JPS61283344A - 脱酸素剤及びその製造法 - Google Patents
脱酸素剤及びその製造法Info
- Publication number
- JPS61283344A JPS61283344A JP12068885A JP12068885A JPS61283344A JP S61283344 A JPS61283344 A JP S61283344A JP 12068885 A JP12068885 A JP 12068885A JP 12068885 A JP12068885 A JP 12068885A JP S61283344 A JPS61283344 A JP S61283344A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- compound
- sheet
- hydroanthraquinone
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、L4+4a+9a−テトラヒドロアントラキ
ノン化合物等のヒドロアントラキノン化名物を主剤とす
る実用的に優れた脱酸素剤及びその製造法に関する。
ノン化合物等のヒドロアントラキノン化名物を主剤とす
る実用的に優れた脱酸素剤及びその製造法に関する。
「従来の技術」
ヒドロアントラキノン化合物を主剤とする脱酸素剤は、
本願発明者が特開昭60−63268号に開示した。
本願発明者が特開昭60−63268号に開示した。
「発明が解決しようとする問題点」
しかしながら、この発明は実施例でしめすよウニ、1,
4,4a、9a−テトラヒドロアントラキノン等のヒド
ロアントラキノン化合物とアルカリ性物質を水又はアル
コール等の媒体と活性炭等の担体に混合するものであっ
た。この脱酸素剤は上記の構成物質を混合調製すると直
ちに脱酸素反応が激しく起こるので、製造過程において
酸素を吸収し、又は場合によっては発熱する危険があり
、実用的ではなかった。
4,4a、9a−テトラヒドロアントラキノン等のヒド
ロアントラキノン化合物とアルカリ性物質を水又はアル
コール等の媒体と活性炭等の担体に混合するものであっ
た。この脱酸素剤は上記の構成物質を混合調製すると直
ちに脱酸素反応が激しく起こるので、製造過程において
酸素を吸収し、又は場合によっては発熱する危険があり
、実用的ではなかった。
さらに、得られた脱酸素剤は酸素吸収が速すぎ、保存及
び取り扱いの上でも問題があった。
び取り扱いの上でも問題があった。
その製造法は、粉体で混合する方法が開示されているが
、この方法は1,4,4a,9a−テトラヒドロアント
ラキノン等のヒドロアントラキノン化合物を固体で取り
出す等の操作があり、工業的には連続化等において障害
があった。
、この方法は1,4,4a,9a−テトラヒドロアント
ラキノン等のヒドロアントラキノン化合物を固体で取り
出す等の操作があり、工業的には連続化等において障害
があった。
本発明者は、このような従来法の欠点を克服する方法に
ついて研究するべく、反応が緩やかで製造及び貯蔵に際
して取り扱い易く、特に空気中でも製造ができること、
及び嵩張らない製品を得ることを目的として研究した結
果、1,4゜4a、9a−テトラヒドロアントラキノン
等のヒドロアントラキノン化合物を紙等の多孔性のシー
トに担持させ、一方アルカリ性物質を同じくシートに担
持させたのちに積層せしめ、次いで酸素透過性フィルム
で封入したところ、空気中でも安全に取り扱えること及
び脱酸素剤として使用した場合も極めて緩やかに脱酸素
すべき系の雰囲気中の水分を吸収して酸素を除去するこ
とを見出した。さらに、脱酸素すべき系内に水分が不十
分の場合は、微量の多価アルコールを介在せしめること
によって、水分が殆ど存在していなくても緩やかに系内
の酸素を除去することを見出し本発明を完成した。
ついて研究するべく、反応が緩やかで製造及び貯蔵に際
して取り扱い易く、特に空気中でも製造ができること、
及び嵩張らない製品を得ることを目的として研究した結
果、1,4゜4a、9a−テトラヒドロアントラキノン
等のヒドロアントラキノン化合物を紙等の多孔性のシー
トに担持させ、一方アルカリ性物質を同じくシートに担
持させたのちに積層せしめ、次いで酸素透過性フィルム
で封入したところ、空気中でも安全に取り扱えること及
び脱酸素剤として使用した場合も極めて緩やかに脱酸素
すべき系の雰囲気中の水分を吸収して酸素を除去するこ
とを見出した。さらに、脱酸素すべき系内に水分が不十
分の場合は、微量の多価アルコールを介在せしめること
によって、水分が殆ど存在していなくても緩やかに系内
の酸素を除去することを見出し本発明を完成した。
「問題点を解決するための手段及び作用」本発明は、+
11 ヒドロアントラキノン化合物を担持したシート
状支持体とアルカリ性化合物を担持したシート状支持体
とを積層せしめた積層体を酸素透過性のフィルム内に封
着し、かつそのシート状支持体の少なくとも一方が酸素
透過性であることからなる脱酸素剤、 (2) ヒドロアントラキノン化合物を担持したシー
ト状支持体とアルカリ性化合物を担持したシート状支持
体とを積層せしめ、さらに該積層体に多価アルコールを
介在せしめたのち、該積層体を酸素透過性のフィルム内
に封着し、かつそのシート状支持体の少なくとも一方が
酸素透過性であることからなる脱酸素剤、 (3) ヒドロアントラキノン化合物の有機溶剤溶液
及びアルカリ性化合物の水溶液をそれぞれの多孔性シー
ト状支持体に含浸させ、必要量だけ有機溶媒及び水を除
去したのち、これらの担持シートを積層せしめ、多価ア
ルコールの存在又は不存在下に、酸素透過性のフィルム
内に封着することを特徴とする脱酸素剤の製造法に存す
る。
11 ヒドロアントラキノン化合物を担持したシート
状支持体とアルカリ性化合物を担持したシート状支持体
とを積層せしめた積層体を酸素透過性のフィルム内に封
着し、かつそのシート状支持体の少なくとも一方が酸素
透過性であることからなる脱酸素剤、 (2) ヒドロアントラキノン化合物を担持したシー
ト状支持体とアルカリ性化合物を担持したシート状支持
体とを積層せしめ、さらに該積層体に多価アルコールを
介在せしめたのち、該積層体を酸素透過性のフィルム内
に封着し、かつそのシート状支持体の少なくとも一方が
酸素透過性であることからなる脱酸素剤、 (3) ヒドロアントラキノン化合物の有機溶剤溶液
及びアルカリ性化合物の水溶液をそれぞれの多孔性シー
ト状支持体に含浸させ、必要量だけ有機溶媒及び水を除
去したのち、これらの担持シートを積層せしめ、多価ア
ルコールの存在又は不存在下に、酸素透過性のフィルム
内に封着することを特徴とする脱酸素剤の製造法に存す
る。
本発明の脱酸素剤の主剤として使用されるヒドロアント
ラキノン化合物としては、アントラキノンの水素化物が
好適に使用される0例えば、無置換又はメチル等のアル
キル基等で置換された1、4,4a、9a−テトラヒド
ロアントラキノン、■、4−ジヒドロアントラヒドロキ
ノン及び1,4,4a、5+8+8a+9a+10a−
オククヒドロアントラキノン等が挙げられるが、製造法
等の点を考慮すると、1,4,4a、9a−テトラヒド
ロアントラキノン化合物が好ましい。
ラキノン化合物としては、アントラキノンの水素化物が
好適に使用される0例えば、無置換又はメチル等のアル
キル基等で置換された1、4,4a、9a−テトラヒド
ロアントラキノン、■、4−ジヒドロアントラヒドロキ
ノン及び1,4,4a、5+8+8a+9a+10a−
オククヒドロアントラキノン等が挙げられるが、製造法
等の点を考慮すると、1,4,4a、9a−テトラヒド
ロアントラキノン化合物が好ましい。
アルカリ性物質としては、苛性ソーダ、苛性カリ、炭酸
ソーダ及び炭酸カリ等が挙げられるが、通常は安価な苛
性ソーダが使用される。
ソーダ及び炭酸カリ等が挙げられるが、通常は安価な苛
性ソーダが使用される。
アルカリ性物質の使用量は、一般的には主剤に対して約
0.01重量倍以上、通常は約0.05重量倍以上5重
量倍以下から選ばれる。
0.01重量倍以上、通常は約0.05重量倍以上5重
量倍以下から選ばれる。
本発明に使用されるシート状の支持体と、しては、主剤
を支持するものとアルカリ性物質を支持するものの二つ
に分けられる。一般には、両者とも同様の通気性でかつ
液体を吸収しうるような多孔性のものが用いられるが、
場合によつては少なくても一方が通気性であれば、もう
一方は不通気性のものであってもよい。
を支持するものとアルカリ性物質を支持するものの二つ
に分けられる。一般には、両者とも同様の通気性でかつ
液体を吸収しうるような多孔性のものが用いられるが、
場合によつては少なくても一方が通気性であれば、もう
一方は不通気性のものであってもよい。
通気性のシート状の支持体としては、例えば和紙、洋紙
、不織布、麻紙、麻布、綿布、化学繊維布、混合繊維布
又は濾紙等の繊維シートが挙げられる。
、不織布、麻紙、麻布、綿布、化学繊維布、混合繊維布
又は濾紙等の繊維シートが挙げられる。
不通気性の支持体としては、例えば、樹脂等の一般には
屈曲性板又はその上に活性炭、シリカ、シリカゲル、シ
リカアルミナ、ゼオライト、珪藻土等の多孔性物質を公
知の接着剤で接着せしめたものが挙げられる。
屈曲性板又はその上に活性炭、シリカ、シリカゲル、シ
リカアルミナ、ゼオライト、珪藻土等の多孔性物質を公
知の接着剤で接着せしめたものが挙げられる。
本発明に用いられる酸素透過性フィルムとしては、接着
剤でシールすることもできるが一般的には熱シール可能
のフィルムが用いられる。
剤でシールすることもできるが一般的には熱シール可能
のフィルムが用いられる。
例えば有孔性ポリエチレンフィルムラミネート紙袋、ポ
リプロピレン、ポリブタジェン、ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、セロファン等の有孔プラスチックフィルム又
はそのラミネートフィルム等が挙げられる。又、不透水
性を有するものであればなお好ましい0例えば、市販の
ポリエチレンやポリプロピレンを不透水性を保持するよ
うに不織布上に積層したフィルム等が挙げられる。
リプロピレン、ポリブタジェン、ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、セロファン等の有孔プラスチックフィルム又
はそのラミネートフィルム等が挙げられる。又、不透水
性を有するものであればなお好ましい0例えば、市販の
ポリエチレンやポリプロピレンを不透水性を保持するよ
うに不織布上に積層したフィルム等が挙げられる。
これらの支持体に主剤又はアルカリ性物質を担持せしめ
る方法としては、主剤又はアルカリ性物質のそれぞれの
溶液に、上記の支持体を含浸又は吹きつけせしめ、溶媒
を蒸発除去する方法、又は主剤若しくはアルカリ性物質
を単独に或いは上記の多孔性物質と粘着性物質とを混合
して付着せしめて担持することができるが、本発明の主
剤はベンゼン、トルエン、オルソキシレン等のキシレン
等の芳香族炭化水素によく溶解するので、これに溶解し
た溶液及び苛性アル ′カリ水溶液を多孔性の支持体
に含有せしめたのち、該溶媒を蒸発する方法が連続法に
適用しうるので好都合である。
る方法としては、主剤又はアルカリ性物質のそれぞれの
溶液に、上記の支持体を含浸又は吹きつけせしめ、溶媒
を蒸発除去する方法、又は主剤若しくはアルカリ性物質
を単独に或いは上記の多孔性物質と粘着性物質とを混合
して付着せしめて担持することができるが、本発明の主
剤はベンゼン、トルエン、オルソキシレン等のキシレン
等の芳香族炭化水素によく溶解するので、これに溶解し
た溶液及び苛性アル ′カリ水溶液を多孔性の支持体
に含有せしめたのち、該溶媒を蒸発する方法が連続法に
適用しうるので好都合である。
しかして得られた主剤又はアルカリ性物質の担持シート
状支持体を積層圧着したのち、適当に裁断して、酸素透
過性フィルムで一般には熱封し、脱酸素すべき系内、通
常は酸素不透過性の袋及び容器などに封入することによ
り、系内の水分を吸収しながら緩やかに酸素を吸収して
脱酸素することができる。
状支持体を積層圧着したのち、適当に裁断して、酸素透
過性フィルムで一般には熱封し、脱酸素すべき系内、通
常は酸素不透過性の袋及び容器などに封入することによ
り、系内の水分を吸収しながら緩やかに酸素を吸収して
脱酸素することができる。
この場合、製造工程の最終工程になるまで、主剤とアル
カリ性物質が接触しないので、酸素との接触があっても
極めて安全に脱酸素剤を製造することができる。
カリ性物質が接触しないので、酸素との接触があっても
極めて安全に脱酸素剤を製造することができる。
該脱酸素剤は、使用する系内に若干の水分、例えば湿分
又は水分が存在すれば、それが該脱酸素剤に吸収されて
酸素が反応し、さらにその反応により生成した水により
、次−に脱酸素能が増加する。従って、本発明の脱酸素
剤は該系内の湿度を低下させる機能も有する。なお、適
用する系内に水分が不十分な場合、例えば機械類等の場
合には脱酸素効果が不足する可能性がある。このような
時は、多価アルコールを上記脱酸素剤に介在せしめるこ
とにより、殆ど水分−が存在しない系内でも十分に脱酸
素効果を発揮することができる。
又は水分が存在すれば、それが該脱酸素剤に吸収されて
酸素が反応し、さらにその反応により生成した水により
、次−に脱酸素能が増加する。従って、本発明の脱酸素
剤は該系内の湿度を低下させる機能も有する。なお、適
用する系内に水分が不十分な場合、例えば機械類等の場
合には脱酸素効果が不足する可能性がある。このような
時は、多価アルコールを上記脱酸素剤に介在せしめるこ
とにより、殆ど水分−が存在しない系内でも十分に脱酸
素効果を発揮することができる。
該多価アルコールとしては、エチレングリ−コール、プ
ロピレングリコール、グリセリン等の液状のポリオール
が好適に用いられる。
ロピレングリコール、グリセリン等の液状のポリオール
が好適に用いられる。
その介在の方法としては、主剤の含有支持体及びアルカ
リ性物質含有支持体の両者又はいずれか一方に多価アル
コールを塗布、滴下若しくはスプレー等でできるだけ均
一に含浸させる方法、又は多孔性のシートに適量の多価
アルコールを含浸せしめ、該シートを介在して主剤含有
支持体とを積層密着せしめる方法等が挙げられる。
リ性物質含有支持体の両者又はいずれか一方に多価アル
コールを塗布、滴下若しくはスプレー等でできるだけ均
一に含浸させる方法、又は多孔性のシートに適量の多価
アルコールを含浸せしめ、該シートを介在して主剤含有
支持体とを積層密着せしめる方法等が挙げられる。
多価アルコールの使用量は、求める脱酸素吸収速度又は
多価アルコールの種類、アルカリ性物質の種類若しくは
その使用量によって異なるが、一般的に、は主剤又はア
ルカリ性物質に対して約0.001重量倍以上、通常は
0.005〜2重量倍である。
多価アルコールの種類、アルカリ性物質の種類若しくは
その使用量によって異なるが、一般的に、は主剤又はア
ルカリ性物質に対して約0.001重量倍以上、通常は
0.005〜2重量倍である。
「発明の効果」
本発明の脱酸素剤は、製造工程で安全にかつ脱酸素能を
滅失することなく、使用時に緩やかに脱酸素し、嵩張ら
ず、コンパクトな商品が得られる。さらに、これは脱湿
変性を有するので脱酸素すべき系内の湿度を低下せしめ
、防錆、防黴又は保存に対して極めて有効である。又、
必!’により多価アルコールを介在することにより、水
分の殆どない系内でも脱酸素能を有する、さらに、主剤
及びアルカリ性物質がいずれも液状で使用できるので、
脱酸素剤を連続的に製造でき、製造工程が簡単になる等
の効果を奏する。
滅失することなく、使用時に緩やかに脱酸素し、嵩張ら
ず、コンパクトな商品が得られる。さらに、これは脱湿
変性を有するので脱酸素すべき系内の湿度を低下せしめ
、防錆、防黴又は保存に対して極めて有効である。又、
必!’により多価アルコールを介在することにより、水
分の殆どない系内でも脱酸素能を有する、さらに、主剤
及びアルカリ性物質がいずれも液状で使用できるので、
脱酸素剤を連続的に製造でき、製造工程が簡単になる等
の効果を奏する。
次に、本発明を実施例によって詳細に説明する。ただし
、本明細書中に使用されている「%」及び「部」は、特
にことわらない限り、「重量%」及び「重量部」を示す
。
、本明細書中に使用されている「%」及び「部」は、特
にことわらない限り、「重量%」及び「重量部」を示す
。
実施例 1
(1) 1,4.4a、9a−テトラヒドロアントラキ
ノンの濾紙への含浸 L4+4a+9a−テトラヒドロアントラキノンのオル
ソキシレンの60χ溶液にTOYO瀘祇(No、2゜5
.5ca φ)を10分間、常温で浸して1.4,4a
、9a−テトラヒドロアントラキノン溶液を含浸させた
のち、溶媒を蒸発させ主剤含浸シート状支持体を作成し
た。
ノンの濾紙への含浸 L4+4a+9a−テトラヒドロアントラキノンのオル
ソキシレンの60χ溶液にTOYO瀘祇(No、2゜5
.5ca φ)を10分間、常温で浸して1.4,4a
、9a−テトラヒドロアントラキノン溶液を含浸させた
のち、溶媒を蒸発させ主剤含浸シート状支持体を作成し
た。
得られた1、4,4a、9a−テトラヒドロアントラキ
ノン(THAQ)含浸濾紙の組成は次の通りであった。
ノン(THAQ)含浸濾紙の組成は次の通りであった。
(2)苛性ソーダの濾紙への含浸
苛性ソーダの20χ水溶液にTOYO濾紙(No、2゜
5.5cm φ)を10分間、常温で浸して苛性ソーダ
水溶液を含浸させたのち、乾燥しアルカリ含浸シート状
支持体を作成した。
5.5cm φ)を10分間、常温で浸して苛性ソーダ
水溶液を含浸させたのち、乾燥しアルカリ含浸シート状
支持体を作成した。
(3)脱酸素試験
上記二つの支持体を密着積層したのち、酸素透過性のフ
ィルム(二輪延伸ポリプロピレン製でヒートシール材の
内張りのあるもの、通気性〔ガーレ〕は35である。)
で熱シールした。このように作成した脱酸素剤の5.5
枚相当分を、水含有脱脂綿を底に置いた550m1のガ
ラス壜の中に封入し、常温下、実験装置内の空気の脱酸
素量を測定した。。
ィルム(二輪延伸ポリプロピレン製でヒートシール材の
内張りのあるもの、通気性〔ガーレ〕は35である。)
で熱シールした。このように作成した脱酸素剤の5.5
枚相当分を、水含有脱脂綿を底に置いた550m1のガ
ラス壜の中に封入し、常温下、実験装置内の空気の脱酸
素量を測定した。。
中の酸素量は1日後で13%、2日後で約7%、4日で
0.3χになった。
0.3χになった。
実施例 2
実施例1と同様に作成した脱酸素剤と実施例1と同様に
作成した二つの支持体を密着積層し促進剤として多価ア
ルコールであるエチレングリコール又はグリセリンを濾
紙に苛性ソーダに対して約同重量倍程度の割合で吹きつ
けたのち、それぞれを実施例1と同じ酸素透過性のフィ
ルムで熱シールした。
作成した二つの支持体を密着積層し促進剤として多価ア
ルコールであるエチレングリコール又はグリセリンを濾
紙に苛性ソーダに対して約同重量倍程度の割合で吹きつ
けたのち、それぞれを実施例1と同じ酸素透過性のフィ
ルムで熱シールした。
水含有脱脂綿を入れなかった以外は、実施例1と同様な
実験装置で脱酸素試験を実施した。
実験装置で脱酸素試験を実施した。
実験装置内の関係湿度は、RH−60〜7oχ実験温度
は、20〜24℃ 実験結果は次の表の通りである。
は、20〜24℃ 実験結果は次の表の通りである。
(以下余白)
上記のように、本発明の脱酸素剤は優れた脱酸素効果を
有する他に、脱酸素剤を入れた系内の間係湿度を低下さ
せる効果をも有するこ・とが明らかである。苛性ソーダ
、グリセリン又はエチレングリコールが存在しなければ
、脱酸素反応によって生ずる反応水のために該系内は2
3℃において、飽和水蒸気圧を示すはずであるが、反応
水を苛性ソーダ、グリセリン又はエチレングリコールが
吸収するので、咳系内の湿炭は実験結果が示すように低
下する。
有する他に、脱酸素剤を入れた系内の間係湿度を低下さ
せる効果をも有するこ・とが明らかである。苛性ソーダ
、グリセリン又はエチレングリコールが存在しなければ
、脱酸素反応によって生ずる反応水のために該系内は2
3℃において、飽和水蒸気圧を示すはずであるが、反応
水を苛性ソーダ、グリセリン又はエチレングリコールが
吸収するので、咳系内の湿炭は実験結果が示すように低
下する。
又、多価アルコールを介在せしめた脱酸素剤は、多価ア
ルコールの種類及び量を適当に増減することによって脱
酸素能を調節することが可能であり、実用上重要である
。
ルコールの種類及び量を適当に増減することによって脱
酸素能を調節することが可能であり、実用上重要である
。
Claims (6)
- (1)ヒドロアントラキノン化合物を担持したシート状
支持体とアルカリ性化合物を担持したシート状支持体と
を積層せしめた積層体を酸素透過性のフィルム内に封着
し、かつそのシート状支持体の少なくとも一方が酸素透
過性であることからなる脱酸素剤。 - (2)アルカリ性物質が苛性アルカリである特許請求の
範囲第1項記載の方法。 - (3)苛性アルカリが苛性ソーダである特許請求の範囲
第2項記載の方法。 - (4)ヒドロアントラキノン化合物が1,4,4a,9
a−テトラヒドロアントラキノンである特許請求の範囲
第1項記載の方法。 - (5)ヒドロアントラキノン化合物を担持したシート状
支持体とアルカリ性化合物を担持したシート状支持体と
を積層せしめ、さらに該積層体に多価アルコールを介在
せしめたのち、該積層体を酸素透過性のフィルム内に封
着し、かつそのシート状支持体の少なくとも一方が酸素
透過性であることからなる脱酸素剤。 - (6)ヒドロアントラキノン化合物の有機溶剤溶液及び
アルカリ性化合物の水溶液をそれぞれの多孔性シート状
支持体に含浸させ、必要量だけ有機溶媒及び水を除去し
たのち、これらの担持シートを積層せしめ、多価アルコ
ールの存在又は不存在下に、酸素透過性のフィルム内に
封着することを特徴とする脱酸素剤の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12068885A JPS61283344A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 脱酸素剤及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12068885A JPS61283344A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 脱酸素剤及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61283344A true JPS61283344A (ja) | 1986-12-13 |
Family
ID=14792492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12068885A Pending JPS61283344A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 脱酸素剤及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61283344A (ja) |
-
1985
- 1985-06-05 JP JP12068885A patent/JPS61283344A/ja active Pending
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