JP2000192652A - コンクリート壁構築用内側型枠パネル - Google Patents

コンクリート壁構築用内側型枠パネル

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JP2000192652A
JP2000192652A JP10340277A JP34027798A JP2000192652A JP 2000192652 A JP2000192652 A JP 2000192652A JP 10340277 A JP10340277 A JP 10340277A JP 34027798 A JP34027798 A JP 34027798A JP 2000192652 A JP2000192652 A JP 2000192652A
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Masatoshi Sato
征寿 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビルの各階を貫く、角筒型の連続したコンクリ
ート壁を構築する場合に、内側の型枠パネルを、解体す
ることなく繰り返し使用できるようにする。 【解決手段】 コーナー垂直骨格軸体(10)(12)
(14)(16)と、中間垂直骨格軸体(18)(2
0)(22)(24)と、水平連結骨格軸体(26)と
により、型枠パネルの骨格が構成され、水平連結骨格軸
体(26)の各段ごとに桟木(46)を介して型枠板
(44)が固定されている。水平連結骨格軸体(26)
はヒンジ機構(28)(30)を介してコーナー垂直骨
格軸体(10)(12)(14)(16)と、中間垂直
骨格軸体(18)(20)(22)(24)とに連結
し、水平連結骨格軸体(26)の平面輪郭形状は型枠板
(44)とともに縮小方向に変形自在となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビルディングの各階
を貫通して垂直に延びるエレベータ通路などの角筒状の
コンクリート壁を構築するときに用いられる内側型枠パ
ネルに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルディングの各階を貫通して垂直に延
びるエレベータ通路を形成する角筒状のコンクリート壁
を構築する場合、下の階から、内側の型枠パネルと外側
の型枠パネルを組み立て、両パネル間にコンクリートを
打設し、しかる後、両パネルをコンクリート壁から外し
て、上の階に搬送し、そこで、両パネルを再びセパレー
タで結合して、コンクリートを打設する。このようにし
て順次、ビルディングの全階にわたって、エレベータ通
路用のコンクリート壁を構築している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ビルディングの下の階
のコンクリート打設が完了すると、次に上の階のコンク
リート打設のための側枠パネルの組み立て作業に移行す
るのであるが、この場合、四角の角筒型に組み立てた内
側の型枠パネルは、解体することなく、そのまま、上の
階に搬送して使用することができることが望ましい。し
かしながら、コンクリートの打設が完了した内側の型枠
パネルは、コンクリート壁の内壁面に密着しているた
め、コンクリート壁内壁面との間に大きな接触摩擦があ
り、そのままの状態で上の階まで吊り上げることは難し
い。
【0004】又、たとえ、コンクリート壁面との大きな
摩擦に抗して上に吊り上げたとしても、内側型枠パネル
が破損する恐れがある。又ビルディングの各階には、内
側型枠パネルの下端を支持するための梁が設けられてい
るため、この梁が邪魔になって、内側型枠パネルを縮小
変形しなければ上の階まで吊り上げ搬送することができ
ない。しかるに、全体を組み立て状態のまま縮小できる
内側型枠パネルは開発されていない。そのため、従来
は、下の階の内側型枠パネルを一旦解体し、その解体状
態で上の階まで搬送して、再び組み立てていた。そのた
め、内側型枠パネルの解体組み立てに時間がかかり、作
業効率が悪くなるという問題点があった。本発明は上記
問題点を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を達成するた
め、本発明は、ビルディングの各階を貫通して垂直に延
びる角筒状のコンクリート壁を構築するときに用いられ
る内側型枠パネルにおいて、骨格軸体を角筒形に結合し
て骨格を構成し、該骨格の結合部をヒンジ構造として、
前記骨格に型枠板を固定し、前記骨格の平面輪郭形状を
縮小方向に変形自在としたものである。更に、前記骨格
で囲まれた内部空間部に、角錐状に複数の連結体を配置
し、各連結体の収束側を揺動自在に連結し、各連結体の
開放端側を前記骨格に揺動自在に連結し、前記各連結体
の収束側を前記骨格で囲まれた内部空間部の略中央に配
置し、前記収束側を上方に吊り上げる装置を設け、前記
収束側を吊り上げると、前記骨格等の重量によって前記
骨格が縮小方向に変形するようにしたものである。ま
た、上記目的を達成するため、本発明は、ビルディング
の各階を貫通して垂直に延びる角筒状のコンクリート壁
を構築するときに用いられる内側型枠パネルにおいて、
角筒形の各コーナーに配置されたコーナー垂直骨格軸体
(10)(12)(14)(16)と、前記各コーナー
垂直骨格軸体(10)(12)(14)(16)の対向
スペースの中間にこれらに対して平行に配置された中間
垂直骨格軸体(18)(20)(22)(24)と、前
記中間垂直骨格軸体(18)(20)(22)(24)
と前記コーナー垂直骨格軸体(10)(12)(14)
(16)との間に水平に複数段にわたって配置され、各
々の両端が対応する前記中間垂直骨格軸体(18)(2
0)(22)(24)とコーナー垂直骨格軸体(10)
(12)(14)(16)の節部に、水平方向に回転自
在に枢支された水平連結骨格軸体(26)と、前記水平
連結骨格軸体(26)の各段ごとに桟木(46)を介し
て固定配置された型枠板(44)とを備え、前記水平連
結骨格軸体(26)の平面輪郭形状を前記型枠板(4
4)とともに縮小方向に変形自在としたものである。ま
た、上記目的を達成するため、本発明は、前記中間垂直
骨格軸体(18)(20)(22)(24)を、前記コ
ーナー垂直骨格軸体(10)(12)(14)(16)
の各々を結ぶ多角形の外側に所定間隔突出配置し、前記
水平連結骨格軸体(26)の縮小方向の変形が円滑に行
われるようにしたものである。また、上記目的を達成す
るため、前記コーナー垂直骨格軸体(10)(12)
(14)(16)の各々に、該コーナー垂直骨格軸体
(10)(12)(14)(16)と略同長の帯状の平
板部(52a)とわん曲部(52b)を有するコーナー
部材(52)(52)を一対配置し、コーナー部材(5
2)(52)の前記平板部(52a)を隣接する型枠板
(44)の側端に固定し、前記一対のコーナー部材(5
2)(52)のわん曲部(52b)同士を合接したもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
した図面を参照して詳細に説明する。図1において、
(2)は、エレベータの通路用コンクリート壁を構築す
るための内側型枠パネルであり、図11,12に示すよ
うに外側型枠パネル(4)と結合して、型枠パネル
(6)を構成する。内側型枠パネル(2)は、鋼管から
成る骨格(8)(図3参照)を備えている。
【0007】骨格(8)は、4本のコーナー垂直骨格軸
体(10)(12)(14)(16)と、4本の中間垂
直骨格軸体(18)(20)(22)(24)と、複数
の水平連結骨格軸体(26)とから構成され、これら
は、ヒンジ機構(28)(30)を介して、全体的に略
直方体(角筒形)を形成するように連結されている。各
コーナー垂直骨格軸体(10)(12)(14)(1
6)及び中間垂直骨格軸体(18)(20)(22)
(24)は、鋼管から成る、下端に基板(32)(図5
参照)が固設された主軸(34)と、該主軸(34)の
外周面にスライド自在に嵌合する鋼管から成る複数のス
ペーサー用短管(36)と、これらスペーサー用短管
(36)によって支持された、主軸(34)の外周面に
スライド自在に嵌合する鋼管から成るヒンジ管(38)
とより構成されている。
【0008】前記ヒンジ管(38)はヒンジ機構を構成
している。前記中間垂直骨格軸体(18)(20)(2
2)(24)の各々の節部には、図7に示すように3個
のヒンジ管(38)がそれぞれ配置されている。これら
3個のヒンジ管(38)のうち上下のヒンジ管(38)
には、図9に示すように鋼製のヒンジ板(40)の上下
部分が溶着され、真中のヒンジ管(38)には、図8に
示すように鋼製のヒンジ板(42)が溶着されている。
【0009】前記ヒンジ管(38)及びヒンジ板(4
0)(42)はヒンジ機構(30)を構成している。
又、コーナー垂直骨格軸体(10)(12)(14)
(16)の各々の節部には、図6に示すように、2個の
ヒンジ管(38)がそれぞれ配置され、これらヒンジ管
(38)はヒンジ機構(28)を構成している。コーナ
ー垂直骨格軸体(10)(12)(14)(16)と、
中間垂直骨格軸体(18)(20)(22)(24)の
各節部間に水平に配置された各水平連結骨格軸体(2
6)の一方は、対応するコーナー垂直骨格軸体(10)
(12)(14)(16)のヒンジ管(38)に固着さ
れ、各水平連結骨格軸体(26)の他方は、対応する中
間垂直骨格軸体(18)(20)(22)(24)のヒ
ンジ板(40)(42)に固着されている。
【0010】前記中間垂直骨格軸体(18)(20)
(22)(24)は、図1に示すように、コーナー垂直
骨格軸体(10)(12)(14)(16)を結ぶ直線
で形成される水平面上の四辺形(45)(図10A参
照)よりも外側に突出配置され、これにより骨格(8)
の縮小変形を円滑に行うことができるように構成されて
いる。前記中間垂直骨格軸体(18)(20)(22)
(24)の各節部に配置された一対のヒンジ板(40)
(42)は、これらに接続する水平連結骨格軸体(2
6)が、図1に示すように同軸一直線上に対向した状態
において、互いに平行に対接し、一対の一直線上に対向
する水平連結骨格軸体(26)(26)が、更に、外側
にく字状に回動しないように、一対の互いに水平方向に
対向する水平連結骨格軸体(26)(26)の対向部の
回動限界を規定している。
【0011】(44)はコンクリート壁内面用の型枠板
であり、横幅が水平連結骨格軸体(26)の長さと略同
一長に形成され、背面に上下方向に延びる桟木(46)
が複数本固定されている。複数の型枠板(44)の各々
は、対応する水平連結骨格軸体(26)の多段支持平面
状に配置され、該水平連結骨格軸体(26)に固定され
ている。型枠板(44)と水平連結骨格軸体(26)と
の固定機構を図4を参照して以下に説明する。(48)
はパイプ状のフォームタイであり、水平連結骨格軸体
(26)に穿設された横穴にスライド自在に嵌合してい
る。桟木(46)には内径部にねじが形成された金属パ
イプ(49)が固設され、この金属パイプ(49)にフ
ォームタイ(48)の先端のねじ部がねじ込まれてい
る。
【0012】フォームタイ(48)の後部に形成された
ねじ部にはナット(50)が螺合し、このナット(5
0)の締付力によって、型枠板(44)は、複数段の水
平連結骨格軸体(26)に固定されている。図1におい
て、(52)は、アルミニウムその他の金属板製のコー
ナー部材であり、各コーナー垂直骨格軸体(10)(1
2)(14)(16)と略同一の長さに設定され、該各
コーナー垂直骨格軸体(10)(12)(14)(1
6)ごとにこれらに対して一対ずつ対向配置されてい
る。各コーナー部材(52)は、取り付け用の帯状平板
部(52a)と、わん曲部(52b)と、接合部(52
c)を有し、帯状平板部(52a)が、対応する桟木
(46)にビス止めされ、一対のコーナー部材(52)
(52)の接合部(52c)(52c)同士が互いに当
接している。前記型枠板(44)のうち、エレベータの
出入り口に相当する部分には、図2に示すように開口部
が形成されている。
【0013】図1の内側型枠パネル(2)には、図11
に示すように、外側型枠パネル(4)が配置され、両パ
ネル(2)(4)間にコンクリート(54)が打設され
て、エレベータの通路用コンクリート壁が構築される。
このコンクリート壁は、ビルの各階ごとに構築される。
次に、内側型枠パネル(2)に、外側型枠パネル(4)
を取り付けるための構成を図12,13を参照して説明
する。
【0014】図13において、(56)はパイプ状のフ
ォームタイであり、前記フォームタイ(48)と同一の
構造を有している。フォームタイ(56)の一端外周部
にはねじから成る係止部(56a)が形成され、他方の
外周部にナット(58)(60)用のねじが形成されて
いる。前記フォームタイ(56)の他端近傍の所定位置
には、クサビ(62)を直角方向に貫通するための溝穴
(64)が形成されている。前記溝穴(64)は、クサ
ビ(62)との間に軸方向にガタ(隙間)が形成される
ように、クサビ(62)の横幅よりも、軸方向に所定量
長く形成されている。(66)は前記フォームタイ(5
6)の中空部にスライド自在に挿入可能な連結パイプで
あり、これの一端にテーパ部が形成され、該テーパ部に
雌ねじが同軸上に形成されている。
【0015】前記連結パイプ(66)の他端近傍の所定
位置には、クサビ(62)を軸方向に相対移動自在に、
直角方向に貫通するための穴(68)と、該穴(68)
と同一形状の予備穴とが形成され、更に、該連結パイプ
(66)の他端には、スパナ用の回転操作部(66c)
が形成されている。(70)は当接体であり、両側壁部
に鋼製パイプなどの型枠固定材(72)を受けるわん曲
部を有し、中央部に、フォームタイ(56)をスライド
自在に嵌挿するための穴(74)が穿設されている。
(76)は角材から成る骨材であり、これに内周面にね
じが形成された金属パイプ(49)が固設され、該金属
パイプ(49)によって骨材(76)に横穴が複数形成
されている。この横穴の一方にはねじ部が形成され、横
穴の他方には、コンクリートを止めるための絞り部が形
成されている。(78)は型枠板であり、縦向きの桟木
(80)が略等間隔で複数固定されている。型枠板(7
8)には、横向きの桟木も固設されている。(82)は
セパレータであり、両端にねじ部が形成されている。
【0016】骨材(76)と型枠固定材(72)は連結
され、骨格を構成している。この連結は、並列に配置し
た複数の骨材(76)の穴にフォームタイ(56)の係
止部(56a)を挿入螺合し、骨材(76)の所定位置
に、フォームタイ(56)の両側に位置させて、型枠固
定材(72)を2本づつ直角に配置する。次に、当接体
(70)の穴(74)をフォームタイ(56)に挿入
し、当接体(70)を2本の型枠固定材(72)に当
て、フォームタイ(56)のねじ部にナット(58)を
捩じ込み、ナット(58)を当接体(70)に圧接する
ことにより骨格が構成される。
【0017】骨格には、骨材(76)間に、型枠板(7
8)を配置し、型枠板(78)に一体的に固設された桟
木(80)に釘を打ち込んで、型枠板(78)を、骨材
(76)間に配設する。外側型枠パネル(4)と内側型
枠パネル(2)とを、セパレ−タ(82)で所定間隔に
保持連結するには、内側型枠パネル(2)を立てた状態
で、セパレータ(82)の一端に連結パイプ(66)の
先端を捩じ込んで、互いに同軸上に連結したものを、内
側型枠パネル(2)のフォームタイ(48)の中空部か
ら挿入し、フォームタイ(48)の穴(84)と連結パ
イプ(66)の穴(68)を合わせる。
【0018】次に、これらの穴(84)と(68)にク
サビ(62)を挿入する。該状態において、クサビ(6
2)は、溝穴(84)と穴(68)に対して、軸方向即
ち、図13中、左右方向にガタを有している。次に、ナ
ット(60)を回転し、ナット(60)をクサビ(6
2)に圧接して、クサビ(62)を、溝穴(84)の一
端壁面に圧接し、クサビ(62)を、フォームタイ(4
8)に固定する。次に、外側型枠パネル(4)を立て、
内側型枠パネル(2)に平行に対向させる。次に、外側
型枠パネル(4)の、フォームタイ(56)にスライド
自在に挿入された連結パイプ(66)の先端に、セパレ
ータ(82)の他端をねじ込み、左右の型枠パネル
(4)(2)の連結パイプ(66)(66)を、セパレ
ータ(82)を介して連結する。次に、外側の型枠パネ
ル(4)のフォームタイ(56)の溝穴(64)と連結
パイプ(66)の穴(68)にクサビ(62)を挿入す
る。次に、ナット(60)を回転して、ナット(60)
をクサビ(62)に圧接し、クサビ(62)を、フォー
ムタイ(56)の定位置に固定する。
【0019】これによって内側と外側の型枠パネル
(2)(4)間の寸法が正確に決まる。所定の階のコン
クリート壁を構築した後、上の階のコンクリート壁の構
築に取りかかる。この場合、ナット(60)(60)を
緩めて、クサビ(62)(62)をフォームタイ(4
8)(56)から引き抜き、連結パイプ(66)(6
6)を回転させて、連結パイプ(66)(66)とセパ
レータ(82)との結合を解除し、連結パイプ(66)
(66)を。フォームタイ(48)(56)から引き抜
き、且つ、外側型枠パネル(4)を、コンクリート(5
4)の外壁面から外す。
【0020】次に、内側型枠パネル(2)を図1に示す
ように内方向Hに圧力を加えて、各水平連結骨格軸体
(26)を、コーナー垂直骨格軸体(10)(12)
(14)(16)及び中間垂直骨格軸体(18)(2
0)(22)(24)のヒンジ機構部を中心として回転
させ、全体形状を図10(B)に示すようにX状に縮小
変形させる。次に、縮小変形させた内側型枠パネル
(2)をジャッキあるいはクレーンなどの吊り上げ装置
によって上の階の所定の位置まで吊り上げる。次に、内
側パネル(2)を内側から外方向に外部圧力を加えて、
図10(A)に示す、元の四角形に戻し、下端を梁(図
示省略)に載置する。尚、水平連結骨格軸体(26)
は、伸縮調整可能な構造としても良い。尚、本実施の形
態の内側型枠パネル(2)は、エレベータの昇降通路用
コンクリート壁を構築する場合以外にダクトシュート壁
その他の通路壁を構築するために用いることができる。
【0021】次に、図14及び図15を参照して、パネ
ル吊り上げ装置について説明する。(88)は鋼管から
成る支軸であり、これの上部に4本のリンク片から成る
連結体(90)のそれぞれの一方即ち収束側が、床面に
対して垂直な平面内で、回転自在に軸(92)支されて
いる。各連結体(90)は、90度の角度を存して、支
軸(88)の周りに角錐状に配置されている。各連結体
(90)の開放端側は、それぞれ対応する中間垂直骨格
軸体(18)(20)(22)(24)に、床面に対し
て垂直な平面内で、回転自在に軸(94)支されてい
る。支軸(88)の下部にも、上記と同様の構成によっ
て、4本の連結体(96)の収束側がそれぞれ、床面に
対して垂直な平面内で、回転自在に軸(98)支され、
連結体(96)の開放端が、対応する中間垂直骨格軸体
(18)(20)(22)(24)に回転自在に軸(1
00)支されている。
【0022】(102)は、角パイプから成る四角形の
係止体であり、前記支軸(88)に対して、垂直に配置
され、中央部が取付体(104)を介して支軸(88)
の中間部に固定されている。(106)は、滑車であ
り、適宜な支持体(図示省略)によって、内側型枠パネ
ル(2)の上方に、回転自在に支持されている。滑車
(106)には、チェン(108)が掛け渡され、チェ
ン(108)の一方は、支軸(88)に連結し、チェン
(108)の他方は、支軸(108)に取り付けられた
ジャッキ(110)に連結している。
【0023】上記した構成において、コンクリート打設
後、連結パイプ(66)とセパレータ(82)との結合
を解除し、連結パイプ(66)をフォームタイ(48)
から引き抜く。次に、ジャッキ(110)を操作して、
ジャッキ(110)内にチェン(108)を巻き込み、
支軸(88)を上方に引き上げる。このとき、連結体
(90)(96)は、内側型枠パネル(2)の重量によ
って、互いに閉じる方向に変位する。
【0024】内側型枠パネル(2)の4本の中間垂直骨
格軸体(18)(20)(22)(24)は、連結体
(90)及び(96)からの圧力によって、中心方向に
引き寄せられ、内側型枠パネル(2)の全体が縮小し、
型枠板(44)がコンクリート面から外れる。左右の中
間垂直骨格軸体(24)(20)に固設されたヒンジ板
(112)が係止体(102)に衝突し、内側型枠パネ
ル(2)の縮小方向の変位が、係止体(102)により
係止される。本実施形態では、パネル吊り上げ駆動装置
にジャッキ(110)を用いたが、特にジャッキ(11
0)に限定されるものでなく、クレーンその他の駆動装
置を用いることができる。また、連結体(90)(9
6)は、リンク片に特に限定されるものでなく、ワイヤ
その他を用いることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述の如く平面輪郭形状を縮小
自在としたので、コンクリート打設後、解体することな
く、次の型枠構築作業にそのまま用いることができ、型
枠構築作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である内側型枠パネルを示し、図2のA
−A線断面説明図である。
【図2】内側型枠パネルの正面説明図である。
【図3】内側型枠パネルの骨格を示す外観説明図であ
る。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】内側型枠パネルの骨格を構成するコーナー垂直
骨格軸体の正面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】内側型枠パネルの骨格を構成する中間垂直骨格
軸体の正面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】図7のE−E線断面図である。
【図10】内側型枠パネル説明図であり、(A)は、そ
の骨格の平面説明図、(B)は、内側型枠パネルの平面
形状を縮小した状態を示す説明図である。
【図11】コンクリート壁構築用の型枠パネルの平面説
明図である。
【図12】図11のF−F線断面図である。
【図13】図12のG−G線断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態を示し、内側型枠パネ
ルの平面図である。
【図15】図14のH−H線断面図である。
【符号の説明】
2 内側型枠パネル 4 外側型枠パネル 6 型枠パネル 8 骨格 10 コーナー垂直骨格軸体 12 コーナー垂直骨格軸体 14 コーナー垂直骨格軸体 16 コーナー垂直骨格軸体 18 中間垂直骨格軸体 20 中間垂直骨格軸体 22 中間垂直骨格軸体 24 中間垂直骨格軸体 26 水平連結骨格軸体 28 ヒンジ機構 30 ヒンジ機構 32 基板 34 主軸 36 スペーサー用短管 38 ヒンジ管 40 ヒンジ板 42 ヒンジ板 44 型枠板 46 桟木 48 フォームタイ 49 金属パイプ 50 ナット 52 コーナー部材 52a 帯状平板部 52b わん曲部 52c 接合部 54 コンクリート 56 フォームタイ 58 ナット 60 ナット 62 クサビ 64 溝穴 66 連結穴 68 穴 70 当接体 72 型枠固定材 74 穴 76 骨材 78 型枠板 80 桟木 82 セパレータ 84 穴 88 支軸 90 連結体 92 支軸 94 支軸 96 連結体 98 軸 100 軸 102 係止体 104 取付体 106 滑車 108 チェン 110 ジャッキ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビルディングの各階を貫通して垂直に延び
    る角筒状のコンクリート壁を構築するときに用いられる
    内側型枠パネルにおいて、骨格軸体を角筒形に結合して
    骨格を構成し、該骨格の結合部をヒンジ構造として、前
    記骨格に型枠板を固定し、前記骨格の平面輪郭形状を縮
    小方向に変形自在としたことを特徴とするコンクリート
    構築用内側型枠パネル。
  2. 【請求項2】前記骨格で囲まれた内部空間部に、角錐状
    に複数の連結体を配置し、各連結体の収束側を揺動自在
    に連結し、各連結体の開放端側を前記骨格に揺動自在に
    連結し、前記各連結体の収束側を前記骨格で囲まれた内
    部空間部の略中央に配置し、前記収束側を上方に吊り上
    げる装置を設け、前記収束側を吊り上げると、前記骨格
    等の重量によって前記骨格が縮小方向に変形するように
    したことを特徴とする「請求項1」に記載のコンクリー
    ト構築用内側型枠パネル。
  3. 【請求項3】ビルディングの各階を貫通して垂直に延び
    る角筒状のコンクリート壁を構築するときに用いられる
    内側型枠パネルにおいて、角筒形の各コーナーに配置さ
    れたコーナー垂直骨格軸体(10)(12)(14)
    (16)と、前記各コーナー垂直骨格軸体(10)(1
    2)(14)(16)の対向スペースの中間にこれらに
    対して平行に配置された中間垂直骨格軸体(18)(2
    0)(22)(24)と、前記中間垂直骨格軸体(1
    8)(20)(22)(24)と前記コーナー垂直骨格
    軸体(10)(12)(14)(16)との間に水平に
    複数段にわたって配置され、各々の両端が対応する前記
    中間垂直骨格軸体(18)(20)(22)(24)と
    コーナー垂直骨格軸体(10)(12)(14)(1
    6)の節部に、水平方向に回転自在に枢支された水平連
    結骨格軸体(26)と、前記水平連結骨格軸体(26)
    の各段ごとに桟木(46)を介して固定配置された型枠
    板(44)とを備え、前記水平連結骨格軸体(26)の
    平面輪郭形状を前記型枠板(44)とともに縮小方向に
    変形自在としたことを特徴とするコンクリート壁構築用
    内側型枠パネル。
  4. 【請求項4】前記中間垂直骨格軸体(18)(20)
    (22)(24)を、前記コーナー垂直骨格軸体(1
    0)(12)(14)(16)の各々を結ぶ多角形の外
    側に所定間隔突出配置し、前記水平連結骨格軸体(2
    6)の縮小方向の変形が円滑に行われるようにしたこと
    を特徴とする「請求項3」に記載のコンクリート壁構築
    用内側型枠パネル。
  5. 【請求項5】前記コーナー垂直骨格軸体(10)(1
    2)(14)(16)の各々に、該コーナー垂直骨格軸
    体(10)(12)(14)(16)と略同長の帯状の
    平板部(52a)とわん曲部(52b)を有するコーナ
    ー部材(52)(52)を一対配置し、コーナー部材
    (52)(52)の前記平板部(52a)を隣接する型
    枠板(44)の側端に固定し、前記一対のコーナー部材
    (52)(52)のわん曲部(52b)同士を合接した
    ことを特徴とする「請求項3」に記載のコンクリート壁
    構築用内側型枠パネル。
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