JPS61282465A - 吸、放湿性繊維成形体 - Google Patents
吸、放湿性繊維成形体Info
- Publication number
- JPS61282465A JPS61282465A JP11929585A JP11929585A JPS61282465A JP S61282465 A JPS61282465 A JP S61282465A JP 11929585 A JP11929585 A JP 11929585A JP 11929585 A JP11929585 A JP 11929585A JP S61282465 A JPS61282465 A JP S61282465A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binder
- fiber molded
- moisture
- fibers
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は一般建築物の内装材等に使用される吸放湿性繊
維成形体に関するものである。
維成形体に関するものである。
(従来技術の構成とその問題点)
従来から、ロックウール板やグラスウールマット等の鉱
物質繊維成形体は、繊維同志をバインダーにより結合し
て成形されているが、バインダーとして水溶性高分子材
料を使用すると、吸湿によって該水溶性高分子が膨潤し
、繊維成形体が強度低下をきたすという問題点がある。
物質繊維成形体は、繊維同志をバインダーにより結合し
て成形されているが、バインダーとして水溶性高分子材
料を使用すると、吸湿によって該水溶性高分子が膨潤し
、繊維成形体が強度低下をきたすという問題点がある。
これに対して、非水溶性高分子或いはセメント等の無機
粉末をバインダーとして使用した場合は、吸湿による繊
維成形体の強度低下は生じないが、吸、放湿性能が極め
て小さいために、室内環境を調整するものとしては最適
なものでは・ない。
粉末をバインダーとして使用した場合は、吸湿による繊
維成形体の強度低下は生じないが、吸、放湿性能が極め
て小さいために、室内環境を調整するものとしては最適
なものでは・ない。
(発明の目的)
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
大きな吸、放湿性を有するにもがかわらず、膨潤や強度
低下の少ない吸、放湿性繊維成形体を提供するものであ
る。
大きな吸、放湿性を有するにもがかわらず、膨潤や強度
低下の少ない吸、放湿性繊維成形体を提供するものであ
る。
(発明の構成)
上記目的を達成するために、本発明の吸、放湿性繊維成
形体は、鉱物質繊維同志をバインダーにより結合させて
成形した繊維板又はマット等の成形体であって、前記バ
インダーは親水性粉末の表面に該親水性粉末を封入する
ように付着してあり、繊維間に親水性粉末を含入さ廿て
いることを特徴とするものであり、親水性粉末によって
優れた吸、放湿性能を発揮させると共に常に所定の強度
を維持できるように構成したものである。
形体は、鉱物質繊維同志をバインダーにより結合させて
成形した繊維板又はマット等の成形体であって、前記バ
インダーは親水性粉末の表面に該親水性粉末を封入する
ように付着してあり、繊維間に親水性粉末を含入さ廿て
いることを特徴とするものであり、親水性粉末によって
優れた吸、放湿性能を発揮させると共に常に所定の強度
を維持できるように構成したものである。
(実施例の説明)
本発明の実施例を図面について説明すると、(11はロ
ックウール板、グラスウールマット等の繊維成形体で、
常法により、バインダーで繊維同志を結合、接着させて
板状又はマットに成形されたものである。
ックウール板、グラスウールマット等の繊維成形体で、
常法により、バインダーで繊維同志を結合、接着させて
板状又はマットに成形されたものである。
この繊維成形体(1)に大なる吸、放湿性を付与するた
めに、親水性粉末を繊維間の空隙に倉入させてあり、そ
の倉入状態としては、第2図に拡大図として示している
ように、親水性粉末(2)の表面にバインダー(3)を
付着させ、該バインダー(3)により・親水性粉末(2
)を封入するように部分的、或いは全体的に被覆し、親
水性粉末(2)の表面に付着したバインダー(3)によ
って繊維1a、18同志を結合、接着しているものであ
る。
めに、親水性粉末を繊維間の空隙に倉入させてあり、そ
の倉入状態としては、第2図に拡大図として示している
ように、親水性粉末(2)の表面にバインダー(3)を
付着させ、該バインダー(3)により・親水性粉末(2
)を封入するように部分的、或いは全体的に被覆し、親
水性粉末(2)の表面に付着したバインダー(3)によ
って繊維1a、18同志を結合、接着しているものであ
る。
親水性粉末(2)としては、吸水性高分子化合物や水溶
性高分子化合物、或いは吸湿性のある無機粉状物が使用
され、バインダー(3)としては、フェノール、ユリア
、メラミン、ウレタン樹脂等の高分子化合物やセメント
等の無機物が使用される。
性高分子化合物、或いは吸湿性のある無機粉状物が使用
され、バインダー(3)としては、フェノール、ユリア
、メラミン、ウレタン樹脂等の高分子化合物やセメント
等の無機物が使用される。
なお、澱粉等のような吸湿性を有するバインダーは、親
水性粉末(2)と共に吸湿して繊維成形体の強度を低下
させるので好ましくない。
水性粉末(2)と共に吸湿して繊維成形体の強度を低下
させるので好ましくない。
次に、このような繊維成形体の具体的な製造方法を述べ
る。
る。
セビオライト粉末100重量部を攪拌しながらこのセピ
オライト粉末に水溶性フェノール樹脂溶液100重量部
(固形分)を吹き付けて付着させた。
オライト粉末に水溶性フェノール樹脂溶液100重量部
(固形分)を吹き付けて付着させた。
次いで、こうしてバインダー(フェノール樹脂溶液)を
付着させたセビオライト粉末をロックウール繊維に繊維
重量の20%の割合で吹き付け、しかるのち、圧締、硬
化させて厚さ9mm、比重0.4のロックウール繊維板
を得た。
付着させたセビオライト粉末をロックウール繊維に繊維
重量の20%の割合で吹き付け、しかるのち、圧締、硬
化させて厚さ9mm、比重0.4のロックウール繊維板
を得た。
この繊維板と、セピオライト粉末が無添加の繊維板とを
比較すると、20℃、95%RHの条件下で、セピオラ
イト粉末を倉入した繊維板は単位面積当たり250g/
nf吸湿した。
比較すると、20℃、95%RHの条件下で、セピオラ
イト粉末を倉入した繊維板は単位面積当たり250g/
nf吸湿した。
(発明の効果)
以上のように本発明の吸、放湿性繊維成形体は、繊維同
志をバインダーにより結合させて成形した繊維板又はマ
ントであって、前記バインダーは親水性粉末の表面に該
親水性粉末を封入するように付着してあり、繊維間に前
記親水性粉末を含入させていることを特徴とするもので
あるから、親水性粉末は大気に接することで大きな吸、
放湿性能を発揮することができ、しかも、このような吸
、放湿性を有するにも拘わらず、バインダーによって繊
維間を強固に接合させ、膨潤や強度低下の生じない、優
れた物性を有する繊維成形体を提供で゛きるものである
。
志をバインダーにより結合させて成形した繊維板又はマ
ントであって、前記バインダーは親水性粉末の表面に該
親水性粉末を封入するように付着してあり、繊維間に前
記親水性粉末を含入させていることを特徴とするもので
あるから、親水性粉末は大気に接することで大きな吸、
放湿性能を発揮することができ、しかも、このような吸
、放湿性を有するにも拘わらず、バインダーによって繊
維間を強固に接合させ、膨潤や強度低下の生じない、優
れた物性を有する繊維成形体を提供で゛きるものである
。
又、親水性粉末はバインダーによって封入されるように
して繊維間に含入されているので、繊維間から脱落する
虞れもなく、優れた耐久性と長期に亘る吸、放湿性を持
続し、室内の過乾燥及び過湿を防止して最適な環境を維
持できるものである。
して繊維間に含入されているので、繊維間から脱落する
虞れもなく、優れた耐久性と長期に亘る吸、放湿性を持
続し、室内の過乾燥及び過湿を防止して最適な環境を維
持できるものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はその斜視
図、第2図はバインダーによって繊維間を結合した状態
の簡略拡大図である。 (11・・・繊維板、la・・・繊維、(2)・・・親
水性粉末、(3)・・・バインダー。
図、第2図はバインダーによって繊維間を結合した状態
の簡略拡大図である。 (11・・・繊維板、la・・・繊維、(2)・・・親
水性粉末、(3)・・・バインダー。
Claims (1)
- 鉱物質繊維同志をバインダーにより結合させて成形した
繊維成形体であって、前記バインダーは親水性粉末の表
面に該親水性粉末を封入するように付着してあり、繊維
間に親水性粉末を含入させていることを特徴とする吸、
放湿性繊維成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60119295A JP2571912B2 (ja) | 1985-06-01 | 1985-06-01 | 吸、放湿性繊維成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60119295A JP2571912B2 (ja) | 1985-06-01 | 1985-06-01 | 吸、放湿性繊維成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61282465A true JPS61282465A (ja) | 1986-12-12 |
JP2571912B2 JP2571912B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=14757873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60119295A Expired - Lifetime JP2571912B2 (ja) | 1985-06-01 | 1985-06-01 | 吸、放湿性繊維成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571912B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6461599A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-08 | Nitto Boseki Co Ltd | Mineral fiberboard |
WO2005085523A1 (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Japan Exlan Company Limited | 吸放湿紙およびその製造法 |
JP2023038335A (ja) * | 2020-07-10 | 2023-03-16 | 株式会社巴川製紙所 | 難燃性シート |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56140151A (en) * | 1980-03-31 | 1981-11-02 | Fuji Fibre Glass Co Ltd | Glass fiber binder |
JPS59199567A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-12 | 旭電化工業株式会社 | 無機繊維成型体 |
-
1985
- 1985-06-01 JP JP60119295A patent/JP2571912B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56140151A (en) * | 1980-03-31 | 1981-11-02 | Fuji Fibre Glass Co Ltd | Glass fiber binder |
JPS59199567A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-12 | 旭電化工業株式会社 | 無機繊維成型体 |
Cited By (6)
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JPS6461599A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-08 | Nitto Boseki Co Ltd | Mineral fiberboard |
JPH0450433B2 (ja) * | 1987-08-26 | 1992-08-14 | Nitto Boseki Co Ltd | |
WO2005085523A1 (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Japan Exlan Company Limited | 吸放湿紙およびその製造法 |
US7998312B2 (en) | 2004-03-03 | 2011-08-16 | Japan Exlan Company Limited | Moisture absorptive and desorptive paper and a method for manufacturing the same |
KR101060028B1 (ko) | 2004-03-03 | 2011-08-29 | 니혼 엑스란 고교 (주) | 흡방습지 및 그 제조법 |
JP2023038335A (ja) * | 2020-07-10 | 2023-03-16 | 株式会社巴川製紙所 | 難燃性シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2571912B2 (ja) | 1997-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |