JPH0519439B2 - - Google Patents
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- JPH0519439B2 JPH0519439B2 JP18910888A JP18910888A JPH0519439B2 JP H0519439 B2 JPH0519439 B2 JP H0519439B2 JP 18910888 A JP18910888 A JP 18910888A JP 18910888 A JP18910888 A JP 18910888A JP H0519439 B2 JPH0519439 B2 JP H0519439B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は、熱交換型の両面フアンを備え、乾燥
風を乾燥室に対して循環させると共に、外部空気
を冷却風として導入、導出させ、乾燥風と冷却風
とを当該フアンによつて熱交換して水分を除去
し、その後乾燥風をヒータによつて再加熱して乾
燥室に供給するいわゆる除湿型の衣類乾燥機に関
する。
風を乾燥室に対して循環させると共に、外部空気
を冷却風として導入、導出させ、乾燥風と冷却風
とを当該フアンによつて熱交換して水分を除去
し、その後乾燥風をヒータによつて再加熱して乾
燥室に供給するいわゆる除湿型の衣類乾燥機に関
する。
(ロ) 従来の技術
この種の衣類乾燥機の一例は特公昭60−56518
号公報に開示されている。この乾燥機は、乾燥室
である回転ドラムの出口部分に風胴を配設し、こ
の風胴の後部には開口部を設け、この開口部位を
仕切りとして熱交換型で且つ遠心型の両面フアン
を配設している。両面フアンの外周縁と風胴開口
縁との間にはシール材が介挿してあり、フアンの
前面側の乾燥風路と、フアンの後面側の冷却風路
とを仕切つている。即ち、両面フアンを乾燥作業
中に回転させると、乾燥風は両面フアンの前面に
より乾燥室に対して循環し、外部空気である冷却
風は両面フアンの後面に接触すべく導入されては
導出される。そして、フアン自体で乾燥風と冷却
風とは熱交換し、乾燥風は水分を除去され、この
除湿水は乾燥風路側で回収される。
号公報に開示されている。この乾燥機は、乾燥室
である回転ドラムの出口部分に風胴を配設し、こ
の風胴の後部には開口部を設け、この開口部位を
仕切りとして熱交換型で且つ遠心型の両面フアン
を配設している。両面フアンの外周縁と風胴開口
縁との間にはシール材が介挿してあり、フアンの
前面側の乾燥風路と、フアンの後面側の冷却風路
とを仕切つている。即ち、両面フアンを乾燥作業
中に回転させると、乾燥風は両面フアンの前面に
より乾燥室に対して循環し、外部空気である冷却
風は両面フアンの後面に接触すべく導入されては
導出される。そして、フアン自体で乾燥風と冷却
風とは熱交換し、乾燥風は水分を除去され、この
除湿水は乾燥風路側で回収される。
しかし、この乾燥機は、シール材が介挿されて
はいるが、回転するフアンの振動やスラスト方向
の小移動によつて乾燥風路と冷却風路とが連通す
ることがあり、例えば乾燥風が冷却風路側に漏出
して凝縮すると、凝縮した除湿水を一まとめに回
収することができなくなる。また、乾燥風がその
まま機外に漏出すると、設置場所を高湿度の環境
に変えてしまう。
はいるが、回転するフアンの振動やスラスト方向
の小移動によつて乾燥風路と冷却風路とが連通す
ることがあり、例えば乾燥風が冷却風路側に漏出
して凝縮すると、凝縮した除湿水を一まとめに回
収することができなくなる。また、乾燥風がその
まま機外に漏出すると、設置場所を高湿度の環境
に変えてしまう。
そこで、例えば特開昭58−32998号公報や特開
昭58−57099号公報で示す乾燥機は、熱交換型の
両面フアンの外周縁と、それに対向する仕切板と
の間に、屈曲路を有するような隙間を形成し、シ
ール効果を高めている。また、特開昭61−284300
号公報で示すものは、フアンと仕切板との間をラ
ビリンス結合し、シール時の摩擦力によつてフア
ンの回転力が低下しないようにしている。
昭58−57099号公報で示す乾燥機は、熱交換型の
両面フアンの外周縁と、それに対向する仕切板と
の間に、屈曲路を有するような隙間を形成し、シ
ール効果を高めている。また、特開昭61−284300
号公報で示すものは、フアンと仕切板との間をラ
ビリンス結合し、シール時の摩擦力によつてフア
ンの回転力が低下しないようにしている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題
一方、乾燥機の上板や機内の電装品を冷却する
ことが考えられ、そのために冷却風路の周壁の一
部を切開いて冷却風を分流して送風すると、乾燥
風路に対して冷却風路側の圧力が低下する。そし
て、シール部分で凝縮した除湿水やシール部分を
流下する除湿水が冷却風路側に押出されることが
ある。
ことが考えられ、そのために冷却風路の周壁の一
部を切開いて冷却風を分流して送風すると、乾燥
風路に対して冷却風路側の圧力が低下する。そし
て、シール部分で凝縮した除湿水やシール部分を
流下する除湿水が冷却風路側に押出されることが
ある。
本発明は、シール効果が比較的良好なラビリン
ス結合にあつて、冷却効果を確保しつつ、除湿水
を乾燥風路側に確実に導出せんとするものであ
る。
ス結合にあつて、冷却効果を確保しつつ、除湿水
を乾燥風路側に確実に導出せんとするものであ
る。
(ニ) 課題を解決するための手段
本発明による解決手段は、衣類を収容して乾燥
するために機枠内に設けた乾燥室と、この乾燥室
に対して乾燥風を循環させる循環フアン面及び冷
却風を導入、導出させる冷却フアン面を表裏一体
に設け、循環する乾燥風と導入した冷却風との間
で熱交換させる遠心型の両面フアンと、この両面
フアンの外周部に対向する内周部を有し、両面フ
アンと共に乾燥風路と冷却風路とを仕切る仕切板
と、を備え、上記両面フアンの外周部と仕切板の
内周部には互いに遊嵌してラビリンス結合する回
転溝群と固定溝群を設け、この固定溝群の最下部
に除湿水を乾燥風路側に導出する水抜き口を設
け、上記ラビリンス結合を囲み且つ上記冷却風路
の外周を区画する周壁を形成し、この周壁の水抜
き口近傍を他の部分よりラビリンス結合方向に接
近させると共に、両面フアン回転方向に於ける上
記近傍部分よりも下手の周壁には、冷却風を機枠
内に分流する送風口を形成したことを特徴とす
る。
するために機枠内に設けた乾燥室と、この乾燥室
に対して乾燥風を循環させる循環フアン面及び冷
却風を導入、導出させる冷却フアン面を表裏一体
に設け、循環する乾燥風と導入した冷却風との間
で熱交換させる遠心型の両面フアンと、この両面
フアンの外周部に対向する内周部を有し、両面フ
アンと共に乾燥風路と冷却風路とを仕切る仕切板
と、を備え、上記両面フアンの外周部と仕切板の
内周部には互いに遊嵌してラビリンス結合する回
転溝群と固定溝群を設け、この固定溝群の最下部
に除湿水を乾燥風路側に導出する水抜き口を設
け、上記ラビリンス結合を囲み且つ上記冷却風路
の外周を区画する周壁を形成し、この周壁の水抜
き口近傍を他の部分よりラビリンス結合方向に接
近させると共に、両面フアン回転方向に於ける上
記近傍部分よりも下手の周壁には、冷却風を機枠
内に分流する送風口を形成したことを特徴とす
る。
(ホ) 作用
除湿水がラビリンス結合内を伝つて流下し、冷
却風路側に押出されるところ、除湿水が集まる最
下部の固定溝群に水抜き口を設け、ここに対応す
る周壁を絞つたので、冷却風の圧力はこの部分で
は高圧化しており、集めた除湿水を水抜き口から
乾燥風路側に押出してしまう。
却風路側に押出されるところ、除湿水が集まる最
下部の固定溝群に水抜き口を設け、ここに対応す
る周壁を絞つたので、冷却風の圧力はこの部分で
は高圧化しており、集めた除湿水を水抜き口から
乾燥風路側に押出してしまう。
一方、冷却風は送風口から機枠内に入りモータ
や他の電装部品を冷却する。
や他の電装部品を冷却する。
(ヘ) 実施例
図面に基づいて説明すると、衣類乾燥機の機枠
1は、前面開口部に前面板2、後面開口部に後面
板3を夫々止着している。前面板2は、衣類出入
口4を設けており、扉5で開閉するようにしてあ
る。後面板3は、外部空気である冷却風の導入口
6を中央部に設け、導出口7を下部に設けてい
る。衣類出入口4の近傍には、この出入口を囲む
ように金属製の還状のドラム支持盤8が止着して
あり、後面板3から間隔を置いた機枠1内には、
金属製の横長の支持板9が止着してある。これら
ドラム支持盤8及び支持板9は、機枠1に止着し
てある。
1は、前面開口部に前面板2、後面開口部に後面
板3を夫々止着している。前面板2は、衣類出入
口4を設けており、扉5で開閉するようにしてあ
る。後面板3は、外部空気である冷却風の導入口
6を中央部に設け、導出口7を下部に設けてい
る。衣類出入口4の近傍には、この出入口を囲む
ように金属製の還状のドラム支持盤8が止着して
あり、後面板3から間隔を置いた機枠1内には、
金属製の横長の支持板9が止着してある。これら
ドラム支持盤8及び支持板9は、機枠1に止着し
てある。
後面板3と支持板9の各々の中央部位には支軸
10が水平方向に懸け渡してあり、且つボルトで
後面板3に止着してある。
10が水平方向に懸け渡してあり、且つボルトで
後面板3に止着してある。
衣類を収容し、撹拌して乾燥させる乾燥室であ
る横軸型の回転ドラム11は、前面開口を衣類出
入口4に対向させ且つドラム支持盤8にフエルト
等を介して回転自在に支持し、後端面を支持板9
を挿通した支軸10に軸受を介して回転自在に軸
支している。ドラム後端面の中央部には乾燥風の
出口12が設けてあり、そこにはリントフイルタ
ー13が着脱自在に施蓋してある。乾燥風の入口
14は、ドラム支持盤8に設けてある。
る横軸型の回転ドラム11は、前面開口を衣類出
入口4に対向させ且つドラム支持盤8にフエルト
等を介して回転自在に支持し、後端面を支持板9
を挿通した支軸10に軸受を介して回転自在に軸
支している。ドラム後端面の中央部には乾燥風の
出口12が設けてあり、そこにはリントフイルタ
ー13が着脱自在に施蓋してある。乾燥風の入口
14は、ドラム支持盤8に設けてある。
出口12に対向する支持板9には通気口15が
形成してあり、出口12と通気口15間の通路を
気密にシールすべく、ドラム11の後端面には支
持板9に摺接するシール部材16が止着してあ
る。
形成してあり、出口12と通気口15間の通路を
気密にシールすべく、ドラム11の後端面には支
持板9に摺接するシール部材16が止着してあ
る。
後面板3と支持板9との間の支軸10には、軸
受を介して熱交換型の両面フアン17が回転自在
に止着してある。この両面フアン17は、中央の
回転筒部18から円環状の外周部19まで放射状
に羽根を形成し、支持板9側を循環フアン面2
0、後面板3側を冷却フアン面21とした遠心フ
アンである。そして、外周部19には、この外周
部を兼用する同心円弧形の3個の回転溝から成る
回転溝群22を外周方向に向けて形成している。
この回転溝群22は、その開口を支持板9側に向
けている。尚、両面フアン17は、回転筒部1
8、外周部19、各フアン面20,21、回転溝
群22を樹脂によつて一体成型している。
受を介して熱交換型の両面フアン17が回転自在
に止着してある。この両面フアン17は、中央の
回転筒部18から円環状の外周部19まで放射状
に羽根を形成し、支持板9側を循環フアン面2
0、後面板3側を冷却フアン面21とした遠心フ
アンである。そして、外周部19には、この外周
部を兼用する同心円弧形の3個の回転溝から成る
回転溝群22を外周方向に向けて形成している。
この回転溝群22は、その開口を支持板9側に向
けている。尚、両面フアン17は、回転筒部1
8、外周部19、各フアン面20,21、回転溝
群22を樹脂によつて一体成型している。
機枠1内の正面から見て右下隅部には、モータ
23が配置してあり、回転ドラム11をプーリ・
ベルトによつて低速回転すると共に、両面フアン
17をプーリ・ベルト24によつて高速回転す
る。回転方向は正面から見て右回り(時計方向)
である。
23が配置してあり、回転ドラム11をプーリ・
ベルトによつて低速回転すると共に、両面フアン
17をプーリ・ベルト24によつて高速回転す
る。回転方向は正面から見て右回り(時計方向)
である。
支持板9には、機枠1内の左下隅部に位置する
循環用の乾燥風路25が止めてある。この風路2
5は、後方に向けて周壁を設け、出口12、通気
口15、循環フアン面20を経て入口14に至る
ものであり、途中に凝縮された除湿水の排出口2
6を設け、入口14近傍には正特性サーミスタか
ら成るヒータ27を配設している。
循環用の乾燥風路25が止めてある。この風路2
5は、後方に向けて周壁を設け、出口12、通気
口15、循環フアン面20を経て入口14に至る
ものであり、途中に凝縮された除湿水の排出口2
6を設け、入口14近傍には正特性サーミスタか
ら成るヒータ27を配設している。
この乾燥風路25の両面フアン17の外周壁を
覆い且つ後方に対して仕切るために仕切板28が
配設され、その円環状の内周部29を回転溝群2
2に対向させている。この内周部29には、この
内周部を兼用する同心円弧形の3個の固定溝から
成る固定溝群30を中央方向に向けて形成してい
る。この固定溝群30は、その開口を後面板3側
に向けており、回転溝群22に対して相互に非接
触状態で遊嵌する。即ち、回転溝群22と固定溝
群30とはラビリンス結合を構成する。また、固
定溝群30の最下部には、ラビリンス結合内外で
凝縮し、伝つて流下した除湿水を乾燥風路側に導
出する水抜き口31を形成している。
覆い且つ後方に対して仕切るために仕切板28が
配設され、その円環状の内周部29を回転溝群2
2に対向させている。この内周部29には、この
内周部を兼用する同心円弧形の3個の固定溝から
成る固定溝群30を中央方向に向けて形成してい
る。この固定溝群30は、その開口を後面板3側
に向けており、回転溝群22に対して相互に非接
触状態で遊嵌する。即ち、回転溝群22と固定溝
群30とはラビリンス結合を構成する。また、固
定溝群30の最下部には、ラビリンス結合内外で
凝縮し、伝つて流下した除湿水を乾燥風路側に導
出する水抜き口31を形成している。
一方、上記仕切板28は、その外周部に冷却風
路32の外周を区画する周壁33を立設してい
る。この周壁33は、回転溝群22と固定溝群3
0とを囲むように位置しており、水抜き口31と
の対応部分、即ち溝群22,30の最下部よりフ
アン回転方向に対して少し上手側をフアン中心か
らの最小径とするように絞り、即ちその部分の周
壁33をラビリンス結合方向に接近させ、そして
フアン回転方向に徐々に拡開するようにしてあ
る。また、この周壁33は、モータ23に対応す
る部分に、導出口7への冷却風の導路34を下向
きに形成すると共に、最上部より少し下手側には
冷却風を機内に分流する送風口35を切開いて形
成している。
路32の外周を区画する周壁33を立設してい
る。この周壁33は、回転溝群22と固定溝群3
0とを囲むように位置しており、水抜き口31と
の対応部分、即ち溝群22,30の最下部よりフ
アン回転方向に対して少し上手側をフアン中心か
らの最小径とするように絞り、即ちその部分の周
壁33をラビリンス結合方向に接近させ、そして
フアン回転方向に徐々に拡開するようにしてあ
る。また、この周壁33は、モータ23に対応す
る部分に、導出口7への冷却風の導路34を下向
きに形成すると共に、最上部より少し下手側には
冷却風を機内に分流する送風口35を切開いて形
成している。
乾燥作業の際には、モータ23及びヒータ27
を作動させ、回転ドラム11を低速で、両面フア
ン17を高速で夫々右方向(時計方向)に回転さ
せる。
を作動させ、回転ドラム11を低速で、両面フア
ン17を高速で夫々右方向(時計方向)に回転さ
せる。
乾燥風路25と冷却風路32とは、ラビリンス
結合によつてシールされている。
結合によつてシールされている。
乾燥風は、乾燥風路25によつて循環し、冷却
風は、冷却風路32に対して出入りする。衣類を
加熱し、水分を含んだ乾燥風は、両面フアン17
で冷却され、水分を凝縮する。斯る除湿水は乾燥
風路25側を流下し、排出口26から外部へ排出
される。
風は、冷却風路32に対して出入りする。衣類を
加熱し、水分を含んだ乾燥風は、両面フアン17
で冷却され、水分を凝縮する。斯る除湿水は乾燥
風路25側を流下し、排出口26から外部へ排出
される。
冷却風は、導路34から導出口7へ流れる際に
モータ23を冷却するし、送風口35から分流さ
れた風は、機内で電装品や上板を冷却し、更にモ
ータ23も冷却して導出口7に至る。
モータ23を冷却するし、送風口35から分流さ
れた風は、機内で電装品や上板を冷却し、更にモ
ータ23も冷却して導出口7に至る。
冷却風路32にあつては、溝群22,30の最
下部よりも少し上手側で縮径、即ち周壁33をラ
ビリンス結合方向に接近させてあるために、ここ
で冷却風路32側を相対的に高圧化し、この圧力
が回転方向に従つて、徐々に低下するようにして
いる。従つて、ラビリンス結合内、或いはその近
辺で凝縮して浸入した除湿水は、溝群22,30
内を伝つて最下部に流下したとき、冷却風路32
側からの高圧力を受けて乾燥風路25側に押さ
れ、そこで水抜き口31から乾燥風路25側に押
出される。押出された除湿水は、排出口26へ至
り、そこから外部へ排出される。
下部よりも少し上手側で縮径、即ち周壁33をラ
ビリンス結合方向に接近させてあるために、ここ
で冷却風路32側を相対的に高圧化し、この圧力
が回転方向に従つて、徐々に低下するようにして
いる。従つて、ラビリンス結合内、或いはその近
辺で凝縮して浸入した除湿水は、溝群22,30
内を伝つて最下部に流下したとき、冷却風路32
側からの高圧力を受けて乾燥風路25側に押さ
れ、そこで水抜き口31から乾燥風路25側に押
出される。押出された除湿水は、排出口26へ至
り、そこから外部へ排出される。
このように、送風口35から分流して冷却効果
を確保した結果、冷却風路32側が相対的に低圧
となるところ、周壁33を水抜き口31近傍でラ
ビリンス結合方向に接近させ、冷却フアン面21
による送風圧力を相対的に高め、集められた除湿
水を乾燥風路25側に押出してしまうのである。
この結果、機内や機外の湿度上昇を防ぎ、除湿効
率を50%以上に保持することができた。
を確保した結果、冷却風路32側が相対的に低圧
となるところ、周壁33を水抜き口31近傍でラ
ビリンス結合方向に接近させ、冷却フアン面21
による送風圧力を相対的に高め、集められた除湿
水を乾燥風路25側に押出してしまうのである。
この結果、機内や機外の湿度上昇を防ぎ、除湿効
率を50%以上に保持することができた。
(ト) 発明の効果
本発明は、両面フアンの外周部と仕切板の内周
部に互いに遊嵌してラビリンス結合する回転溝群
と固定溝群を設け、この固定溝群の最下部に除湿
水を乾燥風路側に導出する水抜き口を設け、上記
ラビリンス結合を囲み、且つ上記冷却風路の外周
を区画する周壁を形成し、この周壁の水抜き口近
傍を他の部分よりラビリンス結合方向に接近させ
たので、水抜き口近傍の冷却風路側の圧力が上昇
し、そのため除湿水は乾燥風路側に確実に押出さ
れていくので、除湿効率の高い衣類乾燥機を提供
できるものである。
部に互いに遊嵌してラビリンス結合する回転溝群
と固定溝群を設け、この固定溝群の最下部に除湿
水を乾燥風路側に導出する水抜き口を設け、上記
ラビリンス結合を囲み、且つ上記冷却風路の外周
を区画する周壁を形成し、この周壁の水抜き口近
傍を他の部分よりラビリンス結合方向に接近させ
たので、水抜き口近傍の冷却風路側の圧力が上昇
し、そのため除湿水は乾燥風路側に確実に押出さ
れていくので、除湿効率の高い衣類乾燥機を提供
できるものである。
第1図は本発明による衣類乾燥機の側断面図、
第2図は後面板を外した背面図、第3図は第2図
のA−O−B線に基づく要部断面図である。 11……回転ドラム(乾燥室)、17……両面
フアン、22……回転溝群、25……乾燥風路、
28……仕切板、30……固定溝群、31……水
抜き口、32……冷却風路、33……周壁、35
……送風口。
第2図は後面板を外した背面図、第3図は第2図
のA−O−B線に基づく要部断面図である。 11……回転ドラム(乾燥室)、17……両面
フアン、22……回転溝群、25……乾燥風路、
28……仕切板、30……固定溝群、31……水
抜き口、32……冷却風路、33……周壁、35
……送風口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 衣類を収容して乾燥するために機枠内に設け
た乾燥室と、この乾燥室に対して乾燥風を循環さ
せる循環フアン面及び冷却風を導入、導出させる
冷却フアン面を表裏一体に設け、循環する乾燥風
と導入した冷却風との間で熱交換させる遠心型の
両面フアンと、この両面フアンの外周部に対向す
る内周部を有し、両面フアンと共に乾燥風路と冷
却風路とを仕切る仕切板と、を備え、上記両面フ
アンの外周部と仕切板の内周部には互いに遊嵌し
てラビリンス結合する回転溝群と固定溝群を設
け、この固定溝群の最下部に除湿水を乾燥風路側
に導出する水抜き口を設け、上記ラビリンス結合
を囲み且つ上記冷却風路の外周を区画する周壁を
形成し、この周壁の水抜き口近傍を他の部分より
ラビリンス結合方向に接近させると共に、両面フ
アン回転方向に於ける上記近傍部分よりも下手の
周壁には、冷却風を機枠内に分流する送風口を形
成したことを特徴とする衣類乾燥機。 2 衣類を収容して乾燥するために機枠内に設け
た乾燥室と、この乾燥室に対して乾燥風を循環さ
せる循環フアン面及び冷却風を導入、導出させる
冷却フアン面を表裏一体に設け、循環する乾燥風
と導入した冷却風との間で熱交換させる遠心型の
両面フアンと、この両面フアンの外周部に対向す
る内周部を有し、両面フアンと共に乾燥風路と冷
却風路とを仕切る仕切板と、を備え、上記両面フ
アンの外周部と仕切板の内周部には互いに遊嵌し
てラビリンス結合する回転溝群と固定溝群を設
け、この固定溝群の最下部に除湿水を乾燥風路側
に導出する水抜き口を設け、上記ラビリンス結合
を囲み且つ上記冷却風路の外周を区画する周壁を
形成し、この周壁の水抜き口近傍を他の部分より
ラビリンス結合方向に接近させたことを特徴とす
る衣類乾燥機。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63189108A JPH0236900A (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 衣類乾燥機 |
EP89107585A EP0341497B1 (en) | 1988-05-07 | 1989-04-26 | Clothes dryer |
DE89107585T DE68907379T2 (de) | 1988-05-07 | 1989-04-26 | Wäschetrockner. |
US07/344,316 US4974339A (en) | 1988-05-07 | 1989-04-27 | Clothes dryer |
NZ228920A NZ228920A (en) | 1988-05-07 | 1989-04-28 | Tumbler dryer with heat exchange type fan: "labyrinth" type seal between fan and cabinet |
AU33973/89A AU614704B2 (en) | 1988-05-07 | 1989-05-03 | Clothes dryer |
CA598752A CA1319508C (en) | 1988-05-07 | 1989-05-04 | Clothes dryer |
KR1019890006134A KR910009750B1 (ko) | 1988-05-07 | 1989-05-06 | 의류건조기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63189108A JPH0236900A (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 衣類乾燥機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024828A Division JPH02243197A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0236900A JPH0236900A (ja) | 1990-02-06 |
JPH0519439B2 true JPH0519439B2 (ja) | 1993-03-16 |
Family
ID=16235504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63189108A Granted JPH0236900A (ja) | 1988-05-07 | 1988-07-28 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0236900A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008010519A1 (de) | 2008-02-22 | 2009-09-03 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Trockner mit gekühltem Motor |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP63189108A patent/JPH0236900A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236900A (ja) | 1990-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |