JPS6242735A - 無機質調湿材 - Google Patents

無機質調湿材

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JPS6242735A
JPS6242735A JP18272485A JP18272485A JPS6242735A JP S6242735 A JPS6242735 A JP S6242735A JP 18272485 A JP18272485 A JP 18272485A JP 18272485 A JP18272485 A JP 18272485A JP S6242735 A JPS6242735 A JP S6242735A
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JP
Japan
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inorg
inorganic
sodium
foaming
glyoxal
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JP18272485A
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Kyoji Toba
鳥羽 亨二
Toshiaki Doi
俊明 土井
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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  • Drying Of Gases (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種建築物において、室内の環境調湿性に優れ
た機能を発揮する無機質調湿材に関するものである。
(従来技術とその問題点) 建築物の内装材としては、防火性、断熱性、湿度調節性
が要求され、この要求を満たすために、従来から珪酸カ
ルシウム板や発泡セメント板等の無機質の多孔質材料が
使用されている。
しかしながら、これらの無機質内装材は、ある程度の吸
放湿性を有し、湿度調節機能を有するが、構造上、密度
が高くて表面積が小さいために、木材に比べて吸放湿量
が小さくで湿度調節性能が低く、又、アルカリ性である
ために、放湿時にアルカリ成分が放出されて美術品に変
色や変質を招く虞れがあり、絵画等の文化財の保存等に
悪影響を及ぼすという問題点があった。
(発明の目的) 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、防
火性、断熱性を有し、且つアルカリ成分を殆んど放出す
ることなく、しかも、木材以上の優れた調湿機能を発揮
する無機質調湿材を提供するものである。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、本発明の無機質調湿材は、
パーライト、発泡シリカ等の無機発泡材を珪酸ナトリウ
ム等の珪酸アルカリ金属を主体とする無機結合剤で結合
固化してなる無機質固化体において、該固化体内部にグ
リコール酸ナトリウム等の吸湿性を有するアルカリ金属
化合物を混在せしめたことを特徴とするものであり、詳
しくは珪酸ナトリウムと反応してナトリウム化合物から
なる吸湿性物質を生成するアルデヒド類を添加して結合
、固化するか、若しくは予め生成したグリコール酸アル
カリ金属塩等の吸湿性物質を添加して固化体内部に混在
させたものであり、非常に高い吸、放湿性を発揮すると
共に結合剤中のナトリウムイオン等のアルカリ成分をア
ルカリ金属塩等の化合物として中性化してしまい、アル
カリ成分の放出をな(して室内環境を中性に保つことが
できるように構成したものである。
(実施例の説明) 次に、本発明の具体的な実施例を固化体内部にアルカリ
金属化合物を反応によって生成させる場合について詳述
すると、fli湿材はパーライト、発泡シリカ、発泡シ
ラス、バーミキュライト等の無機発泡体を骨材とし、こ
の無機発泡体に珪酸ナトリウムを主体とする無機結合剤
とグリオキサール等のアルデヒド類とを添加して結合、
固化し、平板状に成形されてなるものである。
この調湿材を構成する主な組成物である無機発泡体とし
ては、その粒度が100μよりも小さいと発泡体間の空
隙が小となり、そのため、多孔性が損なわれて内部まで
も充分な吸湿機能を発揮させることができなくなるもの
であり、又、400μ以上の大きな粒度のものを使用す
ると、単位体積当たりの表面積が小さくなって調湿機能
が低下するので、全体の50%以上が100〜400μ
の粒径の発泡体で形成することが望ましい。
又、調湿材は通気性を保持するために、比重0゜2〜0
.7の軽量で且つポーラスな固化体で形成されている。
無機発泡体の結合剤である珪酸ナトリウムと共に無機発
泡体に添加しているアルデヒド類は、珪酸ナトリウムと
反応してナトリウム化合物からなる吸湿性物質を生成す
るものであり、このようなアルデヒド類としては、グリ
オキサール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒ
ド、マレインジアルデヒド等の脂肪族アルデヒド及びフ
タルアルデヒド等の芳香族アルデヒドがある。
このようなアルデヒド類において、低分子量のグリオキ
サールを用いて珪酸ナトリウムとの反応によりグリコー
ル酸のナトリウム塩を生成させれば、調湿材の製造時に
おける混合、攪拌が容易となるばかりでなく、得られた
調湿材が放湿性のみならず吸湿性も良好となる。
グリオキサールの添加量は、珪酸ナトリウムに対して5
〜10%重量部、全体量に対して1.5〜2゜0%重量
部とすることが、珪酸ナトリウムの硬化及び吸湿性の点
から望ましい。
このグリオキサールは、珪酸ナトリウム中のアルカリ成
分であるNaを捕捉して無機質材を中性にすると共にグ
リコール酸のナトリウム塩を生成するものであり、その
生成時に二酸化珪素が析出して珪酸ナトリウムのゲル化
が進行し、硬化が速やかに行われる。
さらに、グリコール酸のナトリウム塩は吸水性を発揮し
て高い吸湿性を発現すると共に、外部が乾燥すると適度
に放湿して調湿作用を発揮するものである。
無機発泡材に添加するその他の材料としては、補強材と
してガラス繊維、ポリプロピレン繊維等の繊維や木粉、
バルブ等がある。
なお、上記グリコール酸ナトリウムは、水溶液の状態に
して添加して乾燥固化時に結晶を固化体内に析出させて
もよいが、珪酸ナトリウムとの反応で生成させる方が結
合剤のゲル化が早まって生産性が良く、又、予め結合剤
中に上記アルデヒド類を添加して混合しておくのが固化
体内部に均一に分散生成させることができて好ましい。
又、吸湿、放湿性を有するアルカリ金属化合物としては
、上記ナトリウム化合物の他にカリウム化合物、例えば
、グリコール酸カリウム、マロン酸カリウム等も使用し
得るものであり、その他、ゼオライトやポリアクリル酸
ソーダ等の公知の吸湿材料を混合使用してもよい。
次ぎに、発泡前剤70重量%、珪酸ナトリウム29重量
%、ポリプロピレン1重量%、及び珪酸ナトリウムに対
してグリオキサールを10%添加して乾燥固化させてグ
リコール酸ナトリウムを生成せしめた本発明実施例の無
機質調湿板材をAとし、この組成物のうち、グリオキサ
ールを添加していない通常の無機質調湿板材をBとし、
珪酸カルシウム板をCとしてこれらの物性を比較する。
(1)、吸、放湿性 この吸、放湿量の測定は、25℃、50%に調湿した試
験室に材料を入れて80%の湿度にまで上げ、その時の
吸湿量を測定したのち、80%から50%にまで試験室
の湿度を下げて放湿量を測定したものである。
(2)、環境汚染性(環境アルカリ 度)なお、評価は文化庁のモニター変色試験紙法による
空気中のアルカリ性の度合を示す(評価の値で1は中性
、6はアルカリ性、3は弱アルカリ性を示す)。
(発明の効果) 以上のように本発明の無機質調湿材によれば、パーライ
ト、発泡シリカ等の無機発泡材に珪酸ナトリウム等の珪
酸アルカリ金属を主体とする無機結合剤で結合固化して
なる無機質固化体内部に、グリコール酸ナトリウム等の
吸湿性を有するアルカリ金属化合物を混在せしめてなる
ものであるから、通常の無機質材と同様に防火性、断熱
性に優れているのは勿論、その内・部に吸湿性を有する
アルカリ金属化合物を混在せしめているので、無機発泡
材による多表面積と相まって、非常に高い吸放湿性を発
揮することができ、さらに、調湿材中のアルカリ成分が
アルカリ金泥化合物として中和されているため、放湿時
におけるアルカリ成分の放出がなくなり、アルカリ成分
の悪影響を受けてはいけない文化財等を保存している美
術館や博物館、歴史民俗資料館、さらには図書館の書庫
、病院、食品工場、機械室、その他の建築物の内貼材と
して極めて有益なものである。
I!2ノ3′−二一

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、パーライト、発泡シリカ等の無機発泡体を珪酸
    ナトリウム等の珪酸アルカリ金属を主体とする無機結合
    剤で結合固化してなる無機質固化体において、該固化体
    内部にグリコール酸ナトリウム等の吸湿性を有するアル
    カリ金属化合物を混在せしめたことを特徴とする無機質
    調湿材。
  2. (2)、珪酸ナトリウムを主体とする無機結合剤にアル
    デヒド類を反応させて、固化体内部にナトリウム化合物
    を生成せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の無機質調湿材。
JP60182724A 1985-08-20 1985-08-20 無機質調湿材 Expired - Fee Related JPH0649131B2 (ja)

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JPH0649131B2 (ja) 1994-06-29

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