製造コストが削減されるという効果を奏する。
第6の発明によれば、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの発明と同様の効果を奏する。
第7の発明によれば、コンクリートスラブを形成する際に、支保工を必要としないため、第6の発明の効果に加え、コンクリートスラブの施工に要するコストが削減されるという効果を奏する。
(a)は実施例1のデッキプレートの外観を示した正面図であり、(b)は同図(a)におけるA方向矢視図であり、(c)は実施例1のデッキプレート固定金具の外観を示した斜視図である。 (a)及び(b)はそれぞれ実施例1のデッキプレート及びデッキプレート固定金具の使用状態を示した正面図とその断面図であり、(c)は同図(a)におけるB−B線矢視断面図であり、(d)は実施例1のデッキプレート固定金具の第1の変形例の外観を示した正面図である。 (a)は両端にデッキプレート固定金具が取り付けられた実施例1のデッキプレートの外観図であり、(b)は同図(a)のデッキプレートが2つのH型鋼の間に架け渡された状態を示した図であり、(c)は同図(b)において一方のH型鋼の上部を拡大して示した図である。 (a)及び(b)はそれぞれ実施例1のデッキプレート固定金具の第2の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図であり、(c)及び(d)はそれぞれ実施例1のデッキプレート固定金具の第3の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図である。 (a)及び(b)はそれぞれ実施例1のデッキプレート固定金具の第4の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図であり、(c)及び(d)はそれぞれ実施例1のデッキプレート固定金具の第5の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図である。 (a)は実施例2のデッキプレート固定金具の外観を示した斜視図であり、(b)は両端に実施例2のデッキプレート固定金具が取り付けられた実施例1のデッキプレートが2つのH型鋼の間に架け渡された状態を示した図であり、(c)は同図(b)において一方のH型鋼の上部を拡大して示した図である。 (a)は実施例1のデッキプレートとは異なる構造のデッキプレートの外観を示した正面図であり、(b)は実施例1の2つのデッキプレート固定金具が両端にそれぞれ取り付けられた同図(a)のデッキプレートが2つのH型鋼の間に架け渡された状態を示した図であり、(c)は同図(b)において一方のH型鋼の上部を拡大して示した図である。 (a)は従来技術に係るデッキプレートの正面図であり、(b)及び(c)は同図(a)に示したデッキプレートを構成する2種類の型枠部材の平面図である。 (a)及び(c)は型枠部材の外観斜視図であり、(b)及び(d)はそれぞれ同図(a)におけるD−D線矢視断面図及び同図(c)におけるE−E線矢視断面図である。 (a)及び(b)は図8に示したデッキプレートを用いてコンクリートスラブが形成される様子を模式的に示した図である。 (a)は図8に示したデッキプレートが2つのH型鋼の間に架け渡された状態を示した図であり、(b)は同図(a)に示したデッキ受け治具の正面図である。 (a)は両端が潰されていない角パイプを備えた従来技術に係るデッキプレートが2つのH型鋼の間に架け渡された状態を示した図であり、(b)及び(c)はそれぞれ同図(a)に示したデッキプレートの側面図及び平面図である。
本発明のデッキプレートとそれに用いられるデッキプレート固定金具について、図1乃至図7を参照しながら具体的に説明する。なお、本発明のデッキプレートは、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートを構造材料とする構築物においてコンクリートスラブを形成する際に、梁型枠の側部やH型鋼のフランジに支持具等を介して固定される角材の上面に設置されるものである。
したがって、以下の説明では、デッキプレートがそのようにして実際に使用される状態を想定して、「上面」や「下面」あるいは「水平」や「鉛直」などの表現を用いている。
図1(a)は本発明の実施の形態に係る実施例1のデッキプレート1aの外観を示した正面図であり、図1(b)は図1(a)におけるA方向矢視図であり、図1(c)は本発明の実施の形態に係る実施例1のデッキプレート固定金具6aの外観を示した斜視図である。
図2(a)は図1(a)においてデッキプレート1aの角パイプ3の一端に図1(c)のデッキプレート固定金具6aが挿設された状態の外観を示した正面図であり、図2(b)は図2(a)においてボルト4の中心軸を通るとともにデッキプレート1aの長手方向に平行な平面でデッキプレート1aとデッキプレート固定金具6aが切断された状態を示す断面図である。また、図2(c)は図2(a)におけるB−B線矢視断面図であり、図2(d)は図1(c)に示したデッキプレート固定金具6aの第1の変形例の外観を示した正面図である。
図3(a)は図1(a)においてデッキプレート1aの角パイプ3の両端に図1(c)のデッキプレート固定金具6aがそれぞれ挿設された状態を示しており、図3(b)は図3(a)のデッキプレート1aとデッキプレート固定金具6a,6aが2つのH型鋼66,66の間に架け渡された状態を示している。また、図3(c)は図3(b)において一方のH型鋼66にデッキプレート固定金具6aを介してデッキプレート1aの一端が取り付けられた状態を拡大して示した図である。
なお、図8乃至図12に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本発明のデッキプレート1aは、コンクリートを打設する際に上面2aが成型面となる平板2と、この平板2の下面2bに溶接や接着あるいはリベットやビスによって固定される複数の角パイプ3によって構成されている。角パイプ3は、断面が高さ方向(平板2に直交する方向)の長さよりも幅方向(平板2に平行な方向)の長さが短いような縦長の形状をなしており、その下面3aには、ボルト4が螺入されるボルト孔3b(図2(c)参照)と、ボルト4に螺合する雌ネジ部が内周面に形成されたボルト孔5a(図2(c)参照)を有する台座5がボルト孔3bとボルト孔5aにボルト4を連通可能に、設けられている。そして、ボルト孔3bには、ボルト4が角パイプ3の内部へ突出した先端部によって、後述するように角パイプ3に内挿されたデッキプレート固定金具6aの下面を押圧可能に螺入されている。
このような構造のデッキプレート1aにおいては、ボルト孔5aに螺入されたボルト4を回す際に、その中心軸がぶれないように台座5によってボルト4が保持されるという作用を有する。
中心軸がぶれると、ボルト4を回し難くなるとともに、ボルト4を回す力がボルト孔3bの縁に対して不均一に加わるため、その箇所が破損するおそれがあるが、デッキプレート1aでは、ボルト4に対して台座5が設けられているため、ボルト4を操作し易いだけでなく、ボルト孔3bの破損を防ぐことができるという効果を有している。
図1(c)に示すように、本発明のデッキプレート固定金具6aは、平面視矩形状をなすとともに一端が下方へ直角に折り曲げられるようにして直立部7aが形成された金属製の長尺部材7と、この長尺部材7の下面7bに設けられる補強部材8aからなる。なお、長尺部材7には、直立部7aの近傍に釘孔7cが設けられている。
補強部材8aは、長尺部材7と直交し、かつ、その幅方向(短手方向)と平行をなすように、基端が下面7bに接合されるとともに、長尺部材7の長手方向に沿って所定の間隔をあけて複数枚設置される矩形状の立設板9と、長尺部材7と平行に配置されて複数枚の仕切板9の先端が上面10aに接合される矩形状の長尺板10と、この長尺板10の直立部7aに近い側の端部と長尺部材7の下面7bを連結する矩形状の連結板11と、隣接する2枚の立設板9,9において、一方の基端と他方の先端を連結する平面視矩形状の筋交い板12aと、連結板11の上面11aと立設板9の基端を連結する矩形状の筋交い板12bを備えている。
筋交い板12bの基端は、長尺部材7の端部を角材62の上面に対して載置可能に、直立部7aから所望の間隔をあけて、長尺部材7の下面7bに接合されている。また、長尺部材7と補強部材8aは、それらの幅(短手方向の長さ)と高さ(長尺部材7に直交する方向の長さ)が角パイプ3の開口部の幅と高さ(内側の寸法)よりもそれぞれ短くなるように形成されている。
すなわち、デッキプレート固定金具6aは、角パイプ3に内挿可能な構造となっている。したがって、図2(a)に示すように、デッキプレート固定金具6aはデッキプレート1aの角パイプ3の内部へ挿設された状態で使用される。
なお、デッキプレート固定金具6aでは、デッキプレート1aの角パイプ3に対して補強部材8aの全体が内挿可能となっているが、本発明のデッキプレート固定金具は、このような構造に限定されるものではない。すなわち、デッキプレート固定金具6aは、補強部材8aの少なくとも一部が角パイプ3に内挿可能な構造であっても良い。
このような構造のデッキプレート固定金具6aにおいては、長尺部材7や長尺板10に垂直な方向について立設板9が補強部材8aの圧縮強度を高めるように作用するとともに、それ以外の方向については、筋交い板12aが補強部材8aの圧縮強度を高めるように作用する。さらに、デッキプレート固定金具6aでは、補強部材8aにおいて長尺部材7の長手方向の一端に近い側にあり、かつ、下面7bに直交する方向へ長尺部材7から最も離れている箇所(すなわち、直立部7aに最も近い立設板9の先端)と、長尺部材7bにおいて補強部材8aが設けられていない部分の下面7bを連結する連結板11によって、長尺部材7において補強部材8aが設けられていない部分の曲げ強度が高められるという作用を有する。
また、角パイプ3に挿設されたデッキプレート固定金具6aは、図2(b)に矢印Cで示すように、角パイプ3の長手方向へスライド可能となっている。この状態で、ボルト孔3bと台座5のボルト孔5aに螺入されているボルト4を前進させると、図2(b)及び図2(c)に示すように、角パイプ3の内部に突出したボルト4の先端部によってデッキプレート固定金具6aの補強部材8aを構成する長尺板10の下面10b(図1(c)参照)が押圧される。そして、ボルト4をさらに前進させ、長尺板10の下面10bに対するボルト4の押圧力を高めると、デッキプレート固定金具6aは、最終的に角パイプ3に対して移動不能な状態となる。すなわち、ボルト4は、デッキプレート固定金具6aを角パイプ3に対して固定するという機能を有している。
なお、デッキプレート固定金具6aでは、5枚の立設板9と8枚の筋交い板12aを備えているが、本発明のデッキプレート固定金具は、このような構造に限定されるものではない。例えば、3枚の立設板9と4枚の筋交い板12aを備えた構造(図2(d)のデッキプレート固定金具6b)であっても良い。すなわち、長尺部材7と補強部材8aの長さは使用するデッキプレート1aや、その設置場所に応じて適宜変更可能である。
デッキプレート固定金具6aは、図3(a)に示すようにデッキプレート1aの角パイプ3に長尺部材7と補強部材8aの一部が挿設された状態で、角パイプ3から突出している長尺部材7の一端が角材62の上面に載置される。
このとき、デッキプレート固定金具6aに対して角材62から引き離すような水平方向の力が加わったとしても、長尺部材7の直立部7aが角材62の側面に係止するため、デッキプレート固定金具6aが移動して長尺部材7の一端が角材62の上面から外れてしまうことはない。
すなわち、長尺部材7の直立部7aが角材62の側面に係止することにより、角材62から水平に離れる方向に対するデッキプレート固定金具6aの移動が制限されるため、作業者はH型鋼66,66に設置された角材62,62の間にデッキプレート1aを架け渡す作業を安全に行うことができる。
なお、角材62の上面に載置された長尺部材7の一端は、釘孔7c(図1(c)参照)を利用して角材62に対して釘止めされる。その後、図3(b)及び図3(c)に示すように、複数のデッキプレート固定金具6aの長尺部材7の上面に平板13が跨設される。
このように、デッキプレート固定金具6aを用いることによれば、H型鋼66,66に設置された角材62,62の間にデッキプレート1aを架け渡す際に、角材62の上面に角パイプ3を直に載置する必要がない。したがって、角パイプ3の断面が、高さ方向(平板2に直交する方向)の長さよりも幅方向(平板2に平行な方向)の長さが短いような縦長の形状をなしている場合でも、角材62の上面に角パイプ3が直に載置される場合とは異なり、角材62の上面に載置された角パイプ3の端部がその長手方向に直交する鉛直平面内で揺動するという事態が起こり難く、デッキプレート1aの設置状態が安定するため、作業者はデッキプレート1aを設置する作業を安全に行うことができる。
また、デッキプレート固定金具6aを用いる場合には、デッキプレート1aを構成する角パイプ3の端部を扁平状に加工する必要がないため、デッキプレート1aの製造コストが削減されるというメリットがある。
さらに、角パイプ3に挿設されたデッキプレート固定金具6aは、角パイプ3のボルト孔3bに螺入されたボルト4を緩めることにより、角パイプ3の長手方向へスライド可能な状態となる。すなわち、角パイプ3の両端にデッキプレート固定金具6a,6aがそれぞれ挿設されたデッキプレート1aは、ボルト4を緩めてデッキプレート固定金具6a,6aを角パイプ3の長手方向へスライドさせることによって、全体の長さを容易に変更可能な構造となっている。
したがって、H型鋼66,66に設置された角材62,62の間に架け渡されるデッキプレート1aに対してデッキプレート固定金具6a,6aを用いることによれば、コンクリートスラブの形成後に、デッキプレート固定金具6a,6aをスライドさせて、デッキプレート固定金具6a,6aのうち角パイプ3から突出した部分をデッキプレート1aに加えた全体の長さを短くすることで、上述のコンクリートスラブの中からのデッキプレート1aの取り出しが容易となる。さらに、上記構造であれば、全体の長さが調節可能であるため、回収後の利用範囲が広い。したがって、デッキプレート固定金具6aを用いたデッキプレート1aは、再利用に適している。
なお、本実施例のデッキプレート固定金具6aでは、長尺部材7の上面に平板13が設置される構造となっているが、本発明のデッキプレート固定金具は、このような構造に限定されるものではない。例えば、複数のデッキプレート固定金具6aの長尺部材7において、下面7bに補強部材8aが設けられていない箇所の上面が溶接や接着あるいはリベットやビスによって平板13の下面に固定された構造とすることもできる。
ここで、デッキプレート固定金具6aの変形例について図4及び図5を用いて説明する。
図4(a)及び図4(b)はそれぞれデッキプレート固定金具6aの第2の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図であり、図4(c)及び図4(d)はそれぞれデッキプレート固定金具6aの第3の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図である。また、図5(a)及び図5(b)はそれぞれデッキプレート固定金具6aの第4の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図であり、図5(c)及び図5(d)はそれぞれデッキプレート固定金具6aの第5の変形例とその補強部材の外観を示した斜視図である。
なお、図1及び図2に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、デッキプレート固定金具6cは、デッキプレート固定金具6aの補強部材8aにおいて、立設板9と筋交い板12a,12bの代わりに、複数回折り曲げられるようにして立設部14a,15aと筋交い部14b,15bが交互に形成された金属製の帯板14,15を有する補強部材8bを備えたことを特徴とする。
帯板14,15は、いずれも幅が長尺部材7及び長尺板10の幅の半分であり、長尺部材7の長手方向に沿うように並列に配置されるとともに、立設部14a,15aが長尺部材7と長尺板10に対して垂直になるように、立設部14a,15aの両端が長尺部材7の下面7bと長尺板10の上面10aにそれぞれ接合されている。また、帯板14,15は、筋交い部14b,15bが側面視X字状をなすように配置されており、帯板14の一端は連結板11の上面11aに接合されている。
このような構造のデッキプレート固定金具6cにおいては、帯板14,15の立設部14a,15aが長尺部材7や長尺板10に垂直な方向について補強部材8bの圧縮強度を高めるように作用するとともに、それ以外の方向については、筋交い部14b,15bが補強部材8bの圧縮強度を高めるように作用する。また、連結板11によって、長尺部材7において補強部材8bが設けられていない部分の曲げ強度が高められるという作用を有する。したがって、デッキプレート固定金具6cでは、デッキプレート1aの設置に用いた場合に、角材62の上面に載置される部分の長尺部材7や補強部材8bが破損し難い。
さらに、帯板14,15が長尺部材7や長尺板10に接合される箇所は、デッキプレート固定金具6aにおいて立設板9と筋交い板12a,12bが長尺部材7や長尺板10に接合される箇所に比べて少ないため、デッキプレート固定金具6cは、デッキプレート固定金具6aよりも安価に製造することが可能である。
図4(c)及び図4(d)に示すように、デッキプレート固定金具6dは、デッキプレート固定金具6aにおいて、補強部材8aの代わりに、立設板9と長尺板10と連結板11とプラスチック製の角柱体16aからなる補強部材8cを備えたことを特徴とする。
すなわち、補強部材8cは、補強部材8aにおける筋交い板12a,12bと4枚の立設板9の代わりに長尺部材7の下面7bに設置された角柱体16aに対して、長手方向の両端に立設板9と連結板11が設置されるとともに、下面に長尺板10が設置された構造となっている。なお、角柱体16aは、図示しないビスや釘等によって長尺部材7に固定されている。
このような構造のデッキプレート固定金具6dにおいては、デッキプレート固定金具6aのように筋交い板12a,12bを長尺部材7と長尺板10に接合する作業を行う必要がない。また、補強部材8cを構成する部材の材料コストが安く、かつ、その部材の点数も少ない。したがって、製造コストが削減される。
さらに、デッキプレート固定金具6dでは、補強部材8cにおいて長尺部材7の長手方向の一端に近い側にあり、かつ、下面7bに直交する方向へ長尺部材7から最も離れている箇所(すなわち、直立部7aに近い側の長尺板10の端部)と、長尺部材7bにおいて補強部材8cが設けられていない部分の下面7bを連結する連結板11及びこの連結板11に接している側の角柱体16aの端部によって、長尺部材7において補強部材8cが設けられていない部分の曲げ強度が高められるという作用を有する。したがって、デッキプレート固定金具6dでは、デッキプレート1aの設置に用いた場合に、角材62の上面に載置される部分の長尺部材7や補強部材8cが破損し難い。
なお、補強部材8cを角柱体16aのみからなる構造とすることもできる。この場合、図4(c)に示した構造のデッキプレート固定金具6cに比べて、製造コストをさらに安くすることができる。
図5(a)及び図5(b)に示すように、デッキプレート固定金具6eは、デッキプレート固定金具6dにおいて、補強部材8cにおける角柱体16aの代わりに、長尺部材7よりも幅が狭い金属製の補強板17を備えたことを特徴とする。
すなわち、デッキプレート固定金具6eの補強部材8dは、側面視台形をなし、長尺部材7の幅方向の中央において下面7bに接合された補強板17に対して、長手方向の両端に立設板9と連結板11が設置されるとともに、下面に長尺板10が設置された構造となっている。
このような構造のデッキプレート固定金具6eにおいては、長尺部材7や長尺板10に垂直な方向やそれ以外の方向について、補強板17が補強部材8aの圧縮強度を高めるように作用する。また、デッキプレート固定金具6eでは、補強部材8dにおいて長尺部材7の長手方向の一端に近い側にあり、かつ、下面7bに直交する方向へ長尺部材7から最も離れている箇所(すなわち、直立部7aに近い側の長尺板10の端部)と、長尺部材7bにおいて補強部材8aが設けられていない部分の下面7bを連結する連結板11及びこの連結板11に接している側の補強板17の端部によって、長尺部材7において補強部材8aが設けられていない部分の曲げ強度が高められるという作用を有する。したがって、デッキプレート固定金具6eでは、デッキプレート1aの設置に用いた場合に、角材62の上面に載置される部分の長尺部材7や補強部材8dが破損し難い。
また、デッキプレート固定金具6eでは、デッキプレート固定金具6aのように筋交い板12a,12bを長尺部材7と長尺板10に接合する作業を行う必要がないため、製造コストの削減を図ることができる。
図5(c)及び図5(d)に示すように、デッキプレート固定金具6fは、デッキプレート固定金具6dにおいて、補強部材8cの代わりに、木製の角柱体16bからなる補強部材8eを備えたことを特徴とする。
すなわち、補強部材8eは、角柱体16bが図示しないビスや釘等によって長尺部材7の下面7bに固定された構造となっている。
このような構造のデッキプレート固定金具6fにおいては、長尺部材7や長尺板10に垂直な方向やそれ以外の方向に対する圧縮強度が角柱体16bによって高められるという作用を有する。また、長尺部材7の直立部7aに近い側の角柱体16bの端部によって、長尺部材7において補強部材8eが設けられていない部分の曲げ強度が高められるという作用を有する。したがって、デッキプレート固定金具6fでは、デッキプレート1aの設置に用いた場合に、角材62の上面に載置される部分の長尺部材7や補強部材8eが破損し難い。
さらに、デッキプレート固定金具6fでは、デッキプレート固定金具6aのように筋交い板12a,12bを長尺部材7と長尺板10に接合する作業を行う必要がなく、また、補強部材8cを構成する部材の材料コストが安く、かつ、その部材の点数も少ないことから、製造コストが削減される。
図6(a)は本発明の実施の形態に係る実施例2のデッキプレート固定金具6gの外観を示した斜視図であり、図6(b)は2つのデッキプレート固定金具6g,6gが両端にそれぞれ取り付けられた実施例1のデッキプレート1aが2つのH型鋼66,66の間に架け渡された状態を示した図であり、図6(c)は図6(b)において一方のH型鋼66の上部を拡大して示した図である。
なお、図6(b)及び図6(c)では、図が煩雑になるのを避けるために、デッキプレート固定金具6gの長尺部材7の上面に設置する平板13の図示を省略している。また、図1乃至図3と図8乃至図12に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6(a)に示すように、デッキプレート固定金具6gは、実施例1のデッキプレート固定金具6aにおいて、下面7bに補強部材8aが設けられていない部分の長尺部材7が所望の角度だけ下方へ曲折されていることを特徴とする。
このような構造のデッキプレート固定金具6g,6gの一部が角パイプ3の両端にそれぞれ内挿されたデッキプレート1aにおいては、図6(b)及び図6(c)に示すように、2つのH型鋼66,66にデッキ受け治具67,67によって設置された角材62,62の上面に長尺部材7,7をそれぞれ載置すると、デッキプレート1aが長尺部材7,7によって持ち上げられた状態となり、キャンバー(むくり)が形成される。
このとき、キャンバーの量は、長尺部材7の端部が折り曲げられた角度に応じて異なる。すなわち、デッキプレート固定金具6gでは、長尺部材7の端部が折り曲げられる角度を変えることにより、デッキプレート1aに取り付けた際に形成されるキャンバーの量を調節することが可能となっている。
また、ボルト4は、その先端部によってデッキプレート固定金具6gの下面を押圧することで、平板2の上面2aに打設されたコンクリートの重量により、キャンバーが解消されてしまう方向へデッキプレート固定金具6g,6gが移動してしまうことを防ぐという機能を有している。
このように、デッキプレート1aでは、両端に取り付けられたデッキプレート固定金具6g,6gが移動してキャンバーが勝手に解消されてしまうおそれがないため、作業時の安全性に優れている。そして、コンクリートスラブの形成時に支保工を設ける必要がない。これにより、コンクリートスラブの施工に要するコストが削減される。また、デッキプレート1aは、両端にデッキプレート固定金具6g,6gを取り付けることで、全体の長さが可変になる。これにより、形成されたコンクリートスラブから容易に回収することが可能となる。
図7(a)は実施例1のデッキプレート1aとは異なる構造のデッキプレート1bの外観を示した正面図であり、図7(b)は実施例1の2つのデッキプレート固定金具6a,6aが両端にそれぞれ取り付けられたデッキプレート1bが2つのH型鋼66,66の間に架け渡された状態を示した図であり、図7(c)は図7(b)において一方のH型鋼66の上部を拡大して示した図である。
なお、図1乃至図3と図8乃至図12に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7(a)に示すように、デッキプレート1bは、実施例1のデッキプレート1aにおいて、長手方向の中央部分が平板2の側に凸となるように、平板2と角パイプ3が湾曲した状態に形成されていることを特徴とする。
このような構造のデッキプレート1bにおいては図7(b)及び図7(c)に示すように、両端にデッキプレート固定金具6a,6aの一部をそれぞれ内挿した状態で、2つのH型鋼66,66にデッキ受け治具67,67によって設置された角材62,62の上面に長尺部材7,7をそれぞれ載置すると、長手方向の中央部にキャンバー(むくり)が形成される。このとき、ボルト4は、平板2の上面2a(図7(a)参照)にコンクリートが打設された際にデッキプレート固定金具6a,6aが勝手に移動して、キャンバーが解消されてしまうことがないように、その先端部によってデッキプレート固定金具6a,6aの下面を押圧することで、それらの移動を制限するという作用を有する。
以上説明したように、デッキプレート1bは、両端にデッキプレート固定金具6a,6aが取り付けられることで、全長が可変な構造となる。これにより、形成されたコンクリートスラブからの回収が容易になる。また、デッキプレート1bでは、2つのH型鋼66,66の間に架け渡された場合にキャンバーが形成されるため、コンクリートスラブの施工時に、長手方向の中央部分を支持するための支保工を設置する必要がない。したがって、コンクリートスラブの施工費用が削減される。
本発明は、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートを構造材料とする構築物において多層建築物の床や天井等にコンクリートスラブを施工する際に適用可能である。
1a,1b…デッキプレート 2…平板 2a…上面 2b…下面 3…角パイプ 3a…下面 3b…ボルト孔 4…ボルト 5…台座 5a…ボルト孔 6a〜6g…デッキプレート固定金具 7…長尺部材 7a…直立部 7b…下面 7c…釘孔 8a〜8e…補強部材 9…立設板 10…長尺板 10a…上面 10b…下面 11…連結板 11a…上面 12a,12b…筋交い板 13…平板 14…帯板 14a…立設部 14b…筋交い部 15…帯板 15a…立設部 15b…筋交い部 16a,16b…角柱体 17…補強板 51…デッキプレート 52,53…型枠部材 54,55…平板 54a,55a…上面 54b,55b…下面 56,57…角パイプ 56a,57a…開口端 56b,57b…扁平端 56c,57c…上面 58…長尺部材 59…スラブ 60…支保工 61…梁型枠 62…角材 63…枕木 64…梁 65…スラブ 66…H型鋼 66a…ウェブ 66b…フランジ 67…デッキ受け治具 68…アングル材 68a…平坦部 68b…直立部 68c…取付部 69a…取付用ボルト 69b…ナット 70…補強板 71…傾き調整用ボルト 72a…ボルト穴 72b…長穴 73…デッキプレート 74…角パイプ 74a…上面 75…平板

Claims (7)

  1. コンクリートを打設する際に上面が成型面となる平板と、この平板の下面に固定される複数の角パイプと、を備え、建築物の床や天井等にコンクリートスラブを形成する際に型枠の一部を構成するデッキプレートに用いられるデッキプレート固定金具であって、
    平面視矩形状をなす金属製の長尺部材と、
    この長尺部材の長手方向の一端から所望の間隔をあけて、第1の面に設けられる補強部材と、を備え、
    この補強部材は、前記長尺部材の長手方向の他端側から前記角パイプの内部へ少なくとも一部が前記長尺部材とともに挿設可能に形成されていることを特徴とするデッキプレート固定金具。
  2. 前記長尺部材は、前記第1の面側へ前記一端が直角に折り曲げられるようにして直立部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のデッキプレート固定金具。
  3. 前記長尺部材は、前記補強部材が設けられていない部分が所望の角度だけ前記第1の面側へ折り曲げられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデッキプレート固定金具。
  4. 前記補強部材は、前記長尺部材の長手方向の前記一端に近い側の端部において前記第1の面に直交する方向へ前記長尺部材から最も離れている箇所と、前記補強部材が設けられていない部分の前記第1の面とを連結する連結板を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のデッキプレート固定金具。
  5. 前記補強部材は、プラスチック製又は木製の角柱体からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のデッキプレート固定金具。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のデッキプレート固定金具が両端にそれぞれ挿設される前記角パイプと、
    この角パイプが下面に固定される前記平板と、を備え、
    前記角パイプの下面に形成されたボルト孔と、
    前記角パイプの内部へ先端部を突出可能に前記ボルト孔に螺入されるボルトと、を備えていることを特徴とするデッキプレート。
  7. 前記角パイプと前記平板は、長手方向の中央部分が前記平板の側へ凸となるように、湾曲した状態に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のデッキプレート。

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