JPH04140347A

JPH04140347A - 建築用下地材およびその製造方法

Info

Publication number: JPH04140347A
Application number: JP26052090A
Authority: JP
Inventors: Gantan Funaki; 元旦舩木
Original assignee: Gantan Beauty Industry Co Ltd
Current assignee: Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority date: 1990-10-01
Filing date: 1990-10-01
Publication date: 1992-05-14
Anticipated expiration: 2010-01-18
Also published as: JPH073097B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、建築物の屋根やコンクリート床をｖＩＩ築す
る場合の捨で望枠などとして用いられる下地材およびそ
の製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの畔の下地材としては、コンクリ−１床の基礎
面を構成する金属板製のデツキプレートというものがよ
く知られている。

これは、第１１図、第１２図に示したように鋼板などの
金属板を曲げ加工して表面が乎坦な面板部（１）の裏面
の幅方向複数箇所に長手方向に沿う補強部（２）（下リ
ブ）を二等辺三角形状の閉断面状に形成しである。この
デツキプレートは、両端部には補強部（２）の一部をプ
レス加工により押し潰すことにより偏平部（３）が形成
されるとともに、両側部には隣接する他のデツキプレー
トを連接するための係合部（４）、（５）が形成されて
いる。

このような構成のデツキプレートは、第１３図に例示し
たように、両端部に形成した偏平部（３）をＨ型鋼等か
らなる梁部材（６）上に支持固定し、面板部（１）上に
鉄筋（７）を配したうえでコンクリート（８）を打設す
ることによりコンクリート床などを構築するために用い
られる。

二のようにして構築されたコンクリート床は、デツキプ
レートによって床面としての剛性が確保されるのでそれ
だけコンクリート層の厚みが小さくて済み、従って建築
物のコスト低減と軽量化に貢献する。

〔発明か解決しようとする課題〕

ところで、このような従来のデツキプレートでは、閉断
面状の補強部（２）の端部側面を内側に折り込むように
して押し潰すことにより偏平部（３）を形成するように
しているので、内側への折り込み部分により偏平部（３
つの表面に凹凸が生じたり、面板部（１）に対する平滑
度が悪いという問題点があった。

このような間Ｍ魚があると、コンクリート床の施工にあ
たってデツキプレートを梁部材（６）上に載置した状態
で浮き上がりや暴れを起こすのでコンクリート床として
の強度に悪影響を及ぼしたり、あるいは梁部材（６）と
の開の隙間からコンクリートの一部が流出して裏面側に
回！）こんだりするという不具合が生じる。

また、プレス加工により形成するので、偏平部に３）に
応力歪みが残ること、応力歪による鋼板ｌツキ層の謂れ
や後処理におけるプレス部保護層の形成不良に原因して
発錆しやすい二とから美観の点でも問題があり、このた
め裏面側から天井を形成しない限り見映えの悪いものに
なってしまうという不具合もあった。

本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたも
ので、偏平部における平面度が高く、かつ美観を損なわ
ないデツキプレート等の下地材を提供することを目的と
している。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明では、面板裏面の幅方
向複数箇所に長手方向に沿って閉断面形状の補強部を形
成した建築用下地材において、前記補強部の両端に面板
端部よりも内側に位置するように開放部を設ける。即ち
、本発明では補強部の端部を押し潰すことなく、開放し
たままとする。一方、本発明ではこの開放部を閉本する
蓋部とこの蓋部の一縁部から面板ｉ部方向に延びるフラ
ンジ部とを備えた蓋部材を設ける。この１部材は、その
各部を前記開放部に被着し、かつそのフランジ部を面板
端部の裏面に重合した状態で溶接等により面板ないし補
強部に固着する。

〔作　　用〕

本発明は補強部の端部を押し潰すことなく、その開放端
に蓋部材を被着して補強部両端を閉塞するようにしたの
で応力歪による表面処理の損傷が無く、従って耐久性に
優れるとともに良好な美観が得られる。

また、蓋部材に備えたフランジ部を面板部の端部裏面側
に重合して溶接等により一体化した構成であるので、面
板部の両端部裏面を平滑に形成することができ、従って
施工時の浮き上がりに原因するコンクリートの漏洩や床
面強度の低下が確実に防止される。

〔寅　　施　　例〕以下、本発明の実施例につき図面に基ブ・、・て説明す
る。

第１図ないし第５図は本発明の第１の実施例による下地
材を示す。第１図〜第３図において、（１１）は面板、
（１２）は丁リブとなる補強部である。

面板（１１）は、板厚が０．８〜１．２ｍｆｆ１程度の
鋼板を曲げ加工して形成された長方形状のもので、裏面
の幅方向複数箇所に概略板厚相当の深さを有する凹形状
の取付部（１３）が等間隔で形成されている。これらの
取付部（１３）は面板（１１）の艮手力向に沿ってその
全長にわたって形成さ几ている。面板（１１）の左右方
向の両側端部には、それぞれ裏面側および表面側の幅方
向内方に折り返された係合部（１ｔ）および（１５）が
形成されている。

補強部（１２）は、上記面板（］１）と同程度の板厚の
鋼板を曲げ加工して形成されており、底板部（１６）の
両側縁から表面側に向かって両側板部（１７）が直角に
曲げられ、さらに両側板部（１７）の表面側縁部から周
外側方向にフランジ部（１８）が直角に曲げ加工されて
いる。両フランジ部（１８）開の外側幅は上記面板取付
部（１３）の内側幅に略等しい。補強部（１２）の府後
の端部は直角に切断された開放部（１９）となっている
。補強部（１２）の長さは、取付部（１３）に取り付け
た状態で面板（１３）の萌後両端部よりも開放部（］９
）がやや内方に位置するように、面板（１１）よりも短
く設定されている。また、このように面板（１１）に取
り付けられた状態で補強部（１２）は矩形閉断面の下リ
ブを構成する。なお、補強部（１２）はそのフランジ′
部（１８）を取付部（１３）に載置した状態でスポット
溶接等により面板（１１）に固着される。

第４図および第５図は上記補強部（１２）の開放部（１
９）を閉塞する蓋部材（２０）の詳細を示したもので、
蓋部材（２０）は図示したように開放部（１９）の開口
断面形状に対応した蓋部（２１）とその表面側縁部から
直角方向に折曲形成された７う７７部（２２）とからな
っている。前記蓋部（：Ｉ）の両側縁部および底辺部か
らは後方に向かって側面縁部（２３）およブ底面縁ｉ％
（２４）がブレ入加工により折曲形成されている。Ｍ部
（２１）の端面中央部には剛性を高めるためにプレス加
工時に四部（２５）が同時形成されている。

前記底面縁部（２４）の背面側端部には爪部（２６）が
内側向きに折曲加工されており、この爪部（２６）と対
応するように補強部（１２）には底板部（１６）の端部
近傍に前記爪部（２６）と係合する係合孔（２７）が設
けられている（第２図参照）。

上記爪部（２６）を係合孔（２７）に係合させた状態で
蓋部材（２０）を補強部（１２）の開放部（１９）に被
せると、蓋部材（２０）の側面縁部（２３）と底面縁部
（２４）とがそれぞれ補強部（１２）の両側板部（１７
）と底板部（１６）とに外側から密着して、開放１（１
９）をしっかりと閉鎖する。この状！！！で蓋部材（２
０）の萌方に延びるフランジ部（２２）が開放部（１９
）よりも端部側の取付部（１３）に着座して面板（１１
）の周囲部分と同一面を形成する。

基部材（２０）の７う７７部（２２）は面板（１１）の
取（１部（１３）に灯してスポット溶接あるいは接着等
の固定手段で固定する。補強部（１２）と蓋部材（２０
）を面板（１１）に固定する順序は任意であり、まず補
強部（１２）を面板（１１）に取り付けたのちに蓋部材
（２０）を取り付けるか、あるいは補強部（１２）に蓋
部材（２０）を取り付けて一体化したものを面板（１１
）に取り付ける。なお、本実施例のように蓋部材（２０
）に爪部（２６）を設けて補強部（１２）の係合孔（２
７）との係合を図るようにした場合には、補強部（１２
）に対して蓋部材（２０）を確叉に位置決めできるので
後・者の順序により取り付けを行う際の作業性が良好と
なる。なお、爪部（２６）および係合孔（２７）は必ず
しも設けなくともよいが、その場合は強度・剛性を確保
する意味で、蓋部材（２０）と補強部（１２）とを互い
の嵌合部分にて溶接するのが望ましい。

第７図〜第１０図に本発明の下地材の池の実施例を示す
。なお、第１図〜第６図との対塔部分には互いに同一の
符号を付して示しである。

上記＃！１の実施例に示した補強部（１２）はその開放
部（１９）を７ランシ′部（ＩＳ）による取付面に対し
て鉛直な方向に切断しであるのに灯して、第７図と第８
図に示したものは、開放部（１９）を表面側から底面側
へと向かって内側に傾斜した態様に形成しである。この
場合、蓋部材（２ｏ）の蓋部（２１）も当然に前記傾斜
に対応して傾斜した形状に加工されている。このような
構成によると、蓋部材（２０）を補強部（１２）の開放
部（１９）に被せる際に、補強部（１２）の底面方向か
ら面板（１２）へと向かって単に押し下げれば良いので
その作業性が改善される。また、蓋部（２１）が斜め下
方に面しているため、その四部（２５）等に商標や飾り
加工を施すことにより美観を向上させることもできる。

なお、二の実施例の面板（１１）には互いに隣接する取
付部（］３）の間の領域に取付部（ＩＳ）と直ズする方
向に多数のリブ（２８）をプレス加工してその剛性を高
めである。

第９図と第１０図に示した実殖例は、補強部（１２）の
フランジ部（１幻の部分のみを、面板（１１）と同一の
長さにまで延設し、Ｍ部材（２０）のフランジ部（２２
）は府記両７ランン′部（１８）め延長部分の開に嵌合
するようにしたものである。このようにすると補強％（
１２）のフランジ部（ＩＳ）が面板（１１）と同一長さ
であるので、補強部（１２）を面板（１１）に取り付け
る際の位置決めが容易になる。

次に、上述したような構成を有する下地材（デツキプレ
ート）を使用してコンクリート床を構築する方法につき
説明すると、まず下地材は面板（１１）に補強部（１２
）および蓋部材（２０）を取り付けた状態で施工現場に
搬入し、現場では左右に隣接するものどうしを係合部（
１４）。

（１５）を介して必要なだけ連接する。次に、面板（１
１）の両端部つまり蓋部材（２０）のフランジ部（２２
）と同一面となっている裏面側の端部を建物の梁部材上
に載置したうえで面板（１１）上に鉄筋を配設し、面板
（１１）の両ｌａ部を適宜の手段テシールして面板（１
１）の上にコンクリートを流し込み鉄筋と一本化するの
である。なお、下地材は捨て型枠としてコンクリート硬
化後も建物に残される。

なお、上記実施例においては蓋部材（２０）のフランジ
部（２２）と重合する部分について面板（］１）に凹形
状の取付部（１３）を形成することにより当該フランジ
部（２２）と面板（１１）の裏面部分とが同一面を形成
するようにしたが、フランジ部（２２）の肉厚が薄い場
合には取付部（１３）を設けなくとも必要な平面度を１
Ｍ保することができる。また、本発明の下地材はコンク
リート床を構成するためのデツキプレートとしてのみな
らず、コンクリート屋根の構築にも適用することができ
る。

〔発明の効果〕

以上説明してきた通り、本発明によれば、面板裏面側に
て下リブを構成する補強部の端部を開放端とし、二の開
放端に蓋部材を被着して補強部両端を閉塞するようにし
たので、プレス加工による場合のような応力歪の発生や
表面処理の損傷が無く、従って錆の発生を防止して浸れ
た耐久性が得られる。また、補強部の見映えが良いため
、下地材裏面側における天井材の敷設を省略でき、これ
により天井裏空間を排して室内スペースを拡大できると
ともに材料費の節減が可能となる。

また、本発明は蓋部材に備えた７ラン７′部を面坂部の
端部裏面１１１１！二重今して溶接等により一体化した
構成であるので、面坂部の両端部裏面の平面度を高める
ことができ、従って下地材上にコンクリート床を施工す
る際の下地材の浮き上がりが無く、このため下地材端部
から裏面側へのコンクリートの漏洩を確実に防止できる
とともに、コンクリート層の厚さの不整に原因する床面
強度の低下を確実に防止することができる。

さらに、蓋部材に設けた爪部を補強部の保合孔に係合し
た構成とすることにより、下地村製造時の溶接の際の相
互の位置決めが容易になり、作業性が向上するという利
、αが生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の下地材を裏面側から見
た要部外観斜視図、＄２図は同じく要部側面断面図、第
３図は第２図のＡ−Ａ断面図である。第４図は前記実施
例にかかる蓋部材の外観斜視図、第５図は同じて背面側
から見た外観斜視図である。第６図は本発明の第２の実
施例の下地材を裏面側から見た要部外観斜視図、ｖＪ７
図はその補強部と蓋部とを分離した状！Ａでの外観斜視
図である。第８図は本発明の第３の実施例の下地材を裏
面側から見た要部外観斜視図、第９図は同じく要部側面
断面図、第１０図は第１０図の、へ矢視図である。第１
１図と第１２図は従来例の外観斜視図と横断面図、第１
３図はその適用構造例の側面図である。（１１）・面板部、（１３）・・・取付部、（１６）・・底板部、（１８）・・フランジ部、（２０）・・・蓋部材、（２２）・・・フランジ部、（２４）・・・底面縁部、（２７）・・・係合孔。（１２）・・・補強部、（１４）、＜１５）・・・係合部（１７）・・・両側板部、（１９）・・・開放部（２１）・・・蓋部、（２３）・・・側面縁部、（２６）・・・爪部、特許出願人元旦ビューティ工業株式会社第１Ｑ図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）面板裏面の幅方向複数箇所に長手方向に沿って閉
断面形状の補強部を形成した建築用下地材において、前
記補強部の両端に面板端部よりも内側に位置するように
開放部を設けるとともに、この開放部を閉塞する蓋部と
この蓋部の一縁部から面板端部方向に延びるフランジ部
とを備えた蓋部材を設け、この蓋部材の蓋部を前記開放
部に被着した状態で前記フランジ部を面板端部裏面に重
合してなることを特徴とする建築用下地材。
（２）面板は、少なくとも蓋部材のフランジ部が重合す
る部分について該フランジ部が嵌合する凹形状の取付部
が形成されていることを特徴とする請求項（１）に記載
の建築用下地材。
（３）補強部にはその開放部の近傍に位置して係合孔を
設けるとともに、蓋部材には開放部に被着した状態にて
前記係合孔に係合する爪部を蓋部の一部から突設したこ
とを特徴とする請求項（１）に記載の建築用下地材。
（４）面板裏面の幅方向複数箇所に長手方向に沿って閉
断面形状の補強部を形成した建築用下地材において、前
記補強部の両端に面板端部よりも内側に位置するように
開放部を設けるとともに、この開放部を閉塞する蓋部と
この蓋部の一縁部から面板端部方向に延びるフランジ部
とを備えた蓋部材を設け、この蓋部材の蓋部を前記開放
部に被着し、かつ前記フランジ部を面板端部裏面に重合
した状態で面板と蓋部材とを溶接することを特徴とする
建築用下地材の製造方法。