JP2000045450A - 石膏ボードおよびその製造方法 - Google Patents

石膏ボードおよびその製造方法

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JP2000045450A
JP2000045450A JP10215451A JP21545198A JP2000045450A JP 2000045450 A JP2000045450 A JP 2000045450A JP 10215451 A JP10215451 A JP 10215451A JP 21545198 A JP21545198 A JP 21545198A JP 2000045450 A JP2000045450 A JP 2000045450A
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Shigeo Yoshida
繁夫 吉田
Kazuki Matsushita
量己 松下
Satoshi Kitagawa
聡 北川
Satoru Nagai
了 永井
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National House Industrial Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石膏ボードの性能を損なうことなく調湿性を
向上させる。 【解決手段】 調湿材24が配合された原紙20と、原
紙20に一体接合された石膏層30とを備える石膏ボー
ド10であり、原紙20に配合された調湿材24が優れ
た調湿機能を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の壁材など
として利用される石膏ボードと、このような石膏ボード
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石膏ボードは、石膏のスラリーをボード
状に成形し硬化および乾燥させて製造される。防火性や
遮音性に優れた建築材料として、建築物の壁面材などに
広く利用されている。住宅等の壁面に湿気が溜まったり
結露が生じたりするのを防止するために、石膏ボードに
吸放湿性あるいは調湿性を付与することが提案されてい
る。
【0003】実開昭63−125527号公報、特開平
1−230456号公報には、石膏ボードの原料に調湿
性に優れた木炭や活性炭、セピオライトなどの粉粒体を
配合しておく技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、石膏ボード
の原料である石膏スラリーに調湿性を向上させるための
粉粒体を配合しておくと、石膏ボードの製造が難しくな
るという問題がある。調湿性の粉粒体が石膏スラリーの
配合成分と反応を起こして石膏スラリーを変質させた
り、石膏スラリーの配合成分の分散性を低下させたり、
石膏スラリーの流動性を低下させたりすることがある。
また、調湿性の粉粒体を含有していることで、石膏ボー
ドの機械的強度や耐久性が低下したり、石膏ボードの優
れた防火性が損なわれることがある。石膏スラリーに調
湿材を均質に混合するのに手間がかかり作業性が悪くな
る。
【0005】特に、調湿性を高めるために前記粉粒体の
配合量を増加させると、上記問題が顕著に表れてくる。
本発明の課題は、石膏ボードの性能を損なうことなく調
湿性を向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る石膏ボード
は、調湿材が配合された原紙と、原紙に一体接合された
石膏層とを備える。以下に各構成について具体的に説明
する。 〔調湿材〕調湿材は、周囲の環境との湿度の違いによっ
て、内部に水分を取り込む吸湿性と内部の水分を外部に
放出する放湿性とが可逆的に発揮される材料である。通
常の建築材料などに利用されている調湿材が用いられ
る。
【0007】調湿材は、石膏ボード用の原紙を抄造など
で製造する際に含有させておくことのできる材料が好ま
しい。微細な粉粒体であれば、原紙に含有させ易い。粉
粒体として、粒度2mm以下のものが好ましい。粉粒体と
して、微細な孔を有する多孔質材料が好ましい。調湿材
として、以下の物質が使用できる。ゼオライト、セピオ
ライトを包含する多孔質鉱物。木炭、活性炭、パルプス
ラッジ炭、フェライト入り炭を包含する炭。塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、塩化リチウム、ケイ酸ソーダ
を包含する潮解性化合物。イソブチレン無水マレイン酸
系樹脂、ポリアクリル酸系樹脂、グラフト化デンプンを
包含する不溶性高吸水性樹脂。グリセリン、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリアクリル酸
ソーダ、ポリビニルアルコール、ポバール、CMC、ポ
リエチレンオキサイド、澱粉を包含する水溶性高分子。
アタバルジャイト、モンモリロナイト、ゾノトライト、
活性白土を包含する粘土鉱物。珪藻土。シリカゲル。こ
れらの物質群の中から、少なくとも1種、必要に応じて
複数種を組み合わせて使用することができる。
【0008】調湿材は、原紙に対して50重量%以下の
割合で配合されているのが好ましい。調湿材の配合量が
少なすぎると調湿効果が十分に発揮できず、調湿材の配
合量が多すぎると、原紙の製造が行い難くなる。調湿材
として、調湿機能の他に脱臭機能や防カビ機能などを有
する材料を用いることもできる。
【0009】調湿材となる粉粒体として、粉粒炭、各種
木材あるいは木質材の炭化物、食品,パルプ,紙などの
廃棄物を炭化処理したものなど、各種の炭化物を用いる
ことができ、調湿性および脱臭性に優れたものとなる。
食品廃棄物は、人体に対する安全性に優れている。食品
廃棄物として、コーヒー、茶、おから、食物等を用いる
ことができる。
【0010】粉粒体として、天然鉱物や人工的に合成さ
れた無機物を用いることができ、防火性に優れたものと
なる。無機物からなる多孔質の粉粒体として、原紙にバ
ランスの採れた調湿性能と脱臭性能を付与するには、例
えば平均細孔半径が20〜100Åで比表面積が20〜
200m2/gのもの、好ましくは20〜60Åで比表面
積が20〜200m2/gのものが使用される。
【0011】粉粒体の形状は、粉末状および/または粒
状であれば、不定形、球状、棒状、楕円球状などいずれ
でも良い。粉粒炭としては、原紙にバランスの採れた調
湿性能と脱臭性能を付与するという点を考慮すると、た
とえばその平均細孔半径が1.5〜100Åで比表面積
が50〜600m2/gのもの、好ましくはその平均細孔
半径が10〜50Åで比表面積が100〜300m2/g
のものが使用される。
【0012】粉粒炭と前記無機物からなる多孔質の粉粒
体とを組み合わせることで、バランスのとれた調湿性能
および脱臭性能が発揮できる。無機多孔質粉粒体と粉粒
炭との合計量に対する粉粒炭の割合は、20〜80重量
%であることが好ましい。粉粒炭の割合が80重量%を
越えるときには、吸湿した水分をなかなか放出せず、調
湿性能の欠如をきたし、結露発生などの問題が生じる。
粉粒炭の割合が20重量%未満では、粉粒炭に顕著な効
果である、脱臭効果や地球に対するマイナスイオン効
果、人間に対する健康的な環境の維持効果などの改善が
行い難い。
【0013】粉粒炭および無機多孔質粉粒体のいずれか
一方または両方に、日本工業規格Z8801で規定する
5mmの篩を通過するものを用いることができる。 〔原紙〕通常の石膏ボード用の原紙が使用できる。原紙
を抄造する際に、原紙材料のスラリー中に調湿材を配合
しておくことで、抄造後に乾燥した原紙中に調湿材が分
散して配置された状態になる。
【0014】原紙に配合する調湿材の量は、原紙および
調湿材の材質、要求性能等によって異なるが、通常は、
原紙に対して調湿材を50重量%以下の割合で配合して
おくのが好ましい。調湿材が多くなり過ぎると、原紙の
製造が困難になり、原紙の機械的強度などの特性が低下
する。 〔石膏層〕通常の石膏ボードを構成する材料が用いられ
る。具体的には、焼き石膏を主原料とし、必要に応じて
各種の混和材を加え、さらに水を加えて攪拌混合して石
膏スラリーを調製し、この石膏スラリーを板状その他の
所定の形状に成形し、硬化および乾燥させることで石膏
層が形成される。石膏スラリーを成形する際に、前記し
た原紙が用いられる。
【0015】混和材としては、通常の石膏ボードと同様
に、おが屑やパルプ、パーライトなどが用いられる。混
和材として、前記した原紙に配合したのと同様の調湿材
を用いることができる。但し、調湿材を配合する場合、
石膏スラリーの調製および石膏ボードの製造に支障を来
さず、石膏ボードの性能を損なわない材料および配合量
を採用する必要がある。石膏層の全体に占める調湿材の
割合は、5〜60%の範囲が好ましい。
【0016】〔石膏ボード〕前記した石膏層と原紙とか
らなる石膏ボードの形状や構造は、通常の石膏ボードと
同様にすることができる。板状をなす石膏層の片面もし
くは両面に原紙を配置することができる。石膏層の外周
に筒状の原紙を配置することもできる。石膏層の外面に
加えて、石膏層の内部にも原紙を介在させることができ
る。
【0017】石膏ボードを製造するには、予め準備され
た原紙の上に、石膏スラリーを層状に供給することで、
原紙上に石膏スラリーの成形体を形成し、原紙に石膏ス
ラリー成形体を支持したままの状態で、石膏スラリーか
らの水分の除去や硬化および乾燥を行う。その結果、石
膏スラリー成形体からなる石膏層に原紙が一体接合され
た石膏ボードが得られる。
【0018】石膏スラリー成形体の両面に原紙を配置す
れば、石膏層の両面に原紙が配置された石膏ボードが得
られる。筒状に配置された原紙の中央に石膏スラリーを
押出成形すれば、筒状の原紙で囲まれた石膏層を有する
石膏ボードが能率的に得られる。石膏ボードには、石膏
層および原紙のほかに別の材料からなる層を積層してお
くことができる。
【0019】〔透湿仕上げ材〕原紙の外面側に、透湿性
を有する仕上げ材を積層しておくことができる。透湿仕
上げ材は、石膏ボードの外観性を高め、石膏ボードを室
内壁面の内装仕上げ材として利用可能にする。透湿仕上
げ材として、紙や布などのシート材を用いることができ
る。これらのシート材は、通気性を有する接着剤を用い
て原紙の表面に接着しておくことができる。
【0020】透湿仕上げ材として、通気性塗料による塗
膜が採用できる。透湿仕上げ材として、原紙に配合され
た調湿材の機能を十分に生かすために、1000g/m
2 ・24hr以上の透湿性を有する材料が好ましい。透
湿仕上げ材の具体例として、ナイロンやポリエステル等
の合成樹脂繊維からなる通気性織布、多数のピンホール
を貫通形成した塩ビクロス、素材自体が吸放湿性を有す
る羊毛や絹、綿などを用いた織布から作製された壁紙が
挙げられる。
【0021】〔防湿層〕石膏ボードの外面のうち1部の
面に、湿気の通過を遮断する防湿層を配置しておくこと
ができる。防湿層として、防湿性を有する合成樹脂フィ
ルム、防湿性塗膜などが用いられる。
【0022】石膏ボードの外面のうち、少なくとも一部
の面には原紙が露出して配置されていなければ、原紙が
有する調湿機能が発揮できない。原紙の表面に配置され
た透湿仕上げ材が外面に露出していてもよい。防湿層
は、石膏ボードの外面のうち、原紙を露出させて調湿機
能を発揮させる面以外の面であって、その面を湿気の通
過を遮断する必要がある面に配置しておく。例えば、住
宅の壁面に石膏ボードを施工する場合、室内側に調湿機
能を発揮させる原紙を配置し、その反対面側に防湿層を
配置する。これにより、壁の内部空間に湿気が浸入した
り、壁の内部空間から室内側へと湿気が通過することを
阻止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明について具体的に説明す
る。図1に示す石膏ボード10は、中央に厚い板状をな
す石膏層30が配置され、その外周に筒状の原紙20が
一体接合されている。原紙20は、パルプなどの紙繊維
22と、紙繊維22の三次元網目構造の内部に取り込ま
れた調湿材の粉粒体24とで構成されている。
【0024】図2に示す石膏ボード10は、板状の石膏
層30の片面のみに原紙20が配置されている。原紙2
0の反対面には防湿層40が配置されている。原紙20
の外面には透湿仕上げ材50が配置されている。このよ
うな構造の石膏ボード10は、住宅の壁面材として使用
できる。室内側に原紙20および透湿仕上げ材50を配
置し、壁内部側に防湿層40を配置する。室内の湿気が
高くなると、湿気が透湿仕上げ材50を通過して原紙2
0に吸湿されて、室内に湿気が溜まるのを防ぐ。室内の
湿気が低くなると、原紙20に保持されていた湿気が透
湿仕上げ材50を通過して室内に供給され、室内の湿度
を上げる。その結果、室内の湿気が一定に保たれる。石
膏ボード10の壁内部側には防湿層40が配置されてい
るので、原紙20に吸湿された湿気が壁内部側に浸入す
ることが阻止される。また、壁内部側で発生したり室外
から壁内部側に浸入した湿気が、室内側に通過すること
も、防湿層40によって良好に阻止されることになる。
【0025】図3は、石膏ボード10の製造方法を示
し、予め準備された原紙20をコンベアなどに載せて一
定方向に走行させながら、原紙20の上方に、予め調製
された石膏スラリー32を供給していく。石膏スラリー
32は一定の厚みで堆積して板状になる。石膏スラリー
32の上に別の原紙20を供給すれば、石膏スラリー3
2の両面に原紙20を配置することもできる。石膏スラ
リー32は経時とともに自ら硬化する。石膏スラリー3
2の成形体がある程度まで硬化すれば、石膏スラリー3
2を原紙20とともに適当な寸法に裁断したり加工した
りすることが可能になる。
【0026】石膏スラリー32を原紙20とともに乾燥
機などに送り込んで乾燥させれば、石膏層30と原紙2
0とが一体接合された石膏ボード10が得られる。前記
した防湿層40や透湿仕上げ材50は、石膏スラリー3
2の成形時に原紙20とともに配置しておき、石膏スラ
リー32の硬化乾燥とともに一体接合されるようにして
もよいし、硬化あるいは乾燥した石膏ボード10に接着
などの手段で接合することもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明の石膏ボードは、原紙に配合され
た調湿材が周囲の環境中に含まれる湿気を吸収したり放
出したりすることによって、環境の湿度を一定に維持す
ることができる。原紙は紙繊維で構成される三次元網目
構造の内部に粉粒体などからなる調湿材を十分な量で確
実に保持しておけるとともに、調湿材への湿気の流通を
良好に行わせることができる。建築物の壁面等に使用し
たときに、室内環境などに近い位置に配置される原紙に
調湿材が配合されるので、環境変化に対応して迅速な調
湿作用が発揮できる。原紙は、石膏ボードの製造上必要
とされる部材であるから、調湿機能を持たせるための特
別な構造部材を付加する必要がない。石膏層に大量の調
湿材を配合しておく必要がないので、石膏ボードの基本
的な特性を低下させる心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を表す石膏ボードの断面図
【図2】別の実施形態を表す石膏ボードの断面図
【図3】石膏ボードの製造工程を表す概略断面図
【符号の説明】
10 石膏ボード 20 原紙 22 紙繊維 24 調湿材粉粒体 30 石膏層 40 防湿層 50 透湿仕上げ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 量己 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 北川 聡 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 永井 了 岐阜県土岐市駄知町2321番の2 高砂工業 株式会社内 Fターム(参考) 2E109 AA08 AB07 CA07 DA03 EA05 2E129 CA23 CC08 DA02 DA06 2E162 CA16 CC06 FC05 FC07 FC09 FD06 4F100 AA03A AA03B AA05A AA05B AA06A AA06B AA20A AA20B AA23A AA23B AA37A AA37B AC04A AC04B AC10A AC10B AE06B AH02A AH02B AJ06A AJ06B AJ07A AJ07B AK09A AK09B AK21A AK25A AK25B AK54A AK54B AR00C AR00D BA00C BA00D BA02 BA03 BA04 BA10A CA30A CA30B DE01A DE01B DG10A EH11 EJ082 EJ862 GB08 JA20A JA20B JD04C JD04D JD15A JD15B JD16A JD16B JL07 JM10A JM10B YY00A YY00B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調湿材が配合された原紙と、 前記原紙に一体接合された石膏層とを備える石膏ボー
    ド。
  2. 【請求項2】前記調湿材が、 ゼオライト、セピオライトを包含する多孔質鉱物と、 木炭、活性炭、パルプスラッジ炭、フェライト入り炭を
    包含する炭と、 塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化リチウム、ケ
    イ酸ソーダを包含する潮解性化合物と、 イソブチレン無水マレイン酸系樹脂、ポリアクリル酸系
    樹脂、グラフト化デンプンを包含する不溶性高吸水性樹
    脂と、 グリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
    コール、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコー
    ル、ポバール、CMC、ポリエチレンオキサイド、澱粉
    を包含する水溶性高分子と、 アタバルジャイト、モンモリロナイト、ゾノトライト、
    活性白土を包含する粘土鉱物と、 珪藻土と、 シリカゲルとからなる群から選択された少なくとも1種
    である請求項1に記載の石膏ボード。
  3. 【請求項3】前記調湿材が、前記原紙に対して50重量
    %以下の割合で配合されている請求項1または2に記載
    の石膏ボード。
  4. 【請求項4】前記調湿材が、粒度2mm以下の粉粒体であ
    る請求項1〜3の何れかに記載の石膏ボード。
  5. 【請求項5】前記調湿材が、前記石膏層にも配合されて
    いる請求項1〜4の何れかに記載の石膏ボード。
  6. 【請求項6】前記原紙の外面側に、湿気を通過させる透
    湿仕上げ材が配置されている請求項1〜5の何れかに記
    載の石膏ボード。
  7. 【請求項7】前記石膏ボードの外面のうち、一部の面に
    は前記原紙または原紙の外面側に配置された前記透湿仕
    上げ材が露出して配置され、残りの面には、湿気の通過
    を遮断する防湿層が配置されている請求項1〜6の何れ
    かに記載の石膏ボード。
  8. 【請求項8】請求項1〜7に記載の石膏ボードを製造す
    る方法であって、 前記調湿材が配合された原紙を準備する工程と、 前記石膏層の原料となる石膏スラリーを準備する工程
    と、 前記石膏スラリーを前記原紙に支持させ、その状態のま
    まで石膏スラリーを硬化および乾燥させて石膏層を構成
    し、石膏層と原紙とが一体接合された石膏ボードを得る
    工程とを含む石膏ボードの製造方法。
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