JP2764785B2 - 型枠用連結具 - Google Patents
型枠用連結具Info
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Description
る際に用いる型枠を相互に連結する型枠用連結具に関す
る。
一般的には、配筋を終えた部位から型枠を順次建て込
み、その中にコンクリートを充填していくが、型枠の設
計あるいは組立に欠陥があると、型枠がコンクリート打
ち込み時に崩壊する等、思いがけない大事故に結びつく
おそれがある。
コンクリート施工時の荷重、コンクリートの側圧等を十
分に考慮する必要があり、特に、打設高さが大きい場合
には、コンクリートの側圧に見合うだけの強度をもった
型枠を選ぶと同時に、これら型枠同士も所定の強度で連
結しなければならない。
コンクリート側圧が大きい場合に適したものであり、こ
の一例を図4に示す。
コンクリートと接触する堰板2とこれを補強するリブ3
とからなっており、図5に示す連結具11を用いて型枠
1を相互に連結できるようになっている。
る2つの脚12、13を所定の渡り14でつないで全体
をほぼU字状に形成するとともに、脚12の端をほぼ直
角に内方に折り曲げて回動軸15としてある。
うに、まず、2つの型枠1を隣接させてリブ3同士を当
接させ、次いで、回動軸15を型枠1のリブ3に設けた
孔16に嵌め込んで、連結具11を2つのリブ3に跨が
せ、矢印の方向にハンマーで打ち込む。
して回動し、2つのリブ3が連結具11のU字状の隙間
に強制的に挟まれて強く圧着され、2つの型枠1はしっ
かりと連結される。
た後、所定のコンクリート打設位置に建て込む。
を用いて向かい合う型枠1間の距離を保持するととも
に、角パイプ等を型枠1の外側に取り付けてコンクリー
ト打設時の側圧に備える。
養生した後、連結具11をリブ3から取り外して型枠1
を解体する。
をリブに完全に打ち込んでしまうと、解体時の取外し作
業が困難になる、すなわち、リブや堰板が邪魔になって
ハンマーを十分に振ることができず、あるいは誤ってリ
ブ等を叩いてしまうため、連結具を取り付ける際に、取
外し時の作業性を考慮して、連結具を完全に打ち込まず
にリブから少し浮かせた状態で作業をやめてしまう場合
があった。
の低下を招き、最悪の場合にはコンクリート打設時に型
枠が崩壊する原因となる。
てしまい、型枠の転用を十分に行うことができなくなる
という問題もあった。
たもので、取り外しの作業性を向上させて型枠の連結強
度を高めることができる型枠用連結具を提供することを
目的とする。
め、本発明の型枠用連結具は請求項1に記載したよう
に、隣接する型枠を相互に連結する型枠用連結具におい
て、ほぼ平行かつ対向位置にある2つの脚を所定の渡り
でつないで全体をほぼU字状に形成するとともに、前記
脚の端をほぼ直角に内方に折り曲げて回動軸とし、さら
に、ハンマーで叩くための着脱用突起を所定の位置に設
けたものである。
用突起を前記渡りの近傍に設けたものである。
用突起の取付け角度を、前記型枠のリブに打ち込まれた
状態にて該リブとほぼ垂直になるように調整したもので
ある。
型枠を連結するには、まず、2つの型枠を隣接させてリ
ブ同士を当接させる。次いで、型枠用連結具の回動軸を
型枠のリブに設けた孔に嵌め込んだ状態で型枠用連結具
を2つのリブに跨がせる。
をハンマーで叩いてリブに打ち込み、隣接する型枠同士
をしっかりと連結する。
り外すには、上述した逆の手順、すなわち、着脱用突起
を逆方向からハンマーで叩き、型枠用連結具をリブから
取り外す。
外しの際にハンマーで叩く箇所は、従来のように連結具
本体ではなく、これから突出した位置にある着脱用突起
であるため、誤ってリブを叩いたりすることなく、正確
かつ容易に型枠用連結具の取付けおよび取り外しを行う
ことができる。
と、着脱用突起の位置すなわちハンマーで叩く位置は、
型枠から最も遠い位置となり、打込作業はさらに容易に
なる。また、着脱用突起の取付け角度を、型枠のリブに
打ち込まれた状態にて該リブとほぼ垂直になるように調
整しておくと、型枠用連結具の取り外し時の作業性が高
くなる。
用連結具によるリブの締め付けがより確実になり、型枠
同士をしっかりと連結することができる。
て、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実
質的に同一の部品等については同一の符号を付してその
説明を省略する。
視図で示したものである。
結具21は、ほぼ平行かつ対向位置にある2つの脚1
2、13を渡り14でつないで全体をほぼU字状に形成
してある。
強制的に圧入されてその隙間が拡がったときに所定の復
元力がリブ3を締め付ける力として作用するように、リ
ブ3の厚みの2倍よりも若干小さな値としておくのがよ
い。
て回動軸15としてあり、回動軸15を型枠1に設けた
所定の孔に嵌合したとき、回動軸15を中心として型枠
用連結具21が回動自在になるようにしてある。
渡り14の近傍に着脱用突起26を設けてある。同図で
わかるように、着脱用突起26の両側は、ハンマーで叩
くようになっている。
に打ち込んだ状態で示した側面図である。
型枠用連結具21がリブ3に完全に打ち込まれたときに
リブ3とほぼ垂直になるようにその取付け角度を調整し
ておくのがよい。
までの距離をD、渡り14および回動軸15までの内側
距離をLで表したとき、着脱用突起26の取付け角度α
(渡り14および回動軸15を含む平面に対する角度)
を、 cos α = D/L としておくのが好ましい。
び脚13によるリブ3の締め付けをより確実なものにす
るため、脚12の中間部分を所定の角度βで折り曲げて
ある。
する2つの型枠1を連結するには、まず、2つの型枠1
を隣接させてリブ同士3を当接させ、次いで、回動軸1
5を型枠1のリブ3に設けた孔16に嵌め込んで、型枠
用連結具21を2つのリブ3に跨がせる。
型枠用連結具21をリブ3に打ち込み、隣接する型枠1
同士をしっかりと連結する。
に打ち込んだ状態で示した斜視図である。
のリブ3から取り外すには、上述した逆の手順、すなわ
ち、着脱用突起26を逆方向からハンマーで叩き、型枠
用連結具21をリブ3から取り外す。
取り外しの際にハンマーで叩く箇所は、従来のように連
結具本体ではなく、これから突出した位置にある着脱用
突起26である。
となく、正確かつ容易に型枠用連結具21の取付けおよ
び取り外しを行うことができる。
来は、型枠用連結具の取り外しの作業性を考慮して、そ
の取付けを十分に行わなかったが、本実施例の型枠用連
結具では、型枠用連結具の取り外しは、着脱用突起をハ
ンマーで逆方向に叩くことによって容易に行うことがで
きるようになったため、型枠用連結具を取り付ける際
に、十分にリブに打ち込むことができる。
性を確保しつつ、型枠の連結強度を飛躍的に高めること
が可能となる。
うおそれもなくなり、型枠の転用回数を増やして経済性
を向上させることができる。
あるので、着脱用突起26は、リブ3から最も遠い場所
に位置することとなり、取付けおよび取外し作業はさら
に容易になる。
けたが、かかる部位に限定されるものではなく、いずれ
かの脚に設けてもよい。
に打ち込んだ状態のときに、着脱用突起がリブとほぼ垂
直になるようにその取付け角度を調整し、かかる構成に
より、取り外し時の作業性を高めるようにしたが、本発
明は、かかる角度に限定されるものではなく、図2の基
準取付位置からいずれかの方向に例えば60゜程度ずれ
てもよい。
具によれば、取付けおよび取り外しの際、従来のように
連結具本体をハンマーで叩くのではなく、該本体から突
出した位置にある着脱用突起を叩くようにしたので、誤
って型枠を叩いたりすることなく、正確かつ容易に型枠
用連結具の取付けおよび取り外しを行うことができる。
特に、型枠用連結具をリブに打込む際、従来は、型枠用
連結具の取り外しの作業性を考慮して、その取付けを十
分に行わなかったが、本実施例の型枠用連結具では、型
枠用連結具の取り外しは、着脱用突起をハンマーで逆方
向に叩くことによって容易に行うことができるようにな
ったため、型枠用連結具を取り付ける際に、十分にリブ
に打ち込むことができる。したがって、型枠用連結具の
取り外し容易性を確保しつつ、型枠の連結強度を飛躍的
に高めることが可能となる。また、誤ってリブを叩いて
変形させてしまうおそれもなくなり、型枠の転用回数を
増やして経済性を向上させることができる。また、請求
項2に係る本発明の型枠用連結具によれば、着脱用突起
がリブから最も遠い場所に位置することとなり、取付け
および取外し作業はさらに容易になるという別の効果も
奏する。また、請求項3に係る本発明の型枠用連結具に
よれば、型枠のリブに完全に打ち込まれた状態において
も取り外し時の作業性が確保されるという別の効果も奏
する。
態で示した側面図。
態で示した斜視図。
示した斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 隣接する型枠を相互に連結する型枠用連
結具において、 ほぼ平行かつ対向位置にある2つの脚を所定の渡りでつ
ないで全体をほぼU字状に形成するとともに、前記脚の
端をほぼ直角に内方に折り曲げて回動軸とし、さらに、
ハンマーで叩くための着脱用突起を所定の位置に設けた
ことを特徴とする型枠用連結具。 - 【請求項2】 前記着脱用突起を前記渡りの近傍に設け
た請求項1記載の型枠用連結具。 - 【請求項3】 前記着脱用突起の取付け角度を、前記型
枠のリブに打ち込まれた状態にて該リブとほぼ垂直にな
るように調整した請求項1若しくは請求項2記載の型枠
用連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6033255A JP2764785B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 型枠用連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6033255A JP2764785B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 型枠用連結具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217204A JPH07217204A (ja) | 1995-08-15 |
JP2764785B2 true JP2764785B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=12381404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6033255A Expired - Lifetime JP2764785B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 型枠用連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764785B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200476684Y1 (ko) * | 2014-04-09 | 2015-03-20 | 박해대 | 콘크리트 거푸집 체결구 |
DK3663484T3 (da) * | 2018-12-04 | 2022-10-03 | Peri Se | System og fremgangsmåde til datatransmission for udførelse af en analyse af belastning på et forskallingselement |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6289455U (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-08 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP6033255A patent/JP2764785B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07217204A (ja) | 1995-08-15 |
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